ニッカンプロ野球

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番記者コラム・西武

頼もしさ増す高橋光成 先発25戦中QS21試合「エース」の肩書似合う存在に

22年9月27日、西武対ソフトバンク 4回表ソフトバンクの攻撃を抑えた高橋はガッツポーズ

西武高橋光成投手(25)がエースとして頼もしさを増している。 防御率2・20、勝ち星12、投球回175回2/3は、いずれもリーグ2位。高いレベルで安定した成績を残している。 完投こそない。打者を圧倒するような投球スタイルではないが、高い総合力で試合を作る能力にたける。最短でマウンドを譲ったのは5回まで投げて2失点だった6月24日楽天戦。25試合の先発のうち、...

虎だ虎だ虎になれ!

【虎になれ】選手と監督との相性はあるけれど それを超えるものは存在感だ

岡田彰布氏(08年7月11日撮影)

選手にとって監督との関係はどういう感じだろう。会社員にとって上司のような感覚だろうか。ある球界の大物OBにそんな質問をしたことがある。内容的に名前は書きにくいけれど答えはこんな感じだった。 「居酒屋で酔っぱらった後、女のコを目当てに飲み屋さんに行くとするだろ? 気に入ったコがいればそのまま、その店にいる。いなかったら次の店に行く。そういう感じかな」 ??? ...

評論家コラム

【森本稀哲】日本ハム清宮幸太郎が満塁弾 ヤクルト村上と同等の潜在能力ある来季こそ覚醒に期待

日本ハム対ロッテ 2回裏、満塁本塁打を放ち新庄監督に出迎えられジャンプする清宮(撮影・黒川智章)

<日本ハム14-0ロッテ>◇27日◇札幌ドーム日本ハム清宮幸太郎内野手が満塁本塁打を含む4安打を放った。ホームランアーチストで、もともとツボがあり、昨年はそれがぼやけてしまうくらい迷いが生じたと思うが、今は「自分が得意にしているここに来たときは」という自信ができてきている。毎回打てるわけではないが、これは野球人生においての武器になってくる。 今季ここまで18...

評論家コラム

【大石大二郎】どこが優位とはいえない3球団のCS争い 阪神は28日勝ってプレッシャーを

ヤクルト対阪神 4回表阪神1死満塁、高寺は中犠飛を打ち上げ得点を挙げるとベンチのナインから祝福のタッチを受ける(撮影・加藤哉)

<ヤクルト1-4阪神>◇27日◇神宮阪神は4回に高寺の犠飛で挙げた2点目が大きかった。明日なき戦いで、代打投入でもおかしくない場面。2球連続ボール球の空振りで厳しい状況だったが、甘く入った球を打ち損じず中堅に飛ばした。青柳、高梨の両先発とも状態が良くない中、あの回0点なら結果が逆になっていたかも知れない。流れを決める意味で大きな1点だった。 青柳は得意のツー...

評論家コラム

【西本聖】ミスあったが必死さ伝わったソフトバンク 西武高橋光成は見事な投球も野手陣に隙あり

西武対ソフトバンク 1回裏西武2死一塁、山川に先制2点本塁打を打たれたソフトバンク先発石川(撮影・丹羽敏通)

<西武4-1ソフトバンク>◇27日◇ベルーナドーム両チームとも負けられない試合だったが、日程的に余裕のある西武と過密スケジュールのソフトバンクの差が勝敗を分けた。 まずソフトバンク石川の投球には疲れを感じさせた。もともと真っすぐが荒れ球気味で、大きく曲がるパワーカーブとのコンビネーションで抑えるタイプ。しかし、この試合は真っすぐが高めに浮き、キレもなかった。...

番記者コラム・広島

「最終戦+中日+本拠地」の苦い記憶払拭のためにもー、CS希望つなぎ10・2決着へ

広島対中日 最終戦を終え、一礼する緒方孝市監督(2019年9月27日撮影)

140試合を消化した広島がCS進出の可能性を残している。巨人、阪神との三つどもえは最終戦までもつれる可能性もある。広島の今季最終戦は10月2日、本拠地マツダスタジアムでの中日戦が予定されている。広島にとって、「最終戦+中日+本拠地」は苦い記憶がつきまとう。 15年は勝てば3年連続CS進出が決まる最終戦となった。先発は最多勝を受賞する15勝の前田健太(ツインズ...

評論家コラム

【権藤博】中日の対DeNA戦4勝16敗の「不思議」戦力差ないが攻撃力強化必要、球場改修も一考

バンテリンドーム(2020年9月19日撮影)

中日の今季も残すところ5試合。27日からは4勝16敗1分けと大きく負け越しているDeNAとの4連戦が予定されています。 現在、借金「10」の最下位とはいえ連覇を達成したヤクルトと広島に勝ち越し、巨人、阪神とは負け越し1つのほぼ五分の戦いをしました。DeNAとの対戦結果が順位に直結していることになります。その要因を問われても「何もない。不思議としか言いようがな...

