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ニッカンエンタメ・プレミアム

新聞に載らない内緒話

続「定年、職探し」

   定年退社、職を求めてシルバー人材センターに登録したことは前回書いた。この日は希望者による「清掃実習」である。センターの求人は早朝3時間ほどの「マンション清...

定年、職探し。

   「64歳!? まぁ、お若い」とおだてられたから、こっちも「そうすかっ!」と若者言葉になった。  4月の終わり、シルバー人材センターを訪れた。5月末日の、定...

佐賀の、維新が面白い―JR九州で訪ねる幕末~明治

 東京から空路、福岡へ到着。さらにJR九州の特急で博多から約37分、佐賀へやって来た。 お目当ては明治維新150年にちなむ「肥前さが幕末維新博覧会」だ。「...

ネコとウサギと、せとうちクルージング

 映画「男はつらいよ 『寅次郎の縁談』」は、1993年(平5)12月25日に公開された。シリーズ46作目の、この作品の一部は瀬戸内海が舞台になっている。  マド...

「ひとりぽっち」の、役得

 

 外へ出たついでにパンをひとつ、買った。  近場の公園を探した。ベンチで一息入れたいのである。  昼時はとっくに過ぎた、午後の日だまりである。陽は射すようで、夏...

「新入社員諸君!」-餞(はなむけ)に。

桜と。SLと。(栃木県真岡鉄道久下田付近。撮影・酒井清司)  4月。背広姿もぎこちない、新入社員を見かけると四十年前の自分を思い出します。大学卒業の頃、よく山口...

明治維新150周年・お好み焼き・折り鶴-広島、山口を訪ねる

 旅行会社「JTBグループ」は「日本の魅力の再発見」をテーマに、各地の「旬」の魅力を掘り起こし、現地の魅力を感じてもらうキャンペーン「日本の旬 瀬戸内・山陰」を...

253系「日光1号」、205系「いろは」で行く「本物の出会い 栃木」

ひときわ目を引く鮮やかな車体、「日光1号」  栃木県で、4月から6月にかけて「デスティネーションキャンペーン」が開催される。  デスティネーションキャンペーン...

「アルマーニ」と、「アルマーネ」

 

 「つまり『アルマーニ』製ではなくて、『アルマーネ』製ということにすればいい。金のある奴だけが買えばいい」と、皮肉屋の彼がしゃべり出したから耳をそば立てた。  ...

長嶋茂雄・色紙・「キット、サクラサク野球場」-

 

 長嶋茂雄さんの「色紙」である。  その動向は時折、新聞、テレビで伝えられるが、さて長嶋さん、いつ宮古を訪れたのであろう。  謎はすぐに解けた。日刊スポーツ東北...

閉店の辞

築地界わい、裏通り。名店も散在する  築地の路地裏の、さらに小径に続く角にその店はあった。  セレクトショップとの看板はあるが、実際は「お母さんのお弁当メニュー...

受験シーズン余話

 受験シーズンである。  こんな季節が私にもあった。高校の入学試験(確か9科目あった)。都心には珍しい大雪。それだけで気分は十分萎えたが、あろうことか受験会場は...

「成人の日」の夕刻

 

 「成人の日」の夕刻。小雨-  帰宅の電車は隣の車両が見渡せるほどの混み合いで、視線を巡らしてみたが毎年おなじみの晴れ着姿が見当たらない。午後のニュースが、貸衣...

「警察犬」と呼ばれた女

大リーグのキャンプでも活躍する?警察犬  「アタシ、警察犬って呼ばれているんだ」  思わず耳を澄ました。帰宅途中の、電車の中である。振り向くと30代半ばの女性。...

越前丸岡城、カニ、JR西日本「花嫁のれん」、寒ブリ、木彫り猫-北陸の冬てんこ盛り

越前丸岡城。手前が「一筆啓上」碑  その城を見た時、意外な感じがした。  連なる民家の甍(いらか)に取り囲まれ、小さな丘にまるで火の見櫓のように、天守はある。 ...

甲賀忍者、三大佛、「インスタ映え」との遭遇-滋賀県の旅

 例えば「こうか」と入力すると、「請うか」「考課」ばかりで「甲賀」とはなかなかたどり着かない。忍者を一般に「こうが」と呼んでいるのは、「こうか」の誤読のようで、...

