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障害王者マイネルグロンは全治9カ月以上の診断 中山グランドジャンプで右前肢ハ行

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障害王者マイネルグロンは全治9カ月以上の診断 中山グランドジャンプで右前肢ハ行

マイネルグロン(2024年3月9日撮影)

昨年の中山大障害覇者で、6着に敗れた中山グランドジャンプで右前肢ハ行を発症したマイネルグロン(牡6、青木)は美浦トレセンで患部のエコー検査を行った結果、全治9カ月以上と診断されたことがわかった。

19日、ラフィアンターフマンクラブのホームページで発表された。右前深屈腱とその支持靱帯を傷めており、今後は放牧に出て、復帰を目指していくことになる。

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日本人の木村和士騎手が3年連続でカナダ年度表彰「ソヴリン賞」最優秀騎手!スピーチに拍手も

木村和士騎手(2020年1月撮影)

23年度のカナダ競馬の年度表彰「ソヴリン賞」の発表と授賞式が18日に行われ、日本人の木村和士騎手(24)が3年連続で最優秀騎手賞を受賞した。

プレゼンターが「ウイナー、オブ、アウトスタンディングジョッキー、カズシ、キムラッ」と告げると、黒いタキシードを身にまとった木村騎手が壇上に登場し、英語でスピーチを行った。

「こんにちは。みなさんが今、素晴らしい時間を過ごしているとうれしいです。私はこの数年、今日も、このような場所に立つことができて、とても光栄に思っています。素晴らしい馬たちの騎乗依頼をくれたオーナー、トレーナー(調教師)、そして、グルーム(厩務員)、エクササイズライダー(助手)、ホットウォーカー(引き馬をするスタッフ)、ゲートクルー(ゲートの手伝いをする人たち)、丁寧に、熱心に馬を扱ってくれたすべての人たちに感謝したいと思います。それからいい馬を求めて、いつもハッスルしてくれるエージェント(騎乗依頼仲介者)のジョーダン氏に本当に感謝しています。競馬は簡単ではありません。私は葛藤し、冒険する多くの時間を過ごしてきました。ただ、勝った瞬間、成功した瞬間にそれらのタフな時間が報われ、喜びを共有してきました。ここにいる皆さんや多くの馬たちとそういう瞬間を今年も共有したいと思います。あらためまして、ありがとうございました」。スピーチが終わると、女性司会者は木村騎手の英語スピーチと黒髪のヘアスタイルを褒めたたえ、場内は拍手と笑顔に包まれた。

昨シーズンの木村騎手はウッドバイン競馬場で161勝を挙げ、2位サヒン・サバチ騎手に32勝差をつける断トツの数字で3年連続のリーディングジョッキーに輝いた。カナダのシーズンオフには米国西海岸のジョッキー激戦区サンタアニタ競馬場の冬季開催に2年連続で参戦し、アメリカのトップジョッキーやデットーリ騎手などと腕を競い合った。5月4日に行われるケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、チャーチルダウンズ)では日本のテーオーパスワード(牡3、高柳大)に騎乗し、日本人騎手&日本調教馬初のケンタッキーダービー制覇に挑む。

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落馬負傷の和田竜二が復帰、ビーアストニッシドで一発決める「気を引き締めて」/マイラーズC

今週からレースに復帰する和田竜騎手

7日阪神6Rの落馬で左腕を負傷した和田竜二騎手(46)が今週から復帰する。「傷の状態が落ち着いてくるのに1週間かかりましたが、順調に回復しています」と話す。

土日で計17頭に騎乗予定。日曜のマイラーズCはビーアストニッシドで参戦する。「落ち着いて攻め馬できるようになったと聞いています。(レースは)ためた方がいい感じもしますね」とイメージはできている。「(今週から)京都競馬に替わります。また人馬、事故のないように気を引き締めて乗りたいです」。ベテランらしく競馬界全体を見渡し、復帰に向けてのコメントを口にした。

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ペイシャフラワー永島まなみ、重賞初制覇へ手応え「反応、しまいの動き良かった」/福島牝馬S

永島まなみ騎手

土曜の福島牝馬S(G3、芝1800メートル、20日、1着馬にヴィクトリアM優先出走権)で、永島まなみ騎手(21=高橋康)が、自厩舎のペイシャフラワー(牝4)で重賞初制覇を目指す。

9度目の重賞騎乗へ、17日の追い切りで手綱を取り、Cウッド6ハロン83秒1-11秒7。エルプロフェッサー(3歳未勝利)に半馬身先着し「左に張るところがあったのでハミを替えました。反応、しまいの動きとも良かった」と好感触をつかんだ。前走キタサンブラックCは13着も、高橋康師は「ヨーイドンの競馬では分が悪かった」と振り返る。そこで「今回は距離を延ばしてみる」と師。初の1800メートル&格上相手で永島騎手の手綱さばきに注目だ。

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バロネッサ馬なり11秒1先着 初コンビ津村騎手好感触「コントロール難しくない」/フローラS

津村騎手を背にバロネッサ(右)はアイベラと併せて追い切る(撮影・柴田隆二)

<フローラS:追い切り>

フローラS(G2、芝2000メートル、21日=東京、2着までオークスの優先出走権)の最終追い切りが18日、美浦トレセンで行われ、未勝利勝ちから臨むバロネッサ(田中博)が軽快な動きを見せた。

初コンビの津村騎手が2週続けてまたがり、ウッドで2頭併せ。序盤で若干頭を上げる場面もあったが、すぐに冷静さを取り戻し、4馬身半追走したアイベラ(古馬1勝クラス)に半馬身先着。6ハロン82秒2-11秒1(馬なり)をマークした。鞍上は「いい動きでした。口が敏感なところはありますが、コントロールは難しくないです」と好感触を示した。

前走の勝ちタイムは同日に同舞台で行われた共同通信杯を1秒8上回る好時計。鞍上は「ペースが違うので一概には比較できませんけど、速い時計で走れるのは能力があるからこそ。開幕週の馬場はプラス」と期待を込めた。

◆津村騎手の“テン乗り”重賞制覇 06年ラジオNIKKEI賞をタマモサポートで制すなど過去6度“テン乗り”での重賞勝利実績がある。今年の中山金杯(リカンカブール)も初コンビで制している。

追い切りを終えて引き揚げるバロネッサ(撮影・柴田隆二)

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