日刊スポーツ

大谷翔平へ古巣エンゼルスが粋な計らい「昨日の記者会見からこの演出は泣ける」SNSは感動の嵐

エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)

<オープン戦:エンゼルス-ドジャース>◇26日(日本時間27日)◇エンゼルスタジアム

ドジャース大谷翔平投手(29)への古巣エンゼルスの粋な計らいにSNS上で称賛の声が相次いだ。

「2番DH」でスタメン出場した大谷が1回1死に打席に入ると、外野の大型スクリーンには大谷のエンゼルス時代のハイライト映像が流れ、試合は一時中断。昨季のア・リーグMVPを祝福するメッセージが表示されると、観客席からスタンディングオベーションが起こり、大谷も打席を外し、ヘルメットをとって声援に応えた。

「X」上でもメジャーならではの粋な計らいに「感動する」「みんなから愛されてる」「大谷選手もうれしそう」という投稿が相次いだ。

また、大谷は前日25日(日本時間26日)に、通訳を務めていた水原一平氏(39)が違法賭博に関与していた疑いで記者会見を開いており「昨日の記者会見からのこの演出は泣ける」「みんな大谷くんを応援してるぞ」などの声も多く見られた。

エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、エンゼルスが編集した大谷の映像が電光掲示板に映し出され、そこには水原氏の姿もあった(撮影・菅敏)=2024年3月26日撮影
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)=2024年3月26日撮影
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、エンゼルスが編集した大谷の映像が電光掲示板に映し出される(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、エンゼルスが編集した大谷の映像が電光掲示板に映し出される(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)
ンゼルス対ドジャース 試合前、ベンチでガムを口にするドジャース大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 4回、フリーマン(手前)の本塁打にベンチで笑顔を見せる大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース ベンチでヘルナンデス(手前)と笑顔で話す大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース ベンチで指を見つめるドジャース大谷。後方はアイアトン通訳(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 4回表ドジャース1死、空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 4回表ドジャース1死、空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 4回表ドジャース1死、空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 4回表ドジャース1死、空振りの三振に倒れ、ベンチに戻る大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 4回表ドジャース1死、空振り三振に倒れ、ベンチに戻る大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 4回、フリーマンの本塁打にベンチで手をたたく大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース ベンチで大谷(後方)に付き添うアイアトン通訳(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース ベンチでアイアトン通訳(手前)と試合を見守るドジャース大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース ベンチでアイアトン通訳(右)と話すドジャース大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース ベンチでアイアトン通訳(手前)と笑顔で話すドジャース大谷(撮影・菅敏)
エンゼルス対ドジャース 試合前、フィールドに整列し、米国国歌に聞き入るドジャース大谷(右から2人目)(撮影・菅敏)

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吉田正尚は2打数2安打1死球 2試合連続のマルチ安打「いいラインが出てきた」開幕手応え

レッドソックス吉田(2023年5月23日撮影)

<オープン戦:レンジャーズ1-4レッドソックス>◇26日(日本時間27日)◇グローブライフフィールド

レッドソックス吉田正尚外野手(30)がレンジャーズ戦に「4番DH」で出場し、2打数2安打だった。

先発右腕ダニングに対し、1回2死走者なしの第1打席で1ボールからの2球目シンカーをとらえ右前打。4回無死一塁の第2打席では1ストライクからの2球目シンカーを右前打した。

6回1死走者なしの第3打席は死球で出塁し、8回に代打を送られ交代した。

オープン戦はこれで打ち上げ、28日(同29日)に敵地シアトルでのマリナーズとの開幕戦に臨む。

吉田はオープン戦18試合に出場し打率2割7分1厘、1本塁打、4打点。最後は4試合連続安打で2試合連続マルチ安打と調子を上げ「ボールに対してバットのいいラインが出てきた。シーズンに向けオープン戦でいいことも悪いことも、いろいろ経験できた」と振り返った。

【イラスト】日本人野手のオープン戦成績
【イラスト】日本人投手のオープン戦成績

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カブス今永昇太はOP戦3回0/3を8安打4失点、1四球6奪三振で2敗目

カブス今永(2024年3月2日撮影)

<オープン戦:カブス2-7カージナルス>◇26日(日本時間27日)◇アリゾナ州メサ

カブス今永昇太投手(30)が8安打4失点(自責点3)で3回0/3で降板し、オープン戦2敗目(2勝)を喫した。

初回は1死で2番ゴールドシュミットに中越え二塁打を許し、次のアレナドは見逃し三振を退けたが、4番ゴーマンに適時中前打を打たれ先制された。2回は2死無走者から9番シアニに二塁へ内野安打され、次の1番ドノバンには右二塁打され2点目を失い、2死二塁で代打カーペンターの打球を自身で捕球ミスし3失点目となった。

3回は2死走者なしから四球を出した後にバールソンに左翼へ二塁打を浴びて4失点目と、走者を背負った場面で踏ん張り切れなかった。

4回は先頭のシアニに遊撃へ内野安打、次のスコットに中前打と連打され、そこで降板。3回0/3を8安打4失点(自責点3)、1四球6奪三振で2敗目(2勝)を喫し、防御率は5・68となった。

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水原一平氏取材設定の広報担当は「あり得ない初動」と危機管理専門家 大谷翔平会見には疑問残る

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

元通訳の水原一平氏(39)による違法賭博問題に関して、ドジャース大谷翔平投手(29)が、ドジャースタジアムで事件発覚後初めて記者会見を行い、賭博や負債送金などへの関与を全面的に否定した。

  ◇  ◇  ◇

◆日本危機管理学会常任理事・大森朝日氏の見解

水原一平氏(39)による違法賭博で胴元への送金の事実関係や経緯に疑念が生じている中で、ドジャースの大谷翔平選手(29)は捜査当局や米大リーグ機構(MLB)の調査に影響しないよう、記者会見ではなく質疑がない形にとどめたのだろう。メモに沿った話は、本来の大谷選手の言葉という印象ではなかったが、現在できる精いっぱいの対応だったと言える。

