日刊スポーツ

【陸上】住友電工に男子400m障害の黒川和樹加入へ 鈴木碧斗、福田翔大も入社予定

【陸上】住友電工に男子400m障害の黒川和樹加入へ 鈴木碧斗、福田翔大も入社予定

黒川和樹(2022年7月16日撮影)

住友電工陸上競技部は17日、男子400メートル障害の黒川和樹(法政大)、同短距離の鈴木碧斗(東洋大)、同ハンマー投げの福田翔大(日本大)が4月1日付で入社予定と発表した。

黒川は21年東京オリンピック(五輪)代表で、22年からは2大会連続で世界選手権にも出場。昨夏のブダペスト大会では自己ベストとなる48秒58をマークし、パリ五輪の参加標準記録を突破している。

鈴木は東京五輪1600メートルリレー代表で、4走を務めた実力者。福田は21年、23年の日本選手権覇者で、昨夏のアジア選手権では3位に入った。

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【陸上】高橋渚、センコー加入「世界の舞台で戦う」女子走り高跳びで日本選手権2連覇中

センコー陸上競技部に加入した女子走り高跳びの高橋(提供写真)

センコー陸上競技部は16日、同日付で女子走り高跳びの高橋渚(24)が入部したと発表した。

高橋は22年から日本選手権2連覇中で、昨年7月のアジア選手権でも4位に食い込んだ。「センコー陸上競技部の一員として、新たな環境で高みを目指し、挑戦させていただけることに大変感謝しております。世界の舞台で戦うことを目指し、人としても選手としても皆さまに応援していただけるよう日々精進いたしますので、応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

同部は21年4月に創部。昨年11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)に初出場を果たし、20位となっていた。

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青学大・太田蒼生、体調不良で別府大分毎日マラソン欠場 箱根駅伝3区で日本選手史上最速タイム

1月2日 第100回箱根駅伝 平塚中継所手前を力走する青学大3区太田

来月4日に開催される別府大分毎日マラソンの大会事務局は15日、青山学院大(青学大)の太田蒼生(3年)が体調不良のため、欠場すると発表した。

太田は今年の箱根駅伝で3区(21・4キロ)を走り、日本人初の60分切りとなる59分47秒をマーク。20年にイェゴン・ヴィンセント(東京国際大)が記録した59分25秒に続く歴代2位のタイムで区間賞を獲得し、2年連続7度目の総合優勝に貢献した。

青学大からは箱根駅伝9区区間賞の倉本玄太(4年)、白石光星(3年)もエントリーしている。

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【陸上】「様々なご意見をお持ちのことかと…」立大元監督の上野裕一郎、ひらまつ病院加入へ

上野裕一郎(2022年12月18日撮影)

ひらまつ病院陸上部は15日、立教大(立大)の男子駅伝チーム前監督の上野裕一郎(38)が選手として加入すると発表した。

北島貴大部長と中島泰伸監督が連名で「当院陸上部といたしましては再度選手として陸上競技に真摯(しんし)に向き合い当院のアスリートチームの理念でもある『スポーツで地域を元気に』という意味を、身をもって体感していただき、スポーツに携わる者としての姿勢を改めて考える機会を持ってほしいという期待を込め、加入を決めたところであります」と説明。続けて「本人自身様々な影響を考慮し、1月以降に正式な決定をさせてほしいという申し出のもと、本日正式決定および発表とさせていただきました」とした。

上野は中央大(中大)時代に4年連続で箱根駅伝に出場し、09年には世界選手権5000メートル代表にも選出された。その後は現役選手として競技を続けながら、18年から立大を指導。22年には箱根駅伝予選会を突破し、チームを55年ぶりの本大会出場へ導いた。しかし、昨年10月の同予選会直前に不適切な行動があったことが判明。監督を解任されていた。

