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ニッカン芸能!

◆中山知子(なかやま・ともこ) 日本新党が結成され、自民党政権→非自民の細川連立政権へ最初の政権交代が起きたころから、永田町を中心に取材を始める。1人で各党や政治家を回り「ひとり政治部」とも。現在、日刊スポーツNEWSデジタル編集部デスク。福岡県出身。青学大卒。

政治部・中山知子

裏金疑惑に機密費…負のお金ワードに絡まれた岸田首相「次の支持率発表が怖い」の声も

2023年度補正予算の参院本会議での審議を聞く岸田文雄首相(右)と鈴木俊一財務相(2023年11月29日撮影)

永田町は今、おカネをめぐる問題で大きく揺れている。自民党5派閥の約4000万円にのぼる政治資金収支報告書過少記載問題が出てきたと思っていたら、最大派閥の安倍派で...

藤井聡太8冠が思いを込めた「金言」試練まっただなかの岸田首相の心にどう響いていくのか

岸田文雄首相(2023年8月2日撮影)

「お~」。若き勝負師の「座右の銘」が披露されると、出席者から感嘆の声が上がった。 11月13日に、首相公邸内で行われた藤井聡太8冠への内閣総理大臣顕彰式。岸田文...

「一発アウト」税金滞納の神田財務副大臣を切れない岸田首相 2年連続「辞任ドミノ」の危機

岸田文雄首相(2023年6月撮影)

二度あることは三度あるー。ちょうど1年前、岸田政権の閣僚の「辞任ドミノ」が起き始めた時、永田町でささやかれていたフレーズだ。このフレーズを1年ぶりに、再び耳にす...

「増税メガネ」に意固地な岸田首相「冷めたピザ」から脱却しようとした小渕恵三氏との違い

臨時国会が召集された10月20日、衆院本会議場の自席で高市早苗経済安保相(手前)と腕組みをしながら話す岸田文雄首相(2023年10月20日撮影)

岸田文雄首相に対し、今年8月ごろからSNS上などで指摘されてきた「増税メガネ」という呼称について、首相が国会質疑の場や記者会見の質問で言及する異例の場面が続いた...

岸田首相への「ダメ出し」代表質問で思い出す「参院のドン」と小泉元首相のやりとり

参院本会議で所信表明を行う岸田文雄首相(2023年10月23日撮影)

臨時国会が召集され、岸田文雄首相が「経済、経済、経済」と3連呼、三唱して経済対策への取り組みへの決意の強さを強調した所信表明に対し、自民党幹部の世耕弘成参院幹事...

菅直人氏のお遍路追っかけ取材で垣間見た、かつてない表情 政治家人生の浮き沈みと重なった旅路

お遍路姿で歩く菅直人氏(2004年7月26日撮影)

立憲民主党の菅直人元首相(77)が、次期衆院選に出馬しない意向を示した。野党の論客を出発点に頭角を現し、大臣や首相も務めた。最近は、ベテラン議員の1人となってい...

「晩節を汚さなければ…」細田博之氏の衆院議長辞任会見 無念さより意欲ばかりがクローズアップ

細田博之氏(20年10月)

細田博之衆院議長(79)が、議長職の辞任を発表した10月13日の記者会見。事前に、時間は30分と示され(実際は50分あまりに延びた)、参加資格も記者クラブ加盟の...

「寸止め芸」定着の岸田首相 伝家の宝刀・衆院解散めぐる、におわせと火消しの繰り返し

岸田文雄首相(2023年8月2日撮影)

衆議院の解散を決める権限というものは、時の首相にとって「伝家の宝刀」といわれる。この宝刀を抜こう、抜こうとしているように見せながら、実際にはなかなか抜かない「解...

小泉進次郎氏が福島の海で語った言葉の原点は新人議員時代「平均寿命通りに生きれば…」とも

南相馬市の北泉海岸近海でとれたヒラメの刺し身を賞味する小泉進次郎元環境相(2023年9月17日撮影)

政府が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に踏み切ってから24日、1カ月が経過した。これを受け、中国が日本産海産物の輸入禁止に踏み切り、輸出減少に伴う売り上げ...

