【田村藤夫】日本ハムドラ3・大塚瑠晏内野手へ 振らされたその空振りこそ今味わうべき屈辱だぞ

【227】<ファーム・東地区・日本ハム5-4ヤクルト>◇22日◇鎌ケ谷日本ハムのドラフト3位・大塚瑠晏内野手(22=東海大相模→東海大)のひとつの空振りに、私はとてもポジティブなものを感じた。 ◆ ◆ 日本ハムの新人選手が、この3月の時点でファームの公式戦に出場している。これから、挫折も味わうだろう、わずかな自信や希望を見いだし、ここから練習して練習し...
2019年まで中日2軍バッテリーコーチとして若手を育成してきた田村藤夫氏が、ファームで目にとまった選手や期待の若手選手の現状をチェックする。

【227】<ファーム・東地区・日本ハム5-4ヤクルト>◇22日◇鎌ケ谷日本ハムのドラフト3位・大塚瑠晏内野手(22=東海大相模→東海大)のひとつの空振りに、私はとてもポジティブなものを感じた。 ◆ ◆ 日本ハムの新人選手が、この3月の時点でファームの公式戦に出場している。これから、挫折も味わうだろう、わずかな自信や希望を見いだし、ここから練習して練習し...
【226】<ファーム・中地区・DeNA3-2巨人>◇21日◇横須賀7年目のシーズンを迎えたDeNA森敬斗内野手(24=桐蔭学園)は、ファーム中地区でセンターに挑戦していた。ルーキーイヤーから森のプレーをことあるごとに見詰めてきただけに、ポジティブなものと、複雑なものが胸に浮かんだ。 ◇ ◇ ◇ そうかと、グラウンドを見て思った。森がセンターのポジシ...

【223】<シーズンオフ編>昨年12月上旬、日本ハムの田宮裕涼捕手(25)にインタビューをする機会に恵まれた。その内容は会員用のサイト「日刊スポーツ・プレミアム」で近日、公開予定だが、私は田宮の言葉の中に、昨年末に阪神への移籍が決まった伏見寅威捕手(35)の姿が重なって仕方なかった。 端的に説明するならば、田宮は伏見の後輩に接する姿に深く感銘を受けた、という...

【200】<柿木蓮インタビュー>◇12日◇千葉・松戸市内今回はプレーを解説・評論するコンテンツではなく、現役生活に別れを告げた元NPB投手にインタビューし、その胸の内を聞いた。 柿木蓮投手(24=大阪桐蔭)は、2018年ドラフト5位で日本ハムに入団。昨年オフに戦力外通告を受けていた。去就を考え抜いた柿木さんは12月28日、ついに家族に現役引退を伝えた。 私は...

【199】<フェニックス・リーグ・中日6-6DeNA>◇13日◇SOKKENフェニックス・リーグ現地取材2回目は、中日の大卒ルーキー・辻本倫太郎内野手(23=仙台大)の遊撃手の守備。思わず目がひきつけられた。 ◇ ◇ ◇ 1試合の中で、辻本が見せた動きはどれも秀逸なものばかりだった。私は捕手としてホーム真後ろから見ていたため、ショ...

【198】<フェニックス・リーグ・阪神9-4日本ハム>◇12日◇SOKKENみやざきフェニックス・リーグ5年目の現地取材です。今回は阪神の高卒プロ2年目、井坪陽生外野手(ひなせ・19=関東第一)の走塁と、守備について忌憚(きたん)のない指摘となりました。 ◇ ◇ ◇ フェニックスリーグに足を運ぶ楽しみのひとつが、普段は球場で見ることが...

【197】<ルーキー・リポート:ソフトバンク8-6オリックス>◇1日◇みずほペイペイドームソフトバンクの高卒ドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手(19=大阪桐蔭)の1軍デビュー戦に注目した。 ◆ ◆ 今回はどうしても前田悠の1軍初登板が見たかったので、現場に足を運ぶことはできなかったが、テレビ観戦でじっくり見させてもらった。 本来の姿ではない、デ...

【196】<ファームリポート・DeNA8-0ロッテ>◇28◇横須賀ロッテの高卒ルーキー・木村優人投手(19=霞ケ浦)のピッチングが非常に印象に残った。先発して1回だけだったが、イニングが短いことで、かえってもっと見たかったな、という思いが強くなる、そんなピッチングだった。 ◇ ◇ ◇ 1回6打者に対して21球を投げ、3安打(1本塁打)1奪...

【195】<ファームリポート・日本ハム6-1西武>◇21日◇鎌ケ谷スタジアム西武の高卒2年目・山田陽翔投手(20=近江)のピッチングを1週間で2度見ることができた。甲子園での雄姿から、変わった部分も、成長した部分も感じることができた。 ◆ ◆ ◆ 昨年は3軍にいた期間が長く、私は試合で投げる姿は見られなかった。15日のDeNA戦で久しぶ...

