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【阪神】4連勝へ4日連続基本オーダー 先発青柳晃洋が今季甲子園初先発で初勝利へ/スタメン一覧

【阪神】4連勝へ4日連続基本オーダー 先発青柳晃洋が今季甲子園初先発で初勝利へ/スタメン一覧

阪神対中日 練習でキャッチボールする青柳(撮影・加藤哉)

<阪神-中日>◇19日◇甲子園

スタメンが発表された。3連勝中の阪神は4日連続で基本オーダーを組んだ。6番にはシェルドン・ノイジー外野手(29)が入った。7日ヤクルト戦(神宮)から10試合連続2得点以下の打線が、今日こそ爆発なるか。

先発は今季初勝利を目指す青柳晃洋投手(30)。前回12日の同戦(バンテリンドーム)では7回6安打2失点で勝ち負けはつかなかった。開幕戦を含めてこれまで3度の先発は全て敵地。今季初の甲子園での登板で、チームに4連勝をもたらす。

阪神のスタメンは以下の通り

1(中)近本

2(二)中野

3(右)森下

4(一)大山

5(三)佐藤輝

6(左)ノイジー

7(捕)坂本

8(遊)木浪

9(投)青柳

阪神対中日 試合前の練習に励む阪神ノイジー(撮影・上山淳一)
阪神対中日 試合前の練習をベンチから見つめる阪神岡田監督(撮影・上山淳一)
阪神対中日 話をする中日中田(中央)と阪神大山(右)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 試合前の練習でリラックスした表情を見せる阪神近本(撮影・上山淳一)

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阪神大竹耕太郎-中日大野雄大、ソフトバンク・モイネロ-オリックス東晃平ほか/20日予告先発

阪神大竹耕太郎(左)と中日大野雄大

20日のプロ野球予告先発は以下の通り。

<セ・リーグ>

ヤクルト阪口皓亮-DeNAA・ケイ(神宮=18時)

阪神大竹耕太郎-中日大野雄大(甲子園=14時)

広島森下暢仁-巨人井上温大(マツダスタジアム=14時)

<パ・リーグ>

日本ハム北山亘基-ロッテ小島和哉(エスコンF=14時)

西武隅田知一郎-楽天滝中瞭太(ベルーナドーム=14時)

ソフトバンクL・モイネロ-オリックス東晃平(ペイペイドーム=14時)

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【日本ハム】今季初1軍昇格の清宮幸太郎が「7番・三塁」でスタメン/スタメン一覧

日本ハム対ロッテ 試合前、打撃練習をする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム-ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド

今季初めて1軍昇格した日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が「7番・三塁」で、スタメンに名を連ねた。

清宮は、春季沖縄キャンプ直前の先乗り自主ト中に左足を負傷。2軍で調整を続け17日のソフトバンク戦後、新庄剛志監督(52)が今季初の1軍昇格を明言し、スタメン起用についても「それはちょっと。まだ考えているから…使います」と、ほのめかしていた。

日本ハムのスターティングメンバーは以下の通り。

1番左翼 郡司

2番中堅 松本剛

3番右翼 万波

4番一塁 マルティネス

5番捕手 田宮

6番DH レイエス

7番三塁 清宮

8番二塁 上川畑

9番遊撃 水野

※先発投手は伊藤

日本ハム対ロッテ 一軍に合流する日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 一軍に合流しウオーミングアップをする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ チームに合流し笑顔の清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ チームに合流しノックを受ける清宮(撮影・黒川智章)

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【阪神】門別啓人が出場選手登録「また無失点で終われるように」再び中継ぎとして待機する見込み

阪神対中日 1軍に合流した阪神門別(中央)(撮影・藤尾明華)

<阪神-中日>◇19日◇甲子園

阪神門別啓人投手(19)が、出場選手登録された。

今季は中継ぎとして開幕1軍をつかみ、計2試合で無失点投球を継続。先発再調整で5日に出場選手登録を抹消されたが、再び1軍では中継ぎとして待機する見込みだ。この日の試合前練習から合流し、リリーフ陣とともにキャッチボールやゴロ捕球、ランニングなどで調整した。

「今回こういう中(継ぎ)で投げるチャンスをもらって、少しでも多く投げられるように。また点を取らないよう、無失点で終われるように、というところを目標にやっていきたい」と快投を誓った。

また、前日18日巨人戦(甲子園)で8回1失点と好投した西勇輝投手(33)が、代わって出場選手登録を抹消となった。開幕から「木曜日の男」としてローテーションを守ってきたが、次週の25日木曜日は試合がない。この影響で次回登板まで登板間隔が空くための措置だとみられる。

阪神対中日 1軍に合流した阪神門別(左から2人目)(撮影・藤尾明華)
阪神対中日 1軍に合流した門別(左)。中央は岡留、右は漆原(撮影・加藤哉)

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【阪神】ベタンセス、来日前から続ける珍トレ披露「ボールにスピンをかけるのに、いい練習」

阪神ホセ・ベタンセス(2024年4月18日撮影)

阪神ホセ・ベタンセス投手(24)が2軍鳴尾浜残留練習で来日前から続ける珍トレを行った。キャッチボールでは野球の硬球に加え、ソフトボールを使った長距離投球も続けた。

すでに2軍では2試合に登板。「ボールを投げる時にスピンをかけるのに、いい練習になる。すべての球種に生きる」と強調。「毎日やって自分の感覚を良くするために続けたい」と力を込めた。

鳴尾浜で野球の硬球でキャッチボールをする、阪神ベタンセス
鳴尾浜でソフトボール用のボールでキャッチボールを行う、阪神ベタンセス
鳴尾浜でソフトボール用のボールでキャッチボールを行う、阪神ベタンセス

