大谷翔平の周りには魅力が満載“酔える”ブドウ畑や熱気球、乗馬での光景/カリフォルニア紀行3
<大谷翔平から足を延ばせば(3)>ドジャース大谷翔平投手(29)の誕生で、カリフォルニアを訪れる日本人がますます増える。“最高のプレイグラウンド”を全世界にPRするカリフォルニア観光局のプレスツアーに日刊スポーツの野球記者が参加。市販ガイドブックにはない魅力を探した。 ◇ ◇ ◇ ロサンゼルス圏の海岸から130キロほど、車に揺られた。仮眠...
長期連載「野球の国から」。喜怒哀楽、提言、分析、突撃、閑話休題…プロアマ問わず、野球界の「今」をあらゆる角度で切り取ります。
<大谷翔平から足を延ばせば(3)>ドジャース大谷翔平投手(29)の誕生で、カリフォルニアを訪れる日本人がますます増える。“最高のプレイグラウンド”を全世界にPRするカリフォルニア観光局のプレスツアーに日刊スポーツの野球記者が参加。市販ガイドブックにはない魅力を探した。 ◇ ◇ ◇ ロサンゼルス圏の海岸から130キロほど、車に揺られた。仮眠...
<大谷翔平から足を延ばせば(2)>ドジャース大谷翔平投手(29)の誕生で、カリフォルニアを訪れる日本人がますます増える。“最高のプレイグラウンド”を全世界にPRするカリフォルニア観光局のプレスツアーに日刊スポーツの野球記者が参加。市販ガイドブックにはない魅力を探した。 ◇ ◇ ◇ 大谷がいた。ロサンゼルス空港の南10キロほど、ハモサビ...
<大谷翔平から足を延ばせば(1)>ドジャース大谷翔平投手(29)の誕生で、本拠地ロサンゼルスやカリフォルニアを訪れる日本人がますます増える。“最高のプレイグラウンド”を全世界にPRするカリフォルニア観光局のプレスツアーに、歴戦の旅行ライターたちに交じって日刊スポーツの野球記者が参加。市販ガイドブックにはない魅力を探した。 ◇ ◇ ◇ ドジ...
<海を渡ること(3)>ドジャース大谷翔平投手(29)にスタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(18)…島国の未来が、大洋のかなたに広がっていく。渡った人、渡ってきた人、かつて渡った人。3人に「海を渡ること」を尋ねた。 91年にアメリカ横断ウルトラクイズで「クイズ王」になった能勢一幸氏 「問題。大谷翔平の『翔』は鎌倉時代の歴史上の人物の俊敏な動きを連想させること...
<海を渡ること(2)>ドジャース大谷翔平投手(29)にスタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(18)…島国の未来が、大海のかなたに広がっていく。渡った人、渡ってきた人、かつて渡った人。3人に「海を渡ること」を尋ねた。 BC神奈川に入団したミラン・プロコップ 国内独立リーグ、BC神奈川に入団したミラン・プロコップ内野手(21)は、あの感動を忘れない。 「日本の皆...
<海を渡ること(1)>ドジャース大谷翔平投手(29)は世界的なスター選手になった。佐々木麟太郎内野手(18)は花巻東を卒業し、夢を抱いて米スタンフォード大に進学した。島国の未来が、大海のかなたに広がっていく。渡った人、渡ってきた人、かつて渡った人。3人に「海を渡ること」を尋ねた。 ◇ ◇ ◇ 根岸涼投手(25)は東京の下町で育った。新小岩駅前の...
<ドラフト漏れした男たち(5)>今年もプロ野球の開幕が近づく。昨秋のドラフト会議で惜しくも名前を呼ばれなかった“指名漏れ”の男たちは、それぞれの新天地から再びはい上がる。 ◇ ◇ ◇ 4年後のドラフトを目指す中大・東恩納(撮影・保坂淑子) 「あぁ…やっぱりダメだったか」。沖縄尚学の東恩納蒼投手(3年)は、昨秋ドラフト当日、指名漏れに小...
<ドラフト漏れした男たち(4)>今年もプロ野球の開幕が近づく。昨秋のドラフト会議で惜しくも名前を呼ばれなかった“指名漏れ”の男たちは、それぞれの新天地から再びはい上がる。 ◇ ◇ ◇ 都内で今冬初の積雪を観測し、まだ雪が残る2月中旬。「RISSHO」のロゴ入りパーカを着た、東都大学野球リーグ2部の立正大に入学予定の仁田陽翔投手(仙台育...
