日刊スポーツ

オリのラオウ杉本は苦労人 ほろ苦い下積み経験

日本ハム対オリックス 1回表オリックス2死三塁、左中間に先制の2点本塁打を放つ杉本(撮影・河野匠)

<日本ハム1-9オリックス>◇11日◇東京ドーム

ラオウ、一撃必殺の100万円ゲット弾! オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(30)が、2戦連発となる先制8号2ランを放った。初回2死三塁。金子の3球目、甘く真ん中に入った速球を仕留めた。 「看板に当たれば何かくれるといううわさを聞いていた。『当たれ』と思いながら(打球を)見ていた。いやぁ…叫んだっす!」 特大アーチは左中間上方にある看板を直撃。球団では07年ローズ以来、同日本人では97年イチロー以来の看板弾で「東京ドーム・ビッグボードホームラン賞」として100万円の贈呈が決定。場内アナウンスで聞いた年俸1400万円の杉本は「うおおおおお!」と絶叫した。使い道を聞かれると「福田にテークアウトしようと言われたので、後輩のために注文しようかな」と語り、豪快な打撃とは裏腹の堅実な一面を見せた。 ラオウには下積みがある。JR西日本から15年ドラフト10位で契約金2000万円、年俸600万円で入団。お金のありがたみを知っている。社会人時代に「お金を稼ぐことの大変さを学んだ」といい、土日と平日の社業後に「野球で生きていく」と必死にバットを振った。勤務した輸送課は「悪天候や人身事故が起きて、ダイヤが乱れると指示を送るところ」というが、身長190センチの杉本の主な業務は「書類のシュレッダーやコーヒーシロップの買い足し」など雑用だった。 プロでも“下積み”が長く、昨年まで5年間で76試合で、昨季の41試合が最多だった。覚醒し始めた今季はすでに32試合目で、10試合連続安打、出場24試合連続出塁で直近4戦4発。打率は3割3分で、規定打席到達も目前に迫り、堂々とオリックスの4番に座っている。 無観客の東京ドームでカメラに向かって力強く右手を突き上げる恒例の「昇天ポーズ」を披露。狙う本塁打数は「一寸先は闇。まずは、2桁です。謙虚に、1日ずつ」。ラオウには、地道な努力もある。【真柴健】

▽オリックスT-岡田(今季2号2ランに)「いい角度で打球が上がってくれましたし、うまく打つことができたと思います」

日本ハム対オリックス 1回表オリックス2死三塁、左中間に先制の2点本塁打を放ちカメラの前で昇天ポーズを見せる杉本(撮影・河野匠)
日本ハム対オリックス 1回表オリックス2死三塁、左中間に先制の2点本塁打を放つ杉本(撮影・河野匠)

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ダルビッシュ有、負傷者リスト入り「首の上部の張り。少し休んで張りを取る」パドレス監督説明

パドレスのダルビッシュ有(2024年3月撮影)

パドレスは17日(日本時間18日)、ダルビッシュ有投手(37)が首の張りのため、15日間の負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。

ILは4月15日までさかのぼって適用される。球団公式サイトによると、シュルト監督は遠征先のミルウォーキーで取材に対応。ダルビッシュには期間内での復帰を見込んでおり、「首の上部の張り。少し休んで張りを取るということ」と、経緯を説明した。

ダルビッシュは、前回14日(同15日)、敵地でのドジャース戦に登板し、大谷を3打数無安打2奪三振に打ち取るなど、5回3失点。勝敗は付かず、今季5試合で0勝1敗、防御率4・18の成績だった。当初の予定であれば、20日(同21日)の本拠地ブルージェイズに登板する見込みだった。ダルビッシュは今季未勝利ながら、日米通算200勝まであと4勝と迫っている。

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【ソフトバンク】武田翔太が右肘手術後、リハビリ組に合流「前向くしかない」復帰まで1年~1年半

右ひじの手術を終えてリハビリ組に合流した武田(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク武田翔太投手(31)が18日、「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」および「鏡視下肘関節形成術」の手術後、初めて福岡・タマスタ筑後のリハビリ組に合流した。「術後まだ10日ぐらいなので。(右肘の)腫れが引くまでは最低限のできることをやっていきたい」と語った。

競技復帰までは1年~1年半の見込み。「もう、前を向くしかない。やるべきことをしっかりやって。復帰のめどとかはまだ考えられていない」と心境を明かした。今季中の復帰は絶望となり、来シーズン中の復帰を目指す。

プロ13年目で大きな決断だった。「このままやっててても良くないなと思って。これから先のことも考えたらきっちり治した方が早いなと」。2年前。22年8月27日の日本ハム戦(札幌ドーム)で右肘の張りを訴えて緊急降板。MRI、エコー検査を受け、右肘内側側副靱帯(じんたい)の炎症と診断されていた。直近2年間は「2年前に痛めた時の違和感がずっと続いていた」と明かした。

チームメートには12年に和田毅投手(43)がトミー・ジョン手術を受けており、相談にも乗ってもらっていたという。武田は「手術をする前とかだったり、手術後のトレーニングの仕方をいろいろ聞きました」と話した。

右ひじの手術を終えてリハビリ組に合流した武田(左から2人目)と話すモイネロ(撮影・岩下翔太)

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【日本ハム】7月2日ロッテ戦のスタンド席はこども料金無料 選手らウエルカムハイタッチも

日本ハム球団旗(2022年2月24日撮影)

日本ハムは18日、7月2日~17日のホーム9試合で実施する「ファイターズ50周年シリーズ」で、2日ロッテ戦は、現役選手や監督によるウエルカムハイタッチ、オープニングセレモニー、さらに期間中のスタンド席がこども料金無料となる。

同14日ソフトバンク戦は、中学生以下FAVメンバー向け来場プレゼントなどを実施する。詳細は球団公式サイトまで。

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【阪神】ミエセスが2軍全体練習に復帰 3月に左脇腹痛め開幕1軍ならず「試合を楽しみに」

ストレッチをするミエセス(撮影・石井愛子)

阪神ヨハン・ミエセス外野手(28)が18日、鳴尾浜球場で2軍の全体練習に復帰した。3月下旬に左脇腹の筋挫傷と診断されていた。

オリックスとの2軍戦を前に、ナインとともにウオーミングアップやフリー打撃、左翼での守備などをこなした。

完治はしていないため、今後も様子を見ながら仕上げていく。「状態はすごくよくなっている。あとは試合に出られる日を楽しみにしているよ」とスマイル全開だった。

ウォーミングアップをするミエセス(撮影・石井愛子)

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レッドソックス吉田正尚は完全休養、ホークが9回94球無失点の「マダックス」達成で完封勝ち