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【中日】中島宏之が出場選手登録抹消 右第5中手骨骨膜損傷が判明 13日阪神戦で死球で交代

中日対阪神 6回裏中日無死満塁、押し出し死球を受ける中島(2024年4月13日撮影)

中日は19日、中島宏之内野手(41)が18日に名古屋市内の病院で検査を受け「右第5中手骨骨膜損傷」と診断されたことを発表した。この日、出場選手登録を抹消された。今後は医師、トレーナーの指示を受けながら治療に専念する。

中島は13日阪神戦(バンテリンドーム)の6回無死満塁で代打で出場し、阪神岡留から右手首に死球を受け、代走後藤と交代。チームに同行しながら、患部の状態を見ていた。

立浪和義監督と言葉を交わす中島宏之(右)(2024年4月13日撮影)

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【ソフトバンク】和田毅が2軍戦で負傷降板 松山2軍監督「マメがめくれただけなので」軽傷強調

2軍広島戦に先発したソフトバンク和田(撮影・佐藤究)

<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク1-2広島>19日◇タマスタ筑後

ソフトバンク和田毅投手(43)が2軍広島戦に先発し、負傷降板した。

実戦復帰2度目の先発。1-1の4回2死一、三塁だった。広島仲田の打球が右足を直撃したかのように見えたが、打球は直撃しておらず。交代理由は左足親指裏のマメがむけたためだった。試合後、松山秀明2軍監督(57)は「マメがめくれただけなので、全然問題ないです。僕も一瞬、打球が当たったのかなって思いましたけど、本当にマメだけなので。肩、肘、指がとかの問題ではないので安心しました」と軽傷を強調した。球数は100球を予定していたが、3回2/3 59球で、5安打1失点、3奪三振だった。

和田は左手中指のマメの影響などで、開幕ローテーションに入らず。実戦復帰となった前回登板の4月10日オリックス戦では、6回4安打無失点に抑えるなど復調ぶりを印象づけていた。

2軍広島戦に先発したソフトバンク和田(撮影・佐藤究)

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巨人ウレーニャ、日本ハム清宮幸太郎ら登録 阪神西勇輝、オリックス小田裕也ら抹消/19日公示

広島対巨人 支配下契約を結び吉村編成本部長(左)と写真に納まる巨人ウレーニャ

4月19日のプロ野球の出場選手登録と抹消は以下の通り。

【セ・リーグ】

<登録>

阪神 門別啓人投手

巨人 E・ウレーニャ内野手

ヤクルト 丸山翔大投手

中日 福谷浩司投手

中日 岡林勇希外野手

<抹消>

阪神 西勇輝投手

巨人 泉口友汰内野手

ヤクルト 嘉弥真新也投手

中日 祖父江大輔投手

中日 中島宏之内野手

【パ・リーグ】

<登録>

オリックス 野口智哉内野手

オリックス 山足達也内野手

ロッテ 藤岡裕大内野手

日本ハム B・ロドリゲス投手

日本ハム 清宮幸太郎内野手

<抹消>

オリックス 曽谷龍平投手

オリックス 小田裕也外野手

日本ハム 福島蓮投手

※再登録は4月29日以降

日本ハム対ロッテ 試合前、打撃練習をする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
阪神対中日 1軍に合流した門別(撮影・加藤哉)

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「イッペイなしでは日々の生活も完全に迷っていた」元日本ハム外国人選手らも困惑、水原氏訴追に

2016年2月、芝生に座り、リラックスする左から、日本ハム・マーティン、水原通訳、バース

ドジャース大谷翔平投手(29)の銀行口座から総額1600万ドル(約24億円)以上を盗み、銀行詐欺容疑で訴追されている元通訳の水原一平容疑者(39)について、日本ハム時代にお世話になった外国人選手たちが思いを打ち明けた。米ESPN電子版が17日(日本時間18日)、レッドソックスのクリス・マーティン投手、マイケル・クロッタ元投手、ミッチ・ライブリー元投手への対応を特集した。

マーティンは水原容疑者を信頼していたことを明かした上で、事件については「妻と私はニュースでイッペイの顔を見て、互いに『これは大変なことだ』と言い合った。ショックを受けている。盗みが私を困惑させる。正直、頭が回らない」と話した。

水原容疑者と同じ年齢のクロッタ氏は、地下鉄の乗り方、食品店の店舗レイアウトを教えてもらい、札幌の雪まつりに連れていってもらったという。「イッペイなしでは完全に迷っていただろう。野球だけでなく、日々の生活も」。2年目の来日時には、乗り換えがスムーズにいくよう、わざわざ北海道から経由地の成田空港まで来てくれたという。家族を円山動物園に行けるようにチケットや移動手段も手配してくれ、息子の幼稚園探しも手伝ってもらった。

ライブリー氏は、水原容疑者に銀行に連れて行ってもらい、給与が振り込まれる口座の開設を手伝ってもらった。「彼は私のライフラインだった。彼ら(通訳)なしでは生きていけないし、私は彼らを球団の従業員ではなく、友人と見ていました」。妻ダニエルさんが妊娠すると、超音波検査に連れて行ってくれたという。

ライブリー氏は日本ハム退団後も、水原容疑者と連絡を取り合っていた。数年前まで同じファンタジーフットボールに参加し、大谷がドジャースに移籍するまで定期的にメッセージを送っていた。それでも「彼は1度もギャンブルについて話したことがなかった。しかし、それが何かを意味するか分からない。依存症の特徴ですよね? それについて話さないし、隠す」と違法賭博への関与を知らなかったとした。

