日刊スポーツ

無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノは戸崎騎手で5・26ダービーへ「レース後も問題ない」友道師

無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノは戸崎騎手で5・26ダービーへ「レース後も問題ない」友道師

皐月賞を制したジャスティンミラノの戸崎騎手はガッツポーズする(2024年4月14日撮影)

3戦3勝で皐月賞を制したジャスティンミラノ(牡3、友道)は、引き続き戸崎騎手とのコンビで、5月26日東京の日本ダービー(G1、芝2400メートル)へ向かう。16日に管理する友道師が明かした。

友道師は「戸崎騎手でダービーに行きます。レース後も変わりなく、問題ないです。(放牧に)出さずに調整していきます」と話した。

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中山GJ連覇イロゴトシは中山大障害を目標にローテ 牧田師「いい状態で使えるよう調整します」

中山GJで連覇を達成したイロゴトシ(2024年4月13日撮影)

13日の中山GJを勝ったイロゴトシ(牡7、牧田)は休養を挟み、12月21日の中山大障害(J・G1、芝4100メートル)を目標にローテーションが組まれる。16日、管理する牧田師が明かした。

牧田師は「強かったですね。厳しい競馬になりましたが、最後までよく頑張ってくれました。昨年は夏負けの影響もあり、中山大障害を使えませんでした。今年はそれを考えて、夏は休養し、いい状態で使えるように調整していきます」と話した。

YouTubeのJRA公式チャンネルでは、レース後に、同馬に騎乗した黒岩悠騎手(40)が装着していたジョッキーカメラの映像が公開された。ゴール前では鞍上が後ろを振り返り、勝利を確信。残り50メートルのところで「康太! 勝ったぞ!」と叫び、10日にこの世を去った藤岡康太騎手へ思いを届けていた。

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兵庫県競馬ルーキー高橋愛叶騎手1番星!「この馬に携わった方々に感謝したいです」/園田5R

16日の園田競馬5Rで初勝利を挙げた高橋愛叶騎手(内)

兵庫県競馬のルーキー高橋愛叶(まなと)騎手(17=栗林)が、16日の園田5R・SPRINGダッシュ(C3、820メートル)をセンテッドジュエルで勝ち、初騎乗から3戦目で初勝利を挙げた。この日デビューしたルーキー4人の中で1番星となった。

高橋騎手は「この馬に携わった方々に感謝したいです。うれしいです。最後は首くらい出ているかなと思いましたが(他馬を)邪魔してしまったところもあったので、次はスマートに勝ちたいです」と課題も挙げつつ、喜びを表していた。

初勝利を挙げた高橋愛叶騎手(前列右)

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藤田菜七子騎手、故藤岡康太騎手への思いつづる「辛く、とても悲しい。ずっと忘れません」

藤田菜七子騎手(2023年8月24日撮影)

JRA藤田菜七子騎手(26=根本)が15日にインスタグラムを更新した。今年のJRA2勝目となった相棒スマイルアップの写真とともに、10日に逝去した藤岡康太騎手(享年35)への思いをつづった。

「今もまだ現実として受け入れることができていません。このような形でお別れをしなければいけないことは、言葉では言い表せないほどに辛く、とても悲しいです。ずっと忘れません。康太さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。全人馬が無事に」と青空の写真(2枚目)も投稿し、先輩の早すぎる逝去を悼んだ。

藤田菜七子のインスタグラムから
藤田菜七子騎手のインスタグラムから
故藤岡康太騎手(2023年11月19日撮影)

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引退競走馬に関する諸課題や馬の福祉充実に取り組む専門的団体設立/JRA発表

JRA(2021年5月20日撮影)

JRAは16日、引退競走馬に関する諸課題や馬の福祉の充実に取り組むため、新たに「一般財団法人 Thoroughbred Aftercare and Welfare」が設立されたと発表した。

■JRA菊田淳馬事担当理事のコメント

引退競走馬に関する諸課題について、日本では、2017年に「引退競走馬に関する検討委員会※」を立ち上げ、競馬サークル全体で問題意識を共有し、その状況の改善等に向けて継続的・安定的な取り組みを行ってまいりました。今回は、この検討委員会の基本方針等を踏まえ、中央競馬・地方競馬、馬主、生産者や厩舎関係者など競馬関係者が協力して「一般財団法人 Thoroughbred Aftercare and Welfare」(略称TAW)を設立し、引退競走馬に関する取り組みを今後も着実に推し進めるとともに、併せて、馬のウェルフェアに関する理解促進などに取り組むことといたします。引き続き皆さまのご理解のほど、よろしくお願いいたします。

※農林水産省、中央競馬(馬主、調教師、騎手、JRA)、地方競馬(主催者、NAR)、生産者の代表者で構成

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28日香港チャンピオンズデーG1・3競走の馬券発売 日本調教馬は対象3競走に8頭が出走予定

クイーンエリザベス2世Cに出走予定のプログノーシス(24年3月撮影)

JRAは15日、28日に香港のシャティン競馬場で行われる香港チャンピオンズデーの馬券を発売することを発表した。対象レースはチェアマンズスプリントプライズ、チャンピオンズマイル、クイーンエリザベス2世CのG1・3競走。

発売時間はインターネット(即PAT、A-PAT)が28日午前7時から、UMACA投票(キャッシュレス)が同日の各事業所発売開始時刻からで、それぞれ各競走発走予定時刻の2分前まで。発売式別は単勝、複勝、馬連、ワイド、馬単、3連複、3連単の7式別。国内独自オッズで払戻率は国内の馬券と同じ。JRAプラス10の対象競走となる。

