日刊スポーツ

阪神大山、ヤクルト奥川、大下、西田、西武佐野、ブランドン抹消/6日公示

巨人菅野-ヤクルト・スアレス、DeNA中川-阪神チェン他/7日予告先発

7日のプロ野球予告先発は以下の通り。

<セ・リーグ>

巨人菅野智之-ヤクルト・スアレス(東京ドーム=18時)

DeNA中川虎大-阪神チェン・ウェイン(横浜=17時45分)

<パ・リーグ>

ロッテ石川歩-オリックス山岡泰輔(ZOZOマリン=17時45分)

ソフトバンク石川柊太-西武高橋光成(ペイペイドーム=18時)

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阪神大山、ヤクルト奥川、大下、西田、西武佐野、ブランドン抹消/6日公示

阪神大山悠輔(2021年5月5日撮影)

5月6日のプロ野球の出場選手登録と抹消は以下の通り。

【セ・リーグ】

<登録>

なし

<抹消>

阪神 大山悠輔内野手

ヤクルト 奥川恭伸投手

ヤクルト 大下佑馬投手

ヤクルト 西田明央捕手

【パ・リーグ】

<登録>

なし

<抹消>

西武 佐野泰雄投手

西武 ブランドン内野手

※再登録は5月16日以降

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楽天新外国人コンリー契約解除 家族のビザ発給が難航、来日めど立たず

マーリンズ時代のアダム・コンリー(2016年8月1日撮影)

楽天は6日、新外国人のアダム・コンリー投手(30=マーリンズ)と双方同意の下、契約を解除したと発表した。

コンリーは190センチの大型中継ぎ左腕で、メジャー通算25勝30敗、防御率4・82。昨年12月に契約合意したが、コロナ禍の影響で自身とともに来日を希望する家族のビザ発給が難航。米国で練習を積んでいたが、来日のめどが立っていなかった。コンリーは球団を通じて以下のようにコメントした。

「まずはじめに、私と家族の決断をご理解いただき、受け入れてくれた楽天イーグルスには心より感謝しております。契約した時から楽天イーグルスでプレーできること、日本という素晴らしい国で生活することを本当に楽しみにしておりました。しかし、コロナの影響で来日時期が遅れ、これまでアメリカで自主トレを続けてきましたが、日本の状況がさらに悪化しているのを見て、このまま来日し、日本のファンの皆さんの前でプレーするのが困難であると家族とも話をしました。残念ながらこのコロナ禍に日本でプレーするのは最適なタイミングではないと決断しました。楽天イーグルスの一員として、日本でプレーができないことは残念ですが、このチームにとって素晴らしいシーズンであることを祈ります」

楽天は今季から新たに3人の新外国人選手を獲得。ブランドン・ディクソン内野手(29=タイガース)とルスネイ・カスティーヨ外野手(33=レッドソックス)はすでに1軍出場を果たしている。

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阪神藤浪が2軍降格後初先発 ノーワインドアップ試す/中日戦投球詳細

ウエスタン・リーグ中日対阪神 1回裏、登板する阪神先発の藤浪(撮影・森本幸一)

<ウエスタン・リーグ:中日-阪神>◇6日◇ナゴヤ球場

阪神藤浪晋太郎投手(27)が2軍降格後、初となる先発マウンドに上がった。藤浪は今季プロ9年目で初めて開幕投手を任され、5試合先発で2勝1敗、防御率2・60。今季初黒星を喫した23日DeNA戦で5回途中を7四死球2暴投で4失点と苦しみ、翌24日に出場選手登録を抹消された。

降格後、初登板となった4月30日、ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)では中継ぎ登板で3イニングを6安打3四死球3失点だった。

【1回裏】

1番滝野 今季はワインドアップ投法を軸にしているが、ノーワインドアップを試す。カウント1-1から153キロ直球で二ゴロ

2番渡辺 1ストライクから134キロスライダーで一ゴロ

3番遠藤 カウント1-2から150キロ直球で空振り三振

【2回裏】

4番石川昂 1ストライクから2球目の147キロで二飛

5番藤井 2球で追い込み、3球目の136キロ変化球で左飛

6番岡林 カウント3-1から4球目151キロが外れて四球

7番石垣 初球に一塁走者・岡林が盗塁失敗

【3回裏】

7番石垣 2ボールから150キロ直球をはじき返され中越え二塁打

8番石橋 カウント2-2からゴロを素手で捕球し、一塁送球。投ゴロで1死三塁

9番土田 初球147キロで一ゴロ。三塁走者は動けず

1番滝野 カウント2-2から150キロ直球で一ゴロ。ピンチを脱出

【4回裏】

2番渡辺 ストレートの四球。この試合2つ目の四球

3番遠藤 4球目に一塁走者・渡辺が二盗に成功。140キロフォークを空振り三振

4番石川昂 初球に二塁走者・渡辺が三盗成功。カウント3-1から直球を引っかけて四球。1死一、三塁

5番藤井 カウント1-1から148キロ直球で遊飛

6番岡林 カウント3-1から5球目の150キロを捉えられた。一、二塁間を破られる右前適時打で1失点。2死一、二塁

7番石垣 カウント2-2から140キロフォークで遊飛。走者2人が残塁

【5回裏】

8番石橋 カウント1-1から150キロで遊ゴロ

9番土田 カウント1-2から147キロ直球で空振り三振

1番滝野 フルカウントから6球目149キロで一ゴロ

ウエスタン・リーグ中日対阪神 1回裏、登板する阪神先発の藤浪(撮影・森本幸一)
ウエスタン・リーグ中日対阪神 2回裏、力投する阪神先発の藤浪(撮影・森本幸一)

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阪神藤浪が2軍戦で5回2安打1失点 ノーワインドアップ投法で好投

ウエスタン・リーグ中日対阪神 3回裏、ノーワインドアップで投球する阪神先発の藤浪(撮影・森本幸一)