ただ、大谷選手の口座から水原氏がなぜ胴元に巨額のお金を送金できたのか。パスワードやお金の管理について詳細が分からず、疑問は残る。当然、記者会見であればその点を追及されたはずだ。お金持ちは、使用人が出来心で窃盗などの罪を犯す可能性があるという性悪説で金品を管理すべきであり、口座の管理を水原氏に委ねていたとすれば、大谷選手にも一定の責任があるだろう。

スポーツ専門局ESPNの報道が事実であれば、水原氏が90分間に及ぶ電話取材に応じる前に、大谷選手や関係者が同席した中で事実関係を調べる必要があった。この時点で確認しなかったことで、借金や窃盗に対する齟齬(そご)が生じた。後手後手の対応となれば、この日の会見に質疑応答がなかったのは仕方がない。大谷選手の事務所が雇い、水原氏の取材を設定した広報担当者は、危機管理の専門家としてあり得ない初動だった。

事実は今後、MLBの調査などで明らかになっていくと思われるが「明るく、清潔なスーパーヒーロー」という大谷選手のブランドイメージは大きく傷ついた。残念ながら、選手と通訳の立場を超えた水原氏との関係も壊れてしまった。

現時点では不明な点が多く、MLBの調査などを終えた段階で、記者が質問できて、大谷選手が自分の言葉で語る場が求められる。それまでは疑念を持って見るファンもいるだろうし、大谷選手も一点の曇りもなくプレーができる状況ではないのではないか。

ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
水原一平氏(2024年2月17日撮影)
20日のパドレスとの開幕戦で試合を見守る水原一平氏(右)とドジャース大谷
会見を終え会場を後にする水原一平氏(左)とドジャース大谷(2024年3月16日撮影)

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大谷翔平の会見に苦言「質疑応答ないっていう時点で…」ひろゆき氏、日米の捉え方の差を交え説明

「ひろゆき」こと西村博之氏(2023年2月撮影)

「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)が26日、自身のYoutubeチャンネルでライブ配信を行った。

西村氏はドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与した問題に言及。同日行われた会見で質疑応答がなかったことに苦言を呈した。

大谷は「進行中の調査もあるので今日話せることにはかぎりがある」と会見冒頭に話していた。だが西村氏は「日本の場合は説明をしないというのが許されるんですけど、アメリカの場合は『説明をしないということは説明できないようなことをしてる』か、『こいつうそをつく気だな』って思われる。文章だけでこういう見解ですって送った場合、こいつは記者の前で正直に話せないってことはたぶん何か隠そうとしてるから記者会見して記者の前で話せないんだなってとられる」と日米での捉え方の違いを説明した。

さらに「だから質疑応答がないっていう時点でこれは『質疑応答には耐えられないという状況なんだな』とアメリカ人側から見えてしまいます。どうやって送金したのってメディアじゃなくても気になるじゃないですか」と続けた。

最後に、水原氏が口座から違法ブックメーカーへ送金していた事実を大谷が知らなかったことに対しても「知らぬ存ぜぬというのはさすがにちょっと無理がある」と会見を振り返った。

右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
水原一平氏(2024年2月17日撮影)
会見を終え会場を後にする水原一平氏(左)とドジャース大谷(2024年3月16日撮影)

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水原一平氏の無断送金に「無理がある。説明として」ひろゆき氏、大谷翔平の会見に疑問止まらず

ひろゆき氏(2023年2月撮影)

「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)が26日、自身のYoutubeチャンネルでライブ配信を行った。

西村氏はドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与した問題に言及。大谷の「水原氏が勝手に口座から送金した」という発言から覚えた違和感を話した。

米国の銀行システムについて説明。「よほどずさんにパスワードがノートパソコンに張ってあったとかならいざ知らず、銀行の口座ってログインから送金ってめんどくさいんですよ。もちろん銀行によって違うんですけど、僕の使ってるアメリカの銀行だと、まずログインすると、ログインした後に自分のメアド(メールアドレス)にコードが飛ぶんですよ。で、そのコードをサイトに入れて初めてログインできますと。送金に関しても元々登録してある口座にしか送金はできません。なので送金先を新規登録するときは送金先を入れて、その後またコードがメールで飛んで、メールでそのコードを入れて送れるというパターン」と解説した。

続けて「仮に水原さんが『悪さをしよう』と思って銀行にまずログインしましょうって時、たまたまパスワード知ってたとしても、そもそも大谷さんのメアドにコードが飛ぶので、もしくは二段階認証みたいな、グーグルのアプリのコードで入らないといけないので、大谷さんのメアドを盗むか携帯を盗むとかしないとまずできない」とした。

水原氏が行った、1度につき50万ドル(約7500万円)の高額送金についても「大きい金額の場合、そもそもオンラインで送れないってのがある。5000万円を超える大きい金額の場合は基本的にオンラインで送れません、みたいなのがあって、5000万円以上の場合はその上の段階の権限でもう1回認証しないといけないとかあるので。そんな簡単に7億送れねーだろと思うんですよね。なのでそうすると水原さんが希代のハッカーであるか、大谷さんが手伝ったということじゃないとちょっと無理があるんですよ、説明として」と疑問が止まらなかった。

キャッチボールを終え、ホッとした表情を見せるドジャース大谷(撮影・菅敏)
水原一平氏(2024年2月撮影)
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、エンゼルスが編集した大谷の映像が電光掲示板に映し出され、そこには水原氏の姿もあった(撮影・菅敏)=2024年3月26日撮影
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)=2024年3月26日撮影
エンゼルス対ドジャース 1回表ドジャース1死、古巣のファンからのスタンディングオベーションに応える大谷(撮影・菅敏)

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ピッチャー大谷翔平が再始動!昨年8月以来のキャッチボール“心機一転”水原氏めぐる会見終了後

キャッチボールを終え、ホッとした表情を見せるドジャース大谷(撮影・菅敏)

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)25日(日本時間26日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(29)が、騒動にめげず、新たな1歩を踏み出した。元通訳の水原氏の問題をめぐる会見終了後、昨年8月以来となるキャッチボールを行うなど、本格的なリハビリとなる投球プログラムを開始。この日のオープン戦では無安打に終わったが、来季の二刀流完全復活へ確かなステップを踏んだ。26日(日本時間27日)は古巣本拠地のアナハイムで、エンゼルスとのオープン戦に先発出場する見込み。

