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【ヤクルト】高津監督、高橋奎二にお怒り「ピリッとしないね。僕もちょっと反省」今季初勝利も3失点

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日本プレミア12はB組 韓国、台湾、キューバ、オーストラリア、ドミニカ共和国と同組

世界野球ソフトボール連盟は18日、11月に開催される「プレミア12」の1次リーグの組み分けを発表し、2連覇を狙う日本は韓国、台湾、キューバ、オーストラリア、ドミニカ共和国とB組に入った。B組の開幕戦は11月13日にバンテリンドームで行われ、日本がオーストラリアと対戦する。

B組は開幕戦以降は台湾で開催。メキシコで行われるA組にはメキシコ、米国、ベネズエラ、オランダ、パナマ、プエルトリコが入った。1次リーグの各組上位2チームが進出する2次リーグ(11月21~23日)以降は東京ドームで実施され、決勝と3位決定戦は同24日に行われる。19年の前回大会は稲葉篤紀監督が率いた日本が初優勝した。

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【ヤクルト】高津監督、高橋奎二にお怒り「ピリッとしないね。僕もちょっと反省」今季初勝利も3失点

中日対ヤクルト 6回表終了、選手交代を告げる高津監督(右)(撮影・森本幸一)

<中日5-11ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

ヤクルト高津臣吾監督(55)が、今季初勝利を挙げた高橋奎二投手(26)にお怒りだった。初回以外、毎回安打の投球。4点リードの3回には、先頭で迎えた相手先発の柳に左中間への二塁打を許し、そこから3失点した。

結果的に5回8安打3失点で勝利投手となったが、高津監督は「粘ったのかどうかよくわかんないけども、ピリッとしないね。向こうの投手と別に比べるわけじゃないけど、しっかり休養を与えてね。週に1回の登板を任せてるわけなので、全部0で抑えろというわけじゃないんですけど、もっともっとなんていうんかな、大きく成長させていかなきゃいけないなと思いましたね。僕もちょっと反省していますね」と止まらなかった。

一番は、相手投手への安打。カウント1-1から甘く入った148キロ直球を捉えられた。高津監督は「ああいうところがもうこう、なんていうんかな。彼は一生懸命なんでもこう、全力で取り組むんだけども。ちょっと気の抜ける時は人間誰もあるかもしれないけど、やっぱ気が抜けてもやっぱりこうしっかり取れるところはアウト取らないと。9番が出塁すると上位にランナーたまって回っていくわけだから、あそこはしっかり取ってほしかったなと思いますね」と、言葉は強かった。

中日対ヤクルト 試合終了、高橋に手荒い出迎えをする高津監督(右)(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 試合終了、高津監督とタッチを交わす高橋(中央)(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 力投するヤクルト先発の高橋(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 3回裏中日無死、左中間へ二塁打を放つ柳(撮影・森本幸一)

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【楽天】村林一輝10試合連続安打と打撃好調 「出塁することが第一」打順関係なく起爆剤に

楽天対オリックス 6回裏楽天無死、村林は左前打を放ちポーズを決める(撮影・足立雅史)

<オリックス7-0楽天>◇18日◇楽天モバイルパーク

楽天が2戦連続の完封負けを喫した。この日は打線が3安打と低迷。しかしその中でただ1人、村林一輝内野手(26)が好調だ。初回1死走者なしで、中前打で出塁すると、6回先頭では左前打で出塁。3試合ぶりとなるマルチ安打をマークした。去年から変更した打撃フォームには「今のところはしっくりきている」と手応え。これで7日のソフトバンク戦から10試合連続安打となった。

昨季は7月25日の日本ハム戦から自己最高の13試合連続安打を記録。夏場以外も好調で、安打数は21年の6安打を大きく上回る77安打を放つなど、結果を残した。その夏場は32試合連続で1番打者を務めていたが、今季は2番が主戦場。村林は「後ろにいいバッターがたくさんいる。出塁することが第一と試合に臨んでいる」。打順関係なく、チャンスを広げる起爆剤となる。

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【オリックス】曽谷龍平5回無失点で今季初勝利「ホッとはしますけど、まだまだ課題ある」

楽天対オリックス 今季初勝利を挙げ笑顔を見せるオリックス曽谷(撮影・足立雅史)