力投するレッドソックスのタナー・ホーク(AP)

<レッドソックス2-0ガーディアンズ>◇17日(日本時間18日)◇フェンウエイパーク

レッドソックス吉田正尚外野手(30)はガーディアンズ戦で10試合ぶりにスタメンを外れ、途中出場の機会もなく完全休養した。欠場したのは今季初めてとなる。

ガーディアンズとのシリーズはこの2試合で10打数無安打と不調だった。今季はここまで18試合に出場し打率2割1分5厘、1本塁打、8打点、OPS.574となっている。

チームは、メジャー5年目の先発右腕タナー・ホーク(27)が9回を94球で3安打無失点の「マダックス」達成で完封勝利。無四球9奪三振と支配的な投球だった。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、レッドソックスの投手が「マダックス」で完封勝利を達成したのは2014年8月31日のクレイ・バックホルツ(98球)以来となる。メジャーでは今季初の「マダックス」となった。

「マダックス」を達成し、水をかけられるレッドソックスのタナー・ホーク(AP)
「マダックス」を達成したレッドソックスのタナー・ホーク(AP)
レッドソックス吉田正尚(2023年12月撮影)

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磐田東・赤堀佳敬新監督21日初陣 健大高崎&盛岡大付の全国強豪イズム継承「できる限りの準備」

16日、組み合わせ抽選に臨む磐田東・赤堀新監督

第71回春季高校野球静岡県大会が、20日に開幕する。

上位2校に与えられる東海切符へ、今大会から16枠に増えた夏のシード権を懸けた戦いに39校が出場。16日には組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決まった。磐田東は、今春選抜優勝の高崎健康福祉大高崎(群馬)で副部長を務めた赤堀佳敬氏(31)が、今月7日に監督に就任。静岡学園と対する21日の2回戦で初陣に臨む。

◇  ◇  ◇   

就任から、わずか2週間で公式戦初采配を迎える。当然、準備は万全ではない。それでも赤堀新監督は、勝利のために全力でタクトを振るう。「3年生にとっては、この春もその先の夏も1つ1つが最後になる。自分のスタートなんて言ってられない。できる限りの準備をして、何とか勝たせてあげたい」。

偉大な背中を追い、初の監督業に励む。17年から盛岡大付(岩手)の関口清治監督、19年からは高崎健康福祉大高崎の青柳博文監督の下でコーチを務め、計6度甲子園に出場。今春センバツでは日本一も経験した。「共通しているのが、選手の長所を伸ばすことにたけていること。2人がいなければ今の自分はない。目標にして、追いつきたい」。師と語る2人に学んだ日々を指導の根幹に置く。

就任直前の4月5日。親交のある元ヤクルト宮本慎也氏と食事をした際、1枚の色紙を贈られた。記された言葉は「失敗を恐れず挑戦あるのみ」。赤堀監督は「監督就任の話を受けた時にも相談をさせてもらい、『監督になれる機会はそうあるわけじゃない。チャンスだよ』と背中を押してもらった。いただいた言葉を大事にして頑張っていきたい」と胸に刻んだ。

目標は春夏通じて初の甲子園。その第1歩となる初陣の相手は、静岡学園に決まった。「相手ではなく、短い期間の中でもやってきたことを出せるように。まずは夏のシード権を取る。1試合でも多く経験して収穫の多い大会にしたい」と、目前に迫った本番を見据えた31歳の若き指揮官。新たな教え子たちとともに挑む戦いが、始まる。【前田和哉】

◆赤堀佳敬(あかほり・よしのり)1993年(平5)4月1日、三島市生まれ。伊豆中央高から中京大と進み、内野手としてプレー。卒業後は保健体育教諭として磐田南に赴任。17年から盛岡大付、19年から高崎健康福祉大高崎で副部長を務め、主に打撃を指導。父の真也氏(55)は天竜高監督。右投げ左打ち。独身。

○…ナインも決意を新たに初戦に備えている。扇の要・原啓與捕手(3年)は「新監督になって、みんなが気持ち高く取り組めている」と話す。今大会チームは、これまで予選3試合で30得点3失点と攻守がかみ合い全勝。上位校決定戦では、プロ注目右腕の寺田光投手(3年)が完封し、春夏通算11度の甲子園出場を誇る常葉大菊川を1-0で下した。好調を維持して迎える新体制でのスタート。主将の浅井雄亮内野手(3年)は「1試合でも多く勝って、夏に向けて成長していきたい」と燃えている。

新体制初の公式戦となる春季県大会へ意気込む磐田東ナイン
元ヤクルト宮本慎也氏から贈られた色紙を手にする磐田東・赤堀新監督
春季高校野球静岡大会組み合わせ

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大谷翔平の恩師ソーシア氏が始球式登場「来年、投げるのを楽しみにしているよ」二刀流復活に期待

ドジャース対ナショナルズ ベンチでさわやかな表情で髪をかき上げるドジャース大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース0-2ナショナルズ>◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアム

「2番DH」で出場したドジャース大谷翔平投手(29)が、今季3度目の1試合3安打&2試合連続マルチ安打をマークした。

試合前、エンゼルス時代のメジャー1年目に監督のマイク・ソーシア氏(65)が始球式で捕手役を務めた。同氏は大谷の活躍について「信じられないアスリートであり、メジャーリーグで最高の球団の1つであるここで、素晴らしいキャリアを築くだろう。彼が来年、投げるのを楽しみにしているよ」と、二刀流の復活に期待していた。

ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回、二塁残塁に終わり、ベンチに戻る大谷。左はロバーツ監督(撮影・菅敏)
18年9月、レンジャーズに勝利しソーシア監督(左)にタッチで迎えられるエンゼルス大谷

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【阪神】梅野隆太郎2試合ぶりスタメンマスクで無失点リレーを演出「引っ張ってあげられたら」

阪神対巨人 最後を締めた阪神ゲラ(右)は梅野とタッチをかわす(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神梅野が2試合ぶりのスタメンマスクで、投手陣の無失点リレーを演出した。

先発伊藤将は毎回走者を許しながらも、6回無失点。「よく粘ってくれた」とたたえた。桐敷、岩崎、ゲラのリリーフ陣もゼロ行進で続いた。「僅差やとマウンドに上がるピッチャーも緊張する。そこをなんとか引っ張ってあげられたら」。頼れる男が充実の表情を見せた。

阪神対巨人 2回表巨人1死三塁、吉川の打球で本塁生還を狙った丸は本塁死となる。捕手梅野(撮影・河野匠)

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【阪神】大山悠輔、守備ミスで満塁ピンチ招くも守備で取り返した「勝ててよかった」胸なで下ろす

