ニッカンプロ野球

評論家コラム

【和田一浩】佐々木朗希「滑る」WBC球への対応期待 起用法環境作りカギ握る吉井コーチの手腕

オーストラリア対日本 日本先発の佐々木朗希(撮影・前岡正明)

オーストラリア戦での注目といえば、なんといっても佐々木朗がどんなピッチングをするかに尽きるだろう。ポテンシャルだけを見れば日本球界NO・1。しかし「滑る」と言われるWBC球への対応力は未知数だけに、どういうピッチングになるか楽しみにしていた。 結果は4回を投げて59球、4安打無失点に切り抜けた。ただ、佐々木朗本来のピッチングができていたかと聞かれれば「そうで...

【宮本慎也】国際大会では何が起こるか分からない 捕球ミス、雑な打撃…攻守にいくつかの反省点

日本対オーストラリア 1回表オーストラリア1死一塁、グレンディニングの右前打で佐藤輝明からの送球をそらす村上(撮影・菅敏)

<侍ジャパンシリーズ2022:侍ジャパン8-1オーストラリア>◇9日◇札幌ドーム侍ジャパンがWBC1次ラウンドで対戦するオーストラリアに快勝した。相手が本番でどういうメンバー構成になるかは分からないものの、今試合での出場選手を見る限り、力通りの結果といっていいだろう。その中で、国際大会での注意点を指摘しておきたい。 日本の最大の強みは投手力になる。格下のチー...

【西本聖】湯浅と山崎颯はWBC球適応、持ち味パワー投球健在 アンダースロー与座は救援なら

<強化試合:巨人4-8日本代表>◇6日◇東京ドーム今試合は来年のWBCに備えたテストマッチといっていいだろう。そういった意味でとても大事なのが、WBCで使用するボールに対しての適応性だろう。ひと昔前とは違って日本のプロ野球で使用する公式球はメジャー球に近づいているが、それでも違いはある。登板したピッチャーの適性をメインに観察した。 巨人対日本代表 8回裏、日...

【谷繁元信】WBCでは守り勝つ野球に レベル高い打者相手には「1球」を突き詰める必要

<侍ジャパンシリーズ2022:侍ジャパン5-4日本ハム>◇5日◇東京ドームWBCのライバル国で選出の始まった代表メンバーを見ていると、どうしても力関係では日本よりも格上となる。その中でどういう野球をして勝利に近づけるか。必然と、ディフェンスを中心に守り勝つ野球になってくる。 日本代表先発の石川柊太(撮影・江口和貴) 初回に2点を先制したが、このリードを守り切...

【大石大二郎】シリーズ明暗分けた第2戦と第5戦、耐えたオリックスと抑え役で落としたヤクルト

日本一を決めナインに胴上げされる中嶋監督(撮影・上田博志)

<日本シリーズ:ヤクルト4-5オリックス>◇第7戦◇30日◇神宮苦しい戦いを繰り返したオリックスが、1点差で日本一をモノにした。5点リードの8回、山崎颯が4番村上に適時打、5番オスナに3ラン。ここからリリーフ比嘉が後続を抑え、ワゲスパックでの逃げ切りはこのシリーズを象徴していた。 短期決戦でのミスは取り返せないから致命的だ。1回から1番太田が中越え本塁打で先...

【宮本慎也】オリックス太田の先頭打者弾と強力リリーフ陣 重圧に飲み込まれ続けたヤクルト

<日本シリーズ:ヤクルト4-5オリックス>◇第7戦◇30日◇神宮先頭打者ホームランで挙げた1点が、これほど重く感じることはない。初回、1番の太田がサイスニードの初球の真っすぐをバックスクリーンへ放り込んだ。 ヤクルト対オリックス 1回表オリックス無死、太田は先制の中越え本塁打を放つ(撮影・前岡正明) 先頭打者の初球ホームランは、シリーズ史上初。ベンチが盛り上...

【山田久志】オリックス日本一「負けない野球」続けたベンチワークの勝利「臨機応変型」継投の妙

2022年10月27日、2番手で登板するオリックス比嘉幹貴

<日本シリーズ:ヤクルト4-5オリックス>◇第7戦◇30日◇神宮オリックス日本一はベンチワークの勝利でもあった。中嶋監督を中心に、それぞれが持ち場で役割を果たすことで、チームを1つに束ねた。まだ力でねじ伏せるようなチームではないが、勝ちきるというより、負けない戦法に徹したようにも映った。 今回の日本シリーズのポイントは、第2戦の延長12回の末、3対3で引き分...

