日刊スポーツ

「FAV」入会特典「しゃけまるネックピロー」に ベースランニングもしてきました/谷本安美

「FAV」入会特典「しゃけまるネックピロー」に ベースランニングもしてきました/谷本安美

谷本安美

<#lovefighters>

日本ハムの大ファン・グラビアアイドルの本郷杏奈、北海道出身でつばきファクトリーの谷本安美、元ファイターズガールの工藤彩音が週替わりでコラムに登場します。

   ◇   ◇   ◇

そういえば! 今年のファイターズオフィシャルファンクラブ「FAV」入会特典みなさん何にしましたか? 私は「しゃけまるネックピロー」にしました。特典公開されてからずっと気になってて! 使い心地もいいし、かわいくてとっても良かったです。

そして! この前、オープン戦に行った時にベースランニングをしてきました。「FAV」に入ってマイルをためると、そのマイルでいろいろなイベントに参加出来る中の1つだったんですけど、普段なかなか選手のみなさんが試合しているグランドを走る機会はないので、ちょっと経験してみたくなって申し込んで、初めて参加したんです。

ベースを踏んでみると思ったよりもクッション性? があって、めちゃ硬いのだと思っていたから新しい発見でした! ファンクラブ限定のイベントは他にもたくさんあるので、いろいろなイベント参加してみたいな。【谷本安美】

◆谷本安美(たにもと・あみ)1999年(平11)11月16日生まれ、北海道出身。14年ハロプロ研修生に加入。15年つばきファクトリーが結成され、メンバーに選出。2月21日につばきファクトリー3枚目のアルバム「3rd-Moment-」をリリース。158センチ。

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【日本ハム】6月30日、9月8日は愛犬とスタンド席で観戦できる「ワンだふるフェスティバル」

「ワンだふるフェスティバル」では愛犬とスタンド席で観戦できる(球団提供)

日本ハムは、6月30日のソフトバンク戦と9月8日のオリックス戦(ともにエスコンフィールド)で、愛犬と一緒に楽しめる「ワンちゃんの祭典 ワンだふるフェスティバルinエスコンフィールドHOKKAIDO」を開催する。主な企画は以下の4つ。

<1>ワンだふるシート スタンド席で愛犬と一緒に試合を観戦できる。

<2>ワンだふるグラウンドウォーク 直前まで選手がプレーしていた熱気の残るグラウンドを愛犬と一緒に歩くことができる。

<3>専門プロカメラマンによる撮影会 元祖飛行犬写真家の的場信幸氏を招き、空を飛んでいるかのような躍動感あふれる「飛行犬」の撮影会を開催。エスコンフィールドならではのグラウンドやドッグラン内の2カ所のロケーションで、思い出に残る写真を撮ることができる。

<4>ワンちゃんと一緒に食事できるエリアの設置 Fビレッジ内の、KUBOTA AGRI FRONT(屋外テラス席)、F VILLAGE ADVENTURE PARK(キッチンカー)に、愛犬と一緒に食事できるエリアが設けられる。

その他、しつけ教室やイベント限定グッズ販売会、フォトスポット、最新のペット用アプリ体験なども準備中で、決定次第、球団公式サイトで発表していく。 企画担当者は「既設の愛犬と楽しめる観戦席『ユニ・チャームDOG SUITE』は今年、10倍以上の倍率で、なかなかみなさまに楽しんでいただくことが難しいのが現状でした。このたび、愛犬家のニーズに応え、イベントを企画しました。今後は継続的なイベントになればと思います」。新たな試みで、より多くの野球好き愛犬家が楽しめる空間を演出する。詳細は球団公式サイトまで。

「ワンだふるフェスティバル」では愛犬とスタンド席で観戦できる(球団提供)
「ワンだふるフェスティバル」では愛犬とスタンド席で観戦できる。愛犬と笑顔を見せる(左から)ファイターズガールの鈴木穂乃花さん、田中杏奈さん(球団提供)

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新発田農出身ヤクルト小林宏平2軍チーフアスレチックトレーナー「鳥肌立つくらい感慨深かった」

ヤクルトの小林2軍チーフアスレティックトレーナー。「この仕事で新潟に来られることがうれしい」

オイシックスが新たに加わって開幕した今季のイースタン・リーグ。選手育成の現場で、奮闘している新潟県人がいる。ヤクルトの小林宏平2軍チーフアスレチックトレーナー(43、村上市出身、新発田農-日体大出)は、今季で球団在籍12年目。裏方としてチームを支える仕事について語った。【聞き手=斎藤慎一郎】

   ◇  ◇  ◇

-オイシックス-ヤクルト3連戦(5~7日、ハードオフ新潟ほか)で新潟を訪れた

小林氏 率直にうれしかったです。社会人になって、野球の試合で新潟に来たのは初めてなんです。イースタンの開幕戦、戸田でヤクルトとオイシックスが対戦したのも鳥肌が立つくらい感慨深かったです。

-今の仕事内容は

小林氏 アスレチックトレーナーは体のケアのほかにリハビリやエクササイズなど、少し広い範囲を扱います。選手の状態を各トレーナーから吸い上げて、首脳陣に報告するのも私の役割。この選手はトレーニングを重視しているのか、実戦を積んでいくのか。そこをコーチ陣とディスカッションもします。

-選手と接する上で意識していることは

小林氏 たとえば、1軍に上がるチャンスが来そうな時って、ケガがあっても隠す選手もいるんです。選手がここは真剣に向き合って正直に話さないと、と思うような関係性が重要です。(ヤクルト)小川淳司GMから聞いた「自分がその人にとって出会いの失敗にならないように」という言葉を大切にしているんです。ふざける時はふざけて、真面目に話す時は真面目に。普段から選手が胸の内を明かしやすい存在でいようと思っています。

-新発田農では98年に一塁手として春、夏連続甲子園に出場

小林氏 同期生の4番で主将が加藤健(元巨人捕手、現2軍バッテリーコーチ)、幼なじみの富樫(和大、元日本ハム投手)は当時プロ注目のエース。県内の全チームからエースで4番が集まってきた感じ。レベルは高いし、練習も上下関係も厳しくて、あ、オレは無理だなって(笑い)。

-トレーナーを目指すきっかけは

小林氏 高校2年生の夏までは投手だったんです。トレーニングは比較的自分で考えてできる雰囲気。本を読んで独自にメニューを作って取り組んでいるうちに、体の変化に気がついて、それが面白くなったんです。3年の夏の大会直前に左手首を骨折して、1回戦で和田毅(ソフトバンク)がエースの浜田(島根)に敗れた甲子園では、最後に守備についただけで終わりました。悔しかったし、そういう選手を支えられる仕事に就きたいと思いました。日体大に入学するときは、選手ではなく、裏方志望で野球部に入ったんです。

-新潟の野球界に期待することは

小林氏 野球界だけでなく、スポーツ界全体で、選手や子どもが育ちやすい環境をつくっていただきたいです。私もできることがあれば協力したい。オイシックスでは元ヤクルトの中山君(翔太、27)に頑張ってもらいたいです(笑い)。

◆小林宏平(こばやし・こうへい)1980年(昭55)9月9日生まれ、村上市(旧山北町)出身。大川谷中で野球を始める。新発田農では1年の秋からベンチ入り。日体大に進み、野球部に所属して学生トレーナーとして活動。卒業後、専門学校で学び、06年にトレーナー派遣のメジャー・トレーナーズに入社。日米大学野球選手権の日本代表チームのトレーナーなどを務めた。13年にヤクルトとアスレチックトレーナーとして契約。20年まで1軍トレーナーで、21年から2軍チーフアスレチックトレーナー。

小林宏平トレーナー(中央)にマッサージされ、痛がる山田哲人。左は杉村繁コーチ(2019年2月25日撮影)