阪神対巨人 4回表巨人2死満塁、大山(左)は萩尾の一ゴロを好捕し伊藤将司とタッチをかわす(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神大山が自らの守備でのミスを守備で取り返した。

2点リードの4回無死一、二塁、岸田の犠打の処理で伊藤将と一瞬“お見合い”になり、慌てて捕球した大山は一塁へ中途半端なバウンドの悪送球で満塁のピンチを招いた。ただ、吉川の一塁への痛烈な打球を体で止めて本塁封殺。2死から一、二塁間への打球を逆シングルで好捕し、カバーに入った伊藤将へ体勢を崩しながら正確に送球してアウトに。大山は試合を通して「勝ててよかったです」と、胸をなで下ろした。

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【中日】柳裕也2年ぶり本拠地勝利なるか、シーズンまたいで7連敗中/見どころ

中日の柳裕也(2024年4月12日撮影)

<中日-ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

中日柳裕也が2年ぶり本拠地勝利を目指す。

昨季の柳はバンテリンドームで0勝6敗。白星は22年8月28日の阪神戦が最後で、同年9月6日の広島戦からシーズンをまたいで7連敗と白星が遠い。本拠地でなかなか勝てないのは打線の援護が少ないから。この連敗間は13試合先発して防御率2・74を残しているが、登板中の打線の援護はすべて2点以下。9イニング換算の平均援護点が0・86点しかない。今日の試合では味方打線の大量援護があるか。

17日、試合前にキャッチボールをする柳(右)(撮影・森本幸一)

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【DeNA】バウアーと交渉継続「誠意あるオファー」再契約へ定期的に情報交換

トレバー・バウアー(2024年3月10日撮影)

DeNAの萩原チーム統括本部長は17日、昨季所属したバウアーとの再契約に向けて定期的に情報交換を続けていることを明らかにした。

「オファーは誠意あるものを出したつもり。ボールは向こうにある。ベイスターズがやりやすい環境だと感じ、大事な選択肢の1つに考えてくれているように思う。われわれは今もチームの一員だと思っている」と話した。

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4・20開幕、第1シードの常総学院は22日初戦 春季高校野球茨城大会組み合わせ

春季高校野球茨城大会組み合わせ

高校野球春季茨城大会の抽選会が行われた。

20日に開幕。決勝は5月5日、JCOMスタジアム土浦。上位2校が春季関東大会(群馬、5月18日~)に進出する。

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【オリックス】頓宮裕真、決勝弾含む今季最多4打点「自分のスイングができた」

楽天対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放ちポーズを決める頓宮(撮影・足立雅史)

<オリックス5-0楽天>◇17日◇楽天モバイル

オリックス頓宮が決勝弾を含む今季最多4打点の活躍だ。

2回に先制2号ソロ。フルカウントから楽天岸のチェンジアップを左翼ポール際へ、3試合ぶり1発。「追い込まれていたのでコンパクトに。自分のスイングができた」。7回は2死満塁からリードを5点に広げる右翼への3点三塁打。開幕から絶不調だったが、状態は上向き。同じく不振の森が今季初めてスタメン落ちした中で、存在感を発揮した。

楽天対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放つ頓宮(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 2回表オリックス1死、左越え本塁打を放ちポーズを決める頓宮(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 7回表オリックス2死満塁、頓宮は走者一掃の適時三塁打を放つ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 7回表オリックス2死満塁、頓宮は走者一掃の適時三塁打を放ちベンチにガッツポーズ(撮影・足立雅史)

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【阪神】伊藤将司、驚異の粘りで6回無失点「今日は粘れたの一言」巨人戦キラー健在本拠4連勝

阪神対巨人 お立ち台で阪神伊藤将(左)に感謝され脱帽する阪神森下(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神伊藤将司投手(27)が驚異の粘りを見せた。甲子園での巨人戦は22年5月22日から4連勝。巨人キラーは健在だった。

「もう、2点しか入らないからね。伊藤もあまりよくなかったんだけど、本当、守り勝ちというか。しのいで、しのいでというゲーム。粘って、粘ってですよ」。岡田監督はテレビインタビューの最初に、投手陣の踏ん張りをたたえた。

左腕は「何度もピンチを作って先制してもらったあとの満塁も何とか0点で切り抜けられた。今日は粘れた、の一言」と大きく息をついた。お立ち台での「翔太、ありがとう!」にも実感がこもった。

苦しすぎた。初回からピンチ。ただ2回6失点の前回広島戦(甲子園)とは違った。直球が弱く、制球も定まらなかった1週間前は、ことごとくヒットになった打球が、守備範囲に収まった。「初回は球速もいい感じで出ていた。直球の大事さを感じました」。

1死一、二塁から岡本和を直球で押して左飛にしとめた。現在、打撃3部門トップの岡本和にはめっぽう強く、この日も3打数無安打。通算36打数5安打で、長打を許したことがない。坂本にも1四球のみで「そこがやっぱり一番でかい」と、得点源2人を封じたことを勝因に挙げた。

2回は無死三塁。2点先制した直後の4回は無死満塁。どちらも下位打線をきっちり抑えた。6回は直球で大城卓を差し込んで中飛に抑え、あとを託した。

この1週間、映像を見て投手コーチと一緒に課題をつぶした。フォームを見直し、直球の質を求めて調整を続けた。テーマは低めに、強く投げること。苦しい中でも「生命線」を6回まで意識して、実行した。「シーズンは長いので、なるべく早く(調子を)戻せるようにという感じですね」。2軍では門別が先発の予備としてスタンバイしている。簡単にローテの座を譲るつもりはない。【柏原誠】

阪神対巨人 阪神先発の伊藤将は6回を無失点に抑える(撮影・上山淳一)
阪神伊藤将の巨人戦全成績

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【日本ハム】福島蓮5回2失点デビュー「足がフラフラ」育成から3月支配下登録「通過点だと」

日本ハム対ソフトバンク 力投する日本ハム先発の福島(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-4ソフトバンク>◇17日◇エスコンフィールド

日本ハム福島蓮投手(20)が堂々と1軍デビュー果たした。プロ初登板初先発のソフトバンク戦で5回4安打2失点、5奪三振と快投。プロ初勝利はお預けとなったが、力のある直球を軸に試合をつくった。育成3年目の春に支配下選手契約を勝ち取った超有望株がポテンシャルの高さを示し、今後への期待を大きく膨らませた。

   ◇   ◇   ◇   

試合直前の福島は地に足がついていなかった。右翼付近での遠投中に違和感を感じた。「ちょっと足がフラフラしていた。これは『いつもより緊張しているかな』と思いました」。そんな細身の長身右腕は立ち上がりに2失点。ただ、しっかりと立ち直れたところが、有望株たるゆえんだ。

