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【無料公開】菊池雄星、好不調の波大きい要因は腕の位置?スランプ脱出へもがく

Did Yusei break out of slump?

9月12日のダイヤモンドバックス戦で菊池雄星(マリナーズ)は、5回を投げて1失点。6本のヒットを打たれたが要所を締め、8三振を奪った。その前のアストロズ戦(6日)では、2回途中、6失点で降板しており屈辱を味わったが、なんとかそこから立ち直った。

何がきっかけだったのか。菊池は試合後、「この1週間、自分でもいろいろ、前回の反省を生かして考えた」と話してから、こう続けている。

「それ以上に、監督が2回、監督室に呼んでくれて。それは初めてでしたから。『とにかく結果を気にせず、良くなってくれると信じているから、思い切ってやってくれ』と言ってくれて、そこですごく気持ちが楽になったというのは大きかった」

それまでも菊池を信じてきたスコット・サービス監督。そのやり取りからは菊池の監督に対する信頼も透け、5回での降板にも不満を漏らすことはなかった。

「残り20試合ぐらいですかね。チームにとって大事な時期ですし、今日の試合もすごく大事でしたので、監督の決断を尊重するべきだと思います。もちろん、行きたい気持ちはありましたけど、そこはチームの状況、どれだけ大事な試合かということも分かってますから、気にしてないです」

もちろん、並行してメカニックの修正も行ってきた。

状態の良かった5月、6月と比べると、7月、8月はやや腕の位置が下がり、フォーシーム、カットボールの軌道が変わってしまった。カットボールについては「曲がり幅が小さくなった」と菊池も話したが、それも腕の位置が下がったことが要因として考えられる。

本人もそのことは承知しており、「意識して直そうとしてます」とのこと。もっとも、アームアングルの修正は容易ではなく、単に腕を上げればいいという話ではない。例えば、8月31日のアストロズ戦では7回を4安打、無失点に抑えたが、冒頭でも触れたように次のアストロズ戦では、2回を投げきれず降板しており、そうした好不調の波の大きさがその難しさを物語る。

ダイヤモンドバックス戦では、何をつかんだのか。18日のロイヤルズ戦ではそこが問われたが、3回を投げて、8安打、3失点。その時点で球数はすでに86球に達しており、交代も仕方がなかった。

菊池はもがきながら、必死に答えを探している。【ジム・ケイプル】
(2021年9月20日公開コラム)

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◆成績ランキング◆

打率
選手チーム打率
1ゲレロジュニアブルージェイズ0.319
2グリエルアストロズ0.3150
3ブラントリーアストロズ0.3149
4T・アンダーソンホワイトソックス0.305
5ボガーツレッドソックス0.3013
本塁打
選手チーム本塁打
1ゲレロジュニアブルージェイズ46
1ペレスロイヤルズ46
3大谷エンゼルス45
4シミエンブルージェイズ42
5オルソンアスレチックス38
5ギャロヤンキース38
打点
選手チーム打点
1ペレスロイヤルズ115
2アブレウホワイトソックス113
3エルナンデスブルージェイズ110
4オルソンアスレチックス109
5デバースレッドソックス108
防御率
選手チーム防御率
1レイブルージェイズ2.72
2コールヤンキース3.08
3バシットアスレチックス3.16
4マッカラーズアストロズ3.17
5モンタスアスレチックス3.480
勝利数
選手チーム勝利数
1コールヤンキース16
2モンタスアスレチックス13
2シィースホワイトソックス13
2フレクセンマリナーズ13
2柳賢振ブルージェイズ13
2マッツブルージェイズ13
奪三振
選手チーム奪三振
1レイブルージェイズ238
2コールヤンキース237
3シィースホワイトソックス221
4モンタスアスレチックス200
5ベリオスブルージェイズ197
セーブ
選手チームセーブ
1ヘンドリックスホワイトソックス35
2R・イグレシアスエンゼルス33
3チャプマンヤンキース28
4R・プレスリーアストロズ25
5クラッセインディアンス24
5バーンズレッドソックス24
打率
選手チーム打率
1ソトナショナルズ0.324
2T・ターナードジャース0.320
3ハーパーフィリーズ0.312
4カステラノスレッズ0.308
5ウィンカーレッズ0.3049
本塁打
選手チーム本塁打
1タティスパドレス42
2デュバルブレーブス39
3アロンソメッツ35
3マンシードジャース35
5ボットレッズ33
5ハーパーフィリーズ33
5アレナドカージナルス33
打点
選手チーム打点
1デュバルブレーブス112
2アレナドカージナルス103
3アルビーズブレーブス101
4ライリィブレーブス98
5ゴールドシュミットカージナルス97
防御率
選手チーム防御率
1シャーザードジャース2.28
2C・バーンズブルワーズ2.34
3ウッドラフブルワーズ2.52
4ビューラードジャース2.58
5ウィーラーフィリーズ2.79
勝利数
選手チーム勝利数
1ウリアスドジャース18
2ウェインライトカージナルス16
3シャーザードジャース15
4ビューラードジャース14
4ウィーラーフィリーズ14
4ガウスマンジャイアンツ14
4ヘンドリックスカブス14
奪三振
選手チーム奪三振
1ウィーラーフィリーズ240
2シャーザードジャース232
3C・バーンズブルワーズ221
4ノラフィリーズ219
5ガウスマンジャイアンツ211
セーブ
選手チームセーブ
1メランコンパドレス38
2ジャンセンドジャース35
3ハダーブルワーズ33
3W・スミスブレーブス33
5マギージャイアンツ31

そのほか、安打数、出塁率、勝率、自責点など20項目以上、上位20位までのランキングは『ワールドベースボール』(月額220円)でご覧ください。