【虎になれ】“得意技”四球攻撃を繰り出し勝利 1試合の平均四球3・6個と昨季を上回るペース
<DeNA3-5阪神>◇24日◇横浜間違いなく大きな勝利だろう。雨が降り続く中での試合。「最後まで何が起きるか分からんような展開」。指揮官・岡田彰布をしてそう振り返ったゲームは、しかし、先制点と決勝点がいずれも「ノイジーの押し出し四球」というところが阪神の強みを象徴する。 9回、勝ち越しとなる押し出し四球を選んだ瞬間、ノイジーが何ごとかほえた。助っ人もこの雨...
<DeNA3-5阪神>◇24日◇横浜間違いなく大きな勝利だろう。雨が降り続く中での試合。「最後まで何が起きるか分からんような展開」。指揮官・岡田彰布をしてそう振り返ったゲームは、しかし、先制点と決勝点がいずれも「ノイジーの押し出し四球」というところが阪神の強みを象徴する。 9回、勝ち越しとなる押し出し四球を選んだ瞬間、ノイジーが何ごとかほえた。助っ人もこの雨...
阪神小川一平投手(26)は右肘の手術痕を見つめて「大谷翔平さんとほぼ一緒やんって言われます」と笑う。昨年9月に「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン手術)を受けた。オフには友人、家族から「トミー・ジョン手術って大谷翔平が受けたやつだよね」と声をかけられた。 「大谷さんがしてくれているから、分かりやすいですよね。トミー・ジョン手術=野球選手...
<DeNA3-5阪神>◇24日◇横浜土砂降りのハマスタで“勝利の女神”は虎に微笑んだ。9回にDeNA山崎を引きずり下ろし、2点差をひっくり返した。 大石 山崎の不調に付け込んだ阪神は、先頭の代打糸原が出塁したのが大きかったですね。ぼくは1回から6回まで毎回続けて先頭打者が出塁したゲームは記憶にない。阪神は降雨で早い仕掛けをしたが点をとれなかった。結局は先取点...
<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜ドラ1ルーキー・度会隆輝を空振り三振に切り、敵地・横浜スタジアムで引き分けに持ち込んだことは大きいと思う。これは今後のDeNA戦にも意味を持つと、独断で予測したい。 勝負事、特に長時間、試合を行う野球には“流れ”が存在する。ちょっとした何かをきっかけに流れがよくなったり、その反対だったり。流れをもたらす存在もいる。そういう...
<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜阪神は負けていれば首位から転落していた。阪神5人、DeNA8人で計13人の投手起用。結果は4時間13分を戦った末のドローだった。 梨田 阪神は9回から4イニング続けてサヨナラのピンチに見舞われたが、それを耐え忍んだ。勝つに越したことはないけど、ゲームを落とさないのが大事で、負けなくて良かったという一戦だったね。リリーフ4人...
<ロッテ2-4ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン中8日の先発となった佐々木朗希が、7回3失点の投球をしたが、今季初黒星を喫した。 エラーもあり自責点は2点。球数は105球で、今季3度目の100球以上をクリア。それでも勝てなかったのは、なぜなのか? 今後の課題が見えた試合だった。 ここまでの佐々木の登板を見ていて、左肩の開きが早いことが気になっていた。まだ...
オリックスのチーム内でも話題となっていた長期遠征が5月に待っている。6日・仙台(対楽天)→8日・秋田(同)→11日・宮崎(対ソフトバンク)→12日・鹿児島(同)→14、15日・那覇2連戦(対ロッテ)と続くもの。その中で、秋田での試合はチームにとって16年以来。同県にゆかりのある人もいる。 出身者としては中嶋聡監督をはじめ、投手では3年目右腕の小木田敦也と、昨...
中日との初戦(4月19日)、試合前の練習を終えたあと、ヘッドコーチの平田勝男が近づいてきた。「いやー、よく粘ったかいがありました。監督が言っていた通り、チームがガラリと変わりましたからね」。長く続いた底の状態を抜けた。ポイントになったのは? こちらの問いに平田は即座に返してきた。「あのゲームです。よく引き分けたから。負けていたら、どうなっていたか。巨人と引き...
<阪神3-0中日>◇21日◇(甲子園)強竜ファンにすれば「ここまでやったのに止めるのか…」という思いも募ったかもしれない。それでも独断で言って申し訳ないが、あの3ランで、まず決まりなのは野球好きなら分かるのではないだろうか。 それほど衝撃的な佐藤輝明の1発だった。ライナーでフェンス直撃か。そう思ったら、そのままスタンドイン。雨も無縁のすさまじいパワーだ。まる...