福島 初回、点を取られたので開き直って(伏見)寅威さんを信じて、です。

最速151キロの直球を軸に、伏見の熟練のリードに身を委ねながら快投した。「中学校、高校でずっとテレビで見ていた選手たち。楽しんで投げるしかない」。スターぞろいのソフトバンク打線を相手に2回以降は1安打しか許さず。70球前後と制限されていた節目の舞台は「5回いけるかな…」と心配だったが、きっちり5回を72球で終えた。

確かな成長を実感できるデビュー戦となった。2回以降に多投したスライダーが効果的だった。「もともと苦手意識が強かった」という球種だが、転機は昨秋キャンプ。就任したばかりの金子2軍投手コーチらからアドバイスを受けた。「ちょっとずつ良くなってきているかなって感じ」と握りなども変え、1軍で通用する武器に進化。先発として飛躍するための力が備わっていることを証明した。

勝ち星は付かなかったが、今回の快投デビューを受けて再び1軍で先発する機会もすぐに設けられる見通し。「通過点だと思うので、これからもっともっと成長していけたら」。育成契約からのサクセスストーリーは始まったばかりだ。【木下大輔】

日本ハム新庄監督(5回2失点の福島に)「たいしたもんですよ。育成からはい上がってきて、このホークス打線を。なんとか勝ちを付けさせたかったですけどね。期待がもてる投球をしてくれたので、次も(1軍で)いってもらいます」

■福島蓮(ふくしま・れん)

◆生まれ 2003年(平15)4月25日生まれ、青森・八戸市出身

◆球歴 青潮ファイターズ(小4から)-湊中(軟式野球部)-八戸西

◆高校時代 高校入学時は身長186センチ、体重59キロ。1年春からベンチ入り。3年春のセンバツは21世紀枠で出場。「21世紀枠初出場対決」となった1回戦の具志川商(沖縄)との試合に先発して5回5失点。チームは初戦敗退となった。高校時代の最速は144キロ。日本ハムから育成ドラフト1位で指名された21年10月時点では身長190センチ、体重70キロ

◆家族 両親と姉

◆尊敬している人物 大谷翔平

◆勝負メシ 白米

◆ヘアスタイル 昨夏に人生初パーマ。もともと髪質が天然パーマで「厄介で思い切ってかけちゃえ」。2カ月に1度くらいのペースでパーマをかけ直す

◆サイズ 身長は高校時代と変わらず190センチ、体重は6キロ増えて76キロ

◆投打 右投げ右打ち

日本ハム対ソフトバンク 1回表ソフトバンク無死、周東を空振り三振に仕留めた福島はこぼれた球を指さす(撮影・佐藤翔太)

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【日本ハム】マルティネス“お好み焼きパワー”で起死回生弾「オフに食べて“補充”しないと」

日本ハム対ソフトバンク 11回裏日本ハム2死一塁、左越え2点本塁打を放つマルティネス(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-4ソフトバンク>◇17日◇エスコンフィールド

日本ハム・マルティネスがまた“お好み焼きパワー”でチームを救った。

2点ビハインドの延長11回2死一塁で左翼へ起死回生の同点2ラン。14日オリックス戦では、前夜に食べたお好み焼きパワーで1号。「大阪でとん平焼きも含め、たくさん食べた分が生きている。ただ、もうその枚数が減ってきているので、明日のオフに札幌で食べて“補充”しないと」と笑った。

日本ハム対ソフトバンク 11回裏日本ハム2死一塁、左越え2点本塁打を放ったマルティネスを出迎える新庄監督(左)(撮影・佐藤翔太)

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元日本ハムのトンキンが今季開幕時に所属していたメッツに再移籍

日本ハム時代のトンキン(2018年10月撮影)

元日本ハムでツインズの救援右腕マイケル・トンキン(34)が17日(日本時間18日)、今季開幕時に所属していたメッツにウエーバーを通じ再び移籍した。

昨年12月にメッツと1年100万ドル(約1億5000万円)で契約し、開幕をメジャー26人枠入りし迎えたが、今月5日に40人枠から外され、9日にツインズにトレードで移籍した。しかしツインズでも13日に40人枠から外れ、ウエーバー公示されメッツが獲得した。

今季はここまでメッツで3試合に登板し0勝2敗、防御率4・50、ツインズでは1試合に登板し防御率9・00だった。

日本ハムでは2018年にプレーし、1年で退団。その後はレンジャーズやブルワーズ、米独立でもプレーし、昨季にブレーブスで6年ぶりにメジャーに復帰した。

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元ヤクルトのスアレスが7年ぶりメジャーで好投「メジャーの舞台にいられて最高」

ヤクルト時代のスアレス(2021年11月撮影)

<オリオールズ4-2ツインズ>◇17日(日本時間18日)◇オリオールパークアットカムデンヤーズ

元ヤクルトでオリオールズのアルバート・スアレス投手(34)が7年ぶりのメジャー登板で6回途中を無失点と好投した。

この日、今季初昇格し、ツインズ戦に先発。1回の先頭打者を直球で空振り三振に仕留めると、2回に二塁打を許すまで打者4人連続凡退と見事な立ち上がりだった。複数の走者を背負うことは1度もなく、終始落ち着いた投球だった。

5回2/3を3安打無失点、無四球4奪三振と好投。勝敗は付かなかったがチームの勝利に貢献。球団公式サイトに「初めてメジャーに昇格したときより、この瞬間を楽しめた。自分でも信じられない。メジャーの舞台にいられて最高だ」と話した。

スアレスは2016年にジャイアンツでメジャー初昇格を果たした後、ダイヤモンドバックス傘下マイナーを経て18年12月にヤクルトに入団。22年から昨季まで韓国プロ野球サムスンでプレーし、昨年9月にオリオールズとマイナー契約を結んだ。ヤクルトでは3年間で40試合に登板し10勝8敗、1セーブ3ホールド、防御率3・00だった。

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大谷翔平 シングルヒット3本で2戦連続マルチ安打もドジャースは今季初の完封負け/詳細

<ドジャース0-2ナショナルズ>◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手は「2番DH」で先発出場。4打数3安打1盗塁も松井秀喜超えとなる通算176号はでなかった。第1打席で右前安打を放ち4試合連続安打をマーク。第3打席でも右前安打を放ち2試合連続今季10度目のマルチ安打。第4打席では中前安打を放ち今季3度目の1試合3安打とした。ドジャースは0-2で今季初の完封負けを喫した。

ドジャース対ナショナルズ 初回、ベンチに姿を現した山本(手前)に話しかけるドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ ベンチでさわやかな表情で髪をかき上げるドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 試合中、ベンチで大谷(手前)の頭に付着した何かを見つけ、取り除く山本(撮影・菅敏)