  ◇  ◇  ◇

心の中のもやもやは、そう簡単には消えない。だが、立ち止まるつもりもない。重苦しい記者会見を終えた大谷は、雑念を振り切るかのように、着実に次のステップへ踏み出した。

報道陣が散り、人影もまばらになったグラウンドに、グラブを手に姿を見せると、スタッフ相手に、おもむろにキャッチボールを始めた。昨年8月以来、約7カ月ぶりの“投球”は、インターバルを挟み、25球を2セットの計50球。約11分間の会見で心境を明かした大谷は、意図的に“心機一転”を期すかのように、投球プログラムを開始した。

昨年9月、右肘手術を受けて以来、激動のオフを過ごしてきた。空前の争奪戦となったFAを経て、プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)でのド軍入り、私生活での結婚、韓国での開幕戦、さらには元通訳の違法賭博問題…。通常では抱えきれないような局面に直面しながらも、本筋を見誤るようなことはなかった。今季は打者に専念するものの、来季の主眼は投打二刀流での完全復活。どんなに周囲が騒がしくても、大谷の視点にブレはなかった。

韓国での開幕シリーズに「2番DH」で先発フル出場するなど、まずは打者として完全復活を遂げた。この日からの投球プログラムにしても当初の予定通りで、順調に進めば今季終盤には外野守備に就く可能性も含めて、来季の二刀流復活に不安要素は見当たらない。

古巣エンゼルスとのオープン戦では2打数無安打1四球と、2試合連続で快音は聞こえずじまいだった。それでも、内角の厳しい投球を受けエ軍ベンチに向かって叫んだかと思えば、一塁ベース上で笑みを浮かべるなど、野球少年ぶりは健在。26日(日本時間27日)には、昨季まで本拠地だったアナハイムでエンゼルス戦に臨む。いつも通りにDHで先発し、2打席に立つ見込みだ。「シーズンに向けて、またスタートしたいです」。マイナス材料があっても、プラスに変えられる資質こそ、大谷の天賦の才と言っていい。

アイアトン通訳(後方)がスマホで撮影する中、キャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、アイアトン通訳(左端)らと話すドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、アイアトン通訳(右端)らと笑顔で引き揚げるドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールをするドジャース大谷(手前)を撮影するアイアトン通訳(撮影・菅敏)

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大谷翔平会見に見えた感情の揺れ…一瞬、声が詰まりそうになる光景も 米国開幕へ“リセット”

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)25日(日本時間26日)=四竈衛】元通訳の水原一平氏(39)による違法賭博問題に関して、ドジャース大谷翔平投手(29)が、ドジャースタジアムで事件発覚後初めて記者会見を行い、賭博や負債送金などへの関与を全面的に否定した。今回の事件を「悲しいというか、ショック」と受け止めつつ、11分に渡って自らの意思で胸中を明かし、28日(同29日)の米国一斉開幕へ向け“リセット”した。

  ◇  ◇  ◇

はた目にはいつもと変わらず、落ち着いた表情で、大谷はここ数日間の複雑な胸の内を実直な言葉で紡いだ。米国時間の20日(日本時間21日)に遠征中の韓国で事件が明るみに出て以来、球団広報らに徹底ガードされたこともあり、沈黙を保ってきた。グラウンド上で屈託のない笑顔を振りまく一方で、メジャー挑戦以来、公私にわたって最も信頼してきた相棒の裏切りに「悲しいというか、ショック」という思いをグッと胸にしまい込み、日々を過ごしてきた。

ただ、このまま、黙っておくわけにもいかない。28日に米国開幕を控え、ファンに対してだけでなく、大谷自身にとっても、明確に“リセット”する機会が必要だった。会見の冒頭で「僕も話したかった」と切り出したのは、紛れもない本音だ。

球団側からは、事前に「会見は質疑応答なし。写真、動画撮影は禁止で、大谷からのステートメント(声明)のみ」と告知されていた。それでも、大谷はあらかじめ用意された文言を棒読みするのではなく、メモ書きされた項目を確認しながら、事件の経緯と事実関係を丁寧に明かした。韓国での開幕戦後のチームミーティング、ホテルへ帰った後の水原氏との1対1の話し合い、代理人との事実確認など、これまでメディア先行だった断片的な情報を、通訳を挟みながら、ほぼ時系列でたどった。

一方で、微妙な感情の揺れものぞかせた。当初「信頼していた方」との呼称は、途中で「彼」となり、後半は日頃と同じ「一平さん」に変わった。いつになく、少しずつ早口になり、「正直、ショックという言葉が正しいとは思わないですし…」と口にすると、一瞬、声が詰まりそうになる光景も。「言葉にするのが難しいなと思っています」。的確な表現が思い付かないほど、複雑な思いが交錯していた。

今後、MLBなどの調査が進められるため、現時点で処遇は明確になっていない。送金に使われた口座や水原氏の手口など詳細については、当局の捜査を待って、今後、明らかになっていくものとみられる。だが、大谷がすべてのスポーツ賭博への関与、ブックメーカーへの送金許可などを全面的に否定したことで、大谷自身が「厳しい1週間」と表現した騒動は、ひとまず収束に向かう見込みだ。「今日は、まずお話しできて良かったと思っています」。会見を締めくくった誠実な言葉に、苦悩の日々と人間性がにじみ出ていた。

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
キャッチボールを終え、アイアトン通訳(左端)らと話すドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、アイアトン通訳(右端)と笑顔で引き揚げるドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、ホッとした表情を見せるドジャース大谷(撮影・菅敏)
【イラスト】水原一平氏の騒動の時系列

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鈴木誠也が日本人初のオープン戦1試合2発を2回「良い準備ができた」メジャー3年目の爆発予感

【イラスト】日本人野手のオープン戦成績

<オープン戦:カブス3-6カージナルス>◇25日(日本時間26日)◇米アリゾナ州メサ

カブス鈴木誠也外野手(29)の勢いが止まらない。カージナルスとのオープン戦で、今季2度目の1試合2本塁打を放った。オープン戦で2発を2度は日本人初で、今オープン戦では通算6号。松井秀喜(ヤンキース)やエンゼルス時代の大谷らの日本人最多を更新し、メジャー3年目の爆発を予感させた。