水原容疑者が卒業した、ロサンゼルス東部のダイヤモンドバー高校サッカー部の元アシスタントコーチは「彼が試合に出場したかどうかすら覚えていない」と話した。英語も教えたが「本当に優秀な生徒と本当に悪い生徒を覚えている。彼はどちらでもありませんでした」。同校はホームページの「優秀な卒業生リスト」から水原容疑者の名前を外した。

水原一平容疑者(2024年2月撮影)

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【DeNA】筒香嘉智、20日巨人との2軍戦で初実戦「3、4打席」三浦監督明かす

DeNA三浦大輔監督(2024年4月16日撮影)

DeNA三浦大輔監督(50)が19日、筒香嘉智外野手(32)が20日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)で初実戦に臨むと明かした。この日のヤクルト戦(神宮)前に取材に対応。「(筒香は)明日ゲームの予定です。3、4打席、DHの予定はしてます」と明かした。

5年ぶりに古巣復帰した筒香はこの日、午前中に神奈川・横須賀市内の球団施設DOCKで調整。入団発表された翌日の17日から3日目となるDOCK練習でキャッチボール、外野ノックに加え、室内と屋外でフリー打撃行った。屋外では軽めのスイングながら46スイングで8本の柵越えを披露した。

ジャイアンツのマイナー選手として出場した3月16日ホワイトソックス戦を最後に実戦から遠ざかっており、筒香は「張りを1回早く作りたかったので、昨日、一昨日は強度を上げて練習をして、今日は予定通り、全体的に体に張りが入ってる。予定通りです」とイメージ通りに調整。今後の実戦出場などの予定については「もちろん早ければ早い方がいいと思ってますけど、コンディションが整わない状態で行ってもいいパフォーマンスができない。チームの兼ね合いもありますので、三浦監督をはじめ、スタッフの方とお話しして決めていく方向になると思います」と説明していた。

室内で打撃練習するDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香
打撃練習でDeNA育成の村川(右)にアドバイスする筒香(撮影・江口和貴)
室内での打撃練習を終えたDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香
練習中、DeNA藤田育成野手コーチ(中央)らと談笑する筒香(右)(撮影・江口和貴)
室内で打撃練習するDeNA筒香
練習に臨むDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習中、笑顔を見せるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習を行うDeNA筒香(中央)(撮影・江口和貴)
ノックを受けるDeNA筒香(右)。左は勝又(撮影・江口和貴)
ノックを受けるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習後、DeNA筒香が片付けしたマットから土ぼこりが舞う(撮影・江口和貴)
打撃練習後、1輪車を使って片付けするDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習を終え引き揚げるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習を終え引き揚げるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習後、取材に応じるDeNA筒香(左端)(撮影・江口和貴)
練習後、取材に応じるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
キャッチボールを終え、笑顔を見せるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
球団施設「DOCK」での練習に臨むDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習を行うDeNA筒香(撮影・江口和貴)

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【ヤクルト】阪口皓亮「逃した魚は大きかったと思ってもらえるような投球を」20日古巣戦登板

ヤクルト対DeNA 試合前練習でキャッチボールするヤクルト阪口(撮影・鈴木みどり)

ヤクルト阪口皓亮投手(24)が、20日のDeNA戦(神宮)で今季初登板、初先発を迎える。19日、1軍に合流し「いただいたチャンスをしっかりモノに出来るよう頑張りたい。内心ドキドキバクバクです。待ちわびていたと言うか、しっかり準備はしていました」と意気込んだ。

昨年7月にDeNAからトレード移籍した右腕。開幕からここまで2軍で5試合に先発し、2勝0敗、防御率1・08と好投していた。直近の13日のイースタン・リーグのDeNA戦(平塚)では、6回56球1安打無失点。古巣相手のマウンドになる。「投げて勝つことが恩返しと言いますけど、僕は捻くれているので、後悔させたいと言うか、『トレードで出さなければ良かった』な、と。『逃した魚は大きかったな』と思ってもらえるような投球をしたい」と今季初勝利を目指す。

ヤクルト対DeNA 試合前練習で笑顔のヤクルト阪口(撮影・鈴木みどり)
ヤクルト対DeNA 試合前練習で笑顔のヤクルト阪口(左)と吉村(撮影・鈴木みどり)

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【巨人】支配下登録のウレーニャ 背番号98「攻撃でも守備でもなんでもチームに貢献したい」

広島対巨人 支配下契約を結び吉村編成本部長(左)と写真に納まる巨人ウレーニャ

支配下登録が発表された巨人エスタミー・ウレーニャ内野手(24)が喜びを口にした。19日、マツダスタジアムで取材に応じ「チームが必要としているところで、攻撃でも守備でもなんでもチームに貢献したい。そのために準備したい」と語った。数日前に阿部慎之助監督(45)から電話を受け、吉報を知らされ「なんとか試合出られるように頑張ってほしい」と声を掛けられたという。

背番号は98。イースタン・リーグでは17試合に出場し44打数11安打2本塁打だった。内野手登録でありながら、左翼でのスタメンが6試合と最も多く、内外野をこなせるため起用の幅も広がる。今季、右翼のレギュラー候補だったオドーアが2軍調整を拒否して電撃退団。外国人野手が不在で開幕し、チームはここまで9勝7敗1分けで2位につけている。防御率1・86とリーグ1位の一方でチーム打率2割4分4厘と48得点はいずれも同3位。長打力が魅力のウレーニャの昇格で、さらなる攻撃力のアップを図る。