<楽天0-7オリックス>◇18日◇楽天モバイルパーク

オリックス2年目左腕の曽谷龍平投手(23)が、5回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。

カウント球にも決め球にも投じたツーシームが効果的で、プロ最多7三振を奪った。「変化球が特に良かった。1試合でも多く1軍で投げないといけない。ホッとはしますけど、まだまだ課題もある。先発としてもっと(長い)回を投げられるように」。2四球を課題に挙げ、次の登板に目を向けた。

▽オリックス頓宮(5回に2点適時打)「いいポイントで振れてきている。つないでつないでという形で。明日もいい形で試合に臨める」

楽天対オリックス オリックス先発の曽谷(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 力投するオリックス先発の曽谷(撮影・足立雅史)

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【ヤクルト】村上宗隆4番で“24年1発目”2号「どこの球場でも逆方向に打てるのは僕の持ち味」

中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放つ村上(撮影・森本幸一)

<中日5-11ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

頼れる主砲が、打線のど真ん中に帰ってきた。ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、先制の今季2号2ランを放った。

0-0の1回2死一塁。カウント3-1からの5球目。中日先発・柳の外寄りの141キロ直球を広いバンテリンドームの左翼スタンドギリギリへ運び、14日DeNA戦(横浜)以来の1発をかました。「どこの球場でも逆方向に打てるのは僕の持ち味」と頼もしかった。

4番として“24年1発目”。開幕54打席目で生まれた今季1号は2番で放ったもの。シーズンが始まり、開幕から11試合で本塁打、打点ゼロが続いた。気分転換もかねて、13日に人生初の2番で起用され3試合が続いた。前日17日から2試合連続で4番に座り、この日は5打数3安打2打点。高津監督は「人間なので全てうまくいくとは思っていないですし、彼の苦しむ姿をたくさん見てきたので、またこれも一つ乗り越えて大きく成長していく時期」と爆発に期待した。

打つだけじゃない。4点リードの8回には中前打で出塁し、次打者・サンタナの場面で今季2個目の盗塁。その裏から登板した4番手・嘉弥真が連打で一、二塁のピンチを招くと、内野手の中で誰よりも真っ先にマウンドへ駆け寄り、先輩のお尻をポンとたたいた。

19日は移動し、神宮でDeNA戦。復帰した筒香に対して「敵としてやっかいというか、1人加わったことでベイスターズがより強くなるかなと思う。そこに負けないように厚い打線で戦っていければなと思います」。ヤクルトの中心には、貫禄さえ漂わせる24歳がドンと構える。【栗田尚樹】

○…オスナのバットが止まらなかった。初回に左前打、2回に左翼スタンドへ2号ソロ、5回は左中間への適時二塁打。残すは三塁打でサイクル安打の中、9回は3号満塁弾。「自分がスリーベースを打つのは外野手がずっこけるぐらいしかないので、期待はしていなかったです」と報道陣を笑わせた。高津監督は「今は自分のタイミングでしっかりとしたスイングができてる」と称賛した。

▽ヤクルト高津監督(相手先発の柳に二塁打を許し、5回3失点の先発高橋の投球に)「しっかり休養を与えて、週に1回の登板を任せてるわけなので、全部0で抑えろというわけじゃないんですけど…。僕もちょっと反省していますね」

中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放ちダイヤモンドをまわる村上(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放ちチームメートとタッチを交わす村上(撮影・森本幸一)

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プロ野球

【ヤクルト】高津監督、高橋奎二にお怒り「ピリッとしないね。僕もちょっと反省」今季初勝利も3失点

中日対ヤクルト 6回表終了、選手交代を告げる高津監督(右)(撮影・森本幸一)

<中日5-11ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

ヤクルト高津臣吾監督(55)が、今季初勝利を挙げた高橋奎二投手(26)にお怒りだった。初回以外、毎回安打の投球。4点リードの3回には、先頭で迎えた相手先発の柳に左中間への二塁打を許し、そこから3失点した。

結果的に5回8安打3失点で勝利投手となったが、高津監督は「粘ったのかどうかよくわかんないけども、ピリッとしないね。向こうの投手と別に比べるわけじゃないけど、しっかり休養を与えてね。週に1回の登板を任せてるわけなので、全部0で抑えろというわけじゃないんですけど、もっともっとなんていうんかな、大きく成長させていかなきゃいけないなと思いましたね。僕もちょっと反省していますね」と止まらなかった。