日本調教馬は、クイーンエリザベス2世Cのプログノーシスなど対象3競走に計8頭が出走予定(15日現在)。

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クリスマスパレード、オークス進出狙う 春クラシック皆勤へ加藤士厩舎にも勢い/フローラS

水仙賞を制したクリスマスパレードと石川裕紀人騎手

日曜東京メインのオークストライアル、フローラS(G2、芝2000メートル、21日、2着まで優先出走権)では、クリスマスパレード(加藤士)が樫進出を狙う。

加藤士厩舎は開業6年目にして阪神JF3着馬コラソンビートが桜花賞(16着)に出走し、弥生賞馬コスモキュランダが先週の皐月賞で2着に好走。注目の若手トレーナーは新馬→水仙賞と中距離で連勝中の管理馬で春クラシック皆勤を目指す。加藤士師は「運も良かったのですが、少しずついろんな方からの信頼も得られたのかな。(同馬は)前走はいい競馬ができた。やんちゃですが、競馬では出さないので」と3連勝に期待する。

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ソウルラッシュ、G1まであと1歩「晩成タイプで馬は充実」橋口助手も好感触/マイラーズC

11日、松山騎手を背にCWコースで1週前追い切りを行うソウルラッシュ

京都開幕を飾るマイラーズC(G2、芝1600メートル、21日、1着馬に安田記念優先出走権)で、ソウルラッシュ(牡6、池江)が今年の初戦を迎える。

昨秋のマイルCSでは首差の2着に好走。これまで重賞2勝を挙げ、G1タイトルまであと1歩だ。橋口助手は「しっかり乗り込んで、雰囲気はいいです。競馬っぷりは良くなっていますし、晩成のタイプで馬は充実しています」と好感触だった。

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652基の供花が会場取り囲む 参列者約1000人の半数が会場外で別れ/藤岡康太騎手合同葬

故藤岡康騎手の遺影(撮影・白石智彦)

落馬事故により10日に逝去したJRA藤岡康太騎手(享年35)の葬儀が15日、日本中央競馬会・日本騎手クラブ合同葬として滋賀県の栗東トレーニングセンター内で営まれ、騎手、調教師、JRA役員ら関係者約1000人が参列した。

合同葬には現役騎手、調教師ら多くの関係者が集まり、約1000人の参列者のうち半数以上が会場外のモニターを見ながら別れの時を迎えた。652基の供花もすべては会場に入りきらず、入り口周辺をぐるりと取り囲んだ。107人の一般参列者があり、トレセン内で記帳、献花を行った。

■「これからは天を翔けて」 吉田理事長が弔辞

祭壇には半身で腕を組み、正面を向いたさわやかな笑顔の遺影のほか、父健一師とのツーショットなど数々の写真も飾られた。位牌(いはい)に記された戒名は「天翔院駿温康輝居士」(てんしょういんしゅんおんこうきこじ)。葬儀委員長を務めたJRA吉田正義理事長は弔辞で「戒名に天翔院とありますように、これからは天を翔(か)けてください」と故人に語りかけた。

◆藤岡康太騎手合同葬の主な参列者 橋本聖子氏(参議院議員)松本好雄氏(日本馬主協会連合会名誉会長)西川賢氏(日本馬主協会連合会会長)竹村健氏(栗東市長)馬主協会員、調教師会会員、日本騎手クラブ員、JRA役員、職員。

故藤岡康騎手の合同葬の祭壇(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で騎手仲間から贈られた花。壁には昨年のマイルCSをナミュールで制した際の写真が飾られていた(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌するJRA吉田正義理事長(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬であいさつする父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる兄の藤岡佑騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬でハンカチで目頭を押さえる兄の藤岡佑騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙ながらに弔辞を述べる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で目頭をハンカチで押さえる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で調教師から贈られた花(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬でマスコミ各社から贈られた花(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬に参列する関係者(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手のファン向けの献花台(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手のファン向けの献花台(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手のファン向けの献花台にお供えされたジャスティンミラノの馬券に包まれたビール(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手の焼香台の前で合掌するファン(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめるM・デムーロ騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する川田騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で左から、焼香する今村騎手、合掌する古川奈騎手、永島騎手騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する左から、浜中騎手、和田竜騎手、北村宏騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる戸崎騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する池添騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で涙を流しながら合掌するルーキーの高杉騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる荻野琢騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する福永師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる友道師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する高野師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる師匠の宮師(撮影・白石智彦)

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新規調教師8人全員が勝利!トリは千葉直人師が武豊騎手で特別V

14日、ドゥラメンテCを制したセイウンプラチナと武豊騎手、初勝利の千葉師(左から3人目)

今年3月に開業したJRA調教師8人全員が、14日までに初勝利を挙げた。ジョッキーから転身した福永祐一師が話題となったが、わずか1カ月半で1人残らず白星を飾ったのは快挙といえるかもしれない。

新規調教師は定年解散した厩舎や他厩舎から馬を引き継ぎ、調教助手や厩務員もさまざまな厩舎から個々に集うケースも多い。軌道に乗るまで時間がかかるのが通例。勝運に恵まれず、半年以上要した例も決して少なくない。

皐月賞デーの14日は、小椋研介師が阪神8Rベルシャンブルで勝ち上がり、最後に残った千葉直人師が中山10Rをセイウンプラチナで勝利した。8番人気だったが武豊騎手の手綱でまんまと逃げ切り、3勝クラスの特別戦(ドゥラメンテC)を制した。騎手出身の千葉師は「他の同期が勝つ中で若干焦りはありましたが、自分のペースを貫いてきて良かった」とコメント。ほっとしたことだろう。