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【日本ハム】伊藤大海、関西風うどんの験担ぎよりも本業への意識高め3勝目つかむ

17日の練習中、ボールの握りを確認する日本ハム伊藤

だしより打者に集中する。日本ハム伊藤大海投手(26)が、19日ロッテ戦(エスコンフィールド)で今季本拠地初勝利を狙う。22年に関東風うどん、昨季は関西風うどんを登板前に食して試合に臨んだが、今年は特にだしを決めずに3戦2勝。験担ぎよりも本業への意識を高め、3勝目をつかむ。

   ◇   ◇   ◇

開幕戦勝利をつかんだロッテを、今度は本拠エスコンフィールドで押さえ込む。伊藤は今季登板3試合、いずれもチームの勝利につなげており「変わらずしっかり、いい準備をして。初回、先頭打者、そういう1番最初とかにこだわって投げたい」と意気込んだ。

試合前の勝負飯はうどんと決めているが、昨年までこだわった、だしは「今年は関東かもしれないです」と、特に気にしていない。ドジャース大谷が関東風うどんを食べて完投したといううわさを聞いた22年は、「(関東風を)試合前に食べて、ぼっこぼこやられた」。昨季は関西風にシフトチェンジしたが、自身ワースト7勝止まりだった。消化の良いうどんに罪はないが、こだわってきた、だしについて今季は「あんまり意識しないように」と思考を変えた。

その分、本業のために、より頭を使う。ロッテ打線をイメージしながら「外国人選手2人もよく当たってますし、その前にランナーを出さないこと。いかに最少失点で切り抜けるか。まずしっかりゲームできるように投げていきたい」。打率3割1分7厘、7打点の好調ソト、2本塁打のポランコを軸に、つるつるっとたいらげる。

防御率0・95はリーグ5位。3勝目を挙げれば現在トップのオリックス・エスピノーザに並び、初の月間MVPも見えてくる。「まだ3試合。(シーズン)半分ぐらいでそれだったらすごいかもしれないですけど、まだまだ気は抜けない」。目先のタイトルよりも、今は目の前の打者に集中し、勝利を呼び込む。【永野高輔】

17日の練習中、ブルペン入りする日本ハム伊藤
17日の練習中、ブルペン入りする日本ハム伊藤

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【オリックス】開幕2戦目以来の勝率5割復帰 立役者はベテラン西野真弘「必死でやってるだけ」

楽天対オリックス 5回表オリックス2死満塁、頓宮の左前2点適時打の生還し笑顔を見せる西野(撮影・足立雅史)

<オリックス7-0楽天>◇18日◇楽天モバイル

オリックスが開幕2戦目以来の勝率5割復帰を決めた。楽天に快勝の2連勝で3カード連続の勝ち越し。攻撃陣が今季最多16安打で7点を奪った。先制、中押し、ダメ押しと理想的な展開。中嶋監督は「ちょっとつながってきたのかな。誰でもつながればうれしいですけどね」と喜んだ。

主軸を欠いていた。この日は主に3番を打っていた中川が左足痛で離脱。開幕から不振の森も2試合連続スタメン落ちとなった。そんな中で光ったのがプロ10年目の33歳、西野真弘内野手だった。

3回に先制となる決勝打をしぶとく足で稼いだ。2死一、三塁から三塁への適時内野安打。きわどいセーフの判定に相手からリクエストも覆らず、今季初打点。5回も左前適時打で2年ぶりの複数打点をマーク。7回は右前打で今季初の猛打賞となった。

「ここ数年はレギュラーじゃなかったし、使ってもらってる時に必死でやってるだけ」。規定打席には届かないが、開幕から打率3割以上をキープ。低調だった打線を地味に支えてきた。「相手に嫌らしい打者になりたい」との思いが根底にある。例えば球数を投げさせるため、フリー打撃でファウルを打つ練習もするなど役割に徹している。

8回は代打で2試合ぶり出場の森が左前打。9回には途中出場の安達も今季2安打目を放った。「僕も経験ありますけど、途中から行く人が打てばベンチが盛り上がるし、雰囲気も良くなる」と西野。チーム全体が上向きの状態で、19日から首位ソフトバンクと3連戦に臨む。【大池和幸】

楽天対オリックス 5回表オリックス2死一塁、西川はエンタイトル二塁打を放つ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 選手交代を告げるオリックス中嶋監督(撮影・足立雅史)

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【巨人】育成ウレーニャ支配下登録 阿部監督の“秘蔵っ子”大化けするか 外野手起用へ

3月19日、オープン戦で中前打を放つ巨人ウレーニャ

巨人が育成のエスタミー・ウレーニャ内野手(24)を支配下登録することが18日、分かった。19年オフにドミニカ共和国でのトライアウトで当時2軍監督だった阿部監督自らが発掘。20年から2年間在籍し、22年オフに戦力外となり楽天に移籍したが、今オフに育成で再獲得した。

ウレーニャは今季ここまでイースタン・リーグ17試合に出場。44打数11安打2本塁打5打点で打率2割5分だった。内野手登録だが左翼でのスタメンが6試合と最も多い。1軍でも内外野で起用されることになりそうだ。

巨人は開幕3日前に新外国人で右翼のレギュラーとして期待していたオドーアが2軍調整を拒否して電撃退団した。米大リーグのジャイアンツ傘下からFAとなり5年ぶりに日本球界復帰となった筒香獲得に乗り出すも、16日にDeNA入りが発表された。現状は丸を左翼に置き、中堅、右翼はオコエ、佐々木、萩尾、松原らを起用。ウレーニャも加え、選手層を厚くすることでチーム力の底上げを狙う。

阿部監督の“秘蔵っ子”が大化けして“助っ人”になれるか。アベチルドレンが1軍戦力に加わる。

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【ロッテ】藤岡裕大1軍復帰、日本ハム戦先発へ「2試合出て無事なら合流と聞いています」吉井監督

ロッテ藤岡裕大(2024年3月29日撮影)

ロッテは左太もも裏の張りで6日に出場登録を抹消されていた藤岡裕大内野手(30)が、1軍に復帰する。

16日からイースタン・リーグに出場し、2試合で5打数3安打3打点を記録するなど順調に回復。吉井監督は「2試合出て無事なら合流と聞いています」と話し、打線に厚みが出ると問われると「そらそうよ」と即答。藤岡は19日の日本ハム戦(エスコンフィールド)に先発出場する見込みとなっている。

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【ヤクルト】高津監督、高橋奎二にお怒り「ピリッとしないね。僕もちょっと反省」今季初勝利も3失点

中日対ヤクルト 6回表終了、選手交代を告げる高津監督(右)(撮影・森本幸一)

<中日5-11ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

ヤクルト高津臣吾監督(55)が、今季初勝利を挙げた高橋奎二投手(26)にお怒りだった。初回以外、毎回安打の投球。4点リードの3回には、先頭で迎えた相手先発の柳に左中間への二塁打を許し、そこから3失点した。

結果的に5回8安打3失点で勝利投手となったが、高津監督は「粘ったのかどうかよくわかんないけども、ピリッとしないね。向こうの投手と別に比べるわけじゃないけど、しっかり休養を与えてね。週に1回の登板を任せてるわけなので、全部0で抑えろというわけじゃないんですけど、もっともっとなんていうんかな、大きく成長させていかなきゃいけないなと思いましたね。僕もちょっと反省していますね」と止まらなかった。

一番は、相手投手への安打。カウント1-1から甘く入った148キロ直球を捉えられた。高津監督は「ああいうところがもうこう、なんていうんかな。彼は一生懸命なんでもこう、全力で取り組むんだけども。ちょっと気の抜ける時は人間誰もあるかもしれないけど、やっぱ気が抜けてもやっぱりこうしっかり取れるところはアウト取らないと。9番が出塁すると上位にランナーたまって回っていくわけだから、あそこはしっかり取ってほしかったなと思いますね」と、言葉は強かった。