【194】<ファームリポート・日本ハム6-10ヤクルト>◇18日◇鎌ケ谷スタジアム18日に鎌ケ谷に足を運ぶことができたので、その試合から、日本ハムの大型野手・阪口楽(うた)内野手(21=岐阜第一)のバッティングについてリポートする。187センチ、96キロの左バッターは、いかにも長打を打ちそうな雰囲気に包まれていた。 ◇ ◇ ◇ 2回裏、...

【193】<ファームリポート・DeNA1-0西武>◇15日◇横須賀今週は15日のDeNAの試合から、先発した小園健太投手(21=市立和歌山)を解説することにした。 6回89球で4安打3三振、3四球での無失点という内容だった。21年センバツ大会でのピッチングを見てきたものとしては、真っすぐ、フォークへの物足りなさと、カーブの可能性という相反する評価となった。 ...

【192】プロ3年目の左腕・秋山正雲(21=二松学舎)のピッチングに注目した。11日に鎌ケ谷スタジアムで行われた日本ハム-ロッテ戦(延長10回5X-4)を見て、秋山に内角球を軸に、ピッチングを組み立てようとする明確な意思を感じた。 ◆ ◆ 秋山は2番手で登板し、1イニングをノーヒット2三振と完璧な内容だった。日本ハム打線は矢沢、野村、有薗という...
【191】<ファームリポート・高校野球甲子園大会・総括編>第106回甲子園大会では、前半の1回戦を4日間、現地で取材することができた。母校関東第一が快進撃を見せてくれ、私としては最後の最後までハラハラさせていただき、素晴らしい高校野球を堪能させていただいた。 何も言うことはないし、これだけの熱戦をやり抜いた高校球児と、大会を運営した方々に深く感謝したい。酷暑...

【190】<甲子園大会編:関東第一2-1神村学園>◇21日◇準決勝◇甲子園捕手にとって、これ以上の瞬間はあるだろうか。 関東第一が1点リードの9回表、神村学園は2死一、二塁。打席にはこの大会初打席の左打者玉城。カウント1-2とエース坂井が追い込んだ5球目、真ん中やや外寄りの真っすぐをセンター前へ。 センター飛田が捕球する間際に打球が弾むも冷静に捕球し、勢いを...

【187】<甲子園大会編:西日本短大付6-4金足農>◇9日◇甲子園今年も甲子園大会を現地で取材する機会に恵まれた。年々暑さが厳しくなり、灼熱(しゃくねつ)のグラウンドで必死に白球を追う球児を見守ることができる。球児は大変だと思うが、地方大会を勝ち抜いたからこその経験。存分に戦ってほしい。 その中で、大会3日目の第2試合、西日本短大付-金足農では、何か新しい発...

【186】<ファームリポート:ヤクルト5-1楽天>◇3日◇戸田先発したヤクルト金久保優斗投手(24=東海大市原望洋)の立ち上がりに注目した。1軍で活躍できるボールがあるだけに、初回先頭打者への逆球の多さがとても気になった。 ◇ ◇ ◇ 先発金久保と聞いて、なかなか1軍に定着できないんだなと考えながら、立ち上がりのピッチングに注目していた。いいボールは...

【185】<ファームリポート:日本ハム8-2巨人>◇25日◇鎌ケ谷巨人のプロ2年目・浅野翔吾外野手(19=高松商)のバッティングに注目した。 ◇ ◇ ◇ まだ高松商での甲子園大会から見て来た素材だけに、ファームで見せるバッティングは突き詰めて観察させてもらった。捕手目線で分析した時、率直に感じたポイントを解説したい。 第1打席は1死走者なし。前打者が...

【184】<ファームリポート:DeNA0-3日本ハム>◇22日◇横須賀DeNAの上甲凌大捕手(23=IL・愛媛マンダリンパイレーツ)のキャッチングで、フレーミングにトライしようと感じる場面があった。若い捕手が新しい技術をものにしようとする姿から、いくつか気づいた点を解説したい。 ◇ ◇ ◇ 22年の育成1位で入団し、ファームでの結果を受け、昨夏...

【183】<ファームリポート:日本ハム2-5西武>◇11日◇鎌ケ谷ほぼ2カ月ぶりに日本ハム進藤勇也捕手(22=上武大)のプレーをじっくり見させてもらった。意識の高さを感じつつ、思わぬプレーを目の当たりにして、まだまだ修業の最中にあることを、あらためて実感した。 ◆ ◆ 4月に進藤のプレーを見た時は、走者一、三塁で座ったまま投手に返球する進藤の動きが気に...

