日刊スポーツ

札幌丘珠・新出、バント失敗→V打「吹っ切れたのが良かった」

札幌丘珠対札幌北 7回裏札幌丘珠無死一、二塁、新出が勝ち越しの中前適時打を放つ(撮影・永野高輔)

<高校野球春季北海道地区予選:札幌丘珠7-4札幌北>◇札幌地区Dブロック1回戦◇7日◇札幌麻生

札幌丘珠の主将・新出巧捕手(3年)が同点の7回無死一、二塁で勝ち越しの中前適時打を放ち、勝利に貢献した。

7回の打席は、最初にバントを試みるも失敗。バスターでもとらえることができず、1ボール2ストライクから強打に切り替え、決勝点をたたき出した。「バントがうまくいかなかったので、思い切って行こうと吹っ切れたのが良かった」と苦笑いだった。

札幌丘珠対札幌北 7回裏札幌丘珠無死一、二塁、新出が勝ち越しの中前適時打を放ち塁上でほっとした表情をする(撮影・永野高輔)

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大麻がコールドで初戦突破 4番清水が先制V打など2安打4打点

大麻対石狩南 6回表大麻2死満塁、清水が走者一掃の左中間二塁打を放つ(撮影・永野高輔)

<高校野球春季北海道地区予選:大麻8-0石狩南>◇札幌地区Dブロック1回戦◇7日◇札幌麻生

大麻が石狩南を8-0の7回コールドで下し、初戦突破した。

4番清水大翔(ひろと)遊撃手(3年)が初回2死二塁で先制の左前適時打を放つなど2安打4打点と気を吐き、勝利に貢献した。昨秋は地区3回戦で東海大札幌に1-3で敗退。清水は適時失策に打席でも4三振しており「秋は自分のせいで負けた。リベンジしたい」と、10日の東海大札幌戦を見据えた。

大麻対石狩南 6回表大麻2死満塁、走者一掃の左中間二塁打を放ち、塁上でベンチを見る清水(撮影・永野高輔)

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大館鳳鳴が最大4点差逆転し県切符、2番手木村が決勝打&粘りの投球

7回に勝ち越して笑顔の大館鳳鳴ナイン

<高校野球春季秋田大会:大館鳳鳴7-6大館国際>◇7日◇県北地区準決勝◇能代球場

大館鳳鳴は8安打7得点で大館国際に競り勝った。

大館鳳鳴が最大4点差をひっくり返し、県大会切符を手にした。6-6の7回1死二塁。4回から2番手で登板する木村拳士(たかし)投手(2年)が左打席に立った。外角直球をコンパクトに振り抜き、三遊間を破る決勝打をマーク。「練習からバットは振れていた。打った瞬間はめちゃくちゃうれしかった」と声を弾ませた。投げては6回を9安打2失点(自責1)と粘りの投球を披露。最終回は無死一、三塁のピンチを招くも後続を打ち取った。「自分の持ち味は粘りの投球。いつも通りの投球を心がけて守備から攻撃につなげていく」と意気込んだ。

大館国際対大館鳳鳴 2番手で登板した大館鳳鳴・木村(撮影・佐藤究)

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秋田北鷹・相馬が“高校初完投”4番千葉4安打で能代松陽にリベンジ

最後の打者を右飛に打ち取り、笑顔を見せる秋田北鷹・相馬

<高校野球春季秋田大会:秋田北鷹8-4能代松陽>◇7日◇県北地区準決勝◇能代球場

難敵撃破で県大会出場を決めた。秋田北鷹が能代松陽に8-4で快勝。昨秋敗れた相手に借りを返した。先発した2年生右腕、相馬大地投手が9回を4失点(自責3)の力投で“高校初完投”を飾った。今春から4番に座る千葉音陽(ねお)外野手(3年)は、4安打3打点の大暴れ。バットでチームに勝利を呼び込んだ。

   ◇   ◇   ◇

堂々のマウンド上だった。8-4の9回1死二塁。カウント1-2と追い込み5球目。最後の打者を決め球のカーブで右飛に打ち取った。154球の完投劇。グラブをたたき、ガッツポーズで満面の笑みを浮かべた。「周りが助けてくれたおかげもあって、自分の投球をすることができた」。奪った三振は4つ。味方のバックを信じながら右腕を振り続けた。

回を追うごとに持ち味を発揮した。キレのある最速120キロ直球に、最遅95キロのカーブと100キロ台のスライダーを織り交ぜた。緩急を生かした投球スタイルで、序盤に2失点も3回以降は2安打2失点(自責1)と立て直した。5点リードの7回には無死満塁のピンチを招くも、「1点はOK。気持ちを入れて投げ込んだ」。左犠飛の最少失点で踏みとどまり、この試合最大のヤマ場を冷静に乗り越えた。

何度も同じ相手に負けるわけにはいかなかった。昨秋は地区予選代表決定戦で、6-13の完敗。過去6年間、公式戦8連敗中で迎えた一戦だった。今冬は「打倒能代松陽」を掲げ、打撃練習を中心に汗を流した。木藤大嗣監督(44)は「私が監督になって練習試合も含めて(能代松陽に)初勝利。チームとしても、初めてかもしれない。選手がよく戦ってくれた」と、ナインをたたえた。

次戦は明日9日、地区王者を懸けて大館鳳鳴と対戦する。木村は「自分たちの野球をして、県大会も勝ち進んで、北鷹強いなと思わせたい」。秋田の地に「ホクヨウ旋風」を巻き起こす。【佐藤究】

○…主軸の千葉が目覚めた。3打席連続適時打を含む4安打3打点の大活躍で、チームの勝利に貢献。1点先制された直後の1回1死三塁、右前適時打でスタートすると、2回1死満塁から再び右前適時打、4回無死満塁では左前適時打と打ちまくった。7回先頭の第4打席では左中間を破る三塁打でチャンスメーク。前戦の大館桂桜戦は4タコに終わったが、修正して結果につなげた。「逆方向への意識を持って臨んだ。しっかりボールを見ることができた」と笑顔で振り返った。

高校初完投を勝利で飾った秋田北鷹・相馬
2回、右適時打を放つ秋田北鷹・千葉

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由利が3戦連続2桁安打で地区大会決勝進出、4打点の加納「意識が結果に」

由利工対由利 7回裏由利2死二塁、斉藤流の適時打で生還しガッツポーズする小松(撮影・山田愛斗)

<高校野球春季秋田大会:由利10-4由利工>◇7日◇中央地区準決勝◇こまちスタジアム

由利が3試合連続2ケタ安打で地区大会決勝へ駒を進めた。

4-4の7回、加納史也内野手(3年)の右犠飛で勝ち越すと、小松祥吾投手兼内野手(3年)が2点適時打、斉藤流生(るい)投手(3年)が適時打で続き、この回に一挙4得点。3安打4打点の加納は「とにかくバットを強く振ろうという意識が結果に結びついた」。貴重な追加点をもたらした小松は「(2打席)流してフライになったので、思い切り引っ張ってやろうと。めちゃくちゃうれしかった」と喜んだ。