【梨田昌孝】日本一オリックス攻守で珍現象 助っ人不在オーダーをカバーした右偏重リリーフ陣

26年ぶりの日本一を決めナインに胴上げされるオリックス中嶋監督(撮影・上田博志)

<SMBC日本シリーズ2022:ヤクルト-オリックス>◇第7戦◇30日◇神宮オリックスは全面に投手力を押し出した。ストッパーに起用する人材がポイントで、初戦は平野佳、2戦目に阿部が打ち込まれて決まらなかった。その流れを変えたのが、宇田川、山崎颯らの力投だった。 このオリックスの日本一には珍しい現象も見受けられた。リリーフが右投手に偏って、ワンポイントで左腕リ...

【山田久志】オリックス続ける「ピッチャーで攻める」追い詰められたヤクルト打線から粘り消えた

ヤクルト対オリックス 9回裏ヤクルト1死、村上は空振りの三振に倒れる(撮影・前岡正明)

ヤクルト打線からは粘りが感じられなくなった。それはチームの“焦り”とも言えるかもしれない。ここにきて3連敗を喫した結果だけをみて論じているのではない。それは逆にオリックス投手陣がヤクルトにプレッシャーをかけ続けている証拠だろう。 オリックスは先発山崎福が5回を無失点で抑えると、続く6回から宇田川を投入。レギュラーシーズンから早い継投をする傾向の強い中嶋監督だ...

【宮本慎也】ヤクルト小川泰弘の失投招いた余計な1球、意味分からない杉本への初球ウエスト

6回表オリックス2死一、二塁、杉本に先制の右前適時打を浴びる小川(撮影・鈴木みどり)

<SMBC日本シリーズ2022:ヤクルト0-3オリックス>◇第6戦◇29日◇神宮なんでもない“1球”が、試合の流れを左右するときがある。この1球が単純な失投であれば諦めもつく。6回表2死一、二塁からオリックス杉本に打たれた真ん中の真っすぐは、確かに失投だった。しかし、失投を導いてしまったのは、なんの意味があるのか分からない“1球”だった。 直前、2死二塁から...

【里崎智也】日本シリーズ、見る方も気が抜けない試練の戦い 投打で小差はあるがまったくの五分

オリックス吉田正尚(2022年10月27日撮影)

オリックスが連勝して敵地神宮に戻ってくる。4戦目は、薄氷の1-0で辛勝。そして5戦目は吉田正のサヨナラ2ラン。このシリーズで初めて長打で決着をつけ、星を五分とした。神宮でどちらに勝機が見えてくるのか、ここまでの戦いを踏まえ、決着への道筋を考えてみた。 5戦を終え、勝負のあやはまったくイーブンになった。ヤクルトは第2戦の延長12回2死二塁、木沢の暴投が一塁ベン...

【権藤博】オリックス逆転サヨナラ勝ち見事も2犠打疑問“挑戦者の立場”攻撃的野球で攻めないと

オリックス対ヤクルト 6回裏オリックス無死二塁、紅林の送りバントは捕ゴロとなる(撮影・和賀正仁)

<日本シリーズ:オリックス6-4ヤクルト>◇第5戦◇27日◇京セラドーム大阪オリックスの逆転サヨナラ勝ちは見事でしたが、攻撃で疑問だったのは2つのバントです。ヤクルトに白星を1つ先行されていた“挑戦者の立場”で、ましてやホームの京セラドーム大阪。もっと攻撃的な野球で攻めないとと感じました。 1つ目は6回裏の紅林です。6回表に逆転された直後、先頭太田が二塁打で...

【里崎智也】オリックス若月健矢の苦心ぶりに心打たれた 習慣が大舞台で生きたお手本プレー

1回表ヤクルト2死一、二塁、キブレハンの右前打で生還を狙うも憤死する山田。捕手は若月(撮影・上田博志)

<日本シリーズ:オリックス6-4ヤクルト>◇第5戦◇27日◇京セラドーム大阪日本シリーズは捕手にとっては神経をすり減らす試合でしかない。9回まで何とか4失点で食い止めていた捕手若月健矢の奮闘は、吉田正尚のサヨナラ2ランで報われた。敗戦濃厚だったオリックスの苦戦を見ながら、私は若月の苦心ぶりに心を打たれた。 まず初回。1点を先制され、なお2死一、二塁からキブレ...

