【桧山進次郞】中日だけに負け越し阪神、投打に完敗 絶対に避けたいカード3連敗

<阪神0-6中日>◇16日◇甲子園阪神が中日に連敗したのは、チームが置かれた数字的な状況を考えると痛くないと思われるかもしれない。確かに2位巨人に8・5ゲーム差をつけ、貯金17だから、まだまだ大丈夫といえるだろう。 しかし、阪神は中日にだけは負け越しているから、相手チームからは相性が良いと自信をもたれてしまう。今後の中日戦はやりづらくなってしまう。ここは絶対...
<阪神0-6中日>◇16日◇甲子園阪神が中日に連敗したのは、チームが置かれた数字的な状況を考えると痛くないと思われるかもしれない。確かに2位巨人に8・5ゲーム差をつけ、貯金17だから、まだまだ大丈夫といえるだろう。 しかし、阪神は中日にだけは負け越しているから、相手チームからは相性が良いと自信をもたれてしまう。今後の中日戦はやりづらくなってしまう。ここは絶対...
<広島4-3DeNA>◇16日◇マツダスタジアムセ・リーグは既に阪神が独走態勢に入っているが、追いかけるDeNA、広島にもチャンスは残されている。首位への“挑戦権”をかけてお互い負けられないし、Aクラス生き残りをかけた戦いでもある。そういう視点で試合を見たが、敗れたDeNAは後半戦もバウアーの使いどころに頭を悩ませそうだ。 2年ぶりにチームに復帰したが、今季...
<阪神2-3中日>◇15日◇甲子園阪神としては後半にチャンスらしい場面がなかったから、中日が勝たないといけないゲームだった。しかも4回に高橋、森下のエラーから簡単にひっくり返された。やってはいけないことをやってしまうと、なかなか流れを好転させるのは難しかった。 この試合で見えていることは、阪神が敗れるパターンの1つは、やはり1、2番が機能しなかったとき、とい...
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ客員評論家)。 ◇ ◇ ◇ 先週は5位の楽天が西武、ソフトバンクを相手に2勝1敗と続けてカードを勝ち越した。先々週の後半は日本ハムに大敗を重ねており「このままではシーズンが終わってしまう」と厳しく評論させ...
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は緒方孝市氏(56=日刊スポーツ評論家)。 ----◇--◇---- 前半戦も残り2カードになった。球宴という次の節目も近づいているが、ここに来てさらに阪神の強さが目立っている。限られた戦力ではあるが、それでそつなく戦い、しっかりと勝ちを拾っている印...
<阪神2-1ヤクルト>◇13日◇甲子園阪神の戦いは、ピッチャーが抑えて、クリーンアップが打つという、上位チームの典型的な勝ち方だった。9回はもつれたかにみえるが、エラーが出ていなければスンナリ逃げ切っていた。 まず先発の伊藤将は、相手打者が最初から打ちづらいと思っているのがありありだった。どのバッターも特に変化球を投じられたときの左腕の振りと、ボールの軌道に...
<阪神5-2ヤクルト>◇12日◇甲子園阪神、ヤクルトの両チームの得点は、すべて無駄な四球が絡んだ一戦だった。阪神が8回に突き放したのも、ヤクルト阪口が2死にこぎつけながら、5番大山に与えた四球が起点だった。 ヤクルトとの戦力差は明らかだが、阪神にスキがなかったわけではない。それが4回に2点ビハインドをひっくり返し、1点を勝ち越した後にあった「1つの走塁死」だ...
<阪神5-2ヤクルト>◇12日◇甲子園前日の試合で11連勝で止まった阪神だが、大事なのは連敗をしないこと。大型連勝中というのは、どうしても無理をしてしまう。その反動で疲労が蓄積していたり、連勝が止まって気が抜けてしまい、大きな連敗を招いてしまうことがある。どういう戦いになるのか、注目していた。 阪神を助けたのは、ヤクルトベンチの消極的な攻撃だった。0-0で迎...
<ロッテ2-2西武>◇11日◇ZOZOマリン前西武GMで日刊スポーツ客員評論家の渡辺久信氏(59)が11日、ロッテ-西武11回戦が行われたZOZOマリンを訪れました。延長12回2-2で引き分けた一戦で西武の戦いをチェック。「ナベQ論」として、あえていつものしゃべり口調でお届けします。【聞き手・構成=金子真仁】 ◇ ◇ ◇ もうすぐ7月末、プロ野...
