阪神大山、ヤクルト奥川、大下、西田、西武佐野、ブランドン抹消/6日公示
5月6日のプロ野球の出場選手登録と抹消は以下の通り。
【セ・リーグ】
<登録>
なし
<抹消>
阪神 大山悠輔内野手
ヤクルト 奥川恭伸投手
ヤクルト 大下佑馬投手
ヤクルト 西田明央捕手
【パ・リーグ】
<登録>
なし
<抹消>
西武 佐野泰雄投手
西武 ブランドン内野手
※再登録は5月16日以降
5月6日のプロ野球の出場選手登録と抹消は以下の通り。
【セ・リーグ】
<登録>
なし
<抹消>
阪神 大山悠輔内野手
ヤクルト 奥川恭伸投手
ヤクルト 大下佑馬投手
ヤクルト 西田明央捕手
【パ・リーグ】
<登録>
なし
<抹消>
西武 佐野泰雄投手
西武 ブランドン内野手
※再登録は5月16日以降
<日本ハム-ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド
2カード連続でエスコンフィールドではユニホームが「黒対黒」になった。
この日は「エスコンフィールドHOKKAIDO1周年シリーズ」の最終カードで、日本ハムは球場そのものをモチーフにした上下とも黒基調の「エスコンフィールド1周年ユニホーム」を着用。一方でロッテも上半身が黒い通常のビジター用ユニホームでプレーした。
両チームの見た目の大きな違いはズボンの色だけ。この光景にX(旧ツイッター)では「また黒黒なん(笑)」「今日もユニフォームが黒対黒なんですね」「ホークスに続いて黒対黒じゃないか」などの投稿があった。
16、17日の日本ハム対ソフトバンク戦(エスコンフィールド)でも、日本ハムは上下黒の限定ユニホーム、ソフトバンクは上半身が黒のビジターユニホームで対戦。この日と同様の“見た目”で「珍事」と一部で騒がれたが、今カードも「黒対黒」となった。
<阪神-中日>◇19日◇甲子園
元阪神のクレイグ・ブラゼル氏(43)が試合前、日刊スポーツ評論家の岩田稔コミュニティアンバサダー(40、CA)とともにファーストピッチセレモニーを行った。
タテジマのユニホームに袖を通し、当時の背番号「67」で登場。大歓声を浴び、右翼スタンドの虎党からは応援歌が演奏された。
岩田氏がマウンドに上がり、ブラゼル氏は左打席へ。だが、岩田氏が投じた球は大きくそれ、ブラゼル氏はたまらず右手でキャッチ。笑いと拍手に包まれた。
西武や阪神などで活躍し、NPB通算133本塁打を放ったスラッガー。来日は10年ぶりだった。久しぶりの甲子園に「球場の歴史も、ファンの熱意とか情熱、現役を思い出せたような」と思いを寄せた。さらに、連覇を目指す阪神へ「今年は今年ですから前を向いて進むしかない。頑張ってほしい」とエールを送った。
甲子園を訪れる前には大阪・中之島の日刊スポーツ大阪本社を訪問。懐かしい日本の空気に心が躍ったようで「また阪神のユニホームを着て、プレーしたいくらいだよ」と笑顔を振りまいた。
<西武-楽天>◇19日◇ベルーナドーム
声優やアーティストとして活動する蒼井翔太(36)が始球式を務めた。
「西武ブルーシリーズ」と銘打った試合で、背番号811の伝統のライオンズブルーのユニホームを着て登場。注目の投球はストライクゾーンから大きく外れたが、ワンバウンドして捕手の古賀悠斗(24)のミットに収まった。
<日本ハム-ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド
男性アイドルグループ「Aぇ! group」の正門良規(27)、草間リチャード敬太(28)、小島健(24)がファーストピッチに登場した。
最初にマウンドに上がったのは草間だったが、投げるのをやめて正門にマウンドを譲るパフォーマンスも披露。正門は打席に立った日本ハム細川凌平内野手(21)を相手に低めへのワンバン投球で空振りを奪った。球速は95キロだった。
ファーストピッチの前には、元ファイターズガールでFビレッジアンバサダーの滝谷美夢(25)とトークセッションも行い、正門は「名前だけでも覚えて帰ってください」と呼びかけた。5月15日にCDデビューを控えていることもあり、多数の女性ファンがエスコンフィールドに集結。一緒に「Aぇ!ポーズ」を行うなど球場を盛り上げた。