小渕優子氏が涙をこらえる姿は9年前にも…本人だけでなくみんなが忘れていなかった「傷」

就任会見に臨む自民党の小渕優子選対委員長(2023年9月13日)

かつて「涙は女性の最大の武器」と発言し、批判されたのは小泉純一郎首相だった。当時外相だった田中真紀子氏が、自身の判断をめぐって自民党幹部と会談後、報道陣の前で「...

リスクもはらむ大臣待機&待望組の初入閣 岸田首相9・13内閣改造で「悲願達成」は何人誕生?

岸田文雄首相(2023年6月撮影)

時の総理大臣によって内閣改造が行われる季節が、またやってきた。岸田文雄首相にとっては首相就任直後の第1次、衆院選勝利後の第2次と組閣を行った後、昨年8月に始まっ...

「鬼門」の農相ポストが再び時の政権を追い詰める?野村農相「汚染水」発言でも続投の背景とは

岸田文雄首相(2023年6月撮影)

海洋放出が始まった東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と発言し、4時間あまりで謝罪と発言撤回に追い込まれた野村哲郎農相(79)の資質問題が、処理水をめぐる中...

岸田首相あるある「スピード感のなさ」処理水放出めぐる中国側対応に「外交の岸田」をいつ発揮?

岸田文雄首相(2023年8月2日撮影)

「先送りできない困難な課題に、1つ1つ答えを出していくことに尽きる」。岸田文雄首相が国会答弁や記者会見で、何度も繰り返している言葉だ。この言葉は、だから「衆院解...

森喜朗元首相の「展望」の答え合わせが定着? 自民党安倍派体制は「船頭の上にもっと偉い船長」

今年5月の安倍派パーティーで言葉を交わす自民党の麻生太郎副総裁(左)と森喜朗元首相(2023年5月16日撮影)

自民党最大派閥安倍派(清和政策研究会)でこの1年あまり続いてきた、安倍晋三元首相に替わる新会長の選任問題は「当面は決めないことが決まる」という決着で、8月17日...

日大・林真理子理事長、見せ場だったはずの「有事」の会見 歯切れの悪さと本音の少なさはなぜ

アメフト部員の逮捕を受けて記者会見に臨む日本大学の林真理子理事長(2023年8月8日)

アメリカンフットボール部をめぐる薬物事件で部員が逮捕されたことを受けて開かれた、8月8日の日本大学の記者会見。昨年11月の段階で部員が大麻使用を認めながら厳重注...

負のスパイラルに陥った岸田首相「勝負」だった記者会見でも売りもやる気も感じられず

文科省の「子ども霞が関見学デー」であいさつする岸田文雄首相(2023年8月2日)

 岸田文雄首相の周辺がまた、ザワザワ、ピリピリしてきた。マイナンバーと保険証の一体化「マイナ保険証」の実施時期をめぐって首相サイドと関係閣僚が対立して迷走する中...

まもなく66歳誕生日の岸田首相「初心を忘れず」宣言で始まった65歳の1年、果たして成果は?

岸田文雄首相(2023年6月19日撮影)

7月29日は、日本政界のリーダー3人の誕生日だ。岸田文雄首相(65)、立憲民主党の泉健太代表(48)、共産党の志位和夫委員長(68)がまもなく、同じ日にそれぞれ...

小渕優子氏の表舞台復活はあるか 内閣改造&自民党人事へ注目 順風ばかりでなかった政治家人生

青木幹雄元官房長官の訃報を受け、報道陣の取材に応じる自民党の小渕優子組織運動本部長(2023年6月12日撮影)

「夜の10時半に電話をかけてきて、あなた、その質問はないでしょうと(笑い)」。 今年6月、自民党の鈴木貴子衆院議員が在職10年を記念して、都内で開いた感謝の集い...

「大谷翔平でも出さない限り維新に勝てない」前回衆院選全敗の大阪で始まった自民党内のもめごと

次期衆院選の大阪の一部小選挙区での公募方針について、党幹部と面会後、取材に応じる自民党の佐藤ゆかり元衆院議員。右は中山泰秀元衆院議員(2023年7月4日)

安倍晋三元首相が昨年7月8日、参院選の街頭演説中に銃撃され命を落としてから8日、1年がたち、一周忌法要や有志による、しのぶ会が行われた。7年8カ月に及んだ第2次...