3月19日、オープン戦で中前打を放つ巨人ウレーニャ

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【阪神】門別啓人が1軍合流 先発再調整で5日に抹消 ファームでは2試合11イニング無失点

阪神対中日 1軍に合流した門別(左)。中央は岡留、右は漆原(撮影・加藤哉)

<阪神-中日>◇19日◇甲子園

阪神門別啓人投手(19)が試合前練習から1軍に合流した。

シーズン前は先発の「予備1番手」としての調整を進めて来た中、中継ぎとして開幕1軍スタート。計2試合に登板し、いずれも無失点投球と結果を出した。

その後は先発としての再調整を命じられ、5日に出場選手登録を抹消。以降の2軍戦では先発2試合計11イニング無失点と好投を続けていた。

門別啓人(2024年4月14日撮影)

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【日本ハム】清宮幸太郎が今季初1軍合流「気を抜いたら抜けちゃうタイプ。引き締めていきたい」

日本ハム対ロッテ 一軍に合流する日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム-ロッテ>◇19日◇エスコンフィールド

日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が今季初めて1軍に合流し、意気込みを口にした。

「開幕からガンガンいってやろうという気持ちでいたので。自分の中では(この時期の“開幕”は)遅いです。何か、全然打てなかったらどうしようとか不安な気持ちもあるけど、意外と普通な気持ちもある。僕は、気を抜いたら気が抜けちゃうタイプなので(笑い)気を引き締めていきたいと思います」

清宮は、春季沖縄キャンプ直前の先乗り自主ト中に左足を負傷。開幕後は2軍で調整を続け、57打数17安打5打点、打率2割9分8厘と調子を上げ、17日のソフトバンク戦後、新庄剛志監督(52)が今季初の1軍昇格を明言していた。

日本ハム対ロッテ 一軍に合流しウオーミングアップをする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ チームに合流し笑顔の清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ チームに合流しノックを受ける清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ チームに合流しノックを受ける清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ チームに合流しノックを受ける清宮(撮影・黒川智章)
日本ハム対ロッテ 試合前、会話する日本ハム新庄監督(左手前)と清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 試合前、左翼の守備練習をする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 試合前、守備練習をする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)
日本ハム対ロッテ 試合前、打撃練習をする日本ハム清宮(撮影・佐藤翔太)

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【日本ハム】“台湾の至宝”孫易磊が2軍戦で実戦デビュー 陽岱鋼抑えるなど1回零封152キロ

ブルペンで投球する日本ハム孫易磊(撮影・佐藤翔太)

<イースタン・リーグ:日本ハム-オイシックス>◇19日◇鎌ケ谷

台湾出身の最速157キロ右腕は日本ハム孫易磊投手(19)が2軍戦で実戦デビューを果たした。

オイシックス戦に先発。1番打者は台湾の大先輩、陽岱鋼外野手(37)で初球から152キロの真っすぐを投じるなど、全5球ともストレート勝負で一ゴロ。2番篠田に対しては8球粘られたが、最後は151キロの直球で空振り三振。3番の元阪神高山はフルカウントからの7球目の変化球が外れて四球を与えたが、4番小池は外角高めへの144キロ直球で遊ゴロに抑えた。1回限りで降板。無安打無失点1四球で、球数は23球だった。

孫易磊は昨年台湾で開催されたU18W杯で台湾代表のエースとして活躍。そんな将来性抜群の金の卵を、日本ハムは日米複数球団との争奪戦を制して獲得に成功。2月の春季キャンプからじっくりと調整を進めさせてきた“台湾の至宝”が、予定通りに4月の実戦デビューまで、たどりついた。

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【ソフトバンク】恒例イベント「鷹の祭典」が「鷹祭 SUMMER BOOST」に名称変更

「鷹祭SUMMER BOOST」の発表会見で、期間中に着用される特別ユニホームを着る又吉(左)と大津(撮影・岩下翔太)

ソフトバンクは19日、毎年恒例イベント「鷹の祭典」の名称を「鷹祭 SUMMER BOOST(たかさい サマー ブースト)」に変更したと発表した。福岡市内の商業施設「キャナルシティ博多」での発表イベントで公表。04年から始まり、20年も続いてきた歴史ある球団イベントがついに生まれ変わった。

また、同イベントで来場者に配布する限定ユニホームも合わせて発表した。今季の色はホークスのアイデンティティーである「レボリューションイエロー」。球場と街中に新たなレボリューションを巻き起こし、福岡の夏をポジティブなエネルギーで満たしていきたいという想いが込められている。

今年の「鷹祭 SUMMER BOOST」の試合日程は以下の通り。球場はいずれも本拠地ペイペイドーム。7月26日~28日のオリックス戦。8月2日~4日の日本ハム戦。

「鷹祭SUMMER BOOST」の発表会見で期間中に着用される特別ユニホームを着て、お笑いコンビダイノジの大地洋輔(左から2人目)、モノマネタレントの原口あきまさ(右端)と踊る大津(左端)と又吉(撮影・岩下翔太)
「鷹祭SUMMER BOOST」の発表会見で、期間中に着用される特別ユニホームを着て、モノマネタレントの原口あきまさ、お笑いコンビのダイノジとともにポーズを決める又吉(中央左)と大津(撮影・岩下翔太)
「鷹祭SUMMER BOOST」の発表会見で、期間中に着用される特別ユニホームの肩につけられたマークを指さしながら大津(左)と話す又吉(撮影・岩下翔太)
「鷹祭SUMMER BOOST」の発表会見で、期間中に着用される特別ユニホームを着てポーズを決める大津(左)と又吉(撮影・岩下翔太)