【大石大二郎】最大の勝因は2番手宇田川への継投 “傷”負っていないワゲスパック選択も好結果

オリックス対ヤクルト オリックス2番手の宇田川(撮影・足立雅史)

<SMBC日本シリーズ2022:オリックス1-0ヤクルト>◇第4戦◇26日◇京セラドーム大阪オリックスが質の高い投手力を存分に見せつけて逃げ切った。最大の勝因は1点リードの5回1死。先発山岡が塩見に中越え三塁打を浴び、2番手宇田川につないだ継投にあった。 ここは外野フライでも1点が入って同点になるケースだが、宇田川が2番山崎を空振り三振、続く山田を見逃し三振...

【宮本慎也】「三振狙い」完遂オリックス宇田川の圧倒的投球 短いイニングでの攻略は超がつくほど難しい

オリックス対ヤクルト 6回表ヤクルト2死二、三塁、中村を空振り三振に仕留める宇田川((撮影・和賀正仁)

<SMBC日本シリーズ:オリックス1-0ヤクルト>◇第4戦◇26日◇京セラドーム大阪負けたら王手をかけられるオリックスが「決死の継投」でしのぎきった。1点をリードした5回1死、塩見にセンターフェンス直撃のスリーベースを打たれると、先発山岡に代えて宇田川をマウンドに送った。 この場面で宇田川をリリーフに送るのは「三振狙い」という以外に考えられない。そして宇田川...

【山田久志】日本シリーズを勝ち抜く難しさ表れた3ラン被弾 山田には警戒した攻めが必要だった

日本シリーズ第3戦 ヤクルト対オリックス 5回表ヤクルト2死一、二塁、宮城は山田に左越え先制3点本塁打を浴びる(撮影・上田博志)

<SMBC日本シリーズ2022:オリックス1-7ヤクルト>◇第3戦◇25日◇京セラドーム大阪日本シリーズを勝ち抜く難しさは、オリックス宮城がヤクルト山田に決勝3ランを浴びた場面に如実に表れていた。 5回2死一、二塁。1ストライクからの2球目をすくうように打たれた。 捕手伏見のリードはさえていたし、山田への攻めも間違いではなかった。だが宮城のストレートが甘く入...

【西本聖】クロスステップしすぎで肘が下がったオリックス宮城 シーズン終盤から立て直せず被弾

日本シリーズ第3戦 ヤクルト対オリックス 5回表ヤクルト2死一、二塁、宮城(手前)は山田に先制の左越え3点本塁打を浴びる(撮影・上田博志)

<SMBC日本シリーズ2022:オリックス1-7ヤクルト>◇第3戦◇25日◇京セラドーム大阪オリックスは宮城、ヤクルトは高橋が先発。昨年のシリーズ第2戦と同じ左腕同士の投げ合いになった。両投手ともシーズン終盤、宮城は本来のピッチングができず、高橋はコロナで離脱。不本意な状態だっただけに、どちらが立て直しているかが勝負の分かれ目になると思っていた。 立て直せて...

【梨田昌孝】オリックスは「9回」に不安材料 シリーズ初戦に見え隠れしていた中嶋監督の迷い

ヤクルト対オリックス 9回裏ヤクルト無死一、二塁、内山壮に同点となる3点本塁打を浴びる阿部(撮影・和賀正仁)

<SMBC日本シリーズ:ヤクルト3-3オリックス>◇23日◇神宮痛恨のドローに終わったオリックスは、「9回」に不安材料があることをさらけ出した。3点リードで9回裏を迎えたわけだから勝ち切らないといけなかった。 9回投入の阿部が土壇場で追いつかれた。宮本の中二塁打と四球で無死一、二塁から、代打内山に左越え3ランを浴びた高めのストレートは失投だった。 オリックス...