まずは1回1死走者なしの第1打席。カウント2-2から先発左腕マッツの真ん中に甘く入った変化球を捉えた。左中間スタンドの最前列へ2試合ぶりとなる先制ソロ。人さし指を空に向けて、本塁に生還した。3回に四球を挟むと、5回1死の第3打席。フルカウントからマッツの内角高め速球を高々と打ち上げると、左翼席中段まで運んだ。変化球、速球を引っ張ってともに柵越えし「いろいろ工夫しながらやっている準備が、こういう結果になっている」と好調ぶりに顔をほころばせた。

オープン戦は通算打率4割5分9厘、6本塁打、12打点となった。OPSは驚異の1・593、本塁打はチーム最多、30球団でも3位タイ。ただ、好成績にも浮かれず「結果は後から付いてくるもの。とくに気にしてない」ときっぱり口にする。数字以上に、オフから継続して取り組む体作りに自信を深めた様子で「去年は自分が思ったように体を動かせていない感覚があったけど、良い準備ができた」と手応えを口にした。

28日に敵地でのレンジャーズ戦で3年目のシーズンが幕を開ける。「もう1回準備して、頑張りたい」と充実の表情を浮かべた。

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松井裕樹、先頭打者に安打許すも後続を3者連続空振り三振「特に切れがあった」シルト監督称賛

パドレス松井裕樹投手はオープン戦で8回先頭打者に右前打を許したが、後続をスライダーで3者連続空振り三振に仕留めた。

シルト監督は「救援陣はみんな良かったが、松井は特に切れがあった」と本拠地で上々の内容だった新戦力左腕を褒めた。試合前は21日ドジャースとの開幕シリーズで大谷を右飛に打ち取った場面を「(もう少しで)ホームランだった。積極的(な打者)とは知っていたが、もうちょっといいところに投げられたら良かった」と振り返った。

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五十嵐亮太氏と川崎宗則氏が参加 リトルリーグ大会「MLB CUP」キックオフイベント

AIGプレゼンツ MLB CUPのキックオフイベントに出席した川崎宗則氏(左)と五十嵐亮太氏

今夏に宮城県石巻市で行われるリトルリーグ大会「AIGプレゼンツMLB CUP」のキックオフイベントが26日、都内で行われ、元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏(44)と川崎宗則氏(42)が参加した。

五十嵐氏は現在小学生だったら「大谷選手に憧れて2番投手になりたかったと思う」。川崎氏は昨年の参加選手に一塁守備の手本を示し「膝を使うことが大切です」とショートバウンドの捕球法を伝授していた。

AIGプレゼンツ MLB CUPのキックオフイベントに出席した川崎宗則氏(左上)と五十嵐亮太氏(左から3人目)。上段右はMLBジャパンの川上紗実代表

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山本由伸、ナ・リーグ新人王予想1番人気「投球内容と日本での実績を考慮」MLB公式サイト

ドジャース山本由伸(2024年3月20日撮影)

MLB公式サイトは25日、88人の記者が今季のタイトル獲得選手を予想し、ナ・リーグ新人王はドジャース山本由伸投手(25)が1番人気となった。

「ソウルシリーズで1回5失点したが、投球内容と日本での実績を考慮した」と理由を挙げた。ナ・リーグ本塁打王はアロンソ(メッツ)、MVPはベッツ(ドジャース)と予想された。

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ロバーツ監督 大谷翔平の記者会見に敬意「ショウヘイは素直。誇らしく思う。全員が前へ進める」

ドジャース対エンゼルス 5回、一塁残塁に終わり、ロバーツ監督(右)にタッチで迎えられる大谷(撮影・菅敏)

水原一平元通訳の違法賭博問題で、ドジャース大谷翔平投手(29)が記者会見を行ったことについて、一部始終を見守ったロバーツ監督は25日(同26日)のエンゼルス戦後、あらためて敬意を示した。「ショウヘイはとても素直だと思う。彼が何を知って、何を知らなかったのか。多くの疑問に答えていた。最も彼を誇らしく思うのは、ここに座って自分の思いを口にしたことだ」。

チーム全体に与える影響についても、「みんなが待っていた。彼は素直にオープンに話したし、私は必要なすべてを聞くことができた。選手たちも同じように感じたはずだ」と、大谷の会見を前向きに捉えた。さらに、「我々は全員が一直線で、互いにサポートし合う。これは大きなステップだ。我々全員が前へ進めると思う」と、28日(同29日)の米国一斉開幕へ向けて節目の1日となったことを強調した。

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、四球を選び、一塁走塁コーチとヘルメットでタッチをする大谷(中央)(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避ける大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷は、思わず叫ぶ(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、ホッとした表情を見せるドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

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ドジャース大谷翔平 2打数無安打1四球 試合前に声明発表し自身の関与否定/詳細

<オープン戦:ドジャース0-6エンゼルス>◇25日(日本時間26日)◇ドジャースタジアム

水原一平通訳の解雇騒動の渦中にあるドジャース大谷翔平投手は「2番DH」で古巣エンゼルスとのオープン戦に2試合連続で先発出場。2打数無安打1四球だった。大谷は試合前に騒動に関する声明を発表し自身が賭博に関与していないことなど潔白を主張。また右肘手術後初めてキャッチボールを行った。

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、四球を選び、一塁走塁コーチとヘルメットでタッチをする大谷(中央)(撮影・菅敏)

チーム

大谷翔平第4打席

8回先頭打者

エンゼルス投手は左腕スアレス

代打アウトマンと交代

大谷翔平第3打席

5回2死走者なし

エンゼルス投手は左腕デトマーズ

フルカウントから内角高め、顔面近くの153キロ直球をのけぞって避けて四球。続くフリーマンは三振で残塁

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避ける大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷は、思わず叫ぶ(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 5回、一塁残塁に終わり、ロバーツ監督(右)にタッチで迎えられる大谷(撮影・菅敏)

大谷翔平第2打席

3回先頭打者

エンゼルス投手は左腕デトマーズ

初球150キロ内角高め直球を打って遊ゴロ

ドジャース対エンゼルス 3回の打席を前にファンに手を振るドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(右)(撮影・菅敏)