一番は、相手投手への安打。カウント1-1から甘く入った148キロ直球を捉えられた。高津監督は「ああいうところがもうこう、なんていうんかな。彼は一生懸命なんでもこう、全力で取り組むんだけども。ちょっと気の抜ける時は人間誰もあるかもしれないけど、やっぱ気が抜けてもやっぱりこうしっかり取れるところはアウト取らないと。9番が出塁すると上位にランナーたまって回っていくわけだから、あそこはしっかり取ってほしかったなと思いますね」と、言葉は強かった。

中日対ヤクルト 試合終了、高橋に手荒い出迎えをする高津監督(右)(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 試合終了、高津監督とタッチを交わす高橋(中央)(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 力投するヤクルト先発の高橋(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 3回裏中日無死、左中間へ二塁打を放つ柳(撮影・森本幸一)

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【楽天】村林一輝10試合連続安打と打撃好調 「出塁することが第一」打順関係なく起爆剤に

楽天対オリックス 6回裏楽天無死、村林は左前打を放ちポーズを決める(撮影・足立雅史)

<オリックス7-0楽天>◇18日◇楽天モバイルパーク

楽天が2戦連続の完封負けを喫した。この日は打線が3安打と低迷。しかしその中でただ1人、村林一輝内野手(26)が好調だ。初回1死走者なしで、中前打で出塁すると、6回先頭では左前打で出塁。3試合ぶりとなるマルチ安打をマークした。去年から変更した打撃フォームには「今のところはしっくりきている」と手応え。これで7日のソフトバンク戦から10試合連続安打となった。

昨季は7月25日の日本ハム戦から自己最高の13試合連続安打を記録。夏場以外も好調で、安打数は21年の6安打を大きく上回る77安打を放つなど、結果を残した。その夏場は32試合連続で1番打者を務めていたが、今季は2番が主戦場。村林は「後ろにいいバッターがたくさんいる。出塁することが第一と試合に臨んでいる」。打順関係なく、チャンスを広げる起爆剤となる。

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【オリックス】曽谷龍平5回無失点で今季初勝利「ホッとはしますけど、まだまだ課題ある」

楽天対オリックス 今季初勝利を挙げ笑顔を見せるオリックス曽谷(撮影・足立雅史)

<楽天0-7オリックス>◇18日◇楽天モバイルパーク

オリックス2年目左腕の曽谷龍平投手(23)が、5回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。

カウント球にも決め球にも投じたツーシームが効果的で、プロ最多7三振を奪った。「変化球が特に良かった。1試合でも多く1軍で投げないといけない。ホッとはしますけど、まだまだ課題もある。先発としてもっと(長い)回を投げられるように」。2四球を課題に挙げ、次の登板に目を向けた。

▽オリックス頓宮(5回に2点適時打)「いいポイントで振れてきている。つないでつないでという形で。明日もいい形で試合に臨める」

楽天対オリックス オリックス先発の曽谷(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 力投するオリックス先発の曽谷(撮影・足立雅史)

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MLB

日本プレミア12はB組 韓国、台湾、キューバ、オーストラリア、ドミニカ共和国と同組

世界野球ソフトボール連盟は18日、11月に開催される「プレミア12」の1次リーグの組み分けを発表し、2連覇を狙う日本は韓国、台湾、キューバ、オーストラリア、ドミニカ共和国とB組に入った。B組の開幕戦は11月13日にバンテリンドームで行われ、日本がオーストラリアと対戦する。

B組は開幕戦以降は台湾で開催。メキシコで行われるA組にはメキシコ、米国、ベネズエラ、オランダ、パナマ、プエルトリコが入った。1次リーグの各組上位2チームが進出する2次リーグ(11月21~23日)以降は東京ドームで実施され、決勝と3位決定戦は同24日に行われる。19年の前回大会は稲葉篤紀監督が率いた日本が初優勝した。

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大谷翔平、ハワイに25億5000万円の別荘購入報道 プライベートな打撃&投球施設も完備予定

ドジャース対ナショナルズ ベンチでさわやかな表情で髪をかき上げるドジャース大谷(撮影・菅敏)