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【ソフトバンク】和田毅が左足親指裏のマメがむけ、2軍広島戦で負傷降板 4回途中5安打1失点

2軍広島戦に先発したソフトバンク和田(撮影・佐藤究)

<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク-広島>19日◇タマスタ筑後

ソフトバンク和田毅投手(43)が2軍広島戦で負傷降板した。

実戦復帰2度目の先発。1-1の4回2死一、三塁だった。広島仲田の打球が右足を直撃したかのように見えたが、交代理由は打球が直撃しておらず、左足親指裏のマメがむけたため。3回2/3を投げ5安打1失点、3奪三振だった。

和田は左手中指のマメの影響などで、開幕ローテーションに入らず。実戦復帰となった前回登板の4月10日オリックス戦では、6回を4安打無失点に抑えるなど復調ぶりを印象づけていた。

2軍広島戦に先発したソフトバンク和田(撮影・佐藤究)

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【DeNA】筒香嘉智がDOCKで調整、軽めスイングで柵越え8本も「予定通り」の体の張り

練習でキャッチボールするDeNA筒香(撮影・江口和貴)

5年ぶりに古巣復帰したDeNA筒香嘉智外野手(32)が19日、神奈川・横須賀市内の球団施設DOCKで調整した。入団発表された翌日の17日から3日目となるDOCK練習。キャッチボール、外野ノックに加え、室内と屋外でフリー打撃行った。屋外では軽めのスイングで46スイング中8本の柵越えを披露したが、「今日は張りがかなり強くありましたので、感覚としてはあまり良くないというか、これぐらいだろうなっていう。予定通りです」と話した。

ジャイアンツのマイナー選手として出場した3月16日のホワイトソックス戦を最後に実戦から遠ざかっており、早期の実戦出場を目指してプランニングする。筒香は「張りを1回早く作りたかったので、昨日、一昨日は強度を上げて練習をして、今日は予定通り、全体的に体に張りが入ってる。予定通りです」とイメージ通りのステップを踏んでいる。

今後の実戦出場などの予定については「もちろん早ければ早い方がいいと思ってますけど、コンディションが整わない状態で行ってもいいパフォーマンスができない。チームの兼ね合いもありますので、三浦監督をはじめ、スタッフの方とお話しして決めていく方向になると思います」と説明した。

打撃練習を行うDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習を行うDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習を行うDeNA筒香(撮影・江口和貴)
DeNA球団施設「DOCK」での練習でバットとグラブを手にする筒香(撮影・江口和貴)
球団施設「DOCK」での練習に臨むDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習でキャッチボールするDeNA筒香(撮影・江口和貴)
キャッチボールを終え、笑顔を見せるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習後、取材に応じるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習後、取材に応じるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習後、取材に応じるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習後、取材に応じるDeNA筒香(左端)(撮影・江口和貴)
練習を終え引き揚げるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習を終え引き揚げるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習後、1輪車を使って片付けするDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習後、DeNA筒香が片付けしたマットから土ぼこりが舞う(撮影・江口和貴)
ノックを受けるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
ノックを受けるDeNA筒香(右)。左は勝又(撮影・江口和貴)
打撃練習を行うDeNA筒香(中央)(撮影・江口和貴)
練習中、笑顔を見せるDeNA筒香(撮影・江口和貴)
練習に臨むDeNA筒香(撮影・江口和貴)
打撃練習でDeNA育成の村川(右)にアドバイスする筒香(撮影・江口和貴)
練習中、DeNA藤田育成野手コーチ(中央)らと談笑する筒香(右)(撮影・江口和貴)
室内で打撃練習するDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香
室内での打撃練習を終えたDeNA筒香
室内で打撃練習するDeNA筒香

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レンジャーズのライターがメジャーデビュー 父は通算162勝のアル氏 4回途中7失点降板

タイガース戦でデビュー登板したレンジャーズのジャック・ライター(AP)

<タイガース7-9レンジャーズ>◇18日(日本時間19日)◇コメリカパーク

かつてメッツなどで活躍しメジャー通算162勝を挙げたアル・ライター氏を父に持つレンジャーズのジャック・ライター投手(23)が敵地でのタイガース戦でメジャーデビューした。アル・ライター氏の兄マーク氏はかつてタイガースなどで通算65勝を挙げた元投手で、マーク氏の息子でジャックのいとこにあたるマーク・ライターJr.は現在カブスに所属しリリーフ投手として活躍。MLB公式サイトなどによると、アル氏とマーク氏は史上初めてともに元メジャー選手で、かつメジャーリーガーの息子を持つ兄弟となった。

タイガース戦に先発したライターは先頭グリーンを3球三振に仕留め、安打と四球で2死一、二塁とするも最後は5番ビアリングを中飛に打ち取り無失点。しかし4-0の2回は適時打3本を含む4安打を浴び4失点で同点とされた。3回は3人で抑えたが、7-4の4回は2死から再び同点とされ2死二塁の場面で降板。デビュー登板は3回2/3で8安打7失点、3四球3三振で勝敗は付かなかった。試合後、投球について「フラストレーションがたまる内容だった。消極的な配球をしてしまった」と反省したが、家族や友人が球場に訪れ「特別な日になった。もちろん結果は理想的ではなかった。デビュー戦で夢見たような結果ではなかったが、試合には勝てた。それが最も重要なこと」と話した。

タイガース戦でデビュー登板したレンジャーズのジャック・ライター(AP)
アル・ライター投手(03年撮影)