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秋田・明桜“石田ブラザーズ”投打で活躍し決勝進出 兄・一斗 弟・恋

7回無失点で好投した明桜・石田一(撮影・山田愛斗)

<高校野球春季秋田大会:ノースアジア大明桜7-0秋田中央>◇7日◇中央地区準決勝◇こまちスタジアム

ノースアジア大明桜の“石田ブラザーズ”が投打で光った。秋田中央を7-0の7回コールドで下し、地区大会優勝に王手をかけた。

最速141キロを誇る兄の石田一斗(いっと)内野手兼投手(3年)が7回2安打無失点。それに呼応するように弟の恋(れん)内野手(2年)はコールド勝ちを決める適時打を含む2安打1打点とバットで魅せた。由利は由利工を10-4で破った。

   ◇   ◇   ◇

明桜の背番号「6」が堂々のマウンドさばきで無失点に抑えた。石田一は定位置の遊撃守備に1度もつくことなく、右手を振り続けた。要した球数は85球、130キロ台後半の直球と生命線のスライダーを軸に打たせて取り、6回まで散発1安打。1-0の4回には2死一、三塁と一打逆転のピンチを招いたが、落ち着いて切り抜けると、同裏に2点の追加点を呼び込んだ。

地区大会初戦(3日)の秋田西戦では2番手で登板し、4回3安打1失点9奪三振の力投。しかし、制球が定まらず、スライダーがショートバウンドするなど納得のいく投球には程遠かった。この日は「ストライクゾーンで勝負し、打たせて取ることを意識しました」。7回を無失点でまとめ、「チームが勝てるようなピッチングを心がけてマウンドに立ったので、抑えられて良かった」と胸をなで下ろした。

明桜に投手で入学も、主に三塁でプレーしてきた。今年は遊撃に転向。さらには最速153キロ右腕・風間球打(きゅうた、3年)に次ぐ2番手として今春から再び投手もこなす。「球打のように150キロを出せないが、変化球を使って緩急で抑えるようにしている。タイプは違うけどライバル」。二塁手の石田恋からも刺激を受け、「自分の守備は雑だけど、弟は丁寧で上手なので、いいところを吸収しています」。遊撃と投手、2つの大役を務める石田一が、地区大会決勝、県大会でも輝きを放つ。【山田愛斗】

○…今秋ドラフト候補の風間球打は打者で大物ぶりを示した。前日6日に完封し、この日は「5番右翼」で先発。登板機会はなかったが、2安打2打点1四球と主軸の役割を全う。4回は丁寧に中前へ運び、5回はパワフルに右中間へ2点適時二塁打。6-0の7回1死一、三塁、あと1点でコールドの場面では申告敬遠だった。輿石重弘監督(57)は「カウントが若いうちは豪快に振るが、アプローチのスイングもできるし、しっかりやってくれた」と評価。チームは初の2ケタ安打で、「打線もようやく力を発揮できた」と語った。

5回、2点適時二塁打を放つ風間(撮影・山田愛斗)
7回、コールド勝ちを決める中前適時打を放つ石田恋(撮影・山田愛斗)

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札幌龍谷学園が1勝一番乗り!春季北海道大会の地区予選が開幕

札幌龍谷学園対札幌創成 7回表札幌龍谷学園2死二塁、勝ち越しの中越え適時二塁打を放つ宮崎(撮影・永野高輔)

<高校野球春季北海道地区予選:札幌龍谷学園6-3札幌創成>◇札幌地区Dブロック1回戦◇7日◇札幌麻生

2年ぶりとなる春季北海道大会の地区予選が札幌、旭川地区で開幕した。札幌地区では、19年秋季全道大会4強の札幌龍谷学園が札幌創成を下し、1勝一番乗りとなった。

同点の7回2死二塁、札幌龍谷学園4番宮崎聖汰左翼手(3年)が勝ち越しの中越え適時二塁打を放ち、勝利を呼び込んだ。決勝打を含む2安打1打点の宮崎は「秋は(センバツ出場の)北海の木村(大成、3年)投手に追い込まれ、勝負どころで冷静に打つことができなかった。その反省が生き、落ち着いて打席に立てたのが良かった」と振り返った。

札幌市などで新型コロナウイルス感染者が増え、道内全10地区で札幌地区のみが当面、無観客での開催となった。さらに同地区の4校が学校事情により出場辞退。札幌龍谷学園も4月末以降、対外試合を自粛するなど、制限がある中で調整をすすめてきた。寺西直貴監督(50)は「いつどうなるかわからない。そういう状況で公式戦を行えたことはありがたい。選手にも、野球がやれる喜びを体現しようと送り出した」。宮崎は「試合をやらせてもらえることへの感謝の思いを持って臨んだ」と振り返った。

札幌龍谷学園対札幌創成 1勝一番乗りを果たし駆けだす決勝打の宮崎(右端)ら札幌龍谷学園の選手たち(撮影・永野高輔)

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プロ注目の明桜・風間球打が13K完封 「かなりすごい素材」スカウト絶賛

13奪三振で完封した明桜・風間

<春季高校野球秋田県大会・中央地区予選:ノースアジア大明桜4-0本荘>◇準々決勝◇6日◇さきがけ八橋球場

ノースアジア大明桜の最速153キロ右腕・風間球打(きゅうた、3年)が“圧投”した。本荘打線を4安打無四球13奪三振で完封。この日は明桜のスピードガンで最速151キロを計測し、大台は125球中14球(150キロ8球、151キロ6球)でマークした。視察に訪れた7球団13人のスカウトをうならせる完璧な内容で、チームを県大会本戦へと導いた。

    ◇    ◇    ◇  

風間が当たり前のように150キロ台を連発した。試合終盤、スタミナ切れを起こすどころか、ますます力強さが増していく。9回、2者連続三振で2死。後続に二塁打を浴びたが、連打を許さずに三振締め。「9回に失点したらそこまでのピッチャーなので、ギアを上げて投げました。疲れはあまり感じなかった」。150キロ台は8回までに6球だったが、9回だけで8球計測。底力を発揮した。

昨秋の県大会地区予選初戦で初完投を完封で飾って以来、公式戦で2度目の完封劇だ。試合前に輿石重弘監督(57)から「ノーヒットノーランを目指そう」と声をかけられ、5回に初安打を許すまで無安打投球を続けた。同回までは6者連続を含む毎回の奪三振。直球、カーブを軸に相手打線を翻弄(ほんろう)した。