大谷翔平第1打席

1回1死走者なし

エンゼルス投手は左腕デトマーズ

カウント1-2から4球目の138キロ内角にやや抜けたスライダーを打って三ゴロ

ドジャース対エンゼルス 1回、打席を前に笑顔を見せる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(右)(撮影・菅敏)

ドジャーススタメン

1(二)ベッツ

2(指)大谷翔平

3(一)フリーマン

4(捕)スミス

5(三)マンシー

6(右)Tヘルナンデス

7(中)Kヘルナンデス

8(左)テーラー

9(遊)ロハス

先発投手=ストーン

試合前

右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)

ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)

ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)

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大谷翔平 会見後、すぐに「投球プログラム」再開 約7カ月ぶりのキャッチボールで約50球

右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

元通訳の水原氏による違法賭博事件に関する会見を終えたドジャース大谷翔平投手(29)が、会見終了後、右肘手術からの「投球プログラム」を再開した。

グラブを手にグラウンドに姿を見せると、スタッフを相手にキャッチボールを開始。約20メートルの距離で約25球を投げると、医療スタッフと話すインターバルを挟み、さらに約25球。1球ずつ丁寧に計50球を投げた。

大谷にとっては昨年8月以来、約7カ月ぶりの「投球」。ロバーツ監督が「韓国から戻ってから」と話していた通りのスケジュールで、今後は投手復帰へ向けてのリハビリが本格化していくことになる。

右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

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大谷翔平、会見後に古巣エンゼルス戦出場 2打数無安打1四球で内角球にのけぞるも笑顔

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)

<オープン戦;ドジャース-エンゼルス>◇25日(日本時間26日)◇ドジャースタジアム

水原一平元通訳の違法賭博問題に関連して、試合前に記者会見を行ったドジャース大谷翔平投手(29)は、「2番DH」でスタメン出場し、2打数無安打1四球だった。

古巣エンゼルスの先発は左腕デトマーズ。

1回の第1打席は、三ゴロ。3回の第2打席は、遊ゴロ。5回の第3打席は、フルカウントから内角高めの速球にのけぞり、四球で出塁。本拠地では相手投手にブーイングが起こったものの、塁上の大谷は笑顔を浮かべた。

8回の打席で代打を送られた。

オープン戦の通算打率は、4割2分3厘。

なお、大谷は26日(同27日)の敵地エンゼルス戦にも出場する見込み。

ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避けて四球を選ぶ大谷は、思わず叫ぶ(撮影・菅敏)
会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
水原一平氏(左)と大谷翔平(2024年3月16日撮影)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、顔面付近のボールを避ける大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、のけぞって避け四球を選ぶ大谷は、声を上げる(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、四球を選び、一塁走塁コーチとヘルメットでタッチをする大谷(中央)(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、四球を選び、一塁走塁コーチとヘルメットでタッチをする大谷(中央)(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 5回裏ドジャース2死、四球を選び、一塁走塁コーチとヘルメットでタッチをする大谷(中央)(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(右)(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 3回の打席を前にファンに手を振るドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 3回裏ドジャース無死、遊ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(右)(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 1回、打席を前に笑顔を見せる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース1死、三ゴロに倒れる大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールをするドジャース大谷(手前)を撮影するアイアトン通訳(撮影・菅敏)
アイアトン通訳(後方)がスマホで撮影する中、キャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、アイアトン通訳(左端)らと話すドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、アイアトン通訳(右端)らと笑顔で引き揚げるドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、ホッとした表情を見せるドジャース大谷(撮影・菅敏)

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ピート・ローズ氏「70、80年代に通訳がいれば無罪放免だった」大谷翔平の一連の騒動皮肉る

ピート・ローズ氏(2016年7月撮影)

野球賭博で球界から永久追放処分となっているピート・ローズ氏(82)が、ドジャース大谷翔平投手(29)と元通訳の水原一平氏(39)に関する一連の騒動について言及したと25日、米紙ニューヨーク・ポスト電子版が伝えた。

ローズ氏は、かつてMLBとNFLでプレーしたジョシュ・ブーティー氏のインスタグラムに登場。24時間以上前にストリーズに公開された動画で、ローズ氏は同席者に騒動に関するコメントを求められ「70年代、80年代に通訳がいれば無罪放免だった」と、大谷を皮肉るような発言をした。動画の撮影時期は不明となっており、同紙は「大谷の元通訳をめぐる今回の賭博スキャンダルは、再び球界を揺るがし、賭博とスポーツの関係にスポットライトを当てた」と表現している。

水原氏は違法賭博で抱えた借金を返済するために大谷の口座から送金したとして大谷側の弁護士から告発され、ドジャースから解雇された。大谷はこの日の会見で「送金を依頼したことはないし許可したこともない。彼が僕の口座から盗んでまわりにうそをついていた」などと述べ、賭博への関与を否定し送金は知らなかったことを説明した。

ピート・ローズ(1978年10月撮影)
水原一平氏(2024年2月17日撮影)
リラックスした表情で練習をするドジャース大谷。右は水原一平氏(2024年3月12日撮影)
会見を終え会場を後にする水原一平氏(左)とドジャース大谷(2024年3月16日撮影)
20日のパドレスとの開幕戦で試合を見守る水原一平氏(右)とドジャース大谷

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【動画】鈴木誠也、2発目第6号 3塁を回り控えめガッツポーズ

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鈴木誠也がオープン戦2度目の2本塁打!OP戦絶好調の2位タイ6号 OPS驚異の1・593

カブス鈴木誠也(2023年6月撮影)

<オープン戦:カブス3-6カージナルス>◇25日(日本時間26日)◇米アリゾナ州メサ

カブス鈴木誠也外野手(29)がカージナルス戦に「2番右翼」で出場し、2本塁打を放ってオープン戦2位タイとなる6号とした。2打数2安打、1四球で、オープン戦は15試合で打率4割5分9厘、6本塁打、12打点、OPSは驚異の1・593となった。