高橋一厩舎は既に3勝を挙げた。

福永厩舎はG3アーリントンC3着(チャンネルトンネル)など【2・4・4・9】で複勝率52・6%。

森一厩舎は延べ10頭と少ない出走数で【2・0・3・5】複勝率50%(4、7、5、2、7番人気)と、それぞれ早くも厩舎の色を出している。

長い調教師人生は始まったばかり。これからも馬と一緒に物語を紡ぎ上げていく。【岡山俊明】

【24年3月開業調教師の初勝利と成績(初勝利順、4月14日現在)】

◆高橋一哉師(38=栗東) 3月16日阪神12Rハクサンバード(地方金沢から転入)。4戦目。【3・1・1・19】

◆藤野健太師(46=栗東) 4月6日福島4Rヴァレッタカズマ(定年解散した安田隆厩舎から転厩)。15戦目。【1・0・0・23】

◆矢嶋大樹師(44=美浦) 4月7日中山4Rレッドセニョール(鹿戸厩舎から転厩)。15戦目。【1・0・1・22】

◆河嶋宏樹師(39=栗東) 4月7日阪神6Rウイニンググレイス(定年解散した松永昌厩舎から転厩)。20戦目。【2・1・2・20】

◆森一誠師(46=美浦) 4月7日中山7Rタイセイフェスタ(定年解散した高橋裕厩舎から転厩)。8戦目。【2・0・3・5】

◆福永祐一師(47=栗東) 4月7日福島8Rマルカブリッツ(定年解散した松永昌厩舎から転厩)。13戦目。【2・4・4・9】

◆小椋研介師(42=栗東) 4月14日阪神8Rベルシャンブル(中内田厩舎から転厩)。17戦目。【1・0・1・19】

◆千葉直人師(37=美浦) 4月14日中山10Rセイウンプラチナ(定年解散した小桧山厩舎から転厩)。18戦目。【1・0・0・17】

ドゥラメンテCを制したセイウンプラチナの千葉直人調教師(左)は西山茂行オーナーと握手
14日、ドゥラメンテCを制したセイウンプラチナの武豊騎手(左)と初勝利の千葉師
14日、セイウンプラチナでドゥラメンテCを制し初勝利の千葉調教師

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「いつも笑顔を絶やさない、自慢の息子でした」父健一師が涙ながらにあいさつ/藤岡康太騎手合同葬

故藤岡康騎手の合同葬であいさつする父の藤岡師(撮影・白石智彦)

落馬事故により10日に逝去したJRA藤岡康太騎手(享年35)の葬儀が15日、日本中央競馬会・日本騎手クラブ合同葬として滋賀県の栗東トレーニングセンター内で営まれた。騎手、調教師、JRA役員ら関係者約1000人が参列した。

   ◇   ◇   ◇

喪主を務めた父・藤岡健一調教師(63)は、涙ながらにあいさつを行った。多くの参列者を前に「康太はこんなにたくさんの方々に応援してもらい、大きなレースを勝たせてもらい、本当に幸せな人生だったと思います」と声を震わせた。

康太騎手が歩んだ35年間を、かみしめるように振り返った。動物が大好きで、小学5年生から乗馬苑へ。夢だった騎手になり、結婚し、昨年には息子も生まれた。「いつも笑顔を絶やさない、皆に愛されるかわいい自慢の息子でした」。目に涙を浮かべ、たくさんの思い出を言葉にした。

最後に、康太騎手を応援してくれたファンへ。「競馬は人に感動やたくさんの夢や、笑顔を与えてくれる素晴らしいスポーツです。康太が大好きだった馬。康太が大好きだった競馬。生まれ変わっても騎手になりたいと言った競馬をみんなで愛し、応援していただけるとありがたいです」と締めくくった。

故藤岡康騎手の合同葬で目頭をハンカチで押さえる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙ながらに弔辞を述べる武豊騎手
ファン向けの献花台にお供えされたジャスティンミラノの馬券に包まれたビール(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手のファン向けの献花台(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手の焼香台の前で合掌するファン(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で目頭をハンカチで押さえる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で騎手仲間から贈られた花(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手のファン向けの献花台(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する武豊騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で焼香に並ぶ参列者(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬でマスコミ各社から贈られた花(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬でハンカチで目頭を押さえる兄の藤岡佑騎手
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる兄の藤岡佑騎手(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手の焼香台の前で合掌するファン(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する池添騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で左から、焼香する今村騎手、合掌する古川奈騎手、永島騎手騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する川田騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の遺影(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめるM・デムーロ騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる戸崎騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する左から、浜中騎手、和田竜騎手、北村宏騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で涙を流しながら合掌するルーキーの高杉騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる荻野琢騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する福永師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる友道師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる師匠の宮師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌するJRA吉田正義理事長(撮影・白石智彦)
ファン向けの献花台にお供えされたジャスティンミラノの馬券に包まれたビール(撮影・白石智彦)

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「あなたのことを忘れません。康太、ありがとう」武豊が、浜中が大粒の涙で弔辞/藤岡康太騎手合同葬

故藤岡康騎手の合同葬で目頭をハンカチで押さえる武豊騎手

落馬事故により10日に逝去したJRA藤岡康太騎手(享年35)の葬儀が15日、日本中央競馬会・日本騎手クラブ合同葬として滋賀県の栗東トレーニングセンター内で営まれた。

騎手、調教師、JRA役員ら関係者約1000人が参列した。騎手クラブ会長・武豊騎手、同期で親交の深かった浜中俊騎手が涙ながらに弔辞をよみ上げ、深い悲しみに暮れながら故人に別れを告げた。

