ニッカンプロ野球

阪神番記者

893日ぶりに帰ってきた高橋遥人 何度も度肝抜かれた直球と愛されるトークを次は1軍の舞台で

4月17日、阪神対オリックス 阪神先発の高橋遥人

元気に投げる姿が、個人的にもうれしかった。阪神高橋遥人投手(28)が893日ぶりとなる実戦復帰を果たした。17日ウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)で先発し、1回を1安打無失点。「入団してから1回も見たことない人もいると思うので、普通に珍しいだろうな。珍しいからみんな応援してくれてるかなという感じですかね。ありがたいです」。チームメートに感謝する言葉も...

湯浅京己のシーズン684日ぶり登板 梅野隆太郎はつい握手「特別なものは自分もあった」

中日対阪神 7回終了、湯浅(右)は梅野と笑顔で握手を交わしベンチへ戻る(25年4月29日撮影)

絆を感じる一瞬だった。4月29日の中日-阪神戦(バンテリンドーム)。阪神湯浅京己投手(25)が国指定難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」から復活し、レギュラーシーズン684日ぶりのマウンドに立った。 7回の1イニングを1安打無失点に抑え、笑顔でマウンドを降りる湯浅。隣には女房役の梅野隆太郎捕手(33)。ベンチへ近づくと、梅野は右手をすっと差し出し、笑顔の湯...

県外からバンテリンドームに行くなら、名古屋特有の基幹バスレーンを体験するのもアリ

中日対阪神 選手交代を告げる藤川監督(撮影・上田博志)

<中日5-4阪神>◇4月30日◇バンテリンドーム 2月に中日担当から阪神担当に配置換えになって以来、初めての名古屋遠征に帯同した。中日担当時代は、地下鉄などで取材に向かっていたが、名古屋市中心部のホテルに今回は宿泊。宿からバスでバンテリンドーム入りした。その際に初めて利用したのが、名古屋市特有の交通システムで、基幹バスレーンを走るバスだった。バスレーンは、一...

ドラ1伊原陵人が狙う快挙 球団初となる救援デビュードラ1新人のプロ初先発での白星なるか

阪神伊原陵人(2025年4月12日撮影)

ドラフト1位ルーキーの阪神伊原陵人投手(24)が球団初の快挙に挑む。20日広島戦(甲子園)でプロ入り後初の先発マウンドに上がる。 伊原は3月30日広島戦(マツダスタジアム)でデビューした。全6試合すべてが中継ぎ登板で勝敗はつかず1ホールド。防御率0・00と安定感は抜群だ。救援デビューしたドラフト最上位ルーキーがプロ初先発で白星をつかめば球団史上初となる。 近...

「模擬・甲子園」SGLを見て思う、高校野球のメッカになる可能性はあるのか

3月1日、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎

阪神の2軍新本拠地・日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎がオープンして2カ月近くが経つ。足を運ぶたびに、文句のつけようのない施設だと実感する。 青々とした芝生、立派な観客席、甲子園に合わせた色味のフェンスラバーを見ていると「ここで高校野球の試合を見てみたい」という考えが頭をもたげた。ちょうど、この週末から近畿地区で高校野球の春季大会が本格化。阪神の本拠地・兵庫でも県...

藤川球児監督が高知出身で出身選手は3人の四国 栄枝裕貴「プレーで魅力を」野球振興へ

栄枝裕貴

高知出身の藤川球児監督率いる阪神。そこには四国地方出身の選手が3人在籍している。 21年ドラフト1位で、現在育成契約を結び、再起を図る森木大智投手(22)、今季は初の開幕1軍入りした栄枝裕貴捕手(26)、育成ドラフト2位の新人嶋村麟士朗捕手(21)だ。 それだけでなく、ブルペンに欠かせない存在となっている石井大智投手(27)、育成ドラフト1位で入団し、開幕前...