<阪神3-6ヤクルト>◇11日◇甲子園 大型連勝がついに止まった阪神ですが、大逆転の可能性もあったのではないかと見ました。上位打線はやはり調子が良く、つながりがあります。3回まではヤクルト・ランバートの球威に差し込まれている感じがありましたが、4回にしっかりとらえました。 森下が甘い直球を打って中前に転がすと、佐藤輝はチェンジアップを大振りせずに右前打。大山...
<広島3-6阪神>◇10日◇マツダスタジアム阪神伊原は1-0の6回2死一塁から連続四球で塁を埋め、降板した。勝利投手の権利を持っていたが、代わった桐敷が押し出し死球と2点タイムリーで逆転され、反対に負け投手になるところだった。味方打線が再逆転し、負けも消えたが、本人にとって悔やまれる降板の仕方となった。もっとも、内容自体は非常に良かった。散発3安打で、初回、...
<阪神6-3広島>◇10日◇マツダスタジアム現役時代は阪神一筋22年、4番や代打の神様で活躍した日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(56)が試合をチェック。阪神が6回裏に逆転された直後の7回表に再逆転し、11連勝を決めた場面を強い勝ち方と指摘。2位以下で最も投打のバランスが高い広島に、苦手意識を植えつけた敵地での3連勝と位置づけました。【聞き手=松井清員】 ...
<広島1-3阪神>◇9日◇マツダスタジアム阪神藤川監督の決断に驚かされた。1点リードの6回裏。大竹は先頭の野間にヒットを許したが、盗塁失敗もあり、2死走者なしとなった。 ここからファビアン、小園と連打を浴び、藤川監督はベンチを出て、継投に移った。勝っている状況で、もうひと踏ん張りさせるのかとも考えた。というのも、1度は2死走者なしとなったことで、ブルペンをい...
<ロッテ1-13日本ハム>◇9日◇ZOZOマリンチームとしての「輪郭」が、ここまではっきりと分かれて見える試合は久しぶりだった。 首位を走る日本ハムと、迷走を続けるロッテ。両者の明暗は、勝敗だけではなく、プレーの1つ1つににじんでいた。 日本ハムは、この時期にロッテ、楽天といった下位チームとの対戦で勝ち星を落とさないことが、混戦を抜け出すカギになる。その意味...
<広島1-6阪神>◇8日◇マツダスタジアム阪神の快勝は打ったことばかりが目立つが、積極的な盗塁、果敢な走塁も見逃せない。リーグトップの69盗塁が、チームが戦う今年のスタイルを物語っている。 まず1回、広島先発床田から先制の中前2点打を放った4番の佐藤輝が、2死一塁になった後、6番前川の初球に二盗を試みた。なかなか1球目からスタートを切れない局面だ。 佐藤輝は...
<広島1-6阪神>◇8日◇マツダスタジアム8連勝で独走態勢に入っている阪神を相手に、6・5ゲーム差を付けられている2位の広島との対戦だった。説明する必要はないだろうが、広島にとっては負けられない試合。その気持ちが、空回りしたような敗戦になった。 広島の先発は7勝を挙げている床田で、阪神の先発は6勝を挙げている才木だった。この時点で両監督とも、ロースコアの試合...
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(63=日刊スポーツ評論家)。 ----◇--◇---- 阪神がもう独走状態になってきた。何と言っても投手陣。先週なんかは先発陣がみんな2点までしか取られていないわけだから。先発でゲームを作れると当然、安定した戦いになる。 先行逃げ切りも...
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)。 ----◇--◇---- リーグ戦が再開し、パ・リーグにはある傾向が出ている。上位(日本ハム、オリックス、ソフトバンク)と下位(西武、楽天、ロッテ)の差が広がっている。 交流戦終了から各チーム3カードずつ終...
<日本ハム8-6楽天>◇6日◇エスコンフィールド楽天元監督の平石洋介氏(45)が日本ハム-楽天14回戦(エスコンフィールド)を評論した。4点先制から逆転され4連敗を喫したが、一方的に敗れた前日とは中身が異なった。 ◇ ◇ ◇ 楽天は1プレーで流れを失った。6-6の7回表1死一塁、黒川がフルカウントから空振り三振。スタートを切った一塁走者の村林も...
<日本ハム12-1楽天>◇5日◇エスコンフィールド楽天元監督の平石洋介氏(45)が日本ハム-楽天13回戦(エスコンフィールド)を評論した。楽天は連敗を喫したが、単なる1敗以上に寂しい試合内容だった。何が足りないかを語る。 ◇ ◇ ◇ 楽天は非常にさみしい試合をしてしまった。投手陣は18安打で12点を奪われ、打線は2安打1点のみ。前日に続き、首位...