   ◇   ◇   ◇

大粒の涙で別れを告げた。武豊騎手は言葉を詰まらせ、涙ながらに弔辞をよんだ。「藤岡康太くんに追悼の言葉を述べることはとてもつらく、残念でなりません。今、康太の遺影を前に胸が締め付けられる思いです。このような突然の別れを数日たった今でも受け入れることができません」。声を震わせながら、あまりにも早い別れを惜しんだ。

東西から多くの騎手、調教師らが参列した。斎場にはナミュール、ジョーカプチーノでのG1制覇の写真をはじめ、JRA通算500勝達成、宮厩舎所属時に撮った親子での笑顔の写真などが飾られた。参列者は深い悲しみに暮れながら、天国への旅立ちを見送った。

武豊騎手は約17年間、ともに競馬に騎乗してきた。「我々はあなたのことを忘れません。康太、ありがとう。そして、お疲れさまでした」と声を絞り出した。

浜中騎手もあふれる涙をこらえきれなかった。競馬学校の同期生として15歳で出会ってから20年、競い合い、励まし合い、ともに駆け抜けてきた。「もっとジョッキーを続けたかったよな。康太が一番悔しかったと思う」と笑顔の遺影を前に、おえつした。

親友として、時にはライバルとして-。笑って泣いて歩んできた。そんな特別な存在との別れの時。「康太の分は俺たち23期が頑張るから。奥さんや子どもの分もしっかり頑張るし、絶対に助けるから。しっかり見守っていてな」と涙を拭い、「康太が同期で良かった。今まで仲良くしてくれてありがとう。康太は23期の中で宝物です」と優しく語りかけた。

誰からも愛された35年間だった。飾られた写真の数々は、どれもそんな人柄がにじみ出る笑顔だった。あまりに突然で、早すぎる別れ-。皆が涙を流し、大きな悲しみに暮れた。【藤本真育】

故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する武豊騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で涙ながらに弔辞を述べる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で目頭をハンカチで押さえる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で騎手仲間から贈られた花(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手のファン向けの献花台(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬であいさつする父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で調教師から贈られた花(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬でマスコミ各社から贈られた花(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香に並ぶ参列者(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で騎手仲間から贈られた花。壁には昨年のマイルCSをナミュールで制した際の写真が飾られていた(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で左から、焼香する今村騎手、合掌する古川奈騎手、永島騎手騎手(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手のファン向けの献花台(撮影・白石智彦)
トレセン事務所に設置された故藤岡康騎手の焼香台の前で合掌するファン(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する川田騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の遺影(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめるM・デムーロ騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬でハンカチで目頭を押さえる兄の藤岡佑騎手
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる兄の藤岡佑騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する池添騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる戸崎騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する左から、浜中騎手、和田竜騎手、北村宏騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で涙を流しながら合掌するルーキーの高杉騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する福永師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる友道師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる師匠の宮師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌するJRA吉田正義理事長(撮影・白石智彦)
ファン向けの献花台にお供えされたジャスティンミラノの馬券に包まれたビール(撮影・白石智彦)

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【皐月賞】東幹久が涙こらえながらインタビュー「康太さんへの思いが感じられたのでは」 

東幹久(17年2月撮影)

「BSイレブン競馬中継 SUNDAY」のメインMCを務める東幹久(54)は皐月賞の行われた14日、涙をこらえながらインタビューを行った。

優勝したジャスティンミラノは、落馬事故により10日に亡くなった藤岡康太騎手が調教に携わっていた馬。優勝馬関係者に電話で直撃する「もしもし突然ですが東です」のコーナーには友道康夫師が登場し、藤岡康騎手の話題をまじえながらレースを振り返った。

東幹久は、時折言葉を詰まらせながらインタビューを進行。友道師と戸崎騎手が抱き合いながら藤岡康騎手に思いをはせる映像が流れた時には目を赤くし、最後は涙声で視聴者へのメッセージを求めた。電話が終わると、大きなため息をついて気持ちを落ち着かせ、「今のお言葉が今日はすべてですね。康太さんへの思いなどいろいろ感じられたんじゃないでしょうか」とコーナーをしめくくった。

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武豊騎手、浜中俊騎手むせび泣き弔辞 故藤岡康太騎手のJRA・日本騎手クラブ合同葬

故藤岡康騎手の合同葬で涙ながらに弔辞を述べる武豊騎手

落馬事故により10日に死去したJRA藤岡康太騎手(享年35)の葬儀が15日、JRA・日本騎手クラブ合同葬として栗東トレーニングセンター内で営まれた。

葬儀副委員長を務めた武豊騎手はこみ上げる涙を必死にこらえるように、言葉につまりながら弔辞をよんだ。「突然の別れを数日たったいまでも受け入れることができません。後輩の騎手から慕われ、年上の騎手からの信頼も非常に厚く、騎手クラブの役員に早くから選ばれていました。今後、君の思いを胸に乗っていきます。われわれはあなたのことを忘れません」と最期の別れを告げた。

同期を代表して弔辞をよんだ浜中俊騎手は、あえて日常会話のようにフランクに語りかけながらも、終始涙声で「いままで仲良くしてくれてありがとう。出会えてよかった。誇りの同期、宝でした」と別れの言葉を投げかけた。

故藤岡康騎手の合同葬で目頭をハンカチで押さえる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の遺影(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬の祭壇(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬であいさつする父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬であいさつする父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する武豊騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる兄の藤岡佑騎手(撮影・白石智彦)
ファン向けの献花台にお供えされたジャスティンミラノの馬券に包まれたビール(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌するJRA吉田正義理事長(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる中竹師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する左から、浜中騎手、和田竜騎手、北村宏騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる浜中騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する福永師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる友道師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する高野師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる師匠の宮師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する川田騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる戸崎騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する池添騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめるM・デムーロ騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で左から、焼香する今村騎手、合掌する古川奈騎手、永島騎手騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる荻野琢騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で涙を流しながら合掌するルーキーの高杉騎手(撮影・白石智彦)