「伝統の一戦」藤川監督、打倒巨人は「宿命」90年の長い歴史、今年も多くのドラマが生まれるか

2025年4月4日巨人対阪神 7回表阪神2死満塁、木浪が3点適時二塁打を放ち、力強くガッツポーズする藤川監督

その瞬間、目に強い力が宿った気がした。今季初対戦となった4日の巨人-阪神戦(東京ドーム)。阪神が7-2で勝利を収めた試合後、藤川球児監督(44)が巨人戦への思いについて問われた時だった。 「それはやはり、先人たちの思いがありますから、監督をしている以上はこれはもう当然のことだと思います」 力強いまなざしできっぱりと言い切った。 「伝統の一戦」と呼ばれ、巨人は...

梅野隆太郎、連敗時に大切にする信条とは「野球の怖さを感じた」3年前経験した苦い記憶

阪神対DeNA 送球練習を行う阪神梅野(手前)と坂本(撮影・宮崎幸一)

V奪還を目指す阪神の25年シーズンが開幕した。今季開幕戦は4-0で完封勝利。緊張感の中で投打がかみ合い、締まった展開でつかんだ勝利だった。一方で他球場に目を向けると、昨季セ・リーグ王者巨人は5点差をひっくり返して逆転勝利。ライバル球団はそのまま波に乗り、開幕3連勝を決めていた。劇的勝利から流れに乗った連勝に、かつて梅野隆太郎捕手(33)に聞かせてもらった話が...

「勝負師」吉田義男さんはゴルフでもメリハリ 90歳超えで100切り、ファン大切にする姿も

吉田義男さんお別れの会の祭壇(2025年3月25日撮影)

2月3日に他界された元阪神監督・吉田義男さん(本紙評論家)のお別れの会が3月25日、大阪市内のホテルで執り行われた。担当記者として吉田さんを取材できなかったが、事業部時代には弊社主催のゴルフイベントなどに参加いただいた。一般参加の方に気軽に声をかけられる好々爺(や)のイメージが強かった。 関西地区の公式アマチュア大会などで優勝経験のある梶田恵代さん(57)は...

大物出てくる!2軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」選手との距離など特徴は…

阪神対広島 初試合が開催された日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎に詰めかけた大勢のファン(2025年3月1日撮影)

3月1日、阪神の2軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」が兵庫・尼崎市に開業した。取材する中で「鳴尾浜とは違う」特徴を多く感じた。 さまざまな選手が鍛錬を積んでいる同施設。2月27日にはプレオープンとしてメイン球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のスタンドが開放され、ファンが練習初日の様子を見学した。平田勝男2軍監督(65)が「隣には阪神電車の大物(だい...

「ショートでいきたいっちゃいきたいけど…」19歳山田脩也がもがいた宜野座での日々

シートノックで軽快な動きを見せる阪神山田脩也(2025年2月27日撮影)

阪神春季キャンプ(沖縄・宜野座)で19歳の若武者が必死にもがいていた。 藤川球児新監督(44)のもと、高卒2年目の今季は1軍選手中心の宜野座組に初めて抜てきされた。山田の売りは何といっても守備力。本職は遊撃手で、同ポジションの木浪聖也内野手(30)や小幡竜平内野手(24)らも、山田の能力の高さに一目置いている。しかし、キャンプ中のシートノックや個別練習では二...

「中野2番、佐藤輝3番」の同期コンビ 新人年からの連続規定打席&3桁安打の「二人旅」続く

練習中、笑顔を見せる阪神佐藤輝(撮影・藤尾明華)

阪神の佐藤輝明内野手(26)、中野拓夢内野手(28)の同期コンビが、今季は「中野2番、佐藤輝3番」と上位打線を形成しそうだ。20年ドラフトで1位と6位の入団。この2人のみが成し遂げてきた記録に今年も要注目だ。 レギュラー選手の証明といえるのが、規定打席への到達である。ともに新人だった21年に、佐藤輝と中野はそろって達成。これは球団初で球界全体でも62~64年...