中日対ヤクルト 試合終了、高橋に手荒い出迎えをする高津監督(右)(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 試合終了、高津監督とタッチを交わす高橋(中央)(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 力投するヤクルト先発の高橋(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 3回裏中日無死、左中間へ二塁打を放つ柳(撮影・森本幸一)

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【楽天】村林一輝10試合連続安打と打撃好調 「出塁することが第一」打順関係なく起爆剤に

楽天対オリックス 6回裏楽天無死、村林は左前打を放ちポーズを決める(撮影・足立雅史)

<オリックス7-0楽天>◇18日◇楽天モバイルパーク

楽天が2戦連続の完封負けを喫した。この日は打線が3安打と低迷。しかしその中でただ1人、村林一輝内野手(26)が好調だ。初回1死走者なしで、中前打で出塁すると、6回先頭では左前打で出塁。3試合ぶりとなるマルチ安打をマークした。去年から変更した打撃フォームには「今のところはしっくりきている」と手応え。これで7日のソフトバンク戦から10試合連続安打となった。

昨季は7月25日の日本ハム戦から自己最高の13試合連続安打を記録。夏場以外も好調で、安打数は21年の6安打を大きく上回る77安打を放つなど、結果を残した。その夏場は32試合連続で1番打者を務めていたが、今季は2番が主戦場。村林は「後ろにいいバッターがたくさんいる。出塁することが第一と試合に臨んでいる」。打順関係なく、チャンスを広げる起爆剤となる。

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【オリックス】曽谷龍平5回無失点で今季初勝利「ホッとはしますけど、まだまだ課題ある」

楽天対オリックス 今季初勝利を挙げ笑顔を見せるオリックス曽谷(撮影・足立雅史)

<楽天0-7オリックス>◇18日◇楽天モバイルパーク

オリックス2年目左腕の曽谷龍平投手(23)が、5回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。

カウント球にも決め球にも投じたツーシームが効果的で、プロ最多7三振を奪った。「変化球が特に良かった。1試合でも多く1軍で投げないといけない。ホッとはしますけど、まだまだ課題もある。先発としてもっと(長い)回を投げられるように」。2四球を課題に挙げ、次の登板に目を向けた。

▽オリックス頓宮(5回に2点適時打)「いいポイントで振れてきている。つないでつないでという形で。明日もいい形で試合に臨める」

楽天対オリックス オリックス先発の曽谷(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 力投するオリックス先発の曽谷(撮影・足立雅史)

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【ヤクルト】村上宗隆4番で“24年1発目”2号「どこの球場でも逆方向に打てるのは僕の持ち味」

中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放つ村上(撮影・森本幸一)

<中日5-11ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

頼れる主砲が、打線のど真ん中に帰ってきた。ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、先制の今季2号2ランを放った。

0-0の1回2死一塁。カウント3-1からの5球目。中日先発・柳の外寄りの141キロ直球を広いバンテリンドームの左翼スタンドギリギリへ運び、14日DeNA戦(横浜)以来の1発をかました。「どこの球場でも逆方向に打てるのは僕の持ち味」と頼もしかった。

4番として“24年1発目”。開幕54打席目で生まれた今季1号は2番で放ったもの。シーズンが始まり、開幕から11試合で本塁打、打点ゼロが続いた。気分転換もかねて、13日に人生初の2番で起用され3試合が続いた。前日17日から2試合連続で4番に座り、この日は5打数3安打2打点。高津監督は「人間なので全てうまくいくとは思っていないですし、彼の苦しむ姿をたくさん見てきたので、またこれも一つ乗り越えて大きく成長していく時期」と爆発に期待した。

打つだけじゃない。4点リードの8回には中前打で出塁し、次打者・サンタナの場面で今季2個目の盗塁。その裏から登板した4番手・嘉弥真が連打で一、二塁のピンチを招くと、内野手の中で誰よりも真っ先にマウンドへ駆け寄り、先輩のお尻をポンとたたいた。

19日は移動し、神宮でDeNA戦。復帰した筒香に対して「敵としてやっかいというか、1人加わったことでベイスターズがより強くなるかなと思う。そこに負けないように厚い打線で戦っていければなと思います」。ヤクルトの中心には、貫禄さえ漂わせる24歳がドンと構える。【栗田尚樹】

○…オスナのバットが止まらなかった。初回に左前打、2回に左翼スタンドへ2号ソロ、5回は左中間への適時二塁打。残すは三塁打でサイクル安打の中、9回は3号満塁弾。「自分がスリーベースを打つのは外野手がずっこけるぐらいしかないので、期待はしていなかったです」と報道陣を笑わせた。高津監督は「今は自分のタイミングでしっかりとしたスイングができてる」と称賛した。

▽ヤクルト高津監督(相手先発の柳に二塁打を許し、5回3失点の先発高橋の投球に)「しっかり休養を与えて、週に1回の登板を任せてるわけなので、全部0で抑えろというわけじゃないんですけど…。僕もちょっと反省していますね」

中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放ちダイヤモンドをまわる村上(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 1回表ヤクルト2死一塁、左越え2点本塁打を放ちチームメートとタッチを交わす村上(撮影・森本幸一)

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【阪神】佐藤輝明プロ4年目初のサヨナラ安打!歓喜の「寒い~」 頼れる「相棒」森下翔太と切磋琢磨

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前にサヨナラ安打を放った佐藤輝(左)は水をかけられ祝福される(撮影・河野匠)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

阪神佐藤輝明内野手(25)がプロ4年目で初のサヨナラ安打を放ち、今季初の3連勝&9日ぶりの5割復帰を導いた。

1-1の延長10回無死満塁。巨人守護神大勢から右前に運び、満員札止めの甲子園を歓喜させた。打率は1割台の低空飛行だが3度のV打点はリーグ最多タイ。チームは10試合連続2点以下の球団ワーストに並んだが、この間4勝4敗2分けのしぶとさ。19日からの首位中日3連戦は背番号8の完全復活で打ち勝ちたい。

   ◇   ◇   ◇

誰が誰だか分からない。跳びはねて喜ぶヒーロー佐藤輝をめがけて、前川や植田から、ペットボトルの雨が降る。「寒い~」。この感覚がたまらない。チーム初のサヨナラ勝ちは、悩める男のバットだった。「うれしかったです。もう覚えてないです。めちゃくちゃ、かけられました」。ヘッドバンドから水をしたたらせ、会心の笑顔を見せた。

力と力の勝負を制した。1-1の延長10回。大山が深刻敬遠され、無死満塁で巡ってきた。打率は1割台でも虎党はいつも背番号8に夢を託す。大歓声の中、大きく息を吐きながら打席に向かった。今季無失点の最強クローザー大勢は、初球から剛球勝負できた。5球目の158キロを必死に当ててファウルにし、勝負の6球目。フルカウントでも見逃すつもりはなかった。

佐藤輝 真っすぐ勝負は分かっていた。振り負けないようにいきました。絶対に力が入るので、力を抜いてリラックスしていきました。なんとか抜けてくれてよかったです。

熱い心のまま、頭は冷静に保っていた。内角に食い込む155キロを振り抜き、鋭く一塁手の横を抜いた。最高のフィナーレだ。実はプロ入り初のサヨナラ安打だった。今季の勝利打点は同僚の森下らに並ぶリーグトップの3個目。佐藤輝のバットが火を噴けば、阪神の勝利が近づくことを、また証明した。