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故藤岡康太騎手のJRA・日本騎手クラブ合同葬が営まれる 戒名に「天翔」「駿温」など

故藤岡康騎手の遺影(撮影・白石智彦)

落馬事故により10日に死去したJRA藤岡康太騎手(享年35)の葬儀が15日、JRA・日本騎手クラブ合同葬として栗東トレーニングセンター内で営まれた。

藤岡康太騎手の戒名は「天翔院駿温康輝居士」(てんしょういんしゅんおんこうきこじ)。葬儀委員長を務めたJRA吉田正義理事長は弔辞で「戒名に天翔院とありますように、これからは天を翔(か)けてください」と故人に語りかけた。

故藤岡康騎手の遺影(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬の祭壇(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で目頭をハンカチで押さえる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる武豊騎手
故藤岡康騎手の合同葬でハンカチで目頭を押さえる兄の藤岡佑騎手※現場代表スポニチ
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で涙を流しながら弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬で弔辞を述べる浜中騎手
故藤岡康騎手の合同葬であいさつする父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬であいさつする父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する武豊騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる兄の藤岡佑騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する兄の藤岡佑騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる父の藤岡師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌するJRA吉田正義理事長(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる中竹師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する左から、浜中騎手、和田竜騎手、北村宏騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる浜中騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する福永師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる友道師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する高野師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる師匠の宮師(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する川田騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめる戸崎騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で合掌する池添騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で手を合わせ祭壇を見つめるM・デムーロ騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で左から、焼香する今村騎手、合掌する古川奈騎手、永島騎手騎手(撮影・白石智彦)
故藤岡康騎手の合同葬で焼香台の前で涙を流しながら合掌するルーキーの高杉騎手(撮影・白石智彦)

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ケンタッキーダービー最後のポイント競走終了 レキシントンS制した良血メンシーノが出走圏内へ

ケンタッキーダービーが開催されるチャーチルダウンズ競馬場

ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月4日=チャーチルダウンズ)へ向けたポイント競走シリーズ「ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」の最後のレース、レキシントンS(G3、ダート1700メートル、出走9頭)が13日、キーンランド競馬場(米国)で行われ、ゴドルフィンが所有するエンシーノ(牡3、B・コックス、父ナイキスト)が鮮やかに逃げ切っている。鞍上はF・ジェルーで勝ちタイムは1分43秒93。

同馬は母の半兄に07年のケンタッキーダービー馬ストリートセンスがいる良血馬で、通算成績は4戦3勝。ジョン・バタグリア・メモリアルSに続き、1着20ポイントを獲得し、出走へ向けたポイントは40となった。レース直後はポイント順で出走圏外だったが、14日、ポイント順で上位のノーモアタイム陣営がケガのために回避を表明。ケンタッキーダービーの出走圏内へ入ってきている。

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皐月賞制覇ジャスティンミラノ一夜明け 山田助手「康太のこともあったし勝ちたいと思っていた」

皐月賞制覇後、栗東トレセンで変わりない様子を見せるジャスティンミラノと担当の山田助手

無傷の3戦3勝で皐月賞を制したジャスティンミラノ(牡3、友道)は激戦から一夜明けた15日、栗東の馬房で元気な姿を見せた。

同日の午前1時半頃、栗東トレセンに到着した。担当の山田助手は「あれだけの時計(1分57秒1)で走っているし、(競馬当日は)暑かったこともあり、少し疲れていたけど、カイバも食べている。許容範囲ですよ。いつも通りの感じです」と無事を伝えた。

衝撃のパフォーマンスだった。スローペースだった新馬戦、共同通信杯と異なり、今回はハイペース。初の右回り、トリッキーな中山と過酷な条件だったが、見事に乗り越え、レースレコードでG1初制覇を決めた。

「前は速かったけど、無理について行っているわけではなさそうだったし、いい位置にいると思った。3、4コーナーで手応えが悪くなり、4コーナーではジャンタルマンタルに離されたように見えたので『厳しいかな』と思ったけど、残り100メートルを切ったあたりで声が出たね。良かったです」と同助手は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

落馬事故で10日に死去した藤岡康太騎手(享年35)への強い思いもあった。同馬の1、2週前追い切りを担当したのが、藤岡康騎手だった。

「康太のこともあったし、なんとか勝ちたいと思っていた。馬がそれに応えてくれた。康太はうちのスタッフ同然で、調教を手伝ってくれていた。レースで乗れない馬でも嫌な顔ひとつせずに乗ってくれていた。競馬を見ても、戸崎騎手が言う『康太が背中を押してくれた』というのが分かる」。“チーム・ジャスティンミラノ”の思いが、最後のひと伸びを後押しした。

目指すは牡馬クラシック2冠目だ。今後はダービー(G1、芝2400メートル、5月26日=東京)を目指して調整される予定となる。山田助手は「次に向けて、しっかりとケアしていきたい」と力強く話していた。

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【皐月賞】ノーザンF中島文彦GM、ジャスティンミラノの差しに「すごい脚、正直びっくり」

皐月賞を制したジャスティンミラノ(中央)(撮影・柴田隆二)