その事態から約3カ月での競技復帰の発表。ひらまつ病院の平松克輝理事長は「関係の皆様におかれましては様々なご意見をお持ちのことかと存じます」と前置きした上で「今後は新たなスタートを切り、関係者やファンに対して誠実な姿勢で取り組む覚悟を持っていると感じ今回の上野選手の加入を決断した次第であります。私たちが彼の再起に向けたステップとしてできることは、これまでエリートとして歩んできた道ではなく、多くの人や社会と関わる機会を作ることです」と説明。同チームが「病院や介護施設が暗い場所ではなく元気や明るさを発信できる場所として地域と共にありつづけたい」との理念を掲げているとし、「彼が過ちと真摯に向き合い、一人の社会人として成長し将来陸上界へ恩返しすることが彼の今後歩むべき道だと考えており、これからの彼の歩みが世間にきちんと評価されるよう努力してくれることを期待しております」とコメントした。

ひらまつ病院は佐賀県が拠点。1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では24位となっていた。

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エメトレと陸上100m障害の寺田明日香がサプリメント「AthReady」を共同開発

寺田明日香(2023年7月撮影)

株式会社エメトレは、陸上女子100メートル障害で21年東京オリンピック(五輪)代表の寺田明日香(34=ジャパンクリエイト)と共同開発した女子アスリート向けのサプリメント「AthReady(アスレディ)」を14日から発売した。

同製品は100%天然由来のコラーゲンペプチドを高配合した粉末状のサプリメントで、トレーニングなどで負荷のかかった体を内側から整えるもの。主な対象は中学生から大学生で、無月経や疲労骨折、貧血や摂食障害といった悩みを解消したいとの思いが込められているという。寺田の専属管理栄養士も交え、「チームあすか」で共同開発を進めてきた。

同社の佐藤葉月氏は「私は学生時代、10年間バレーボールに打ち込みました。『無月経』や『疲労骨折』と向き合わなかった後悔から、これから活躍する女子アスリートとそれを支える保護者、そして指導者が女子アスリートの健康問題について正しく理解し、そして向き合い、『後悔のない競技人生を送ってほしい』と願い、アスレディを開発しました。アスリートとして輝くために! 女子として輝き続けるために! ぜひアスレディをご活用いただけますと幸いです」とコメントを寄せた。

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【女子駅伝】宮城8区の中3男乕結衣が区間賞の快走「本当に最高」母の声を力に変えV引き寄せる

「未来くん賞」と「区間賞」を受賞した宮城の男乕結衣(撮影・上山淳一)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

29年ぶり2度目の優勝を果たした宮城は、8区(3キロ)を任された男乕(おのとら)結衣(15=五城中)が鍵を握るランナーとなった。

3位でタスキを受け取ると、区間賞となる9分41秒の快走で2位に順位を上げ、アンカーの小海(こかい)遥(20=第一生命グループ)につないだ。

「(小海は)憧れの人なので、本当に頑張ってくださいって感じでした。優勝できて幸せです。本当に最高です!」。

優勝を大きく引き寄せた男乕は、笑顔で喜びを爆発させた。

快走は母の声に支えられた。「結構、声が大きいお母さんに『結衣、頑張れ』って言われて、もう1回気持ちを新たにできました」。沿道から聞こえた、なじみの声が、足を前に進める力になった。

自身の強みを「レース後の楽しみを考えて、気持ちを強くできること」と笑顔で話す15歳にとってのご褒美は「おいしい料理」。

そのことを考えれば「ほぼずっと全力で走れた。楽しくて、きついのはあんまり感じなかった」というこの日のような走りができるという。

「いずれもっとすごい走りをしたいです」。

あどけさが残る中学3年生は、大好きなさつまいも料理のことを考えながら、これからも走り続ける。【永田淳】

宮城アンカーの小海遥(右)にタスキをつなぐ8区の男乕結衣(撮影・上田博志)

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【女子駅伝】宮城6区の橘山莉乃が区間2位快走 高校駅伝での悔しさ糧に「あの1秒の重みを」

優勝し、笑顔でジャンプする宮城の選手たち(撮影・藤尾明華)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

宮城の6区(4・0875キロ)を走った橘山莉乃(18=仙台育英高)が、区間2位となる13分12秒の快走で29年ぶり2度目の優勝に貢献した。

高校の後輩である長岡みさき(17=仙台育英高)から4位でタスキを受けると、橘山はそこから前に出て3位でつないだ。「高校最後に優勝で終われてうれしいです。この京都で悔しい思いをして、その悔しさをエネルギーに変えて頑張ろうっていう思いで乗り込んできたので良かったです」。

