日刊スポーツ

首都大学野球、15日以降のリーグ戦と入れ替え戦を有観客で開催へ 

バッティングパレス相石スタジアムひらつか

首都大学野球連盟は10日、15日以降の春季リーグ戦、および入れ替え戦(等々力球場、バッティングパレス相石スタジアムひらつか、サーティーフォー相模原球場)を有観客で実施すると発表した。

緊急事態宣言が5月31日まで延長されたことに伴い、イベント開催の制限内容が変更となったため。なお、観客動員数に関しては政府のイベント開催制限に従い、上限を設定し実施する。

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【静岡県リトルシニア】浜松南の大石玲央斗主将「全員野球で粘り強く」守備と打撃と足でけん引

浜松南は全員野球が伝統

<静岡県リトルシニア紹介:浜松南リトルシニア>

日刊スポーツでは、日本リトルシニア中学硬式野球連盟に所属する静岡県内の15チームを紹介します。

  ◇  ◇  ◇   

【創立】1984年

【部員数】50人(24年4月現在)

【監督】鈴木彰宏

【活動場所】浜松市中央区雄踏町

【活動日】水・金・土・日・祝

【全国大会】春5回、夏12回

【スローガン】挑戦

大石玲央斗主将(3年)がチームを引っ張る。走攻守3拍子そろい、堅実な守備とチャンスに強い打撃が特長。「チームの伝統である全員野球で粘り強く戦い、全国大会出場を目指します」と意気込む。鈴木彰宏監督(56)も「実戦的な力も向上しており、練習の成果を大会で発揮したい」と今春に向けた手応えを得ている。

子供たちに野球の楽しさを伝え、1人でも多く野球が好きな子を育て、笑顔と自信で満たす理念を掲げている。効率的に選手全員が、より多く打つ、捕る、投げる、試合に出場することを意識して強化に励む。

※チーム公式ホームページ、フェイスブック、X配信中

◆浜松南リトルシニア主なメンバー

大石玲央斗(3年)

石原  吏(3年)

近藤 悠輝(3年)

渋川 昇真(3年)

池野 悠太(3年)

戸塚 央祐(3年)

藤田 慈悠(3年)

伊藤 颯真(3年)

鈴木 晟永(3年)

伊藤 元彰(3年)

花井 快成(3年)

江本 展真(3年)

三輪 竜雅(3年)

伊藤龍乃伸(3年)

原  煌雅(3年)

中村 壮佑(2年)

池島 璃佑(2年)

白井 勢那(2年)

斉藤 綾佑(2年)

清水 佑真(2年)

高橋  湊(2年)

渥美 一護(2年)

高林 そら(2年)

松田  晄(2年)

吉見 貫太(2年)

森  歩陸(2年)

江本 宝真(2年)

中村 蒼空(2年)

白石 次郎(2年)

白石愛衣香(2年)

飯尾 浩也(2年)

飯尾 晴希(2年)

神谷 幸志(2年)

飯尾 蓮介(2年)

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【静岡県リトルシニア紹介】富士の野村桜生主将が堅実守備とチャンスに強い打撃でチームけん引

最後まで諦めない富士

<静岡県リトルシニア紹介:富士リトルシニア>

日刊スポーツでは、日本リトルシニア中学硬式野球連盟に所属する静岡県内の15チームを紹介します。

◇  ◇  ◇   

【創立】1981年

【部員数】34人(24年2月現在)

【監督】望月俊明

【活動場所】富士市五貫島

【活動日】水・土・日(平日はナイター練習)

【全国大会】春1回、夏0回

【スローガン】挨拶(あいさつ)・返事・全力疾走・気配り・本気

望月俊明監督(57)は、全国選抜野球大会(2回戦敗退)に続く日本選手権大会出場に向けて「投手を中心とした守備力向上と得点力アップがテーマ」と意気込んだ。選手個々の能力を見極め、適材適所のポジションで活躍できるよう指導する。

打力アップは新チーム結成以来の課題で、個々が目的を意識しながら練習を行っている。守備は、選手の成長に合わせて調整しながら複数のポジションができるように取り組む。

中心は野村桜生主将(3年)だ。「今年のチームは個々の能力も高く、まとまればどんな相手もはね返す爆発力があります。1戦1戦を大切に、楽しんで、富士の野球を見せつけたい」。堅実な守備とチャンスに強い打撃でチームを引っ張る。

※チーム公式ホームページ配信中

◆富士リトルシニア主なメンバー

加藤  隼(3年)

後藤 歩武(3年)

高橋 悠大(3年)

野村 桜生(3年)

村松倫太朗(3年)

堤田 蒼来(3年)

榊原大維心(3年)

宮坂 星輝(3年)

青木 颯汰(3年)

入沢晄太郎(3年)

筒浦  楓(3年)

清水 暖功(3年)

鈴木 陽斗(3年)

望月 奏汰(3年)

望月 琉生(3年)

山本 隼人(3年)

松永 朝光(3年)

菊地 優希(3年)

望月洸四郎(3年)

吉田 清矢(3年)

赤池 奏人(3年)

深沢 七成(2年)

望月 康生(3年)

羽田 悠晟(3年)

遠藤 蓮空(2年)

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【侍ジャパン】U15ワールドカップ代表選手をネットで募集 球速120キロ以上など

侍ジャパン公式HPから

NPBエンタープライズ、全日本野球協会、日本野球連盟は18日、「第6回WBSC U15ワールドカップ」(8月16~25日、コロンビア・バランキージャ)に出場する侍ジャパンU15代表選手の合同トライアウト実施を発表した。

日本リトルシニア中学硬式野球協会、日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)、全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)、日本ポニーベースボール協会、九州硬式少年野球協会(フレッシュリーグ)に所属する、およそ5万4000人の登録選手の中から選出する。デジタルトライアウトを通じて、選手公募ならびに第1次審査・選考を行う。

インターネット上で応募を受け付ける。自らのプレーを動画で撮影し、応募フォームに投稿してエントリー。審査を通過した応募者は、2次選考会を経て代表選手に選出される。

応募条件は、指定5団体に登録している野球チームに所属する日本国籍を有する選手で、(1)50メートル走6秒9以下、(2)球速120キロ以上、(3)遠投80メートル以上、特筆すべき技能(投手・打撃・守備など)を持っていること、の4項目のうち、1つ以上クリアしている選手。

詳細は、侍ジャパン公式サイトまで。

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青学大の侍ジャパン西川史礁1本塁打含む3安打 2日連続マルチで打率5割 楽天スカウトも評価

亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放ちガッツポーズ(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:青学大9-0亜大>◇第2週第2日◇17日◇神宮

青学大が13安打9得点で亜大に快勝。2連勝で勝ち点を2に伸ばした。

今春侍ジャパンに選出された西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)がその実力を見せつけた。5回2死二塁。「前の打席から変化球が多かったのでスライダーを張りました」と、狙い通りの球をフルスイング。打球は大きな弧を描き、左中間スタンドへ吸い込まれた。今季1号、大学通算5本目となる本塁打に「ヒットの延長戦がホームランになるように毎打席決めて打っているので」と言いながらも「素直にうれしいです」と笑顔を見せた。