「安倍派」は「旧安倍派」になるだけ?安倍元首相一周忌直前でも不透明な派閥内権力争いの行方

安倍晋三元首相(2019年撮影)

昨年7月8日、安倍晋三元首相が参院選中に銃撃されて命を落としてから、まもなく1年となる。今月8日には、昨年葬儀が営まれた東京・増上寺で一周忌法要が行われ、議員に...

小沢一郎氏が立民執行部に投げた「ギリギリライン」の球の行方 小沢グループ復活の背景とは

立憲民主党の小沢一郎衆院議員(2023年2月19日撮影)

昨今、表舞台からは遠ざかっていた立憲民主党の小沢一郎衆院議員(81)の名前が、21日に閉会した通常国会の終盤に、表に出てくるようになった。次期衆院選に向けた、立...

「岸田解散風劇場」の徒労感は今も続く…仕込み不発で思い出した「郵政解散」との違い

岸田文雄首相(2023年3月撮影)

「岸田さんは今、権力者として絶頂の気分ではないか」(永田町関係者)。 この2~3カ月あまり、強まっては弱まり、弱まっては強まっていた、岸田文雄首相が今の通常国会...

解散風すら岸田政権では朝令暮改 吹いてやんで、また吹き始めた…会期末?秋?首相の判断は

岸田文雄首相(2023年1月撮影)

「岸田さんには、リアルな情報が入っていないのではないか。裸の王様のようだ」。こんな声が野党幹部から聞こえてきたのは、6月9日に衆議院内閣委員会で可決された、LG...

首相公邸は観光スポットではない 岸田首相「弾よけ」長男秘書官更迭も政権体力奪う「身内問題」

岸田文雄首相(2023年5月9日撮影)

岸田文雄首相の親族が昨年末に首相公邸で開いた「忘年会」をめぐる報道が、新展開を迎えた。首相の長男で秘書官を務めた翔太郎氏(6月1日付で辞職)や親族が、公邸内の「...

リアル「政界は一寸先は闇」の岸田首相 サミット景気も一転「鬼門」復活のジェットコースター

岸田文雄首相(2023年5月16日撮影)

「一寸先は闇」とは、永田町でよく用いられるワード。少し先のことでも何が起きるか分からない、読めないの意味だが、いま永田町では、岸田政権はこの「一寸先は闇」を地で...

安倍派パーティーで感じた「異変」森喜朗元首相が姿を消した後の妙な静けさは「嵐の前の…」?

安倍晋三元首相が昨年7月に凶弾に倒れた後、初めてとなる安倍派(清和政策研究会)のパーティーが、5月16日に都内のホテルで行われた。メイン会場に出席者が入りきれず...

維新の成功体験が目標設定に影響?立民泉代表の「衆院選で150議席未満なら辞任」表明の唐突感

立憲民主党の泉健太代表(2023年5月撮影)

立憲民主党の泉健太代表が、いつ行われるか分からない次期衆院選の獲得議席をめぐり、150議席をとれなければ辞任すると自身の進退に言及し、賛否を呼んでいる。政治の世...

ヘンリー王子が日本で見せた親しみやすい「王子さま像」戴冠式でのもの悲しい立場との落差

英チャールズ国王の戴冠式が6日にロンドンで行われた。戴冠式がメインストーリーとすれば、サイドストーリーの1つが、国王の次男ヘンリー王子(38)の動きだった。王子...

安倍昭恵さんが語った「私のこれから」思い描く活動再開へ「見守っていただければ」

岸田文雄首相に対する「中間評価」の意味合いもあった衆参5つの補欠選挙が4月23日に終わり、自民党の4勝1敗という結果で幕を閉じた。当日、刻々と出る報道各社の出口...

岸田首相「襲撃」は今後の政権運営占う補選のさなかに起きた 選挙のあり方が変わる可能性も

衆院山口4区補選の自民党候補者の会合で候補者を握手をする岸田文雄首相(2023年3月5日)

岸田文雄首相が、衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説で訪れた和歌山市内の雑賀崎漁港で、24歳の男に爆発物とみられるものを投げつけられる衝撃的な出来事が、15日に起き...