【吉田義男】阪神指揮官が思い描いた通りのゲーム 大山は低め手を出さなければ好結果生むはず
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<阪神5-1中日>◇26日◇甲子園阪神が後半戦スタートを白星で飾った。両先発の被安打は、阪神村上が11、中日小笠原が5。効果的な得点に、継投が明暗を分けた一戦になった。 吉田 岡田の勝ちでしたな。指揮官が思い描いた通りのゲームになった。それは投打にいえることで、そんなに調子が良くない村上を我慢して、我慢して6回を投げ切らせた。石井、桐敷とつないで得点を許さず...
<阪神5-1中日>◇26日◇甲子園阪神が後半戦スタートを白星で飾った。両先発の被安打は、阪神村上が11、中日小笠原が5。効果的な得点に、継投が明暗を分けた一戦になった。 吉田 岡田の勝ちでしたな。指揮官が思い描いた通りのゲームになった。それは投打にいえることで、そんなに調子が良くない村上を我慢して、我慢して6回を投げ切らせた。石井、桐敷とつないで得点を許さず...
<DeNA2-5巨人>◇26日◇横浜後半戦がスタートし、まずは首位に立つ巨人の戦いぶりに注目した。混戦のセ・リーグを制するのは「上がり目があるチーム」だと思っている。新外国人のモンテスが1軍合流し、どういう選手なのかを見ようと思っていたが、代打出場だけで“肩透かし”を食らってしまった。 2、3軍戦での成績は5試合で14打数8安打。もう少し2軍でコンディション...
阪神は優勝争いに生き残れるのか。日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(43)が勝負の後半戦に向けて、古巣タイガースの現在地を分析した。チームは首位巨人に3・5ゲーム差の4位。それでもレジェンドOBが「悲観していない」と言い切った理由とは-。【聞き手=佐井陽介】 いよいよ勝負の後半戦が始まります。首位巨人に3・5ゲーム差の4位阪神は果たして優勝争いに生き残れるのでしょ...
26日から始まる後半戦で、優勝争いが本格化する。降雨中止や2連戦もあった前半戦は、広島の強みである先発4本柱を中心に戦うことができた。長いイニングを投げられる彼らの働きに、厚みを増した中継ぎ陣を含めた投手力を武器に今の順位にいる。だが、後半戦は6連戦が続き、8月中旬には9連戦もある。1軍に復帰するハッチや玉村、アドゥワ。そして2軍で控える投手を含め、5、6番...
<阪神12-3広島>◇21日◇甲子園13安打12得点。珍しいといえば失礼だが、阪神は前半戦最終の一戦で、突如として“猛虎”になった。 梨田 打線は水ものというだけあって分からないものだね。阪神は広島に同一カード3連敗を喫するようなことがあれば、ペナントレースに生き残るチャンスが薄くなるかもしれないと思っていただけに、大きな1勝だった。ただ、この突然の打ちっぷ...
<阪神0-1広島>◇20日◇甲子園阪神と広島の戦いは、予想通りの投手戦になった。当たり前だが、こういう展開になると、ささいなミスが勝敗を分けてしまう。今試合でも阪神の手痛いミスが勝負を決めてしまった。 0-0で迎えた11回表だった。先頭打者の秋山が四球で出塁し、代走に大盛が送られた。2番の矢野が送りバントをしたときだった。ゴロを捕った投手の富田が一塁へ悪送球...
<阪神0-1広島>◇20日◇甲子園現役時代は近鉄一筋17年で4度の盗塁王に輝き、オリックスで監督を務めた日刊スポーツ評論家の大石大二郎氏(65)が試合をチェック。4連敗を喫した阪神は捕手を3人制に戻すべきと提言しました。19日に藤田を2軍に落として2人制にした2試合は連続完封負け。打撃低調の梅野や坂本にチャンスで回っても代打が送れないもどかしい敗戦の連鎖を厳...
<阪神0-1広島>◇19日◇甲子園阪神が今シーズン12度目の完封負けを喫した。「0対1」は4試合目。甲子園の対広島は5連敗だ。 吉田 ちょっと寂しい試合でした。こちらも多少緊張してみていたが、初回のチャンスをモノにできず、7回は大きなチャンスを生かすことができない。またミスが相手の得点になる悪循環でした。それにこれだけホームランが出ないのも珍しい。 1回は近...
<中日1-0巨人>◇19日◇バンテリンドーム高橋宏斗と戸郷翔征の投手戦になったわけだが、いかに両投手の質が高いか、データが物語っている。高橋宏はこれで防御率は0・52。強固な中日の投手陣の中にあっても圧倒的な安定感を誇る。 一方の敗れた戸郷はこれで5敗目となったが、負けた試合の平均失点は2点。これはもうバッテリーの責任とは言えない。先発投手として十分に役割を...
