ニッカンプロ野球

田村藤夫のファームリポート

2019年まで中日2軍バッテリーコーチとして若手を育成してきた田村藤夫氏が、ファームで目にとまった選手や期待の若手選手の現状をチェックする。

田村藤夫のファームリポート

【田村藤夫】現役引退を決めた元日本ハム投手柿木蓮さん(24=大阪桐蔭)が話してくれたこと

現役引退を決めた柿木さんは、田村さんとのツーショットを自撮りしてくれた(提供・田村藤夫)

【200】<柿木蓮インタビュー>◇12日◇千葉・松戸市内今回はプレーを解説・評論するコンテンツではなく、現役生活に別れを告げた元NPB投手にインタビューし、その胸の内を聞いた。 柿木蓮投手(24=大阪桐蔭)は、2018年ドラフト5位で日本ハムに入団。昨年オフに戦力外通告を受けていた。去就を考え抜いた柿木さんは12月28日、ついに家族に現役引退を伝えた。 私は...

【田村藤夫】インパクトがあった中日大卒ルーキー・辻本倫太郎のショートの動き

中日辻本倫太郎(2024年6月25日撮影)

【199】<フェニックス・リーグ・中日6-6DeNA>◇13日◇SOKKENフェニックス・リーグ現地取材2回目は、中日の大卒ルーキー・辻本倫太郎内野手(23=仙台大)の遊撃手の守備。思わず目がひきつけられた。    ◇   ◇   ◇        1試合の中で、辻本が見せた動きはどれも秀逸なものばかりだった。私は捕手としてホーム真後ろから見ていたため、ショ...

【田村藤夫】阪神高卒2年目・井坪陽生外野手(19=関東第一)が深く考えるべき好不調の波とは

阪神井坪陽生(2024年7月3日撮影)

【198】<フェニックス・リーグ・阪神9-4日本ハム>◇12日◇SOKKENみやざきフェニックス・リーグ5年目の現地取材です。今回は阪神の高卒プロ2年目、井坪陽生外野手(ひなせ・19=関東第一)の走塁と、守備について忌憚(きたん)のない指摘となりました。    ◇    ◇    ◇    フェニックスリーグに足を運ぶ楽しみのひとつが、普段は球場で見ることが...

【田村藤夫】ソフトバンク・ドラ1位・前田悠伍投手がデビュー戦で直面したファウル3球の現実

ソフトバンク先発の前田悠伍(2024年10月撮影)

【197】<ルーキー・リポート:ソフトバンク8-6オリックス>◇1日◇みずほペイペイドームソフトバンクの高卒ドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手(19=大阪桐蔭)の1軍デビュー戦に注目した。  ◆   ◆     今回はどうしても前田悠の1軍初登板が見たかったので、現場に足を運ぶことはできなかったが、テレビ観戦でじっくり見させてもらった。 本来の姿ではない、デ...

【田村藤夫】ロッテ高卒ルーキー木村優人に感じる高い将来性を解説

ロッテドラフト3位の木村優人(2024年1月10日撮影)

【196】<ファームリポート・DeNA8-0ロッテ>◇28◇横須賀ロッテの高卒ルーキー・木村優人投手(19=霞ケ浦)のピッチングが非常に印象に残った。先発して1回だけだったが、イニングが短いことで、かえってもっと見たかったな、という思いが強くなる、そんなピッチングだった。     ◇   ◇   ◇   1回6打者に対して21球を投げ、3安打(1本塁打)1奪...

【田村藤夫】西武2年目・山田陽翔のツーシームにはプロで生き残る武器への予感

西武山田陽翔投手(2023年10月30日撮影)

【195】<ファームリポート・日本ハム6-1西武>◇21日◇鎌ケ谷スタジアム西武の高卒2年目・山田陽翔投手(20=近江)のピッチングを1週間で2度見ることができた。甲子園での雄姿から、変わった部分も、成長した部分も感じることができた。    ◆   ◆   ◆     昨年は3軍にいた期間が長く、私は試合で投げる姿は見られなかった。15日のDeNA戦で久しぶ...