【177】<ファームリポート:ヤクルト2X-1ロッテ>◇21日◇戸田ヤクルトの高卒ルーキー捕手・鈴木叶(18=常葉大菊川)がサヨナラヒットを放ち非常に印象に残った。また、キャッチングの技術的な部分と、もっとも根本的な部分での課題と、いろんな側面を見ることができた。 ◇ ◇ ◇ サヨナラヒットを放った場面では、フォークを鮮やかにレフト前に運んだ。...
<阪神3-0中日>◇21日◇甲子園虎が今季初の6連勝で首位に浮上した。雨が降り続く悪条件下での完勝。元阪神投手で日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(40)は古巣の勝利を見届け、7回完封勝利を飾った才木浩人投手(25)の特殊能力を絶賛した。【聞き手=佐井陽介】 ◇ ◇ ◇ ◇ 先発投手にとっては相当にタフなゲームとなりました。試合開始が53分も遅れ、準備のテンポを大...
<大谷翔平から足を延ばせば(3)>ドジャース大谷翔平投手(29)の誕生で、カリフォルニアを訪れる日本人がますます増える。“最高のプレイグラウンド”を全世界にPRするカリフォルニア観光局のプレスツアーに日刊スポーツの野球記者が参加。市販ガイドブックにはない魅力を探した。 ◇ ◇ ◇ ロサンゼルス圏の海岸から130キロほど、車に揺られた。仮眠...
<阪神15-2中日>◇20日◇甲子園どないしたんや? と言いたくなる変身ぶりだ。湿りきった「2点打線」はどこへやら。打ちも打ったり、阪神は先発全員安打の14安打、得点はそれを上回る15点をマーク。甲子園では今季初のデーゲームとなった首位・中日戦は「虎祭り」と化したのである。 そこでクイズです。先発投手・大竹耕太郎を含むスタメン全員が安打を放ったこの試合、最後...
【176】<ファームリポート:日本ハム3-0オイシックス>◇20日◇鎌ケ谷日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(22=東洋大)がプロデビュー戦で先発した。1イニングだけだったが、最速158キロ左腕の片りんは十分に感じることができた。 ◇ ◇ ◇ 全16球のうち11球がストライク。うち変化球は6球投げて、4球がストライク。制球はいいと...
元気に投げる姿が、個人的にもうれしかった。阪神高橋遥人投手(28)が893日ぶりとなる実戦復帰を果たした。17日ウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)で先発し、1回を1安打無失点。「入団してから1回も見たことない人もいると思うので、普通に珍しいだろうな。珍しいからみんな応援してくれてるかなという感じですかね。ありがたいです」。チームメートに感謝する言葉も...
<阪神15-2中日>◇20日◇甲子園阪神対中日 2回裏阪神1死一、三塁、大野は中野に四球を与え痛恨の表情(撮影・加藤哉) 2回でほぼ勝負は決まった。「ミスをした方が負ける」という典型的な試合だった。 中日は攻撃では(1)2回表、上林が飛び出しアウト。守りでは(2)1回裏に大野が先頭へ四球。(3)2回裏も先頭へ四球。(4)無死満塁となり、大野が大竹のゴロをはじ...
<阪神15-2中日>◇20日◇甲子園現役時代は近鉄一筋17年で4度の盗塁王に輝き、オリックスで監督を務めた日刊スポーツ評論家の大石大二郎氏(65)が試合をチェック。今季初の先発全員安打の15得点で快勝したポイントを分析しました。 ◇ ◇ ◇ 阪神は2回に一挙7点のビッグイニングを作り、先発全員安打の大量15得点で連勝を5に伸ばした。ポイントは坂...
<大谷翔平から足を延ばせば(2)>ドジャース大谷翔平投手(29)の誕生で、カリフォルニアを訪れる日本人がますます増える。“最高のプレイグラウンド”を全世界にPRするカリフォルニア観光局のプレスツアーに日刊スポーツの野球記者が参加。市販ガイドブックにはない魅力を探した。 ◇ ◇ ◇ 大谷がいた。ロサンゼルス空港の南10キロほど、ハモサビ...
<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園指揮官・岡田彰布の予言が的中した試合となった。前日18日、スコアは2-1だったものの阪神打線は2桁安打を放って、巨人にサヨナラ勝ち。試合後、テレビ・インタビューで岡田はこんな話をしていた。 「今日でちょっと吹っ切れたかもわからないですね、打線も。明日からもっと打ってくれるでしょう」。まさにその通りの結果となった。打線は2日連...
<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園現役時代は阪神一筋22年、4番や代打の神様で活躍した日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(54)が試合をチェック。4番大山にも待望の1発が出るなど低調な打線が目を覚ました快勝試合で、あえて佐藤輝明内野手(25)の走塁を課題に挙げました。【聞き手=松井清員】 投打がかみ合って、今年一番ともいえる快勝でした。特に低調だった打線は3番...