中島宏之OP戦打率3割超え 代打の切り札として存在感「貢献したい。勝ちたいから」
中日中島宏之内野手(41)が静かにプロ24年目のシーズンを見据えている。昨オフに巨人から戦力外通告を受け、中日に移籍。チーム野手歳年長ながら、1軍キャンプを完走した。オープン戦では代打起用が中心ながら9試合に出場し、11打席3安打3打点2四球、打率3割3分3厘(21日現在)。代打の切り札に指名した立浪監督の期待通りの結果を残している。 オープン戦では一部の遠...
中日中島宏之内野手(41)が静かにプロ24年目のシーズンを見据えている。昨オフに巨人から戦力外通告を受け、中日に移籍。チーム野手歳年長ながら、1軍キャンプを完走した。オープン戦では代打起用が中心ながら9試合に出場し、11打席3安打3打点2四球、打率3割3分3厘(21日現在)。代打の切り札に指名した立浪監督の期待通りの結果を残している。 オープン戦では一部の遠...
中日岩崎翔投手(34)が22日、阪神との練習試合(読谷)で698日ぶりの実戦に上がった。2回から2番手で登板。先頭渡辺の初球、この日最速となる152キロ直球でファウルを奪った。2死から片山に左前打を許したが、戸井にはフルカウントからのストレートで空振り三振。21球で1回1安打無失点とマウンドをかみしめた。 「(良かったのは)初球と最後の球。特に初球は相手打者...
中日鵜飼航丞外野手(24)が新兵器への好感触を口にした。18日からナゴヤ球場で自主トレを始め、濃いブラウンを基調にしたバットを手にマシンで打撃練習。左手1本で打ち込んだり、黙々とボールを打ち続ける。 「僕はこれの方が使いやすい。芯も外側に来ている。(腕ではなく)バットを使っている感覚はあります。下半身始動で遅れて出てくるような感覚で振れています」 和田打撃コ...
中日大野雄大投手(35)が新年から持ち前のサービス精神を全開させた。 新年恒例となった大野雄の京都・大文字山自主トレに5日、同行した。銀閣寺前に集まり、お盆に行われる五山の送り火で「大」の文字とともす頂上へ登山。頂上で取材対応があるが、フォトセッションの際に大野雄はカメラマンに自ら率先して口を開いた。 「龍のポーズもやっときましょか」 これまでは「大の字ポー...
中日小笠原慎之介投手(26)が来年1月の自主トレを2年連続で米国で行うと明かした。 今年は1週間だったが、来年はびっちり3週間の予定だ。 「重いものは持てる。そういう練習はもうここ数年やってきている。イメージ的には、重いものを持てる体で、いかに(体を)速いスピードに。切り返しだったりとか、瞬発力だったりとか、筋力を最大限使えるようなトレーニングをしたい。自分...
中日鈴木博志投手(26)の最後の中日ユニホーム姿を見届けることができた。9日、愛知・東浦町での「第21回ドラゴンズ野球教室」を取材。鈴木は約40人の少年少女たちに、背番号「46」の背番号を背負って、球の握り方などを熱心に指導した。 8日の現役ドラフトで、オリックスから指名を受けたばかり。子どもたちへは、「ドラゴンズのユニホームを着るのも今日が最後だと思います...
中日のセットアッパー争いが、熾烈(しれつ)だ。23日に契約更改した清水達也投手(24)の言葉が物語った。 「中日の8回を投げれば日本代表にいける。それくらい層が厚いし、レベルが高い」 昨季からリリーフに転向。2年連続50試合登板を決め、3勝3敗25ホールドを挙げた。11月に侍ジャパンに初選出され「アジアチャンピオンシップ」の優勝にも貢献した。「中継ぎの中で一...
中日岩崎翔投手(34)が10日、バンテリンドームでの秋季キャンプ最終日に打撃投手として登板した。手術後2度目で、立浪監督ら1軍首脳が見守る中で30球を投じた。結果は、村松、鵜飼、三好相手に安打性1本と好投。直球とカーブだけで、最速は152キロをマークした。 岩崎は21年オフにソフトバンクからFAの人的補償で中日に加入。しかし、22年3月26日の移籍後初登板の...
中日はドラフトで外れ1位で亜大・草加勝投手(21)を指名した。1位指名を公表していたENEOS度会は3球団が競合して抽選に敗れた。外れ1位指名ででもロッテと重複し、これは立浪監督が当たりくじを引き当てた。最速153キロ右腕に開幕1軍ローテ入りを期待し、指揮官はドラフト会場からそのまま指名あいさつも行った。 会議の模様はテレビ中継され、1位決定に草加の携帯電話...