8回にも2死二塁から右越え適時二塁打を放つなど3安打3打点。2日連続のマルチ安打で、ここまで打率5割と脅威のペースでヒットを量産しているが、「まだ修正するところはたくさんある」と成長の手は緩めない。悔いが残るのは7回1死一、三塁。フルカウントから真っすぐを振らされ遊ゴロに。「カウント1-3から直球をファウルにしちゃったところが納得いかない。1球で仕留め損ねた」と4番の働きができなかったことを悔やんだ。

飽くなき探求心で前を向く。「どんどん良くなっているので、それを自信にして次に臨みたい」。若き侍は成長を続ける。

この試合を視察した楽天部坂スカウトは「右にも左にも長打が打てて、初球からフルスイング。内からしっかりバットが出るようになってしっかりさばけるのが強い」と評価した。

亜大対青学大 3回裏青学大2死二塁、西川は一塁内野安打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 3回裏青学大2死二塁、西川は一塁内野安打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川は左越え2点本塁打を放ち笑顔を見せる(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 5回裏青学大2死二塁、西川(右)は左越え2点本塁打を放ちベンチ前で笑顔を見せる(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 8回裏青学大2死二塁、・西川は右前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 8回裏青学大2死二塁、・西川は右前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
亜大対青学大 勝利し笑顔でガッツポーズする青学大・西川(撮影・鈴木正人)

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札幌大2年生20人合宿中に飲酒、喫煙 春季リーグ登録停止処分 当該部員は無期限活動停止に

全日本大学野球連盟は17日、臨時審議委員会を開き、札幌学生野球連盟1部・札幌大の未成年の新2年生部員20人が、3月の鹿児島合宿中に飲酒、喫煙をしたとして、当該部員に対し29日に開幕する春季リーグでの登録停止の処分を下した。

9日に同大に匿名で届いたメールで問題が発覚した。これを受けて、同大野球部は9~12日の4日間、活動を自粛したほか、当該部員を無期限の活動停止処分とした。同大は新2年生20人を除くメンバーで春季リーグに出場できる。

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中大、国学院大に2連勝で勝ち点 初先発の山口謙作、大学初勝利「1年生の活躍が刺激になった」

国学院大対中大 勝利し笑顔でガッツポーズする中大・山口(左)と熊谷(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:中大6-0国学院大>◇第2週第2日◇17日◇神宮

中大が12安打6得点で国学院大に大勝。連勝で勝ち点を2に伸ばした。

2回、1死一、三塁からDHでスタメン出場の熊谷陽輝投手(1年=北海)の中前適時打で先制すると、この回6安打で一挙5点を挙げた。7回には1死満塁から代打安田淳平外野手(2年=聖光学院)の中犠飛でダメを押した。

投げては大学初先発の山口謙作投手(3年=上田西)が真っすぐにスライダー、カットを軸に丁寧に低めに制球。5回2/3を4安打無失点に抑え、大学初勝利をつかんだ。「球の高さは気を付けて投げれば内野陣がしっかりアウトにしてくれる。低めに自分のいい球を投げ込んでアウトを積み重ねることができました」と、胸を張った。

この冬、清水達也監督(59)の「結果が求められるぞ」という言葉が、山口を奮起させた。「自覚をもってこの春、頑張ろうと思いました」と、冬は投げ込みよりもウエートを中心に体作りに専念。「筋肉で増やし体重は3キロ近く増えて、真っすぐの質が変わりました」と山口。低めに制球された球で、初勝利につなげた。

昨年の大黒柱、西舘勇陽投手(巨人)、石田裕太郎投手(DeNA)が卒業したが、1戦目の1年生、東恩納蒼投手(1年=沖縄尚学)に続き、山口と、新戦力が登場し、戦力として機能している。清水監督は「4年生の投手が抜けた中で、投手を整備して結果を出して、自信をつけてやってくれている」と、頼もしく見つめた。山口は「先週から1年生が活躍していたので、上級生としてやらないといけない立場。強い気持ちで試合に臨むことができました」と、笑顔。1戦、1戦、自信をつけ、チームはたくましく成長している。

国学院大対中大 勝利し応援席に手を振る中大・山口謙作(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 力投する中大先発の山口(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 力投する中大先発の山口(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 力投する中大先発の山口(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 2回裏中大1死一、三塁・熊谷は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 2回裏中大1死一、三塁・熊谷は中前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 2回裏中大1死一、三塁・熊谷は中前適時打を放ちガッツポーズ(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 2回裏中大1死一、三塁・熊谷は中前適時打を放ちポーズを決める(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 2回裏中大1死満塁、山本は右前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 2回裏中大1死満塁、山本は右前適時打を放つ(撮影・鈴木正人)
国学院大対中大 2回裏中大1死満塁、山本は右前適時打を放ちガッツポーズで雄たけびを上げる(撮影・鈴木正人)

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日大2連勝で今季初の勝ち点獲得 前日スタメン外れた角田勇斗が汚名返上の1発

駒大対日大 4回裏日大2死一塁、角田は左越え2点本塁打を放ちガッツポーズで雄たけびを上げる(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:日大7-4駒大>◇第2週◇17日◇神宮

日大が2連勝で駒大を下し、今季初の勝ち点を挙げた。

前日にスタメンを外れた正遊撃手の角田勇斗内野手(4年=習志野)に、奮起の1発が飛び出した。

1-1で迎えた4回2死三塁から三失で勝ち越すと、なおも2死一塁から7番南條碧斗捕手(4年=報徳学園)が右翼への適時打。2死一塁から8番角田が直球を捉えて左越え2ラン。一挙4得点で試合を動かした。

角田は第1週亜大との2回戦で、失点に結びつく失策をした。3試合で4打数1安打と打撃も低調だったこともあり、2試合ぶりのスタメン復帰となった。角田は「自分は守備で出させてもらっている。守備がダメだったときには、それは当たり前のように試合に出られなくなるので。今回でスタメンは最後だと思って」という気持ちで臨んでいた。「自分の中で変化をもたらしたかった」と、バットをいつもよりこぶし1個と指2本分短く持って結果につなげた。

片岡昭吾監督(46)は「芯に当たったのは初めて見ました(笑い)」と笑いを誘い、「今日の練習からバットを短く持ってコンパクトにという意識でやっていた。練習からなにかしてくれるかなというような気はしてました」と、より一層目の色を変えて臨んだ角田の頑張りを評価した。

第3週は29日から中大との対戦カードに挑む。

駒大対日大 4回裏日大2死一塁、角田は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
駒大対日大 勝利し笑顔でガッツポーズする日大・南條(左)と角田(撮影・鈴木正人)

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東浜巨以来15年ぶり!中大・東恩納蒼1年生が春のリーグ戦開幕2連勝「似ている」沖縄尚学監督

中大対国学院大 力投する中大先発の東恩納(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球>◇第2週第1日◇16日◇神宮