<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク1-2広島>19日◇タマスタ筑後
ソフトバンク和田毅投手(43)が2軍広島戦に先発し、負傷降板した。
実戦復帰2度目の先発。1-1の4回2死一、三塁だった。広島仲田の打球が右足を直撃したかのように見えたが、打球は直撃しておらず。交代理由は左足親指裏のマメがむけたためだった。試合後、松山秀明2軍監督(57)は「マメがめくれただけなので、全然問題ないです。僕も一瞬、打球が当たったのかなって思いましたけど、本当にマメだけなので。肩、肘、指がとかの問題ではないので安心しました」と軽傷を強調した。球数は100球を予定していたが、3回2/3 59球で、5安打1失点、3奪三振だった。
和田は左手中指のマメの影響などで、開幕ローテーションに入らず。実戦復帰となった前回登板の4月10日オリックス戦では、6回4安打無失点に抑えるなど復調ぶりを印象づけていた。
今後について倉野信次1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーター(49)は「状態を見てですね。状態を見て次の登板は決めたい。今の現状では何とも言えないです」と語った。次回登板も2軍戦になる見込みだ。
<阪神-中日>◇19日◇甲子園
首位中日がスタメンを大幅に変更した。この日、出場選手登録されたばかりの岡林勇希外野手(22)を1番右翼でスタメン起用。2番には三塁で山本泰寛内野手(30)、3番に中堅で上林誠知外野手(28)を配置した。さらに中田翔内野手(34)をスタメンから外し、4番には細川成也外野手(25)を入れるオーダー。中田は試合前練習も通常通り参加していたが、立浪監督は日頃から「中田は年間トータルで考えた時に、いなくなったら困る選手。1週間で6試合あるときは、どこかで1日空けることも考えないといけない」と話しており、16日からの6連戦中でベテランの静養プランを実行に移した。また今季初出場の岡林は、新背番号「1」のお披露目となる。
【中日スタメン】
(1)(右)岡林
(2)(三)山本
(3)(中)上林
(4)(左)細川
(5)(捕)宇佐見
(6)(一)カリステ
(7)(二)村松
(8)(遊)ロドリゲス
(9)(投)メヒア
ソフトバンクのモイネロ投手(28)が2勝目に意欲をみせた。20日オリックス戦に先発予定。本拠地ペイペイドームでは、開幕後は今季初マウンドとなる。
「(オリックス打線は)すごく打者がいいチーム。打者の状態も上がっているが、自分の状態も上がっている。投げるたびに自分の中で自信がついている」。オリックスには前回3月30日の対戦で黒星を喫しただけに、雪辱を誓った。
阪神などで長距離砲として活躍したクレイグ・ブラゼル氏(43)が19日、大阪・中之島の日刊スポーツ大阪本社を訪問した。懐かしい日本の空気に心が躍ったようで「また阪神のユニホームを着てプレーしたいくらいだよ」と笑顔を振りまいた。
ブラゼル氏は08年に西武で27本塁打を放ち、09年途中に阪神入団。10年にはシーズン47本塁打を記録した。とりわけ4年間を過ごしたタテジマには思い出が深く、09年8月26日横浜(現DeNA)戦では1イニング2本塁打を達成。その日に長男が誕生したことは「生涯最高の思い出」と振り返った。
ブラゼル氏は今回、日本プロ野球外国人OB選手会(JRFPA)の招きで来日。阪神には12年まで在籍し、13~14年にはロッテでもプレー。NPB通算133本塁打を放った。
<阪神-中日>◇19日◇甲子園
スタメンが発表された。3連勝中の阪神は4日連続で基本オーダーを組んだ。6番にはシェルドン・ノイジー外野手(29)が入った。7日ヤクルト戦(神宮)から10試合連続2得点以下の打線が、今日こそ爆発なるか。
先発は今季初勝利を目指す青柳晃洋投手(30)。前回12日の同戦(バンテリンドーム)では7回6安打2失点で勝ち負けはつかなかった。開幕戦を含めてこれまで3度の先発は全て敵地。今季初の甲子園での登板で、チームに4連勝をもたらす。
阪神のスタメンは以下の通り
1(中)近本
2(二)中野
3(右)森下
4(一)大山
5(三)佐藤輝
6(左)ノイジー
7(捕)坂本
8(遊)木浪
9(投)青柳
20日のプロ野球予告先発は以下の通り。