<ドジャース1-18アストロズ>◇4日(日本時間5日)◇ドジャースタジアム序盤からアストロズ打線が長打を重ね、6回で試合は決まってしまった。誰が何本打ったか分からなくなるぐらいの展開だったが、もっとも目に留まったのは3番のアルテューベだ。2本塁打、1二塁打、2四球で手がつけられなかった。 左足の踏み込みの強さに特長がある。構えでは、左足はややオープン気味に後...
<DeNA1-7阪神>◇4日◇横浜阪神が今季最長タイの6連勝を飾り、2位広島とのゲーム差を今季最大の6に広げた。打線はDeNA左腕ケイの前に7回終了時点で無得点。それでも1点を追う8回に2得点で逆転し、9回一気に突き放した。日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(41)は8回先頭で出塁した坂本誠志郎捕手(31)の1打席に注目。「勝負の分かれ目になった」と絶賛した。【聞...
<阪神3-2巨人>3日◇甲子園阪神が今季3度目のサヨナラ勝ちで5連勝を飾り、2位広島とのゲーム差を今季最大の5に広げた。同点の9回裏無死満塁、豊田寛外野手(28)が開幕から31試合連続無失点中だった巨人守護神マルティネスを相手に決勝犠飛を放った。日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(44)は3打席凡退していた豊田に4打席目を与えた藤川球児監督(44)の起用法に注目。...
<広島0-5ヤクルト>◇3日◇マツダスタジアムヤクルトが広島に快勝した。 ドラフト1位の中村優斗投手(22=愛知工大)が、5回7安打無失点の粘投でプロ初勝利を手にした。 ◇ ◇ ◇ 最下位を独走しているヤクルトの救世主になれるか? ドラフト1位ルーキーの中村優が、プロ入り2度目の先発マウンドに挑んだ。結果は5回を無失点で、プロ入り初勝利を...
<阪神1-0巨人>◇2日◇甲子園阪神はリクエストで判定が覆ったことで貴重な勝利を手に入れた。8回2死一、二塁。大山の遊ゴロが泉口の前でイレギュラーし、打球が横にそれた間に二塁走者森下がホームを突いた。もし泉口が前にはじいていれば三塁を回るのをちゅうちょしていたかもしれない。 森下は最後まであきらめず走ったし、本塁上でのトリッキーなスライディングが功を奏した。...
<阪神1-0巨人>◇2日◇甲子園首位の阪神を相手に、巨人は連敗だけは避けたいところ。交流戦から貧打に悩む巨人だけに、勝つためには先発の大竹をどうやって攻略するかが焦点になると思っていた。だが、巨人が実行した戦術は、消極的な印象を受けた。 0-0で迎えた8回表、ここまで好投を続けていた先発・井上に代打・キャベッジを送り、セカンドの内野安打で出塁した。そして打席...
<阪神2-1巨人>◇1日◇甲子園火曜日という曜日は6連戦の初戦になりやすく、エース級の投げ合いが多くなる。それだけに今季途中から先発ローテーションを託された巨人の2年目右腕がどういうピッチングをするか、西舘本人とチームにとって重要な意味があった。 結果は6回を投げて2失点。合格点と評価していい。しかし、内容を見ると「もったいない。まだまだ伸びしろがある」とい...
阪神は勝つには勝ったが、もう少しどっしりと構えた試合運びをしていったほうが、今後に向けてもっといい方向にチームが進むのではないだろうか。そう感じた阪神の1勝だった。 それはまず先発才木浩人投手(26)の代え時に言えることだった。確かに好調とは言い難いし、毎回ピンチを背負っているかのような投球ではあった。阪神ベンチが早めの継投を考えてもおかしくはない。 だが才...
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。交流戦も終わり、識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は緒方孝市氏(56=日刊スポーツ評論家)。 ----◇--◇---- 最初の節目である交流戦も終わり、リーグ戦が再開された。長いシーズンも半ばを過ぎたが、セ・リーグはまだ接戦が続いている状態と言えるのではないか。 巨人、ヤクルトなど主...
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。交流戦も終わり、識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ客員評論家)。 ----◇--◇---- 交流戦は、パ・リーグは全球団が勝ち越した。順位争いには大きな影響はなかったが、「独り負け」していたら大変だった。 どこも取り残されなかったことが大きい。お互いが...