関根大気に感じる精神的たくましさ 昨オフのメキシコ経験を糧に成長

好調DeNA打線をけん引する関根大気外野手(27)に、精神的なたくましさを感じました。 ここまで主に6番として打率3割8分9厘で出塁率4割3分6厘。アグレッシブな守備や常に先の塁を狙う積極的な走塁でも、チームに勢いをもたらしています。(数字は4月18日現在) 4月14日阪神戦(横浜)では「6番左翼」で先発し、3安打3打点の大活躍。早くも3度目となった本拠地お...
好調DeNA打線をけん引する関根大気外野手(27)に、精神的なたくましさを感じました。 ここまで主に6番として打率3割8分9厘で出塁率4割3分6厘。アグレッシブな守備や常に先の塁を狙う積極的な走塁でも、チームに勢いをもたらしています。(数字は4月18日現在) 4月14日阪神戦(横浜)では「6番左翼」で先発し、3安打3打点の大活躍。早くも3度目となった本拠地お...
「強さは速さにならない」。DeNA蝦名達夫外野手(26)の胸に、現役バリバリメジャーリーガーの言葉が残る。 昨年12月、同じ右のパワーヒッターで憧れだったカブス鈴木誠也外野手(29)に弟子入りし、一緒にトレーニングを行った。2人とトレーナーの3人だけの空間。貴重すぎるマンツーマンの打撃指導で教わった思考法がある。 一番に言われたのは力みをなくすこと。「強く振...
普段のちょっとした行動に、その人の人間性に触れる時がある。DeNA戸柱恭孝捕手(33)は、1月に実施した2年目の松尾汐恩捕手(19)との自主トレ中、松尾本人とともに両親の思いにも気を配った。大阪桐蔭時代から寮生活ですでに親元を離れているが、プロ初のオフで、松尾にとっては未知の期間。 戸柱 わからないことが多くて、汐恩も不安だと思うんですけど、もしかしたら、そ...
DeNAの春季キャンプの第1クールが4日、終わった。気温25度を超える暑さで選手も報道陣も真っ赤に日焼けをする中、ひときわ注目を浴びているのがドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)だ。最多3球団競合の末に入団したドラフトの目玉で、打撃センスあふれる社会人ナンバーワン打者。だが、野球のすごさだけでない魅力が詰まっている。 何より目を見張るのが、報道陣...
「おはようございます」。声が聞こえた先に視線を向けた直後、DeNA京田陽太内野手(29)が、笑顔でペコリと頭を下げた。1月8日、新人合同自主トレ初日でドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)らルーキーに注目が集まる中、黙々と室内練習場でバットを振り込み、快音を響かせた。 昨年の契約更改時よりも明らかに締まった体、顔に驚かされた。「6キロくらい絞ったん...
もう、自分を下げたりしない。DeNA伊勢大夢投手(25)が6日、伝統の「チーム厚木」で始動。昨年12月の契約更改会見に続き、守護神奪取を改めて宣言した。たとえ実現しなくても、恥ずかしくもなければ、後悔もしない。その裏には4年目で投手陣を引っ張る覚悟とプライドがにじんだ。 ルーキーイヤーの20年からリリーフとして立場を確立してきた。22年には両リーグトップの7...
DeNA三浦大輔監督(49)が8日、“番長先生”として、奈良・大和高田市内にある母校の高田商をサプライズ訪問した。全校生徒に「僕自身が堅苦しいのは嫌いですし、学生の時に聞くだけじゃつまらないなと思ったのでみんなといろんな話をして、伝えられればなと思った」と質問形式で講演。笑いも交えながら、約50分間熱弁した。 最も力がこもったのは、信頼関係の重要性を説いた時...
オリックスを戦力外となり、DeNAに入団することとなった中川颯投手(25)が11月29日、入団会見を行った。私事ながら中川投手は立大野球部での2学年上の先輩。そんな先輩の喜ばしい門出の日を、取材で立ち会うことができた。安堵(あんど)の混じったような笑顔が印象的だった。 中川投手は神奈川・桐光学園から17年に立大入学。1年春のリーグ戦から登板し、当時4年で現阪...
気温6度と冷え込む中、横浜スタジアムに笑顔の輪が広がった。DeNAは、26日に「キッズベースボールフェスティバル2023」を開催。取材が可能だったハマスタでは、指導を受けた子どもたちはもちろん、選手たちの笑顔が印象的だった。 会話の内容も多種多様だった。野球教室中にも関わらず、森原康平投手(31)は好きな食べ物を聞かれ、伊藤光捕手(34)はポケモンの話題で談...