楽しむ余裕もあった。5回は二塁打、7回は単打とそれぞれ先頭に出塁された。昨年の風間なら焦り、力んで失点していたかもしれない場面だったが、「ランナーを出しても『打ち取れればいける』と自分のペースで投げられた」。今冬のカーブ習得が“圧投”につながっている。「去年はストレートばかりで押して疲れが出たが、決め球でも(カーブが)使えるので、あまり疲れなくなった」。直球とのスピード差は約40キロ。投球の幅が広がったことがスタミナ温存、心の余裕といった相乗効果をもたらした。試合後には開口一番、「楽しく投げられて良かった」と笑顔を見せた。

エースが初戦の5回無失点に続き完封。2試合計14イニングでゼロを並べ、県切符をつかんだ。輿石監督は「無四球で立派な投球だった。勝てるピッチャーになってきた」。風間は「自分たちの代で春の県大会を優勝し、東北大会も制して『東北で圧倒的に勝てるぞ』というか『全国に明桜は強いんだぞ』というのを見せたい」。東北NO・1右腕が、自身とチームの最強証明に挑む。【山田愛斗】

▼巨人水野スカウト部参与 すごいピッチャー。力強いし、コントロールもある。あちこちボールが暴れることもないし、高校生の中ではかなりすごい素材だと思う。

▼ソフトバンク作山スカウト ピッチャーとして球の速さ、力強さだったり総合的に能力が高く、欠点がない印象。全国で活躍する投手と同等か超えられるような素質がある。

▼日本ハム白井スカウト 真っすぐが素晴らしい。ボールの力は高校生でトップクラス。変化球もカーブやスライダーだったりいろんな球種があるけど、何よりもストレートが魅力的。

笑顔でベンチに引き揚げる明桜・風間

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新潟“初戦”は新潟工にコールド勝ち サイド転向の救援金田4回2失点

昨秋、サイドスローに転向した新潟の金田

<高校野球春季新潟大会:新潟11-4新潟工>◇6日◇3回戦◇新潟市鳥屋野運動公園野球場

六日町が山之内稜真投手(3年)と杉山力也投手(同=二塁手)の完封リレーで、上越に2-0で勝った。先発の山之内は6回を投げて5安打無失点。攻撃では1回1死二塁で先制の中前適時打を放つなど投打で活躍した。新潟は新潟工に11-4で7回コールド勝ちした。7日は試合がなく、4回戦(8試合)は8日に行われる。

  ◇  ◇  ◇

新潟は2回戦が不戦勝で今大会初戦となった3回戦で、11-4で新潟工に7回コールド勝ちした。層の厚い投手陣で唯一の3年生、金田光貴は4回から2番手で登板するが、制球が定まらず2点を失った。「仲間が得点を稼ぎ、自分もやらなきゃという気持ちになった」と奮起。6、7回は3者凡退で抑えた。昨秋大会後、オーバースローからサイドスローに転向した右腕は「(自分の登板は)中継ぎが多い。(前後の)下級生が伸び伸びと投げられるような投手に」と次戦の立て直しを自らに誓った。

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野幌・木戸監督「いかにこだわれるか」壁乗り越える球児を見守り続ける

選手に話をする野幌の木戸監督(右)(野幌高野球部提供)

<春の高校野球札幌地区2年ぶり単独出場の野幌・木戸義典監督(45)>

8日の札幌地区初戦、恵庭南戦が、監督就任後、初の公式戦となる。10人のメンバーが集まり、2年ぶりの単独参戦にこぎつけた。新入生や初心者もいる中での初陣に「正直、不安はある。でも、とにかく子どもたちが、精いっぱいやってくれたら」と話す。

大学卒業後、三重で公立校の教員になり野球部の監督も務めたが「環境を変えたかった」と00年春に1度、教職を離れ、父の故郷でもある北海道に単身、渡った。帯広でアルバイト生活、北見で専門学校の臨時講師などを務めながら勉強し、03年に道教職採用試験に合格。04年に真狩に赴任し、再び教員となった。

真狩、根室、女満別で野球部を指導。部員不足での出場辞退や、部員1人と向き合ったこともあった。真狩監督に就任した06年春には「日本一の真剣さを知ってもらいたい」と、夏の甲子園2連覇中で田中将大(現楽天)擁する駒大苫小牧に練習試合を申し込んだ。結果は9回で0-47と大敗も「もっとやらなきゃという子が出てきた」。この練習試合に出場したメンバーが3年生になった08年春の小樽地区予選で2勝し、夏も1勝を挙げた。子どもたちの心の変化を見届けた。

自身も部員の少ない公立校で甲子園を目指した。四日市商では2年秋、3年春は人数不足で出場辞退。3年夏、9人で県大会1勝を挙げ強豪・菰野に敗れた。「試合ができない間も、今に見ていろと練習に打ち込んでいた」。どんな環境でも、真剣に取り組めば、得られるものがあることを、身をもって学んできた。

大切にするのは「それぞれの高校野球があり、目標がある。そこに向け、いかにこだわれるか」。人数、環境、キャリア、技術に差はあっても成長の歩幅は努力次第。この春も、壁を乗り越えながら大人になっていく球児の姿を、見守り続ける。【永野高輔】

◆木戸義典(きど・よしすけ)1975年(昭和50)10月15日、三重・四日市市生まれ。捕手で主将も務めた四日市商3年夏の三重県大会は3回戦敗退。東亜大(山口)卒業後、三重で教員となり、98年から県内の公立校監督を経験。00年春に帯広に単身移住。アルバイト生活を経て03年に北海道教職採用試験合格。04年に真狩に赴任し、根室(10年~)、女満別(14年~)に続き20年春から野幌で教壇に立つ。今春から同高野球部監督。担当教科は商業。家族は妻と1男。

19年夏以来2年ぶり単独出場となる野幌を率いる木戸監督(野幌高野球部提供)

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センバツV東海大相模は日本航空と初戦 春季関東大会組み合わせ/一覧

春季高校野球関東大会組み合わせ

春季関東大会(15~18日、22、23日、山日YBS球場ほか)の組み合わせが決まった。

センバツ優勝の東海大相模(神奈川1位)は、1回戦で日本航空(山梨2位)と対戦する。

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秋田・由利の強力打線爆発13点 4番加納3安打3打点で県大会出場に貢献

新屋対由利 1回裏由利1死一、二塁、先制の2点適時打を放った加納(撮影・山田愛斗)

<春季高校野球秋田県大会 中央地区予選:由利13-3新屋>◇6日◇さきがけ八橋球場◇準々決勝

由利の自慢の強力打線が火を噴いた。14安打13得点で6回コールド。4番加納史也内野手(3年)が、初回の先制2点適時二塁打を含む3安打3打点でけん引し、公式戦初先発の佐藤卓磨投手(2年)を援護した。加納は「初回に先制点がほしかったし、佐藤が初先発で、絶対に点を取って楽にさせたいという気持ちだった」。バットで4番の仕事を果たし、県大会出場に貢献した。