【谷繁元信】オリックスは5番オスナの攻め方の見直し必要 山崎福也がお手本示したはずなのに…

ヤクルト対オリックス 6回裏ヤクルト1死、右前打を放つオスナ(撮影・足立雅史)

<日本シリーズ:ヤクルト3-3オリックス>◇第2戦◇23日◇神宮オリックスは好調なヤクルトの5番オスナに対する攻め方を、見直す必要がある。 2回の第1打席はカーブを連投して、左前打を運ばれた。第1戦の初回にエース山本のカーブにも対応され、適時二塁打を浴びていた。前夜の攻防からすれば、カーブを続けるのは危険なことは分かるはず。長打にならなくて、結果的に良かった...

【今岡真訪】神宮と“何か”が合わなかった山本由伸…ヤクルトから不思議な「点がとれる」雰囲気

ヤクルト対オリックス 4回裏ヤクルト無死、オスナに左中間への本塁打を浴び、思わず声を出す山本(撮影・足立雅史)

<日本シリーズ:ヤクルト5-3オリックス>◇第1戦◇22日◇神宮オリックス山本由伸から感じられたのは、神宮と“何か”が合っていなかったということだ。あの山本がまさかの4失点。ボールが高めにいった、マウンドの傾斜に違和感があったなど、いくらでも指摘することはできる。しかし、そんな理屈で片付けられるものではなかったような気がした。 レギュラーシーズンからストレー...

【和田一浩】レベルの高さを見せつけたヤクルト打線 圧力かけた山本由伸カーブへのフルスイング

日本シリーズ第1戦 4回裏ヤクルト無死、オスナは左中間へソロ本塁打を放つ(撮影・上田博志)

日本シリーズの初戦といえば、エース対決になり、投手戦のイメージが強い。しかもオリックスの先発はパ・リーグの投手4冠で“日本球界のエース”ともいえる山本だった。打線も初戦で、どうしても硬さが残る。しかしヤクルト打線はものともせずにレベルの高さを見せつけた。 今シリーズで山本の唯一の不安点といえば、不慣れな神宮球場のマウンドだった。他の球場と比べるとマウンドの傾...

【谷繁元信】“さえ”がなかったソフトバンク甲斐拓也のリード…「怖さ」が躊躇させた配球の変化

オリックス対ソフトバンク 4回裏オリックス無死一塁、先制の中越え2点本塁打を放つ吉田正。捕手甲斐(撮影・前岡正明)

<パ・CSファイナルステージ:オリックス3-2ソフトバンク>◇第4戦◇15日◇京セラドーム大阪最後の最後までもつれたシーズンを象徴するような一戦で決着がついた。勝敗を分けたのは、ソフトバンク甲斐のリードに、このステージを通して勝負どころで“さえ”がみられなかったことが挙げられる。 4回に先制弾を浴びた吉田正への攻めを振り返る。初球、外角高めに甘く入った直球を...

【梨田昌孝】オリックスは12回から逆算しての継投 ソフトバンクはモイネロら連投疲労感ありあり

オリックス対ソフトバンク 9回裏オリックス2死二、三塁、中川圭にサヨナラ左前適時打を打たれたモイネロ(撮影・前岡正明)

オリックスがソフトバンクが繰り出した決死の継投を振り切った。9回に3番中川がソフトバンクの抑えモイネロから、左前にはじき返してサヨナラ勝ちを収めた。 モイネロは連投、8回に登板した藤井は3連投で疲労感はありありだった。追いかける展開であっても投げざるを得ない点で、オリックスとはかなり状況が違った。 オリックスはリーグ優勝による1勝のアドバンテージが与られ、C...

【宮本慎也】阪神怠った確認作業、状況整理…普段から必死に考えて野球をやっていないから

ヤクルト対阪神 7回裏ヤクルト2死満塁、浜地(手前左)は村上(同左)の投手内野安打を一塁へ悪送球し3点失点する(撮影・滝沢徹郎)

<セ・CSファイナルステージ:ヤクルト6-3阪神>◇第3戦◇14日◇神宮1勝のアドバンテージがあるヤクルトが、3連勝で日本シリーズ進出を決めた。確かに首位チームらしく戦い、強さを発揮したとも言えるのだが、最後の試合は阪神の悪いところばかりが出ての逆転負けだった。 勝敗を決めたイニングは、3点をリードした7回裏だった。ここまで無失点を続けていた青柳が、サンタナ...