チーム

【本】エーブラムス5号(ナ)

大谷翔平第1打席

1回1死

ナショナルズ投手は右腕アービン

カウント0-1から2球目、やや内寄りの148キロカットボール捉え右前安打。これで4試合連続ヒット。しかし後続倒れ残塁

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

大谷翔平第2打席

3回1死

ナショナルズ投手は右腕アービン

カウント0-1から2球目、外角高め155キロ直球を打ち上げ左飛

ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)

大谷翔平第3打席

6回先頭打者

ナショナルズ投手は右腕アービン

カウント1-2から4球目、外角低め130キロのカーブを巧打して右前安打。2試合連続のマルチ安打で今季30本目のヒット。続くフリーマンは一ゴロ併殺打。大谷は二塁でタッチアウト

ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放ち、ポーズをとる大谷(撮影・菅敏)

大谷翔平第4打席

8回2死

ナショナルズ投手は右腕ハービー

カウント2-2から6球目、外角158・7キロ外角直球を打って中前安打。1試合3安打は今季3度目。打率は3割6分まで上昇。続くフリーマンの時に二盗成功。捕手は送球できず。盗塁は今季4個目。しかしフリーマンは二ゴロで二塁残塁

ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 8回、二塁残塁に終わり、ジャンプして悔しがる大谷(撮影・菅敏)

ドジャース対ナショナルズ 8回、二塁残塁に終わり、ベンチに戻る大谷。左はロバーツ監督(撮影・菅敏)

大谷翔平公式戦全成績

月日相手
3・20SD2遊ゴ右安三ゴ投ゴ左安400
3・21SD2右安右犠投ゴ右飛右飛一ゴ300
3・28STL2右2四球右安三振385
3・29STL2二直左飛二併三振294
3・30STL2右安三振四球右飛三振遊飛273
3・31STL2三振三振右2投ゴ269
4・1SF2二ゴ右2左飛三振267
4・2SF2三振中飛四球二ゴ242
4・3SF2三振一安左飛右本270
4・5CHC2左2一ゴ右本中飛中飛286
4・6CHC2右安中飛左安四球三振304
4・7CHC2三振三邪右3中2320
4・8MIN2中2中飛左2左本三振345
4・9MIN2三振右2左飛三振二ゴ333
4・10MIN2四球左飛右安二ゴ333
4・12SD2左本中飛左2右2中飛353
4・13SD2四球四球三邪中犠右飛343
4・14SD2三振三飛三振中安338
4・15WSH2右安三振打妨中飛338
4・16WSH2左安二ゴ二ゴ中飛三安341

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【動画】大谷翔平、159キロ速球を左中間へ運ぶ 2戦連続マルチ安打

ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます

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【阪神】お祭り男森下翔太が決めた「連覇が一番、監督もうれしいこと」岡田監督に節目1勝届けた

阪神対巨人 ヒーローインタビューを受け笑顔を見せる阪神伊藤将(左)と森下(撮影・上山淳一)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園

阪神森下翔太外野手(23)が虎の記念日に勝利を運んだ。3回2死一、二塁から巨人赤星の直球を迷いなくフルスイング。中堅手の頭を越える2点適時二塁打が決勝打になった。この日は、1985年(昭60)に3番バース、4番掛布雅之、5番岡田彰布の「バックスクリーン3連発」が生まれた伝説の日。チームは今季最少3安打ながら好機を生かして宿敵を撃破し、メモリアルデーの勝利で3位に浮上した。

   ◇   ◇   ◇

森下が決めた。甲子園のムードを一振りで変えた。3回。2死から近本、中野が連打でつなぎ一、二塁。赤星の速球に差し込まれた1打席目の反省を生かし、バットを少し短く持って向かった。フルカウントからの6球目。150キロ直球を思い切って振り抜いた。

「1打席目の反省を生かして、真っすぐをパチンと捉えられるように。大振りせずにいくところだけは決めていました」。中堅佐々木の頭上を越える決勝の2点二塁打。三塁を狙い憤死したが、余りある活躍に虎党からは拍手が起こった。

お立ち台では「3連発とはいかなかったですけど、3本打ってチームが勝ったんで良かった」とコメントして盛り上げた。この日は1985年に3番バース、4番掛布、5番岡田の「バックスクリーン3連発」が生まれた記念日。39年の時を経て「上位打線3連打」で勝負を決定付けた。伝説を作った1人である岡田監督は「3連発の日に3連打だけで終わったでしょ」と笑いつつ「ホント大きな2点だった」と殊勲打には目を細めた。

新生岡田阪神の22年ドラフト“1期生”として入団した森下。この勝利で指揮官にとっては、球団監督通算485勝目。吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)を超え、単独2位となる節目の勝利を届けた。「監督も連覇を目指していると思う。その連覇を自分たちの力でやるのが一番、監督にとってもうれしいこと」とさらなる恩返しを誓った。

今季から登場曲に使用するのが地元・神奈川出身のレゲエグループ・湘南乃風の「Left&Right~名も無き足跡~」。小学校の頃からの幼なじみに勧められた、ノリノリの楽曲を採用した。「野手は登場曲が短いので、バラード調よりも盛り上がる曲がいいかなと。盛り上がってくれたら」。打席前から球場のボルテージを高め、バットで最高潮に乗せる。ここぞの打撃が光る、お祭り男のルーティンだ。

「ウル虎ユニホーム」をまとった1勝目。チームは3位に浮上し、借金1と5割復帰目前だ。ただ、打線は9試合連続2得点以下とまだ本来の姿ではない。森下自身も打率1割9分3厘と苦しむが、リーグ2位の10打点と勝負強さはお祭り男の持ち味。今季初の巨人戦カード勝ち越しへ向け、背番号1がノリノリで甲子園を沸かせる。【波部俊之介】

阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、2点適時二塁打を放ち、果敢に三塁を狙う森下だが走塁死となる。三塁手は坂本(撮影・河野匠)
阪神対巨人 先制2点適時二塁打を放った阪神森下は、4回の守備につきながら声援に応える(撮影・上山淳一)
阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、森下は中越え先制2点適時打を放ち三塁を狙うがタッチアウト。三塁手は坂本(撮影・上田博志)
阪神対巨人 ファンの歓声に手を挙げて応える阪神伊藤将(手前)と森下(撮影・上山淳一)
阪神対巨人 お立ち台で阪神伊藤将(左)に感謝され脱帽する阪神森下(撮影・上山淳一)
阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、森下(中央)は中越え先制2点適時二塁打を放ち一塁を回る。一塁手岡本和(撮影・加藤哉)

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大谷翔平、3安打もゴジラ超えはお預け 5試合連続ノーアーチ ドジャースは今季初の完封負け