新屋対由利 1回裏由利1死一、二塁、加納史也の2点適時打で生還した菊地(右)(撮影・山田愛斗)

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プロ注目150キロ超連発 7球団スカウトうならせた明桜・風間球打の圧投

本荘対ノースアジア大明桜 12奪三振で完封した明桜・風間(撮影・山田愛斗)

<春季高校野球秋田県大会・中央地区予選:ノースアジア大明桜4-0本荘>◇6日◇さきがけ八橋球場ほか◇準々決勝

ノースアジア大明桜の最速153キロ右腕・風間球打(きゅうた、3年)が“圧投”した。本荘打線を4安打無四球13奪三振で完封。この日は明桜のスピードガンで最速151キロを計測し、大台は125球中14球(150キロ8球、151キロ6球)でマークした。視察に訪れた7球団13人のスカウトをうならせる完璧な内容で、チームを県大会本戦へと導いた。

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風間が当たり前のように150キロ台を連発した。試合終盤、スタミナ切れを起こすどころか、ますます力強さが増していく。9回、2者連続三振で2死。後続に二塁打を浴びたが、連打を許さずに三振締め。「9回に失点したらそこまでのピッチャーなので、ギアを上げて投げました。疲れはあまり感じなかった」。150キロ台は8回までに6球だったが、9回だけで8球計測。底力を発揮した。

昨秋の県大会地区予選初戦で初完投を完封で飾って以来、公式戦で2度目の完封劇だ。試合前に輿石重弘監督(57)から「ノーヒットノーランを目指そう」と声をかけられ、5回に初安打を許すまで無安打投球を続けた。同回までは6者連続を含む毎回の奪三振。直球、カーブを軸に相手打線を翻弄(ほんろう)した。

楽しむ余裕もあった。5回は二塁打、7回は単打とそれぞれ先頭に出塁された。昨年の風間なら焦り、力んで失点していたかもしれない場面だったが、「ランナーを出しても『打ち取れればいける』と自分のペースで投げられた」。今冬のカーブ習得が“圧投”につながっている。「去年はストレートばかりで押して疲れが出たが、決め球でも(カーブが)使えるので、あまり疲れなくなった」。直球とのスピード差は約40キロ。投球の幅が広がったことがスタミナ温存、心の余裕といった相乗効果をもたらした。試合後には開口一番、「楽しく投げられて良かった」と笑顔を見せた。

エースが初戦の5回無失点に続き完封。2試合計14イニングでゼロを並べ、県切符をつかんだ。輿石監督は「無四球で立派な投球だった。勝てるピッチャーになってきた」。風間は「自分たちの代で春の県大会を優勝し、東北大会も制して『東北で圧倒的に勝てるぞ』というか『全国に明桜は強いんだぞ』というのを見せたい」。東北NO・1右腕が、自身とチームの最強証明に挑む。【山田愛斗】

▽巨人水野スカウト部参与 すごいピッチャー。力強いし、コントロールもある。あちこちボールが暴れることもないし、高校生の中ではかなりすごい素材だと思う。

▽ソフトバンク作山スカウト ピッチャーとして球の速さ、力強さだったり総合的に能力が高く、欠点がない印象。全国で活躍する投手と同等か超えられるような素質がある。

▽日本ハム白井スカウト 真っすぐが素晴らしい。ボールの力は高校生でトップクラス。変化球もカーブやスライダーだったりいろんな球種があるけど、何よりもストレートが魅力的。

本荘対ノースアジア大明桜 12奪三振で完封した明桜・風間(撮影・山田愛斗)
本荘対ノースアジア大明桜 12奪三振で完封した明桜・風間
本荘対ノースアジア大明桜 笑顔でベンチに引き揚げる明桜・風間(撮影・山田愛斗)
笑顔でベンチに引き揚げる明桜・風間

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青森明の星、機動力野球全開 5回3盗塁決め3得点 県大会出場に王手

先発の青森明の星・相馬

<春季高校野球青森県大会・青森地区予選:青森明の星7-2青森中央>◇6日◇1回戦◇青森県営野球場ほか

春の県大会出場に王手をかけた。青森明の星が機動力野球を武器に、7-2で青森中央に快勝。サイド右腕、相馬寛汰(2年)は5回を5安打1失点と試合をつくった。

   ◇   ◇   ◇

機動力野球全開だった。3点リードで迎えた5回。3安打に3盗塁を絡め3得点。樋口敦監督(43)は「足を絡めないとビックイニングはつくれない。今年のチームは足の速い選手が多い」と持ち味を発揮した。投げては先発のサイド右腕・相馬が堂々の投球。キレのある直球をコースに投げ分け5回1失点の内容だった。指揮官は「ボールも来ていたし(ピンチの場面でも)動じずに投げてくれた。安定してアウトを積み重ねていた」と目を細めた。

青森明の星対青森中央 試合に勝利し笑顔を見せる青森明の星ナイン(撮影・佐藤究)

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東奥学園が県大会王手 二刀流「1番投手」滝本日向が5回1失点&2安打

青森南対東奥学園 先発し好投した東奥学園・滝本(撮影・佐藤究)

<春季高校野球青森県大会青森地区予選:東奥学園10-2青森南>◇6日◇1回戦◇青森県営野球場ほか

春の県大会出場に王手をかけた。東奥学園が18安打10得点の猛攻で、青森南に7回コールド勝ち。「1番投手」で先発出場した滝本日向(2年)が投打で躍動した。5回を投げて3安打1失点の好投。バットでは、2安打1得点と“二刀流”の活躍だった。

   ◇   ◇   ◇

「青森の二刀流」襲名を目指す。先発した滝本は、力のある直球を軸に多彩な変化球を織り交ぜた。5回を投げて3安打1失点の好投。最後のイニングは、3者連続三振で締めくくり、8三振を奪った。「最少失点に抑えられたのは良かったけど、球は走っていなかった」と結果以上に自己評価は辛口だった。

打っては「1番打者」で2安打をマーク。4回無死一塁から中前打で出塁。そこから長短6連打の集中打で一挙5得点。2回の第2打席では中越え適時二塁打をマーク。今冬は体重増加を目指し、どんぶり3杯の白米を一日のノルマに設定。昨夏と比べて11キロ増の75キロにスケールアップし、「打球の飛距離が伸びて、強い打球も打てるようになった」と手応えを実感する。

憧れの選手はエンゼルス大谷翔平投手(26)。滝本は「投げても、打ってもすごい選手。投球フォームの体の使い方は、動画で見ながら参考にしている」と、お手本にする。チーム目標には「2季連続の県大会出場」を掲げる。次戦は今日7日、青森と対戦する。「投げるのであれば、0点に抑えてチームが勝てる雰囲気をつくっていく」。本家同様に二刀流で勝利を呼び込む。【佐藤究】