<ドラフト漏れした男たち(3)>同大の真野凜風(りんか)投手(22)は、この春から社会人野球の強豪、日本生命(大阪市)でプレーをする。昨秋はプロ志望届を提出したが、ドラフト会議で指名されなかった。右腕は新天地で再びプロの夢を追いかける。 高校時代は天理(奈良)で強豪の軟式野球部に所属。全国大会も経験し、大学では準硬式で野球を続ける予定だった。しかし高校の監督...
<ドラフト漏れした男たち(2)>「ビシッ!」。2月中旬、JFE東日本のブルペンには心地よい音が響いた。最速150キロ右腕・蒔田稔投手(22=明大)は、直球にスライダー、カーブを交え、約40球を投げ込んだ。「まだ本調子じゃない。もう少し投げれば大学時代のいい時に戻せそう」。気持ち良さそうに汗を拭った。 東京6大学では通算32試合に登板し11勝4敗、防御率2・4...
<ドラフト漏れした男たち(1)>今年もプロ野球の開幕が近づく。昨秋のドラフト会議で惜しくも名前を呼ばれなかった“指名漏れ”の男たちは、それぞれの新天地から再びはい上がる。国内独立リーグ、BC・神奈川に入団した重吉翼投手(22=国士舘大)は元日の能登半島地震でその思いを深めた。18日に甲子園で開幕するセンバツに出場する日本航空石川のOBで、当時も指名漏れを経験...
<シン時代高校野球(4)>第96回選抜高校野球大会(18日~、甲子園)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内で行われた。 メジャーリーグ、プロ野球に負けじと、高校野球の話題も増えていく。そんな球春を前に、私たち報道陣に対して“シン時代”の提唱をする人物がいた。昨夏の甲子園優勝監督、慶応(神奈川)の森林貴彦監督(50)だ。 ◆ ◆ 1月30日、渋谷...
<シン時代高校野球(3)>「科学」が「シン時代高校野球」を盛り上げるかもしれない。21年夏の甲子園をかけた広島大会。公立校・祇園北がノーシードから創部初となる決勝進出の快進撃を見せた。その野球部を全面的にバックアップしているのが「科学研究部」だ。 祗園北の野球部員(中央)と科学研究部に所属する生徒たち(撮影・古財稜明) 一般的には野球部とあまり交わることのな...
<シン時代高校野球(2)>第96回選抜高校野球大会(甲子園)が、18日に開幕する。8日に実施される組み合わせ抽選会を前に、「シン時代高校野球」と題し、高校野球の「今」を4つのテーマでお届けする。 ◇ ◇ ◇ 多様性の時代、高校野球に新たな風を吹き込む高校がある。今春センバツ出場の中央学院(千葉)は「恋愛オーケー」「シーズンオフは週休2日」...
<シン時代高校野球(1)>第96回選抜高校野球大会(甲子園)が、18日に開幕する。8日に実施される組み合わせ抽選会を前に、「シン時代高校野球」と題し、高校野球の「今」を4つのテーマでお届けする。第1回は「シン金属バットがもたらすもの」。今大会から完全移行される新基準の「低反発バット」の実情に迫った。 新基準金属バット(左)の材料、形状と旧基準バットの材料、形...
<大谷と由伸の相棒たち>野手組が合流した2月14日の全体キャンプ初日。練習開始前、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(51)はクラブハウスの中央に立ち、全スタッフの前で熱いスピーチを行った。「準備をする上で、みんなそれぞれ異なるし、アイデアも違う。だが、よりグレートになろう。自分のバー(ハードルの意)を上げろ」と、熱量のこもった説得力のある言葉でチーム全体の士...
<大谷と由伸の相棒たち>クレイトン・カーショー投手(35)は、ドジャースひと筋で17年目を迎えたレジェンド左腕だ。通算210勝は球団ではドン・サットンに次いで2位で、左腕では最多。大きなカーブと鋭いスライダーで積み上げた2944奪三振は1位だ。サイ・ヤング賞3度は歴代5位タイ。将来の米野球殿堂入りは確実だ。 23年6月、エンゼルス戦で大谷(後方)を左飛に仕留...
<大谷と由伸の相棒たち>大谷、ベッツ、フリーマンといったスター選手ほど知名度はない。だが昨季はベッツに次ぐチーム2位の36本塁打を放つなどドジャース屈指のパワーを誇るのがマックス・マンシー内野手(33)だ。大事な場面で貴重な一打を放ち、打線に欠かせない存在だ。 打席に立つマンシー(USA TODAY) だがそんな強打者も、かつては戦力外となり現役として正念場...