米メディア「ハワイニュースナウ」は17日、ドジャース大谷翔平投手が米ハワイ島のマウナケアリゾートに別荘を購入したと報じた。

オーシャンビューを臨む14区画ある高級一戸建ての1つで、価格は約1700万ドル(約25億5000万円)。シーズン前の練習のため、プライベートな打撃および投球施設も完備される予定という。ウォールストリートジャーナル電子版も「新しい高級コミュニティーで最初の住人となることと引き換えに、一等地の不動産契約を結んだ」と伝えた。

大谷は銀行口座から、元通訳の水原一平容疑者によって総額1600万ドル(約24億円)以上を盗まれたことが判明している。ド軍とは10年総額7億ドル(当時レートで約1015億円)で契約を結んだが、97%に当たる6億8000万ドル(同約986億円)が後払いとされる。

マウナケアリゾートHPから
マウナケアリゾートHPから
ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放ち、ポーズをとる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

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大谷翔平両リーグ最多31安打「ファンタスティックだ。とてもいい仕事」ロバーツ監督称賛3安打

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース0-2ナショナルズ>◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)17日(日本時間18日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、今季3度目の1試合3安打で両リーグ最多安打タイに並んだ。

ナショナルズ戦に「2番DH」で出場し、4打数3安打。2試合連続のマルチ安打をマークし、今季31安打は同僚ムーキー・ベッツ内野手(31)らと並んだ。一方、5試合連続ノーアーチで記録更新は足踏み。チームは今季初の完封負けで2カード連続負け越しとなった。

   ◇   ◇   ◇

開幕から大谷は話題が尽きない。ナ軍の右腕アービンとの対戦では2安打。ともに右前にクリーンヒットを放った。第4打席は8回、速球派の右腕ハービーの外角直球を捉え、華麗なバットコントロールで中前に運んだ。今季3度目の1試合3安打。打率を3割6分に上げ、今季31本は同僚のベッツ、アストロズのアルテューベと並んで両リーグ最多となった。

本拠地での6連戦は2カード連続で負け越し。初戦は大谷が第1打席で強烈な逆方向への本塁打を放ち、日本人メジャーの通算本塁打最多タイに並んだ。記録更新を期待されながら5試合連続ノーアーチ。その間、安打が続いた一方で得点圏で1本が出ない。試合前や試合後にもロバーツ監督は、5分3厘と得点圏打率の低い大谷について話題を振られた。すると、6連戦の締めは1試合3安打。同監督は「ファンタスティックだ。とてもいい仕事をした」と評価した。

今季は開幕から自己ワーストの40打席ノーアーチ。通訳だった水原一平容疑者の違法賭博事件もあった。今月3日に待望の1本が出ると、勢いに乗って2戦連発。その後の敵地6連戦は長打を量産し、ドジャースで初出場から14試合12長打は球団最多の記録にもなった。全方向に打球を打ち分け、二塁打でもトップに。“長打マシン”と化していたが、ここ5試合は一転、7安打が全てシングルヒット。安打製造機のような華麗なバットさばきが目立つようになった。

得点圏打率の低さは懸念材料ではあるが、この日は基本とする好球必打の打撃を徹底した。ロバーツ監督も「ストライクゾーンの見極めも素晴らしく、強い打球を飛ばしていた。これを続ければもっとよくなる」と前向き。日本人の記録を更新する本塁打はまた持ち越しとなったが、状態は悪くない。1日休養日を挟み、チームは本拠地でメッツと3連戦。初戦で登板する山本を再び援護する1発が出るか、期待がふくらむ。

▼大谷が今季3度目の1試合3安打。4月までに1試合3安打以上を3度マークしたのは、日米を通じて初めてだ。今季通算31安打は両リーグトップタイ。過去にはイチローがマリナーズ時代に7度の最多安打を記録しているが、日本人2人目、ナ・リーグでは日本人初の最多安打なるか。現在の年間換算は239安打となり、歴代16位の快ペースで量産している。

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放ち、ポーズをとる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回、二塁残塁に終わり、ベンチに戻る大谷。左はロバーツ監督(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 初回、ベンチに姿を現した山本(手前)に話しかけるドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ ベンチでさわやかな表情で髪をかき上げるドジャース大谷(撮影・菅敏)

