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ニッカンエンタメ・プレミアム

映画この一本

面と向かった生のやりとりが魅力的/影踏み(日)

原作は、人気ミステリー作家横山秀夫氏の小説。寝静まった家に忍んで盗みに入る「ノビ師」と呼ばれる窃盗犯が主人公だ。ミュージシャン山崎まさよしが14年ぶりに長編映画...

特殊な家族から感じる重さこそ愛の証し/ひとよ(日)

重い。ひたすら重い。本作を見た第一印象だ。 本作では、これまで多くの作品で疑似家族を描いてきた白石和弥監督(44)が、血のつながった本当の家族を扱った。だがそれ...

メッセージ感じる“それ”の恐怖/IT/イット THE END(米)

どこにでも姿を現す正体不明の存在“それ”の恐怖を描くホラーの続編。前作が17年に公開されると、米国では不気味なピエロが街に相次いで出没し、社会現象になるほどだっ...

新技術で滑らか クローンのWスミスに驚き/ジェミニマン(米)

51歳になったウィル・スミスが23歳の「自分」と対決する。彼が演じる伝説的スナイパーが、自分のクローンとの戦いを余儀なくされるSF作品だ。 開幕は疾走する列車に...

死生観を問いかける切なく温かい作品/駅までの道をおしえて(日)

愛犬の死を受け入れられない少女サヤカ(新津ちせ)と、息子を亡くしたフセ老人(笈田ヨシ)との交流を描いた。伊集院静氏の小説を映画化した。犬と少女と老人、ほのぼのし...

欧米的家族像を描く是枝作品/真実(日)

「万引き家族」でカンヌ映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督(57)が、文化の違いを超えて“家族”を描いた作品。日仏合作で、主人公の大女優ファビエンヌを演じる...

コンクール会場にいるかのような感覚/蜜蜂と遠雷(日)

17年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸氏のベストセラー小説「蜜蜂と遠雷」を実写化。境遇もタイプも異なる4人のピアニストが若手の登竜門「芳ケ江国際ピアノコ...

「テロの悲劇」を俯瞰する視点/ホテル・ムンバイ(豪・米・印合作)

08年に起きたインドの「ムンバイ同時多発テロ」では170人以上が死亡した。が、襲撃目標の1つタージマハル・ホテルでは500人以上の人質のほとんどが生還を果たして...

近未来こうなるのかも/アド・アストラ(米)

ブラッド・ピットが主演と製作を務めた。知的地球外生命体を求める計画を主導し行方不明になった父を捜す物語。ピットは初の宇宙飛行士役、父を演じるのはトミー・リー・ジ...

中井貴一の代表作間違いなし/記憶にございません!(日)

三谷幸喜監督(58)の真骨頂を味わえるコメディー作品。主人公は記憶をなくした史上最悪の総理大臣、黒田啓介。同役を演じる中井貴一(57)の悪態ぶりが秀逸だが、記憶...

わたしたちを襲う「わたしたち」/アス(米)

第90回米アカデミー賞の脚本賞を獲得した「ゲット・アウト」の監督、脚本を担当したジョーダン・ピール監督の第2作。前回に続くサスペンス・ホラーは、なんとも言えない...

レオ様ブラピ初顔合わせ/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(英、米)

50年前に起きたシャロン・テート殺人事件はハリウッド映画史の悲劇だ。カルト集団の信奉者によってロマン・ポランスキー監督夫人が自宅で惨殺された。 当時6歳のクエン...

温かなエルトンの歌と幸せな時代/ロケットマン(英・米合作)

歌手エルトン・ジョンの半生を描いた作品。ピアノを弾き始めた子供時代、バンド活動を始めた少年時代、スターになっても孤独を感じ続け酒とドラッグに依存するさまなどが、...

見終わってハッピーになれる和製ミュージカル/ダンスウィズミー(日)

日本ではどことなく敷居が高いミュージカル。その概念を崩すべく矢口史靖監督が本気で挑んだミュージカルコメディー作品。 設定からして秀逸だ。幼少期のトラウマからミュ...

とにかく映像凄い「超実写版」/ライオン・キング(米)

何度も身を乗り出し、スクリーンを見入った。ディズニーの大ヒットアニメ映画のリメーク。動物たちの毛先の1本1本までがリアルに再現されていて、ホンモノ? 何度も目を...