虎を追って半世紀 内匠宏幸の「かわいさ余って」

【内匠宏幸】プレーヤーとしては中途半端?な終わり方だった矢野 どんな顔で最終戦を終えるのか

体を動かす阪神矢野燿大監督(撮影・上山淳一)

強烈におもしろくなってきた。9月の終わり。レギュラーシーズンの最終章の焦点は「どこが3位になるか」に絞られた。ヤクルトの優勝、DeNAの2位。これが決まれば、ほぼ興味のなくなるシーズンだが、今年は違う。GとTとCが入り乱れてのクライマックスシリーズ(CS)権利取りレース。勝率5割を切る戦いで、レベルは低いが、ここまでの激烈さとなれば、日々、ドキドキワクワクし...

番記者コラム・ソフトバンク

ダイエー初V記念日にいい「つなぎ」快勝

ソフトバンク対ロッテ 7回裏ソフトバンク2死一塁、今宮は左越え2点本塁打を放つ(撮影・屋方直哉)

<ソフトバンク10-0ロッテ>◇25日◇ペイペイドーム大きく両手を広げて4度宙に舞った。「広い宇宙でただ1人だけという最高の気分」。そう表現したのは世界の王だった。23年前の9月25日。ダイエーが初Vを決めた。球団が福岡に移転して11年目の悲願達成。その後のホークスにとっては常勝への起点となる「初V記念日」でもあった。 2年ぶりの覇権へ、藤本ホークスは試練の...

番記者コラム・ロッテ

9年前、荻野貴司の復帰試合で号泣した“荻野ファンの女の子”があこがれの存在をつづった

通算1000安打となる左適時二塁打を放ち記念ボードを手にするロッテ荻野(2022年8月10日撮影)

9月22日、オリックス-ロッテ24回戦(京セラドーム大阪)の記者席に、見慣れない女性がいた。 彼女は日刊スポーツ新聞西日本のルーキー、競馬担当の下村琴葉記者。中学生時代、ロッテ荻野貴司外野手(36)の復帰試合で号泣し“荻野ファンの女の子”としてファンの間で話題の存在になった。クリストフ・ルメール騎手の始球式取材で入社後、初めて訪れたプロ野球の現場。記者として...

番記者コラム・阪神

阪神5年連続リーグワースト失策…数字ばかり追いかけず「なぜ?」を知りたい

守備練習で汗を流す阪神佐藤輝明(撮影・上山淳一)

阪神は今季も守りのミスが目立った。140試合消化して84失策と、このままでは5年連続でセ・リーグワーストとなりそうだ。 7月20日広島戦(マツダスタジアム)の試合終盤に右翼手佐藤輝が安打のゴロをつかみ損ねる適時失策、さらに中堅手近本も打ち取った飛球を落球と外野手が失策を重ねた。試合後、矢野燿大監督(53)は論ずるに値せずと言わんばかりに「本人に聞いてくれよ!...

評論家コラム

【建山義紀】日本ハム高卒新人3人全員が出した自分の持ち味 松浦はとんでもない投手になるかも

日本ハム対楽天 日本ハム3番手の松浦(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム0-6楽天>◇25日◇札幌ドーム日本ハムは高卒ルーキー3人がプロ初登板を果たしたが、共通して感じたことは自分の持ち味を出していたこと。誰かしらは、持っているものを出せずに終わってしまうと思ったが、少し驚きの投球だった。 先発した達は、しなやかな腕の振りで、伸びのある直球が持ち味。上背があり角度もあるし、これから球速が出てくることを考えれば、本当にス...

田村藤夫のファームリポート

【田村藤夫】ヤクルト5位・竹山日向投手のピッチングに抱くオーソドックスな投手像

ヤクルト竹山日向(2022年1月25日撮影)

<ファームリポート><イースタンリーグ:日本ハム4-2ヤクルト>◇25日◇戸田 今年のファームも残りわずかになった。来月には宮崎でフェニックスリーグが始まる。若手選手は成長へのきっかけをつかむ重要な時期に入る。田村藤夫氏(62)はヤクルトのドラフト5位高卒ルーキー竹山日向投手(18=享栄)に、オーソドックスな投手像への飛躍を感じた。     ◇    ◇  ...