<ウエスタン・リーグ:中日-阪神>◇6日◇ナゴヤ球場

2軍再調整中の藤浪晋太郎投手(27)が、5回を2安打3奪三振3四球で1失点と好投した。

今季はワインドアップ投法を軸にセットポジションを交えていたが、この日は無走者時にノーワインドアップ投法で投球した。

4回に2四球2盗塁で2死一、三塁とされ、6番岡林に右前適時打を献上。それでも最速153キロを計測し、2軍降格前に増えていた大きな抜け球はなかった。

今季はプロ9年目で初めて開幕投手を任され、1軍5試合先発で2勝1敗、防御率2・60。今季初黒星を喫した4月23日DeNA戦で5回途中を7四死球2暴投で4失点と苦しみ、翌24日に出場選手登録を抹消されていた。

2軍降格後初実戦となった4月30日のウエスタン・リーグ広島戦は3回6安打3四死球3失点。中5日のマウンドで変わり身を見せ、1軍復帰をアピールした。

ウエスタン・リーグ中日対阪神 1回裏、登板する阪神先発の藤浪(撮影・森本幸一)

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DeNA中川虎大が7日阪神戦で虎狩り誓う 阪神ファンの父も息子を応援

7日の阪神戦で先発が有力視されるDeNA中川

DeNA中川虎大(なかがわ・こお)投手(21)が7日の阪神戦(横浜)での虎狩り&佐藤輝明退治を誓った。6日は横浜スタジアムでの投手練習に参加。「毎回早い回で代わるので、明日こそ少しでも長いイニングを投げたい。強い打線。(警戒する打者は)大山さんが出たら大山さんだったが、佐藤さんを打たせると乗っていく印象がある」と強打のルーキーを警戒した。

虎大という名前は、阪神ファンの父和秀さんによって「虎」の字が充てられた。本人は関西の和歌山県出身だが「阪神ファンではなかった。特別な感情はない」。楽天田中将大にあこがれていた右腕は、虎狩りをためらうことはない。さすがに今回ばかりは父も「虎大のピッチングをすれば結果はついてくる。けがをしないように」と息子を応援すると聞いているという。

データ分析が大好きで、自らの投球の回転数や変化幅だけでなく、相手打者の打率やスイング率を研究している。もちろん佐藤輝のデータも分析済み。詳細な対戦プランを立てて、対戦に臨む。

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ソフトバンク石川は運任せ 7日西武戦先発へ「全部凡打してくれ!」

笑顔でキャッチボールをする石川柊太(撮影・屋方直哉)

あとは運に任せます! ソフトバンク石川柊太投手(29)が、7日の西武戦(ペイペイドーム)で開幕戦以来6戦ぶりの白星を目指す。この日はペイペイドームで調整を行い「『全部凡打してくれ!』って、運任せでいこうかな。ピッチングは何があるか分からないですから」と笑った。

ここまで6試合に登板して1勝2敗、防御率は2・83。黒星こそ先行しているが、クオリティースタート(QS=先発6回以上、自責点3以下)はチームトップの5度ある。単なる運任せではなく「打たれないようにするのは当たり前」と割り切ったうえでの覚悟だ。

西武は7日から主砲の山川が1軍に復帰する予定。石川は「長打率が高いのは分かっている。低めに投げるか、コースに投げるかを自分のなかで割り切れたら」と話した。

さらに、相手先発は19年から3年越しの8連敗を喫している高橋がくる。「運に任せます! あまり考えすぎず。やるべきことをやったうえでマウンドでの戦いなので」。石川が、山川も高橋も返り討ちにする。【只松憲】

笑顔でキャッチボールをする石川柊太(撮影・屋方直哉)
キャッチボールをする石川柊太(撮影・屋方直哉)

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ソフトバンク本拠地ペイペイドーム上限5000人へ

ソフトバンクは6日、本拠地ペイペイドームで行われる7日からの西武3連戦と、11日からのロッテ2連戦の合計5試合は観客動員を上限5000人にすると発表した。6日の午後0時時点で前売り、当日チケットの販売を一時停止する。

福岡県が新型コロナウイルスに関する「まん延防止等重点措置」の適用を要請したことに準じた対応。現在は収容人数の50%にあたる2万人に引き上げていたが、再び制限を設けることになった。

なお8、9日西武戦で行われる「タカガールデー」は予定通り開催。前売りチケットはすべて有効になるため、上限5000人を超える可能性はある。

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DeNA新外国人ロメロ1軍練習に初合流「準備は100%できている」

1軍の練習に初参加したDeNAロメロ投手

DeNAの新外国人、フェルナンド・ロメロ投手(26=ツインズ)が6日、横浜スタジアムで行われた1軍の投手練習に初合流した。8日の阪神戦(横浜)で先発するとみられる。「ここに来られてうれしい。勝負できる準備は100%できている」と意気込んだ。

最速161キロ右腕が、いよいよベールを脱ぐ。キャッチボールでは直球、チェンジアップ、ツーシーム、スライダーを披露。ブルペンにも入った模様だ。左腕には虎のタトゥーが入っている。阪神タイガースを相手にデビューとなるが「たまたまだけど、自分が虎になった気持ちで対戦するよ」と話した。

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阪神藤浪、2軍降格後初の先発マウンドへ 1軍では5試合先発2勝1敗

阪神藤浪晋太郎(2021年4月23日撮影)

<ウエスタン・リーグ:中日-阪神>◇6日◇ナゴヤ球場

阪神藤浪晋太郎投手(27)が2軍降格後、初となる先発マウンドに上がる。藤浪は今季プロ9年目で初めて開幕投手を任され、5試合先発で2勝1敗、防御率2・60。今季初黒星を喫した23日DeNA戦で5回途中を7四死球2暴投で4失点と苦しみ、翌24日に出場選手登録を抹消された。

降格後、初登板となった4月30日、ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)では中継ぎ登板で3イニングを6安打3四死球3失点だった。

