ニッカンプロ野球

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番記者コラム・ソフトバンク

「必勝の型」で首位ロッテに2連勝 何よりうれしい板東の今季初2回0封

ロッテ対ソフトバンク 8回裏、ソフトバンク2番手で登板し力投する板東(撮影・垰建太)

<ロッテ0-5ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン単純明快なことだが、先発投手がゲーム中盤までしっかり抑えて、打線が先制、中押しをすれば8割方は白星を手にすることができるだろう。この「必勝の型」でソフトバンクは首位ロッテに敵地・千葉で2連勝を飾った。 初戦はエース千賀が7回まで0を並べ、8回途中1失点の粘投。2戦目は助っ人マルティネスが7回無失点投球。上昇...

野球の国から

1球ごとに軌道、回転を数値化「ラプソード」 プロ志望・永島田輝斗も活用

<進化を続ける高校野球(1)>高校野球界では今、プロ野球に劣らないレベルでのデータ分析や測定が行われている。機器を使って練習やプレーを数値化。細かな筋肉量の測定を行い、個人に合ったトレーニング方法を組み立てる。「頑張る」という気持ちや「すごい」という感覚だけではない指導。SNSを使って自ら発信をする学校も多く、部員の勧誘にもつながっている。進化を続ける高校野...

虎だ虎だ虎になれ!

【虎になれ】訂正します 最後の戦い挑む“最終形”には藤浪晋太郎が必要

ウエスタン・リーグ広島対阪神 5回裏広島2死一、二塁、宇草を三振に切る阪神藤浪(撮影・清水貴仁)

<中日3-3阪神>◇23日◇バンテリンドーム訂正させてほしい。前日、ロハスが登録抹消でアルカンタラを登録。佐藤輝明を再昇格させると決まった時点で「最後の戦いに挑む最終形」と書いた点だ。 藤浪晋太郎を忘れていた。というか書き切れなかった。ここも独断と偏見で言わせてもらえば、16年ぶり優勝へ向かう最後の戦いに藤浪は必要だと思う。 「なぜ」「そうか?」と言う虎党も...

番記者コラム・阪神

史上初「全休明け」でタイトル桑原謙太朗 金本監督が年俸掛け合った人柄

引退会見を行う阪神桑原謙太朗(2021年9月20日撮影)

17年に「球界初」となる珍しいタイトルホルダーとなった中継ぎ右腕が、ユニホームを脱ぐことになった。9月20日に引退を発表した阪神の桑原謙太朗投手(35)は、個性的な足跡を球界に残してきた。 阪神へは15年にオリックスからトレードで加わった。同年1軍ではわずか6試合。そして16年にはプロ入り後初めて1軍戦登板なしに終わる。戦力外の危機に立ったが、17年に華麗な...

番記者コラム・横浜

変幻自在プロで希少な砂田毅樹 投手プレート立ち位置変えて球種「2倍」

砂田毅樹(2021年8月5日撮影)

このコラムには「現場発」という題名がついているので、なるべくテレビやネットでは分かりづらい事象を取り上げようと思っている。今回は、テレビで分かりづらい「投手プレートの位置」について。 DeNAの中継ぎ左腕、砂田毅樹投手(26)が、18日の広島戦(マツダスタジアム)で今季2勝目を挙げた。1-1の7回2死一、三塁で先発京山将弥の後を継いで登板。小園を1ストライク...

評論家コラム

【真弓明信】バット止まらずスイング遠回り、佐藤輝明は粘っこく振る意識を

中日対阪神 9回表阪神無死、佐藤輝は三振に倒れる、捕手は木下拓(撮影・加藤哉)

<中日3-3阪神>◇23日◇バンテリンドーム佐藤輝明は14日ぶりに1軍に戻ってきたが、打撃というのは急に変わるものではない。本来、打撃というのは、下半身から動きだして、バットのヘッドを出すことを我慢しながら、最短距離で捉えなければならない。そうすることで、ボール球や変化球を見極めることができ、時には打ちにいきながら、バットを止められる。前半戦に逆方向に本塁打...

野球の国から

ロッテは捕手補強がカギ オリックスは将来性ある高校ビッグ3も

<田村藤夫のドラフト独断予想:パ・リーグ編>日刊スポーツ評論家の田村藤夫氏(61)が独自の視点からドラフト会議でのおすすめ指名候補を考える。第2回はパ・リーグ編です。     ◇    ◇    ◇   ドラフト会議を占う上では、2軍の状況を念頭に置かなければならない。2軍で成長が見込める若手が、同じポジションに複数いるなら、そこは無理して指名する必要はない...