藤川球児監督始め首脳陣が防寒着に使用したのは「スタジャン」 着てもらえるデザインに変更

阪神対中日 2回裏を終え、笑顔を見せながら選手交代を告げる阪神藤川監督(撮影・前田充)

<オープン戦:中日7-4阪神>◇5日◇甲子園今年の沖縄は、例年と比べものにならないくらい寒かった。阪神の春季キャンプを取材する報道陣もダウンコートに、ネックウォーマーと次々に防寒着を着込む日々…。震えながらグラウンドを見ていたら、例年とは少し異なるチームの装いが目についた。 藤川球児監督(44)を始め首脳陣や選手、チーム関係者が防寒着として身につけていたのは...

選手寮シェフ監修の絶品球場グルメ「虎風荘カレー」選手に寮でのカレー事情を聞いてみた

阪神の新2軍本拠地「日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎」で売られる球場グルメ「虎風荘カレー」

大盛況のこけら落としの中、新しい魅力を発見した。1日に開業となった「日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎」。試合前からにぎわった球場内には、ファンの期待感があふれていた。 プロ野球の楽しみ方のひとつが「球場グルメ」だ。昼時にコンコース内を散策すると、すでに長蛇の列ができあがっている店を発見した。「甲子園カレー」をはじめとした、カレーが名物の阪神。列の先に売られて...

ドラ番からトラ番へ、心は再びリセットして挑戦 担当変更を中日ルイス通訳に伝えると…

ライデル・マルティネス(右)とフランシス・ルイス通訳(2020年7月11日撮影)

2月1日から阪神担当を拝命した。ドラ番からトラ番へ。濁音の点々がなくなった。前回の赴任を加えると約10年以上。日刊スポーツ勤務のうち、約3分の1を名古屋で過ごしたことになる。20代の時も過ごしていたときもあり、愛着のある街を去るのは寂しい。 1月末に担当変更を渉外担当や打撃投手なども務める中日フランシス・ルイス通訳(48)に伝えると、こう返された。「マジです...

深い意味はあるか…屋外打撃ケージ内にマットが敷かれた ささいな変化が新生阪神を予見する

打撃練習する井坪(2025年2月18日撮影)

ちょっとした変化の中に、意外と深い意味が隠れていたりするが、この場合はどうか。 阪神の沖縄・宜野座キャンプ。第2クールの途中から突然、フリー打撃を行う打撃ケージ内にマットが敷かれた。緑色の人工芝の、よく見るあれだ。ケージ2カ所の左右打席に合計4枚。「だからどうした」と言う人は正しい。他球団では当たり前のことだし、阪神も室内練習場では普通に使っているから。しか...

「なんで野球は9回なんやろ?」平田2軍監督の質問に…具志川で準備の大切さ改めて実感

平田勝男2軍監督(2025年2月8日撮影)

沖縄・具志川で準備の大切さを改めて実感した。 阪神の春季キャンプ。第4クールの具志川キャンプで、平田勝男2軍監督(65)への取材でタイブレークの話題になった。今季から2軍戦で延長10回からタイブレークが試験的に導入され、開幕からは無死一塁。シーズン途中から無死一、二塁と塁状況が変更されることは知っていた。「ちょっとやり方が変わるやん。知ってる?」と問われたの...

独立Lから加わった教員免許持つ寺前湧真ブルペン捕手 野球を続けてかなえたNPB入り

寺前湧真(2024年11月13日撮影)

ブルペン捕手。ブルペンで投球を受け、時には感触などを投手やコーチらに伝える。投手陣を支える、チームにとって欠かせない存在だ。阪神では、そんな重要な役割に寺前湧真ブルペン捕手(23)が、今年新たに加わった。NPBの選手経験者の昨年から所属していた面々とは違う経歴の持ち主。昨年までは日本海L・石川に所属し、NPBの選手としての経験はなく、猛虎軍団の一員となった。...

チャンス生かせなかった椎葉剛が正念場「あと1個つかめれば良い感覚になる」

9日、阪神紅白戦で3回、3番手で登板した白組椎葉剛

阪神椎葉剛投手(22)が正念場を迎えている。春季キャンプ第2クール最終日、9日の紅白戦で2回6安打4失点を喫し、チャンスを生かすことができなかった。「1月の自主トレからキャンプの第1クールまでは良い感覚で投げられていた。第2クール入ったあたりから徐々に感覚がずれていって(悪い時に)戻ったなって感じです」。 四国IL・徳島時代に159キロをたたき出し、2023...