「横浜頂戦」をチームスローガンに掲げたDeNAの2023年シーズンは、広島とのCSファーストステージ連敗で幕を閉じた。その3日後の10月18日、球団広報部から配信されたのは、広報部が紹介する今季の「TOPICS」だった。球団史上初の交流戦優勝、新ホームユニホーム、コロナ禍の応援ルール緩和などのトピックの他、シーズン中の主な出来事も細かく記された。 振り返れば...
DeNAは、1日の中日戦で本拠地横浜スタジアムでの主催試合が終了した。今季は70試合で、225万9094人が観戦。三浦大輔監督(49)は「たくさんの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました」と感謝した。「最大のファンサービスは、勝つこと」とも言われるが、今季も多種多様な楽しみ方が存在した。 今年でいえば、横浜スタジアムで4回裏終了時に開催される「...
9月1日のDeNA巨人戦(横浜)の試合前イベントを楽しみにしていた。DeNAのオフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」が、五輪経験者を集めた陸上レジェンド軍とリレー対決するというもの。 dianaは5人で220メートルをつなぐ。レジェンド軍は福島千里、高平慎士、木村文子、朝原宣治(敬称略)が4人で270メートルをつなぐ。軍を率いた高橋尚子...
DeNAのJ・B・ウェンデルケン投手(30)が、「8回の男」として、ブルペンを支えている。 来日1年目の今季は腰痛の影響で開幕は出遅れながら、48試合に登板し、1勝2敗、26ホールド、防御率1・53と抜群の安定感を誇る。特筆すべきは夏場の成績で、ともに11試合に登板した7月は防御率0・84、8月は1・69をマークした。 2月の春季キャンプで今季の活躍を予感し...
若手選手たちのキャリアにもさまざまな形があり、しっかり成長しているなと実感します。 DeNA担当だった20年に取材した阪口皓亮投手(24)が今年7月末、ヤクルトにトレードで加入。一方で当時は育成だった宮城滝太投手(23)は22年7月に支配下契約を勝ち取り、今年8月13日巨人戦(東京ドーム)でプロ初登板を果たしました。 大阪出身の阪口は北海高から17年ドラフト...
夏の全国高校野球選手権大会で、4年ぶりにアルプススタンドでの声出し応援が解禁された。 高校生、関係者、ファンらと同様にプロ野球選手も甲子園に日常が戻ったことをかみしめた。DeNA小園健太投手(20)は、母校の市和歌山の後輩を応援しながら、うらやましさも感じた。 小園 僕らの時は演奏じゃなくて録音でした。迫力はあったんですけど、今こうして見ると大歓声の中の生演...
遊軍記者として複数球団を取材しています。当コラムでは本来なら、偏りなく各球団の話題を取り上げたいところですが、2回連続でDeNAの「投げる哲学者」を取り上げざるをえません。それほど見事なピッチングでした。 今永昇太投手(29)が、7月7日巨人戦(東京ドーム)で自己最多タイの7者連続を含む、球団タイ記録となる15奪三振の力投で6勝目を挙げました。その前日6日ヤ...
勝負の夏を乗り越えるカギは、よく食べて、よく走ること!? DeNA三浦大輔監督(49)は、6月27日の広島戦(マツダスタジアム)の試合前取材で暑さ対策を聞かれ、笑みを浮かべながら、自身の現役時代を振り返った。 「夏バテがなかったというか、暑いのは暑いんですけど、暑くて、食欲が落ちることはなくて。特に何かしてるわけじゃなく、年がら年中食欲はありましたね、なぜか...
「日本生命セ・パ交流戦」は、DeNAの初優勝で幕を閉じました。期間中の3試合で2勝0敗、防御率1・88の安定感を見せたエース今永昇太投手(29)は、打席でも存在感を発揮していました。 交流戦最終盤の6連戦初戦となった13日の日本ハム戦(横浜)。“本業”では7回を117球、9安打2失点。「今シーズンだけじゃなく、もしかしたらキャリアでも一番悪かったくらいの真っ...
「牧、集合!?」の仰天イベントの決行が、2日後に迫った。DeNAでは、16~18日のロッテ3連戦(横浜)で開催する『交流戦SERIES2023』に向け、千葉ロッテビックリ大作戦として、「牧秀悟の影武者」を大募集することを5月2日に発表。自薦、他薦問わず、牧秀悟内野手(25)にそっくりな人を募集し、17人が決まった。 牧の影武者17人は、「牧(そっくりさん)軍...
15日のDeNA投手練習で初めてトレバー・バウアー投手(32)の実物を見た。がっちり体形というより、むしろ細い。通常、翌日の先発投手だと1時間とか1時間半とか、それくらい動いてから取材を受ける流れが多い。バウアーがグラウンドにいたのはわずか30分。「早っ。終わり?」と報道陣から声が漏れた。 外野の壁当てでは右手で投げて左手でキャッチ、を数分。ボールを持ち替え...