<セ・リーグ>
ヤクルト阪口皓亮-DeNAA・ケイ(神宮=18時)
阪神大竹耕太郎-中日大野雄大(甲子園=14時)
広島森下暢仁-巨人井上温大(マツダスタジアム=14時)
<パ・リーグ>
日本ハム北山亘基-ロッテ小島和哉(エスコンF=14時)
西武隅田知一郎-楽天滝中瞭太(ベルーナドーム=14時)
ソフトバンクL・モイネロ-オリックス東晃平(ペイペイドーム=14時)
<日本ハム-ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド
今季初めて1軍昇格した日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が「7番・三塁」で、スタメンに名を連ねた。
清宮は、春季沖縄キャンプ直前の先乗り自主ト中に左足を負傷。2軍で調整を続け17日のソフトバンク戦後、新庄剛志監督(52)が今季初の1軍昇格を明言し、スタメン起用についても「それはちょっと。まだ考えているから…使います」と、ほのめかしていた。
日本ハムのスターティングメンバーは以下の通り。
1番左翼 郡司
2番中堅 松本剛
3番右翼 万波
4番一塁 マルティネス
5番捕手 田宮
6番DH レイエス
7番三塁 清宮
8番二塁 上川畑
9番遊撃 水野
※先発投手は伊藤
<阪神-中日>◇19日◇甲子園
阪神門別啓人投手(19)が、出場選手登録された。
今季は中継ぎとして開幕1軍をつかみ、計2試合で無失点投球を継続。先発再調整で5日に出場選手登録を抹消されたが、再び1軍では中継ぎとして待機する見込みだ。この日の試合前練習から合流し、リリーフ陣とともにキャッチボールやゴロ捕球、ランニングなどで調整した。
「今回こういう中(継ぎ)で投げるチャンスをもらって、少しでも多く投げられるように。また点を取らないよう、無失点で終われるように、というところを目標にやっていきたい」と快投を誓った。
また、前日18日巨人戦(甲子園)で8回1失点と好投した西勇輝投手(33)が、代わって出場選手登録を抹消となった。開幕から「木曜日の男」としてローテーションを守ってきたが、次週の25日木曜日は試合がない。この影響で次回登板まで登板間隔が空くための措置だとみられる。
阪神ホセ・ベタンセス投手(24)が2軍鳴尾浜残留練習で来日前から続ける珍トレを行った。キャッチボールでは野球の硬球に加え、ソフトボールを使った長距離投球も続けた。
すでに2軍では2試合に登板。「ボールを投げる時にスピンをかけるのに、いい練習になる。すべての球種に生きる」と強調。「毎日やって自分の感覚を良くするために続けたい」と力を込めた。
中日は19日、中島宏之内野手(41)が18日に名古屋市内の病院で検査を受け「右第5中手骨骨膜損傷」と診断されたことを発表した。この日、出場選手登録を抹消された。今後は医師、トレーナーの指示を受けながら治療に専念する。
中島は13日阪神戦(バンテリンドーム)の6回無死満塁で代打で出場し、阪神岡留から右手首に死球を受け、代走後藤と交代。チームに同行しながら、患部の状態を見ていた。
<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク1-2広島>19日◇タマスタ筑後
ソフトバンク和田毅投手(43)が2軍広島戦に先発し、負傷降板した。
実戦復帰2度目の先発。1-1の4回2死一、三塁だった。広島仲田の打球が右足を直撃したかのように見えたが、打球は直撃しておらず。交代理由は左足親指裏のマメがむけたためだった。試合後、松山秀明2軍監督(57)は「マメがめくれただけなので、全然問題ないです。僕も一瞬、打球が当たったのかなって思いましたけど、本当にマメだけなので。肩、肘、指がとかの問題ではないので安心しました」と軽傷を強調した。球数は100球を予定していたが、3回2/3 59球で、5安打1失点、3奪三振だった。
和田は左手中指のマメの影響などで、開幕ローテーションに入らず。実戦復帰となった前回登板の4月10日オリックス戦では、6回4安打無失点に抑えるなど復調ぶりを印象づけていた。
4月19日のプロ野球の出場選手登録と抹消は以下の通り。
【セ・リーグ】
<登録>
阪神 門別啓人投手