中大の1年生右腕、東恩納蒼投手(沖縄尚学)が大学初先発で5回3安打1失点で2勝目を挙げた。リリーフで初勝利した開幕2戦目(駒大戦)に続く白星で国学院大に先勝。1年生が春のリーグ戦で開幕から2連勝したのは、09年亜大・東浜巨(ソフトバンク)以来、15年ぶりになった。青学大は今秋ドラフト上位候補の西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)が3安打1打点で勝利。日大は今季初勝利を挙げた。

   ◇   ◇   ◇

東恩納は、ゆったりとしたフォームから130キロ中盤の直球に変化球を丁寧に投げ分けた。走者を出しても慌てない。落ち着いて縦のスライダーと緩いカーブを自在に操った。「最少失点で抑えられてよかったです」。1年生とは思えない、堂々たる投球でつなげた。

相手が誰であっても、気持ちはブレない。昨年U18高校日本代表でチームメートだった国学院大・緒方漣内野手(1年=横浜)と対戦。「相手として嫌な選手だった」と振り返ったが投球に集中。3打数無安打に打ち取った。開幕2連勝にも表情は緩めない。「1年目で警戒されていないからだと思います」と謙遜しながら「スライダーが有効だと思っています」と、手応えはつかんでいる。

高校の先輩、東浜の背中を追う。2人を育てた沖縄尚学・比嘉公也監督(42)は「緩いボールでストライクを取ったり、打者の打ち気をそらすところは似ている」と2人の姿を重ね合わせた。特に似ているのはカーブだという。「巨の方がもっと回転数が多いと思う」と前置きした上で「簡単に1球で打ってもらう球種としては楽。省エネ投球につながるというのは、2人によく話しました」。同じ野球をたどり、成長した。

沖縄尚学から東都大学リーグへ。東恩納は「東浜さんは目指すべき存在ですが、自分はまだそのレベルではない。まずは勝てる投手を目指します」。先輩・東浜の東都通算35勝13敗に挑む準備はできている。【保坂淑子】

中大対国学院大 力投する中大先発の東恩納(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 勝利し笑顔でガッツポーズする中大・東恩納(左)と繁永(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 力投する中大先発の東恩納(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 力投する中大先発の東恩納(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 2回裏、国学院大の攻撃を抑え笑顔でベンチに引き揚げる中大・東恩納(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 2回裏、国学院大の攻撃を抑え笑顔でベンチに引き揚げる中大・東恩納(左)(撮影・鈴木正人)

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ドラフト候補の青学大・西川史礁が3安打1打点 西武渡辺GM「大学の中で抜けている」と高評価

青学大対亜大 5回表青学大2死満塁、西川は中前適時打を放ちガッツポーズ(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:青学大2-1>◇第2週第1日◇16日◇神宮

青学大の今秋のドラフト上位候補に挙がる西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)が4打数3安打1打点のマルチ安打で勝利に導いた。

ドラフト上位候補の力を見せつけた。「開幕戦で引っ張りになっちゃって。自分の思い描いた打球が打てなかった」と、1週間で修正。「今日はコースに逆らわず。外ならライト。内ならレフトへという意識で毎打席入りました」。初回は2死二塁から低めのカーブを内野安打。三塁手の悪送球を誘い、二塁走者が先制のホームを踏んだ。3回には2死一塁から右越え二塁打。5回には2死満塁から、初球のフォークを捉えて中前適時打とし、貴重な2点目を加えた。「先週と同じ打撃なら多分空振りしていたと思うんですが、今日はうまく仕留めることができました」と胸を張った。

視察した西武渡辺GMは「体に力があると感じる。実力、能力、技術は大学生の中で抜けている」と高評価。西川は「チームの勝利貢献するプレーをすることがモットー」と変わらぬ活躍を誓った。

青学大対亜大 3回表青学大2死一塁、西川は右越え二塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
青学大対亜大 勝利し笑顔でガッツポーズする青学大・西川(左)と児玉(撮影・鈴木正人)
青学大対亜大 3回表青学大2死一塁、西川は右越え二塁打を放つ(撮影・鈴木正人)

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【侍ジャパン】ベースボール・ファイブ代表がアジアカップ初優勝、六角彩子が最優秀女性選手賞

第2回アジアカップで初優勝を果たしたベースボール・ファイブ日本代表(NPBエンタープライズ提供)

男女混合の手打ち野球、ベースボール・ファイブの日本代表は16日、韓国・ソウルで行われた第2回アジアカップで初優勝を果たした。

3戦全勝でグループBを1位通過。準々決勝はシンガポール、準決勝は韓国を下し、この日の決勝は台湾にセットカウント2-1で勝利した。10月に香港で行われるワールドカップの出場権を得た。また、今大会の最優秀女性選手賞に六角彩子選手が選ばれた。

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中大・東恩納蒼が初先発5回3安打1失点で開幕から2連勝「スライダーが有効的でした」と自信

中大対国学院大 力投する中大先発の東恩納(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:中大5-2>◇第2週第1日◇16日◇神宮

中大の1年生、東恩納蒼投手(沖縄尚学)がリリーフで初勝利を挙げた開幕2戦目(駒大戦)に続き、先発で5回を投げ2勝目を挙げた。「最少失点で抑えられたのがよかったです」と、冷静に振り返った。

ゆったりとしたフォームから、130キロ中盤の真っすぐに変化球を丁寧に投げ分け、走者を出しても慌てず。落ち着いて縦のスライダーを自在に操り5回を3安打5奪三振で1失点。1年生とは思えない、堂々たる投球で後ろにつなげた。

相手が誰であっても、気持ちはブレない。昨年U18高校日本代表でチームメートだった緒方漣内野手(1年=横浜)も、空振り三振、二ゴロ、見逃し三振と、難なく仕留めた。「相手として嫌な選手。でも、1番打者なのでしっかり抑えられてよかったです」。先発としてゲームメークをする投球に、集中した。

開幕2連勝にも表情は緩めない。「1年目で警戒されていないからだと思います」と謙遜しながらも「スライダーが有効だと思っています」と手応えを口にした。

中大はルーキーの好投で勢いにのる。昨年まで、チームを引っ張った西舘勇陽投手(現巨人)が抜けた穴を、東恩納、子安秀弥投手(東海大相模)と1年生がカバーしている。清水達也監督(59)は「2人がしっかり試合を作ってくれる。それが流れ的にいいのかな」と、頼もしく見つめた。

破れた国学院大の鳥山泰孝監督(48)は「(東恩納投手は)ゲームを作る能力、実践力の高い投手。あとちょっとが、うまくつながらなかった」と脱帽した。

中大対国学院大 力投する中大先発の東恩納(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 2回裏、国学院大の攻撃を抑え笑顔でベンチに引き揚げる中大・東恩納(左)(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 2回裏、国学院大の攻撃を抑え笑顔でベンチに引き揚げる中大・東恩納(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 勝利し笑顔でガッツポーズする中大・東恩納(左)と繁永(撮影・鈴木正人)
中大対国学院大 力投する中大先発の東恩納(撮影・鈴木正人)