今夏甲子園大会で朝、夕2部制の試験的導入検討 選手、観客の暑熱対策 1日3試合日限定で

23年8月6日の土浦日大対上田西 5回終了後、クーリングタイムに入る(撮影・上田博志)

8月7日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する第106回全国高校野球選手権大会で、選手、観客の暑熱対策として、1日の試合数が3試合の開催日に限り、朝、夕に試合を振り分ける2部制の試験的導入が検討されていることが19日、関係者の話で分かった。日本高野連が同日午後に開く全国選手権の運営委員会で討議される。

午前中に1試合または2試合を行った後、数時間のインターバルを設けることで酷暑の時間帯を避け、残りの試合を実施する方針。4試合開催日については「時間帯に余裕がなく、現実的に難しい」(高野連関係者)との理由で大きな変更はしない予定で、今夏は部分的な導入となる。

夏の甲子園大会の期間中は気温35度を超えるような猛暑が続くため、日本高野連は2022年、朝と夕の2部制を含む新しい暑さ対策について議論を始めていた。昨夏の第105回大会では、各試合の五回終了後に、選手らが冷房の効いたスペースで水分補給や身体冷却を行う10分間の「クーリングタイム」が導入された。(共同)

23年8月6日の土浦日大対上田西 5回終了後、「クーリングタイム」で10分間の休憩がとられる(撮影・上山淳一)
夏の甲子園大会開会式(23年8月6日撮影)
夏の甲子園大会開会式で入場行進する各校の選手たち(23年8月6日撮影・前田充)

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ヤンキースがトラメル外野手を獲得 今季ドジャースで5試合出場 16日にDFA

※写真はイメージ

ヤンキースは18日(日本時間19日)、ドジャースからウエーバー公示されたテーラー・トラメル外野手(26)を獲得したと発表した。トラメルは16日にドジャースからDFA(メジャー40人枠から外す措置)となっていた。

トラメルは16年ドラフト1巡目(全体35位)でレッズから指名され契約。19年7月にパドレス、20年8月にマリナーズに移籍し、21年4月にデビュー。しかしメジャーに定着できず、今季開幕直前にDFAとなりドジャースに移籍した。メジャー通算121試合で打率1割6分5厘、15本塁打、39打点、OPS・627。昨季3Aでは85試合で打率2割6分8厘、21本塁打、63打点を記録。今季は5試合で6打数無安打だった。

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カブス今永昇太の次回登板が21日に変更、雨天中止で1日ずれる マーリンズとダブルヘッダー

カブス今永昇太(2024年4月7日撮影)

カブス今永昇太投手(30)の次回登板が、当初の19日(日本時間20日)のマーリンズ戦から20日(同21日)の同カードに変更となった。18日(同19日)のカブス-マーリンズ戦が悪天候で中止となり、20日(同21日)にダブルヘッダーが組まれ、この日登板予定だった先発右腕タイヨンが1日ずれて19日に登板。今永もそのままずれて20日に登板するが、現地記者によるとダブルヘッダーのどちらかの試合になるかは決まっていないという。前回13日のマリナーズ戦から中6日での登板となる。

今永は昨季終了後にDeNAからポスティングシステムを利用し、カブスと4年総額5300万ドル(約79億5000万円)で契約。前回登板でメジャー初失点を喫したが、いまだに自責点は0で、今季3試合で計15回1/3を投げ2勝0敗、防御率0・00、2四球16奪三振を記録している。

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エンゼルス・トラウトが6年ぶりのマルチ盗塁 今季5個目 デビュー2年目に盗塁王に輝く

エンゼルス・トラウト(2023年8月撮影)

<レイズ2-1エンゼルス>◇18日(日本時間19日)◇トロピカーナフィールド

エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が、敵地でのレイズ戦の6回に二盗と三盗を決め、自身6年ぶりのマルチ盗塁を記録した。

「2番中堅」で出場したトラウトは0-2の6回先頭で四球で出塁。そして1死後の4番サノの打席で、初球から走って二盗を記録。さらにカウント2-1からの4球目でスタートを切り、タイミング的には間に合わなかったが捕手の送球が高くそれて三盗に成功した。その後サノの犠飛で生還し、足でチーム初得点を奪った。

MLBのサラ・ラングスさんによると、トラウトが1試合で複数の盗塁を記録したのは18年7月23日のホワイトソックス戦以来。また、1イニングで記録したのは同5月20日のレイズ戦以来、自身8度目だという。トラウトはデビュー2年目の12年に49盗塁を記録して盗塁王に輝くなど、12~19年の8年間で196盗塁をマーク。20年以降は年間2盗塁以下だったが、今季はこれで5盗塁目となった。この日は3打数無安打で5試合ぶりにノーヒットに終わったが、今季は打率2割7分、リーグトップの8本塁打、11打点、OPS1・019と好調。チームは1-2で敗れ、今季9勝10敗でマリナーズと並んでア・リーグ西地区2位となっている。

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レッドソックスのオニールが脳震とうで7日間の負傷者リスト入り 今季リーグ2位の7本塁打

※写真はイメージ

レッドソックスは18日(日本時間19日)、今季リーグ2位の7本塁打を放っているタイラー・オニール外野手(28)が脳振とうで7日間の負傷者リスト入りしたと発表した。16日にさかのぼって登録され、最短で23日から復帰できる。

オニールは15日のガーディアンズ戦で浅いフライを捕球しようとした際に三塁手ディバースと交錯。ディバースの後頭部に顔面がぶつかって負傷交代し、試合後には左目の上を8針縫っていた。

オニールは昨年12月にカージナルスからトレードで加入。今季は15試合で打率3割1分3厘、7本塁打、8打点、OPS1・209と打撃好調だった。カナダ出身で17、23年のWBCに同国代表で出場している。