巨人 E・ウレーニャ内野手
ヤクルト 丸山翔大投手
中日 福谷浩司投手
中日 岡林勇希外野手
<抹消>
阪神 西勇輝投手
巨人 泉口友汰内野手
ヤクルト 嘉弥真新也投手
中日 祖父江大輔投手
中日 中島宏之内野手
【パ・リーグ】
<登録>
オリックス 野口智哉内野手
オリックス 山足達也内野手
ロッテ 藤岡裕大内野手
日本ハム B・ロドリゲス投手
日本ハム 清宮幸太郎内野手
<抹消>
オリックス 曽谷龍平投手
オリックス 小田裕也外野手
日本ハム 福島蓮投手
※再登録は4月29日以降
DeNA三浦大輔監督(50)が19日、筒香嘉智外野手(32)が20日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)で初実戦に臨むと明かした。この日のヤクルト戦(神宮)前に取材に対応。「(筒香は)明日ゲームの予定です。3、4打席、DHの予定はしてます」と明かした。
5年ぶりに古巣復帰した筒香はこの日、午前中に神奈川・横須賀市内の球団施設DOCKで調整。入団発表された翌日の17日から3日目となるDOCK練習でキャッチボール、外野ノックに加え、室内と屋外でフリー打撃行った。屋外では軽めのスイングながら46スイングで8本の柵越えを披露した。
ジャイアンツのマイナー選手として出場した3月16日ホワイトソックス戦を最後に実戦から遠ざかっており、筒香は「張りを1回早く作りたかったので、昨日、一昨日は強度を上げて練習をして、今日は予定通り、全体的に体に張りが入ってる。予定通りです」とイメージ通りに調整。今後の実戦出場などの予定については「もちろん早ければ早い方がいいと思ってますけど、コンディションが整わない状態で行ってもいいパフォーマンスができない。チームの兼ね合いもありますので、三浦監督をはじめ、スタッフの方とお話しして決めていく方向になると思います」と説明していた。
ヤクルト阪口皓亮投手(24)が、20日のDeNA戦(神宮)で今季初登板、初先発を迎える。19日、1軍に合流し「いただいたチャンスをしっかりモノに出来るよう頑張りたい。内心ドキドキバクバクです。待ちわびていたと言うか、しっかり準備はしていました」と意気込んだ。
昨年7月にDeNAからトレード移籍した右腕。開幕からここまで2軍で5試合に先発し、2勝0敗、防御率1・08と好投していた。直近の13日のイースタン・リーグのDeNA戦(平塚)では、6回56球1安打無失点。古巣相手のマウンドになる。「投げて勝つことが恩返しと言いますけど、僕は捻くれているので、後悔させたいと言うか、『トレードで出さなければ良かった』な、と。『逃した魚は大きかったな』と思ってもらえるような投球をしたい」と今季初勝利を目指す。
支配下登録が発表された巨人エスタミー・ウレーニャ内野手(24)が喜びを口にした。19日、マツダスタジアムで取材に応じ「チームが必要としているところで、攻撃でも守備でもなんでもチームに貢献したい。そのために準備したい」と語った。数日前に阿部慎之助監督(45)から電話を受け、吉報を知らされ「なんとか試合出られるように頑張ってほしい」と声を掛けられたという。
背番号は98。イースタン・リーグでは17試合に出場し44打数11安打2本塁打だった。内野手登録でありながら、左翼でのスタメンが6試合と最も多く、内外野をこなせるため起用の幅も広がる。今季、右翼のレギュラー候補だったオドーアが2軍調整を拒否して電撃退団。外国人野手が不在で開幕し、チームはここまで9勝7敗1分けで2位につけている。防御率1・86とリーグ1位の一方でチーム打率2割4分4厘と48得点はいずれも同3位。長打力が魅力のウレーニャの昇格で、さらなる攻撃力のアップを図る。
<阪神-中日>◇19日◇甲子園
阪神門別啓人投手(19)が試合前練習から1軍に合流した。
シーズン前は先発の「予備1番手」としての調整を進めて来た中、中継ぎとして開幕1軍スタート。計2試合に登板し、いずれも無失点投球と結果を出した。
その後は先発としての再調整を命じられ、5日に出場選手登録を抹消。以降の2軍戦では先発2試合計11イニング無失点と好投を続けていた。
<日本ハム-ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド
日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が今季初めて1軍に合流し、意気込みを口にした。
「開幕からガンガンいってやろうという気持ちでいたので。自分の中では(この時期の“開幕”は)遅いです。何か、全然打てなかったらどうしようとか不安な気持ちもあるけど、意外と普通な気持ちもある。僕は、気を抜いたら気が抜けちゃうタイプなので(笑い)気を引き締めていきたいと思います」
清宮は、春季沖縄キャンプ直前の先乗り自主ト中に左足を負傷。開幕後は2軍で調整を続け、57打数17安打5打点、打率2割9分8厘と調子を上げ、17日のソフトバンク戦後、新庄剛志監督(52)が今季初の1軍昇格を明言していた。
<イースタン・リーグ:日本ハム-オイシックス>◇19日◇鎌ケ谷
台湾出身の最速157キロ右腕は日本ハム孫易磊投手(19)が2軍戦で実戦デビューを果たした。
オイシックス戦に先発。1番打者は台湾の大先輩、陽岱鋼外野手(37)で初球から152キロの真っすぐを投じるなど、全5球ともストレート勝負で一ゴロ。2番篠田に対しては8球粘られたが、最後は151キロの直球で空振り三振。3番の元阪神高山はフルカウントからの7球目の変化球が外れて四球を与えたが、4番小池は外角高めへの144キロ直球で遊ゴロに抑えた。1回限りで降板。無安打無失点1四球で、球数は23球だった。
孫易磊は昨年台湾で開催されたU18W杯で台湾代表のエースとして活躍。そんな将来性抜群の金の卵を、日本ハムは日米複数球団との争奪戦を制して獲得に成功。2月の春季キャンプからじっくりと調整を進めさせてきた“台湾の至宝”が、予定通りに4月の実戦デビューまで、たどりついた。
ソフトバンクは19日、毎年恒例イベント「鷹の祭典」の名称を「鷹祭 SUMMER BOOST(たかさい サマー ブースト)」に変更したと発表した。福岡市内の商業施設「キャナルシティ博多」での発表イベントで公表。04年から始まり、20年も続いてきた歴史ある球団イベントがついに生まれ変わった。
また、同イベントで来場者に配布する限定ユニホームも合わせて発表した。今季の色はホークスのアイデンティティーである「レボリューションイエロー」。球場と街中に新たなレボリューションを巻き起こし、福岡の夏をポジティブなエネルギーで満たしていきたいという想いが込められている。
今年の「鷹祭 SUMMER BOOST」の試合日程は以下の通り。球場はいずれも本拠地ペイペイドーム。7月26日~28日のオリックス戦。8月2日~4日の日本ハム戦。
5年ぶりに古巣復帰したDeNA筒香嘉智外野手(32)が19日、神奈川・横須賀市内の球団施設DOCKで調整した。入団発表された翌日の17日から3日目となるDOCK練習。キャッチボール、外野ノックに加え、室内と屋外でフリー打撃行った。屋外では軽めのスイングで46スイング中8本の柵越えを披露したが、「今日は張りがかなり強くありましたので、感覚としてはあまり良くないというか、これぐらいだろうなっていう。予定通りです」と話した。
ジャイアンツのマイナー選手として出場した3月16日のホワイトソックス戦を最後に実戦から遠ざかっており、早期の実戦出場を目指してプランニングする。筒香は「張りを1回早く作りたかったので、昨日、一昨日は強度を上げて練習をして、今日は予定通り、全体的に体に張りが入ってる。予定通りです」とイメージ通りのステップを踏んでいる。
今後の実戦出場などの予定については「もちろん早ければ早い方がいいと思ってますけど、コンディションが整わない状態で行ってもいいパフォーマンスができない。チームの兼ね合いもありますので、三浦監督をはじめ、スタッフの方とお話しして決めていく方向になると思います」と説明した。
<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園
阪神佐藤輝明内野手(25)がプロ4年目で初のサヨナラ安打を放ち、今季初の3連勝&9日ぶりの5割復帰を導いた。1-1の延長10回無死満塁。巨人守護神大勢から右前に運び、満員札止めの甲子園を歓喜させた。
◇ ◇ ◇