もがきに、もがいてきた。オフから固めてきた新フォームだが、まさかの開幕から絶不調。ただ、今の佐藤輝には頼れる「相棒」がいる。森下だ。目指す打撃スタイルが似ていることもあり、意気投合。後輩でもリスペクトを持って接する。「あの球、どうやって打った?」「どういう狙いだったの?」。印象的な快打を続ける森下に、技術面やアプローチまで、質問するのが日常だ。その森下とともに難敵の菅野、大勢から得点を奪い取った。

打線の低迷はまだ底を打っていない。これで球団ワーストに並ぶ10試合連続の2得点以下。佐藤輝も責任を痛感している。「最後、打てたので、それはよかったと思います。これをきっかけにもっと打っていけるように頑張ります」と誓った。お立ち台を終えると、応援席からの大合唱が甲子園に響いた。「テ~ル! テ~ル!」。チームも今季初の3連勝で9日ぶりの勝率5割に復帰。さあ、ここからだ。【柏原誠】

▼佐藤輝が10回にサヨナラ安打。佐藤輝は23年8月12日ヤクルト戦でサヨナラ犠飛を打っているが、サヨナラ安打は自身初めてだ。また、阪神は7日ヤクルト戦から続く2得点以下が、これで10試合連続。連続2得点以下の記録は62年国鉄と93年巨人がマークした12試合が最長だが、阪神では59年と12年に記録した10試合に並ぶ球団ワーストタイ。

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝(中央)はチームメートに祝福のウオーターシャワーをかけられる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前にサヨナラ安打を放った佐藤輝(左)は水をかけられ祝福される(撮影・河野匠)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ安打を放った佐藤輝(中央)はナインからウオーターシャワーの祝福を受ける(撮影・上田博志)
阪神対巨人 ヒーローインタビューを終えお立ち台でガッツポーズする阪神佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝(中央)は西勇(同上)らチームメートに祝福のウオーターシャワーをかけられる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ち祝福される佐藤輝(中央)(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前へサヨナラ適時打を放つ佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ちヘルメットを脱ぎ捨てる佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝はサヨナラ右適時打を放つ。投手は大勢(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前へサヨナラ適時打を放ちベンチを指さす佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ちヘルメットを脱ぎ捨てる佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝のもとへ駆け出すナイン(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前にサヨナラ打を放った佐藤輝(左)はウオーターシャワーで祝福される(撮影・河野匠)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝(中央)はチームメートに祝福のウオーターシャワーをかけられる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ち祝福される佐藤輝(中央)(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、大勢は佐藤輝にサヨナラ右適時打打たれる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝はサヨナラ右適時打を放つ(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝はサヨナラ右適時打を放つ。投手は大勢(撮影・加藤哉)

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【中日】柳裕也4回途中6失点KOで今季初黒星 バンテリンドームでは3年越しの8連敗

中日対ヤクルト 4回表ヤクルト2死満塁、マウンドを降りる柳(中央)(撮影・森本幸一)

<ヤクルト11-5中日>◇18日◇バンテリンドーム

中日柳裕也投手(29)が今季初黒星を喫した。昨年4月以来となる中5日先発で4回途中KOされた。

初回、村上に先制2ランを浴びるなどいきなり3失点。ここ12試合継続中だった2失点以下のチーム記録は早々に途絶え、3回2/3 9安打6失点。ここまで19回で与四球1だった制球も5四球と乱れ「最後まで技術とメンタルを修正できませんでした」とうなだれた。

本拠地での白星は22年8月以来遠ざかっている。昨季も0勝6敗。これでバンテリンドームでは3年越しの8連敗となった。

9回には祖父江がオスナに満塁弾を浴びるなど、今季ワースト11失点で連勝ストップした。立浪和義監督(54)は柳の乱調に「中5日の影響かどうかはわかならないが、キレがないように見えた。またしっかり調整してやってくれると思います」と次回登板に期待した。

中日対ヤクルト 4回表ヤクルト2死満塁、青木宣親に押し出し四球を与えガックリする柳(撮影・森本幸一)
中日対ヤクルト 力投する中日先発の柳(撮影・森本幸一)

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【巨人】菅野智之8回1失点快投も鬼門でサヨナラ負け「全然負けた気がしないんだけど」阿部監督

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝はサヨナラ右適時打を放つ。投手は大勢(撮影・加藤哉)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

巨人が今季2度目のサヨナラ負けを喫した。

甲子園は、やはり鬼門だった。延長10回、守護神大勢がつかまった。中野、森下に連打されて、大山は申告敬遠で無死満塁。1死も奪えずに最後は佐藤輝にサヨナラ打を浴びた。阿部監督は「いつも紙一重。みんな必死でやってるし、形もつくれている。ここをみんなで我慢してやっていけば」と話した。

昨季3勝10敗と大きく負け越した甲子園でまたしても魔物にやられた。2回に小林の先制打で1点を先取し、先発菅野も8回途中1失点の快投で応えた。指揮官は「全然負けた気がしないんだけど、結果的にやっぱり去年のチャンピオンチームだなと。終盤の粘りはすごいなと思いながら見ていた」と冷静に分析した。6連勝で勢いをつけて乗り込んだ甲子園で2敗1分け。19日からは広島に場所を移して3連戦が続く。最後は自ら「明日、明日だよ」と言い聞かせた。

▽巨人大勢(10回に登板し3安打1失点で1敗目)「明日も試合がある。今日できる反省をしっかりやって、次またしっかりチームの力になれるように投げたいと思います」

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、大勢は佐藤輝にサヨナラ右適時打打たれる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、大勢は佐藤輝にサヨナラ右適時打打たれる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝にサヨナラ打を浴び、がっくりと引き揚げる大勢(左)とねぎらう小林(撮影・河野匠)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝にサヨナラ打を浴び、がっくりと引き揚げる大勢(左)とねぎらう小林(撮影・河野匠)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、菅野に降板を告げ、ベンチへ戻る阿部監督(撮影・河野匠)
阪神対巨人 5回裏を終え、悪送球した泉口(手前)の謝罪? を笑顔で受け入れる菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 5回裏を終え、悪送球した泉口(手前)の謝罪? を笑顔で受け入れる菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 5回裏阪神2死、泉口は近本の三ゴロを捕球するも一塁へ悪送球(撮影・上田博志)
阪神対巨人 8回裏阪神2死一、二塁、坂本は佐藤輝の邪飛を追ったが捕球出来ず(撮影・加藤哉)

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【巨人】「スガコバ」今季21イニング目で初失点 菅野智之3勝目ならずも「悲観することない」

阪神対巨人 8回裏途中に降板し、ベンチでうつむく菅野(撮影・河野匠)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

巨人は「スガコバ」が今季21イニング目で初失点を喫した。

菅野智之投手(34)が小林誠司捕手(34)と今季3試合目のバッテリーを組み、7回1/3を6安打1失点。8回1死一、二塁から森下に同点適時打を浴びた。これまで2試合で13イニング連続無失点だったが、今季2人のコンビで初失点。3勝目はならずも、菅野は「同点で止められたし、そんなに悲観することはない」と次回登板を見据えた。

▽巨人大勢(10回に登板し3安打1失点で1敗目)「明日も試合がある。今日できる反省をしっかりやって、次またしっかりチームの力になれるように投げたいと思います」

阪神対巨人 8回、同点に追いつかれた菅野(中央)はベンチで悔しそうな表情を見せる(撮影・上田博志)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、マウンドで阿部監督(手前)と言葉を交わす菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、阿部監督(右)はマウンドで菅野に降板を告げる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 力投する巨人先発の菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 力投する巨人先発の菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、森下に適時打を浴び、悔しそうな表情を見せる菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、菅野は森下に左適時打を打たれ失点(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、マウンドを下りる菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、森下に適時打を浴び、悔しそうな表情を見せる菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 力投する巨人先発の菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 1回裏を無失点に抑えるも、得点圏に走者を出し、不満そうな表情で引き揚げる菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、大山を空振り三振に仕留め、雄たけびを上げる菅野(撮影・河野匠)
阪神対巨人 巨人先発の菅野(撮影・上田博志)