虎だ虎だ虎になれ!

【虎になれ】さあ佐藤輝明が昇格!ロハス抹消し“最終形”で最後の戦いだ

ウエスタン・リーグ広島対阪神 9回表阪神1死一塁、左越え2点本塁打を放つ佐藤輝(撮影・清水貴仁) 阪神が“最終形”に入るということだろう。試合前にそう感じた。この日、ロハスを登録抹消し、アルカンタラを昇格。独断と偏見で言わせてもらえば、それでいいと思う。 マルテ、サンズと合わせた助っ人野手3人制は、正直、機能していると思えなかった。スタメンそろい踏みしたのは...

番記者コラム・日本ハム

プロスポーツが地域の人たちのためにも…意義深いスケボー銀開心那の一投

日本ハム対ロッテ 試合前、ファーストピッチセレモニーをする東京五輪スケートボード女子パークで銀メダルを獲得した開心那(撮影・佐藤翔太)

北海道は朝晩の気温がぐっと下がり、すっかり秋めいてきた。そんな中、真夏の東京五輪でメダルを獲得した少女が、札幌ドームでファーストピッチを行った。北海道出身でスケートボード女子パークの開心那(ひらき・ここな=13)だ。夏季五輪史上、当時12歳での出場は日本最年少。メダル獲得も最年少だった。その1投は、球団にとって、意義深いものだったに違いない。 日本ハムが、未...

評論家コラム

【桧山進次郎】阪神サンズのブレーキ痛い 相手に怖さある佐藤輝明に期待

阪神対中日 中日に敗れ、矢野監督(中央)は早々とベンチを引き揚げる(撮影・上田博志)

<中日2-1阪神>◇22日◇バンテリンドーム阪神が1点差で敗れた後、ヤクルトがDeNAに2対1で競り勝った。巨人が大勝し、三つどもえの戦いは、虎の“1人負け”で、首位から陥落した。 桧山 ヤクルトはその気になってますね。それぞれが心の底から、「勝ってやるぞ」と叫びながらプレーしているのが伝わってきます。巨人もチーム状態は最悪でも、立ち直ってくると怖い。それに...

野球の国から

巨人は投手陣整備が優先 広島はポスト鈴木誠也へ右の大砲候補が魅力的

<田村藤夫のドラフト独断予想:セ・リーグ編>捕手として通算出場1527試合、引退後はダイエー、日本ハム、中日、阪神など4球団で計21年間を主にコーチとして過ごし、合わせて42年間をプロ野球で生きてきた田村藤夫氏(61)が各球団の補強ポイントを分析。独自の視点から、ドラフト会議でのおすすめ指名候補を考えてみた。    ◇   ◇ 現役を引退した後、ほとんどの時...

虎だ虎だ虎になれ!

【虎になれ】これでいいのか?「これでいいのだ」この経験が大きな糧になる

<中日2-3阪神>◇21日◇バンテリンドーム阪神対中日 9回表阪神1死三塁、木浪は勝ち越し左犠飛を放つ(撮影・上田博志) 「これでいいのだ」。天才バカボンのパパならそう言ったかもしれない。正直、とてもいいゲーム内容とは思えなかった。それでも「勝てばいいのだ」。そう思いたい。 「結果オーライはあかんぞ。あかんけどな、エエときもある。そういう時期があるんや」。闘...

番記者コラム・広島

鈴木誠也は打撃だけが魅力じゃない 注目すべきプレーはいくらでもある

2021年9月21日 広島対巨人 6回裏広島1死一、二塁、鈴木誠は先制の中前適時打を放つ

打撃だけが、魅力じゃない。 広島鈴木誠也外野手(27)は、チームトップタイ9盗塁の脚力、すでにGGを4度受賞する守備力、そして強肩もまた、魅力のひとつだ。 今季ここまで2位青木(ヤクルト)に3差をつけてセ・リーグ外野手トップの12補殺を記録する。2桁補殺は12球団でただ1人。昨季も補殺数はリーグトップで、2桁補殺は17年以来となる。相手が鈴木誠の強肩を警戒し...

番記者コラム・ソフトバンク

逆襲へ残り27戦 チーム一丸へ「信頼」が最大の作戦

楽天対ソフトバンク 9回表ソフトバンク無死、川瀬は中前打を放つ(撮影・山崎安昭)

<楽天4-5ソフトバンク>◇20日◇楽天生命パーク札幌から始まり福岡、仙台と続いた長いトンネル生活にようやくピリオドを打った。ソフトバンクにとっては安堵(あんど)の1勝だったろう。 もがき苦しむ「王者」にとって、掲げる覇権の旗は降ろすことはできないが、現実的にはAクラス死守が目標となるだろう。12日ぶりの白星も、札幌ではロッテが勝って首位との9ゲーム差は変わ...