復調を目指す阪神佐藤輝を支えるのがド派手な「レインボーバット」だ。長さ60センチ、重さ500グラムの短尺で、もちろん練習用。試合前のルーティンになっている片手でのティー打撃に欠かせない。ミズノの担当者に「どうせなら目立つ色はどうか」と提案され「レインボーとか、できます?」と依頼したお気に入りだ。
スイング矯正のため短尺バットが必要になり、キャンプ中はミエセスに借りていた。だが、借りてばかりで申し訳ないと、自前の1本を準備して開幕した。
試合で使うのは先輩大山のバット。もちろん、サヨナラ打もこのバットから生まれた。5日のヤクルト戦(神宮)から切り替えると、その試合で第1号の決勝アーチを描き、翌日も2号が出た。大山バットは旧モデルで、現在本人は使っていないため、佐藤輝の愛用品になった。レインボーにも大山バットにも技術だけでなく気分転換の意味合いがある。細かい感覚を大事にする佐藤輝の個性が、バット選びにも表れている。【阪神担当=中野椋】
<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園
阪神中野がサヨナラ勝利の口火打を含む今季2度目の猛打賞で歓喜を演出した。
延長10回先頭で巨人大勢の外角フォークを逆方向にはじき返し、左前打で出塁。無死満塁から佐藤輝の一打で決勝のホームを踏んだ。「前の打席でバント失敗してというのがあったので。どんな当たりでもいいから何とか塁に出ようという気持ちがあった」。8回無死一、二塁の第4打席で犠打を試みるも、投ゴロに倒れチャンスを逃しかけており、挽回の一撃となった。
初回1死では菅野の高め直球を左翼線へ華麗に流す二塁打。3回2死からも外角フォークに食らいつき、中前に運んだ。打率は2割8分8厘に上げた。「接戦を勝ち切れることがチームの強さだと思う。まずは守備からというところを第一に考えて、ピッチャーをもっと楽に投げさせてあげられるような展開を作っていきたい」と引き締めていた。
<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園
阪神佐藤輝明内野手(25)がプロ4年目で初のサヨナラ安打を放ち、今季初の3連勝&9日ぶりの5割復帰を導いた。1-1の延長10回無死満塁。巨人守護神大勢から右前に運び、満員札止めの甲子園を歓喜させた。打率は依然1割台だが3度のV打点はリーグ最多タイ。チームは10試合連続2点以下の球団ワーストに並んだが、この間4勝4敗2分けのしぶとさ。今季初サヨナラ勝ちの勢いを19日からの首位中日3連戦にもぶつけて打ち勝ちたい。
◇ ◇ ◇
ヒーロー佐藤輝をめがけて、次々とペットボトルの水が飛んだ。「寒い~」。この感覚がたまらない。チーム初のサヨナラ勝ちは悩める男のバットだった。「うれしかったです。もう覚えていない。めちゃくちゃ、かけられました」。ヘッドバンドから水をしたたらせ、会心の笑顔を見せた。
力勝負を制した。1-1の延長10回。大山が申告敬遠され、無死満塁で巡ってきた。打率は1割台でも虎党はいつも背番号8に夢を託す。大歓声を浴びて打席に向かった。今季無失点の最強クローザー大勢は、初球から剛球勝負。5球目の158キロを必死にファウルにし、勝負の6球目。見逃すつもりはなかった。
佐藤輝 直球勝負は分かっていた。振り負けないようにいきました。絶対に力が入るので、力を抜いてリラックスして。なんとか抜けてくれてよかった。
内角に食い込む155キロを振り抜き、鋭く一塁手の横を抜いた。最高のフィナーレだ。実はプロ入り初のサヨナラ安打だった。今季の勝利打点はリーグトップの3個目。佐藤輝のバットが火を噴けば、阪神の勝利が近づくことを、また証明した。
もがきにもがいてきた。新フォームをオフから固めてきたが、開幕からまさかの絶不調。ただ、今の佐藤輝には頼れる「相棒」がいる。森下だ。目指す打撃スタイルが似ていることもあり意気投合。後輩でもリスペクトを持って接する。「あの球、どうやって打った?」「どういう狙いだったの?」。印象的な快打を続ける森下に、技術面やアプローチまで質問するのが日常だ。その森下とともに甲子園で11勝4敗だった難敵の菅野、大勢から得点を奪い取った。大勢には対戦11試合目で初黒星をつけた。