同じたけびしスタジアム京都発着で行われた昨年12月24日の全国高校駅伝に、橘山は仙台育英(宮城)のアンカーとして出場した。首位でタスキを受け、スタジアムにもトップで戻ってきたが、最後の直線、ゴール直前で神村学園(鹿児島)のカリバ・カロライン(3年)に抜かれる大逆転負けを喫した。あまりのショックに崩れ落ち、人目もはばからずに号泣した。

当然のように、敗戦のショックは後を引いた。「正直立ち直れなかった。直後は早く悔しさを晴らしたいと思っていたけど、時間がたつにつれて申し訳ない気持ちが強まって、練習に対する意欲もなくなっちゃった」。悔しさは時間の経過とともに、無気力にもつながっていたという。

そんな橘山を変えたのが、周囲の応援や届いた手紙だった。「みんなから『すごいかっこよかったよ』、『感動した』と声をいただいて、自分が頑張ることで刺激を与えられる存在になれたと思えた。ここでくよくよしてちゃだめだって思いました」。

再び前を向いた橘山は、戻ってきた京都の地で、たくましい走りを披露。「諦めずに、あの1秒の重みをしっかり持ちながら、最後も粘り強く走れました」。苦い経験をプラスに変えて、成長したことを同じ場所で証明してみせた。

走る喜びを再確認した橘山は、選手としての夢も語った。「トラックでも駅伝でも、どんどん自分の力を発揮できる選手になって、将来は世界で輝ける五輪選手になりたいと思っています」。3週間前とは違う晴れ晴れとした表情で、今後の成長を約束した。【永田淳】

優勝し、笑顔を見せる宮城の選手たち(撮影・藤尾明華)
優勝し、胴上げされる宮城の佐藤広樹監督(撮影・藤尾明華)

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【女子駅伝】東京アンカーの新谷仁美は区間5位、6人抜きの快走も「申し訳ない」と反省

12位でゴールテープを切る東京アンカーの新谷仁美(撮影・藤尾明華)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着◇9区間42・195キロ◇晴れ、気温5・5度、湿度61%、南向きの風1メートル(午後0時半スタート時)

東京五輪女子1500メートル8位で兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、最高の走りでパリ五輪イヤーをスタートした。今年初戦に臨み、2区(4キロ)で衝撃の19人抜きで15年以来9年ぶりに区間賞。20位でたすきを受けて1位に浮上する離れ業だった。昨年17人抜きを披露した岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)も同じ2区で8人抜きの区間5位と好走。憧れの田中と走って五輪への憧れを口にした。宮城が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たした。

   ◇   ◇   ◇   

東京は最終9区の新谷仁美(35=積水化学)が、区間5位の32分19秒で走って、順位を18位から12位に上げた。6人抜きの快走だったが、本人は「6人しか抜けなかったので申し訳ない」と反省。中学時代から出場してきた大会で「年初めで今年の流れを占うもの」と位置づけており、今後に向けて「ここから挽回していかなきゃいけないと思う」と気を引き締めた。

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【女子駅伝】宮城29年ぶりV 最終9区小海で逆転「優勝できるところを探りながら走っていた」

優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海遙(撮影・上山淳一)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着◇9区間42・195キロ◇晴れ、気温5・5度、湿度61%、南向きの風1メートル(午後0時半スタート時)

東京五輪女子1500メートル8位で兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、最高の走りでパリ五輪イヤーをスタートした。今年初戦に臨み、2区(4キロ)で衝撃の19人抜きで15年以来9年ぶりに区間賞。20位でたすきを受けて1位に浮上する離れ業だった。昨年17人抜きを披露した岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)も同じ2区で8人抜きの区間5位と好走。憧れの田中と走って五輪への憧れを口にした。宮城が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たした。