<皐月賞>◇14日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳牡牝◇出走17頭

2番人気ジャスティンミラノ(牡、友道)がレコード勝ちで1冠目を制した。勝ち時計は1分57秒1。3戦3勝、昨年に続く無敗の皐月賞馬が誕生した。

    ◇    ◇    ◇  

生産馬が皐月賞通算9勝目となったノーザンファームの中島文彦GMは「正直びっくりしました」と舌を巻いた。「この速い流れの中ですごい脚を使って普通なら差せない位置から勝ちきってくれました。道中は落ち着いて走れるので距離は持つとみています。若駒の時から馬っぷりがよくてバランスが取れていました。ダービーも楽しみですね」と喜んだ。母マーゴットディドはイクイノックスの子を受胎中。当歳に父キタサンブラックの半弟がいる。

中山11R、皐月賞を制したジャスティンミラノと戸崎騎手(中央)。左は3着ジャンタルマンタル、右は2着コスモキュランダ(撮影・丹羽敏通)

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【皐月賞】ジャスティンミラノ三木正浩オーナー「順調に行ってほしい」2冠に期待

皐月賞を制したジャスティンミラノの口取りをする友道師(左から2人目)と戸崎騎手(右から2人目)ら

<皐月賞>◇14日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳牡牝◇出走17頭

2番人気ジャスティンミラノ(牡、友道)がレコード勝ちで1冠目を制した。勝ち時計は1分57秒1。3戦3勝、昨年に続く無敗の皐月賞馬が誕生した。

    ◇    ◇    ◇  

三木正浩オーナーは、昨年の天皇賞・春(ジャスティンパレス)以来のJRA・G1・2勝目を挙げた。「一瞬届かないかなと思ったけど、最後は少し声が出たかもしれませんね。(ダービーまで)順調に行ってほしいです」と2冠に期待を込めた。また落馬事故で亡くなった藤岡康騎手が同馬の追い切りを担当したことに「本当にありがたいなと思いました。栗東でも非常にいい方だと聞いていたので、すごく残念です」としのんだ。

ジャスティンミラノをねぎらう戸崎騎手(撮影・丹羽敏通)
皐月賞を制し表彰されたジャスティンミラノの関係者と戸崎圭太騎手(撮影・鈴木正人)

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小椋研介調教師がJRA初勝利 通算19戦目、阪神7Rのベルシャンブルで

小椋研介師(24年3月撮影)

阪神7Rをベルシャンブルが勝利し、小椋研介調教師(42)がJRA初勝利を挙げた。通算19戦目。

「まずはこのいい馬を預けてくださったオーナーさんと転厩を快く引き受けてくださった中内田調教師、良いコンディションで送ってくださった牧場スタッフ、慣れない中で一生懸命頑張ってくれた従業員・スタッフに感謝したいです」と話した。

阪神7R、4歳以上1勝クラスを制したベルシャンブル(左)(撮影・前岡正明)
阪神7R、4歳以上1勝クラスを制したベルシャンブルと北村友一騎手(撮影・前岡正明)

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荻野極騎手がJRA通算200勝達成 現役57人目「藤岡康太さんの後輩として前を向かなきゃ」

荻野極騎手(2022年3月5日撮影)

荻野極騎手(26)は福島10RフルールでJRA通算200勝を達成。3661戦目、現役57人目。

「意識はしていた。藤岡康太さんの後輩として、これからも前を向かなきゃいけない。競馬界を担えるような人材になれるように命懸けで頑張ります」。

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リフレーミングが連勝飾る 藤岡康太騎手同期の丸田騎手が手向けの花/福島民報杯

リフレーミング(23年11月撮影)

<福島民報杯>◇14日=福島◇リステッド◇芝2000メートル◇4歳上◇出走16頭

藤岡康太騎手と同期の丸田騎手が、福島11R福島民報杯(L、芝2000メートル)を制した。

2番人気リフレーミング(牡6、鮫島)で13番手から大外一気に差し切り。3勝クラスから連勝を飾った。首差2着のボーンディスウェイはゴール前で外側に斜行して5着カレンルシェルブルと6着サンストックトンの進路を狭め、木幡巧騎手は過怠金10万円の制裁となった。

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ルメール騎手が帰国へ 「今日、日本に戻ります!」 3月ドバイで落馬、肋骨と鎖骨を骨折

クリストフ・ルメール騎手(2024年3月9日撮影)

クリストフ・ルメール騎手(44)が15日、滞在先のドバイから帰国の途につく。

同騎手はこの日、自身のインスタグラムを更新し、「4月15日の今日、日本に戻ります! そして、この日は伝説的名馬ハーツクライの誕生日です」などとメッセージを投稿した。

鎖骨を骨折している右腕はアームホルダーで固定されているが、かつて06年ドバイシーマCをともに勝利したハーツクライがあしらわれているTシャツ姿で、ファンに近況を伝えた。

同騎手は3月30日のドバイターフで米国馬キャットニップに騎乗。直線で同馬が転倒、落馬したことで肋骨(ろっこつ)と鎖骨を骨折し、肺にも穴が開いていた。4月1日の退院後、ドバイにて2週間療養していた。

クリストフ・ルメール騎手のインスタグラムから

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【皐月賞】「康太っ!康太っ!」ジャスティンミラノの友道師叫んだ「彼のおかげ」

ジャスティンミラノで皐月賞を制した戸崎騎手を抱きしめる友道師(撮影・丹羽敏通)

<皐月賞>◇14日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳牡牝◇出走17頭

友人に勝利をささげた。2番人気ジャスティンミラノ(牡、友道)がレコード勝ちで1冠目を制した。

戸崎圭太騎手(43=田島)は10日に死去した藤岡康太騎手(享年35)への思いを胸に、好位外からゴールに導いた。勝ち時計は1分57秒1。3戦3勝、昨年に続く無敗の皐月賞馬誕生。涙をぬぐいながら勝利を喜んだ友道康夫師(60)はダービー(G1、芝2400メートル、5月26日=東京)での2冠挑戦を明言した。