青森南対東奥学園 先発で好投した東奥学園・滝本
青森南対東奥学園 滝本は打撃でも2安打をマーク

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常総学院3年ぶり春季茨城大会V 島田直也監督に初のタイトル

春季茨城大会を制し、(写真左)島田直也監督も並び、笑顔で集合写真に写る選手たち(撮影・保坂淑子)

<高校野球春季茨城大会:常総学院18ー6常磐大高>◇6日◇決勝◇J:COMスタジアム土浦

常総学院が3年ぶり15回目の春季茨城大会を制し、島田直也監督(51)にとって、初のタイトルを獲得した。

島田監督が目指す「つなぐ野球」を初回から徹底した。初回、1番鹿田優外野手(2年)が甘く入ったスライダーを左前に運びチャンスをつくると、2番田中隼人外野手(2年)が手堅く犠打で送った。四球を挟み一死一、二塁とすると、4番の田辺広大捕手(3年)の中越え適時二塁打で2点を先制。この回、打者一巡の猛攻で8点を挙げた。

2回に先発の秋本璃空投手(3年)が打ち込まれて4点を失ったが、効率良く得点を重ね、14安打18得点での大勝。島田監督は昨年7月下旬に母校の監督に就任したが、秋の県大会では準優勝に終わっていた。この大会で監督として初めての優勝旗を手にし「初回、鹿田がいい入りをしてくれた。今日の選手たちは本当に気合が入っていた。つないでいこうという意識が、いい形になったのかな」と振り返った。

選手たちは、指揮官の熱い思いを受け、試合に臨んでいた。試合前、選手たちに自らの高校時代の経験を話した。

「俺の高校時代は、2年秋は県準優勝でセンバツ出場。春は優勝で関東大会に出場した。大会は今回と同じ、山梨県だった。その勢いで夏も県で優勝して甲子園で準優勝できた。君たちとは縁を感じる。この先も、君たちと一緒に歩みたい」。奇遇にも、昨秋から同じ結果を残しながら歩んでいるチームと自身の高校時代を重ね合わせ、期待した。

その思いに、選手たちが応えた。強く低い打球でつなぐ野球を徹底。8回には三輪拓未内野手(3年)の左越えのソロ本塁打も飛び出した。島田監督は「ホームランはヒットの延長戦。技術も体力も上がっている証拠ですね」と、選手の成長に目を細めた。

試合後、島田監督はチームの集合写真に優勝旗を手にして加わった。「勝って写真を撮るのはうれしいですね」と目尻を下げた。【保坂淑子】

春季茨城大会を制し、優勝旗を受け取る、常総学院・主将の田辺(撮影・保坂淑子)
常磐大高対常総学院 常総学院 決勝戦で活躍した(左から)鹿田、石川、田中の2年生トリオ(撮影・保坂淑子)

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六日町のエース山之内「仲間の守備に助けてもらった」投打で活躍

六日町の先発・山之内は6回を5安打無失点で完封リレーのお膳立て

<高校野球春季新潟大会:六日町2-0上越>◇6日◇3回戦◇柏崎市佐藤池野球場

六日町が山之内稜真投手(3年)と杉山力也投手(同=二塁手)の完封リレーで、上越に2-0で勝った。

先発の山之内は6回を投げて5安打無失点。攻撃では1回1死二塁で先制の中前適時打を放つなど投打で活躍した。新潟は新潟工に11-4で7回コールド勝ちした。今日7日は試合がなく、4回戦(8試合)は8日に行われる。

    ◇    ◇    ◇

六日町のエース山之内が、投げて打った。まずはマウンドだ。力で押すタイプではない。緩いカーブで打者のタイミングを外しながら6回を無失点に抑えた。「ボールを低めに集めるだけでなく、高めのボールも使った」という巧みな投球で、5安打されながらも粘った。試合前は6回から杉山にマウンドを譲る予定だったが、1イニング多く投げて完封リレーの“ルート”を作った。

「打たれて当然と思っている。仲間の守備に助けてもらった」。そう話した山之内だが、バットでもチームを引っ張った。2死一、三塁の危機をしのいだ直後の1回裏1死二塁の好機。フルカウントからの直球をはじき返した。「スイングを小さくして打った」。打撃は先制の中前適時打になった。今春から母校を7年ぶりに指揮する若井聡監督(61)は「初回に1点が取れたのは大きい」とたたえた。

昨秋と同じ県大会ベスト16入り。「今春の目標はベスト8」と話した山之内は4回戦(8日)の北越戦に早くも照準を合わせる。「打たせて取る投球をしたい。競った試合ができればな、と思う」と接戦を制しての8強入りを頭に描いていた。【涌井幹雄】

1回に先制打の六日町・山之内は3回先頭で左越え二塁打

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作新学院追い上げ及ばず準V「実力差どう埋めるか」夏V10へ監督課題 

作新学院対佐野日大 8回表作新学院、先頭で右翼席にソロ本塁打を放った大房(撮影・保坂恭子)

<春季栃木大会:作新学院10-13佐野日大>◇6日◇決勝◇栃木県営球場

作新学院は、佐野日大と同じ13安打を放ち終盤に追い上げたが、準優勝に終わった。

初回に6失点して追う展開となり、5回終了時で2-13。決勝はコールドがないため6回以降に反撃したが、小針崇宏監督は「勝負にならなかった。相手が1枚も2枚も上。(佐野日大は)しっかり打てる打者が多いチーム。うちは攻撃のミスが多かった。本来なら5回で勝負がついている試合。この実力差をどう埋めていくか」と課題を挙げた。

終盤に、脅威の粘りを見せた。ベンチからは「まだいけるよ!追いつくぞ!」と声が飛んだ。

6回に2点を返し、7回は2死から食らいついた。2死一、二塁で真木亜郷(あさと)捕手(3年)が中前打を放ち1点追加。さらに2死満塁で小口莉央(りお)内野手(3年)が左中間を破る走者一掃の二塁打を放った。

8-13で迎えた8回。先頭の大房建斗内野手(3年)が右翼席へソロ本塁打を放つと、さらにベンチは盛り上がった。小針監督は「後半に打って、点を取るぞという気持ちがあったのはよかった。3点差以内に詰めたのが、今日の頑張り」。県10連覇がかかる夏の大会に向けて、チームを成長させる。

作新学院対佐野日大 準優勝した作新学院の選手たち(撮影・保坂恭子)

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佐野日大が乱打戦制す 元阪神麦倉監督「先に点を取って逃げ切るパターン」

作新学院対佐野日大 優勝し選手と集合写真におさまる佐野日大・麦倉監督(後列中央)(撮影・保坂恭子)