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース0-2ナショナルズ>◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアム

「2番DH」で出場したドジャース大谷翔平投手(29)が、今季3度目の1試合3安打&2試合連続マルチ安打をマークした。

試合前、エンゼルス時代のメジャー1年目に監督のマイク・ソーシア氏(65)が始球式で捕手役を務めた。同氏は大谷の活躍について「信じられないアスリートであり、メジャーリーグで最高の球団の1つであるここで、素晴らしいキャリアを築くだろう。彼が来年、投げるのを楽しみにしているよ」と、二刀流の復活に期待した。

大谷はこの日、1回の第1打席で右腕アービンと対戦。2球目の内角直球を捉え、右前打で出塁。6回の第3打席は2ストライクと追い込まれながらも、外角低めカーブをうまく拾い、この日2本目の右前打を放った。

さらに8回、3番手の右腕ハービーと対戦し、98・6マイル(約159キロ)の外角直球を捉え、中前に運んだ。1試合3安打は今季3度目。連続安打は4試合に伸ばしたが、チームは今季初の完封負けで2カード連続の負け越し。大谷は5試合連続ノーアーチとなった。

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 8回裏ドジャース2死、中前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ ベンチでさわやかな表情で髪をかき上げるドジャース大谷(撮影・菅敏)

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大谷翔平、今季3度目の1試合3安打&2戦連続マルチ安打をマーク

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

<ドジャース-ナショナルズ>◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアム

「2番DH」で出場したドジャース大谷翔平投手(29)が、今季3度目の1試合3安打&2試合連続マルチ安打をマークした。

1回、右腕アービンと対戦。2球目の内角直球を捉え、右前打で出塁。6回の第3打席は2ストライクと追い込まれながらも、外角低めカーブをうまく拾い、この日2本目の右前打を放った。

さらに8回、3番手の右腕ハービーと対戦し、98・6マイル(約159キロ)の外角直球を捉え、中前に運んだ。1試合3安打は今季3度目。連続安打は4試合に伸ばした。

前日も2安打を放ちながら、得点圏での3打席は初球打ちでいずれも凡退。ロバーツ監督は翌日の試合前、「プレッシャーを感じるような選手ではない。彼は積極的な打者だが、状況によっては、そのアグレッシブさを抑えることができるだろう」と話した。

ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 3回裏ドジャース1死、左飛に倒れる大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)
ドジャース対ナショナルズ 6回裏ドジャース無死、右前打を放つ大谷(撮影・菅敏)

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【オリックス】エスピノーザ34年ぶりの快挙 新外国人のデビュー3戦3勝はシュルジー以来

楽天対オリックス 今季3勝目を挙げ、笑顔でハートマークを作るオリックスのエスピノーザ(撮影・足立雅史)

オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(26)がリーグ単独トップの3勝目を挙げた。

新外国人のデビューから3戦3勝は球団では90年シュルジー以来34年ぶりの快挙だ。実は、連勝自体が昨年まで未体験。「自分でも信じられないくらいうれしい」と敵地のヒーローインタビューで喜んだ。

テンポよく無四球で楽天打線を7回無失点。動く直球に、開幕前はほぼ投げなかったカーブがこの日も効果的。走者を二塁に進めたのは7回に捕逸で許したのみ。規定投球回に達し、防御率0・45もトップの西武今井の0・43に肉薄した。

活躍の裏に「アレパス」パワーがある。母国ベネズエラの伝統料理。同国出身がチームに自身を含めて4人おり、よく振る舞ってくれるセデーニョには「チームにいてくれて良かった」と感謝する。

「アレパスは包むようなもので、中に何を入れてもいい。朝だったら野菜とか、昼だったら肉とか」。海外で日本選手が活躍すると「すしパワー」や「侍魂」と言われるように、ベネズエラでは「アレパスパワー」が合言葉になるという。

ラーメン党でもある右腕は「チームが勝てばうれしいし、その手助けができたのが一番」。エース山本由伸が移籍した大きな穴を、先頭に立って埋めにかかっている。【大池和幸】

楽天対オリックス 7回裏楽天2死二塁、鈴木大を右飛に仕留めグラブをたたくエスピノーザ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 7回無失点のオリックス・エスピノーザ(右)は若月の頭をたたきながらベンチに戻る(撮影・足立雅史)
91年5月29日近鉄戦で投手でありながら本塁打を放ったオリックス・シュルジー
楽天対オリックス オリックス先発のエスピノーザ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス オリックス先発のエスピノーザ(撮影・足立雅史)
楽天対オリックス 1回裏楽天無死一塁、村林を二ゴロ併殺打に仕留めグラブをたたくエスピノーザ(撮影・足立雅史)

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【阪神】実戦復帰の高橋遥人「2年半という感覚なかった」支配下復帰へ今後は短いイニング継続

オリックス戦を後えて笑顔を見せる高橋(右)。左は和田2軍監督(撮影・石井愛子)

<ウエスタン・リーグ:阪神-オリックス>◇17日◇鳴尾浜

晴天のもと、真っさらなマウンドに阪神高橋遥人投手(28)が帰ってきた。

17日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)に先発。21年11月6日のCSファーストステージ巨人戦(甲子園)以来となる復帰戦だ。球場には開門前から長蛇の列が出来上がり、背番号29のユニホームを着た熱心なファンも。待ち望まれた、893日ぶりの登板だった。

「緊張はめちゃくちゃしました。でも意外に立ってみたら、久々ですけど、2年半という感覚はあまりなかった。ずっと投げられない中でも、応援してくださる人の声とかはやっぱり聞こえていた。またマウンドで投げるところを見せられて、すごくよかった」

1番杉沢には初球から直球勝負。146キロ直球で投直に仕留めた。続く2番山足には右前打を許したが、慌てなかった。3番横山聖には2-2から、内角への139キロツーシームで空振り三振。4番トーマスは遊ゴロに打ち取り、1回1安打無失点。16球を投げ、最速は147キロを計測した。

左肘や左肩など、たび重なる手術からの復帰。目標にしてきたマウンドは、1イニングながら先発として用意された。和田2軍監督は「復帰した時は先発でいくピッチャー。俺だけじゃなくて投手コーチも復帰する時には一番いい条件で投げさせると話して、それが今日になった」。高橋も「先発で投げさせてもらうのはすごくありがたい。(2番手の)富田にも」と周囲の心遣いに感謝だ。

今後は状態を見ながら、短いイニングでの投球を続けていくとみられる。投球回を伸ばし先発としてのメドが立てば、支配下復帰もいよいよ見えてくる。完全復活へ、大きな1歩を踏み出した。【波部俊之介】