鈴木は初回1死走者なしの第1打席で、カウント2-2から先発左腕マッツの甘く入った変化球を捉え、左翼スタンドへ2試合ぶりとなる先制ソロ。3回は四球を選び、5回1死走者なしの第3打席で、フルカウントからマッツの内角速球を再び左翼スタンドに放り込んだ。マルチ本塁打は16日のロイヤルズ戦に続いて今オープン戦2度目。7回の守備で交代した。

チームは26日のカージナルス戦でオープン戦を締めくくり、28日の敵地レンジャーズ戦でシーズン開幕を迎える。

▼カブス鈴木がオープン戦で5、6本目の本塁打。日本人打者では05年松井秀(ヤンキース)、21年大谷(エンゼルス)の各5本を上回り、オープン戦でのシーズン最多本塁打となった。日本人のオープン戦1試合2本塁打は05年3月19日インディアンス戦の松井秀、21年3月15日レッズ戦の大谷(ともに1試合2打席連発)と今月16日ロイヤルズ戦の鈴木に次ぎ4度目となり、2度マークしたのは鈴木が初めて。

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大谷会見の米メディア反応「口座から400万ドルの送金知らなかったの説明は受け入れがたい」

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース大谷翔平投手(29)が25日に行った元通訳の水原一平氏(39)の違法賭博問題に関する会見を受け、米メディアも大々的に報じた。

大谷は会見で、自身がスポーツに賭けたことはなく、水原氏のギャンブル依存や借金については20日の開幕戦直後のミーティングで初めて知り、勝手に自身の口座から違法ブックメーカーに送金されたと説明した。当初水原氏にインタビューを行ったESPNはトップページで速報し、現地記者もXで随時大谷のコメントを伝えた。米紙USAトゥデー電子版は「もし大谷が全く関与していなかったことが証明されれば、彼は単に友人を信頼してしまった同情的な人物となる。大谷が賭博を知っていた場合は、マンフレッド・コミッショナーには罰則を科す権限がある。ただ、野球には賭けていないとされているため、罰金以上の処分は科されない。しかし、仮に大谷が罰金を科されたとしても、大谷の評判が落ち、ワールドシリーズ制覇を目指すドジャースに水を差すことになるだろう」と、大谷が関与していた場合の罰則について指摘。

また、米ヤフースポーツは『「大谷が水原を助けた」から「水原が大谷から盗んだ」というストーリーの変化は無視できない。また、大谷が自分の銀行口座から総額400万ドル以上の送金があったことを知らなかったという説明も受け入れがたい』と論じている。

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
水原一平氏(左)と大谷翔平(2024年3月16日撮影)
20日のパドレスとの開幕戦で試合を見守る水原一平氏(右)とドジャース大谷
【イラスト】水原一平氏の騒動の時系列

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大谷会見にSNSで疑問あふれる「彼が僕の口座に勝手にアクセス」証言に「通訳とはいえなぜ…」

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法なスポーツ賭博に関与していた疑いでドジャースを解雇された問題について会見を開いた。

大谷は会見で「僕は賭博に関与していない」「彼が僕の口座に勝手にアクセスした」「僕は彼がギャンブル依存症だと知らなかった」「彼の借金返済に同意していないし、ブックメーカーに対しても許可していない」など違法賭博への関与を完全否定した。

「X」では「自分の口座」というワードがトレンド入り。水原氏がどのように大谷の口座にアクセスしたのかが話題となった。

さまざまな臆測が飛び交う中で「通訳とはいえなぜ他人の口座にアクセスできたのか」「本人が気づかないということがあるのか」「自分の口座にアクセスして送金できた理由を説明しないとずっと疑問が残る」などの声が相次いだ。

この日の会見では現在進行中の調査もあるため質疑応答はなし。大谷が声明を発表するにとどまった。

ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
リラックスした表情で練習をするドジャース大谷。右は水原一平氏(2024年3月12日撮影)
水原一平氏(2024年2月17日撮影)

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パドレス・ダルビッシュがホーム開幕戦となる29日ジャイアンツ戦に先発へ

24年3月20日 パドレス対ドジャース 力投するパドレス先発のダルビッシュ(撮影・菅敏)

パドレスのダルビッシュ有投手(37)が、ホーム開幕戦となる28日(日本時間29日午前5時10分試合開始)のジャイアンツ戦に登板が決まった。25日、米メディア「アスレチック」のデニス・リン記者がXで伝えた。

ダルビッシュは韓国・ソウルで行われた20日のドジャース戦で開幕投手を務め、3回2/3を投げ2安打1失点(自責0)、3四球3三振で勝敗は付かなかった。ジャイアンツは昨季11勝13敗、防御率3・25を記録したエース右腕ローガン・ウェブ(27)が登板する。

なお、ダルビッシュ以降のパドレスの先発ローテは右腕マスグローブ、先日ホワイトソックスから獲得した右腕シース、右腕キング、ナックルボーラーの右腕ウォルドロンの順になる見込み。

24年3月20日 パドレス対ドジャース 6回途中、パドレス4番手で登板し無失点の松井(左)はダルビッシュらチームメートに迎えられる(撮影・菅敏)
パドレスの公式Xから

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大谷翔平の声明ポイント、賭けはしたことも依頼したこともない、違法賭博は開幕戦後に初めて認識

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

大谷翔平選手が発表した声明のポイントは次の通り。

一、自分自身が賭けをしたり、他人に賭けを依頼したりしたことはない。スポーツ賭博には関与しておらず、ブックメーカーに送金したという事実もない。

一、違法賭博疑惑の問題について初めて知ったのは、ソウルで20日に行われたパドレスとの開幕戦後、ドジャースのチームミーティングで。

一、水原一平氏が巨額の借金を抱えていることは、チームミーティングを終えホテルに戻った際に聞かされた。同時に同意なく自身の口座にアクセスし、ブックメーカーに送金していたことも知った。

一、水原氏の行為についてはショックという言葉が正しいとは思わないが、うまく言葉で表せないような感覚。

一、今後は弁護士に一任し、自分自身も当局へ全面的に協力したい。

(ロサンゼルス共同)

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)

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大谷翔平「気持ちを切り替えるのは難しい」警察当局の捜査には「全面的に協力したい」