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高校野球

センバツで基準違反“飛ぶバット”流通 「極めて重大な違反」高野連事務局長 メーカーは謝罪

3月18日、今春のセンバツ開会式

日本高野連は18日、今春から導入された新基準の低反発バットに関して、「SG」マークを認証する製品安全協会の基準に満たないバットが今春のセンバツ大会などで市場に流通していたことを明らかにした。

大阪市内で取材に応じた日本高野連の井本亘事務局長(52)は「極めて重大な違反。強く抗議をさせていただいた」と厳しく指摘した。

全日本野球バット工業会から情報提供があり、違反が発覚した。株式会社SSプロダクト(本社・石川県金沢市)が製造した3351本のバットが対象。同社に製造を委託していたザナックス、三共スポーツ、ハイゴールド、イソノ、ボルテカの5社から販売されたバットで、各メーカーが自主回収を進めている。

反発性能の規定は打球部の圧縮試験を行った際に、1ミリを変位させる力が6000N(ニュートン)以上が条件。この数値が高いほど反発力は抑えられるが、今回の不適合バットは5300~5500Nで変位が確認された。打球部の肉厚は4ミリ以上が規定だが、3・5~6ミリ程度しかなかった。適合バットよりも反発性能が高く、打球速度が上がりやすい“飛ぶバット”が流通してしまった。

SSプロダクトは「SG」の認証を22年9月ごろに受け、23年夏ごろに中国の工場で量産体制に入ったという。波多陽祐代表取締役は「認証から生産までに1年ほどの間があり、その間に工場側が少し違った解釈というか、間違ってしまった」と説明して謝罪。製品安全協会は同社に出荷停止を命じ、5月31日までに改善に応じない場合はバットの工場登録を取り消す。

日本高野連は全国の加盟校に新基準のバットを3本ずつ、計約1万2000本を配布中で、不適合バットも2510本含まれていたと説明。今春のセンバツでも出場32校中5校で同バットが使われたというが、同大会での記録は有効と認める。練習を含めて19日からの使用禁止を各地区の高野連に通達するなど、厳しく対応する。【古財稜明】

▽製品安全協会・高島竜祐理事長(認証したことを謝罪)「SGマーク制度の信頼性を損なうような事態で、大変遺憾に思っております。また、日本高野連、関係者の皆さまにご心配とご迷惑をおかけして、大変申し訳ありません」

◆低反発バット 「打球による負傷事故(特に投手)の防止」と「投手の負担軽減によるケガ防止」などが目的で、今春のセンバツ大会、春季都道府県大会から導入された。バットの太さは最大径は67ミリから64ミリと細くなった。打球部の肉厚は従来の約3ミリから4ミリ以上に設定。バットがへこむことで強い反発力を生み出す「トランポリン効果」が減衰し、打球の初速が3・6%落ちることが実証されている。今春のセンバツでは大会本塁打が前回の12本から3本に減少した。

◆SGマーク SGはSafe Goods(安全な製品)を意味する。一般財団法人・製品安全協会が定めたSG基準に、製品が適合していると同協会が認証したことを示す。適合した製品にはSGマークがつけられる。

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【高校野球】センバツで基準満たさぬ低反発バットを一部使用「極めて重大な違反」市場にも出回る

※写真はイメージ

日本高野連は18日、今春から導入された新基準の低反発バットに関して、「SG」マークを認証する製品安全協会の基準に満たないバットが市場に出回っていたことを発表した。

株式会社SSプロダクトが製造していた3351本のバットが対象で、販売メーカーのザナックス社、三共スポーツ社、ハイゴールド社、イソノ社、ボルテガ社の5社から販売された低反発バットが、「SG」の基準を満たしていなかった。メーカーは自主回収を進めている。

全日本野球バット工業会から「SGマークに不適合のバットが販売されているんじゃないか」との情報提供があり、今回の違反が発覚した。反発性能に関する規定として、バットの打球部への圧縮試験を実施した際に、1ミリを変位させる時の力が6000N(ニュートン)以上と定められているが、今回発覚したバットは5300~5500Nで1ミリ変位したことが再検査で明らかになった。