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巨人原監督「夢とか、思うこととか、願うとか、大事」/5日試合後一問一答

広島対巨人 選手交代を告げる巨人原監督(撮影・足立雅史)

<広島0-4巨人>◇5日◇マツダスタジアム

巨人が無失点リレーで引き分けを挟んで2連勝を飾った。4回1死二、三塁から5番でスタメン起用された中島宏之内野手(38)の中犠飛で先制。7回には2死一塁から、8番炭谷銀仁朗捕手(33)の飛球を中堅羽月が見失って捕球できず(記録は安打)、一塁走者の丸佳浩外野手(32)が一気に生還。9回には2死二、三塁から代打の亀井善行外野手(38)の2点適時二塁打でダメ押しした。

先発は右肩の違和感からの復帰戦となったエンジェル・サンチェス投手(31)。7回を99球、6安打無失点の好投で2勝目。8回からは継投で広島打線を封じた。

今日6日は試合がなく、休養日。7日から本拠地・東京ドームにヤクルトを迎える。8日のヤクルト戦は緊急事態宣言の発出により延期となっており、今カードのヤクルト戦は7日と9日の2試合になる。

-◇--◇--◇--◇-

5日の広島戦後、原辰徳監督(62)の主な一問一答は以下の通り。

-それぞれが仕事をしっかり果たした試合

そうですね。4ー0というスコアですから、それぞれが(仕事をした)というところはありますね。

-3番にウィーラー、5番に中島、6番に丸と打線を組み替えた。

左投手、右投手、いろいろ試行錯誤しながらね「最善策とはなんぞや」というところですね。

-5番中島も貴重な犠飛

貴重なもう。(9回は)進塁打の中で安打を打ってね、かめちゃん(亀井)も2死からね、非常に大きかったですね。2点目もね。

-ベンチスタートのスモークは休養

はい。特に悪いとかそういうことは全くないです。

-ベンチを外れた中川も同じか

そうです。皓太(中川)も連投が多いのでね。いると使っちゃうから(笑い)

-8回と9回は4投手で継投

それぞれ役割を持たせて、ちゃんと全うしてくれたというところですね。

-鍵谷は3連投

鍵谷は今日はまた頑張ってもらおうと思いました。カギ(鍵谷)と中川、2人いないというのはちょっとしんどいので。

-こどもの日。子どもたちにメッセージを

やっぱり夢とか、思うこととか、願うとか、そういうものって、とても大事な気がします。もし見つけられている人だったら、それを頑張ってもらいたいね。まだ見つけられていない人は、それを見つけるっていう気持ちは持っておく必要があると思う。

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阪神岩崎10試合ぶり失点 青木に内野安打浴びる「しょうがない」

ヤクルト対阪神 8回裏ヤクルト2死三塁、青木に同点となる適時内野安打を許した岩崎(撮影・前田充)

<ヤクルト2-2阪神>◇5日◇神宮

阪神岩崎が10試合ぶりに失点を喫した。

8回に3番手でマウンドへ。連打を許し無死一、二塁から村上を二ゴロ併殺に打ち取ったが、続く青木の打球が二塁への内野安打となり、同点に追いつかれた。4月15日広島戦(甲子園)から、前日4日ヤクルト戦(神宮)まで9戦連続無失点と安定感抜群。福原投手コーチは「しょうがないというか。ずっと頑張ってくれてるし、切り替えて次、頑張ってくれたらそれで良しです」と責めなかった。

ヤクルト対阪神 8回裏ヤクルト2死三塁、阪神岩崎から二塁適時内野安打を放つ青木(撮影・野上伸悟)

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実は小食な子だった阪神佐藤輝明「こどもの日」企画動画で少年に明かす

ファンクラブKIDSから募集した質問に答える佐藤輝(球団公式YouTubeより)

「こどもの日」に、選手がファンクラブKIDSからの質問に回答した動画が「阪神タイガース公式YouTube」にアップされた。

ご飯をたくさん食べられないという少年に対して佐藤輝明は、「僕も小学校の頃は全然食べてなかったですね。でもそれが原因でけがをしてしまったので、食べることに気をつけるようになった」と明かした。近本には「淡路島のどんなところが好きですか?」という質問も。選手がさまざまな質問へ回答し、交流を図った。

ヤクルト対阪神 7回表阪神無死、今野から中前打を放つ佐藤輝(撮影・野上伸悟)

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外野手悩ます「マツダスタジアムの太陽」ファン第一主義の偶然の産物だった

21年5月5日、広島対巨人 7回表巨人2死一塁、炭谷の打ち取った打球を見失う中堅手羽月。記録は中前適時打

<広島0-4巨人>◇5日◇マツダスタジアム

5日の広島-巨人戦は、センターの守備に明暗が出た。

巨人1点リードの7回2死一塁、広島の中堅手羽月隆太郎が飛球を見失った。春の西日と白球が溶け合って、視界から消えた。自分の前にボールが落ちる適時打となり、痛い追加点を献上した。

その裏、巨人の中堅手丸佳浩は、自分の前に飛んできた飛球を地面すれすれで2度も好捕。「今日はもう太陽が入っていたので。一歩間違えてたら自分もやっていた」と振り返った。

マツダスタジアム、快晴、デーゲームの終盤。外野手にとって難しい条件がそろった中で、同球場での経験値が球際の攻防に出た。「鬼門マツダ」のトリビアをコラムで振り返る。

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マツダスタジアムの本塁は「西南西」に位置している。屋外を本拠地とするプロ野球の球場ではオンリーワンだ。

公認野球規則の一節に、1956年(昭31)に改訂された「本塁から投手板を経て二塁に向かう線は、東北東に向かっていることを理想とする」がある。この球場は忠実にできている。