臨時コーチ・サンズ氏の元に駆け寄った担当スカウト「後悔しないように」その意図は

具志川キャンプでサンズ臨時コーチに指導を受ける阪神佐野(2025年2月6日撮影)

阪神の沖縄・具志川キャンプで見た、ある光景に興味が湧いた。臨時コーチとして来日している元阪神ジェリー・サンズ氏(37)が若手中心の具志川でも指導。ドラフト5位の新人、佐野大陽内野手(22=日本海L・富山)に身ぶり手ぶりで何かを伝えていた。 しばらくして、筒井和也スカウト(43)が会話の輪に加わった。同スカウトはサンズ氏の打撃理論に耳を傾け、質問もした。佐野の...

近本光司が目指す球団生え抜き最速1000安打 今季59試合目までに到達なら藤村富美男超え

【イラスト】現場発近本用阪神1000安打表

阪神の近本光司外野手(30)が球団生え抜き最速の1000安打到達を目指す。昨季まで933安打で通算出場は804試合。移籍選手を除く球団1000安打到達最速は藤村富美男の864試合目となっており、近本が今季出場59試合目までに残る67安打を放てば更新となる。 近本のシーズン67安打の所要試合数は以下の通り。 19年 55試合 20年 63試合 21年 60試合...

キャンプ初日に見た異例の光景「説明してくれて」藤川監督が明かした裏側

沖縄春季キャンプ初日、ブルペンで投球練習をするビーズリー(2025年2月1日撮影)

阪神は今季、育成も含めると球団史上最多の外国人9人体制で臨む。2月1日、沖縄春季キャンプ初日から、助っ人陣の絆を感じるシーンがあった。 キャンプイン早々にブルペンに入ったのは、来日3年目を迎えるジェレミー・ビーズリー投手(29)。そして先輩に続くように、ジョン・デュプランティエ投手(30)、ニック・ネルソン投手(29)の新助っ人2人も次々にボールを投げ込んだ...

リリーフながら石黒佑弥がブルペンで球数を投げる理由とは キャンプ初日から投手陣最多の73球

汗を飛ばしブルペンで投球練習をする石黒(撮影・藤尾明華) 阪神沖縄・宜野座キャンプは初日から17人がブルペン入りしていた。各投手がひしめく6レーン。その隅に、大粒の汗を浮かべる石黒佑弥投手(23)の姿があった。捕手坂本から「頑張れ!」、「ここから!」と声をかけられながらの73球。この日の投手陣で最多の球数だった。 「今日は多くなった。本当は50球ちょっと、6...

鳴尾浜ありがとう…すでに全体練習は終了 島田海吏の思い出は台風接近中の人生初の1発

1月30日、鳴尾浜球場での最後の自主トレを終えグラウンド整備する阪神の選手ら

兵庫・西宮市にある阪神2軍本拠地の鳴尾浜が約30年の歴史に幕を閉じた。代々若虎らが汗を流し、人気選手を生み出し続けたグラウンドや寮。沖縄・宜野座と具志川での春季キャンプに向け、先乗りしていないメンバーが飛び立つ前日の1月30日には最後の全体練習が行われた。キャンプ後は同・尼崎市の「ゼロカーボンベースボールパーク」に移転する。 新人記者の私にとって、この場で取...

マルティネスが育成同期の宜野座組抜擢を祝福「うれしい」真相と“野望”を秘めて沖縄へ

入団会見でポーズをとるベタンセス(左)とマルティネス(2024年3月撮影)

阪神育成アンソニー・マルティネス投手(25)は30日、キャンプインを前に、同期入団で育成ホセ・ベタンセス投手(25)の沖縄・宜野座キャンプスタートを祝福した。 昨年入団同期の抜てき決定後、初めて姿を目にした。ヘッドホンを耳にノリノリ。きゅっと口角を上げた笑顔。いたって、いや、いつも以上に明るいマルちゃんだった。「それを聞いた時、結構自分もうれしくて。そういう...