   ◇   ◇   ◇   

宮城が最終9区の逆転で、29年ぶりの頂点をつかんだ。首位だった兵庫と9秒差の2位でタスキを受けたアンカー小海は「優勝できるところを探りながら走っていた」と状況を見極め、6キロ過ぎでトップに立った。8区区間賞の走りで、逆転優勝の下地をつくった中学生の男乕(おのとら)は「ためらわないで積極的に走れた。幸せです、本当に最高です」と喜んだ。

優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海遙(撮影・上山淳一)
優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海遙(撮影・上山淳一)
2時間16分30秒で優勝した宮城の佐藤広樹監督(左)とアンカーの小海遙(撮影・上山淳一)
宮城アンカーの小海遥(右)にタスキをつなぐ8区の男乕結衣(撮影・上田博志)
9区、兵庫・太田琴菜(右)を抜いて首位に立つ宮城・小海遥(代表撮影)
9区、兵庫・太田琴菜(右)を抜いて首位に立つ宮城・小海遥(代表撮影)

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【女子駅伝】石川の五島莉乃が涙の区間賞「少しでも石川県の皆さんに届けられるものがあったら」

1区、沿道の応援を受けて力走する石川・五島莉乃(代表撮影)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着◇9区間42・195キロ◇晴れ、気温5・5度、湿度61%、南向きの風1メートル(午後0時半スタート時)

東京五輪女子1500メートル8位で兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、最高の走りでパリ五輪イヤーをスタートした。今年初戦に臨み、2区(4キロ)で衝撃の19人抜きで15年以来9年ぶりに区間賞。20位でたすきを受けて1位に浮上する離れ業だった。昨年17人抜きを披露した岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)も同じ2区で8人抜きの区間5位と好走。憧れの田中と走って五輪への憧れを口にした。宮城が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たした。

   ◇   ◇   ◇   

石川の五島莉乃(26=資生堂)が、被災地への思いも胸に区間賞を獲得した。1区で最初の1キロを3分1秒と飛ばして入って、独走。18分49秒のトップで2区にたすきを渡して「私たちの走りで、少しでも石川県の皆さんに届けられるものがあったらと思って走りました」と涙を浮かべた。

沿道からは「石川、頑張れ!」という声援が響いた。選手の中にも、能登出身者はいる。苦しい思いも抱えながらのレースとなったが「最後までたすきをつなげて、本当に良かった」としみじみ振り返った。

深浦隆史監督も「メンバーが『石川のために走ろう』という例年にない団結感があった」。総合43位だったが「後半もたすき中継でクローズアップしていただいて。その場面を見て、被災している方々が力をもらえたのなら、我々としても良かったのかな」と、言葉を選びながら口にした。

一斉にスタートする石川の五島莉乃(中央)ら1区の選手たち(撮影・藤尾明華)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中希実。左端は石川の五島莉乃(撮影・上山淳一)
区間賞を獲得した左から石川1区の五島、兵庫2区の田中、静岡3区の遠藤(撮影・上田博志)
1区、後続を大きく引き離し笑顔で走る石川・五島莉乃(代表撮影)
1区、序盤でトップに立つ石川・五島(代表撮影)

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【女子駅伝】久保凜、堂々の走りで区間6位「今の自分の全力出し切って」サッカー久保建英いとこ

レース後、健闘をたたえ合うサッカー日本代表久保建英のいとこ久保凜(右)と遠藤蒼依(撮影・上田博志)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着◇9区間42・195キロ◇晴れ、気温5・5度、湿度61%、南向きの風1メートル(午後0時半スタート時)

東京五輪女子1500メートル8位で兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、最高の走りでパリ五輪イヤーをスタートした。今年初戦に臨み、2区(4キロ)で衝撃の19人抜きで15年以来9年ぶりに区間賞。20位でたすきを受けて1位に浮上する離れ業だった。昨年17人抜きを披露した岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)も同じ2区で8人抜きの区間5位と好走。憧れの田中と走って五輪への憧れを口にした。宮城が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たした。

   ◇   ◇   ◇   

大阪のサッカー日本代表MF久保のいとこで、高1の久保凜は、7区を12分49秒で走って区間6位となった。昨年の全国総体800メートル優勝者は「今の自分の全力を出し切って、次の区間の人に1秒でも早くつなげるように」という言葉通りの走りで5位をキープした。サッカー日本代表がベトナムとのアジア杯初戦を迎えたこの日、堂々とした走りを見せた。