オンリーワンは個性になる。長く巨人でプレーし、日本ハムで最もこの球場に明るい矢野謙次が「赤のファンは気にならないけど、昼が難しい。外野はまぶしい。夕方はコンコースから西日が入り、マウンドと本塁の中間に、影ができる。突然ボールが来るんです」と言う。日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏も「とにかく外野は守りにくそうだったなぁ」。太陽の軌道を考えれば、西南西の本塁は、特に外野を守る選手にとって厳しい。

建設に携わった球団職員に聞くと「本塁…方角に深い議論はなかったですけど」との反応。「最優先は地形。左翼の後ろに鉄道が通っている。あとは、できるだけみんなに楽しんでもらうこと。座席と線路の間に『ただ見席』も作った」と説明してくれた。

レールは動かせない。ならば、新幹線の車窓からでも、隙間からでも見てほしい。最も視線の集まる先にホームベースを配すと西南西に…ファン・ファーストがもたらした産物だった。

マツダスタジアムは、外野の向こうにサンフランシスコ湾が控えるAT&Tパーク(現オラクルパーク)を参考に建てた。本塁の向きは、これも偶然だが、ほぼ一致している。ちなみにメジャー全30球団で、本塁が東北東に位置する球場はゼロ。非対称と西南西の本塁が、ボールパークの空気を醸造する。このオンリーワンは偶然じゃない。(日刊スポーツ2016年10月23日付紙面より。敬称略、一部加筆、修正)【宮下敬至】

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球場グルメに「冷たい肉そば」と「フレンチトースト」誕生/楽天連載

楽天の本拠地楽天生命パークの新名物候補「冷たい肉そば」(球団提供)

<週刊イーグルス>

日刊スポーツ東北版で、毎週木曜に楽天情報をお届けする「週刊イーグルス」。第2回は球場グルメの新商品開発を特集します。

    ◇    ◇     

驚くべきスピード感で、話が進んだ。4月中旬。楽天の本拠地楽天生命パークのグルメに「何か名物を作りたい」「コロナ禍でもお客様に喜んでいただきたい」と考えた楽天野球団MD・コンセッション部の渡辺誉志部長が、同部飲食部門担当の柴田麻美さんへ自身が好きな「冷たい太麺そば」と「フレンチトースト」を提案。柴田さんが即座に動きだし、試食会まで通常1カ月以上かかる流れを約2週間でまとめた。

球場グルメならではの、こだわりがある。屋外で食べることを想定し、主食はビールをはじめとした酒に合う味付けに。デザートは容器を含めた“映え”要素も入れ込み、持ち運び時に「あれなんだろう?」と思わせる狙いもある。

居酒屋チェーン「養老乃瀧」が運営する46食堂が開発したそばは、さっぱり感を残しつつ、たっぷりの肉、ネギ、のりを乗せ、ボリューム満点。フレンチトーストは、あえてベリーなどのトッピングを省いた。おなかも試合も佳境に差し掛かった場面でもペロリと食べられるシンプルさを追求。「そばをいくつも試食した後に食べましたが、めちゃくちゃおいしかったです」と渡辺部長。容器を透明にし、“映え”要素も押さえた。試食会を重ね、現在も改良中。発売は交流戦が始まる5月下旬を目指している。【桑原幹久】

楽天の本拠地楽天生命パークの新名物候補「フレンチトースト」(球団提供)

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昼0勝 ヤクルトの執念 昼全勝の阪神に負けなかった

セ・リーグの昼、夜別勝率

<ヤクルト2-2阪神>◇5日◇神宮

負けなかった。ヤクルトはここまで今季阪神戦6戦全敗。デーゲームは8敗2分と分が悪い中での一戦。期待の若手の好投とベテランの気迫で終盤に追いつき、引き分けに持ち込んだ。

先発の奥川はプロ自己最長の6回を3安打2失点。3回2死満塁のピンチでは「慎重にいきすぎた」とマルテに147キロの直球を右前2点適時打とされた。それでも以降は直球と変化球をバランスよく織り交ぜ、自身初のクオリティースタートを達成した。

2年目の粘りにベテラン青木が奮起した。1-2で迎えた8回2死三塁、二ゴロでヘッドスライディング。同点となる適時内野安打とした。それまで2度の好機で凡退。「援護できなかったので負けは消してあげたかった」と執念で1点をもぎ取った。

悪い流れを完全に断ち切ることはできなかったが、負けはしなかった。4連敗を阻止し、貯金1を死守。7日からの2位巨人戦(東京ドーム)で、心機一転、浮上を目指す。

ヤクルト対阪神 8回裏ヤクルト2死三塁、二塁適時内野安打で一塁に頭から滑り込む青木。一塁手マルテ(撮影・野上伸悟)

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西武山川&木村、7日ソフトバンク戦から1軍合流 復調をアピール

西武山川(2021年3月30日撮影)

西武山川穂高内野手(29)と木村文紀外野手(32)が、7日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)から1軍合流する。

山川は3月30日の日本ハム戦で左太もも裏肉離れを負い離脱。1日からイースタン・リーグで復帰し、5試合で2本塁打6打点と復調をアピールしている。一塁の守備にも入り合流にゴーサインが出た。

腰痛の木村も5日の2軍戦で3号2ラン。相次ぐ負傷離脱に若手を積極起用してきた辻監督は「(山川と木村を)もうそろそろ上げたいなと思っている。これから決めます」と復帰を示唆していた。

西武木村(2021年3月30日撮影)

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DeNA桑原「絶対打ったるからな」好投浜口の代打で“報いる”2点適時打

中日対DeNA 7回表DeNA2死満塁、右前2点適時打を放つ桑原(撮影・森本幸一)

<中日0-4DeNA>◇5日◇バンテリンドーム

DeNAが今季初の3カード連続勝ち越しを決めた。先発の浜口遥大投手(26)が6回3安打無失点で2勝目。誰からも好かれる好青年の浜口と、2人の野手が絡み合うドラマが垣間見えた。