<DeNA0-3広島>◇17日◇横浜昨年から広島戦9戦負けなし、5連勝中のDeNA東に対し、広島打線がどう仕掛けるか。それがポイントになると見ていた。発表されたオーダーは、8番に打率3割台の投手森下。そこに新井監督の意図を感じた。すると、7回2死二、三塁で7番シャイナー。一塁は空いている。DeNAは大原投手コーチがマウンドに行き、対応を確認。その上でシャイナ...
<巨人4-3阪神>◇17日◇東京ドーム首位巨人と4位阪神の「伝統の一戦」第3ラウンドは1点差で巨人に軍配が上がった。これで両チームのゲーム差は2・5に広がった。日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(43)は5回、同点のホームを踏んだ巨人吉川尚輝内野手(28)の状況判断が勝利を呼び込んだと分析した。【聞き手=佐井陽介】 ◇ ◇ ◇ 巨人は吉川選手の好走塁...
<巨人2-1阪神>◇16日◇東京ドーム勝てば単独首位に浮上した阪神だが、巨人に1点差負けを喫した。最終回は大勢に3者連続の空振り三振。巨人守護神にこのカードで今季初のセーブを献上した。 梨田 これだけセ・リーグが競っていれば、どのチームも首位に立ったとしても意識はしないだろう。ただ、いい戦い方をしてゲームを進めたい。その意味では、大事な場面で阪神野口がけん制...
<ソフトバンク4-1ロッテ>◇16日◇みずほペイペイドーム7月はこの日の勝利で4勝8敗。独走してきたソフトバンクに陰りを感じる。果たして失速は何が原因なのかを吟味し、言えることは1つだけ。相手に負かされているのではない、ということだ。 この日はひとえに先発有原の抜群の安定感によるところが大きい。球界でも特長的なピッチングスタイルを備える。 左打者には内角にカ...
<巨人0-2阪神>◇15日◇東京ドーム阪神がまさに“ワンチャンス”をモノにした。攻撃サイドからみて、たった1度あった「4回」の得点機に奪った2点だけで逃げ切るという、珍しい勝ち方になった。 真弓 阪神にとって、オールスターまでの巨人、広島との戦いは、今後を占う6試合になるはずだ。しかも上位にいるチームが相手だけに負け越すわけにはいかない。そのカード初戦に勝っ...
巨人は阪神大山の一振りにやられた。4回2死一、三塁で、2ボールから外のスライダーを打たれた。赤星は初球からインハイにシュートを続けた。その入り自体は悪くないが、どちらもボールだった。バッテリーはどうしても「3ボールにはしたくない」心理が働く。それで少し甘くなったところを捉えられた。もし2球目でストライクを取れていれば、違う結果になったかもしれない。 ストライ...
<巨人0-6DeNA>◇14日◇東京ドームセ・リーグは大混戦の中、7連勝で首位にいる巨人の先発は、今季7勝1敗で防御率1・94の菅野だった。一方、DeNAは巨人に2連敗し、先発は4勝4敗のケイ。この試合で巨人が勝つと、混戦を抜け出せそうな勢いがつくのではないかと思っていた。しかし、ふたを開けてみると、試合は一方的な展開でDeNAが快勝した。 最初に試合を振り...
<阪神6-2中日>◇14日◇バンテリンドーム現役時代は阪神一筋22年、4番や代打の神様で活躍した日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(54)が試合をチェック。阪神は延長10回に代打原口文仁内野手(32)の勝ち越し打などで5点を挙げて勝利しましたが、投のヒーローは先発で6回を1失点にまとめた西勇輝投手(33)と評価。特に4回に対峙(たいじ)した福永裕基内野手(27...
<巨人6-1DeNA>◇13日◇東京ドーム試合を決めたのは6回2死満塁から、門脇誠が右中間に放った走者一掃の二塁打だった。 無死満塁で岸田、若林はDeNA2番手松本凌の変化球を仕留められず、非常に嫌な流れになりかけていた。門脇のバッティングは価値があった。 7連勝中のチームに対し、意図的に課題を探し出すのは、いくらOBとしても気が引ける。今は、投手陣の安定感...
<日本ハム3-2ソフトバンク>◇13日◇エスコンフィールド混戦のセ・リーグと違い、パ・リーグはソフトバンクが首位を独走している。そのソフトバンクに大きく負け越している5位の日本ハムが、一矢を報いた。苦手にしているソフトバンクに対し、日本ハムが勝てた理由を探ってみた。 1番の勝因は、8回裏に同点打を放った石井と勝ち越し打を放った上川畑だろう。しかし、勝負を分け...
<中日10-8阪神>◇13日◇バンテリンドーム阪神が6人、中日が7人。両チーム合わせて計13人の投手をつぎ込んだ乱戦の末、阪神は手痛い連敗を喫した。 山田 ナイターからデーゲームになる試合は、特にリリーフの調整が非常に難しい。リリーフする投手の体は、どうしても6回以降に合わせているからね。しかも中日涌井がアクシデント、阪神伊藤将が序盤から打ち込まれた。両先発...