今春のセンバツ大会でも、出場32校中5校で同メーカーのバットが使用されていたことが確認されている。日本高野連の井本亘事務局長は「極めて重大な違反」と強く指摘した。同連盟は19日から練習含め不適合のバットの使用の禁止を発表。

◆低反発バット 「打球による負傷事故(特に投手)の防止」と「投手の負担軽減によるケガ防止」などが目的で、今春のセンバツ大会、春季都道府県大会から導入された。バットの太さは最大径は67ミリから64ミリと細くなった。打球部の肉厚は従来の約3ミリから4ミリ以上に設定。バットがへこむことで強い反発力を生み出す「トランポリン効果」が減衰し、打球の初速が3・6%落ちることが実証されている。今春のセンバツでは大会本塁打が前回の12本から3本に減少した。

◆SGマーク SGはSafe Goods(安全な製品)を意味する。一般財団法人・製品安全協会が定めたSG基準に、製品が適合していると同協会が認証したことを示す。適合した製品にはSGマークがつけられる。

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磐田東・赤堀佳敬新監督21日初陣 健大高崎&盛岡大付の全国強豪イズム継承「できる限りの準備」

16日、組み合わせ抽選に臨む磐田東・赤堀新監督

第71回春季高校野球静岡県大会が、20日に開幕する。

上位2校に与えられる東海切符へ、今大会から16枠に増えた夏のシード権を懸けた戦いに39校が出場。16日には組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決まった。磐田東は、今春選抜優勝の高崎健康福祉大高崎(群馬)で副部長を務めた赤堀佳敬氏(31)が、今月7日に監督に就任。静岡学園と対する21日の2回戦で初陣に臨む。

◇  ◇  ◇   

就任から、わずか2週間で公式戦初采配を迎える。当然、準備は万全ではない。それでも赤堀新監督は、勝利のために全力でタクトを振るう。「3年生にとっては、この春もその先の夏も1つ1つが最後になる。自分のスタートなんて言ってられない。できる限りの準備をして、何とか勝たせてあげたい」。

偉大な背中を追い、初の監督業に励む。17年から盛岡大付(岩手)の関口清治監督、19年からは高崎健康福祉大高崎の青柳博文監督の下でコーチを務め、計6度甲子園に出場。今春センバツでは日本一も経験した。「共通しているのが、選手の長所を伸ばすことにたけていること。2人がいなければ今の自分はない。目標にして、追いつきたい」。師と語る2人に学んだ日々を指導の根幹に置く。

就任直前の4月5日。親交のある元ヤクルト宮本慎也氏と食事をした際、1枚の色紙を贈られた。記された言葉は「失敗を恐れず挑戦あるのみ」。赤堀監督は「監督就任の話を受けた時にも相談をさせてもらい、『監督になれる機会はそうあるわけじゃない。チャンスだよ』と背中を押してもらった。いただいた言葉を大事にして頑張っていきたい」と胸に刻んだ。

目標は春夏通じて初の甲子園。その第1歩となる初陣の相手は、静岡学園に決まった。「相手ではなく、短い期間の中でもやってきたことを出せるように。まずは夏のシード権を取る。1試合でも多く経験して収穫の多い大会にしたい」と、目前に迫った本番を見据えた31歳の若き指揮官。新たな教え子たちとともに挑む戦いが、始まる。【前田和哉】

◆赤堀佳敬(あかほり・よしのり)1993年(平5)4月1日、三島市生まれ。伊豆中央高から中京大と進み、内野手としてプレー。卒業後は保健体育教諭として磐田南に赴任。17年から盛岡大付、19年から高崎健康福祉大高崎で副部長を務め、主に打撃を指導。父の真也氏(55)は天竜高監督。右投げ左打ち。独身。

○…ナインも決意を新たに初戦に備えている。扇の要・原啓與捕手(3年)は「新監督になって、みんなが気持ち高く取り組めている」と話す。今大会チームは、これまで予選3試合で30得点3失点と攻守がかみ合い全勝。上位校決定戦では、プロ注目右腕の寺田光投手(3年)が完封し、春夏通算11度の甲子園出場を誇る常葉大菊川を1-0で下した。好調を維持して迎える新体制でのスタート。主将の浅井雄亮内野手(3年)は「1試合でも多く勝って、夏に向けて成長していきたい」と燃えている。