1人目は佐野恵太主将だ。0-0の5回1死一、三塁。浅めの左飛が来た。中日の三塁走者木下拓がタッチアップする。佐野は少し後ろから勢いをつけて捕球すると、本塁へ送球し、刺した。ベンチへ戻る際、浜口に感謝された。

佐野と浜口は同学年で、プロ入りも同じ16年だった。野手のリーダーが主将の佐野なら、浜口は開幕投手として投手陣を引っ張る存在。4月9日阪神戦で、佐野の大きな右飛に、三塁走者浜口がタッチアップしない場面があった。4月29日広島戦では、佐野の中前打に、二塁走者浜口が好走塁で生還する場面があった。そして、この日。今度は守備で佐野が浜口を助けた。浜口はヒーローインタビューで「野手が要所要所でよく守ってくれた」と感謝した。要所の1つが、佐野の好返球だったことは間違いない。

もう1人の登場人物が桑原将志だ。7回2死満塁。好投してきた浜口の代打として送り出された。桑原は「多分、浜ちゃんから『頼むで』と言われた」。返答は「絶対打ったるからな」。普段は極力、頭を空っぽにして打席に向かう。それが桑原流の集中法だからだ。だが、この場面は違った。「先発の浜ちゃんが粘り強く投げて、バックもいいプレーをしていた。緊迫した場面だった。『報いる』という、その人たちのためにという気持ちだった」。

カウント3-1から勝野の144キロの外角直球を右前に運んだ。今季2戦2敗を喫していた天敵から、均衡を破る決勝の2点適時打。「(浜口に)『ありがとうございます』と言われました。これはまだ浜ちゃんには言ってませんが『粘り強く投げてくれてありがとう』ですよ」。真面目な口調で、1学年下の左腕への感謝を口にした。

DeNAは最下位だが、広島→横浜→名古屋と移動が続いた9連戦を6勝3敗で乗り切った。三浦大輔監督は言った。「だんだんと投打がかみ合ってきた」。ちょっと青くさい言い方になるが、チームが1つにまとまってきた。【斎藤直樹】

中日対DeNA 5回裏中日1死一、三塁、根尾の飛球を捕球し本塁へ送球する佐野(撮影・森本幸一)
中日対DeNA 7回を無失点に抑えるDeNA先発の浜口(撮影・森本幸一)
中日対DeNA 試合終了、ヒーローインタビューを終えファンに手を振る浜口(撮影・森本幸一)

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札幌がプロスポーツチームをクラスター認定 日本ハムでは13人が感染

札幌市は5日、チーム名を非公表としながら、4月30日からこれまでに複数の新型コロナウイルス陽性者が判明したプロスポーツチームについて、クラスター(感染者集団)と認定した。

プロ野球の日本ハムでは4日までに、計13人の感染がわかっている。

市の発表によると、感染拡大の恐れがある期間に感染者と濃厚接触した可能性がある64人(選手26人、スタッフ38人)は特定できており、現在調査中としている。

チームは2日から1軍の活動を停止し、今後については、7日から札幌ドームで始まる楽天3連戦の開催を含め、6日に管轄保健所など関係機関と協議の上で対応を決める予定。日本ハムでは4日までに、特例2021適用対象として、10選手が出場選手登録を外れている。

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巨人サンチェス、復帰戦で2勝目「良いリスタート切れた」7回6安打無失点

広島対巨人 巨人先発のサンチェス(撮影・加藤孝規)

<広島0-4巨人>◇5日◇マツダスタジアム

肩の違和感で離脱していた巨人エンジェル・サンチェス投手が粘りの投球で2勝目を挙げた。

2回以外は毎回走者を背負いながら、要所を締め7回6安打無失点。「良いリスタートが切れたし、ここから乗って行ければいいなと思っています」と手応えを示した。子どもの頃にメジャー通算270勝のムシーナや、サイ・ヤング賞7度のクレメンスに憧れ、ものまねをしていたと言う助っ人は「何が起きても常に前を向いて、楽しんでもらえたらなと思います」と、球場に来られない子どもたちにメッセージを送った。

広島対巨人 勝利を挙げた巨人サンチェスはこいのぼりを手に笑顔(撮影・足立雅史)

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ヤクルト青木が気迫のヘッスラ「なんとかしたかった」適時内野安打でドロー

ヤクルト対阪神 8回裏ヤクルト2死三塁、二塁適時内野安打で一塁に滑り込む青木(撮影・野上伸悟)

<ヤクルト2-2阪神>◇5日◇神宮

ヤクルトが終盤に追いつき、引き分けに持ち込んだ。ここまで今季の阪神戦は6戦全敗、デーゲームは8敗2分と分が悪い中での一戦。先発奥川がプロ自己最長の6回を3安打2失点、5奪三振と試合をつくった。

1-2で迎えた8回2死三塁では、青木が二塁へゴロで一塁へヘッドスライディング。気迫で同点の適時内野安打をもぎ取った。1回2死一、二塁では遊ゴロ、4回無死一塁では、一塁併殺打。好機で1本を出せず、悔しさを表情に出す場面もあった。“三度目の正直”で結果を残し「良い形ではないが、なんとかしたかった。奥川が良いピッチングをしていたが、援護できなかったので負けは消してあげたかった。気持ちで打ちました」と振り返った。

悪い流れを完全に断ち切ることはできなかったが、負けはしなかった。4連敗を阻止し、貯金1もキープ。7日からの2位巨人戦(東京ドーム)で、心機一転、浮上を目指す。

▼ヤクルト高津監督(8回青木の適時内野安打に)「悔しがってはいるけど『追いつくぞ』とか『しっかり守るぞ』と声を出していた。バットで貢献出来ていなくても他のところでチームをまとめてくれている。気持ちの入ったスライディングでした」

ヤクルト対阪神 8回裏ヤクルト2死三塁、同点の適時内野安打を決める青木(撮影・たえ見朱実)
ヤクルト対阪神 8回裏ヤクルト2死三塁、岩崎から二塁適時内野安打を放つ青木(撮影・野上伸悟)

