【虎になれ】情けない11度目完封負け ”金本の考え”思い出したけれど…

<ヤクルト3-0阪神>◇19日◇神宮ほれ見てみい。ちょっとエエ投手、出てきたら全然打たれへん。相手がイヤがる策も何もせえへんし。ホンマ、どないなってんねん-。多くの虎党がそんなグチを言いながら苦い酒を飲んだ夜になったのではないかと想像する。 若い人の言葉で「フラグが立つ」というらしいが前日、不調の左腕・高橋奎二に襲いかかって本塁打攻勢で圧勝したときに、次はこ...
<ヤクルト3-0阪神>◇19日◇神宮ほれ見てみい。ちょっとエエ投手、出てきたら全然打たれへん。相手がイヤがる策も何もせえへんし。ホンマ、どないなってんねん-。多くの虎党がそんなグチを言いながら苦い酒を飲んだ夜になったのではないかと想像する。 若い人の言葉で「フラグが立つ」というらしいが前日、不調の左腕・高橋奎二に襲いかかって本塁打攻勢で圧勝したときに、次はこ...
DeNAエドウィン・エスコバー投手(30)が12日の巨人戦(横浜)で、NPB通算300試合登板を達成した。 17年に日本ハムに加入。同年シーズン途中にDeNAにトレード移籍し、来日6年目で節目に到達した。 お決まりのせりふは「オトコハダマッテ、ナゲルダケ」。起用シチュエーションが多岐にわたる中、任されたイニングで全力を尽くし、18年から4年連続で50試合以上...
<ヤクルト3-0阪神>◇19日◇神宮この時期で11度目の完封負けは多すぎる。阪神は主軸が打ち4本塁打で勝った前夜の試合とは対照的な展開となったが、こういう接戦をモノにできるかがチームの強さを表す。無得点では勢いもなくなり、乗っていけない。 いかに1点を取るか、という点において、王者ヤクルトの試合巧者ぶりが際だった。7回に山崎がセーフティーバントで佐藤輝の悪送...
<巨人2-1広島>◇19日◇東京ドーム見応えがあるというより、興味深い投手戦だった。本格派投手のイメージがある巨人菅野が技巧派にモデルチェンジし、技巧派に見える広島九里が本格派のようなピッチング。軍配は“新境地”を切り開いた菅野に上がった。 前回も制球力重視のピッチングで結果を出していたが、復帰2戦目の先発はそれ以上の内容だった。球速だけを見ても、150キロ...
<レンジャーズ6-5エンゼルス>◇18日(日本時間19日)◇グローブライフフィールドエンゼルス大谷翔平投手(27)のストレートは速かったし、スライダーも切れていた。6回2失点という結果は上出来だが、引っ掛けたり、抜けた球が目についた。右打者の内角へ「インスラ」を多く投げていた。メジャーでいう「フロントドア」。6回にガルシアから見逃し三振を奪ったが、捕手は外角...
<西武2-3ソフトバンク>◇18日◇沖縄セルラー那覇スタンドに響き渡る指笛の音色も心地良く聞くことができたのではないだろうか。ソフトバンク三森が長いトンネルを脱出し、バットでチームの勝利に貢献した。 プレーボール直後の先頭打席。1ボールからの2球目。西武先発隅田の146キロの直球を鋭く右前に運んだ。実に7試合28打席ぶりの「快音」だった。7日のロッテ戦(ZO...
<ヤクルト1-8阪神>◇18日◇神宮プロ初完投に初本塁打のおまけとは。「振ったら入ってビックリしました!」。談話も純粋だったし、ヒーローは西純矢だ。 それをアシストした打線もクリーンアップの本塁打そろい踏み。今季、下を向きがちな虎党にとってはスカッとする試合である。 そんな快勝にケチをつける気はないのだが、首位ヤクルトからすれば、さほどこたえる1敗ではないと...
阪神の投手陣が、抜群の安定感を見せ続けている。18日時点で、43試合中22試合でクオリティースタート(登板6回以上、自責3以下)を決めている先発陣に加え、アルカンタラ、湯浅、岩崎の盤石の勝利の方程式を中心としたリリーフ陣の奮闘ぶりも光る。 投手陣は4月22日ヤクルト戦から20試合連続で3失点以下に抑えている。56年6月24日~7月17日までの球団最長記録「1...
普段とは違う記者席だったから見えたものがあった。17日の巨人-広島戦は宇都宮清原球場で開催された。地方球場ということに加え、コロナ禍もありバックネット下にある記者室は使えなかった。用意された記者席は球場一塁側ファウルゾーンのブルペンの奥。臨時のテントが張られた「ポール際」の記者室だった。 真横では巨人の中継ぎ陣が控える。グラウンドをはさんで正面には三塁側で広...