【田村藤夫】ホームランか三振か…日本ハムの大型野手、3年目・阪口楽の魅力を探る

日本ハム阪口楽(2024年8月31日撮影)

【194】<ファームリポート・日本ハム6-10ヤクルト>◇18日◇鎌ケ谷スタジアム18日に鎌ケ谷に足を運ぶことができたので、その試合から、日本ハムの大型野手・阪口楽(うた)内野手(21=岐阜第一)のバッティングについてリポートする。187センチ、96キロの左バッターは、いかにも長打を打ちそうな雰囲気に包まれていた。    ◇   ◇   ◇     2回裏、...

【田村藤夫】6回4安打無失点でも、DeNA小園健太のナイスピッチングと言えない内容

DeNA小園健太(2024年4月25日)

【193】<ファームリポート・DeNA1-0西武>◇15日◇横須賀今週は15日のDeNAの試合から、先発した小園健太投手(21=市立和歌山)を解説することにした。 6回89球で4安打3三振、3四球での無失点という内容だった。21年センバツ大会でのピッチングを見てきたものとしては、真っすぐ、フォークへの物足りなさと、カーブの可能性という相反する評価となった。 ...

【田村藤夫】3年目、ロッテ秋山正雲のピッチング組み立てに明確な意思を見た

ロッテ秋山正雲(2024年3月撮影)

【192】プロ3年目の左腕・秋山正雲(21=二松学舎)のピッチングに注目した。11日に鎌ケ谷スタジアムで行われた日本ハム-ロッテ戦(延長10回5X-4)を見て、秋山に内角球を軸に、ピッチングを組み立てようとする明確な意思を感じた。  ◆   ◆     秋山は2番手で登板し、1イニングをノーヒット2三振と完璧な内容だった。日本ハム打線は矢沢、野村、有薗という...

【田村藤夫】甲子園大会で軽視できない確率3割3分3厘 酷暑で起きた現象を考える

【191】<ファームリポート・高校野球甲子園大会・総括編>第106回甲子園大会では、前半の1回戦を4日間、現地で取材することができた。母校関東第一が快進撃を見せてくれ、私としては最後の最後までハラハラさせていただき、素晴らしい高校野球を堪能させていただいた。 何も言うことはないし、これだけの熱戦をやり抜いた高校球児と、大会を運営した方々に深く感謝したい。酷暑...

【田村藤夫】大会初登板の大後を先発マウンドに送った関東第一・米沢監督の肝っ玉に驚嘆

神村学園対関東第一 神村学園に勝利し喜ぶ関東第一ナイン(撮影・石井愛子)

【190】<甲子園大会編:関東第一2-1神村学園>◇21日◇準決勝◇甲子園捕手にとって、これ以上の瞬間はあるだろうか。 関東第一が1点リードの9回表、神村学園は2死一、二塁。打席にはこの大会初打席の左打者玉城。カウント1-2とエース坂井が追い込んだ5球目、真ん中やや外寄りの真っすぐをセンター前へ。 センター飛田が捕球する間際に打球が弾むも冷静に捕球し、勢いを...

【田村藤夫】西日本短大付-金足農の両二塁手の深い守備位置に感じる高校野球の進化

金足農対西日本短大付 金足農に勝利しアルプススタンドへあいさつに向かう西日本短大付ナイン(撮影・加藤哉)

【187】<甲子園大会編:西日本短大付6-4金足農>◇9日◇甲子園今年も甲子園大会を現地で取材する機会に恵まれた。年々暑さが厳しくなり、灼熱(しゃくねつ)のグラウンドで必死に白球を追う球児を見守ることができる。球児は大変だと思うが、地方大会を勝ち抜いたからこその経験。存分に戦ってほしい。 その中で、大会3日目の第2試合、西日本短大付-金足農では、何か新しい発...