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日大、駒大を下して今季初白星 谷端将伍が今季3本目の本塁打でミスを取り返す 

日大対駒大 勝利し笑顔でガッツポーズする日大・谷端(左)と橘田(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:日大9-4駒大>◇第2週◇16日◇神宮

日大が駒大を下し、今季初勝利を挙げた。

開幕戦で2本塁打の谷端将伍内野手(3年=星稜)が、自らの失策を取り返す1発で勝利に貢献した。

2点リードで迎えた7回2死三塁。真ん中に入ってきたスライダーを捉え、左越え2ランを放った。ガッツポーズをしながら、悠々とダイヤモンドを1周。谷端は「(先発の)市川もずっと粘って投げてくれていたので、この場面は絶対に打ってやろうと思って打席に入りました」と自らのバットでミスを取り返した。

片岡昭吾監督(46)は「開幕戦から失策が点数に絡むことが多くて、もう1度守備を徹底してやってきたんですけど。2回以降ミスを重ねなかったことと、なんとか塁に出て攻撃できたのでそこは良かった」と話し、3失策もなんとか打ち勝った。

作戦として打線に厚みをもたすために、打撃が上向いてこない正遊撃手の角田勇斗内野手(4年=習志野)ではなく、好調の本職三塁の谷端を遊撃に起用。日頃から遊撃の守備練習は行っていたが2失策。指揮官は「ショートは使った僕のミスです(笑い)。明日は外野ですね(笑い)」と、笑顔で話した。

17日の2回戦も制して、今季初の勝ち点獲得を狙う。

日大対駒大 7回表日大2死三塁、谷端は左越え2点本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)
日大対駒大 7回表日大2死三塁、谷端は左越え2点本塁打を放ちガッツポーズ(撮影・鈴木正人)

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早大1年生の安田虎汰郎好救援 斎藤佑樹さえできなかった開幕同一カードの2連勝を達成

立大対早大 8回からマウンドに上がり無失点に抑えた早大・安田(撮影・たえ見朱実)

<東京6大学野球:早大7-1立大>◇第1週最終日◇15日◇神宮

早大が粘る立大を退け2勝1敗とし、勝ち点を挙げた。中継ぎ登板した安田虎汰郎投手(1年=日大三)が1回を1安打無失点に抑える好救援で、同じく中継ぎで初勝利を挙げた開幕戦に続く2勝目を挙げた。07年に早大の先輩、斎藤佑樹も1年生の春季リーグ戦で開幕戦から2連勝しているが、別カード(東大戦、法大戦)での勝利。斎藤佑樹もできなかった開幕から同一カードでの2連勝となった。

ルーキーがチームに勝利を呼び込んだ。同点で迎えた8回表、安田が2番手としてマウンドに上がった。最初の打者に四球を与え、犠打と中前打で1死一、三塁のピンチを招くと、印出太一捕手(4年=中京大中京)がマウンドに駆け寄り、笑顔で声をかけた。「どうした安田。これも勉強だから楽しんで投げろ。俺は大丈夫やから」。安田の肩の力が、スーッと抜けていくようだった。「我に返ったというか。その後も内野の先輩たちが声をかけてくれて。そこで地に足がつきました」。落ち着いて次の打者を捕邪飛に打ち取ると、最後の打者へは安田の伝家の宝刀、チェンジアップを力を入れて投げた。「打てるもんなら打ってみろ!」。一ゴロに仕留め、ピンチを切り抜けた。

ルーキーの力投に、打者陣も応えた。その裏、無死二、三塁から吉納翼外野手(4年=東邦)の右犠飛で勝ち越し。なおも2死三塁から印出が左前適時打。2四球で満塁とすると、石郷岡大成外野手(3年=早稲田実)が走者一掃の右越え適時三塁打で3点を加えるなど、この回6点のビッグイニングで立大を引き離した。勝ち越し打の吉納は「8回表、安田がピンチを抑えた時に、こっちに流れが来る。絶対今日は勝ったと思った」と力を込めた。

小宮山悟監督(58)も頼もしい1年生に、笑いが止まらない。「安田は高校時代、たくさんの修羅場をくぐっているだけあって、見事なピッチングだった。勝利投手に値する投球。早慶戦で1年生とは思えないピッチングを披露してもらえるように、しっかりと育てたい」と、さらなる成長を期待した。

立大は粘りを見せたが、8回の好機を生かせず。早大から2年ぶりの勝ち点には手が届かなかった。木村泰雄監督(63)は「8回表(のチャンスに)に何か仕掛けられておけばというところ」と肩を落とした。

立大対早大 立大に勝利し笑顔で記念撮影に納まる早大・安田(左)と吉納(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回からマウンドに上がり力投する早大・安田(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回からマウンドに上がり力投する早大・安田(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回表立大2死一、三塁、柴田を一ゴロに仕留めホッとした表情を見せる安田(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大無死二、三塁、右犠飛を放つ吉納(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大2死満塁、走者一掃の三塁打を放つ石郷岡(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大2死満塁、走者一掃の三塁打を放つ石郷岡(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大2死満塁、走者一掃の三塁打を放った石郷岡(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大1死三塁、左前に適時打を放つ印出(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大無死一塁、左前に安打を放った山縣(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大無死一塁、山縣の左前打で三塁へ進塁する一走尾瀬(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大無死、右前に安打を放つ尾瀬(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 8回裏早大無死、右前に安打を放つ尾瀬(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 4回裏早大無死三塁、前田健の二ゴロで生還した印出(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 4回裏早大無死、三塁打を放った印出(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 4回裏早大無死、三塁打を放ちポーズを決める印出(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 2回を無失点に抑えた早大の先発伊藤樹(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 4回裏早大無死、三塁打を放つ印出(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 4回裏早大無死、三塁打を放つ印出(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 早大の先発伊藤樹(撮影・たえ見朱実)
立大対早大 1回裏早大無死、左前打を放つ尾瀬雄(撮影・たえ見朱実)

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慶大・清原正吾が母誕生日に「完璧」ヒット「あのころお母さんは僕たちの前で…」感謝の回想

東大対慶大 1回裏慶大無死一、三塁、右前適時打を放つ清原(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大8-3東大>◇第1週2日目◇14日◇神宮

慶大がスター2人の躍動もあって、東大に連勝で勝ち点を挙げた。初回、4番清原正吾内野手(4年=慶応)が2戦連続の適時打。母亜希さんの誕生日に花を添えた。また昨夏の甲子園優勝に貢献した丸田湊斗外野手(1年=慶応)も代打で安打デビューした。立大では大越怜投手(3年=東筑)がかつて父基氏もプレーした早大を5回1失点にまとめ、神宮初勝利。1勝1敗のタイに戻した。

   ◇   ◇   ◇

清原は初回、2試合連続の適時打を放ち、一塁上ですがすがしい顔になった。右翼への一打を「けっこう自分の中では完璧な当たりでした」と満足そうに振り返り「いつも支えてくださってる偉大なお母さんなんで、打点を挙げられて少しホッとしました」とバースデーヒットを喜んだ。