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レッドソックス吉田正尚「チームの判断。結果を出すしかない」2試合連続の欠場

レッドソックス吉田(2023年5月23日撮影)

<レッドソックス4-5ガーディアンズ>◇18日(日本時間19日)◇フェンウェイパーク

レッドソックス吉田正尚外野手(30)は、2試合連続で欠場した。

今季はここまで18試合に出場し65打数14安打8打点、1本塁打、打率2割1分5厘。

▽吉田の話(2試合連続欠場は)チームの判断。試合に出たときにしっかり結果を出せるようにしたい。凡打の内容はもちろんキャンプから意識していたが、後は結果を出すしかない。(共同)

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【とっておきメモ】復調目指す阪神佐藤輝明を支える短尺の“相棒”「レインボーバット」

レインボーバットで練習を行う佐藤輝

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

阪神佐藤輝明内野手(25)がプロ4年目で初のサヨナラ安打を放ち、今季初の3連勝&9日ぶりの5割復帰を導いた。1-1の延長10回無死満塁。巨人守護神大勢から右前に運び、満員札止めの甲子園を歓喜させた。

    ◇    ◇    ◇  

復調を目指す阪神佐藤輝を支えるのがド派手な「レインボーバット」だ。長さ60センチ、重さ500グラムの短尺で、もちろん練習用。試合前のルーティンになっている片手でのティー打撃に欠かせない。ミズノの担当者に「どうせなら目立つ色はどうか」と提案され「レインボーとか、できます?」と依頼したお気に入りだ。

スイング矯正のため短尺バットが必要になり、キャンプ中はミエセスに借りていた。だが、借りてばかりで申し訳ないと、自前の1本を準備して開幕した。

試合で使うのは先輩大山のバット。もちろん、サヨナラ打もこのバットから生まれた。5日のヤクルト戦(神宮)から切り替えると、その試合で第1号の決勝アーチを描き、翌日も2号が出た。大山バットは旧モデルで、現在本人は使っていないため、佐藤輝の愛用品になった。レインボーにも大山バットにも技術だけでなく気分転換の意味合いがある。細かい感覚を大事にする佐藤輝の個性が、バット選びにも表れている。【阪神担当=中野椋】

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【阪神】中野拓夢が今季2度目猛打ショー「なんとか塁に出ようと」サヨナラ口火も

10回裏阪神無死、中野は左前打を放つ。投手は大勢(撮影・加藤哉)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

阪神中野がサヨナラ勝利の口火打を含む今季2度目の猛打賞で歓喜を演出した。

延長10回先頭で巨人大勢の外角フォークを逆方向にはじき返し、左前打で出塁。無死満塁から佐藤輝の一打で決勝のホームを踏んだ。「前の打席でバント失敗してというのがあったので。どんな当たりでもいいから何とか塁に出ようという気持ちがあった」。8回無死一、二塁の第4打席で犠打を試みるも、投ゴロに倒れチャンスを逃しかけており、挽回の一撃となった。

初回1死では菅野の高め直球を左翼線へ華麗に流す二塁打。3回2死からも外角フォークに食らいつき、中前に運んだ。打率は2割8分8厘に上げた。「接戦を勝ち切れることがチームの強さだと思う。まずは守備からというところを第一に考えて、ピッチャーをもっと楽に投げさせてあげられるような展開を作っていきたい」と引き締めていた。

10回裏阪神無死満塁、佐藤輝のサヨナラ安打で生還する中野(撮影・上田博志)

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【阪神】佐藤輝明初サヨナラ打で3連勝 10試合連続2点以内の球団ワーストタイも勝率5割復帰

10回裏阪神無死満塁、サヨナラ右適時打を放った佐藤輝(中央)はチームメートに祝福のウオーターシャワーをかけられる(撮影・加藤哉)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

阪神佐藤輝明内野手(25)がプロ4年目で初のサヨナラ安打を放ち、今季初の3連勝&9日ぶりの5割復帰を導いた。1-1の延長10回無死満塁。巨人守護神大勢から右前に運び、満員札止めの甲子園を歓喜させた。打率は依然1割台だが3度のV打点はリーグ最多タイ。チームは10試合連続2点以下の球団ワーストに並んだが、この間4勝4敗2分けのしぶとさ。今季初サヨナラ勝ちの勢いを19日からの首位中日3連戦にもぶつけて打ち勝ちたい。

    ◇    ◇    ◇  

ヒーロー佐藤輝をめがけて、次々とペットボトルの水が飛んだ。「寒い~」。この感覚がたまらない。チーム初のサヨナラ勝ちは悩める男のバットだった。「うれしかったです。もう覚えていない。めちゃくちゃ、かけられました」。ヘッドバンドから水をしたたらせ、会心の笑顔を見せた。

力勝負を制した。1-1の延長10回。大山が申告敬遠され、無死満塁で巡ってきた。打率は1割台でも虎党はいつも背番号8に夢を託す。大歓声を浴びて打席に向かった。今季無失点の最強クローザー大勢は、初球から剛球勝負。5球目の158キロを必死にファウルにし、勝負の6球目。見逃すつもりはなかった。

佐藤輝 直球勝負は分かっていた。振り負けないようにいきました。絶対に力が入るので、力を抜いてリラックスして。なんとか抜けてくれてよかった。

内角に食い込む155キロを振り抜き、鋭く一塁手の横を抜いた。最高のフィナーレだ。実はプロ入り初のサヨナラ安打だった。今季の勝利打点はリーグトップの3個目。佐藤輝のバットが火を噴けば、阪神の勝利が近づくことを、また証明した。