阪神対オリックス 阪神先発の高橋遥(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋は1回を無失点に抑える(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 1回表オリックス無死、杉沢の投直を好捕する高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス マウンドに向かう高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 好投しベンチに引き揚げる高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 阪神先発の高橋(撮影・石井愛子)
阪神対オリックス 和田2軍監督(右から2人目)とハイタッチをする高橋(撮影・石井愛子)

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ダルビッシュ有が戦線離脱 首の張りで15日間の負傷者リスト入り 今季まだ白星なし

4月14日のドジャース対パドレス 5回裏ドジャース1死、ダルビッシュから空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)

パドレスのダルビッシュ有(37)が首の張りにより15日間の負傷者リスト(IL)に入ったと17日、球団公式サイトが伝えた。メジャー13年目の今季は5試合でまだ勝ち星がなく、0勝1敗、防御率4・18。日米通算200勝まであと4勝としている。

ダルビッシュは直近の登板だった14日のドジャース戦では5回を投げて4安打3失点。ドジャースの大谷翔平からは2三振を奪った。中5日で、20日のブルージェイズ戦で登板を予定していた。

IL入りは15日にさかのぼって適用される。

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【DeNA】筒香嘉智が「特別な場所」横浜スタジアムに帰ってくる 無観客だった“サヨナラアーチ”

20年2月、横浜スタジアムを貸し切り、ナイターで打ち込むレイズ筒香

<とっておきメモ>

DeNAへの復帰が決まった筒香嘉智外野手(32)が早ければ4月中にも1軍合流する可能性が17日、浮上した。

米メジャーでのオープン戦出場から約1カ月間、実戦から遠ざかっているが、トレーニングは継続。この日は神奈川・横須賀市の球団施設DOCKで調整し、20日からのイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)での出場を視野に入れる。2軍戦数試合の調整出場を経て、1軍合流となる見込みだ。今日18日には横浜スタジアムで公開入団記者会見が行われる。5年ぶりに横浜に帰ってきた大砲が胸中を語る。

   ◇   ◇   ◇

筒香が1533日ぶりに横浜スタジアムに帰ってくる。最後の打席は無観客だった。メジャー1年目、渡米直前の20年2月6日。静まりかえる横浜スタジアムから快音が鳴り響いた。気温3度と冷え込む中、貸し切りでナイター練習で振り込んだ。「こんなにぜいたくな練習場はないです。格別ですし、最高に気持ちよかったです」と思う存分に“サヨナラアーチ”を連発した。

Y字型の照明塔からのカクテル光線が球場全体を照らした。無人のスタンドに20発以上を放り込み「高校から横浜にきて、プロに入ってからも横浜で育ててもらった。僕にとってやっぱり特別な場所です」。白い息を吐きながら練習パートナーと2人きりでぜいたくな時間を満喫した。

思い返せば、横浜高の入寮時は野球道具を一式忘れて近くのスポーツショップに急いで向かった。でも、車の後部座席でバットだけは自らの手で抱えていた。バット1本で横浜に来て、バット1本で未来を切り開いてきた。「もっと野球がうまくなりたい。まだまだ野球がうまくなれると思っている」と筒香は言う。バット1本でまた、横浜で勝負する。【為田聡史】

19年8月、横浜スタジアムでソロ本塁打を放つDeNA筒香嘉智
【イラスト】筒香の年度別成績
筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる
筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる
筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる

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【DeNA】筒香嘉智4月中にも1軍合流の可能性 早ければ4月20日2軍巨人戦から出場視野

筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる

DeNAへの復帰が決まった筒香嘉智外野手(32)が早ければ4月中にも1軍合流する可能性が17日、浮上した。

米メジャーでのオープン戦出場から約1カ月間、実戦から遠ざかっているが、トレーニングは継続。この日は神奈川・横須賀市の球団施設DOCKで調整し、20日からのイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)での出場を視野に入れる。2軍戦数試合の調整出場を経て、1軍合流となる見込みだ。今日18日には横浜スタジアムで公開入団記者会見が行われる。5年ぶりに横浜に帰ってきた大砲が胸中を語る。

   ◇   ◇   ◇

背番号25の復活が刻一刻と迫っている。筒香はこの日、球団施設DOCKで屋外フリー打撃などで調整し状態を確認した。さっそく柵越えを披露するなど実戦から約1カ月離れているブランクを感じさせないスイングで快音を鳴らした。広島戦前に取材に応じた三浦監督は「DOCKに行って体を動かすというのは聞いています」と説明した。

1軍合流プランは最速で4月中に照準を合わせる。20日からのイースタン・リーグ巨人戦が加入後初実戦になりそうだ。23日からの同リーグ日本ハム戦以降の出場は状態を慎重に見極めての判断になる。実戦は約1カ月のブランクがあるが感覚さえ取り戻せば、4月最終盤での1軍合流も見えてくる。

近しい関係者によると、3月21日にジャイアンツを退団してからは、次の所属先を熟考しながらアリゾナ州スコッツデールでトレーニングを継続。帰国後も関東近郊の施設で調整を続けてきた。帰国前には「体調は問題ない。今年はここ数年で一番感覚が良かった」と手応えを示しつつ「アメリカと日本とで投手とか違う部分もあるから、そのあたりは意識して調整する必要はある」と話していた。

筒香は今季、招待選手として参加したジャイアンツのメジャーキャンプでは、オープン戦5試合で8打数1安打だった。3月12日のドジャースとのオープン戦で2打数無安打も打球そのものは好調を印象づけていた。だが、同13日にマイナー降格を告げられ、同16日のホワイトソックス戦が最後の実戦出場で同21日に退団。4月16日にDeNAへの5年ぶりの復帰が発表された。

今日18日には横浜スタジアムで入場無料で公開入団記者会見が行われる。横浜高時代から慣れ親しんだハマスタに帰還する。自らの声でファンに直接、思いを届ける。【小早川宗一郎】

筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる
筒香は帰国直前にアリゾナ州のセドナを訪れる
19年2月、フリー打撃を終え、いっしょに片付けをしながら話をするDeNA三浦コーチ(左)と筒香嘉智
【イラスト】筒香の年度別成績
【イラスト】DeNAの予想布陣
笑顔で会話を交わす筒香嘉智(左)と三浦大輔監督(2018年9月撮影)
筒香嘉智(18年5月撮影)

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【日本ハム】1軍初先発の福島蓮へ「地元のスターになってほしい」高校恩師ら教え子の快投見守る

日本ハム対ソフトバンク 力投する日本ハム先発の福島(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-4ソフトバンク>◇16日◇エスコンフィールド

日本ハム福島蓮投手(20)が、1軍初登板初先発し、5回4安打2失点と上々の投球を披露した。エスコンフィールドでは福島の八戸西時代の恩師、小川貴史監督(40)と、元日本ハム投手の中村渉コーチ(44)が、教え子の快投を並んで見守った。