にこやかな表情に、取材する側も幸せな気分に包まれた。日刊スポーツでは、こどもの日に向け、子どもたちからの似顔絵企画を実施。DeNAからは、戸柱恭孝捕手(33)の6歳の長女、4歳の次女、2歳の長男が参加してくれた。戸柱は3枚の絵に「うれしいですね」と喜びをかみしめながら、感想や子どもたちへの思いを語った。 オフの日には、子どもたちとポケモンセンターに一緒に出か...
23日の広島戦、勝利のハイタッチを終えたDeNA山崎康晃投手(30)が向かったのは、エスコバーのもとだった。ベンチ前で優しく抱き寄せ、そっと声をかけた。長年、「勝利の方程式」を形成する2人だから分かる思いがある。試合後、山崎に思いを聞いた。 「慰めになるかわからないですけど、今日のことを引きずらないようにと思って。そんな言葉は多くなかったですけど、何か伝わっ...
「ファンサ」っていいものだ。ファンサとはファンサービス、ファンへの対応のこと。3月に横須賀スタジアムに行った際、取材はとっくに終わっていたのだが、出待ちのファンの皆さまに紛れて球場出入り口を眺めていた。 選手はこっちに来ないこともできる。ファンが求めれば寄ってきてくれる、という感じだった。1時間ほど立っていた中で、DeNA入江大生投手(24)の対応が他を圧倒...
DeNAの新たなシーズンが、3月31日の阪神戦で開幕した。今季はビジターの京セラドーム大阪でスタートしたが、横浜スタジアムでは4日の巨人戦で本拠地開幕戦を迎える。4日の同戦から9日の中日戦までの6連戦を「OPENING SERIES 2023」として、さまざまな企画とともに開催される。 すでに、豪華な特別ゲストが発表済みだが、開催を前に日別に整理する。5日は...
38歳の冬に、心身のリフレッシュ法として、サウナが加わった。教えてくれたのは、DeNA「サウナ部」の大貫晋一投手(29)、森原康平投手(31)、入江大生投手(24)の3選手だった。日刊スポーツの野球担当の先輩や後輩にも「サウナー」はたくさんいるが、魅力はもちろん、奥深さに心がひかれた。 サウナでととのう、左からDeNA大貫晋一投手、入江大生投手、森原康平投手...
DeNA大田泰示外野手(32)の優しさに包まれながら、蝦名達夫外野手(25)との「釣り企画」は進行した。昨年12月上旬、横浜沖。予想された雨は奇跡的に弱まり、山下橋「広島屋」から乗船したが、雨の影響で気温は低下。事前に大田から「船の上はめちゃめちゃ寒いですよ」と助言を受け、服を着込んだつもりだったが、考えが甘かった。 午前6時、船宿に到着した大田から「久保さ...
昨年11月下旬、横浜市内の1室で、その撮影は行われた。「料理を作ってもらえませんか?」。記者のむちゃぶりに快く応じてくれたのは、DeNA今永昇太投手(29)だった。 数日前に球団広報を通じ「取材OK」の連絡を受けたが、その数時間後に送られてきたのが「鶏の手羽元の甘辛煮」のレシピ。対応の早さに感動するとともに、料理への期待はふくらんだ。 取材当日、予想をはるか...
23年シーズンに向け、新たな戦力が加わる一方で新たなチームでスタートを切る選手がいる。DeNAでは、ブルックス・クリスキー投手(28)が大リーグのロイヤルズとマイナー契約を結んだことが昨年12月に発表された。昨季は18試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率2・57だったが、契約更新はせず、米国に戻って、プレーすることを決断した。 ブルックス・クリスキー(20...
明けましておめでとうございます。2年連続で担当を務めるDeNAは、25年ぶりのリーグ優勝に向け、新たなシーズンに臨みます。振り返れば、22年シーズンもさまざまなドラマ、記録が生まれました。21年シーズンの最下位から19年以来となる2位へと躍進。挙げればキリがありませんが、いくつかトピックを挙げます。 ◆今永昇太がノーヒットノーランを達成 6月7日の日本ハム戦...
秋季キャンプやトレーニングも終了し、プロ野球では契約更改の取材が多くを占め、さまざまな話題が紙面をにぎわせる。DeNAでも連日、横浜市内の球団事務所で会見が行われるが、今季の振り返りや来季への決意、年俸などの話題とともに選手の「変化」も注目される。 浜口遥大投手(27)は、口元にひげを蓄えた姿で会見に臨んだ。「オフシーズンなので。それから、(12月から自主ト...