【センバツ】健大高崎・斎藤銀乃助が金メダル!母が名前に「銀」を入れた由来を明かす
<センバツ高校野球:高崎健康福祉大高崎3-2報徳学園>◇31日◇決勝◇甲子園
高崎健康福祉大高崎(群馬)の斎藤銀乃助外野手(3年)は金メダルを誇らしげに掛けていた。
銀乃助が金メダル。「いやぁ、それは…」とさすがに素早い返答に困ったが、努力の勲章に表情はほころんだままだ。
母真希乃さん(45)が名前に「銀」を入れた由来を明かす。
「放っておくと結構黒ずんじゃったり、くすんじゃう。磨き続けなきゃいけないっていう金属なので。自分のことを磨き続けられるようにっていう思いで付けました」
少年時代から好打者として注目されていたが、才能におぼれることはなかった。中学時代も涙を見せることなく、淡々と努力を続けてきた。高校でも。
「野球だけじゃなくて人間のあり方だったり、人から信頼されるような人間になればおのずと…って。野球だけじゃなく、あまり人から見えない部分も自分の中で磨いて」
斎藤は「そういうところが勝負強さにつながったんじゃないかなと思います」とも言う。この日も3回、右翼への三塁打を放って、その後決勝のホームを踏んだ。優勝し、周囲は泣く選手もいたのに「優勝の実感がなくて、ぼーっとしていました」と笑う。まだまだ先がある。銀を磨く。【金子真仁】
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 3回裏高崎健康福祉大高崎無死、右翼線へ三塁打を放ち滑り込む斎藤。三塁手西村(撮影・前田充)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 試合後、記念撮影する高崎健康福祉大高崎・箱山(前列中右)と報徳学園・間木(前列中左)ら選手たち(撮影・滝沢徹郎)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 優勝を決め喜ぶ高崎健康福祉大高崎の選手たち(撮影・滝沢徹郎)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 優勝旗を手に場内を1周する高崎健康福祉大高崎・箱山(撮影・滝沢徹郎)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 優勝旗を手に整列に戻る高崎健康福祉大高崎・箱山主将(撮影・前田充)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 優勝旗を授与される箱山遥人(撮影・石井愛子)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 初優勝を決め歓喜する高崎健康福祉大高崎の箱山主将(左)らナイン(撮影・上山淳一)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 優勝を決め喜ぶ佐藤(中央左)ら高崎健康福祉大高崎ナイン(撮影・石井愛子)
- 報徳学園対高崎健康福祉大高崎 3回裏、追加点に喜ぶ高崎健康福祉大高崎・金井(撮影・滝沢徹郎)