岡田監督にも笑みが浮かんだ。「(初の)2桁安打がうれしいですね。(でも)こんなんで喜んでたらあかん(笑い)。まだまだ1回り当たってね。これから徐々にね。だいたい今年の(相手)チームというか、分かってきたんで。5割戻ったんはよかったと思いますけどこれからですね」。
打線低迷はまだ底を打っていない。これで球団ワーストに並ぶ10試合連続の2得点以下だ。「最後打てたので、よかったと思う。これをきっかけにもっと打っていけるように頑張ります」と佐藤輝。お立ち台を終えると大合唱が甲子園に響いた。「テ~ル! テ~ル!」。今季初の3連勝で9日ぶりの勝率5割復帰。さあ、ここからだ。
▼阪神は7日ヤクルト戦から続く2得点以下が、これで10試合連続。連続2得点以下の記録は62年国鉄と93年巨人がマークした12試合が最長だが、球団では59年と12年に記録した10試合に並ぶワースト。なおこの期間中の阪神は、59年は1勝8敗1分け、12年は2勝6敗2分けと苦戦したが、今季は4勝4敗2分けと健闘している。
<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園
前夜のヒーローが、この日も勝利を呼び込んだ。阪神森下翔太外野手(23)が巨人先発の菅野から、流れを変える同点打を放った。相手右腕の前に、チームは7回終了時点で3安打無得点。1点ビハインドで迎えた8回。連打で作った1死一、二塁の好機だった。自身2四球と三振で迎えた第4打席。「バッテリー間も配球を変えてくるので」と冷静に打席に入った。
「ボールは見えていたので。ああいう場面は、本当にタイミングでしかないと思う。余計なことを考えても打てないと思うので。タイミングだけをしっかり合わせて入りました」
初球の133キロスライダーを捉え、三遊間を抜く同点適時打。前日17日も決勝の2点二塁打を放った背番号1が、この夜も甲子園を熱狂させた。延長10回にも大勢から、サヨナラ劇をお膳立てする中前打。今季4度目のマルチ安打で3連勝に貢献した。岡田監督も「森下にかけましたけどね。本当もうね、いいところでずっと打ってる感じですね」とえびす顔だ。
菅野は東海大相模(神奈川)の11学年先輩にあたる。入団時から対戦したい投手に挙げる憧れの存在だった。昨季は対戦5打席で4打数2安打と好相性。それでも「シーズンが変わるたびに対策も変えてくるので」と新たな気持ちで今季初対戦に臨んだ。開幕から2戦2勝で無失点投球を続けてきた先輩に、21イニング目での初失点を付ける“恩返し”で存在を印象づけた。
甲子園での巨人3連戦は、9打数5安打3打点の大暴れ。打率は2割1分7厘ながら、得点圏打率はチームトップの3割8分5厘で、リーグ3位の11打点が勝負強さを物語る。
「やっと(勝率が)イーブンになったので。ここから連勝したいと思います」
19日からは首位中日と甲子園で3連戦。大野、メヒア、松葉の難敵3先発が予想される。背番号1のバットに、今週末も乞うご期待だ。【波部俊之介】
▼森下は打率リーグ25位の2割1分7厘の低打率だが、得点圏は7位の3割8分5厘で勝利打点3は佐藤輝らに並ぶリーグトップ。同点打や決勝打など肩書付きの5安打はリーグ2位タイの多さで勝負強さが際立っている。今季11打点はリーグ3位で、トップで12打点の岡本和(巨人)とオスナ(ヤクルト)に肉薄している。
阪神青柳が19日の中日戦で自身の今季初勝利とチームの4連勝を目指す。「向こうもわかっているし、こっちもわかっている。先週よりいいピッチングができたら」。
1週間前の12日は同戦に敵地で先発し、7回6安打2失点で勝ち負けつかず。右の中田や細川に連打を浴びたことを反省し「今度は打たれないように、もっと厳しく」と引き締めた。今季3度の先発は全て敵地で甲子園は今季初先発。「ホームでまず1勝できたら」と必勝を期した。
<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園
阪神前川が代打で森下の同点打を呼び込んだ。
8回先頭で好投の先発西勇に代わって登場。巨人菅野に2球で追い込まれたが、5球目の149キロ直球を左前へ運んだ。そこまでわずか3安打に抑えられていたが、突破口を開いた。「ある程度、全球種を待ちながら、対応して打ててよかったです」。3年目の若手が試合終盤での貴重な仕事で、サヨナラ劇に貢献した。