<ファームリポート>【94】<イースタンリーグ:日本ハム3-6ヤクルト>◇18日◇鎌ケ谷 2軍選手の現状をリポートする日刊スポーツ評論家の田村藤夫氏(62)は、日本ハムの高卒2年目・細川凌平内野手(20=智弁和歌山)のさりげない動きの中に、独特のこだわりを見た。 ◇ ◇ ◇ 長く捕手をしていたため、ホーム側からバックスクリーン方向へグラウン...
<巨人4-2広島>◇18日◇東京ドーム巨人は新外国人の2本のホームランで4得点を挙げ、広島に連勝した。昨年は新外国人のスモークが途中帰国してから失速。シーズンは3位に終わったが、新外国人さえ機能すれば、首位争いができると改めて思った。 ただ、2人が活躍しても「首位争いができる」とは言えるが「優勝できる」とまでは言い切れない。その理由が、この試合にはたくさんあ...
阪神は高卒3年目の西純矢投手(20)がプロ初本塁打&プロ初完投の離れ業を演じ、ヤクルトに快勝した。虎では15年ぶりとなる「8番投手」で先発した西純は2回表に左越え2ラン。日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(38)はその直後、2回裏に坂本誠志郎捕手(28)が繰り出したリードに注目した。【聞き手=佐井陽介】 ◇ ◇ ◇ 興奮冷めやらぬ雰囲気の中、阪神坂本...
<ヤクルト2-1阪神>◇17日◇神宮「スグルでもあるし、それは受け止めています」。クローザーの岩崎優が打たれての逆転サヨナラ負けに指揮官・矢野燿大はそう言った。それはそうだろう。岩崎だって打たれるときはある。勝負は相手のあるもの。常に抑えられるはずはない。打者だって打てないときは打てないのだ。特にいまの阪神打線は相手投手がしっかり投げてくればなかなか打てない...
高卒3年目のヤクルト長岡秀樹内野手(20)が、5月に入り、復調してきました。 今季は初の開幕1軍入りを果たし、遊撃の定位置を獲得。開幕戦から4安打の大活躍で、3月(6試合)は打率3割4分8厘の好スタートも、4月(21試合)は打率1割7分7厘と落ち込みました。それが5月は12試合で43打数13安打の打率3割2厘(17日現在)と復調。14日広島戦(マツダスタジア...
<ヤクルト2-1阪神>◇17日◇神宮阪神が逃げ切りに失敗して、今季5度目のサヨナラ負けを喫した。連勝は2で止まった。12試合連続無失点中だった抑えの岩崎優投手(30)が乱れ、1-0の9回に逆転サヨナラを許した。日刊スポーツ評論家の山田久志氏(73)が解説した。 ◇ ◇ ◇ 痛恨のサヨナラ負けだった。DeNAに連勝して乗り込んだ神宮だが、ストッパ...
<ファームリポート>【93】<イースタンリーグ:日本ハム2-0ヤクルト>◇17日◇鎌ケ谷 2軍選手の現状をリポートする田村藤夫氏(62)は、昨年4勝を挙げ、今季も期待されるヤクルトの5年目・金久保優斗投手(22=東海大市原望洋)のピッチングを分析した。 ◇ ◇ ◇ 先発が金久保と知り、鎌ケ谷に足を運んで良かったなと感じた。20年9月...
<巨人3-2広島>◇17日◇宇都宮外国人投手というのは例外がないといっていいほど、ストライクゾーンで勝負をしたがるもの。この特性が、広島にとっては痛恨の逆転負けを招いてしまった。 2点をリードし、完封を託した遠藤が9回に崩れた。無死満塁のピンチを招き、左打者のポランコを迎え、左腕のターリーをマウンドに送った。ストッパーの栗林がコンディション不良ということで、...
1歩ずつ進む大切さを、オリックス山本由伸投手(23)から教わった。妥協せず日々頑張る理由を聞いたときだった。 「目標を達成するには、コツコツと進むしか手段はないと思うんですよね。一気に何歩も進めたら、誰も苦労なんてしない。それに、なんて言うのかな…。面白くないですよね?」 和やかな会話だったが、こちらの胸に深く突き刺さった。言われてみればそうだ。すごろくでサ...
週末のDeNA戦は連勝した。明らかに力上位の戦いっぷりだった。まずはターゲットが決まった。近いうちにひとつ上がって5位に浮上できる。そう感じさせる2試合だった。 シーズンはまだ3分の1にも達してしない。ポジティブに考えれば、十分に巻き返せる猶予はある。そんな中で、僕はひとつの「人事」が気になった。2年目の外国人選手、ロハスが2軍に降格。このニュースだ。先の広...
<日本ハム10-2ソフトバンク>◇15日◇札幌ドーム長いシーズンだけに連勝もあれば、連敗もある。「禍福はあざなえる縄のごとし」-。そう割り切ってしまえば、そんなに悲観的になることもなかろうが、やはり勝負事は負けると、ついつい顔は下を向く。ソフトバンクが新庄日本ハムに屈辱の3連敗を喫してしまった。試合直後の藤本監督は一塁側ベンチに座ってしきりにメモにペンを走ら...