番記者コラム・巨人

とにかく明るいビエイラ「その瞬間を楽しむ」ポリシーと圧倒的な努力で結果

チアゴ・ビエイラ(2021年9月1日撮影)

常に明るく振る舞うことは簡単ではない。人間、生きていれば落ち込むこともある。巨人チアゴ・ビエイラ投手(28)は、とにかく明るい。笑顔が絶えない。もちろん、見えないところで人知れず思い悩んでいることもあるかもしれないが、はたから見ている限りだと、ひた向きに明るい姿が印象的だ。 最初に感じさせられたのは、2軍に降格した5月のジャイアンツ球場。4月24日広島戦から...

評論家コラム

【権藤博】阪神「1点はどうぞ」で良かったのに大量失点 守りの作戦ミス

阪神対巨人 2回表巨人1死二、三塁、二塁手糸原は大城の打球を取り逃し中前2点適時打となる(撮影・上山淳一)

<阪神1-8巨人>◇19日◇甲子園阪神はせっかく1点を先制したのに、2回表に雪崩のように大量7点を失った。先発ガンケルがつかまったわけだが、むしろ勝負のあやは阪神サイドの守りにあった。 この回、先頭亀井に中前にはじき返され、続く丸に一、二塁間を抜かれる。無死一、三塁。7番ウィーラーのところで、阪神内野陣は後ろに下がった。そして三ゴロで1死をとった。 問題はこ...

虎だ虎だ虎になれ!

【虎になれ】表情が硬いでっせ矢野監督! 今こそ“矢野の考え”に帰るとき

阪神対巨人 巨人に敗れあいさつする阪神矢野監督(左)ら(撮影・清水貴仁)

<阪神1-8巨人>◇19日◇甲子園指揮官・矢野燿大に“イヤミ”を言われたのは昨年オフだ。1年目の「矢野ガッツ」が2年目は姿を消した。3年目はどう? という話をしたときだ。 「自分の中で楽しむ『矢野ガッツ』が減っているのは自覚していた。成績も、その部分も苦しんでいた。(3年目は矢野ガッツを)やり切りたい。楽しむって決めているんで。僕は子どもたちに夢を与えたい。...

番記者コラム・阪神

もし配達先で大物新人が立っていたら…佐藤輝明遠征のお供はウーバーイーツ

佐藤輝明(2021年9月17日撮影)

もしも、配達先の扉の向こうに、プロ野球の大物新人が立っていたら…。そんな想像を膨らませたのは、阪神佐藤輝明内野手(22)が、遠征先のホテルでの過ごし方を教えてくれたからだ。 「ウーバーイーツを頼んで過ごしていました。外に行けないので」 17~19日までのウエスタン・リーグ中日3連戦(ナゴヤ)のため、3日間の名古屋遠征。選手は不要な外出はせず、ホテルで過ごすこ...

評論家コラム

【和田一浩】1点を惜しんで7失点…阪神が重視すべきだった「2点目阻止」

阪神対巨人 2回表途中、マウンドで汗をぬぐうガンケル(右から2人目)(撮影・狩俣裕三)

<阪神1-8巨人>◇19日◇甲子園阪神にとっては、悔やんでも悔やみきれないイニングがあった。初回に1点を先取した直後の2回だった。1点を惜しんだために、一挙に7点を失ってしまった。 優勝するためにはなんとしても倒さなければいけない巨人が相手で、菅野から早々と1点を奪った。しかし、先頭打者の亀井に中前安打されると、丸にも一、二塁間を破られ一、三塁。ウィーラーの...

評論家コラム

【建山義紀】日本ハム加藤貴之、勝てる投手になるには前打席の内容意識を

日本ハム先発の加藤(撮影・黒川智章)

<日本ハム0-4ロッテ>◇19日◇札幌ドーム日本ハムが首位ロッテに0-4と、今季12度目の完封負けを喫した。投手陣も18年までチームに所属していた“スシ・ボーイ”こと、ロッテのブランドン・レアード内野手(34)に、いずれも2死から、1本塁打を含む3安打3打点と打ち込まれた。先発左腕の加藤貴之投手(29)は6回5安打3失点で7敗目。今季6度目の3連勝はならなか...