<春季栃木大会:作新学院10-13佐野日大>◇6日◇決勝◇栃木県営球場

佐野日大が、乱打戦を制して2大会連続6回目の優勝を飾った。

13安打のうち9安打が長打と打撃力の高さを見せた。終盤に追い上げられたが、継投で逃げ切った。元阪神の麦倉洋一監督(49)は「初回の大量得点が大きかった。先に乗れた。この大会はずっと先に点を取って、大差にして逃げ切るパターンになった。もったいない守備や失点が多い。そこを関東大会でしっかりしたい」と話した。

初回、いきなり6点を奪って流れを引き寄せた。無死満塁で4番の岡佐昌樹内野手(3年)が走者一掃の先制適時二塁打を放った。「相手が苦しくてストライクを取りにくると思った。甘い球がきたらいこうと思っていた」と振り返った。前日の準決勝白鴎大足利戦では守備でミスがあり「自分がやってしまったので、決勝で取り返してやろうと気合が入っていました」と明かした。

さらに無死一、二塁で今大会初スタメンに抜てきされた青木琢実内野手(3年)が、初球の内角低め変化球を左翼スタンドまで運ぶ3ラン。公式戦初本塁打で「(初スタメンで)緊張はしなかった。自信にはなるけど、守備の課題が出たので、しっかり克服したい」と話した。

両チーム合わせて9本の二塁打を放ち、1試合最多二塁打記録の大会タイ記録。

さらに岡佐は3打席連続で二塁打をマークし、個人の1試合での連続記録で大会記録に並んだ。

作新学院対佐野日大 1回裏佐野日大無死一、二塁、左越えの3ランを放った青木(撮影・保坂恭子)
作新学院対佐野日大 1回裏佐野日大無死満塁、先制の適時二塁打を放つ岡佐(撮影・保坂恭子)
作新学院対佐野日大 1回裏佐野日大無死一、二塁、3ランを放った青木に声をかける麦倉監督(左端)(撮影・保坂恭子)
作新学院対佐野日大 優勝した佐野日大の選手たち(撮影・保坂恭子)

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長岡大手エース荒木駿佑完封 再三のピンチも「自分のタイミングで投げた」

長岡対長岡大手 初回無死満塁のピンチを切り抜け完封投球した長岡大手・荒木

<春季高校野球新潟大会:長岡大手1-0長岡>◇5日◇3回戦◇長岡市悠久山野球場

長岡大手はエース荒木駿佑(3年)の完封投球で長岡に1-0で勝った。初回に無死満塁のピンチを背負うなど、7安打されながらも無失点で抑えた。

荒木はピンチにも顔色ひとつ変えなかった。1回表無死満塁。いきなり危機にも冷静だった。相手の中軸を迎えるが4番を投ゴロに打ち取り、本塁に送球し1死。5番は二ゴロ併殺に仕留めた。「焦らず自分のタイミングで投げることを心掛けた」。

味方が奪った得点は初回の1点だけ。ただ荒木には十分だった。「仲間が先制してくれたので楽になった」と言う。3回は無死一、二塁、8回は2死二、三塁とピンチを招いても決定打を許さず完封。相手が変化球狙いと読むと、中盤以降は直球主体の配球に変えた。昨秋に計測した球速は120キロだったが「球速で測れない切れと伸びがある」と自身の投球を評する。

4回戦の相手は昨秋4強の東京学館新潟。荒木は「打線に3、4点取って欲しい。自分は最少失点で抑える」と私学との対決を楽しみにしていた。【涌井幹雄】

長岡対長岡大手 ピンチを抑え、無表情でベンチに戻る長岡大手の荒木

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新潟明訓・大滝快晴二塁打2本 高橋佑季との1、2番コンビで得点の夢実現

高橋の2ラン本塁打で笑顔で生還する新潟明訓・大滝(右)

<春季高校野球新潟大会:新潟明訓11-0新潟南>◇5日◇3回戦◇鳥屋野運動公園

新潟明訓は新潟南に11-0の7回コールド勝ち。1番の大滝快晴二塁手(2年)が初戦の無安打をバネに2本の二塁打を放つ活躍を見せた。

2試合連続で1番に起用された新潟明訓・大滝が4打数2安打、1打点と大暴れした。5回に二塁打。7回にも二塁打を放ち、2番高橋佑季(3年)の本塁打で満面の笑みでホームを踏んだ。「いつか1、2番で点取る」と話していた高橋とのコンビでの得点に「やっと夢がかなってうれしかった」。初戦2回戦の新潟第一戦は無安打で悔し涙を流した。「絶対に次はチームの役に立つ!」と臨んだ試合で大役を果たし「うれしかった」。

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静岡は3位決定戦で敗れる エラー、四球絡み初回の大量5失点が響く

先発で6失点を喫した静岡の鈴木修

<春季高校野球静岡県大会:浜松工6-3静岡>◇5日◇静岡市・草薙球場◇3位決定戦

静岡には序盤の大量失点が響いた。

先発の鈴木修矢投手(2年)が初回、先頭を味方エラーで出塁させリズムを乱すと、3四球も絡み5失点。打線が中盤以降に反撃したが、届かなかった。池田新之介監督(43)は「取れるアウトをきちんと取る。その大切さを意識付けさせないと」と渋い表情。夏に向けて「選手たちも、今日の試合で泥くさくやることの必要性を感じたのではないか」と話した。

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掛川西に収穫多き準優勝 ダブルエース温存する中、控え選手が奮闘

整列に向かう掛川西の選手たち

<春季高校野球静岡県大会:掛川西2-3藤枝明誠>◇5日◇静岡市・草薙球場◇決勝

掛川西には収穫多き準優勝だった。

沢山、榊原のダブルエースを温存する中、控え選手が奮闘。投手陣は高橋遼冬(はると、3年)岩沢孔大(2年)後藤響(3年)の継投で7安打3失点と粘り、今大会初先発した秋の正捕手・中山一輝(3年)も、8回の二盗阻止に加えて2安打と復調を示した。大石卓哉監督(41)は「夏に向けてチーム内の競争が激しくなった」。決勝で見えた総合力アップの兆しに、手応えを得ていた。

ピンチでマウンドに集まる掛川西ナイン

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浜松工・太田涼介が完投勝利 変化球のキレを磨き夏までにさらなる成長誓う

笑顔でグラウンドを引き揚げる浜松工・太田涼(右手前)

<春季高校野球静岡県大会:浜松工6-3静岡>◇5日◇静岡市・草薙球場◇3位決定戦

浜松工の左腕・太田涼介投手(2年)が、3失点完投でチームを3位に導いた。

初回に大量5点の援護を受け、「気楽に投げられた」。変化球主体の投球で、最後までリードを守り抜いた。夏の県大会では、エースナンバーを狙う背番号「18」は「夏は(背番号)1番を取りたい。もっと真っすぐを速く見せるために、変化球のキレを磨く必要がある」と浮かれず、さらなる成長を誓った。