中日浜将乃介内野手(23)が14日からみやざきフェニックス・リーグに合流する。日本海リーグ・福井から22年ドラフト5位で入団。同期には同じ内野手で村松、田中、福永がいるが、田中とともに1軍デビューがないまま今季を終えた。 1年目の浜は左太もも肉離れや右足首の故障もあって出遅れた。2軍では88試合に出場し、打率2割5厘、1本塁打、13打点、6盗塁。11日からナ...
中日のドラフト6位田中幹也内野手(22)が20日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)で実戦復帰した。 5回2死一塁で福田の代走で出場。アキーノの一塁内野安打で自慢の足を披露し三塁を陥れ、直後のボークで本塁へ生還した。 田中はルーキーイヤーの今年、キャンプ、オープン戦で存在感を発揮。開幕1軍をたぐり寄せたかに見えたが、3月19日の楽天とのオープン戦で右肩を脱臼...
中日細川成也外野手(25)がキャリアハイを突き進んでいる。 9月11日時点で打率2割7分2厘、21本塁打、72打点。中日では10年(和田一浩37本塁打、森野将彦22本塁打)以来となる日本人20本塁打にも到達し、チーム最多アーチで打線をけん引する。6年間在籍したDeNAではレギュラーに定着できなかったが、今季はすでに規定打席にも到達。昨オフからスタートした現役...
中日大島洋平外野手(37)が26日DeNA戦で史上55人目の通算2000安打を達成した。プロ14年目。それを支えたのがパーソナルトレーナーの土田和楙(かずしげ)さん(37)だ。5年目の15年1月の自主トレからコンビを結成。駒大野球部では大島と同学年の外野手で、故障経験からトレーナーの道に進んだ。再会当時の大島の肉体は疲弊しきっていた。体の緊張をほぐし、パワー...
7月に高校野球愛知県大会を取材する機会があった。岡崎市民球場での準決勝だった。中日の大西崇之1軍外野守備コーチ(52)の長男で中京大中京・大西遼多内野手(3年)に話を聞いた。 身長182センチ。父より一回り大きな体でチームの主砲を務めていた。準決勝では左手甲の外側にひやりとする死球を受けたが出場を継続。決勝に駒を進めた。「めっちゃ、痛いです。折れてるかも(笑...
中日高橋宏斗投手(21)がプロの壁と戦っている。今季は15試合に登板し、6月13日ロッテ戦でプロ初完封を成し遂げたものの、16試合3勝7敗、防御率2・67。昨季は登板間隔を空けながらも、19試合、6勝7敗、防御率2・47を刻んだ。2年目のブレークと比較すると後半戦に入った時点では物足りなさを感じる数字が並ぶ。 3月の侍ジャパンには最年少で選出され、優勝に貢献...
中日の球団本塁打9000号がカウントダウンに入っている。7日現在、残り2本。到達すれば巨人、西武、ソフトバンクに続くNPB4球団目になる。 通算8000号を打ったのは森野1軍打撃コーチだ。11年7月13日ヤクルト戦(神宮)で、2点を追う9回無死一塁で同点7号2ランだった。「覚えてないです。記録は、みんなが積み上げたものですよ」。先代の大台達成者は笑っていた。...
中日石橋康太捕手(22)が正捕手へのアピールを続けている。15日ロッテ戦(バンテリンドーム)から5試合連続でスタメン出場を継続。14日のロッテ戦(同)で右手甲を骨折し、リタイアした正捕手木下の代役を務めている。 今季初の出場選手登録は13日。開幕から2軍調整を続けてきた。入団当初からバッテリー間のコミュニケーションを重要視。昇格から短期間で先発マスクを任され...
バンテリンドームのバックネット裏には記者席が設置されている。 記者だけでなく、公式記録員や他球団のプロスカウトらも試合を見つめる場所だ。そこで最近、新たな顔が加わった。パソコンを開いて試合だけでなく、イニング間のインターバルを見つめているのは、中日球団のイベント推進部に勤める堂上剛裕さん(38)だ。 「球場に来ていただいたお客さんに、試合が勝っているときだけ...
中日の借金が14に膨らみ、長いトンネルから抜け出せない。そんな古巣の姿に心を痛める人がいる。名古屋市北区上飯田にある居酒屋「旨たつ家」の大将を務める清水治美さん(61)だ。 83年に日本通運からドラフト6位で入団した左腕投手だった。現役生活は2年。引退後は打撃投手として中日野手陣のサポート役に徹して、21年オフを最後に30年近く過ごした中日を去り、昨年11月...
中日の試合前練習で、ショートのポジションでレガーズをつけた選手がノックを受けている。ドラフト4位山浅龍之介捕手(19=聖光学院)だ。もちろん左手にはめるのはキャッチャーミット。転向ではない。「ゴロ捕球が下手なんです。小学生レベルって言われます」。荒木内野守備走塁コーチが打つ、緩いゴロを正面で捉え、一塁へ送球する練習を続けている。 指導する西山バッテリーコーチ...