【田村藤夫】1軍でも通用する球威を持ちながら金久保優斗が逆球に苦労する理由とは

ヤクルト金久保優斗(2023年6月20日撮影)

【186】<ファームリポート:ヤクルト5-1楽天>◇3日◇戸田先発したヤクルト金久保優斗投手(24=東海大市原望洋)の立ち上がりに注目した。1軍で活躍できるボールがあるだけに、初回先頭打者への逆球の多さがとても気になった。   ◇  ◇  ◇ 先発金久保と聞いて、なかなか1軍に定着できないんだなと考えながら、立ち上がりのピッチングに注目していた。いいボールは...

【田村藤夫】巨人プロ2年目・浅野翔吾のバッティングで気が付いた課題

巨人浅野翔吾(2024年3月31日撮影)

【185】<ファームリポート:日本ハム8-2巨人>◇25日◇鎌ケ谷巨人のプロ2年目・浅野翔吾外野手(19=高松商)のバッティングに注目した。   ◇  ◇  ◇ まだ高松商での甲子園大会から見て来た素材だけに、ファームで見せるバッティングは突き詰めて観察させてもらった。捕手目線で分析した時、率直に感じたポイントを解説したい。 第1打席は1死走者なし。前打者が...

【田村藤夫】DeNA上甲凌大捕手のフレーミングにトライする姿に感じること

DeNA上甲

【184】<ファームリポート:DeNA0-3日本ハム>◇22日◇横須賀DeNAの上甲凌大捕手(23=IL・愛媛マンダリンパイレーツ)のキャッチングで、フレーミングにトライしようと感じる場面があった。若い捕手が新しい技術をものにしようとする姿から、いくつか気づいた点を解説したい。    ◇   ◇   ◇ 22年の育成1位で入団し、ファームでの結果を受け、昨夏...

【田村藤夫】進歩とボーンヘッドと。日本ハム進藤勇也捕手(22)の現在地

日本ハム進藤(2024年2月撮影)

【183】<ファームリポート:日本ハム2-5西武>◇11日◇鎌ケ谷ほぼ2カ月ぶりに日本ハム進藤勇也捕手(22=上武大)のプレーをじっくり見させてもらった。意識の高さを感じつつ、思わぬプレーを目の当たりにして、まだまだ修業の最中にあることを、あらためて実感した。  ◆   ◆ 4月に進藤のプレーを見た時は、走者一、三塁で座ったまま投手に返球する進藤の動きが気に...

【田村藤夫】必ずどこかでつまずく…DeNA度会隆輝にとって今がプロの壁を感じるべきタイミング

DeNA度会隆輝(2024年5月6日撮影)

【182】<ファームリポート:DeNA5-3オイシックス>◇9日◇横須賀DeNAの度会隆輝外野手(21=ENEOS)のプレーに、攻守において明確な改善点が見受けられた。    ◇   ◇   ◇    第1打席は2回の先頭バッターとして迎えた。フルカウントから外角高めのボール球を振ってファウル。続けてファウルして、8球目の内角真っすぐに詰まり左飛。 6球目の...

【田村藤夫】ヤクルト奥川恭伸投手の今後について気になる課題を掘り下げる

ヤクルト奥川恭伸(2024年2月18日撮影)

<イースタン・リーグ:ヤクルト4-2西武>◇26日◇戸田ヤクルトの奥川恭伸投手(23=星稜)が先発して7回を2失点(自責0)と好投した。投球内容には前向きなものと、課題が残る。安定した制球力を誇る右腕の今後について、詳しく触れたい。    ◇   ◇   ◇ 100球でマウンドを降りたが、随所に力強いボールもあり、低めの真っすぐで栗山から空振り三振を奪うなど...

