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ニッカン芸能!

元読売新聞記者で、87年に退社後、ジャーナリストとして活動する大谷昭宏氏は、鋭くも柔らかみ、温かみのある切り口、目線で取材を重ねている。◆大谷昭宏(おおたに・あきひろ)1945年(昭20)東京都生まれ。早大卒業後、読売新聞大阪本社入社。徳島支局、大阪本社社会部。大阪府警担当時には「グリコ・森永事件」を取材。その後、朝刊社会面コラム「窓」担当。87年、同社退社。読売時代の先輩の故黒田清氏とともに黒田ジャーナルを設立。現在は個人事務所でジャーナリズム活動をする。主な著書に「日本警察の正体」「グリコ・森永事件 最重要参考人M」など。

大谷昭宏のフラッシュアップ

【大谷昭宏】抗がん剤注入で10代男性死亡…「事件」は犯罪だ!「調査委員会」で済ますな

通信社からコメントを求められて事案の内容を聞きながら、いら立ちを通り越して怒りがわいてきた。 埼玉県立小児医療センターで抗がん剤を注入された10代の男性患者が死...

【大谷昭宏】「原発に頼っていた地域ほど復興は遅い」3月11日、東日本大震災から15年

あさって11日は東日本大震災から15年。それに先がけて町の山間部、山木屋地区が原発被害で避難指示となった福島県川俣町を東海テレビの取材で訪ねてきた。 宮地勝志さ...

【大谷昭宏】東大病院教授の収賄容疑逮捕 喝を入れるべきは医学界、大学だけではない

毎年2月、バレンタインのころ某大学病院で定期的な検診がある。付き添いの妻が心ばかりのチョコをお配りした先生方は「いや、いや」と言いながら、その場で看護師さんや検...

【大谷昭宏】再審法改正案が廃案「巌ひとりが助かっただけではダメなのよ」

取材を続けて30年。袴田事件の袴田巌さん(89)と初めて話をさせてもらった。事件から58年、死刑の恐怖にさらされてきた袴田さんは、刑務官を思い起こす男性と会うこ...

【大谷昭宏】阪神大震災31年「つむぐ」思い 大みそかに届いた1通のメール

昨年は阪神・淡路大震災発生から30年。その年がまさに暮れようとしている23時57分、私の事務所経由で1通のメールが届いた。 差出人はNHK鳥取放送局の藤本幸也記...

【大谷昭宏】初春 京都・観音寺を訪れ、小さな美しい日本を思う

年始の混雑を避けて、この冬は暮れに京都を訪ねた。あらかじめ決めていた行き先は天平、奈良時代の古寺が点在する南山城の観音寺(大御堂)だけ。6、7年前の正月、小雪が...

【大谷昭宏】無罪確定の袴田事件 無実の命奪おうとした検察への怒りどこに置いてきたのか

静岡朝日テレビのニュース番組「とびっきり!しずおか」に出演しているご縁もあって、地元の静岡新聞や静岡朝日テレビの記者からお誘いを受けて楽しい一夜をすごした。最近...

【大谷昭宏】「能登や やさしや」ワインまでも 元小学校校長・中前和人さんから届いた手紙

私の中では、すっかり秋の風物詩となった群馬県旧粕川村(現・前橋市)の講演会は今年で34回目。11月16日の日曜日、いつものように主に先生方と、人の未来に関わるこ...

【大谷昭宏】名古屋主婦殺害 犯人追い込んだ夫、宙の会、警察、報道4者のスクラム

あれから半月たつのに、私の胸はまだ高鳴っている。東海テレビでニュースの生放送中に飛び込んできた、1999年、名古屋市西区で高羽奈美子さん(当時32)が殺害された...

【大谷昭宏】おもろいことをアホになってやってみる学風 ノーベル賞に京大出身2氏

今年のノーベル生理学・医学賞は大阪大特任教授の坂口志文さん。化学賞は京都大特別教授の北川進さんが受賞。来月10日、スウェーデン・ストックホルムの授賞式に臨まれる...

【大谷昭宏】巨人長野選手引退 背番号7、その後ろ姿が残してくれたもの

巨人にとって今季最終戦となったクライマックスシリーズ、DeNAとの第2戦。延長11回、4時間31分の試合はもう1つ、心にしみるものを残してくれた。 チャンスのた...

【大谷昭宏】佐賀県警DNA鑑定不正問題 ボヤでごまかそうとしたところ…大火事に

いま日本の警察は、大川原化工機でっち上げ事件のように、やってはならないことをやる。一方で川崎ストーカー殺人のように、やるべきことはやらない。そこにもう1つ加わっ...

【大谷昭宏】棚田の写真ついたお便り 甘みある新米いただきながら日本の農業に心が痛む

日本棚田百選の1つ、新潟県三条市の北五百川棚田で米作りをされ、私が出演している「ひるおび」(TBS系、月~金曜午前10時25分)のファンという佐野誠五さんから今...

【大谷昭宏】古巣読売新聞社の誤報に思う 賽の河原で石積みする記者の思いとは

東京地検が捜査中の国会議員秘書給与不正受給事件で、読売新聞が捜査対象者を取り違え、別の維新議員を1面で掲載してしまった大誤報。私の古巣の新聞社の体質について、い...