【岩田稔】2回好機、6番佐藤輝明に犠打は投手目線ではラッキー この悔しさを忘れないでほしい

ヤクルト対阪神 2回表阪神無死一、二塁、佐藤輝は投前にバントを試みるが三封される(撮影・加藤哉)

<セ・CSファイナルステージ:ヤクルト6-3阪神>◇第3戦◇14日◇神宮阪神が守備の乱れで終戦した。3点リードの7回に2失策と4四死球で一気に5点を奪われ逆転された。3位からの下克上を狙ったが、3連敗で1勝もできず王者ヤクルトにスイープされた。今季限りで退任する矢野燿大監督(53)の最終ゲーム。日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(38)は好機で犠打を指令された佐藤...

【里崎智也】勝ち目つかもうと胎動感じるソフトバンク シリーズ勝機はまだどちらにもある

オリックス対ソフトバンク 勝利投手となった千賀は笑顔でガッツポーズ(撮影・梅根麻紀)

<パ・CSファイナルステージ:オリックス0-3ソフトバンク>◇第3戦◇14日◇京セラドーム大阪短期決戦はいたるところに勝機があり、それをいつつかむかにかかっている。オリックスが王手をかけたこの試合、先に勝機を得たのはソフトバンクだった。 先発田嶋が1回無死二塁から、周東の犠打を一塁へ悪送球。三森がかえって先制した。さらに1死三塁からデスパイネの詰まった当たり...

【吉田義男】阪神佐藤輝明スタメンから外すべきではなかった 4回好機で代打で出すべきでは

ヤクルト対阪神 8回表阪神無死一塁、佐藤輝は見逃し三振に倒れる(撮影・加藤哉)

<セ・CSファイナルステージ:ヤクルト5-3阪神>◇第2戦◇13日◇神宮阪神が土俵際に追い詰められた。日本シリーズ進出を果たすには4連勝が絶対条件になった。 吉田 我々の時代には考えられないことだが、両軍とも激しい雨降りで気の毒でした。阪神はよく粘ったが、2点差とはいえ、そこにヤクルトとの大きな壁を感じました。ヤクルト先発サイスニードは決して調子が良くなかっ...

【西本聖】阪神負けるべくして負けた いずれも不用意3被弾、教訓も前日のプレーも生かせず

ヤクルト対阪神 3回裏ヤクルト2死一塁、左越えに逆転2点本塁打を放つ村上。投手藤浪(撮影・江口和貴)

<セ・CSファイナルステージ:ヤクルト5-3阪神>◇第2戦◇13日◇神宮阪神は負けるべくして負けた敗戦と言っていいだろう。1点をリードしながら村上に逆転2ランを打たれ、その後も8番の長岡にソロ、オスナに2試合連続のホームラン。シーズン中の教訓も、前の試合で痛い目に遭ったプレーも、まったく生かすことができずに負けてしまった。 まず、村上の逆転2ランから振り返っ...

【大石大二郎】完璧に仕留めた杉本裕太郎の決勝弾 それでも千賀快投で流れ変えれば分からない

オリックス対ソフトバンク 5回裏オリックス1死二塁、杉本は左越え2点本塁打を放つ。投手大関(撮影・前岡正明)

<パ・CSファイナルステージ:オリックス4-3ソフトバンク>◇第2戦◇13日◇京セラドーム大阪さすが昨年の本塁打王と感じさせる、杉本の決勝2ランだった。真っすぐ1本待ちのところで、甲斐も初球に内角の真っすぐを要求。ボールが少し真ん中寄りに甘く入ったところを、杉本が完璧に仕留めた。同点の中盤で1発のある打者だけに、ソフトバンクのバッテリーにはもう少し慎重さがほ...

【谷繁元信】オリックス宮城さすが一気に軌道修正、救援陣は「リリーフの玉手箱」簡単に崩れない

オリックス対ソフトバンク オリックス先発の宮城(撮影・和賀正仁)

<パ・CSファイナルステージ:オリックス4-3ソフトバンク>◇第2戦◇13日◇京セラドーム大阪オリックス宮城の立ち上がりは決して良くなかった。テイクバックから体重移動して投げようとする時に、上体が前かがみに倒れすぎていた。いつもより腕が横振りになる。こうなると得意とするクロスファイアは、横振りの分、ストライク軌道が外れてボールになりやすくなる。際どい球をスト...