ニッカンプロ野球

高原のねごと

◆高原寿夫(たかはら・ひさお) 取材生活30年を超える古だぬき記者。吉本興業から宝塚歌劇団、あるいはヤバい人たちの取材から始まり、プロ野球ではイチロー日本一(96年)星野阪神V(03年)緒方広島連覇(17年)などの瞬間に立ち会った。日刊スポーツ大阪本社編集委員。

高原のねごと

史上最強ビジター戦闘服なるか 阪神マニアの夢

自身作のグラフィックを説明する大森正樹さん(撮影・高原寿夫)

<「高原のねごと」スペシャル>今年のビジターユニホームが史上最強!? 球団創立90年の節目を迎えた阪神、今季は敵地で強い“外弁慶”。熱烈な虎党で自他ともに認める「虎ヲタ」の大森正樹さん(58=鉄道設計技士)は「過去最強の戦闘服になるかも…」と期待を寄せています-。      ◇     ◇    ◇ 虎党の期待に違わず、開幕から上位争いを繰り広げる阪神です。...

そうか、昭和100年か…今年は周年続き 阪神初の日本一から40年、阪神・淡路大震災から30年

西武対オリックス 優勝を決め胴上げされる仰木彬監督(1995年9月19日撮影)

2025年、令和7年、巳(み)年の今年はなにかと“周年”に当たるようです。そんな中でも個人的に「ははあ」と思うのは昭和換算で100年になるということです。 昭和100年! 当たり前ですが、令和の世の中になってもまだまだ数多いのが昭和生まれの人々。一口に昭和生まれと言っても、ひと桁、戦前、戦中、戦後(80年ですね)とカテゴリーは多い。それぞれで時代背景も違いま...

仰木彬さん死去から20年 投手スタッフへの厳しさ有名も…コーチへの気遣い伝わってくる話あった

オリックス仰木彬監督(05年8月撮影)

今月15日は仰木彬さんの命日です。若い方は知らないかもしれませんが、近鉄、オリックスを優勝に導いた名監督。イチロー氏がバリバリだった90年代半ばの黄金時代にオリックス担当として、連日、取材させてもらいました。70歳で亡くなったのは05年。来年には20年かと思えば早いな、と感じます。 用兵、采配など多様な手法を取ることで知られた仰木さんですが、同時に投手スタッ...

今回は?日本シリーズと雨…2003年と1958年は王手かけられた福岡球団が雨天中止で逆襲V

日本シリーズ第7戦 ダイエー対阪神 4勝3敗で阪神を破り4年ぶりの日本一に輝き選手の手で胴上げされるダイエー・王貞治監督(2003年10月27日撮影)

2日に横浜スタジアムで予定されていた日本シリーズ第6戦は雨天中止になりました。季節外れの台風も来たりして、本当に今年はややこしい気象ですね。それにしても同シリーズはやっぱり面白い。虎党もGファンも、あるいは新庄日本ハムのファンも、みな、楽しんでいるのではないでしょうか。 ドジャースの4勝1敗であっさり終わった大リーグのワールドシリーズと違い、優勢と思われたソ...

イチロー氏が背番号と同じ51歳に 96年元日の1面見出しは「イチロー 51歳現役」だった

96年1月1日付大阪版紙面

10月22日はイチロー氏の誕生日です。日米通算4367安打を放ったレジェンドも今年で51歳。ヤンキース時代こそ違いましたが、オリックス・ブルーウェーブから始まり、5年前の2019年(平31)3月21日にマリナーズで引退するまで背負い続けた背番号「51」と同じ数字の誕生日を迎えました。 ここに載せたのは96年1月1日付日刊スポーツ大阪版の1面の写真です。躍る見...

DeNA石井琢朗コーチ、阪神森下翔太もしっかり分析 本の一文に「これやなあ」と思った答えが…

「プロフェッショナル 打撃 解体新書」著書を手にするDeNA石井コーチ

横浜スタジアムで予定されていた阪神とDeNAの3戦目は台風10号の影響で中止になりました。その1戦目、27日のこと。試合前、DeNAの一塁側ベンチに顔を出しました。旧知の石井琢朗氏にあいさつするためです。現在はDeNAのチーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチの石井氏。 「元気ですかい?」と話しかけると「おっ。ちょっと待ってて」と言ってロッカーに引っ込みます。何だ...

激戦セ・リーグ 新たな“CS不要論”起こりそうな気配…?

巨人対阪神 連勝し、スタンドにあいさつする巨人阿部監督(撮影・浅見桂子)

19日からのカードでプロ野球は前半戦が終了、球宴を挟んで後半戦に入ります。そんな時期に少し気の早い話ですが、今年は新しい形での“CS不要論”が起こるのでは、という思いがしています。 今年のプロ野球、ソフトバンクが強さを誇るパ・リーグはともかく驚くのがセ・リーグです。直前のカードで4位につける阪神が首位・巨人に1勝2敗と負け越したため、少しゲーム差が開きました...