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2度目の同学年対決は西武今井達也に軍配 乱調修正で山本由伸に投げ勝った

西武対オリックス 2回表オリックス2死三塁、紅林を空振り三振に仕留めほえる今井(撮影・滝沢徹郎)

<西武6-2オリックス>◇5日◇メットライフドーム

西武今井達也投手(22)が今季2度目の同学年対決を制した。7回途中5失点のオリックス山本に対し、8回2死2失点。「前回は勝てなかった。今日は絶対に由伸より先にマウンドを降りたくないという気持ちでした」。4失点負けした4月21日の借りを返した。

前週まで5試合30回で四死球26個。自滅の側面があった。それが6回2死までゼロ。「打たせてダブルプレーっていう打ち取り方ができたので、長い回を投げられた」。変化球の精度が上がったことで、無理に三振を狙わなくなった。

スライダー、シンカー気味のチェンジアップに加え、直球狙いの打者にカットボールが奏功した。変化量より直球に近い球速が理想。前回対戦後には、高速カットを持つ山本に「カットボール、今度教えてよ」とレクチャーを頼んでいた。だが教わるより前に、自力で空を切らせ、芯をずらし、バットの先で打たせた。

本当は最後まで投げたかった。「『頼む、完投してくれ』と西口さん(投手コーチ)に言われていた。完投するつもりでいたので、ちょっと反省です」。守護神増田が抹消され、左膝に打球を受けたギャレットがベンチを外れ、前日は9投手をつぎ込んだ。あとアウト4つ足りなかったが、2年前の初完封と同じ5月5日に、今季最長の124球でブルペンを救った。

連敗を2で止め、チームを再び4位に押し上げた。こどもの日に駆け付けたキッズへ「また機会があったら球場に足を運んで。いいプレーをお見せできたら」と約束。将来のエースにと期待する辻監督は「だんだんだんだん、近づきつつあるんじゃないの?」と認めた。【鎌田良美】

▽西武源田(3安打1打点3得点1盗塁。1発出ればサイクルだった)「さすがにもう打席も回ってこないと思いましたし、意識しませんでした。(前日のヘッドスライディングの影響は)大丈夫です」

▽西武森(7回に4号2ラン)「いい流れで打順が回ってきたので、それに乗ろうと思っていた。今井がいいピッチングをしていたので援護できてよかった」

西武対オリックス 8回を投げ終えた西武平良(右)を迎える今井(撮影・滝沢徹郎)
西武対オリックス 西武先発の今井(撮影・滝沢徹郎)

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巨人原監督「最善策とはなんぞや」上昇ムードの打線組み替え総力戦で勝利

広島対巨人 広島に快勝の巨人ナインを迎える原辰徳監督(中央)(撮影・加藤孝規)

<広島0-4巨人>◇5日◇マツダスタジアム

逆境に強い大人になろう-。こどもの日に、巨人が広島相手にたくましい戦いぶりを見せた。

原辰徳監督(62)は前日1得点の打線を改造。3番に上げたウィーラーが14試合連続安打で先制点を演出すれば、5番起用の中島が先制犠飛にダメ押し点をアシスト。6番の丸も追加点を呼び込む好走塁と好守備。投手陣もデラロサとビエイラの守護神候補が不在でストッパー中川も休養でベンチ外の中、今季2度目の無失点リレーを決めた。鯉の季節に、総力戦で逆風をはねのけた。

   ◇   ◇   ◇

目を細めた理由は日差しのせいだけではなかった。原監督は頼もしそうなまなざしで選手を出迎えた。新外国人スモークと救援陣の柱の中川を休ませた一戦で、ベンチに残っていたのは6人。スローガンの「ワンチーム」を体現する1勝に「それぞれが(仕事をした)というところはありますね」と、うなずいた。

上昇ムードの打線を組み替えた。広島先発が左腕ということもあり、3番の丸と6番のウィーラーを入れ替え、新外国人のスモークを休ませて中島を5番で起用。「試行錯誤しながら、最善策とはなんぞや、というところですね」と現状に満足せずに変化を選んだ。

信念がある。「強い逆風で力を出せる人か、順風でしか力が出せない人なのかはね、人間の価値になるよね」。起用された選手は期待が大きい分、重圧も増す。外国人枠の競争が続くウィーラー、ベテランの勝負強さを要求される中島、本来の力を求められる丸。各自が受けるのは心地よい追い風だけではなかった。

選手はたくましかった。4回にはウィーラーが右中間二塁打で好機を演出。1死後に中島が「ボールを見すぎず、しっかり打ちにいこう」と先制犠飛。7回2死では一塁走者の丸が炭谷の飛球にも全力疾走を怠らず、中堅が目測を誤った間に生還(記録は安打)。9回は無死二塁から中島が右前打でつなぎ、2死二、三塁から代打亀井が2点適時二塁打。投手陣も守護神不在の中、継投でしのいだ。期待通りの働きぶりに、原監督は「(中島は)進塁打の(意識がある)中で安打を打って、カメちゃん(亀井)も2死から非常に大きかったですね。2点目もね。(投手は)それぞれ役割を持たせて、全うしてくれた」と、うなずいた。

コロナ禍で迎えたこどもの日。かつての野球少年が全国に懸命な姿と勝利を届けた。現代の少年少女たちへ、原監督は「やっぱり夢や思うことや願うことは、とても大事な気がします。見つけられている人はそれを頑張ってもらいたいね。まだ見つけられていない人は、見つけるっていう気持ちは持っておく必要があると思う」と温かい言葉を贈った。果たすべき夢、思い、願いを胸に、失敗を恐れず鍛錬を積みながら虎の尻尾を追う。【浜本卓也】