青柳晃洋「あそこが緊張のピーク」球場への渡り廊下 メジャーではどんな感情が湧くのか

鳴尾浜球場でキャッチボールをする青柳(撮影・上田博志)

重機で少しずつ解体されていく渡り廊下を見るたび、青柳晃洋投手の姿が思い浮かんだ。このたび、フィリーズとマイナー契約。阪神で9年間を過ごした31歳右腕はまもなく渡米し、新たな旅に出る。 甲子園では銀傘拡張にともなう工事が進んでいる。球場とクラブハウスを結ぶ渡り廊下の架け替えもその1つ。1月下旬、旧来の通路が完全に取り外され、並行して造られた新しい通路1本だけに...

近本光司、鹿児島・沖永良部島の野球少年たちには憧れの存在!いつまでも島の誇りで

沖永良部島の子どもたちへサインする阪神近本(撮影・山崎健太)

阪神近本光司外野手(30)は鹿児島・沖永良部島の野球少年たちにとって憧れの存在だ。5年連続5回目の同地での自主トレとなり、島内で近本の名前を知らない島民はいない。 自主トレを見学した知名ジュニアベースボールクラブの小学2年生、久山鉱君(8=くやま・ひろ)は「投げるボールがすごかった」と目を輝かせた。ポジションは近本と同じ外野手。もちろん将来の夢はプロ野球選手...

ドラ5佐野大陽は岩崎、高橋との“初仕事”終え「成長した姿で戻る」静岡出身先輩の背中追う

新人合同自主トレに臨む阪神佐野(撮影・前田充)

阪神ドラフト5位の佐野大陽内野手(22=日本海L・富山)は“初仕事”にド緊張だった。12月29日、地元静岡で開催された「静岡県人会『野球教室』」に岩崎優投手(33)、高橋遥人投手(29)とともに参加。中日村松開人内野手(24)らプロ野球選手12人が一挙集結。タテジマに袖を通して初めてのイベントで、いきなり豪華メンバーに囲まれた。「阪神の先輩方もいたので緊張し...

助っ人外国人の長~い名前は活躍傾向 !? 新外国人デュプランティエは名前通り長期活躍なるか

阪神と契約したデュプランティエ(球団提供)

長~い名前の助っ人外国人が名前の長さ同様にチームでも存在感を大きくできるか。 昨年末、阪神に新外国人としてジョン・デュプランティエ投手(30)の加入が発表された。先発として期待される右腕で、メジャーでの登板経験もある。 この投手、カタカナ表記にするとなんと8文字。阪神に在籍した外国人選手では62年ブラウンスタイン、72年マックファーデンと並んで最長タイだ。他...

藤川家に新戦力ゴールデンレトリバー“加入”「僕がまた自宅を外す機会も増えるので」

日刊スポーツ新聞西日本大阪本社を訪れた阪神藤川監督(撮影・藤尾明華)

藤川阪神に新たな戦力が加わった。やってきたのはグラウンドではなく、藤川家。年明けに“加入”を明かした藤川球児監督(44)は思わず笑顔になった。 「新しく家族も増えたので。新人のワンちゃんが入ったので」 昨年12月25日に仲間入りしたのは、ゴールデンレトリバーの「サンくん」だ。「太陽のような明るさと、クリスマスに来たのでサンタのサンを取って」。一昨年、現役時代...

才木浩人よ破れ14勝の壁 15年藤浪晋太郎以来チーム10年ぶりの「大台」なるか

阪神才木浩人(2024年10月27日撮影)

突き破れ、14勝の壁-。昨季13勝に終わった阪神の才木浩人投手(26)には、多くの先輩たちが到達できずに終わった勝ち星を目指してほしい。阪神で14勝以上を挙げた投手は、15年藤浪晋太郎の14勝が最後。以降9年間にわたって出ていない。 近年の阪神ではなぜか、在籍中の自己最多が13勝という投手が相次いでいる。才木も含めると、80年以降で9人にのぼる。 最近では青...