9回8安打3失点と力投した浜松工・太田涼

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県立伝統校水戸一、届かなかったアウト2つ「強くなろう」の原因究明

水戸一対常磐大高 サヨナラのホームを許し、膝に手をつく水戸一主将の境堀(撮影・保坂淑子)

<We Love Baseball>

<春季茨城大会:常磐大高5-4水戸一>◇5日◇準決勝◇J:COMスタジアム土浦

私学が強い時代にあって県立伝統校の躍進となれば、地元高校野球ファン、OBの熱も一層熱くなる。水戸一は58年ぶりの関東大会出場をかけた常磐大高戦で逆転サヨナラ負けした。

9回裏の守り。勝つチャンスは3度あった。無死一塁で二飛で走者が飛び出したが、併殺を失敗した。けん制で走者を一、二塁間に誘い出すも、挟殺プレーに失敗。1死満塁では一ゴロを失策し、1点差に迫られた。最後は中前への打球にセンターが猛ダッシュしたが後逸した。木村優介監督(36)は「最後は甘さが出ました。挟殺プレーの時、選手には関東大会が見えていたと思います」と言い、2死目がとれない苦しさの中に、OBで「野球の父」と慕われる飛田穂洲氏が残した「一球入魂」の本質も見ようとした。

「ここから強くなろうと言います」

守備の乱れに絡んだ4番で二塁の中山晃靖内野手(2年)は、頭脳明晰(めいせき)を感じさせる言葉で振り返った。「二飛を捕球後、一塁に投げましたが、送球が走者の進路とかぶりました。(一塁手の)野々下さんは捕りづらかったと思います」。挟殺プレーには「ショートに任せ過ぎました。自分も挟殺に入ればよかった。それが影響して野々下さんが追いタッチになったと思います」。

最後の場面、センター栗林の後逸はどう感じたか。「ここは外野が弾むと確認してました。それを計算しての捕球体勢だったと。でも、あまり弾まなかった。二走を刺すしかなかった。全力で前に出た中でのプレーだったと思います」。

あとアウト2つに届かなかったことに、偏差値も名門も関係ない。それでも屈辱の逆転サヨナラの中で現実を正しく記憶して、原因を探ろうとする姿勢は好感が持てた。「こうした場面で自分たちが陥る状況がわかりました。打開するため、みんなでいつものように1回表から1つずつプレーを検証していきます」。その司会は栗林が受け持つ。これも厳しい作業になりそうだが、こうした取り組みがあるからこそ、伝統校として県民から大切にされているのだ。

水戸一対常磐大高 逆転サヨナラ負けで、58年ぶりの関東大会出場を逃し、ガックリ肩を落とす水戸一の選手たち(撮影・保坂淑子)

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仙台育英は部内リーグ戦ガチンコ勝負「夏勝つ前にチーム内で勝て」須江監督

ノックを打つ仙台育英・須江監督

熾烈(しれつ)を極めた選考レースはもう始まっている。今春センバツ8強の仙台育英(宮城)は3日、同校グラウンドで紅白戦を行った。

現在は春の宮城県大会の各地区予選が中止となり、対外試合の自粛を余儀なくされている。そこで同校では4月から部内リーグ戦を開催。上からA、B、C、Dのチームに実力順に野手10人を振り分け、投手陣は各チーム5人。まず、選手が“ドラフト指名”し、競合抽選で2投手を選んだ。残りの3投手はウエーバー制を採用。そして、リーグ優勝チームは春の県大会(5月13日開幕、仙台市民球場、石巻市民球場)の試合に優先的に先発起用される。先発起用をかけた4チームによる「ガチンコ勝負」は、県大会前まで続く。

3月30日。準々決勝で天理(奈良)に3-10と完敗し、東北勢悲願の甲子園優勝とはならなかった。須江航監督(37)は「第三者的な目線から仙台育英を見た時にどうなのかというと、自分たちの展開に持っていければ力を発揮するが、思い通りの展開にいかなかった時は弱い。想定した試合プランから外れた時に、はね返す本当の強さがない。だから、それを意図的に作る必要がある」。その一環として行うのが部内リーグ戦だ。Aチーム(現時点のレギュラー陣)は、残りの3チームからの追い上げをはね返さなければならない。この日で4試合を戦い、A、Bが3勝1敗で首位に立っているが、CはAから勝利するなど白熱している。

須江監督 監督の役割はモチベーターだからモチベーションの上がることを、どんどん提供していかないといけない。今からでも、誰にでもメンバーになれるし、落ちることもある。予想を覆すことを期待している。自分の可能性に限界を感じないで、ふたをしないでほしい。

選手の無限の可能性に大きな期待を寄せている。

特別ルールが、投手陣の底上げにつながる。リーグ戦の期間は各チームの5投手が最低21人の打者に投球しなければならない。1人のエースに頼ることはできず、先発をはじめ継投策も含めて選手自らで判断する。指揮官は「必ず複数の投手が投げなければならないので、投手のレベルは必然と上がります」。今春センバツ直前でメンバー落ちした186センチ右腕、中村和寛(3年)が自己最速を1キロ更新する146キロをマークし、エース伊藤樹投手(3年)は自己最速149キロを計測した。チームの課題でもある左投手の台頭も目立つようになってきた。公式戦未登板の2年生左腕・斉藤蓉は左のエース候補に急成長。1年生左腕コンビの仁田陽翔と田中優飛は、上級生相手にも堂々の投球を披露し、メンバー入りは拮抗(きっこう)している。

完全実力主義。4月に入部したばかりの1年生にも結果次第ではチャンスがある。2試合目にCチームで「3番二塁」で先発出場した齋藤陽内野手(1年)は左打席から右中間を破る三塁打を放つなど、3安打猛打賞の活躍を見せて新戦力候補に浮上している。須江監督は「1年生もおそらく春(の県大会に)出場します」と示唆した。

東北勢悲願の日本一を達成するため、須江監督は常に言い続ける。

「チーム内競争がどこよりも厳しくないといけない。そして練習に活気があり、全選手にモチベーションがあるような状態をつくらないといけない。(メンバーについては)1度も日の目を見なかった選手が、日の目を見るようなシステムをつくらないと、それ以上にチームに推進力を生むことはない。センバツメンバーに『夏勝つぞ』と思わせたくない。夏勝つ前にチーム内で勝てと。何の身分の保証もないってことです。まだまだ実力を上げてから、相手に挑まないといけないんだってことを理解してほしい」