広島対巨人 4回表巨人無死一塁、二塁打を放つウィーラー(撮影・足立雅史)
広島対巨人 7回表巨人2死一塁、炭谷の中前適時二塁打で丸が生還。捕手は石原(撮影・加藤孝規)

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阪神に試練の大山抹消 救うのはやっぱり佐藤輝明 本職三塁で打撃はプラス

ヤクルト対阪神 9回裏、ベンチから試合を見つめる大山(撮影・前田充)

<ヤクルト2-2阪神>◇5日◇神宮

首位阪神に試練が訪れた。4番で主将の大山悠輔内野手(26)がヤクルト戦(神宮)の4回裏に背中の張りのため、途中交代した。6日に出場選手登録を抹消され、戦線を離脱することが決まった。開幕から快進撃を続ける矢野阪神にとって、痛すぎるアクシデントで、試合は今季初の引き分けとなった。ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が4番三塁の代役を務めることが濃厚。9本塁打、25打点とチーム2冠のスラッガーが苦境で主軸を担う。

   ◇   ◇   ◇

順風満帆に勝ち進んできた矢野阪神に、大きな試練が訪れた。4回裏の守備から、大山の姿がグラウンドから消えた。2回に悪送球で出場3戦連続エラーを犯すなど本来の動きではなかった。今季初の引き分けで、試合後にはナインとエアタッチを交わしていたが、アクシデントが発生していた。試合後、矢野監督が明かした。「背中の張りで抹消する。ちょっとは時間かかるやろ。ただそれは、もっと悪くならないための抹消やから」。6日に出場選手登録を抹消する予定。戦線を離脱することになった。

主将の負傷はあまりにも痛い。ここまで打率2割9分1厘、5本塁打、24打点の成績を残し、チームの勝利に徹する打撃で強力打線を引っ張ってきた。2日の広島戦では休養日を設け、体をケアしてきたが、ついに大山不在の緊急事態を迎えた。4番三塁の代役について矢野監督は「まあ、これから考える」と話すにとどめたが、佐藤輝が穴を埋めることが濃厚だ。大山が休養した2日に「4番・三塁」で起用され、逆転満塁弾を含む5打点を稼いだ。現在、9本塁打、リーグトップの25打点でチーム2冠。7回には中前打を放ち4戦連続安打。2日連続で試合前練習では右翼だけでなく三塁でもノックを受け、準備も続けている。この日の神宮は強風が吹き、慣れない右翼守備で神経を使ったが、近大時代の本職三塁なら打撃面でもプラスとなりそうだ。

試合では痛い走塁ミスも犯した。7回2死二塁で、代打糸井にベンチが託した場面で、初球を投げる前に投手からけん制で刺されチェンジとなった。矢野監督は「相手もすごくうまかった。痛いアウトにはなったんでね、逆に今日引き分けでよく終われたなっていう部分もあるし。テル(佐藤輝)自身はそういうものを経験にして、次からどうするかっていうことの方が大事」と話し、僅差の試合でのワンプレーの重要さを改めて思い知らされた。

今季初のドローでデーゲーム13連勝とはならなかったが、不敗神話は続く。勝った2位巨人とのゲーム差は「3」。7日からは敵地でDeNA3連戦に臨む。前回、衝撃の場外弾を放った横浜で、4番佐藤輝のバットが勝利を呼び込む。【石橋隆雄】

◆大山の抹消 18年6月22日以来、プロ2度目。6月の月間打率1割7分2厘と低迷し、再調整を言い渡され、7月3日に再昇格した。故障による2軍落ちは今回が初。

▼阪神の引き分けは今季初。12球団で最遅の初ドローとなった。なお32試合消化した時点での「22勝9敗1分け」は、08年と全く同じ。このときは5月6日巨人戦に勝ち、この成績となった。同年は序盤から圧倒的な独走を見せ、7月22日には早くもマジック46が点灯。もっとも後半戦に急激に失速し、巨人の逆転優勝を許した。さて、今季は?

ヤクルト対阪神 7回表阪神無死、中前打を放つ佐藤輝明(撮影・前田充)
ヤクルト対阪神 7回表阪神2死二塁、今野(奥右)の二塁けん制に刺されがっくりする佐藤輝(撮影・野上伸悟)

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巨人“坂本勇人”がプロ初安打「無我夢中」DeNA今永から快音響かせる

巨人坂本のポスターの前でバットを構える育成ドラフト6位の唐津商・坂本=2020年11月5日

<イースタン・リーグ:巨人1-5DeNA>◇5日◇ジャイアンツ球場

“坂本勇人”がプロ初安打を放った。

巨人育成ドラフト6位の坂本勇人捕手(19)が、「9番DH」で公式戦スタメンデビュー。

第1打席に初球を捉えた。3回1死、DeNA今永の甘く入った131キロのカットボールを振り抜いた。遊撃手の頭を越える左前打。「無我夢中にバットを振りました。素直にうれしいです」。一塁コーチを務めた古城2軍野手総合コーチとグータッチをすると、少し口角を上げて喜んだ。

今年は支配下、育成を合わせて4人の捕手が入団した。主将の「坂本勇人」と同姓同名とあって、メディアで大きく取り上げられ話題を呼んだ。だが、他の3人はいずれも大卒で坂本勇は指名順位も下。まだまだ勉強の日々だ。特に2軍では日本を代表する捕手だった阿部2軍監督や、WBCで侍ジャパンの正捕手を務めた経験を持つ小林など、身近にレベルの高いお手本がいる。試合中はベンチでメモ帳とペンを手にするなど、学習意欲は満々。地道に基礎を積み上げている。

19、20年と2年連続開幕投手を務めた今永から快音を響かせた。左肩の手術明けとはいえ、「この1本を自信にして、今後頑張ります」。無限の可能性を秘めたプロ生活が、この日の一打から幕を開けた。【小早川宗一郎】

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阪神近本4試合連続安打「うれしいですね」俊足生かした内野安打含むマルチ