新体制初の公式戦となる春季県大会へ意気込む磐田東ナイン
元ヤクルト宮本慎也氏から贈られた色紙を手にする磐田東・赤堀新監督
春季高校野球静岡大会組み合わせ

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大学・アマ野球

【侍ジャパン】U15ワールドカップ代表選手をネットで募集 球速120キロ以上など

侍ジャパン公式HPから

NPBエンタープライズ、全日本野球協会、日本野球連盟は18日、「第6回WBSC U15ワールドカップ」(8月16~25日、コロンビア・バランキージャ)に出場する侍ジャパンU15代表選手の合同トライアウト実施を発表した。

日本リトルシニア中学硬式野球協会、日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)、全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)、日本ポニーベースボール協会、九州硬式少年野球協会(フレッシュリーグ)に所属する、およそ5万4000人の登録選手の中から選出する。デジタルトライアウトを通じて、選手公募ならびに第1次審査・選考を行う。

インターネット上で応募を受け付ける。自らのプレーを動画で撮影し、応募フォームに投稿してエントリー。審査を通過した応募者は、2次選考会を経て代表選手に選出される。

応募条件は、指定5団体に登録している野球チームに所属する日本国籍を有する選手で、(1)50メートル走6秒9以下、(2)球速120キロ以上、(3)遠投80メートル以上、特筆すべき技能(投手・打撃・守備など)を持っていること、の4項目のうち、1つ以上クリアしている選手。

詳細は、侍ジャパン公式サイトまで。

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青学大の侍ジャパン西川史礁1本塁打含む3安打 2日連続マルチで打率5割 楽天スカウトも評価

亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放ちガッツポーズ(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:青学大9-0亜大>◇第2週第2日◇17日◇神宮

青学大が13安打9得点で亜大に快勝。2連勝で勝ち点を2に伸ばした。

今春侍ジャパンに選出された西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)がその実力を見せつけた。5回2死二塁。「前の打席から変化球が多かったのでスライダーを張りました」と、狙い通りの球をフルスイング。打球は大きな弧を描き、左中間スタンドへ吸い込まれた。今季1号、大学通算5本目となる本塁打に「ヒットの延長戦がホームランになるように毎打席決めて打っているので」と言いながらも「素直にうれしいです」と笑顔を見せた。

8回にも2死二塁から右越え適時二塁打を放つなど3安打3打点。2日連続のマルチ安打で、ここまで打率5割と脅威のペースでヒットを量産しているが、「まだ修正するところはたくさんある」と成長の手は緩めない。悔いが残るのは7回1死一、三塁。フルカウントから真っすぐを振らされ遊ゴロに。「カウント1-3から直球をファウルにしちゃったところが納得いかない。1球で仕留め損ねた」と4番の働きができなかったことを悔やんだ。

飽くなき探求心で前を向く。「どんどん良くなっているので、それを自信にして次に臨みたい」。若き侍は成長を続ける。

この試合を視察した楽天部坂スカウトは「右にも左にも長打が打てて、初球からフルスイング。内からしっかりバットが出るようになってしっかりさばけるのが強い」と評価した。

亜大対青学大 3回裏青学大2死二塁、西川は一塁内野安打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 3回裏青学大2死二塁、西川は一塁内野安打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放ち笑顔を見せる(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川(右)は左越え2点本塁打を放ちベンチ前で笑顔を見せる(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 8回裏青学大2死二塁、・西川は右前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 8回裏青学大2死二塁、・西川は右前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 勝利し笑顔でガッツポーズする青学大・西川(撮影・鈴木正人)

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札幌大2年生20人合宿中に飲酒、喫煙 春季リーグ登録停止処分 当該部員は無期限活動停止に

全日本大学野球連盟は17日、臨時審議委員会を開き、札幌学生野球連盟1部・札幌大の未成年の新2年生部員20人が、3月の鹿児島合宿中に飲酒、喫煙をしたとして、当該部員に対し29日に開幕する春季リーグでの登録停止の処分を下した。

9日に同大に匿名で届いたメールで問題が発覚した。これを受けて、同大野球部は9~12日の4日間、活動を自粛したほか、当該部員を無期限の活動停止処分とした。同大は新2年生20人を除くメンバーで春季リーグに出場できる。

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