     ◇     ◇     ◇   

-すばらしい投球

小川監督 最初は、結構ああ、やっぱりソフトバンクの打線にはつかまるのかな、こんなもんだよなあとは思ったんですけど。途中から落ち着いてきた感じは、すごいなあって。今までプロ野球たくさん見ましたけど、ちょっと特別な景色でした。

中村コーチ 見ていてもまっすぐは大分成長もしているし、通用しつつあるようなボールになっているから、あとは変化球の精度。本人もフォークをどれだけ決められるか、最近ちょっと調子悪かったみたいで。僕も気になっていて。「フォークで三振取れたらいいね」って話はしていたんですよ。初回の周東選手のも、振り逃げのはフォークだと思うんですよね。スタートしてすぐにフォークで決まったのはうれしかったですね。

-福島との出会いは

小川監督 僕が監督になるっていうときに八戸のスポーツ店でたまたま客同士で中村さんに再会してコーチをお願いして。「福島っていうすごい中学生がいる」ってことで。でもそのときショートを守っていたので「ピッチャーに育てたら面白いよね」って。入ってからはピッチャー専門で。

中村コーチ もう伸びしろしかなかったですね。投げる能力に関してはすごくたけているなと。肩周りや胸郭の柔らかさがすごく、そのときからできあがっていて。これは教えて出来るものじゃないなと。もう備わっている感じ。

-食が細かったので、良く食べるように、おにぎりと一緒ににんにくを練習の間や後に食べさせていた

小川監督 青森の田子にんにくを生産しているOBがいまして。定期的に黒にんにくとかを持ってきてくれるんですよ。そのまま生で食べられるんですよ。風邪も引かないですし、一番パワーの源になるので。食欲もわきますし。(福島は)絶対食べないとならない(線が)細いメンバーの中に入っていたので、合宿とかも“ロックオン”。必ず目の前に座らせて。嫌がってましたけど、一応食べさせてました。

-初勝利はなくなったが、次の楽しみができた

中村コーチ 投球練習のときの顔がビジョンに映っていて。小川と2人で緊張しまくってんな、顔ひきつってんな、って笑いながら話をしていて。でもその割には落ち着いていて。フォアボールで崩れてないので。ボールが操れてなかったということではないので。そこは安心して。よくやったなとは思いますね。

小川監督 きょうも地元の八戸から来られている人がたくさんいて。母校でも今日、(野球部)練習を休みにして、全員で見させているんです。会議室のでかい画面で。地元のスターになってほしいですね。

日本ハム対ソフトバンク 5回表ソフトバンク2死、周東を三振にとりグラブをたたく福島(撮影・黒川智章)
第93回選抜高校野球大会 八戸西対具志川商 ナインに話す八戸西・小川監督(左)(2021年3月22日撮影)
八戸西時代の福島蓮(2021年3月22日撮影)
日本ハム・福島の指導にあたってきた日本ハムOB中村ピッチングアドバイザー(2021年10月22日撮影)

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【広島】新井監督「粘れる、出塁できる、つなげる、勝負強さ」野間峻祥5年ぶり3番に/一問一答

広島対DeNA 広島先発のアドゥワ(撮影・加藤孝規)

<広島5-1DeNA>◇17日◇マツダスタジアム

広島新井貴浩監督(47)が積極的采配で連勝をもたらした。同点の4回に開幕2連勝中のアドゥワに代打二俣を送った。二俣のバントは相手のミスを誘って勝ち越した。

試合後の新井監督の談話は以下の通り。

-4回裏は先発アドゥワに代打策

新井監督 ヒットを打たれながらも粘ってよく投げてくれていたんですけど、ちょっと早めの交代ということで。点が欲しいところ。打線の絡み、明日が休みというところもあったので、あそこは「ご苦労さん」と代わってもらいました。

-その回に内野ゴロで勝ち越し。重盗を仕掛けた次の1点が大きかった

新井監督 あそこもキク(捕手に二塁送球させて結果盗塁死となった一塁走者菊池)もうまかったし、矢野も勇気を持ってスタートを切ってくれた。いい走塁だったと思います。

-適時打1本で5得点

新井監督 いい点の取り方をしていると思います。

-今日は盗塁を積極的に仕掛けていた

新井監督 “今日は”じゃなく、いつも積極的にしかけていますよ。毎試合、積極的に。何か隙があったら何かやってやろうと思っているし、それは自分だけでなく、選手たちとも意思の疎通ができている。ダブルスチールのときもそうですけど、選手みんなが「何かあったら行ってやろう」って思ってくくれていると思う。それはすごくいいことだと思います。

-投手陣は2桁被安打も、無四球

新井監督 昨年から投手陣に言っていること。投手コーチもしっかり徹底してやってくれて、すごく成長しているなと思います。お立ち台に上がった2人(塹江と益田)もどんどん自信にしてもらいたいと思います。

-野間選手を3番起用

新井監督 ポイント、ポイントではなく、打線として何がいいのかなと考えて、野間に3番に入ってもらった感じかな。彼は粘れるし、出塁もできるし、つなげるし、勝負強さもあるので、“野間さん”に入ってもらいました。

-常広投手が2軍でシート打撃に登板した

新井監督 まだ報告受けていない。順調と聞いている。

広島対DeNA 力投する広島先発のアドゥワ(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 2回表DeNA無死、牧に先制左越え本塁打を浴びたアドゥワ(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 2回裏広島1死一塁、打者田村の時、坂倉は二盗。アウト判定にリクエストする新井監督(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 3回裏広島1死、秋山は中前打を放つ(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 3回裏広島1死、秋山は中前打を放ち、三好コーチとグータッチ(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 3回裏広島2死満塁、押し出し四球を喜ぶ小園(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 4回裏広島無死、田村は右前打を放つ(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 4回裏広島1死満塁、菊池の内野ゴロの間に生還した田村(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 4回裏広島2死一、三塁、バントを成功させた二俣を迎える新井監督ら(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 広島2死一、三塁、打者野間の時、生還した矢野(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 5回表DeNA、広島2番手の塹江(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 5回裏広島1死一、二塁、坂倉は2点適時二塁打を放ちポーズを決める(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 5回裏広島1死一、二塁、坂倉の2点適時二塁打で小園らが生還(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 6回表DeNA、広島3番手の益田(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 7回表DeNA、広島4番手の矢崎(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 8回表DeNA、広島5番手の島内(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 9回表DeNA、広島6番手の中崎(撮影・加藤孝規)
広島対DeNA 9回表DeNA1死、広島7番手の栗林(撮影・加藤孝規)

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