誕生日を迎えた母への感謝を常に忘れない。この日も観戦した父の事件が明るみに出たのは、長男の正吾が14歳の時だった。当時の母の姿を今も忘れない。

「あのころ、お母さんは僕たち兄弟の前で涙一つ見せなかったんです。本当に。いつも元気に『おはよう!』『おやすみ!』って言ってくれて」

報道の翌日、学校へ行くのが「おっくうでした」と振り返る。でも当時11歳の弟勝児との約束があった。「事件の後、兄弟2人で一度話し合ったんです。僕たちはこれからもう、絶対にお母さんに迷惑かけないようにしよう、って」

子ども心の心配をよそに、母はいつも笑顔だった。「そのおかげで僕たち2人、学校へ1日も休まずに行けたんですよ」。心の苦しみを理解してくれる級友たちと、何よりも明るい母がいたから今がある。

バースデーアーチを-。「そのために必死に練習してます」と開幕前から燃えた。本塁打とはならなかったけれど「自分の中では完璧な当たりだった」から、思いは十分に打球にこもった。何よりも歓声を浴びて野球する姿が、いま一番の贈りものだ。【金子真仁】

東大対慶大 1回裏慶大無死一、三塁、右前適時打を放つ清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 開幕2連勝で勝ち点を奪い笑顔で肩を組む慶大・清原(左)と丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田。手前は慶大・清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田。手前は慶大・清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 観戦する清原和博氏(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 観戦する清原和博氏(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 観戦する清原和博氏(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 9回表、中堅の守備に入る慶大・丸田。手前は清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 開幕2連勝で勝ち点を奪い笑顔で肩を組む慶大・清原(左)と丸田(撮影・野上伸悟)

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プロ注目の京産大・田村剛平9回途中無失点、11奪三振快投 報徳学園出身の最速147キロ右腕

神院大戦に先発した京産大・田村(撮影・古財稜明)

<関西6大学野球春季リーグ:京産大2-0神院大>◇14日◇第2節2回戦◇ほっともっと神戸

京産大のプロ注目の最速147キロ右腕、田村剛平投手(3年=報徳学園)が9回途中4安打無失点11奪三振と快投し、今春リーグ初勝利に導いた。7回まで危なげなくアウトを積み重ね、8回は無死一、三塁のピンチを切り抜けた。9回は1死一塁から神院大・益田の投ゴロを捕球し、二塁へ自らの悪送球で一、二塁とされた時点で降板。「最後は悔しかったですけど、ピンチの場面で要所で三振を取ることができた」。来秋ドラフトでのプロ入りを目標に、アピールを続ける。

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広陵で62発のスラッガー大商大1年生・真鍋慧、特大の公式戦1号含む4安打4打点の大暴れ

龍谷大戦の7回裏1死一塁から右前打を放った大商大・真鍋(撮影・古財稜明)

<関西6大学野球春季リーグ:大商大8-2龍谷大>◇14日◇第2節2回戦◇ほっともっと神戸

広陵(広島)時代に通算62発を放った大商大・真鍋慧内野手(1年)が、大学公式戦1号を含む4安打4打点と大暴れした。春季リーグの龍谷大2回戦に「2番DH」で出場。1点を追う5回先頭での初球、内角直球を強振。「打った瞬間にいったと思った」と右翼席中段に突き刺さる同点ソロ。4試合目で早くもメモリアル弾が飛び出した。

富山陽一監督(59)のゲキに発奮した。初回に中前打で出塁し、1死一、三塁から渡部の三ゴロで中途半端なスタートを切り、5-4-2の併殺を招いた。3回は空振り三振。平凡なミスを犯した選手は懲罰交代を施す方針の指揮官から「メンバーから外すぞ。上級生に『なんで(スタメンが)こいつや』って思われんように打たないと」とハッパをかけられ、「切り替えて臨んだ」と直後の打席で“1発回答”してみせた。

1点リードの6回1死満塁では右翼線へ走者一掃の3点適時二塁打を放つなど、逆転での開幕4連勝に大きく貢献。指揮官は「打席に立ったら何となく面白いでしょ。関西6大学にそういうバッターが今までおったかな。あんな子が人気出て、1人でも多く試合に来てくれたら」とさらなる活躍に期待を込めた。世代屈指の長距離砲が、新天地で鮮烈な第1歩を踏み出した。【古財稜明】

○…プロ注目スラッガー大商大・渡部聖弥外野手(4年=広陵)が、今春初のマルチ安打を記録した。「4番中堅」で出場。3打席凡退で迎えた6回2死二塁から左前打を放ち、7回2死一、二塁からは右前打をマーク。打率は試合前の1割から2割に上昇させ、復調気配みせた。富山監督は「今からでしょうね。まあ、元々できる子なんで」とさらなる奮起を求めた。

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明大宗山塁がOP戦で完全復帰、開幕スタメンへ順調回復 広島苑田スカウト「1位に間違いない」

5回、2死から左越え二塁打を放つ、明大の宗山(撮影・保坂淑子)

<オープン戦:東洋大9-2明大>◇14日◇明大グラウンド

2月中に右肩甲骨を骨折した今秋のドラフト上位候補、明大・宗山塁主将(4年=広陵)が、ケガ以来初めて3番遊撃手でフル出場し、完全復帰を果たした。

1回表、2人目の打者の打球が三遊間に飛んだ。アンツーカー付近で微妙にバウンドが変わった打球を難なくさばくと、4回には無死一塁で三遊間に抜けそうな打球をバックハンドで捕球し、素早く体勢を戻して二塁に送球し一塁走者をアウトに。東洋大ベンチからは、ため息がこぼれた。

守備でリズムに乗った宗山は5回、2死から変化球を左越え二塁打に。4打数1安打だった。

宗山は4月6日のHondaとのオープン戦で3番DHで復帰。この日が、守備での実戦復帰だった。田中武宏監督(63)は「久しぶりに見たけど違うね~。普通なら捕れない球を捕る。久しぶりにああいうプレーを見たなぁ」と、故障明けとは感じさせないプレーに驚きの声をもらした。

既に宗山は、田中監督に「試合(公式戦)に出ます」と宣言。チームも平日から実戦形式の練習を増やすなど、宗山の完全復活に向け、バックアップ体制を整えている。田中監督は「あれだけの守りをしてくれたら、投げる方も安心だろうね」と、大黒柱の順調な回復に笑みがこぼれた。

視察した広島の苑田スカウト統括部長は「守備はもう大丈夫。打席も、ケガ明けで腰が引けそうだけど、それも全然ない。心配ないでしょう。彼は1位ですから。もう間違いない!(今秋、宗山を)獲得できた球団は、この先10年、ショートは大丈夫ですよ」と、太鼓判を押した。

