盛りだくさん「ゴジラ×コング 新たなる帝国」ハリウッドの迫力VFXに昭和シリーズのテイストも
「ゴジラ-1.0」が初期の作品の重厚なテイストを映しているとすれば、この作品には怪獣がわさわさ登場した昭和シリーズ後期のお祭り騒ぎのような雰囲気が反映されている...
映画のない生活なんて、考えられない。映画は人生を豊かにする--。洋画、邦画とわず、三十数年にわたって映画と制作現場を見つめてきた相原斎記者が、銀幕とそこに関わる人々の魅力を散りばめたコラムです。
「ゴジラ-1.0」が初期の作品の重厚なテイストを映しているとすれば、この作品には怪獣がわさわさ登場した昭和シリーズ後期のお祭り騒ぎのような雰囲気が反映されている...
映画の始まりは1858年。後の初代イタリア国王となるエマヌエーレ2世が教皇領を制圧した年だ。つまり、時のローマ法王ピウス9世は追い詰められた状態にあり、その権威...
NHKのドキュメンタリー「長江 天と地の大紀行」を撮った竹内亮監督(45)が、10年ぶりに長江6300キロを源流までさかのぼった。 「劇場版 再会長江」(4月1...
チョン・ジュニョン(35)は韓国の人気ロック歌手だった。父親の仕事の関係で5カ国語を操り、その独特の雰囲気でインディーズバンドから成り上がる。大ファンだった学生...
シリーズ第1、2作を引き継いだ「ゴーストバスターズ/アフターライフ」(21年)は、作品年次と同じ32年後のオリジナルメンバーやその血脈をしっかりと描き、仲間や家...
舞台はアルプス山麓、風光明媚(めいび)なグルノーブルだ。かつて作家のフランソワーズ・サガンが住んでいたことや、クロード・ルルーシュ監督が冬季五輪を撮った「白い恋...
3年前にネット上に投稿された記事を発端に、YouTube映像、小説化と進化した作品がとうとう映画化された。 3月15日公開の「変な家」で、この成り上がり作品に一...
第1作から2年半、「デューン 砂の惑星PART2」が3月15日から公開される。 1965年に発表されたフランク・ハーバートのSF大河小説は、スケールのあまりの大...
スパイダーマンを巡るキャラクターの1人にスポットを当てた「マダム・ウェブ」が23日公開された。 マーベル・コミックのサイトでこのキャラクターを検索すると、知性が...
カンボジア難民としてアメリカに渡ったハイン・S・ニョールが、映画初出演にしてアカデミー助演男優賞に輝いた「キリング・フィールド」(84年)は記憶に残る1本だ。ジ...
中国の王朝が明から清に代わった17世紀、その影響下にあった李氏朝鮮は揺れている。清の人質となっていた王子夫妻の帰国は、後継争いの火種となる。 「梟 フクロウ」(...
主人公の私立探偵はどこまで敏腕なんだ、というくらい目端が利くし、女性検事はどこまでも突き進む怖いもの知らず。そして敵役の大手法律事務所社長はどこまでも憎らしい極...
「空売り」は株の下落局面で利益を得る手法で、資金に恵まれた機関投資家に有利と言われる。実態以上の株価下落をもたらすこともあり、その企業を信じて律義に株を持ち続け...
「アシュラ」や「私の頭の中の消しゴム」などの好演が記憶に残るチョン・ウソンは、長塚京三にちょっと似た魅力的な俳優だ。そのウソンが50歳を目前にした一昨年に監督デ...
「レオノールの脳内ヒプナゴジア」(13日公開)は、新進気鋭の監督が競い合うサンダンス映画祭で審査員特別賞に輝いている。 生と死の間や劇中と現実の境界線を縦横に行...
成熟した体に幼い心を宿した女性が、自由気ままに振る舞ったら何が起こるのか。「女王陛下のお気に入り」で独特な才能を発揮したヨルゴス・ランティモス監督が、再びエマ・...
東野圭吾氏の数あるミステリーの中でも、「ある閉ざされた雪の山荘で」はトリッキーな作品だといわれる。自身「特に突拍子もない設定の物語だと自負しています」と語る。1...
ディズニー映画100周年の記念作は、クラシック作品のデイストを漂わせながら、最新技術で魅せる王道作品に仕上がっている。 公開中の「ウィッシュ」にはスタッフの布陣...
最近の読書といえば刺激的な新作ミステリーばかりだが、たまには書棚でホコリをかぶった名作全集の、心温まる短編にホッとしたくなる。そんな心情に応えてくれるのがフィン...
「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は今年で放送48年、1万2000回を越えた。時に単刀直入な黒柳徹子(90)の質問は不思議にゲストを傷つけない。孫のような世代の人に...
リーアム・ニーソンが101本目の出演作で演じたのはやり手の金融マンだ。「96時間」(08年)以来、この人のイメージとなった「元軍人」や「元警察官」としての戦闘ス...
4年前に「このミステリーがすごい!」大賞となった倉井眉介氏の小説は、頭を斧(おの)でかち割る連続殺人鬼と、サイコパスの弁護士の対決を描いている。 そのおどろおど...
本能寺の変にまつわる物語は何度も映像化されてきたが、原作小説も執筆した北野武監督の「首」(23日公開)は、これまでにない色合いを帯びている。 加瀬亮演じる織田信...
4年前に公開された「翔んで埼玉」は大ヒットの上に、日本アカデミー賞では12冠に輝いた。 「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」などというセリフを笑って...
70周年記念作「ゴジラ-1・0」が3日公開された。原点である第1作の舞台を10年さかのぼり、終戦間もない日本に最新の特殊効果でゴジラがよみがえる。 主人公は特攻...
King&Prince永瀬廉(24)が本領を発揮している。 11月10日公開の「法廷遊戯」では、芸達者の杉咲花(26)と北村匠海(25)がキレ者を演じ、永瀬は2...
劇中にも「SISUはSISUなんだ。訳しようがない」というセリフがある。あえて訳せば不屈の魂、折れない心となるフィンランド特有の言葉だという。 1917年に帝政...
思いっきりタフで、ちょっとだらしないが、最後は運に恵まれる。ガイ・リッチー監督が描く主人公には独特の魅力がある。トップ俳優が好んで出演したがる理由がそこにあると...
連続ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)は、世代間で生じるイライラや憤りを思いっきり笑いに転化したコメディーで、不思議な爽快感とともに記憶に焼きついてい...
シンガー・ソングライターの樋口了一(59)は、代表作の「手紙」がレコード大賞優秀作品賞となった09年にパーキンソン病と診断された。故郷熊本に拠点を移し、ライブ活...