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【楽天】打線改造実らず2試合連続0封負け「試行錯誤」今江監督 12球団唯一カード勝ち越しなし

楽天対オリックス ベンチで厳しい表情を見せる楽天今江監督(撮影・足立雅史)

<オリックス7-0楽天>◇18日◇楽天モバイルパーク

楽天は打線の組み替えも実らず、2試合続けて0封負けを喫した。

今江敏晃監督(40)は「とにかく試行錯誤。いるメンバーでやっていくしかない」と厳しい表情で話した。オリックス先発の左腕曽谷に対し、右打者6人を並べたが散発3安打とつながらなかった。伊藤裕季也内野手(27)をプロ初の4番に据えたが、3三振を含む4打席凡退。移籍後初スタメンの山田遥楓内野手(27)は1四球を選ぶも、2三振だった。

「4番伊藤裕」について、今江監督は「4番目の選手ってだけ。本来なら浅村が4番ってところなんですけど、浅村の状態が3番のところでリズム的にも良くなってきた。そういう意味で動かすのも1つですけど、打線として出てる選手がいいリズムで打席に入れるのを踏まえた上で、入れ替わる選手をスポットで入れた」と説明。3番浅村を動かさずに臨んだが、伊藤裕は3三振。大きなスイングで空を切る場面が続き「4番みたいなバッティングをしてましたけどね。意識はしてしまうけど、結果がああなった。しっかり反省してもらいたい」と巻き返しに期待した。

開幕から6カードを終えたが、またも勝ち越せなかった。カード勝ち越しなしは、12球団で楽天だけだ。西武と並ぶ最下位に後退した。

楽天対オリックス 9回裏楽天無死、中飛に倒れた浅村(右端)に厳しい表情を見せる今江監督(左端)(撮影・足立雅史)

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【阪神】岡田監督「こんなんで喜んでたらあかん(笑)」今季初サヨナラ勝ち&2桁安打/一問一答

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ安打を放った佐藤輝(中央右)は岡田監督と握手を交わす(撮影・上田博志)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

阪神が今季初のサヨナラ勝ちで、3カードぶりの勝ち越しを決めた。

これで8勝8敗2分けとなり、勝率5割となった。1-1で迎えた延長10回、中野、森下の連打で無死一、三塁の好機をつくると、4番大山は申告敬遠。無死満塁から最後は佐藤輝明内野手(25)が、右翼線へサヨナラの適時打を放った。岡田彰布監督(66)は「2ケタ安打がうれしいですね」と喜んだ。

阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

-つないでサヨナラ

そうですね。2ケタ安打がうれしいですね。

-佐藤が決めた

いやいや、もう中野出たところで森下ずっと良かったので、そうですね、まあ、なんていうかバントをさせるような選手じゃないんで森下にかけましたけどね。よく中野も走りましたよね。

-森下は8回の同点打

バント失敗で嫌な感じだったですけど。ホントもうね、いいとこでずっと打ってる感じですね。

-8回は前川が代打で出塁した

いやいやもう、糸原かね、前川だったんですけど、前川にかけたんですけどね。

-西勇が好投した

いやもう、前回もね、良かったけど、今日もね、勝ち星ちょっと付かなかったけど、ずっといいピッチングしてるんでね。まあ、前の回かな、あれ回ってたらもうそのままいかすつもりだったんですけど。

-桐敷も力強いボールだった。

いやいやもういつも通りの、ええ。今日はもうゲラとね(岩崎)2人休ますつもりやったんで、あとはね他のピッチャーでつなぐ予定だったから。

-2ケタ安打

いや、こんなんで喜んでたらあかん(笑い)。まあうれしいねえ、やっとというかねえ。

-引き分け挟んで今季初の3連勝、勝率5割復帰

まあまだねえ、やっと1周りねえあたってねえ、巨人が今日ねえ、このカード2回目なんだけど、これからじょじょにね、大体今年のチームというか、大体分かってきたんでね、まあ、5割戻ったんはよかったと思いますけど、これからですね。

-明日は初勝利がかかっている青柳

いやいや、そうですね、まあそんな悪い内容じゃないんでね。先発ピッチャーは1つ勝ち星をつけるのが1番の薬だと思うので、なんとか先発に早いうちに点を取って、青柳の勝ち星がつくようにね。まぁ今日でちょっと吹っ切れたかもわからないですね、打線も。明日からもっと打ってくれるでしょう。

阪神対巨人 サヨナラ右適時打を放った佐藤輝を笑顔で迎える岡田監督(右)(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、ベンチで笑みを見せる岡田監督(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、ベンチで笑みを見せる岡田監督(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ安打を放った佐藤輝(中央)はナインからウオーターシャワーの祝福を受ける(撮影・上田博志)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝(右)はサヨナラ安打を放つ(撮影・上田博志)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前にサヨナラ安打を放った佐藤輝(左)は水をかけられ祝福される(撮影・河野匠)
阪神対巨人 10回裏阪神無死一塁、中前打を放った森下はガッツポーズをする(撮影・上田博志)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝(中央)はチームメートに祝福のウオーターシャワーをかけられる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 ヒーローインタビューを終えお立ち台でガッツポーズする阪神佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝(中央)はチームメートに祝福のウオーターシャワーをかけられる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前にサヨナラ安打を放った佐藤輝(左)は水をかけられ祝福される(撮影・河野匠)

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【楽天】浅村栄斗「結果残して継続できるように」歴代6位タイ1180試合連続出場、広沢克実に並ぶ

楽天対オリックス 9回表オリックス1死二塁、頓宮の打球をさばき三ゴロとする浅村(撮影・足立雅史)

<オリックス7-0楽天>◇18日◇楽天モバイルパーク

楽天浅村栄斗内野手(33)が3番三塁でフル出場し、連続試合出場をプロ野球歴代6位タイとなる1180試合とした。

広沢克実(巨人)に並んだ。「結果残して、ずっと継続できるようやりたい。また頑張りたいと思います」と決意を口にした。

西武時代の15年から連続試合出場を継続。昨年9月には、パ・リーグ記録だった松井(西武)の1143試合を抜いた。

この日は無安打に終わったが、6回無死一塁では四球を選び好機を広げた。

楽天対オリックス 4回裏楽天無死、遊ゴロに倒れる浅村(撮影・足立雅史)

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【阪神】佐藤輝明 今季チーム初&自身初となるサヨナラ安打「最高です!」/お立ち台一問一答

阪神対巨人 ヒーローインタビューを終えお立ち台でガッツポーズする阪神佐藤輝(撮影・前田充)

<阪神2X-1巨人>◇18日◇甲子園

阪神が今季初のサヨナラ勝ちで、3カードぶりの勝ち越しを決めた。これで8勝8敗2分けとなり、勝率5割となった。延長10回、無死満塁から阪神佐藤輝明内野手(25)が自身初めてとなる右翼線へサヨナラ安打(23年にサヨナラ犠飛あり)を放った。お立ち台での一問一答は以下の通り。