   ◇   ◇   ◇

「康太っ! 康太っ!」。友道師は叫んでいた。急坂で勢いづく人馬に、トレセン、競馬場で何度も手綱を託した藤岡康太騎手への思いがあふれ出た。ゴール後、戸崎騎手と抱き合うと、こらえ切れなかった。

一緒に喜びたい人がいない。現実は受け止めていたつもりだった。「この勝利は彼のおかげです」。藤岡康騎手から最後にかけられた言葉は「1週前追い切りとしては最高でした」。馬も仕上げに応えてくれた。うれしくて、悲しい。これほどまでに複雑な勝利はなかった。

友人の無念も抱き、前へ突き進む。「皐月賞の前からダービーの方が競馬がしやすいと思っていた。改めて、皐月賞馬として2冠を狙いたいです」。登録のあった英ダービーはキャンセルし、この春は国内専念。ダービー4勝目へ、世代の頂点を極めにいく。

3日、ジャスティンミラノの皐月賞1週前追い切りで騎乗する藤岡康太騎手
皐月賞を制したジャスティンミラノ(中央)(撮影・柴田隆二)
ジャスティンミラノをねぎらう戸崎騎手(撮影・丹羽敏通)

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【皐月賞】ジャスティンミラノ3戦無敗でレコードV「康太が後押ししてくれた」戸崎騎手

皐月賞を制したジャスティンミラノの口取りをする友道師(左から2人目)と戸崎騎手(右から2人目)

<皐月賞>◇14日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳牡牝◇出走17頭

友人に勝利をささげた。2番人気ジャスティンミラノ(牡、友道)がレコード勝ちで1冠目を制した。

戸崎圭太騎手(43=田島)は10日に死去した藤岡康太騎手(享年35)への思いを胸に、好位外からゴールに導いた。勝ち時計は1分57秒1。3戦3勝、昨年に続く無敗の皐月賞馬誕生。涙をぬぐいながら勝利を喜んだ友道康夫師(60)はダービー(G1、芝2400メートル、5月26日=東京)での2冠挑戦を明言した。

  ◇  ◇  ◇

勝者の両目は赤く、潤んでいた。亡き戦友を思いながら、戸崎騎手は声を詰まらせた。

「最後のこの差は康太が後押ししてくれたのかな。康太も喜んでくれていると思う。ありがとう、お疲れさまと言いたい」

途切れながらも、言葉を紡いだ。ジャスティンミラノの2週前、1週前の追い切りに乗っていた藤岡康太騎手は10日に息を引き取った。レースを終え、いつもの笑顔が脳裏に浮かぶ。2着馬とのわずかな首差は、きっと友人が背中を押してくれた。自分に言い聞かせるように、勝利を天にささげた。

今年も無敗馬は強かった。前半1000メートルの通過時計にスタンドがどよめく。メイショウタバルが刻んだ数字は57秒5。戸崎騎手は4番手の外を選んだ。事前の打ち合わせは位置にこだわらず、外々を回ること。フットワークの大きい馬。ペースが速くても、持ち味を消さぬようリズムを守った。「3、4角で戸惑うのかなというところがあったけど、最後はハミを取って伸びてくれた」。直線を迎える前にムチが入ったが、急坂を駆け上がって、またギアが上がる。早め先頭のジャンタルマンタルを捉え、猛追するコスモキュランダを押さえ込んだ。

1分57秒1。1拍置いて、赤い「レコード」の文字がともった。共同通信杯に続く重賞連勝、3戦無敗。初の中山も、コーナー4回も、この日馬体重が10キロも増えていた512キロの鹿毛馬はこなしてしまった。戸崎騎手は「いろんな課題がありましたが、全てクリアしてくれた。ポテンシャルの高い馬」と賛辞を重ねた。

2冠を意識せずにはいられない。レースを終えて東京向き、いやダービー向きの思いを新たにした。「皐月賞を勝ったことで上位というか、狙える器。責任を感じています。巡り会えたことに感謝しつつ、日々を過ごしたい」。これまでは18年エポカドーロ、19年ダノンキングリーとの2着2回が最高着順。初制覇は仲間と一緒に-。6週間後の頂上決戦での勝利を固く誓った。【松田直樹】

■ジャスティンミラノ▽父 キズナ▽母 マーゴットディド(エクシードアンドエクセル)▽牡3▽馬主 三木正浩▽調教師 友道康夫(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 3戦3勝▽総獲得賞金 2億7482万1000円▽主な勝ち鞍 24年共同通信杯(G3)▽馬名の由来 冠名+イタリアの地名

皐月賞2着に敗れたコスモキュランダ。奥は勝ったジャスティンミラノ(撮影・柴田隆二)
皐月賞を制し表彰されたジャスティンミラノの関係者と戸崎圭太騎手(撮影・鈴木正人)
皐月賞を制したジャスティンミラノの戸崎騎手はガッツポーズする(撮影・柴田隆二)
皐月賞で2着のコスモキュランダとモレイラ騎手(撮影・柴田隆二)
皐月賞で3着のジャンタルマンタルと川田将雅騎手(撮影・柴田隆二)
皐月賞で3着になったジャンタルマンタルと川田将雅騎手(撮影・鈴木正人)
皐月賞で4着アーバンシックと横山武騎手(撮影・柴田隆二)
皐月賞で5着になったシンエンペラーと坂井瑠星騎手(撮影・鈴木正人)
皐月賞3着に敗れたジャンタルマンタル(左)。右は勝ったジャスティンミラノ(撮影・丹羽敏通)