柿の木と、復興-福岡県朝倉市

稲刈りが終わり、三連水車は休止中。秋の陽を浴びる  福岡県朝倉市へ行ってきた。  都会の人はもうこの街のことを忘れてしまったかもしれない。今年7月5日から6日...

特急「ゆふいんの森」、来夏に完全“復興”-JR九州

来年夏に路線復旧する「ゆふいんの森」  例えば只見線-  磐越西線の会津若松駅(福島県会津若松市)と上越線の小出駅(新潟県魚沼市)を結ぶ135・2キロの路線だが...

赤い糸と、もみじの紅

   11月-霜月(霜降月)、神楽月、雪待月、風寒と異称さまざま。神帰月とも。10月の神無月から神様が帰ってきたのである。運命の、赤い糸の縁(えにし)をどう取り...

解き明かせ!「京都鉄道ミステリー」-京都鉄道博物館

 昨年4月に開場した「京都鉄道博物館」(京都市下京区観喜寺町)の、累計来館者数が190万人(8月末現在)を突破した。  見てさわって体験できる博物館へのこだわり...

汽車・飛行機50円ナリ―群馬県前橋市

国の登録有形文化財・木馬は10円で乗れる

 夏休み前、新聞を読んでいたらこんな記事に出くわした。  愛知県名古屋市のテーマパーク「レゴランド・ジャパン」が、入場料の大幅な値下げに踏み切った。夏休み限定...

赤い華なら…

 

 目前は黄緑の海、稲穂が風に揺らいでいる。2日後にも、台風が最接近するというのに田んぼには人影がない。刈り取らねばとは、と思ったところで僻地の、手も届かないので...

列車「○○のはなし」という話-山口・山陰線

「○○のはなし」(まるまるのはなし)とは奇妙な列車名である。  山陰線・新下関~下関~長門市~東萩駅間を走る観光列車(全車指定席、定員60人)、マニア的に言...

「なまはげ」蓄電池電車、ゴジラ岩、男鹿しょっつる焼きそば-秋田・男鹿半島紀行

男鹿線「新型交流蓄電池電車「EV-E801系」、なまはげがヘッドマーク  新幹線「こまち」で秋田、男鹿半島へ向かっている。  「こまち」と言えば「小野小町」(そ...

「ゆきあいの空」

フルムーン―秋が見ごろになる(撮影・山崎哲司)

倉嶋 厚 儀 去る平成29年8月3日 93歳にて永眠いたしました ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます  訃報を知って、彼のホームページを開けたら...

「チケットホルダー!?」-夏の旅

 列車の、指定席に着いて「さて駅弁でも」と前座席背部のテーブルを引き出そうとしたら、表面に「チケットホルダー」のシールが貼ってある。「取り忘れ、紛失等には十分ご...

馬と、マッシュルーム-岩手県八幡平・雫石

 60歳で定年を迎えたとき、「嘱託」という“セカンドキャリア”をいただいた。5年間の、定年延長というやつである。  とっとと会社を辞するという手もあったが、いざ...

わくわくグルメ-JR北海道新幹線「イイタビ」

 夏休み目前、猛暑の都会を離れ「東北・北海道新幹線&特急スーパー北斗で行く北海道・魅惑の駅弁と洞爺・ニセコ・余市・小樽の旅」はいかがだろう。北海道新幹線開業2年...

ブラ近江-滋賀県の、水辺と歴史を歩く

 滋賀県は、平成27年に認定された日本遺産「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」を活用して、びわ湖や周辺地域をぐるっと巡り楽しめるキャンペーンを、今年1...

「盆栽プラモ」&「葵(あおい)の御紋ビール」-進取の、静岡市

 まずはクイズ。  「大阪城を造ったのは誰でしょう?」  「簡単!徳川家康!」  「ブーっ!残念でした。答えは大工さん!」  「大阪城」を「駿府城」に置き換えれ...

石井秀一(いしい・ひでかず)

 19788年(昭53)、日刊スポーツ入社。プロ野球担当として巨人を中心に取材。管理職を経て、第2の職場はレジャーを担当。09年から文化社会部編集委員。著書に「ぼちぼち歩こう 墓地散歩」(日刊スポーツ出版社)。

 「新聞に載らない−」とは何とも思わせぶりなタイトルですが、いや、なに、「掲載には及ばない」身辺雑記をつづるつもりです。スポーツから芸能、レジャーまで盛りだくさんの日刊スポーツ紙面からこぼれ落ちた、ほんの“箸(はし)休め”。せちがらい浮世に興を添えられれば、の思いです。