-ナイスバッティング

「最高です!」

-打席での気持ちは

「回ってきたら絶対決めてやろうという気持ちで入りました」

-狙いは

「振り負けないように、しっかりスイングすることを心がけて打席に入りました」

-大勢

「真っすぐ勝負してきてくれていたので、振り負けないように頑張りました」

-サヨナラ打は

「それまでチャンスで凡退とかあったので、最後は決められてよかったと思います」

-投手戦。西勇の投球は

「さすがだなと思って見ていました」

-投手陣のみなさんのピッチングは

「野手陣がなかなか打てていないので、これから打てるように頑張ります」

-巨人3連戦の戦いは

「厳しい試合が続いたんですけど、最後勝ちきることができて、いい流れが来ているんじゃないかなと思います」

-メッセージを

「最後までご声援ありがとうございます。明日からも甲子園なので、頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前へサヨナラ適時打を放つ佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝はサヨナラ右適時打を放つ。投手は大勢(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前へサヨナラ適時打を放ちベンチを指さす佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ちヘルメットを脱ぎ捨てる佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ちヘルメットを脱ぎ捨てる佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝のもとへ駆け出すナイン(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前にサヨナラ打を放った佐藤輝(左)はウオーターシャワーで祝福される(撮影・河野匠)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝(中央)はチームメートに祝福のウオーターシャワーをかけられる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ち祝福される佐藤輝(中央)(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ち祝福される佐藤輝(中央)(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ安打を放った佐藤輝(中央右)は岡田監督と握手を交わす(撮影・上田博志)
阪神対巨人 ヒーローインタビューを終えガッツポーズする阪神佐藤輝(撮影・前田充)

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【阪神】今季初のサヨナラ勝ちで勝率5割!佐藤輝明プロ初のサヨナラ適時打で決めた

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ちヘルメットを脱ぎ捨てる佐藤輝(撮影・前田充)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

阪神が今季初のサヨナラ勝ちで、3カードぶりの勝ち越しを決めた。これで8勝8敗2分けとなり、勝率5割となった。

前夜に決勝打を放った森下翔太外野手(23)が、この日も流れを変えた。序盤は巨人先発の菅野を前に、阪神打線が沈黙。7回までわずか3安打に抑え込まれ、9三振を喫した。

2回に先制を許し、0-1のまま迎えた8回。代打前川が左前打で出塁すると、近本も左前打で続き無死一、二塁。中野は犠打失敗となったが、ここで打席に立った森下が初球のスライダーを捉え、同点の左前適時打を放った。

そして迎えた延長10回、中野、森下の連打で無死一、三塁の好機をつくると、4番大山は申告敬遠。最後は佐藤輝明内野手(25)が、自身初めてとなる右翼線へサヨナラ適時打(23年にサヨナラ犠飛あり)を放った。

先発の西勇輝投手(33)は2回に小林の先制適時打で1点を失うも、その後は無失点に抑えて8回4安打1失点。今季初白星は次戦に持ち越しとなったが、8回5安打無失点だった前回11日広島戦(甲子園)に続き、粘り強く好投を見せた。

守備では2回に二塁手の中野拓夢内野手(27)が、巨人泉口の一、二塁間への打球に横っとびし好捕。7回には大山が泉口の外野へ抜けそうな打球に、グラブを目いっぱい伸ばしてキャッチ。持ち味の守備からリズムをつくり、逆転劇を呼び込んだ。

▼佐藤輝が10回にサヨナラ安打。佐藤輝は23年8月12日ヤクルト戦でサヨナラ犠飛を打っているが、サヨナラ安打は自身初めてだ。また、阪神は7日ヤクルト戦から続く2得点以下が、これで10試合連続。連続2得点以下の記録は62年国鉄と93年巨人がマークした12試合が最長だが、阪神では59年と12年に記録した10試合に並ぶ球団ワーストタイ。

▼阪神のサヨナラ勝ちは今季初。巨人戦に限れば、21年9月4日に大山がビエイラから逆転2ランを放って以来、3年ぶり。

▼阪神は7日ヤクルト戦から続く2得点以下が、これで10試合連続。連続2得点以下の記録は62年国鉄と93年巨人がマークした12試合が最長だが、球団では59年と12年に記録した10試合に並ぶ球団ワースト。なおこの期間中の阪神は、59年は1勝8敗1分け、12年は2勝6敗2分けと苦戦したが、今季は4勝4敗2分けと健闘している。

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前へサヨナラ適時打を放ちベンチを指さす佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝(右)はサヨナラ安打を放つ(撮影・上田博志)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前へサヨナラ適時打を放つ佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝はサヨナラ右適時打を放つ。投手は大勢(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ安打を放った佐藤輝(中央右)は岡田監督と握手を交わす(撮影・上田博志)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、サヨナラ安打を放った佐藤輝(中央右)は岡田監督と握手を交わす(撮影・上田博志)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、大勢は佐藤輝にサヨナラ右適時打打たれる(撮影・加藤哉)
阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、佐藤輝はサヨナラ右適時打を放つ(撮影・加藤哉)

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【オリックス】楽天に連勝で開幕2戦目以来の勝率5割復帰 西野真弘V打、曽谷龍平が今季初勝利

楽天対オリックス 5回表オリックス2死三塁、西野は左前適時打を放ちガッツポーズ(撮影・足立雅史)

<オリックス7-0楽天>◇18日◇楽天モバイル

オリックスが2連勝で、開幕2戦目以来の勝率5割復帰を決めた。

3回に2死走者なしから連打でチャンスをつくり、西野真弘内野手(33)の三塁への適時内野安打で先制。5回にも2死三塁から、再び西野の左前適時打で2点目を奪った。さらに満塁と攻め立て、頓宮裕真捕手(27)にも2点適時打が飛び出し、リードを広げた。

2度目の先発となった曽谷龍平投手(23)は5回2安打無失点で今季初勝利。「無駄な四球を出してしまったことは反省点ですが、全体的にはストライク先行で勝負することができました」と振り返った。プロ最多7三振を奪う力投だった。

楽天対オリックス 5回表オリックス2死三塁、西野は左前適時打を放つ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 3回表オリックス2死一、三塁、西野は先制適時内野安打を放つ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス オリックス先発の曽谷(撮影・足立雅史)

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【DeNA】筒香嘉智「毎日試合の結果は見ていました」応援歌聞いて高ぶる気持ち変わらず/一問一答

入団会見でDeNA三浦監督(右)からユニホームを渡される筒香(撮影・江口和貴)

「ハマの大砲」が横浜に帰ってきた。20年からのメジャー挑戦を経て、DeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が18日、本拠地・横浜スタジアムで公開入団記者会見に出席した。

約9600人のファンが傘やレインコートで雨をしのぎながら筒香タオルやユニホームを掲げて、おなじみの応援歌を熱唱。サプライズで登場した三浦大輔監督(50)から背番号25のユニホームを手渡され、5年ぶりにDeNAのユニホームに袖を通した。

   ◇   ◇   ◇

-チームは背番号「25」を空けていた

この25番という背番号は、僕の尊敬する先輩でもあります村田修一さんから譲っていただいた番号で、それなりの覚悟を持ってこの番号を背負ってプレーしてきました。その中で25番を空けてずっと待っていただいていたのは、本当に感謝しても足りないくらいのいろいろな喜びがあります。

-DeNAの戦いは見ていたか

映像ではなかなか見れる機会というのは少なかったですが、毎日試合の結果というのは見ていました。

-今のチームはどう見る?