東京6大学野球は昨日13日に開幕し、明大の初戦は20日の東大戦。大黒柱の復帰で、優勝へ最高のスタートを切れそうだ。

5回、2死から左越え二塁打を放つ、明大の宗山(撮影・保坂淑子)
1回表、バウンドの変わった三遊間の打球を正確に捕球し二塁へ送球する明大の宗山(撮影・保坂淑子)

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東大・府川涼太郎が神宮初本塁打「東大野球部しか道がないと思ってました」1浪で合格、親に感謝

東大対慶大 本塁打の記念球を手に笑顔の東大・府川(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大8-3東大>◇第1週2日目◇14日◇神宮

東大・府川涼太郎捕手(4年=西大和学園)が神宮初本塁打を放った。

6回、慶大・小暮の直球を左翼へ2ラン。「驚きと喜びです」と振り返った。高2秋で野球部を引退し東大受験に専念。1浪こそしたものの2年連続で東大だけを受験し見事に合格した。敗戦も記念の1発に「東大野球部しか道がないと思ってました。親も喜んでいると思います」と感謝を口にした。

東大対慶大 6回表東大1死、左越え2点本塁打を放つ府川(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 6回表東大1死、左越え2点本塁打を放ち喜ぶ府川(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 6回表東大1死、左越え2点本塁打を放ち喜ぶ府川(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 6回表東大1死、左越え2点本塁打を放ち喜ぶ府川(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 6回表東大1死、左越え2点本塁打を放ち喜ぶ府川(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 6回表東大1死、左越え2点本塁打を放ち喜ぶ府川(中央)(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)

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慶大・丸田湊斗が初安打「Hランプつけたのは良かった」清原正吾から「かわいい」と言われ赤面も

東大対慶大 開幕2連勝で勝ち点を奪い笑顔で肩を組む慶大・清原(左)と丸田(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大8-3東大>◇第1週2日目◇14日◇神宮

慶大・丸田湊斗外野手(1年=慶応)がリーグ戦初打席初安打で“大学デビュー”を飾った。

背番号46でベンチ入りしたこの日、8回に代打で登場。カウント2-0からの内角球に体勢を崩しながら振ると、三塁側への弱いゴロに。それでも俊足を生かし、見事に内野安打に。うれしい初打席初安打になった。「1打席目で、形はどうあれHランプつけたのは良かったかなと思います」と照れながら話した。

慶応高(神奈川)の中心選手として、昨夏の甲子園優勝に大きく貢献。「美白王子」としてイケメンぶりにも注目が集まった。打撃用手袋は白ではなく水色。色にこだわりはなく「いとこからジョーダンのをもらって、一式ジョーダンでそろえようと。それがたまたま水色だっただけです」とほほ笑んだ。

その後中堅守備にも入り、フライも捕った。「あれだけ甲子園でお客さん入った中でやってたんで、その経験が生きて、力は入ってしまったんですけど緊張っていうのはあんまりなかったです」と堂々と頼もしくデビューを終えた。

4年間で「メンバーの名前があるだけで相手にプレッシャーがかかるような選手になりたい」と理想像を描く。その隣で視線を送っていた清原正吾内野手(4年=慶応)は、高校時代のチームメート清原勝児の兄でもある。

清原に「基本的に無口ですかしてるタイプ。ちょっと照れくさい性格なんで、僕とかが冷やかしたりすると、ちょっと赤面する感じ。かわいいです」。

そう言われ、やはり赤面していた。【金子真仁】

東大対慶大 堀井監督(中央)にねぎらわれる慶大・丸田(左)と清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 開幕2連勝で勝ち点を奪い笑顔で肩を組む慶大・清原(左)と丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田。手前は慶大・清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田。手前は慶大・清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチ入りし選手を出迎える慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチ入りし選手を出迎える慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチ入りした慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチから試合を見つめる、左から慶大・丸田、佐藤、清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチ入りした慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 8回裏慶大2死一塁、初打席で三塁内野安打を放つ丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 8回裏慶大2死一塁、初打席で三塁内野安打を放つ丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 8回裏慶大2死一塁、初打席で三塁内野安打を放ち笑顔を見せる丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 8回裏慶大2死一塁、初打席で三塁内野安打を放ち笑顔を見せる丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 8回裏慶大2死一塁、初打席で三塁内野安打を放ち笑顔を見せる丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 9回表東大1死一塁、大原の中飛を捕球する丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田(撮影・野上伸悟)

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慶大・丸田湊斗、リーグ戦初打席初安打で“大学デビュー“ 慶応高で昨夏甲子園V「美白王子」

東大対慶大 ベンチ入りした慶大・丸田(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大8-3東大>◇第1週2日目◇14日◇神宮

慶大・丸田湊斗外野手(1年=慶応)がリーグ戦初打席初安打で“大学デビュー”を飾った。

背番号46でベンチ入りしたこの日、8回に代打で登場。水色の手袋で打席へ。カウント2-0からの内角球によけながらバットを動かしたものの、当たってしまい三塁線へのゴロに。体勢を立て直した丸田は快足を飛ばし、内野安打にし、一塁上で笑った。

丸田は慶応高(神奈川)の中心選手として、昨夏の甲子園優勝に大きく貢献。「美白王子」としてイケメンぶりにも注目が集まった。

東大対慶大 ベンチ入りし選手を出迎える慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチ入りし選手を出迎える慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチ入りした慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 ベンチから試合を見つめる、左から慶大・丸田、佐藤、清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田。手前は慶大・清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田。手前は慶大・清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 イニング間に外野手とキャッチボールする慶大・丸田(撮影・野上伸悟)

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元プロ野球選手の父持つ立大・大越怜がリーグ戦初登板初勝利 今季から指揮とる木村監督も初勝利

早大対立大 立大先発の大越(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:立大3-1早大>◇第1週2日目◇14日◇神宮

立大が早大に勝利し、1勝1敗で3回戦に持ち込んだ。

大越怜投手(3年=東筑)が早大打線を5回1失点にまとめ、その後3投手のリレーで逃げ切った。大越はリーグ戦初登板初勝利となった。

元プロ野球投手で早鞆(山口)の監督を務める父基さん(52)は、仙台育英(宮城)を経て早大(中退)時代にも神宮で白星を挙げている。大越は「早稲田の応援が耳に入って緊張もありましたが、バックの皆さんが守ってくれたおかげで投げやすかったです」と好投を喜んだ。

今季から指揮をとる木村泰雄監督(63)にとっても初勝利。「まず一つ勝てて、ホッとしてます。本当にうれしいです」とし、3月下旬には起用を決断していたこの日の先発大越についても「巡り合わせも、ですね」と笑っていた。

早大対立大 立大先発の大越(撮影・野上伸悟)
早大対立大 立大先発の大越(撮影・野上伸悟)
早大対立大 立大先発の大越(撮影・野上伸悟)
早大対立大 立大先発の大越(撮影・野上伸悟)
早大対立大 今季初勝利、木村監督(中央)就任初勝利に、1ポーズの立大・戸丸(左)と大越(撮影・野上伸悟)
早大対立大 今季初勝利、木村監督(中央)就任初勝利に、1ポーズの立大・戸丸(左)と大越(撮影・野上伸悟)
早大対立大 今季初勝利、木村監督(中央)就任初勝利に、笑顔の立大・戸丸(左)と大越(撮影・野上伸悟)