【182】<ファームリポート:DeNA5-3オイシックス>◇9日◇横須賀DeNAの度会隆輝外野手(21=ENEOS)のプレーに、攻守において明確な改善点が見受けられた。 ◇ ◇ ◇ 第1打席は2回の先頭バッターとして迎えた。フルカウントから外角高めのボール球を振ってファウル。続けてファウルして、8球目の内角真っすぐに詰まり左飛。 6球目の...

<イースタン・リーグ:ヤクルト4-2西武>◇26日◇戸田ヤクルトの奥川恭伸投手(23=星稜)が先発して7回を2失点(自責0)と好投した。投球内容には前向きなものと、課題が残る。安定した制球力を誇る右腕の今後について、詳しく触れたい。 ◇ ◇ ◇ 100球でマウンドを降りたが、随所に力強いボールもあり、低めの真っすぐで栗山から空振り三振を奪うなど...

【180】<ファームリポート・独立リーグ(ルートインBCリーグ):埼玉武蔵ヒートベアーズ6-9信濃グランセローズ>◇12日◇レジスタはじめて独立リーグのルートインBCリーグを球場で見させてもらった。球場のお客さんが試合を楽しむ雰囲気と、選手がプロを目指して一生懸命に取り組む姿は、ファームで感じる熱気とは少し異なり、非常に新鮮だった。 ◇ ◇ ◇ 試合...

【179】<ファームリポート:日本ハム4-3DeNA>◇8日◇鎌ケ谷日本ハムの育成契約で、昨年のU18台湾代表エース・孫易磊(スン・イーレイ)投手(19=中国文化大)の登板を見る機会に恵まれた。いずれはメジャー挑戦も夢見る大器は、6回から登板し、1イニングを1安打2奪三振1四球での無失点と、まずまずの内容だった。 ◇ ◇ ◇ 最速153キ...

【178】<ファームリポート:日本ハム6-6DeNA(延長11回)>◇6日◇鎌ケ谷DeNAの高卒2年目、松尾汐恩捕手(19=大阪桐蔭)の動きに注目した。この試合では、二塁への送球に改善点が感じられた。 ◇ ◇ ◇ 試合ではイニング間にバッテリーは投球練習をする。5球の中で、真っすぐの感触や、変化球の曲がり具合をチェックする大切な時間だ。そして、...

【177】<ファームリポート:ヤクルト2X-1ロッテ>◇21日◇戸田ヤクルトの高卒ルーキー捕手・鈴木叶(18=常葉大菊川)がサヨナラヒットを放ち非常に印象に残った。また、キャッチングの技術的な部分と、もっとも根本的な部分での課題と、いろんな側面を見ることができた。 ◇ ◇ ◇ サヨナラヒットを放った場面では、フォークを鮮やかにレフト前に運んだ。...

【176】<ファームリポート:日本ハム3-0オイシックス>◇20日◇鎌ケ谷日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(22=東洋大)がプロデビュー戦で先発した。1イニングだけだったが、最速158キロ左腕の片りんは十分に感じることができた。 ◇ ◇ ◇ 全16球のうち11球がストライク。うち変化球は6球投げて、4球がストライク。制球はいいと...

【175】<ファームリポート:ヤクルト4-2西武>◇17日◇戸田西武の滝沢夏央(20=関根学園)の足に魅了され、圧倒された試合だった。そして、見えてきた懸念材料を考えたい。 ◇ ◇ ◇ 3安打を放ち、試合の随所で好守備を見せてくれた。2回には山田の痛烈なハーフライナーを体を後ろにそらしながらも好捕。球際の強さを感じた。 4回には北村の、やはり...

【174】<ファームリポート:日本ハム5-3楽天>◇6日◇鎌ケ谷日本ハムの大卒ドラフト2位、期待の強肩捕手・進藤勇也(22=筑陽学園~上武大)の実戦をじっくり見させてもらった。 ◇ ◇ ◇ 2月の名護キャンプで進藤の実戦を見たが、肩はいい、キャッチングも受ける姿がとても良く、開幕スタメンもあり得るのではと感じていた。最後の最後に2軍合流となったが、こ...

【173】<ファームリポート:中日ファームシートバッティング>◇24日◇ナゴヤ球場室内練習場 開幕2軍が決まった中日・根尾昂投手(23=大阪桐蔭)が室内練習場で行われたシートバッティングに登板し、打者25人に四球2、8安打、2失点という内容だった。 ◆ ◆ 21日に立浪監督が根尾の開幕2軍を明言していた。根尾はオープン戦で3試合に登板して防御率3・86...

<センバツ高校野球:八戸学院光星5-3関東第一>◇18日◇1回戦1977年に関東第一を卒業し、評論家になりはじめて母校の試合を甲子園で見ることができた。試合は負け、校歌は聴けなかった。それでも、試合後にグラウンドを引き揚げる関東第一に、スタンドからは大きな拍手。胸にじんと染みる光景だった。 OBとしては勝てなかったが、いい試合だった。両左腕の好投で幕を開け、...