【大谷昭宏】浪速の空に「六甲おろし」かたや空しい「石破おろし」 戦後80年の夏に思う

早くも浪速の空に響く「六甲おろし」。不肖巨人ファンとしても阪神にマジックがついて、ここは潔く、というところだが、なんとも不可解なのが自民党内の「石破おろし」だ。...

【大谷昭宏】「黒川の女たち」と沖縄タイムス 碑や礎に刻まれた文字の重さ

広島原爆忌の6日、大阪の小さな映画館で「黒川の女たち」を見て私は、あらためて碑や礎(いしじ)に刻まれた文字の重さを感じた。 岐阜県黒川村(現・白川町)の黒川満蒙...

【大谷昭宏】検察官失格の検事に独自ルールを 前川彰司さんのやり直し裁判に思う

死刑囚から無罪が確定した袴田巌さんの姉、ひで子さんから贈られた青い帽子を高く掲げる前川彰司さん(60)。私もかつて現地を取材した福井中3殺害事件で7年間服役した...

【大谷昭宏】日枝久氏が出ない検証番組 フジテレビに失望しても絶望はしていない

テレビ報道について2つの思いを抱いた。先日、日本民間放送連盟賞近畿地区報道部門の審査をした。今年もまた、取材対象によっては数年がかりになるドキュメンタリーに取り...

【大谷昭宏】「語り継ぐ」から「どう語り継ぐか」へ…それでいいのか 沖縄慰霊式典を取材

6月23日、かりゆしの喪服を着て取材させていただいた慰霊式典。沖縄は、これまでになくピリピリしているように感じられた。 先月、自民党の参院議員が、ひめゆり女子学...

【大谷昭宏】小さな映画館で見た「能登デモクラシー」の笑顔

先日のこのコラムで三重テレビが日本記者クラブ特別賞を受賞したことにふれ、「小さな局がテレビの底力と意地を見せてくれた」と書いた。今度は小さな映画館で見た地方局、...

【大谷昭宏】小さな局が見せたテレビ報道の底力 ハンセン病療養所追い20年超

三重テレビは津市の住宅街、小高い丘の上に立つ小さな局だ。この局で報道一筋の小川秀幸さんとおつき合いして30年になる。その三重テレビが本年度、日経新聞のコラム「春...

【大谷昭宏】万博会場から約11キロ、西成思うDEEPな夜

先日、大阪・ミナミのロストプラスワンWEST主催、朝日新聞出版「西成DEEPインサイド」刊行記念「西成DEEP潜入トーク」というイベントでルポライターの國友公司...

【大谷昭宏】誓い合ったこの国の安全はどこへ…

死者107人を出したJR福知山線事故は4月25日、発生から20年となった。事故直後からJR西日本の懲罰的な「日勤教育」や営利主義を厳しく追及してきたJR西労の追...

鉄球でへこんだテスラ車とトランプ関税に立ち向かった赤沢大臣…貫通されなかっただけでもマシ?

タレントのユージさんとは静岡朝日テレビの「とびっきり!しずおか」でご一緒するが、子どもの教育からファッション、スポーツ、車。私と年も趣向も違うけど、なぜか息が合...

【大谷昭宏】中国残留孤児の自立に奔走した「竹川お兄さん」お別れ会

先日のコラムに「春は別れの季節」と書いたが、3月半ば、大阪中国帰国者センターで長らくこのセンターの理事長をされ、昨年秋に91歳で亡くなった竹川英幸さんのお別れ会...

【大谷昭宏】人口流出に泣かされた福島の町、ささやかな反転攻勢

先週、発生から14年となった東日本大震災。今年も福島県川俣町を訪ね、初めて県立川俣高校の卒業式を取材させてもらった。 創立117年。町の高台にある学校の広さは東...

【大谷昭宏】ロシアの侵攻から3年 私たちがウクライナになすべきことは何なのか

「昨年末の岡崎のチャリティーコンサートは300人収容の会場で、客はたった8人でした」。男性は東海テレビの取材に答えて肩を落とした。 ロシアのウクライナ侵攻から3...

【大谷昭宏】読売新聞静岡支局のスクープは新聞、SNS、テレビのバトンリレー

出演している静岡朝日テレビの「とびっきり!しずおか」の控室に、読売新聞静岡支局のM記者が「お目にかかりたいと思って1年たってしまいました」と言って訪ねてきてくれ...

【大谷昭宏】「選択的夫婦別姓」結論どころか…日本の女性たちだけが理不尽なことを強いられる

この期に及んで、と言うしかない。国会の施政方針演説で高らかに「楽しい日本」を掲げた石破首相。だが今国会でぜひ結論を、とされていた選択的夫婦別姓について「通称名(...

【大谷昭宏】阪神・淡路大震災から30年 やっと言えること、まだ言えないこと

阪神・淡路大震災から30年。神戸・東遊園地の1・17のつどいで最初に出会った方の言葉は「震災の爪痕さえ、残っていないでしょ」。 会場の一部にはルミナリエの美しい...