30代新人トリオの練り込まれた脚本/メランコリック(日)

3年前の「湯を沸かすほどの熱い愛」は、銭湯の釜を使った「火葬」が文字通り熱く心を揺さぶった。 同じ銭湯を殺人の現場に見立てれば、清掃、焼却の後始末にこれほど適し...

天才vs食えない幹部の闘い/アルキメデスの大戦(日)

戦艦大和の最後を見せる冒頭から引き込まれる。乗組員の恐怖や驚きといった細かい表情、動きを丁寧に、大胆に見せる。大きな1つの事象に、たくさんの命があることを強烈に...

あぁチャッキー 恐怖と悲しみと…/チャイルド・プレイ(米)

分類すればホラー映画だが、社会派作品だと思う。 あのチャッキーがAIなど最先端テクノロジー搭載の人形となり、アンディのために殺人を繰り広げる。「親友のためならな...

レッドフォード最後の役はユーモアある銀行強盗/さらば愛しきアウトロー(米)

名優ロバート・レッドフォード(82)が俳優引退作と公言する作品。「明日に向って撃て!」(69年)「スティング」(73年)など数々の名作に出演してきたハリウッドの...

殺し屋が専用食堂でとんがり比べ/ダイナー(日)

蜷川実花監督は好んで極限状況を題材にする。「さくらん」(07年)で吉原に売られた少女を描き、「ヘルター・スケルター」(12年)には整形美容の修羅場が登場した。そ...

締め切り間際の攻防にハラハラ/新聞記者(日)

実際の事案をほうふつとさせながらも、エンターテインメントがきっちり立っている。新聞社もしくは記者を描く作品にある、ネタを取る、裏を取る、締め切り間際の攻防…、ハ...

動と笑!ハマるぞ殺し屋岡田准一/ザ・ファブル(日)

殺してはいけない殺し屋。そんな設定にまず引き込まれる。 岡田准一(38)演じる主人公アキラはどんな相手でも6秒以内に殺せる“ファブル”と呼ばれる殺し屋。そんな殺...

感情ないはずなのに切ない/ウィーアーリトルゾンビーズ(日)

とんがって、突き抜けている作品だ。縦横無尽のカメラワークによる映像、カラフルな衣装、ポップな音楽。さまざまなエッセンスが盛り込まれた斬新さは、世界中の映画祭を席...

子供に読み聞かせるような優しさ/アラジン(米)

ディズニー・アニメの名作を英国のガイ・リッチー監督が実写映画化した。 マドンナの元夫として知られる監督は、テンポの良い犯罪活劇で世に認められたが、後のシャーロッ...

純なかけらがコロンとむき出しに/長いお別れ(日)

「湯を沸かすほどの熱い愛」(16年)で母、妻との別れを描いた中野量太監督が、今度は父との別れを描いた。認知症を患いゆっくりと記憶を失っていく父(山崎努)、明るく...

見たら楽器を手にしたくなる/小さな恋のうた(日)

沖縄を舞台にした、バンドに青春をかけた若者たちの物語。米軍基地問題をスパイスとして加味することで、単なる青春映画とは一線を画している。ロックバンド「MONGOL...

こんなにダマされても気持ちいい!!/コンフィデンスマンJP(日)

どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続に「うわっ~、ダマされた」。緻密に幾重にも練られた脚本は秀逸だ。張り巡らされたわなにザワザワし、プッと噴き出してしまうような...

緊張感とホラーを合わせた監督の豪腕/オーヴァーロード(米)

怪作である。 舞台は第2次世界大戦の欧州戦線。ノルマンディー上陸作戦の直後、敵陣深くに米空挺(くうてい)部隊が降り立つ。連合軍の通信を妨害している教会の電波塔を...

脱清純派! 浜辺美波の表情/賭ケグルイ(日)

ギャンブルの強さが生徒の価値を決めるという高校を舞台にした物語。人気漫画がドラマになり、さらに映画化された。 若い俳優たちの個性のぶつかり合いだ。追い込まれれば...

ヒーローの魅力満載の最終作/アベンジャーズ/エンドゲーム(米)

「アベンジャーズ」シリーズの完結編。前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」では、サノスによって全宇宙の生命体は半減。アベンジャーズも多くのメンバーを失う...

 洋邦問わず、日刊スポーツの映画担当記者がオススメ映画を紹介します。