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ニッカンエンタメ・プレミアム

映画この一本

恥部を風化させない“劇薬”/ハリエット(米)

女性奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を描いている。ミュージカル女優シンシア・エリボ(33)が主演し、主題歌も担当している。 奴隷制は日本人にはなじ...

戦うヒロインがコロナ禍でブルーな気分をぶっ飛ばす/ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(米)

戦うヒロインの痛快な娯楽作だ。カラフルなファッションに身を包んだヒロインが大音響とともに大スクリーンを駆け回る。肩肘張らずに楽しめて、胸がスカッとした。 モラル...

胸に刻まれた忘れてはいけない恐怖/Fukushima 50(日)

福島第1原発事故から9年になる。原子炉建屋の爆発、陣頭指揮を執る吉田昌郎所長、突然現地を訪れた、時の総理大臣…ニュース映像の断片は今でも鮮明に覚えている。映画は...

スターの光と影 すばらしい歌/ジュディ 虹の彼方に(米・英)

「オズの魔法使い」のドロシー役で知られるジュディ・ガーランドの晩年を、レネー・ゼルウィガー主演で描いた。 4歳でステージに立ち、「オズ-」で一躍スターに、名作ミ...

圧巻!ぶっ飛んでる染谷&ベッキー/初恋(日)

ぶっ飛んでる。久しぶりにそんな邦画に出会った。ヤクザに追われる1人の少女を助けることから、裏社会の抗争に巻き込まれていく余命宣告されたボクサーの物語。そのボクサ...

実話をもとにしたセクハラ告発/スキャンダル(米・加)

職場のセクハラという大きな問題に正面からぶつかった作品。16年7月に起きた全米最大のニュース専門放送局「FOXニュース」で起きた実話をもとに描く。同局を解雇され...

当たり役、小池栄子「大人の喜劇」/グッドバイ(日)

小池栄子がはまっている。演じるキヌ子は日頃は大食いの「担ぎ屋」だが、泥だらけの顔を洗えば男が振り向くいい女という設定。デビュー前は胸の大きさがコンプレックスだっ...

自立目指す女性たちへのエール/ハスラーズ(米)

ニューヨークのストリップクラブで働く女性たちが、ウォール街の男たちから大金を巻き上げた実話を映画化した。なかなか稼げないデスティニー(コンスタンス・ウー)が、ラ...

リアルな恐怖を味わえる/AI崩壊(日)

2030年というわずか10年後の近未来を描いたSFサスペンス作品。 同作が描く日本は、働ける人間は50%。未来を担う子供が10%で、残り40%は老人と生活保護者...

夫婦の感情、10年間の変化を丁寧に描く/ロマンスドール(日)

冒頭に結末を見せてしまう大胆な手法だが、そこからが奥深い。ずっと一緒にいたいと結婚したはずなのに、時間とともに息苦しさを感じ、夫婦の感情が変化していくさまを丁寧...

子どもから見た大人の支離滅裂/ジョジョ・ラビット(米)

ナチスを題材にした映画は多いが、この作品はいろんな意味でユニークだ。 主人公の空想上の友達としてヒトラーが登場し、バックにはビートルズの「抱きしめたい」が流れる...

ラストのラストまでドキドキ!/フォードVSフェラーリ(米)

1966年のル・マン24時間レースで、フォードのチームが、絶対王者フェラーリに挑んだ実話。チームをまとめる元レーサー、シェルビーをマット・デイモンが、異端児のレ...

期待せず見たら…当たり引いた/ロング・ショット ボクと彼女のありえない恋(米)

心温まるラブコメディー。次期アメリカ大統領候補で世界を股にかける美と知性を兼ね備えた女性国務長官シャーロットと、うだつのあがらないジャーナリスト、フレッドの恋物...

4Kデジタルで甦る名ゼリフ/男はつらいよ お帰り 寅さん(日)

だれもが少なからず生きづらさを感じる時代に、寅さんが帰ってくる。第1作公開から50年。山田洋次監督の人気シリーズ「男はつらいよ」の22年ぶりの最新作は、登場人物...

すべての謎に答えが出る/スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(米)

10年ぶりのシリーズ復活となった第7作には期待が先に立ち、前回の第8作は山盛りの課題を残した。42年前に創始者ジョージ・ルーカスが構想した9部作は本当に完結する...