評論家コラム

【宮本慎也】村上宗隆だけができる“3冠王打法”「1人の力」これほど大きく感じた優勝なかった

2年連続のリーグ優勝を果たしタッチを交わすヤクルト村上(右)と高津監督(撮影・横山健太)

<ヤクルト1-0DeNA>◇25日◇神宮ヤクルトが、2年連続9度目のセ・リーグ優勝を飾った。5月12日に首位に立ち、7月2日には2リーグ制後ででは最速のマジック点灯。圧倒的な強さでセ界を制したチームの中心には、村上宗隆内野手(22)がいた。日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏も、その存在感を認める。    ◇   ◇   ◇ 今年のヤクルトは本当に強かったと思う。...

番記者コラム・横浜

「言えば絶対出てくる」三浦監督の“番長流”サービス精神、小沢仁志&蝶野正洋が対戦実現

11日、セレモニアルピッチで登板した小沢仁志は打者DeNA三浦監督に投げ込む

シーズン最終盤、DeNA三浦大輔監督(48)が打席とマウンドで「1球対決」に臨み、スタンドを盛り上げた。 11日のヤクルト戦では、セレモニアルピッチに登場した俳優の小沢仁志から「1つ提案がある。番長、1球勝負しようか」と指名され、打者役で対戦。21日の巨人戦では、打席に立ったプロレスラーの蝶野正洋と1球勝負し、空を切らせた。 小沢との対戦はサプライズだったが...

野球手帳

全員で抱き合い笑顔で終えた引退試合 優勝の喜び控えた天理ナインの思い伝わった

天理対生駒 歓喜の天理ナインに駆け寄る生駒ナイン(撮影・前岡正明) 背中を押したのは、1枚の写真だった。 新型コロナウイルスが猛威を震い始めた2020年。春夏甲子園大会が中止になり、夏の地方大会に代わって代替大会が開催された。天理は3回戦で、奈良朱雀と対戦した。そのとき、相手校に体調不良の選手が1人いて、欠場。後日、その選手を加えて練習試合を行い、試合後に全...

番記者コラム・ソフトバンク

引退する明石に背番号と同じ「8」個目のチャンピオンリングを

引退会見を行う明石(撮影・岩下翔太)

いがぐり頭の背番号「36」は俊敏だった。ぴょんぴょんと跳ねるような走り方は19年たっても変わらなかった。ソフトバンク明石が現役にピリオドを打った。チームは激しいV争いのまっただ中。ジリジリするような緊張感。もう1度、1軍のグラウンドで胃の痛くなるような戦いの感覚を味わいたかったが、本音ではなかったろうか。でも、引退会見に臨んだ明石の顔は達成感にも似た晴れやか...

虎だ虎だ虎になれ!

【虎になれ】こんな勝ち方できるんやんか 矢野阪神、残り3試合で来季につながる姿見せて

広島対阪神 広島に勝利しスタンドのファンにあいさつする阪神矢野監督(撮影・前田充)

<阪神7-3広島>◇23日◇マツダスタジアム「こんな勝ち方できるんやったら最初からやってくれよ。勝負どころの9月で負けすぎやねん」。虎党のそんな声が聞こえてきそうな試合だった。今季苦手の広島戦で。マツダスタジアムで。阪神が快勝である。 先発・才木浩人を3回で降ろし、怒濤(どとう)のブルペン攻め。これも「もっと早くからやってほしかった」と思わなくもないけれど、...

番記者コラム・中日

福留孝介引退セレモニーに花添えたビデオメッセージ、舞台整えたスタッフの頑張りにも拍手

中日対巨人 引退セレモニーでチームメートから胴上げされる福留(撮影・狩俣裕三)

中日の福留孝介外野手(45)が23日に本拠地での巨人戦で現役最後の試合を終えた。試合後、中日の引退セレモニーでは珍しく大型ビジョンを使って、ゆかりのある人からのビデオメッセージが流れた。母校PL学園の元監督、中村順司氏(76)、WBCでともに戦った稲葉篤紀氏(50=日本ハムGM)、BC・栃木の川崎宗則内野手(41)。さらに阪神などでチームメートだった藤川球児...

評論家コラム

【中西清起】阪神佐藤輝明の1発呼び込んだ藤藤浪晋太郎の快投 縦振りフォーム安定で制球アップ

広島対阪神 阪神3番手で登板し力投する藤浪(撮影・前田充)

<広島3-7阪神>◇23日◇マツダスタジアム2点差に追い上げられた嫌な流れを断ったのは佐藤輝の2ラン、そして藤浪の快投だ。特に藤浪は重圧のかかる場面で、しかも3カ月ぶりのリリーフ登板だったが終始、落ち着き払っていた。登板した5回裏は先頭羽月に四球を出しても慌てる様子がなかった。150キロ台後半の真っすぐを思うようにコントロールできるようになった自信が、表情に...