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九国大が亡き伊藤健治総監督へ弔い星「いい報告ができるようにしたい」河野監督 九州6大学野球

西南大対九国大 延長10回タイブレークをサヨナラで制して、喜ぶ九国大の選手たち(撮影・菊川光一)

<九州6大学野球・春季リーグ:九国大6-5(延長10回タイブレーク)西南大>◇第1週第2日◇14日◇小郡市野球場

3季ぶりの優勝を狙う九国大が、今春初となった延長10回タイブレークで春2連覇を狙う西南大を6-5で下し、初勝利を挙げた。

天国の名将の思いを胸に、約3時間半の激闘を制した。9回に2点差を追いつかれた。だが、10回表2死満塁のピンチを自慢の堅守で切り抜け、攻撃のリズムにつなげた直後に暴投を誘発して、執念のサヨナラ勝ちだ。5位に沈んだ昨秋リーグ戦後に72歳で亡くなった伊藤健治総監督へ弔い星をささげた。

昨年10月、リーグ通算23回の優勝に導いた伊藤総監督の通夜と葬儀・告別式にチーム全員で参列した。22年春から指揮を執る教え子の河野拓郎監督(32)は「伊藤総監督への思いは常にある。リーグ戦で、いい報告ができるようにしたい」と引き締めた。2季連続5位からの巻き返しは試練だが、亡き名将の魂とともに全力を尽くす。

2009年5月、4季ぶり43度目の優勝を決めた九国大の選手は伊藤健治監督(中央)を胴上げ
九国大・伊藤健治監督(右)の命でピンチにセカンドから急きょ初のマウンドに上がる川島慶三二塁手(2005年撮影)

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慶大・清原正吾「4番一塁」でスタメン、初回好機に2試合連続の適時打 スタンドで父も見守る

東大対慶大 1回裏慶大無死一、三塁、右前適時打を放つ清原(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大-東大>◇第1週2日目◇14日◇神宮

慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が2試合連続で適時打を放った。

この日も前日に続いて「4番一塁」でスタメン出場。初回無死一、三塁で打席が回り、右前に適時打を放った。

13日の1回戦は4打数1安打も、3回のチャンスでは先制適時二塁打。スタンドでは2試合続けてプロ通算525本塁打の父和博氏(56)が見守っている。

堀井哲也監督(62)は13日の試合後、かねて「4番を打つ力はある」と評価していた清原の4番起用について「清原の調子が上がってきているのでということと、(4番候補の捕手)森村が初のスタメンマスクなので、森村をできるだけ楽なところでという2つの理由です」と説明していた。

東大対慶大 1回裏慶大無死一、三塁、右前適時打を放った清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 1回裏慶大無死一、三塁、右前適時打を放つ清原(撮影・野上伸悟)
東大対慶大 1回裏慶大無死一、三塁、右前適時打を放った清原(撮影・野上伸悟)

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仙台育英で4番務めた仙台大・斎藤陽がリーグ戦初出場 初安打は2点適時二塁打 仙台6大学

東北大対仙台大 2回無死二、三塁でリーグ戦初安打となる左2点適時打を放つ仙台大・斎藤(撮影・濱本神威)

<仙台6大学野球:東北大-仙台大>◇14日◇第1節第2日

仙台育英で4番を打った仙台大のルーキー斎藤陽外野手(1年=仙台育英)が、大学野球でも巧みなバットコントロールを見せた。東北大戦に「3番右翼」で、リーグ戦初出場。初回無死一、二塁で迎えた初打席は打撃妨害で出塁。2回は無死二、三塁の好機に、フルカウントからの6球目を左翼方向へ流し打ちし、リーグ戦初安打は2点適時二塁打となった。

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慶大・清原正吾が父清原和博氏の前でリーグ初打点 異色の歩み同士の佐々木麟太郎に思うことは

慶大対東大 先制打の慶大・清原(左)と先発し勝利投手の外丸は、開幕戦勝利に笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大5-2東大>◇第1週第1日◇13日◇神宮

「4番ファースト清原君」が神宮にこだました。東京6大学野球が開幕し、慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が適時二塁打でリーグ戦初打点を挙げた。プロ通算525本塁打を誇る“4番ファースト清原”の父和博氏(56)もスタンドから見守る中で長男が勝負強さを見せ、試合も5-2で勝利した。プロも視野に入れつつ、まずは優勝へ突き進む。早大も立大に勝利した。

   ◇   ◇   ◇

組まれた父の手を、息子がほどいた。3回1死一、三塁。早々に追い込まれた清原正吾が低めカットボールに合わせ、振り抜いた。中越え二塁打。「よっしゃー!!」。スタンドの和博氏がこぶしを強くし、やがて拍手に変わった。

父の視線の先で、二塁上の長男は白い歯を見せた。「甘い1球を逃さないかだけに集中していました」。それが4番打者の仕事だ。この日朝、堀井哲也監督(62)から指名された。

「朝、監督から打順を告げていただいて、引き締まる思いで試合を迎えられて。4番としての仕事を。ただきれいなヒットじゃなくて、本当に泥くさいところまでやってやろうと」

妥協なく愚直に鍛えてきた。清原の長男と言われ、父の事件も重なった。「重圧があって、少し目を背けたくなって」。中学はバレーボール、高校はアメフトに挑戦。社会復帰する父の「生きる活力になれたら」と硬式野球に挑戦し、4番にまで上り詰めた。

異色の歩みにも「人生、人それぞれの色があっていいと思う」と明るい。だから佐々木麟太郎のスタンフォード大合格は震えた。

「いや、ほんっっとに素晴らしい選択だなと思います。僕、ニュース見た時に『うわっ、これは今までにないいいチョイスだ』って思って。ものすごく覚悟あっただろうと思うし、ほんっっとにすごいです」

強い共感と敬意を示す清原もまた、新時代を担うアスリートだ。プロの世界も夢見つつ「最高の仲間と最高のチームで日本一を取って、後悔ない1年を」と願う。それより何より、まずは14日の2回戦。母亜希さんの誕生日だ。「バースデーアーチ打てたら、最高の思い出になるだろうなと思って」。自分より、仲間のため、家族のために頑張ってきた。【金子真仁】

慶大対東大 先制打で開幕戦勝利に貢献した慶大・清原は笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 4回裏東大2死、内田の一ゴロを好処理する清原(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 3回表慶大1死二、三塁、横地広太の中前適時打で生還した清原正吾(手前)に拍手を送る父和博氏(上段)(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 3回表慶大1死一、三塁、清原正吾の中越え先制適時二塁打に笑顔の父和博氏(撮影・野上伸悟)

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元ロッテ渡辺俊介氏の長男、東大・渡辺向輝 昨春KOの慶大にリベンジの1回無失点投球

慶大対東大 東大・渡辺(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大5-2東大>◇第1週第1日◇13日◇神宮