ざこばさん追悼 ホンマに出してどないすんねんの川藤幸三は…

川藤幸三氏(20年1月撮影)

桂ざこばさんが亡くなったというニュースには驚きました。そのざこばさんについて12日、阪神OB会長の川藤幸三さん(74)がこんな話をしてくれました。 「ワシら、あのコマーシャルでな、世間の人に認めてもらったというか、分かってもらったというかな。あれで、おまえ、有名にしてもろたようなもんやからのう…」 これを聞いて「ああ、やっぱり」と思われる方も多いのではないで...

阪神佐藤輝明を「オレなら直せる」日本ハム新庄監督が言い切った「原点に返れ」

2軍での調整が続く阪神佐藤輝

さすがスター。そんな感じです。28日に甲子園で予定されていた阪神の交流戦初戦・日本ハム戦は午後4時40分、悪天候のため、中止になりました。その直前「様子はどう?」と球場ロビーに登場したのが日本ハム新庄剛志監督でした。 姿を見せれば関係者の注目を一身に浴びます。甲子園と新庄。かつてを知る人、いや知らない人でもそのオーラを感じてしまう。スターとは、こういう存在を...

星野仙一監督が席を立ってあいさつに出向き、40歳のこちらを“坊や”と呼んだ女性 貫禄に納得

星野仙一さん(16年撮影)

もう21年前の2003年(平15)。闘将・星野仙一が率いる阪神タイガースの担当、いわゆる虎番キャップをしていた頃の話です。 同業他紙を含め、当時のキャップの重要な仕事が“お茶会”でした。遠征に出ると、阪神の宿舎ホテルで午前中から星野監督とお茶を飲む-。 それだけですが、重要な話が出ることもあり、夜に試合が中止になったりした場合、朝からネタができることもあって...

闘将星野仙一さんの誕生日に思う「ファン喜ばせたい」その願い果たした岡田阪神、連覇に進め!

03年10月、新監督就任を発表し、星野前監督(左)、久万阪神球団オーナー(中)と握手を交わす岡田監督

22日は闘将こと星野仙一さんの誕生日です。1947年(昭22)生まれなので、生きていれば77歳。 闘将として背負ったなじみの背番号と同じ数字になっていたところですが惜しくも18年1月4日に亡くなっています。 03年の虎番キャップ時代からの付き合い。当時も、その後も、お茶を飲みながら、いつも聞かされたことを思い出します。こんな話でした。「お客さんを、阪神ファン...

また1・17 節目の大事さ、不思議さを想う

95年 「がんばろうKOBE」のワッペンをつけシーズンを戦ったオリックス・イチロー

また「1・17」が巡ってきました。当時、遊軍記者としてイチロー氏、オリックス・ブルーウェーブを取材していましたが、秋には「がんばろう神戸」を目撃させてもらったことを覚えています。けれど、もっとも記憶に残っているのは家庭の中のある光景でした。 1995年(平7)1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生した時。当時、暮らしていた大阪・吹田市のマンションも...

今年初お目見えは「めっちゃくろいやん! 岡田監督」

新人合同自主トレを視察する岡田監督(撮影・藤尾明華)

くろっ! 「今年初お目見え」の阪神岡田彰布監督を見た印象はそれでした。ルーキーの合同自主トレが始まった9日。鳴尾浜にお邪魔して、その見た目に少々、驚いたのです。 年明けに家族とともに南半球、オーストラリアに渡り、1週間、のんびりと休養。その成果? で、まさにこんがりとした様子になっていたのです。 「こんな季節にそんな焼け方しているなんて。まさにセレブやないで...

イチロー、ここでも“引退”? その理由とは

イチロー選抜対高校女子野球選抜 試合を終え、観客からの声援に応えグラウンドを後にするイチロー氏(撮影・横山健太)

今年で36年目に入る記者生活でほんの少しだけ誇らしく思っていることがあります。それは自分の書いたものが教科書に掲載されてきたことです。日米球界のレジェンド・イチロー氏について書いた本の一部が長年にわたって道徳の教科書に紹介されています。それが「本年度で終了します」と連絡をもらったのは昨年。そこにはちょっと意外? な理由があったのです。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「...

「巨人馬場よ “伝統の一戦”で意地見せろ」

阪神馬場皐輔(2023年8月15日撮影)

「馬場ブーム」を起こしたれ-。8日の現役ドラフトで阪神から巨人への移籍が決まった阪神馬場皐輔投手と、とりとめのない話をしたのは今年の春季キャンプでした。 岡田彰布監督の就任に伴い、阪神には馬場敏史内野守備走塁コーチが就任。球団には他に元選手で職員の馬場哲也氏がいます。馬場という名字が1球団にこんなにそろうのもめずらしいと言えばめずらしい。 そこに加え、昨年8...