もがきにもがいてきた。新フォームをオフから固めてきたが、開幕からまさかの絶不調。ただ、今の佐藤輝には頼れる「相棒」がいる。森下だ。目指す打撃スタイルが似ていることもあり意気投合。後輩でもリスペクトを持って接する。「あの球、どうやって打った?」「どういう狙いだったの?」。印象的な快打を続ける森下に、技術面やアプローチまで質問するのが日常だ。その森下とともに甲子園で11勝4敗だった難敵の菅野、大勢から得点を奪い取った。大勢には対戦11試合目で初黒星をつけた。

岡田監督にも笑みが浮かんだ。「(初の)2桁安打がうれしいですね。(でも)こんなんで喜んでたらあかん(笑い)。まだまだ1回り当たってね。これから徐々にね。だいたい今年の(相手)チームというか、分かってきたんで。5割戻ったんはよかったと思いますけどこれからですね」。

打線低迷はまだ底を打っていない。これで球団ワーストに並ぶ10試合連続の2得点以下だ。「最後打てたので、よかったと思う。これをきっかけにもっと打っていけるように頑張ります」と佐藤輝。お立ち台を終えると大合唱が甲子園に響いた。「テ~ル! テ~ル!」。今季初の3連勝で9日ぶりの勝率5割復帰。さあ、ここからだ。

▼阪神は7日ヤクルト戦から続く2得点以下が、これで10試合連続。連続2得点以下の記録は62年国鉄と93年巨人がマークした12試合が最長だが、球団では59年と12年に記録した10試合に並ぶワースト。なおこの期間中の阪神は、59年は1勝8敗1分け、12年は2勝6敗2分けと苦戦したが、今季は4勝4敗2分けと健闘している。

10回裏阪神無死満塁、右前へサヨナラ適時打を放つ佐藤輝(撮影・前田充)
10回裏阪神無死満塁、サヨナラ適時打を放ちヘルメットを脱ぎ捨てる佐藤輝(撮影・前田充)

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【阪神】森下翔太、先輩菅野キラー発揮!V打翌日に8回同点打&延長10回はサヨナラお膳立て打

10回裏阪神無死一塁、森下は中前打を放つ。投手は大勢(撮影・加藤哉)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園

前夜のヒーローが、この日も勝利を呼び込んだ。阪神森下翔太外野手(23)が巨人先発の菅野から、流れを変える同点打を放った。相手右腕の前に、チームは7回終了時点で3安打無得点。1点ビハインドで迎えた8回。連打で作った1死一、二塁の好機だった。自身2四球と三振で迎えた第4打席。「バッテリー間も配球を変えてくるので」と冷静に打席に入った。

「ボールは見えていたので。ああいう場面は、本当にタイミングでしかないと思う。余計なことを考えても打てないと思うので。タイミングだけをしっかり合わせて入りました」

初球の133キロスライダーを捉え、三遊間を抜く同点適時打。前日17日も決勝の2点二塁打を放った背番号1が、この夜も甲子園を熱狂させた。延長10回にも大勢から、サヨナラ劇をお膳立てする中前打。今季4度目のマルチ安打で3連勝に貢献した。岡田監督も「森下にかけましたけどね。本当もうね、いいところでずっと打ってる感じですね」とえびす顔だ。

菅野は東海大相模(神奈川)の11学年先輩にあたる。入団時から対戦したい投手に挙げる憧れの存在だった。昨季は対戦5打席で4打数2安打と好相性。それでも「シーズンが変わるたびに対策も変えてくるので」と新たな気持ちで今季初対戦に臨んだ。開幕から2戦2勝で無失点投球を続けてきた先輩に、21イニング目での初失点を付ける“恩返し”で存在を印象づけた。

甲子園での巨人3連戦は、9打数5安打3打点の大暴れ。打率は2割1分7厘ながら、得点圏打率はチームトップの3割8分5厘で、リーグ3位の11打点が勝負強さを物語る。

「やっと(勝率が)イーブンになったので。ここから連勝したいと思います」

19日からは首位中日と甲子園で3連戦。大野、メヒア、松葉の難敵3先発が予想される。背番号1のバットに、今週末も乞うご期待だ。【波部俊之介】

▼森下は打率リーグ25位の2割1分7厘の低打率だが、得点圏は7位の3割8分5厘で勝利打点3は佐藤輝らに並ぶリーグトップ。同点打や決勝打など肩書付きの5安打はリーグ2位タイの多さで勝負強さが際立っている。今季11打点はリーグ3位で、トップで12打点の岡本和(巨人)とオスナ(ヤクルト)に肉薄している。

8回裏阪神1死一、二塁、森下は左適時打を放つ。投手は菅野(撮影・加藤哉)
阪神森下VS巨人菅野の全対戦
阪神森下の今季肩書付き安打
セ肩書付き安打上位

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【阪神】青柳晃洋「まず1勝を」甲子園で自身今季初勝利&チーム4連勝狙う

明るい表情でウオーミングアップする青柳(撮影・加藤哉)

阪神青柳が19日の中日戦で自身の今季初勝利とチームの4連勝を目指す。「向こうもわかっているし、こっちもわかっている。先週よりいいピッチングができたら」。

1週間前の12日は同戦に敵地で先発し、7回6安打2失点で勝ち負けつかず。右の中田や細川に連打を浴びたことを反省し「今度は打たれないように、もっと厳しく」と引き締めた。今季3度の先発は全て敵地で甲子園は今季初先発。「ホームでまず1勝できたら」と必勝を期した。

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