楽しい「!」いっぱいの物語/カツベン!(日)

周防正行監督が、無声映画に説明やせりふを付ける活動弁士たちの物語を作り上げた。若き活動弁士に成田凌、女優を志す幼なじみに黒島結菜。 タイトルの「!」がきいていて...

前作の不気味さ健在、心拍数もマックス/ドクター・スリープ(米)

スティーブン・キングのホラー小説を映画化した「シャイニング」の40年後を描く。米コロラド州、ロッキー山脈にある雪山のホテルで血の惨劇を生き延び、大人になったダニ...

不思議な「声」に導かれ再び旅へ/アナと雪の女王2(米)

第1作から5年。心に平穏を取り戻したはずのエルサ女王は、不思議な「声」に導かれ、妹アナや仲間たちと再び旅に出る。彼女のルーツを訪ね、万物を凍らせる、その力のゆえ...

面と向かった生のやりとりが魅力的/影踏み(日)

原作は、人気ミステリー作家横山秀夫氏の小説。寝静まった家に忍んで盗みに入る「ノビ師」と呼ばれる窃盗犯が主人公だ。ミュージシャン山崎まさよしが14年ぶりに長編映画...

特殊な家族から感じる重さこそ愛の証し/ひとよ(日)

重い。ひたすら重い。本作を見た第一印象だ。 本作では、これまで多くの作品で疑似家族を描いてきた白石和弥監督(44)が、血のつながった本当の家族を扱った。だがそれ...

メッセージ感じる“それ”の恐怖/IT/イット THE END(米)

どこにでも姿を現す正体不明の存在“それ”の恐怖を描くホラーの続編。前作が17年に公開されると、米国では不気味なピエロが街に相次いで出没し、社会現象になるほどだっ...

新技術で滑らか クローンのWスミスに驚き/ジェミニマン(米)

51歳になったウィル・スミスが23歳の「自分」と対決する。彼が演じる伝説的スナイパーが、自分のクローンとの戦いを余儀なくされるSF作品だ。 開幕は疾走する列車に...

死生観を問いかける切なく温かい作品/駅までの道をおしえて(日)

愛犬の死を受け入れられない少女サヤカ(新津ちせ)と、息子を亡くしたフセ老人(笈田ヨシ)との交流を描いた。伊集院静氏の小説を映画化した。犬と少女と老人、ほのぼのし...

欧米的家族像を描く是枝作品/真実(日)

「万引き家族」でカンヌ映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督(57)が、文化の違いを超えて“家族”を描いた作品。日仏合作で、主人公の大女優ファビエンヌを演じる...

コンクール会場にいるかのような感覚/蜜蜂と遠雷(日)

17年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸氏のベストセラー小説「蜜蜂と遠雷」を実写化。境遇もタイプも異なる4人のピアニストが若手の登竜門「芳ケ江国際ピアノコ...

「テロの悲劇」を俯瞰する視点/ホテル・ムンバイ(豪・米・印合作)

08年に起きたインドの「ムンバイ同時多発テロ」では170人以上が死亡した。が、襲撃目標の1つタージマハル・ホテルでは500人以上の人質のほとんどが生還を果たして...

近未来こうなるのかも/アド・アストラ(米)

ブラッド・ピットが主演と製作を務めた。知的地球外生命体を求める計画を主導し行方不明になった父を捜す物語。ピットは初の宇宙飛行士役、父を演じるのはトミー・リー・ジ...

中井貴一の代表作間違いなし/記憶にございません!(日)

三谷幸喜監督(58)の真骨頂を味わえるコメディー作品。主人公は記憶をなくした史上最悪の総理大臣、黒田啓介。同役を演じる中井貴一(57)の悪態ぶりが秀逸だが、記憶...

わたしたちを襲う「わたしたち」/アス(米)

第90回米アカデミー賞の脚本賞を獲得した「ゲット・アウト」の監督、脚本を担当したジョーダン・ピール監督の第2作。前回に続くサスペンス・ホラーは、なんとも言えない...

レオ様ブラピ初顔合わせ/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(英、米)

50年前に起きたシャロン・テート殺人事件はハリウッド映画史の悲劇だ。カルト集団の信奉者によってロマン・ポランスキー監督夫人が自宅で惨殺された。 当時6歳のクエン...

 洋邦問わず、日刊スポーツの映画担当記者がオススメ映画を紹介します。