<巨人3-2DeNA>◇12日◇東京ドーム首位攻防戦は巨人がサヨナラ勝ちで、勢いに乗るDeNAに先勝したが、阿部監督はここから先、マネジメントに頭を悩ますことになりそうだ。 この試合のテーマは、坂本の復帰と考えていた。バッティングでは第3打席までいいところなく、ボール球を振る場面も目につき、復調にはまだ時間がかかると感じた。 守備ではオースティンのライナーを...
<中日3-0阪神>◇12日◇バンテリンドーム阪神の連勝は4でストップした。村上頌樹投手(26)が2回に福永、高橋周に二塁打、細川には2ランを浴びて3失点。日刊スポーツ評論家の権藤博氏(85)が勝敗のポイントを指摘した。 中日対阪神 2回を終えベンチに戻る村上(撮影・藤尾明華) 阪神先発の村上が2回、中日打線に3連続長打を浴びて3点を失った。先頭福永に打たれた...
ソフトバンクは首位を快走しているものの、7月に入って2勝5敗。7試合で3度の完封負けを喫するなど7試合で12得点と打線が低調。日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(54)は、球宴後のラストスパートも見据え、得点力の改善が見られない場合は「クリーンアップの再構築」を提案した。正念場の8月戦線。4年ぶりのV奪回を目指す小久保ホークスにとって打撃復調が大きなカギを握る。...
<阪神4-1ヤクルト>◇10日◇甲子園セ・リーグが大混戦に陥った。そのタイミングで阪神に出てきたのが、新戦力の野口だ。 真弓 これからいろんなボールに対応していかないといけない野口だが、いいモノは持っている。4回の同点打も、奥川の甘い球だったけど、追い込まれても速さに負けていない。どうしてもヒットが欲しくなるとバットが下から出るものだが、バットの出がいい。前...
<阪神4-1ヤクルト>◇10日◇甲子園セ・リーグは混戦だが、最下位にいるヤクルトは5連敗中だった。これ以上、離されていくと最下位を独走することになる。今試合の先発は奥川であり、なんとしても連敗をストップさせたい試合だったはず。しかし、連敗中のチームにありがちな“記録にならないエラー”が多発して逆転負けを喫してしまった。 1点をリードした4回裏だった。1死から...
<阪神2-1ヤクルト>◇9日◇甲子園阪神がまたも“筋書きのないドラマ”を演じた。9回2死満塁。近本の右前に弾んだヒットで、代走植田が同点、二塁走者・原口も頭からホームに突っ込んだ。 梨田昌孝(日刊スポーツ評論家) ヤクルトの自滅といえたが、阪神には“ツキ”がある。逆転の走者になった原口に代走を出さなかったのは、「まずは同点」といった狙いと、「その先は何が起き...
<広島3-5巨人>◇9日◇マツダスタジアムこの時期のピッチャーには、相手チームの打線より警戒しなければいけない“敵”がいる。それは猛烈な「蒸し暑さ」だ。暑さで奪われるのは体力だけではない。むしろ体力より、一番ダメージを負うのは「集中力」。広島の先発・森下は、今試合まで防御率1・41、被本塁打1本だけだったが、蒸し暑さの“落とし穴”にはまった。 リズムを崩しや...
<オリックス6-3日本ハム>◇7日◇京セラドーム大阪日本ハムはバッテリーの若さが出たと感じた。 2点リードの6回1死二、三塁でオリックス宗に初球の内角ストレートを打たれ、右翼線への同点二塁打とされた。内角ストレートから入ること自体は、別に悪くはない。伊藤、田宮のバッテリーは、おそらく宗は内角に弱点があるという根拠を元に攻めたのだろう。 問題は、どういう意図で...
<阪神2-1DeNA>◇6日◇甲子園これで阪神の1点差ゲームは、巨人に並ぶセ・リーグ最多タイのシーズン29試合になった。伊藤将が4勝4敗で勝敗をタイに戻し、ゲラがつなぎ、岩崎がなんとか締めた。 中西清起氏(日刊スポーツ評論家)いくら好投したといっても、やはり先発ピッチャーに勝ち星がつかないと、チームは乗っていかないものだ。先発に勝ちがつき、リリーフにホールド...
<阪神2-1DeNA>◇6日◇甲子園ジワジワと順位を上げてきたDeNAは、ソフトバンクから移籍してきた森唯を今季2度目の先発マウンドに送った。先発投手陣に疲れが出て、ローテーションを再編するために出番が回ってきたが、ここで森唯が結果を出せばチームの大きな戦力になる。前回のソフトバンク戦では2回2/3で5失点だっただけに、どういうピッチングをするのか、注目して...