ヤクルト対阪神 3回表阪神2死満塁、マルテの2点適時打で生還しナインに迎えられる近本(撮影・前田充)

<ヤクルト2-2阪神>◇5日◇神宮

阪神近本光司外野手が4試合連続安打で調子を上げている。

5回にフォークをすくい上げて中前打とすると、8回は俊足を生かして二塁内野安打とした。3戦連続の複数安打で5月の打率は5割8分3厘。

「得点につながってチームの勝利につながっているのはうれしいですね」と喜んだ。3回には四球で出塁し、マルテの適時打で生還。1番の役割を果たした。

ヤクルト対阪神 8回表阪神1死、二塁内野安打を放つ近本(撮影・前田充)

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15年から始まった不敗神話 柳田の特大サヨナラ弾など/工藤監督の誕生日

58歳の誕生日を迎え、報道陣から花束とプレゼントを贈られた工藤監督(球団提供)

<ソフトバンク5-5楽天>◇5日◇ペイペイドーム

<ソフトバンク工藤監督の誕生日試合アラカルト>

ソフトバンクは9回に追いつき、今季4度目の引き分け。この日がバースデーの工藤公康監督(58)は、誕生日ゲームが就任以来5勝1分けとなり、不敗神話を継続した。

◆15年ロッテ戦(○4-3、52歳)柳田が延長11回に特大140メートルのサヨナラ5号ソロ。同年にトリプルスリーを達成した主砲の1発で、就任1年目の誕生日を白星で飾った。

◆16年日本ハム戦(○2ー1、53歳)先発の東浜が、7回途中3安打1失点の好投。球速もプロ入り後初めて150キロをたたき出すなど、成長の跡をのぞかせた。

◆17年ロッテ戦(○3-2、54歳)2点を追う9回に、工藤監督の年齢と同じ背番号「54」のデスパイネが同点の7号2ラン。さらに上林が勝ち越し6号ソロを放った。劇的な逆転劇で、対ロッテ7連勝とした。

◆18年オリックス戦(○3-0、55歳)先発の武田が、1安打完封。さらに内川(現ヤクルト)も、3試合ぶりのヒットが飛び出して、NPB通算2000安打に王手をかけた。

◆19年オリックス戦(○7-2、56歳)周東が2安打2盗塁と暴れ、プロ初のお立ち台に上がった。デスパイネとグラシアルも祝砲を放ち、工藤監督の誕生日は就任1年目から5連勝とした。

◆20年は新型コロナウイルスの影響で、試合開催なし。

ソフトバンク対楽天 笠谷(右)と話す工藤監督(撮影・岩下翔太)

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阪神マルテが奥川から唯一の得点「みんなの期待に応えたい」守備でも貢献

ヤクルト対阪神 3回表阪神2死満塁、奥川から先制右前2点適時打を放つマルテ(撮影・野上伸悟)

<ヤクルト2-2阪神>◇5日◇神宮

阪神ジェフリー・マルテ内野手が3試合連続となる適時打を放ち、チーム唯一の得点をたたき出した。

2回までヤクルト先発奥川に完璧に封じられていたが、3回に梅野の安打と近本、糸原の連続四球で2死満塁とし、好機で打席が回った。初球ファウルの後の147キロ直球が甘く入ってきたのを見逃さなかった。打球は右前で弾み、2者が生還。3試合続けてチーム最初の得点を刻んだ。

「近本や糸原がいいシチュエーションを作ってくれるから、いつもチームのみんなの期待に応えたいと思って打席に入っているよ。続けていきたいね」とニッコリ。得点圏では打率4割1分7厘と梅野に次いでリーグ2位と勝負強さを発揮。出塁率も4割6厘でチームトップ。かえすだけでなく、つなぎの役割も果たしている。

この日は守備でも光った。5回無死一、二塁からバントにチャージし、三塁送球で進塁を防いだ。「守備でも積極的に攻めることを心がけている。今日は守備でもいい仕事ができたね」。昨年は1試合4失策など不安もあったが、今季はここまで1失策のみ。来日3年目の助っ人はバットに守備に頼もしい。【林亮佑】

ヤクルト対阪神 5回裏ヤクルト無死一、二塁、奥川のバントを三塁へ送球する一塁手マルテ(撮影・前田充)

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阪神岩貞が完璧リリーフ「青柳がすごくいい投球をしてくれていた」

ヤクルト対阪神 阪神2番手で登板する岩貞(撮影・前田充)

<ヤクルト2-2阪神>◇5日◇神宮

阪神2番手の岩貞祐太が、7回に登板し、完璧に抑えた。古賀を直球で押し込み中飛に打ち取ると、代打西田は3球三振。最後は代打西浦を外角への147キロ直球で空振り三振。

「青柳がすごくいいピッチングをしてくれていたので、その後を引き継いで、しっかり3人で抑えることができて良かったです」。前日4日にはワンポイントリリーフで今季2勝目を挙げ、この日は9ホールド目。連日の好リリーフを見せた。

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巨人炭谷2戦連続適時打&完封リレー導く好リード「丁寧に投げてくれた」

広島対巨人 7回表巨人2死一塁、炭谷の打ち取られたかと思われた打球を中堅手羽月が落下点を見誤り中前適時打となる(撮影・足立雅史)

<広島0-4巨人>◇5日◇マツダスタジアム

巨人炭谷銀仁朗捕手が2試合連続のスタメン起用に応えた。

打っては7回2死一塁、高々と打球を打ち上げ、中前に落とす2試合連続の適時打。守っては先発サンチェスを好リードし完封リレーに導いた。「本来のサンチェスに比べると、そこまで良くはなかったですが、7回をしっかり粘り強く、丁寧に投げてくれました」と笑顔を見せた。

広島対巨人 7回表巨人2死一塁、炭谷の打ち取ったかと思われた打球の落下点を見誤る中堅手羽月。記録は中前適時打(撮影・足立雅史)

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