<大谷と由伸の相棒たち>大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。 19年4月、打席で構えるドジャースのテーラー クリス・テーラー内野手(33)は、内野も外野も守れるユーティリティー選手だ。昨季は左翼の57試合を筆頭に、遊撃31試合、三塁28試合、中堅5試合、二塁3試合、DHを合...
<大谷と由伸の相棒たち>いい時も、悪い時も、これもまた人生。浮き沈み、アップダウン…と紆余(うよ)曲折が続く流れは、米国では時折、「ジェットコースター」に例えられる。ドジャースのベテラン救援右腕、ライアン・ブレージャー投手(36)の野球人生は、まさに遊園地のジェットコースターのように目まぐるしく、スリリングだった。 広島時代のブレージャー(登録名ブレイシア)...
<大谷と由伸の相棒たち>大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。 23年7月、送球するドジャースのロハス ミゲル・ロハス内野手(35)は、打撃は主力級とはいかないが安定感のある守備と前向きな性格で、昨季はトレード移籍1年目でチームのリーダー的存在となった。 ドジャースにはメジャ...
<大谷と由伸の相棒たち>大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。 19年10月、ナショナルズとの地区シリーズ第5戦で先発するドジャース・ビューラー 「もう大丈夫。いい感じだよ」。キャンプ初日。ドジャースのウォーカー・ビューラー投手(29)は、屈託のない笑顔で再出発となる区切りの...
<大谷と由伸の相棒たち>ドジャースは今オフ、山本、グラスノーらに続いてジェームズ・パクストン投手(35)を獲得した。「ビッグメープル」の愛称で知られるベテラン左腕で、マリナーズ時代の18年にノーヒットノーランを達成。故障続きで1度も規定到達はないが、左肘手術から復帰した昨季は速球の球威を取り戻し、今季の活躍を予感させる投球を見せた。 23年5月、エンゼルス戦...
<大谷と由伸の相棒たち>ドジャースは今オフ、他球団がうらやむ大補強を行った。二刀流は大谷翔平、投手は山本由伸が目玉なら、野手はテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)だ。マリナーズからFAとなり、1年2350万ドル(約35億3000万円)で契約。大谷が自身の年俸の97%を後払いとし、チーム年俸総額に余裕が出たからこそ、獲得に至ったといえる選手だ。 ドジャース大...
<大谷と由伸の相棒たち>大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。 19年6月、エンゼルス戦に先発したレイズ時代のヤーブロー 技巧派の左腕ライアン・ヤーブロー投手(32)は、大谷翔平とともに戦えることに胸を躍らせている。昨年のトレード期限直前にロイヤルズからドジャースに移籍。一足...
<大谷と由伸の相棒たち>今オフ新たに右腕タイラー・グラスノー(30)がドジャースの先発ローテに加わった。203センチの長身から繰り出す最速101・4マイル(約163・2キロ)のフォーシームとスライダー、カーブを武器に空振りを奪う支配的な投球が持ち味。近年は故障が多かったが、昨年5月に復帰して以降は本来の姿を取り戻し、自身初の2桁勝利を挙げた。今季は山本由伸ら...
<大谷と由伸の相棒たち>ドジャースのギャビン・ラックス内野手(26)は陽気なキャラで、地元ファンからも人気が高い。 FA市場の目玉だった大谷翔平がドジャースとの契約を発表した日は、X(旧ツイッター)で「昼寝から目が覚めたらドッカーン! よっしゃ、やったるぜ!」と高まる気分を投稿。大谷が正式に入団してから数日後、ドジャースタジアムのクラブハウスで人気ポッドキャ...
<大谷と由伸の相棒たち>ドジャースの豪華ナインの中で中堅を任されるのが、生え抜き外野手のジェームズ・アウトマン(26)だ。ドラフト当時はあまり注目されていなかったものの、マイナーで成長を重ね、22年に初昇格。デビュー戦でセンセーショナルな打撃を披露し、昨季の活躍で一気に常勝軍団のスタメンに定着した。端正な顔立ちと身長190センチのスタイルで日米のファンを魅了...
<大谷と由伸の相棒たち>大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。 22年7月、適時打を放ちポーズを決めるドジャースのスミス 昨年の9月末、ウィル・スミス捕手(28)は、大谷翔平のドジャース移籍を熱望していた。「世界一の選手なんだから当然、僕らは欲しい。もちろん投球も受けてみたい...
<大谷と由伸の相棒たち>大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。 ◇ ◇ ◇ ドジャースのロバート(通称ボビー)・ミラー投手(24)は昨年メジャーデビューし、いきなり11勝を挙げた。将来を嘱望されている若手先発右腕だ。 23年9月、タイガース戦に登板する...