今夏、日本一のチーム内競争の先に高校野球の歴史が塗り替わったことを証明する。【佐藤究】

仙台育英の最速146キロ右腕・中村
仙台育英の最速149キロ右腕・伊藤
仙台育英の2年生左腕、斉藤蓉
仙台育英C対仙台育英A 1年生ながら3安打の活躍をみせた斉藤陽
仙台育英C対仙台育英A 試合を終えてあいさつする仙台育英の選手たち

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藤枝明誠初V エース負傷降板を2番手山田が好救援で救う 秋春連覇達成

5回から登板し、1失点と好救援した藤枝明誠・山田

<春季高校野球県大会>◇5日◇静岡市・草薙球場◇決勝、3位決定戦

藤枝明誠(中部3位)が、決勝で掛川西(西部1位)を3-2で退けて初優勝し、県大会の秋春連覇を達成した。

昨秋は控えだった山田蓮投手(2年)や中野夢都(ゆうと)内野手(3年)らが、今大会で台頭。選手の底上げが成功したことでチームが活性化し、好結果に結びついた。決勝を戦った両校が出場する東海大会は、11日に組み合わせ抽選を行い、20日に三重県で開幕する。

   ◇   ◇   ◇

藤枝明誠が、選手層の厚さを武器に頂点の座をつかんだ。先発のエース小林輝(3年)が、4回の守備で負傷し降板。それでも、5回から登板した2番手・山田が、冷静に対応。8回まで掛西打線を散発2安打に抑えた。9回に3安打を集中され1失点したが、最後の打者を投併に打ち取り、初優勝を決めた。

3日の準決勝・浜松工戦で8回無失点の好投。自信を持って、決勝のマウンドへ上がった。「チームを勝たせる気持ちで登板した。今日は変化球でカウントをとれてよかった」。昨秋は、東海大会からベンチ入り。冬の下半身強化で直球に力をつけ、今春に開花。「これまで公式戦で投げることはほとんどなかった。成長できた大会でした」と充実感を漂わせた。

中野はこの日、1-1同点の8回1死二、三塁で、「山田が必死に投げていたので、絶対に走者をかえす意識」で打席に。相手投手の暴投で勝ち越し点が入ったが、気持ちを切らさずに投手強襲の適時打を放った。控え捕手だった秋の東海大会終了翌日、自らの意思で三塁へ転向。持ち味の打力でレギュラーに定着し、県大会5試合で8打点の活躍。チームの課題だった、得点力不足解消に貢献した。

2季連続で県1位での東海大会出場。光岡孝監督(42)は「秋は初戦敗退(2●3岐阜第一)し、申し訳なさを感じた。今度は1つでも勝ち、秋からの成長を示したい」と意気込む。秋に残した宿題を片付けて、夏への弾みにする。【河合萌彦】

8回に二塁への適時安打を放つ藤枝明誠・中野
県大会の秋春連覇を果たし、笑顔の藤枝明誠ナイン
悪天候のため、屋内で表彰を受ける藤枝明誠ナイン

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常総学院が3年ぶり関東大会出場 新エース大川は「悔しい」悔い残る5失点

水城対常総学院 常総学院 8回1/3を投げ8安打5失点のエース大川(撮影・保坂淑子)

<高校野球春季茨城大会:常総学院8ー5水城>◇5日◇準決勝◇J:COMスタジアム土浦

今春センバツ出場の常総学院が決勝に進出し、3年ぶり21回目の関東大会出場を決めた。

勝利にも、エースに笑顔はなかった。センバツ後から背番号「1」を背負う大川慈英投手(3年)が先発し、8回1/3を投げ8安打5四球で5失点。初回から腕が振れず、甘く入った直球を痛打される苦しい投球が続いた。「抑えようと丁寧に投げようとして、力が入ってしまった」。9回には1死から3連打で1点を失い、秋本璃空投手(3年)にマウンドを譲り完投を逃した。

大川は「今日は自分の投球が全くできなくて、悔しいです」と下を向いた。

チームを背負うエース番号を託されたからには、指揮官からの要求も高い。島田直也監督(51)は「今日の大川には、エースはこういうものだと見せてほしかったけど、いっぱいいっぱいだった」と投球術、マウンドでの気持ちの持ち方に、反省を促した。とはいえ、関東大会を戦うには大川、秋本が中心となることに間違いはない。島田監督は「2人に頑張ってもらわないと」と2枚看板の奮闘に期待を込めた。

水城対常総学院 常総学院 6回 2死一塁から左越えの2ラン本塁打を打ちダイヤモンドを回る田辺(撮影・保坂淑子)

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日本文理・エース田中が公式戦初完投勝利「強気の投球を」雨の中132球 

公式戦初完投の日本文理・田中(左)は試合終了後、捕手の竹野とグラブタッチ

<高校野球春季新潟大会:日本文理7-2佐渡>◇5日◇3回戦◇五十公野公園野球場

日本文理のエース田中が苦しみながら公式戦初完投勝利を飾った。

佐渡に先制されるなど被安打7で2失点。1回と4回以外は走者を背負ったが「強気の投球を心がけた」という132球だった。雨が降り続く状況は初めてだったが「変化球はたたきつけるつもりで」と対応。冬場の筋トレに加え、練習試合の翌日にも投球練習をするなど投げ込み「スタミナは大丈夫」と手応えがあった。鈴木崇監督(40)は「反省も含め、田中にとっては夏に向けての経験の1つ」。4回戦は昨秋の北信越大会4強の関根学園と対戦。「先頭打者を出してしまう。次は修正する」と気を引き締めた。

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元阪神麦倉監督率いる佐野日大が関東大会へ 大会タイ3者連続三塁打マーク

白鴎大足利対佐野日大 8回裏佐野日大2死、勝ち越しの公式戦第1号ソロを放ちガッツポーズでベンチに戻る大関(撮影・保坂恭子)

<春季栃木大会:白鴎大足利7-8佐野日大>◇4日◇準決勝◇宇都宮清原球場

佐野日大が、雨の中の乱打戦を制し、2大会連続10回目の関東大会出場を決めた。

13安打で8得点と持ち味の打撃力を発揮したが、守備では内野陣が4失策。元阪神の麦倉洋一監督(49)は「2年生バッテリーがゴロを打たせているのに、3年生の内野手がだらしなさすぎる。情けない。選手たちも、分かっていると思う。選手がどう考えてどう行動するか見ます」と課題を口にした。

4-1で迎えた4回には、2死二塁で大関日和外野手(3年)が右越え三塁打で1点追加。さらに岡佐昌樹内野手(3年)、丸山詩温外野手(2年)も三塁打を放ち、3者連続三塁打と打線がつながった。

春季栃木大会での3者連続三塁打は、08年栃木工の矢板中央戦以来となる大会最多タイ記録。麦倉監督は「思い切り振った結果。素直にほめてあげたい」と話した。

佐野日大・麦倉洋一監督(2021年5月)

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