まだ合流していないので、曖昧なことは言えないですが、非常に若い選手が多く、魅力のある選手がそろっている。敵チームからも嫌がられる選手も数多くいるのではないかと思っているので、非常に楽しみなチームだなと思っています。

-度会は横浜高校の後輩になる。印象は

誰が見ても非常に魅力のある選手ですし、本当に全てのことができる選手だと思っている。今後ベイスターズの中心となって勝利に向かって、勝利に貢献することは間違いない選手だなと思います。

-公開入団会見は異例

このような場を設けていただいたDeNAの関係者の皆さまには本当に感謝してます。

-現在のコンディションは

まだ試合に出てないので、練習と試合が違った部分というのは必ずあると思いますので、試合に出てみないと、というところです。

-アメリカで野球観とか人生観は変わった

もちろん変わります。

-どう変わった

それを話すと5時間じゃ足りないです(笑い)。

-チームに戻ってきて、変わらなかったもの

やはり応援歌を聞いた時の自分の高ぶる気持ちというのは渡米前と変わっていないです。

入団会見でDeNA三浦監督(右)からユニホームを渡され着用する筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でDeNA三浦監督(右)からユニホームを渡され着用した筒香(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見でユニホームを着用した筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
大勢のDeNAファンが見つめる中、入団会見に登壇する筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムで行われる入団会見のステージに登壇する筒香(撮影・江口和貴)
筒香嘉智の入団会見でサプライズ登場したDeNA三浦監督(撮影・江口和貴)
入団会見でDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見で写真に納まる筒香(中央)。右は三浦監督、左は萩原チーム統括本部長(撮影・江口和貴)
筒香の入団会見に集まった大勢のDeNAファン(撮影・江口和貴)
筒香の入団会見に集まった大勢のDeNAファン(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでの入団会見に臨む筒香(中央左から3人目)(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでDeNA入団に臨む筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでDeNA入団に臨む筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と笑顔で握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見で背番号「25」のユニホームを着用した筒香(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見で背番号「25」のユニホームを着用した筒香(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見を終えた筒香(右)に拍手する、左から桑原、山崎、柴田(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見に臨む筒香を見つめる桑原(左)と山崎(撮影・江口和貴)

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【阪神】菅野智之からついに得点 8回にクラッチヒッター森下翔太同点の左前打

阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、左前適時打を放つ森下(撮影・河野匠)

<阪神-巨人>◇18日◇甲子園

阪神がついに菅野智之投手(34)の「0行進」を止めた。チーム1のクラッチヒッターが面目躍如の一打を放った。

0-1の8回、先頭の代打前川右京外野手(20)が左前打。近本光司外野手(29)の左前打とバント失敗で1死一、二塁として、森下翔太外野手(23)が左前打を放ち、1-1に追いついた。

菅野は今季、2試合連続で計13回を無失点。この試合も7回まで無失点を続け、今季21イニング目での初失点となった。

阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、同点となる左前適時打を放ちガッツポーズする森下(撮影・前田充)
阪神対巨人 8回裏阪神1死一、二塁、森下は左前に同点適時打を放つ(撮影・上田博志)

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【DeNA】筒香嘉智「僕の中で非常に大切な言葉」南場オーナーから熱い言葉 古巣復帰決断の理由

入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)

「ハマの大砲」が横浜に帰ってきた。20年からのメジャー挑戦を経て、DeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が18日、本拠地・横浜スタジアムで公開入団記者会見に出席した。

約9600人のファンが傘やレインコートで雨をしのぎながら筒香タオルやユニホームを掲げて、おなじみの応援歌を熱唱。サプライズで登場した三浦大輔監督(50)から背番号25のユニホームを手渡され、5年ぶりにDeNAのユニホームに袖を通した。

   ◇   ◇   ◇

筒香が雨の中で集まった約9600人のファンを見渡した。「おかえりー!」と熱烈な歓迎を受けながらなじみのある応援歌に聴き入る。「正直、かなり鳥肌が立っています。大好きな応援歌ですので、久々に聴けて興奮しています」と気持ちを高ぶらせた。

5年ぶりの古巣復帰。決断の理由はいたってシンプルだった。「僕は常に野球がうまくなる方を選んで、選択をしてきたつもりです。その中でベイスターズで優勝したいという思いが、日本でプレーをするモチベーションになりました」。野球がうまくなりたい。横浜で優勝したい。日本復帰を決めてからは、DeNAファンが待ちわびる声も耳に入った。入団時には空席が目立ったハマスタも、今ではぎっしり埋まる。ファンの存在に感謝し「満員の中でプレーできるのは選手として非常に幸せなこと」とかみしめた。

もう1つ、心を動かされた存在があった。米挑戦後も、毎年南場オーナーから熱いメッセージが届いた。詳細は「僕の中で非常に大切な言葉でしたので、心の中にとどめさせていただけたら」と明かさずも「心を動かされるような言葉をかけていただき感謝しています。南場オーナーが目標に掲げている横浜で優勝というものに一緒のピースとして一生懸命頑張りたい」と覚悟が決まった。

見据える先はもう前しかない。米国で過ごした4年は思うような成績ではなかったが、かけがえのない財産になった。「生きるか死ぬか、毎日が勝負の日々でした」。結果を受け入れ、自分と向き合い、野球がうまくなるために身をささげる。その姿勢は変わらない。「過去のことを振り返っている時間もない。今はベイスターズのために必死に頑張るだけ。変わらず自分のパフォーマンスでポジションを取りにいくだけ」と言った。

順調に調整が進めば最短で4月中の1軍合流を視野に入れる。「シーズンが終わった後に、皆さまと一緒に喜び合えるよう、精いっぱい頑張ります」。26年ぶりの歓喜へ。筒香が横浜で横浜の夢をかなえる。【小早川宗一郎】

○…三浦監督が筒香の公開入団記者会見にサプライズ登場した。背番号25のユニホームを手渡し「やはり横浜スタジアムが似合う男だなと思います。大きな柱となって、チームの起爆剤となって突っ走ってもらいたいと思います」と期待を込めた。雨が降りしきる中の登場で「すみません、雨を降らしてしまいまして…(笑い)。来るのやめようかなと思ったんですけど」と雨男ぶりを遺憾なく発揮。筒香はジャイアンツ退団後に「『おい、帰ってこいよ。じゃあまたな』と15秒くらいで電話が終わりました」と、指揮官から電話でラブコールを受けていたことをモノマネしながら明かし「三浦さん以上に横浜スタジアムが似合う男になれるように頑張ります」と気合を入れた。

○…チームメートたちが筒香の入団会見を見届けた。広島からの移動日のこの日、かつてともにプレーした桑原、山崎、柴田が一塁側ベンチに駆けつけた。山崎は筒香の復帰に「優勝するために戻ってきてくれたと思ってる。早く次に会えるのが楽しみ」と心待ちにしており、1学年先輩の姿に拍手を送った。

入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と笑顔で握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでDeNA入団に臨む筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見にサプライズ登場したDeNA三浦監督(右)の言葉で笑顔を見せる筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でDeNA三浦監督(右)からユニホームを渡される筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でDeNA三浦監督(右)からユニホームを渡され着用する筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でDeNA三浦監督(右)からユニホームを渡され着用した筒香(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見でユニホームを着用した筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見でユニホームを着用し、DeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
入団会見に臨みDeNA三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・江口和貴)
大勢のDeNAファンが見つめる中、入団会見に登壇する筒香(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムで行われる入団会見のステージに登壇する筒香(撮影・江口和貴)
筒香嘉智の入団会見でサプライズ登場したDeNA三浦監督(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見で写真に納まる筒香(中央)。右は三浦監督、左は萩原チーム統括本部長(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見でユニホームを着用し笑顔を見せる筒香(左)。右は三浦監督(撮影・江口和貴)
筒香の入団会見に集まった大勢のDeNAファン(撮影・江口和貴)
筒香の入団会見に集まった大勢のDeNAファン(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでの入団会見に臨む筒香(中央左から3人目)(撮影・江口和貴)
横浜スタジアムでの入団会見に臨む筒香(右)(撮影・江口和貴)
筒香の入団会見であいさつするDeNA萩原チーム統括本部長(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見を終えた筒香(右)に拍手する、左から桑原、山崎、柴田(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見に臨む筒香を見つめる桑原(左)と山崎(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見で背番号「25」のユニホームを着用した筒香(撮影・江口和貴)
DeNA入団会見で背番号「25」のユニホームを着用した筒香(撮影・江口和貴)