【田村藤夫】独立L・埼玉武蔵-信濃で感じた「誰かが見ているかもしれない」との思い

BCリーグ 埼玉武蔵ヒートベアーズの選手ら(2023年3月18日撮影)

【180】<ファームリポート・独立リーグ(ルートインBCリーグ):埼玉武蔵ヒートベアーズ6-9信濃グランセローズ>◇12日◇レジスタはじめて独立リーグのルートインBCリーグを球場で見させてもらった。球場のお客さんが試合を楽しむ雰囲気と、選手がプロを目指して一生懸命に取り組む姿は、ファームで感じる熱気とは少し異なり、非常に新鮮だった。   ◇  ◇  ◇ 試合...

【田村藤夫】日本ハム育成契約の孫易磊が見せた大器の片鱗 球質良く、マウンド度胸も

日本ハム孫易磊(2024年2月22日撮影)

【179】<ファームリポート:日本ハム4-3DeNA>◇8日◇鎌ケ谷日本ハムの育成契約で、昨年のU18台湾代表エース・孫易磊(スン・イーレイ)投手(19=中国文化大)の登板を見る機会に恵まれた。いずれはメジャー挑戦も夢見る大器は、6回から登板し、1イニングを1安打2奪三振1四球での無失点と、まずまずの内容だった。     ◇    ◇    ◇ 最速153キ...

【田村藤夫】DeNA高卒2年目、松尾汐恩捕手には相手の盗塁意欲を削ぐプレーを考えてもらいたい

笑顔で引き揚げるDeNA松尾(2023年2月6日撮影)

【178】<ファームリポート:日本ハム6-6DeNA(延長11回)>◇6日◇鎌ケ谷DeNAの高卒2年目、松尾汐恩捕手(19=大阪桐蔭)の動きに注目した。この試合では、二塁への送球に改善点が感じられた。    ◇   ◇   ◇ 試合ではイニング間にバッテリーは投球練習をする。5球の中で、真っすぐの感触や、変化球の曲がり具合をチェックする大切な時間だ。そして、...

【田村藤夫】ヤクルト高卒ルーキー捕手・鈴木叶へ サインは完璧に覚えなきゃダメだぞ!

ヤクルト鈴木叶(2024年3月撮影)

【177】<ファームリポート:ヤクルト2X-1ロッテ>◇21日◇戸田ヤクルトの高卒ルーキー捕手・鈴木叶(18=常葉大菊川)がサヨナラヒットを放ち非常に印象に残った。また、キャッチングの技術的な部分と、もっとも根本的な部分での課題と、いろんな側面を見ることができた。    ◇   ◇   ◇ サヨナラヒットを放った場面では、フォークを鮮やかにレフト前に運んだ。...

【田村藤夫】日本ハムの快速左腕・細野晴希は今後、空振りを取るようになるかが鍵を握る

日本ハム対オイシックス プロ初登板を果たした日本ハム細野(撮影・黒須亮)

【176】<ファームリポート:日本ハム3-0オイシックス>◇20日◇鎌ケ谷日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(22=東洋大)がプロデビュー戦で先発した。1イニングだけだったが、最速158キロ左腕の片りんは十分に感じることができた。      ◇     ◇     ◇ 全16球のうち11球がストライク。うち変化球は6球投げて、4球がストライク。制球はいいと...

【田村藤夫】西武俊足ショート滝沢夏央の驚くべき快足と突き詰めるべき懸念

西武滝沢夏央(2023年5月3日撮影)

【175】<ファームリポート:ヤクルト4-2西武>◇17日◇戸田西武の滝沢夏央(20=関根学園)の足に魅了され、圧倒された試合だった。そして、見えてきた懸念材料を考えたい。    ◇   ◇   ◇  3安打を放ち、試合の随所で好守備を見せてくれた。2回には山田の痛烈なハーフライナーを体を後ろにそらしながらも好捕。球際の強さを感じた。 4回には北村の、やはり...