元ロッテ渡辺俊介氏の長男、東大・渡辺向輝投手(3年=海城)が、1回無失点で昨年の春季リーグ戦でKOされた慶大にリベンジの好投を果たした。

父と同じアンダースロー右腕。リーグ通算3試合目の相手は、昨春1回5安打4失点を喫した慶大で「(前回は)かなり失点してしまった。今日はストライク中心でしっかり勝負できたら良いなと思って臨みました」と、気合が入っていた。

0-5の8回から4番手で登板した。先頭を遊ゴロで打ち取ると、9番外丸東真投手(3年=前橋育英)に10球粘られながらも遊ゴロに仕留めた。ここまで2安打の1番水鳥遥貴内野手(4年=慶応)も6球で投ゴロに打ち取り、危なげなく3者凡退で終えた。

今年からスライダーに加え、カットボール、カーブ、シンカーを習得し「ファウルを打たれて粘られてもいいから、ひたすら同じボールを投げることができた」と新球種を効果的に使い、1年前よりレベルアップした姿を見せた。

慶大対東大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 力投する東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 マウンドで苦笑いする東大・渡辺(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 マウンドで苦笑いする東大・渡辺(撮影・野上伸悟)

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京大が同大相手に終盤追い上げるも惜しくもリーグ発足後初の開幕3連勝ならず 関西学生リーグ

京大戦の9回無死満塁から登板し、無失点に抑えた同大・野辺慧哉投手(中央)(撮影・古財稜明)

<関西学生野球春季リーグ:同大7-5京大>◇13日◇第2節1回戦◇マイネットスタジアム皇子山

京大が惜しくも同大に敗れ、新リーグ発足後初の開幕3連勝を果たすことはできなかった。同大の猛攻を受け一時6点差まで広げられたが、8回に4点を返して2点差まで追い上げた。9回は無死満塁のビッグチャンスをつくるも、14日先発する予定の5番手同大・野辺慧哉投手(2年=津西)に無失点に封じられた。

京大・近田怜王監督(33)は「(好投手の)野辺くん、橋本(裕介)くんを出せたのは一番の収穫じゃないかと思っています」と前を向いた。

京大は開幕戦の6日の関大との1回戦では今秋のドラフト目玉候補の最速154キロ左腕、金丸夢斗投手(4年=神港橘)から1点を奪って勝利し、翌7日の2回戦でも連勝していた。

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慶大・清原正吾「4番として泥くさいところまでやってやろう」大学ラストイヤーにリーグ戦初打点

慶大対東大 先制打で開幕戦勝利に貢献した慶大・清原は笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大5-2東大>◇第1週第1日◇13日◇神宮

慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)の大学野球ラストイヤーが始まった。

試合前の「4番ファースト清原君」のアナウンスに、場内から拍手が起きた。この日朝、堀井哲也監督(62)から指名された。

「朝、監督から打順を告げていただいて。自分自身引き締まる思いで試合を迎えられたというところで、4番としての仕事を。ただきれいなヒットじゃなくて、本当に泥くさいところまでやってやろうと」

その思い通り、3回1死一、三塁の先制機もカウント0-2と追い込まれながら、低めのカットボールに食らいついた。中堅手のグラブをかすめつつ、打球は頭を越した。「最低でも犠牲フライは打とうという思いで打席に入って、結果として外野に飛んでくれて。ホッとして、その後に抜けてくれたんで、非常に良かったなと思います」とリーグ戦初打点を喜んだ。

プロ野球という進路も選択肢に入れつつの1年になる。「このチームで、最高の仲間と最高のチームで日本一を取って、後悔なく1年を終われたらなと思います」と意気込んだ。【金子真仁】

慶大対東大 先制打の慶大・清原(左)と先発し勝利投手の外丸は、開幕戦勝利に笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 3回表慶大1死二、三塁、横地広太の中前適時打で生還した清原正吾(手前)に拍手を送る父和博氏(上段)(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 3回表慶大1死一、三塁、中越え先制適時二塁打を放つ清原(撮影・野上伸悟)

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清原和博氏、長男・慶大4番清原正吾の初打点に笑顔 試合後は背中をたたいてねぎらう

慶大対東大 3回表慶大1死一、三塁、清原正吾の中越え先制適時二塁打に笑顔の父和博氏(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:慶大5-2東大>◇第1週第1日◇13日◇神宮

プロ通算525本塁打を誇る清原和博氏(56)の長男、慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が、リーグ戦初打点を挙げた。

3回1死一、三塁での第2打席。カウント0-2と追い込まれながら3球目の低めカットボールを捉え、中越えの適時二塁打に。清原は二塁上でガッツポーズした。

先制打にスタンドで見守った父も笑顔を見せた。「開幕戦でいいタイムリーヒットが出て、正吾もホッとしているのではないでしょうか。元気にプレーしている姿を見ることができて、うれしく思います。今後もチームのために頑張ってほしいです」と期待を込めた。

試合後には長男の背中をたたきながらねぎらうシーンもあった。

慶大対東大 3回表慶大1死一、三塁、中越え先制適時二塁打を放つ清原(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 1回表慶大2死三塁、死球を受ける清原(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 観戦する清原和博氏(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 観戦する清原和博氏(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 4番一塁でスタメン出場する慶大・清原。右は堀井監督(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 慶大・清原は4番一塁で先発出場(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 4回裏東大2死、内田の一ゴロを好処理する清原(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 先制打で開幕戦勝利に貢献した慶大・清原は笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 先制打の慶大・清原(左)と先発し勝利投手の外丸は、開幕戦勝利に笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)
慶大対東大 3回表慶大1死二、三塁、横地広太の中前適時打で生還した清原正吾(手前)に拍手を送る父和博氏(上段)(撮影・野上伸悟)

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九産大が3季連続47度目Vへ快勝発進 プロ注目の浦田俊輔の活躍などで9得点 福岡6大学野球

九工大対九産大 2回裏九産大2死一、二塁、右中間に2点適時三塁打を放ち、一塁に向かう浦田俊輔内野手(撮影・菊川光一)=2024年4月13日、福岡・九共大野球場

<福岡6大学野球・春季リーグ:九産大9-1(7回コールド)九工大>◇第1週第1日◇13日◇九共大野球場

春季リーグが開幕し、3季連続47度目となるリーグ最多優勝記録更新を目指す九産大が、九工大を9-1の7回コールドで下し、快勝発進した。

プロ注目の1番浦田俊輔内野手(4年=海星)の中越え先制2点適時三塁打を含む3三塁打やソロなど猛打さく裂し、10安打9得点。投げては、水崎康平投手(3年=沖学園)から3投手による1安打1失点リレー。大学日本代表監督歴のある大久保哲也監督(61)が「去年よりバランスがいい」と評す一丸で、投打にかみ合った。

九工大対九産大 2回裏九産大2死一、二塁、右中間に2点適時三塁打を放つ浦田俊輔内野手(撮影・菊川光一)=2024年4月13日、福岡・九共大野球場

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