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【巨人】高梨雄平、国内FA権取得「ジャイアンツがいい評価してくれたら、それが一番うれしい」

巨人高梨雄平(2024年4月9日撮影)

巨人高梨雄平投手(31)が18日、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。社会人のENEOSから16年ドラフト9位で楽天に入団し、20年途中に巨人にトレード加入。出場登録日数が7年に到達した。「今年しっかり働いて、権利をちゃんと価値ある形で持っておかないとダメだと思う。行使については僕はジャイアンツが大好き。ジャイアンツがいい評価をしてくれたら、それが一番うれしい」と話した。

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【阪神】右肩痛治ったビーズリー2軍戦で最長5回を無失点「どう打ち取るかつかめてきた」好感触

阪神対オリックス 2軍戦に先発したビーズリー(撮影・石井愛子)

<ウエスタン・リーグ:阪神2-3オリックス>◇18日◇鳴尾浜

阪神2軍調整中のジェレミー・ビーズリー投手が状態を上げてきた。

ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に右肩の不調から復帰して2度目の先発。前回から2イニング伸ばして5回を無失点に抑えた。「最後は疲れたけど、去年のように、どうやって打者を打ち取るかという感覚がつかめてきた。その面ですごくよかった」。キャンプで投げ込めておらず、課題の体力面を2軍で投げながら解消していく。

阪神対オリックス 3回を終え笑顔でベンチに引き揚げるビーズリー(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発のビーズリー(撮影・石井愛子)

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【阪神】新外国人育成ベタンセス2軍戦2度目登板で初失点 最速154キロ「自分の力出すだけ」

阪神対オリックス 阪神3番手のベタンセス(撮影・石井愛子)

<ウエスタン・リーグ:阪神2-3オリックス>◇18日◇鳴尾浜

3月に育成契約した阪神ホセ・ベタンセス投手(24)が2軍オリックス戦で2度目の公式戦登板に臨んだ。

3番手で7回にマウンドに上がり、内野安打、捕逸、捕ゴロで来日初失点(自責なし)。だが最速は154キロを計測し、スライダーにも切れ味があった。「前回と同じく自分の力を出すことだけ意識した。直球をできるだけゾーンに投げられるように頑張っていきたい」と満足そうだった。

阪神対オリックス 阪神3番手のベタンセス(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 7回表、ステップを踏みながらベンチに引き揚げるベタンセス(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 7回表、ステップを踏みながらベンチに引き揚げるベタンセス(撮影・石井愛子)

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【阪神】6月ファミリーデーのテーマは「鉄道対決」駅員キャップ配布、駅員紹介風スタメン発表も

阪神球団旗(2023年7月撮影)

阪神は6月9日西武戦(甲子園)で開催する「Family with Tigers Day」で実施するイベント概要を発表した。

当日は「ファン参加型鉄道対決!」をテーマに、「駅員キャップ」が入場者全員にプレゼントされる。スタメン紹介では、選手が制服と制帽を着用した駅員に扮した映像が流れる。詳細は球団公式ホームページへ。

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【ソフトバンク】ドラ1前田悠伍4月20日2軍戦で公式戦デビュー「試す意味でも1球1球しっかり」

4月7日シート打撃に登板した前田悠伍(撮影・林敢治)

黄金左腕がベールを脱ぐ。ソフトバンクのドラフト1位、前田悠伍投手(18)が20日の2軍広島戦(タマスタ筑後)で公式戦デビューする。

中継ぎで1~2イニング登板予定。デビュー戦を2日後に控えた18日は、ブルペンで計19球を投じた。真っすぐ、変化球ともに手応え十分。本番へ万全を期した。未来のスター候補として期待のかかる背番号41が、エースへの第1歩を踏み出す。

   ◇   ◇   ◇

黄金左腕がベールを脱ぐ。ドラフト1ルーキー前田悠は、公式戦デビューにイメージを膨らませた。「自分のやってきたことがどれだけ通用するか。試す意味でも1球1球しっかり投げれたらいいかなと思います」。20日の2軍広島戦に中継ぎで1~2イニング登板予定。持てる力を全て出し切るつもりだ。

じっくり力を蓄えてきた。未来のエース候補として期待される金の卵。入団後から球団が考案した「特別育成プログラム」に沿ってメニューを消化してきた。春季キャンプ中には4度のブルペン入り。今月7日、14日と2度のライブBPに登板。高卒1年目でメインは体づくりとし、計画的に段階を踏んできた。「筋肉量が増えた。その分ボールに変化は出てきている。球の強さは感覚的に上がっている」。体重の変化こそはないが、体つきはがっちりしてきた。

同期入団で大卒組の岩井、村田、沢柳はすでに1軍初登板を終えた。前田悠は「自分のペースで」と周りは意識しないが、マウンドに立ちたい思いは人一倍。「待ちに待ったというか…。楽しみの方が大きいので、緊張とかはしないと思います」。大阪桐蔭では春夏通算3度の甲子園に出場。3年時にはU-18日本代表のエースとして初の世界一に貢献した。何度も大舞台を経験しているだけに、プロ初登板も動じることはない。

入念に調整し、手応えは十分だ。本番を2日後に控えたこの日はタマスタ筑後でブルペン入り。計19球、直球を中心に投げ込んだ。「指のかかりは良かった。真っすぐもしっかりいっていましたし、変化球もまとまっていた。いい準備ができた」と納得の表情で汗をぬぐった。背番号41がいよいよスターへの第1歩を踏み出す。【佐藤究】

▽ソフトバンク前田悠の公式戦デビューまでの経過

◆初ブルペン B組(2軍)の春季キャンプ第4クール初日の2月15日にブルペン入り。ブルペン捕手を立たせて、直球のみを計20球。小久保監督はポテンシャルの高さを絶賛した。

◆春季キャンプを完走 2月25日に4度目のブルペン入り。中腰に座るブルペン捕手に計30球を投げ込んだ。プロ初の春季キャンプを「80点」と自己採点した。

◆初のライブBP 4月7日にプロ入り後初めて打者相手に投じた。打者14人に計40球を投げ安打性は4。最速140キロ直球に、チェンジアップ、ツーシームを交えながら2三振を奪った。

◆最速147キロ 4月14日にプロ入り後2度目のライブBPに登板。最速147キロをマークし、打者11人に対し安打性は2。先頭から打者6人で計5三振を奪う内容だった。

トレーナーと談笑するソフトバンク前田悠(撮影・岩下翔太)
練習を終えて囲み取材を受ける前田悠(撮影・岩下翔太)
トレーニングを行う前田悠伍(撮影・岩下翔太)
長水(右)と談笑する前田悠伍(撮影・岩下翔太)

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【阪神】グラブの先で…中野拓夢連日の美技!横っ飛びダイビングキャッチから素早い投球でアウト

阪神対巨人 2回表巨人1死一塁、中野は泉口の二ゴロの打球に飛びつく(撮影・上田博志)

<阪神-巨人>◇18日◇甲子園

阪神中野拓夢内野手(27)がまた超美技を披露した。

2回1死一塁。泉口友汰内野手(24)が強く引っ張った一、二塁間への打球に横っ飛び。グラブの先でつかんで、素早く一塁送球してアウトにした。

結果的に先制の1点を奪われたが、前日の得点を防ぐ逆シングル捕球からのバックホームに続き、守備から投手をもり立てた。

阪神対巨人 2回表巨人1死一塁、中野は泉口の二ゴロを軽快にさばく(撮影・上田博志)
阪神対巨人 2回表巨人1死一塁、中野は泉口の二ゴロを軽快にさばく(撮影・上田博志)

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