ヤンキースの「N・Y」キャップは「もう、かぶらんときます」阪神村上頌樹の“覚悟”

阪神・村上頌樹(2023年11月4日)

初冬と言うより晩秋という感じの雰囲気が続く日々、自宅近くを散歩していると自転車に乗った子ども2人が追い抜いていきました。それぞれ頭には野球帽。1人は「N・Y」(ニューヨーク・ヤンキース)、もう1人は「H・T」(阪神タイガース)。それを見て「ええなあ」と思いながら、先日、阪神・村上頌樹投手と交わした会話を思い出していました。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 11月下旬、恒...

甲子園でできてよかった-オリックス松本正志さん引退へ-

オリックスの1軍用具担当を務める松本正志さん(2021年6月22日撮影)

「自分にとって“最後の戦い”が甲子園でできて本当によかった」。阪神の日本一達成から1週間。喜びの余韻が続く虎党、悔しさから立ち直るオリックス・ファンと人それぞれの時間だったのではないでしょうか。そんな中、感慨深そうに話す人がいます。 松本正志さん。64歳。古い高校野球ファンなら誰もが知る名前でしょう。東洋大姫路のエースとして77年の甲子園大会で全国制覇。「バ...

「ホンマかいな…」オリックスと阪神の「関西シリーズ」 イチロー氏50歳誕生日

オリックス対ロッテ CSファイナルを突破しクラッカーを打ち鳴らすオリックスナイン(撮影・和賀正仁)

22日はイチロー氏の50回目の誕生日。言うまでもない日米球界のレジェンド、現役引退後はマリナーズの「会長付特別補佐兼インストラクター」として活動するイチロー氏も今年で50歳です。「イチローが50!」と歳月の流れに感慨深い方も多いでしょう。 そのイチロー氏が日本で所属したオリックス(ブルーウェーブ時代ですが)は21日にCSを突破。リーグ3連覇で日本シリーズ進出...

虎党はうれしい?阪神OBの監督対決はCS史上初 「監督=選手」の間柄だった2人の激闘に期待

阪神岡田監督(左)と広島新井監督(中央)(2023年9月9日撮影)

16日の3戦目までもつれたパ・リーグよりひと足早く、セ・リーグのCSファーストステージは広島がDeNAに2連勝し、勝ち抜けを決めました。現地で観戦、取材していましたが広島の盛り上がりが相当なもの。カープ・ファンは誇らしげに「下克上」のタオルを掲げていたものです。 ファーストステージ突破を決めた広島新井貴浩監督も顔を紅潮させていました。15日の試合後、末包の代...

「関西決戦」実現なら…京セラが虎党だけで埋まる心配はあるのか? 気が早い日本シリーズ予想

阪神対中日 京セラドーム大阪で応援する阪神ファン(2023年8月23日撮影)

プロ野球は、いよいよ、えらいことになってきました。セ・リーグは阪神に優勝マジック「24」が点灯しており、パ・リーグではオリックスが2位・ロッテに8・5ゲーム差をつけての首位独走中です。(23日現在)。 もはや両球団のリーグ制覇は確実な状況。もちろんクライマックスシリーズはありますが、順当に勝ち上がれば、日本シリーズで両雄が激突する「関西決戦」の実現です。 関...

横田慎太郎さんに阪神のスターになってほしかった 愛された、ええ男/悼む

引退セレモニーで1軍2軍両ナインから胴上げされる横田慎太郎さん(19年9月26日撮影)

阪神OB・横田慎太郎さんの訃報を受け、思わず涙が出てきます。28歳。そんなに早くこの世を去らなければならないのか。みんなに好かれ、体力にも恵まれていたはずのアスリートがそんなに早く逝くのか。陳腐な言い方しかできませんが、悲しい気持ちでいっぱいです。 こちらからすれば、自分の子どもたちと同じような年齢だった横田さん。選手と記者として個人的に親しく付き合うことは...

日本ハム新庄剛志監督が予想 岡田阪神“アレ”の可能性 そこにあった“伏線”

日本ハム対阪神 試合前のメンバー表最終確認で会話する岡田監督(右)と新庄監督(撮影・加藤哉)

日本ハム新庄剛志監督(51)に会ったのは2月の名護キャンプ以来でした。それでも、日本ハム-阪神の交流戦で訪れたエスコンフィールドであいさつすると気軽に話をしてくれました。 話したのは11日、3戦目の試合前。日本ハムが連勝していた段階です。いろいろ気になることはありますが聞いてみたかったのは、ズバリ、古巣・阪神の「アレ」について、です。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 少...