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【アンタレスS】8年ぶり重賞Vの太宰騎手、涙浮かべて「これからも競馬を応援してください」

アンタレスSを制したミッキーヌチバナと太宰騎手(撮影・前岡正明)

<アンタレスS>◇14日=阪神◇G3◇4歳上◇ダート1800メートル◇出走16頭

ダート界に、6歳の新勢力が誕生した。5番人気のミッキーヌチバナ(牡、高橋亮)が重賞初制覇を飾った。直線で差し切り、遅咲きの花を咲かせた。

太宰啓介騎手(44)は16年平安Sアスカノロマン以来の重賞制覇。インタビューでは、10日に死去した藤岡康太騎手(享年35)への思いがあふれ「これからも競馬を応援してください」と涙声で訴えた。

   ◇   ◇   ◇

「ジョッキーには悲しい、つらい2日でしたけど、一同、力を合わせて頑張っていくので。みなさん、これからも競馬を応援してください。馬を応援してください。ジョッキーにも声援をよろしくお願いします」。インタビューで最後のひと言を求められた太宰騎手は涙声で話した。

ミッキーヌチバナには22年7月以来の騎乗。44歳のベテランは「調教にはちょくちょく乗せていただいていましたから」と成長を感じつつ、持ち味を発揮させるプランも頭に入っていた。「前に人気馬が何頭かいて、いい目標になりました」。直線では馬体を併せる形で脚を伸ばす。1頭、また1頭と競り落とし、最後に粘り込みを図るスレイマンを首差捉えた。

8年ぶりの重賞制覇にも、表情は神妙だった。レースの緊張から解放されて現実に戻れば、早世した後輩のことが頭に浮かんだ。高橋亮師も「ショッキングなことがあって力が出ない感じだった」と藤岡康騎手の訃報に心を痛めながらも、愛馬の激走を信じていた。「普通キャンターでも最近はやる気が出ていた。成長してます」。今後は順調なら5月18日京都の平安S(G3、ダート1900メートル)に向かう予定。6歳馬と、いぶし銀ジョッキーの晩成ロードは続いていく。【明神理浩】

◆ミッキーヌチバナ ▽父 ダノンレジェンド▽母 ヌチバナ(キングカメハメハ)▽牡6▽馬主 野田みづき▽調教師 高橋亮(栗東)▽生産者 追分ファーム(北海道安平町)▽戦績 19戦5勝▽総収得賞金 1億2228万6000円▽馬名の由来 冠名+母名

アンタレスSを制したミッキーヌチバナと太宰騎手(撮影・前岡正明)
アンタレスSを制したミッキーヌチバナ(撮影・前岡正明)

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「霜降り明星」粗品、皐月賞もハズレ 11週連続不的中の泥沼に「ボケ~ィ」

霜降り明星の粗品(2024年3月撮影)

お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(31)が14日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、前日に予想を公開した皐月賞を振り返った。

座りながら、覇気のない声で「どうも、生涯収支マイナス3億円君です」と恒例のあいさつ。前日は、本命馬にシンエンペラー(14)を指名。同馬を軸に、(5)(8)(10)(12)(13)の馬連5点の買い目を発表していたが、5番人気のシンエンペラーは5着に敗れ馬券は不的中だった。

「ボケ~~ィ。当たらんの~」と悔しがり「あかんね~。むずいね~皐月賞」と嘆き節が続いた。

今春のG1シリーズは、高松宮記念から4連敗となった。

馬券を当てたのは、1月28日の根岸SとシルクロードSの“ダブル的中”が最後。今回で11週連続の不的中となった。

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AIが3連単直前予想で福島1Rの9万5740円を的中、福島の馬連前日予想では回収率135%

極ウマAI予想では馬連の予想に加えて、これまでアプリのみで公開していた3連単・3連複の公開を新たにスタートした。

この日は福島1Rの3連単直前予想で9万5740円を的中させた。また福島の馬連前日予想では1日を通して回収率135・0%を記録した。

紙面では各場のメインレースに加えて第1場の9、10、12Rの前日馬連予想を掲載中。極ウマ・プレミアムの無料域では1レースのみを公開し、同有料域(月額税込880円~)では全場の全レースで前日予想に加え、各レースの約30分前に直前予想を公開している。また長く使うほどお得な長期割引きプランを展開中。

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【皐月賞】売得金は約190億6331万円、ダノンデサイルの競走除外もあり前年比94・6%

皐月賞を制し表彰されたジャスティンミラノの関係者と戸崎圭太騎手(撮影・鈴木正人)

<皐月賞>◇14日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳牡牝◇出走17頭

14日に中山競馬場で行われた皐月賞(G1、芝2000メートル)の売得金は190億6331万5800円。ダノンデサイルの競走除外で15億1737万4700円が払い戻しとなったこともあり、前年比94・6%にとどまった。

中山競馬場の入場人員は4万1353人で前年比140・4%。

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天皇賞・春の登録馬発表 昨年のダービー馬タスティエーラ、菊花賞馬ドゥレッツァなど名を連ねる

タスティエーラ(左)とドゥレッツァ

伝統の古馬長距離王決定戦、天皇賞・春(G1、芝3200メートル、4月28日=京都)の登録馬が14日、発表された。

阪神大賞典を快勝したテーオーロイヤル(牡6、岡田)や、昨年のダービー馬タスティエーラ(牡4、堀)、菊花賞馬ドゥレッツァ(牡4、尾関)が参戦。シルヴァーソニック(牡8、池江)やディープボンド(牡7、大久保)などスタミナ自慢のベテラン勢を含めて21頭が登録。現時点ではハピ(牡5、大久保)までが出走可能だ。

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