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース大谷翔平投手(29)が25日、元通訳の水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博で450万ドル(約6億7500万円)の借金を抱えて大谷の銀行口座から返済が行われ解雇された一連の騒動に関して会見で声明を発表し、違法賭博への関与は一切なく、自身の口座から水原氏が無断でお金を送金したこと、また今後の捜査に全面的に協力すると話した。

大谷は20日の開幕戦直後のミーティングで初めて水原氏のギャンブル依存について知ったと説明。水原氏は当初、代理人らに対して大谷が別の友人のために借金を肩代わりしていたと話していたと明かし「僕の代理人も彼にうそをつかれていたということを初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士に連絡しました。ドジャースの皆さんも代理人の人たちも初めて自分たちがうそをつかれていたと知りました。そして僕が弁護士の人たちがこれは窃盗と詐欺なので、警察の当局に引き渡すという報告をしました。これがそこまでの流れなので、僕はもちろんスポーツ賭博に関与してないですし、ブックメーカーに送金していたという事実は全くありません」と、開幕戦後のミーティングで水原氏の話がうそだったと判明したという。21日には大谷側の弁護士が「大規模な窃盗の被害に遭っていることが判明し、当局に問題を引き渡した」との声明を出している。

大谷は最後に「正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上の、うまく言葉では表せないような感覚でこの1週間くらいはずっと過ごしてきたので、今はそれを言葉にするのは難しいなと思っています。ただ、もうシーズンも本格的にスタートするので、ここからは弁護士の方々にお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいと思ってます。なので気持ちを切り替えるのは難しいですけど、シーズンに向けてまたスタートしたいですし、今日まずお話しできて良かったなとも思っているので、今日はこれが今お話できる全てなので質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います」と複雑な胸中の思いを口にした。

ドジャース大谷翔平と水原一平通訳(2024年3月12日撮影)
水原一平氏(2024年2月撮影)
20日のパドレスとの開幕戦で試合を見守る水原通訳(右)とドジャース大谷(撮影・菅敏)

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【会見全文】大谷翔平「一平さんがギャンブル依存症と知らなかった」巨額借金も韓国で知る

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法なスポーツ賭博に関与していた疑いでドジャースを解雇された問題について会見を開いた。調査中のため本人の声明のみで、質疑応答は行われなかった。

米ESPNによると、水原氏は少なくとも450万ドル(約6億7500万円)を大谷の口座から違法なブックメーカーに送金していた容疑があるという。

大谷はドジャースのキャップを被りパーカーを着て登場。やや憔悴(しょうすい)しているようにも見えた。

【大谷の声明は以下の通り】

まず皆さん来て頂いてありがとうございます。僕も話したかったので。チームの関係者の皆さん、僕自身もそうですけど、ファンの皆さんもここ1週間ぐらいですかね、厳しい1週間だと思うんですけども、まず僕自身も信頼していた方の過ちで悲しいというかショックをですし、今はそういう風に感じています。

現在進行中の調査もありますので、今日話せることは限りがあるというのもご理解頂きたいなということと、また今日ここに詳細をまとめたメモがありますので、そちらの方に従って何があったのかというのをまず説明させて頂きたいと思います。

始めに僕自身は誰かに代わってスポーツイベントに賭けてそれをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことはもちろん全くありません。本当に数日前まで彼がそういうことをしていたっていうのも、よく知りませんでした。

結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつみんな、僕のまわりにもそうですね、うそをついていた、結論から言うとそういうことになります。

まず始めにいうと先週末、韓国ですね、僕の代理人に対してメディアの方から、違法なブックメーカーから私が関与しいているのではないか、というスポーツ賭博について関与しているのでないかという連絡がありました。僕には話していなかったし、僕の方にまずそういう連絡来てなかったということと、一平さんは、僕と話してわかったのは、一平さんにではなく某友人の借金の肩代わりとして、支払ったという風に僕の代理人も含めてみんなに話してます。その翌日にさらに尋問で一平さんは僕たちの代理人に対して借金は自分のもの、つまり一平さん自身が作ったものだとういうのを説明しました。それを僕が肩代わりしたという話しをそのときに代理人に話したそうです。

そしてこれらは全てがうそだったということです。一平さんは取材依頼のことも僕にはもちろん伝えていなかったですし、代理人の人たちに対しても僕が既に彼と話してコミュニケーションを取っていたとうそをついていた。そして僕がこのギャンブルに関しての問題をはじめて知ったのは、韓国での第1戦が終わった後に行われたチームミーティングの時です。

そのミーティングで彼は全部英語で話していたので、僕に通訳はついていなかったので、完全には理解できていなくて、なんとなくこういう内容だろうなと理解はできてましたけど、なんとなく違和感は感じていました。そのとき彼は僕に対してホテルに帰った後で2人でよりくわしいことを話したいので今は待ってくれと言っていたので、僕はホテルまで待つことにしてます。

僕は一平さんがギャンブルの依存症だということは知らなかったですし、そのミーティングの時には知りませんでした。ぼくは彼の借金返済にももちろんそのとき同意してませんし、ブックメーカーに対して許可したこともないです。

その後試合後、ホテルに戻ってそこで初めて一平さんと話して、彼に巨額の借金があることを知りました。彼はそのとき私に、僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたということを僕に伝えました。僕はやっぱりおかしいなと思って代理人に話したいということで代理人を呼んで、そこで話し合いました。僕の代理人も彼にうそをつかれていたということを初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士に連絡しました。ドジャースの皆さんも代理人の人たちも初めて自分たちがうそつかれていたと知りました。そして僕が弁護士の人たちがこれは窃盗と詐欺なので、警察の当局に引き渡すという報告をしました。これがそこまでの流れなので、僕はもちろんスポーツ賭博に関与してないですし、ブックメーカーに送金していたという事実は全くありません。

正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上のうまく言葉では表せないような感覚でこの1週間くらいはずっと過ごしてきたので、いまはそれを言葉にするのは難しいなと思ってます。ただもうシーズンも本格的にスタートするので、ここからは弁護士の方にお願いしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいと思ってます。なので気持ちを切り替えるのは難しいですけど、シーズンに向けてまたスタートしたいですし、今日まずお話しできて良かったとも思ってますし、今日はこれがいまお話できる全てなので質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います。以上です。