虎党・上岡龍太郎さんが選挙出馬? 直撃の思い出

94年4月、取材に答える上岡龍太郎さん

30年以上前、時期としてはっきりした記憶がないのですがタレントとしてバリバリ活躍されていた上岡龍太郎さんに、こんなウワサが出たときの話です。 「上岡龍太郎が京都知事選に出馬する」-。 当時は20代の芸能担当記者。上岡さんには、ときどき取材させてもらっていたけれど、ほとんどがテレビ番組の宣伝みたいなもの。その手の取材はしたことがありませんでした。 それでなくと...

何が-!?心配するこちらをビックリさせた広島新井監督、カープが面白い

いやあ、新井サン、よかったな、さすがと「あのときのこと」を思い出しています。 今月5日、阪神の今季初遠征に帯同して広島入りしたときのこと。あいにくの雨とあって阪神の練習時間に合わせ、マツダスタジアムに隣接する室内練習場に向かいました。 そのとき出入り口からスタッフとともに出てきたのは広島を今季から率いる新井貴浩監督でした。 開幕カードは神宮球場でヤクルトに3...

WBCブームに“不在”で感じるイチロー氏の美学

世界一を決め、喜ぶ日本の選手たち(2023年3月21日撮影)

侍ジャパンの素晴らしい戦いにはしびれました。多くの方々も同じ思いでしょう。「野球が好きになりました」と、わざわざ連絡をくれた知り合いもいます。球界にいい影響をもたらしてくれた「世界一」だったのは間違いありません。 同時にこんなことも聞かれました。 「イチローさんはどうしているんですか?」 オリックス時代からイチロー氏を取材してきたこちらの仕事を知っている方々...

岡田監督に「ちょっかいかけます」宣言した新庄監督にドキッ 半年先の交流戦が今から楽しみ

キックボードに乗り球場入りする日本ハム新庄監督(撮影・黒川智章)

「こんちわ! 1年ぶりですね!」。世の中がどう思っているかは分からないが新庄剛志監督はなかなか鋭いのです。訪問した日本ハムの名護キャンプ。電動キックスケーターで軽やかに移動する同監督にあいさつするとキチンと止めてグータッチ。そこでそう笑顔を見せてくれました。 「ビッグボス」で大盛り上がりだった昨年と比べ、やや静かなイメージの名護でしょうか。それでもこの人が登...

「がんばろう神戸」阪神・淡路大震災から28年 やっぱりイチローは復興の象徴

オリックス・イチロー(1995年撮影)

阪神・淡路大震災発生の「1・17」を前に、やはりイチロー氏のことを書きたいと思います。 最近は高校野球の指導や女子野球との真剣勝負などで姿を見せるイチロー氏。彼の涙を初めて見たのはあの年でした。 「がんばろう神戸」の旗印の下、当時のオリックス・ブルーウェーブはぶっちぎりの優勝へとひた走っていました。 そして「あと1つ、神戸で勝てば胴上げ」という9月14~17...

不惑で歓喜の阪神18年ぶり優勝 還暦でも見たいぞ 岡田はん頼んまっせ

印象に残る03年、阪神星野監督の胴上げ

年頭から私事で恐縮至極ですが今年で60歳になります。1963年(昭38)の7月に生を受けて、2023年でちょうど60年。高校卒業から大学を「1浪1留」の6年かかって88年に日刊スポーツに入社。それからあっという間にこの年まで来てしまいました。 おそらく多くの人々がそう感じるのでしょうが、こちらも「まさか自分が還暦と呼ばれるトシになるとは…」という思いで正直、...

すごい12・28に思う 猛虎のスターは誰だ

阪神佐藤輝明(2022年12月11日撮影)

年の瀬、クリスマスも終わり「いよいよ今年もあと少し…」とカウントダウンする日々で「12月28日」のすごさを確認しました。 同日は国民的スターだった石原裕次郎さんの誕生日。同時に渡哲也さんのそれでもあります。石原さんの盟友で亡き後の「石原軍団」を支えた渡さんの2人が同じ誕生日なのはすごい。ともに故人ですが日本を代表する存在だったのは間違いありません。 さらに言...

フロントとしてチームにカツを入れれば…阪神「松岡修造GM」あったりして…ないか笑

松岡修造=2021年5月

阪神タイガースのオーナー交代が発表されました。阪急阪神ホールディングス(HD)社長・杉山健博氏が阪急電鉄出身者として初めてタイガースの最高責任者になります。 村上ファンドの買収攻勢に苦悩する阪神電鉄を救う形の「ホワイトナイト」として06年に阪急が登場したときは驚きをもたらしたもの。同時に一種のアレルギーも持つ虎党もいました。阪急電鉄は88年に名門球団・阪急ブ...