【田村藤夫】日本ハムのドラフト2位・進藤勇也の返球シーンに覚えた違和感

日本ハム進藤勇也(2024年3月3日撮影)

【174】<ファームリポート:日本ハム5-3楽天>◇6日◇鎌ケ谷日本ハムの大卒ドラフト2位、期待の強肩捕手・進藤勇也(22=筑陽学園~上武大)の実戦をじっくり見させてもらった。   ◇  ◇  ◇ 2月の名護キャンプで進藤の実戦を見たが、肩はいい、キャッチングも受ける姿がとても良く、開幕スタメンもあり得るのではと感じていた。最後の最後に2軍合流となったが、こ...

【田村藤夫】21日に開幕2軍が決定も、ここで腐る根尾昂ではない 必ずチャンスは来る

中日根尾昂(2024年3月9日撮影)

【173】<ファームリポート:中日ファームシートバッティング>◇24日◇ナゴヤ球場室内練習場 開幕2軍が決まった中日・根尾昂投手(23=大阪桐蔭)が室内練習場で行われたシートバッティングに登板し、打者25人に四球2、8安打、2失点という内容だった。  ◆   ◆ 21日に立浪監督が根尾の開幕2軍を明言していた。根尾はオープン戦で3試合に登板して防御率3・86...

【田村藤夫】接戦を落とした関東第一の攻撃に課題 八戸学院光星・洗平比呂156球の力投は見事

八戸学院光星対関東第一 タイブレークの末に敗れ、スコアボードを背に一礼する関東第一の選手たち(撮影・浅見桂子)

<センバツ高校野球:八戸学院光星5-3関東第一>◇18日◇1回戦1977年に関東第一を卒業し、評論家になりはじめて母校の試合を甲子園で見ることができた。試合は負け、校歌は聴けなかった。それでも、試合後にグラウンドを引き揚げる関東第一に、スタンドからは大きな拍手。胸にじんと染みる光景だった。 OBとしては勝てなかったが、いい試合だった。両左腕の好投で幕を開け、...

【田村藤夫】日本ハムの二刀流・矢沢宏太投手へ スライダーの1球、1球に感覚を研ぎ澄ませ!

日本ハム矢沢宏太(2024年2月21日撮影)

【171】<ファームリポート・教育リーグ:日本ハム1-0楽天>◇13日◇鎌ケ谷日本ハムの二刀流の矢沢宏太投手(23)が1イニング1安打と好投した。特段、批判する内容ではないピッチングに、私はひとつの着眼点を見た。    ◇   ◇   ◇    こういうシーンこそ、私は見ていて良かったと思う。それは、こうしたリポートを読むプロ野球ファンの方が、わずかばかりで...

【田村藤夫】DeNAの4位・石上泰輝内野手には、意味ある教育リーグでのミスにしてほしい

石上泰輝(2024年3月3日撮影)

【170】<ファームリポート・教育リーグ:DeNA2-3巨人>◇5日◇横須賀 ここまで新戦力として大健闘しているDeNAのドラフト4位、大卒ルーキー石上泰輝内野手(22=東洋大)だが、教育リーグ巨人戦で見えた攻守での細かい改善点をリポートする。  ◆  ◆  ◆   沖縄のキャンプ取材から戻り、まだまだ真冬の寒さが残る関東で、教育リーグを見た。DeNAの石上...

【田村藤夫】初めて見た 中日・根尾昂のキャンプでの会心の笑顔

マウンドで集中する中日根尾昂=2024年2月17日

【169】<ファームリポート・キャンプ取材編> 中日の北谷キャンプを訪れ、根尾昂投手(23=大阪桐蔭)のピッチングを取材した。現状では1軍先発ローテーション入りを目指して競争の最中にある。気が抜けないキャンプ終盤を迎えつつあるが、ブルペン、グラウンドで練習に励むその表情には、これまでと違うものを感じた。  ◆   ◆ 私が評論家になってから縁あって、ずっと根...