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャース大谷翔平と水原一平通訳(2024年2月17日撮影)
2月13日、ドジャース大谷翔平の運転でキャンプ地の施設に入る水原一平通訳(左)(撮影・菅敏)
2月5日、キャンプ地で自主トレをしたドジャース大谷翔平とともに引き揚げる水原一平通訳(右)(撮影・菅敏)

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水原一平氏は当初「友人の借金の肩代わりをした」と説明も「全てがうそだった」と大谷翔平が証言

ドジャース大谷翔平と水原一平通訳(2024年3月12日撮影)

ドジャース大谷翔平投手(29)が25日、元通訳の水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博で450万ドル(約6億7500万円)の借金を抱えて大谷の銀行口座から返済が行われ解雇された一連の騒動に関して会見で声明を発表し、自身の賭博への関与は一切なく、お金が送金されたことを開幕戦直後のミーティングで初めて知ったと明かした。

水原氏は当初、19日に行われたESPNのインタビューで大谷が借金を肩代わりしてくれたと説明し、翌20日になって前言を撤回し大谷は関与していなかったと話したと報じられた。大谷はこの件について「先週末、韓国で僕の代理人に対してメディアの方から、違法のブックメーカーから僕がスポーツ博打について関与しているのではないかという連絡がありました。一平さんは僕にこういった取材があるということを僕に話していなっかったですし、僕の方にそういう連絡がまず来てなかったということと、一平さんは僕と話して分かったのは、一平さんにではなく某友人の借金の肩代わりとして支払ったという風に、僕の代理人を含めて話していました」と、大谷が水原氏ではなく、別の友人の借金の肩代わりをしたと同氏が代理人らに説明していたと明かした。しかし「その翌日にさらに尋問で一平さんは僕たちの代理人に対して借金は自分のもの、つまり一平さん自身が作ったものだとういうのを説明しました。それを僕が肩代わりした、という話をそのときに代理人に話したそうです。そしてこれらは全てがうそだったということです」と、水原氏のうそだったと説明した。

ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
20日のパドレスとの開幕戦で試合を見守る水原通訳(右)とドジャース大谷(撮影・菅敏)
23年12月14日、大谷翔平(中央)のドジャース入団会見に出席した水原一平通訳(右)。左は代理人のネズ・バレロ氏(撮影・菅敏)

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大谷翔平会見をフリードマン編成本部長、ロバーツ監督、同僚ケリーらも聞き入る 報道陣100人

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース大谷翔平投手(29)の記者会見には、日米報道陣約100人のほか、フリードマン編成本部長、ゴームスGM、ロバーツ監督らのほか、同僚のケリー、ヘルナンデスらも駆け付け、静かに聞き入った。

前日の段階で、同監督は「とてもいいことだと思う。正しいことで、彼が何を知り、全体の状況について彼の考えを話すことはハッピーだ」と話しており、大谷が自ら口を開くことで、米国開幕へ「リセット」するタイミングとなることを期待していた。

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
キャッチボールを終え、ホッとした表情を見せるドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)

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【会見】大谷翔平「僕は賭博に関与してない」「彼が僕の口座に勝手にアクセス」

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法なスポーツ賭博に関与していた疑いでドジャースを解雇された問題について会見を開いた。調査中のため本人の声明のみで、質疑応答は行われなかった。

米ESPNによると、水原氏は少なくとも450万ドル(約6億7500万円)を大谷の口座から違法なブックメーカーに送金していた容疑があるという。

【大谷の声明は以下の通り】

「僕は一平さんがギャンブルの依存症だということは知らなかったですし、そのミーティングの時には知りませんでした。僕は彼の借金返済にももちろんそのとき同意してませんし、ブックメーカーに対して許可したこともないです。その後試合後、ホテルに戻ってそこで初めて一平さんと話して、彼に巨額の借金があることを知りました。彼はそのとき私に、僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたということを僕に伝えました。僕はやっぱりおかしいなと思って代理人に話したいということで代理人を呼んで、そこで話し合いました。僕の代理人も彼にうそをつかれていたということを初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士に連絡しました。ドジャースの皆さんも代理人の人たちも初めて自分たちがうそつかれていたと知りました。そして僕が弁護士の人たちがこれは窃盗と詐欺なので、警察の当局に引き渡すという報告をしました。これがそこまでの流れなので、僕はもちろんスポーツ賭博に関与してないですし、ブックメーカーに送金していたという事実は全くありません。正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上のうまく言葉では表せないような感覚でこの1週間くらいはずっと過ごしてきたので、いまはそれを言葉にするのは難しいなと思ってます。ただもうシーズンも本格的にスタートするので、ここからは弁護士の方にお願いしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいと思ってます。なので気持ちを切り替えるのは難しいですけど、シーズンに向けてまたスタートしたいですし、今日まずお話しできて良かったとも思ってますし、今日はこれがいまお話できる全てなので質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います。以上です」

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
キャッチボールを終え、ホッとした表情を見せるドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
2月3日、ファンフェスタでドジャース大谷翔平の通訳を務める水原一平通訳(左)(撮影・菅敏)

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大谷翔平、賭博関与を完全否定「何かに賭けたりとか送金依頼は全くない」水原氏は「噓をついた」

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)

ドジャース大谷翔平投手(29)が25日、元通訳の水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博で450万ドル(約6億7500万円)の借金を抱えて大谷の銀行口座から返済が行われ解雇された一連の騒動に関して会見で声明を発表し、自身の賭博への関与は一切なく、お金が送金されたことを開幕戦直後のミーティングで初めて知ったと明かした。

大谷は「僕自身は、何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません」と関与を完全に否定。「数日前まで彼がそういうこをしていたのも全く知りませんでした」と明かし「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんなにうそをついていたというのが結論」と話した。

会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
会見するドジャース大谷(提供Jon SooHoo/LA Dodgers)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
右ひじ手術後、初めてキャッチボールをするドジャース大谷(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
ドジャースタジアムの記者席に映されたドジャース大谷の会見(撮影・菅敏)
リラックスした表情で練習をするドジャース大谷。右は水原一平氏(2024年3月12日撮影)

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