久保凜(2023年8月撮影)

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【女子駅伝】田中希実「先頭を狙えないこともない」20位でたすき受け衝撃の19人ごぼう抜き

第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着◇9区間42・195キロ◇晴れ、気温5・5度、湿度61%、南向きの風1メートル(午後0時半スタート時)

東京五輪女子1500メートル8位で兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、最高の走りでパリ五輪イヤーをスタートした。今年初戦に臨み、2区(4キロ)で衝撃の19人抜きで15年以来9年ぶりに区間賞。20位でたすきを受けて1位に浮上する離れ業だった。昨年17人抜きを披露した岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)も同じ2区で8人抜きの区間5位と好走。憧れの田中と走って五輪への憧れを口にした。宮城が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たした。

大きなストライドで、1人、また1人と抜き去る。田中は「先頭を狙えないこともない」と前を見つめて約2・5キロ地点で首位浮上。残り1・5キロはもう抜く相手がいない。19人のごぼう抜きに「初めていっぱい抜く経験ができて楽しかった」と充実感を漂わせた。

女子5000メートルの日本記録保持者。ただ、この大会は中3だった15年以来区間賞を取れずにいた。「頑張ってもできない」。苦手意識がある上に、今年は8度目にして初の2区で出走。レース2日前の12日に試走してコースを確認。「情報量が多すぎて整理できない」というところからスタートして、区間記録12分7秒(09年小林祐梨子)に4秒差の12分11秒で、9年ぶりの区間賞。兵庫・浜本憲秀監督も「自分なりの方程式を求めたんだろう。初めてで10秒前後で走ったのは素晴らしい」と、最敬礼だ。

同区に登場した岡山のドルーリーにも気遣いを見せた。12分47秒で8人抜きの区間5位と健闘した16歳について「(レース後に)『私も追いかけたいです』という言葉ももらって、元気をもらいました」とにっこり。自分の背中を追ってくる次世代のランナーへ「伸び伸びと陸上を楽しいと思いながら、長く続けてほしい」とエールを送った。

今大会について「オリンピックくらい緊張していたかも」。年下の選手たちから目標とされる立場になり、緊張はあった。それでも異次元の走りで目標の区間賞もきっちりゲット。「メンタル面でパリオリンピックにつながると思う」。五輪イヤーを最高の形で滑り出した。【竹本穂乃加】

◆全国都道府県対抗女子駅伝のごぼう抜き 最多は29人抜きで2人。07年湯田友美(愛知)と09年小林祐梨子(兵庫)。3位は22人抜きの07年熊坂香織(山形)で、4位は20人抜きの同年西川生夏(熊本)。19人抜きの田中は、10年箱山侑香(長野)に並んで5位。5位までの記録は、すべて2区で記録されている。

2区を走る兵庫・田中希実(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
力走する2区の田中希実(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で兵庫2区の田中(右)は3区の藤田にたすきをつなぐ(撮影・上山淳一)
表彰式を終え、笑顔で言葉を交わす田中(中央)(撮影・藤尾明華)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中希実。左端は石川の五島莉乃(撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前右)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
区間賞を獲得した左から石川1区の五島、兵庫2区の田中、静岡3区の遠藤(撮影・上田博志)
2区で19人抜きをしてトップに立つ兵庫・田中(代表撮影)

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【女子駅伝】福士加代子「難しいんだよ~」「こんなに速い人見たことない」“ほのぼの解説”話題

引退セレモニーに臨んだ福士加代子(2022年1月31日撮影)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

NHKで解説を務めた福士加代子氏(41)に注目が集まっている。

今大会の中継では、08年北京五輪女子5000メートル代表の小林祐梨子氏(35)とともに出演した。2区で兵庫の田中希実(ニューバランス)が19人抜きの激走で首位に立つと「速いなぁ。トップ? すごいねぇ」と率直にコメント。沿道の観客が田中へ声援を送る場面を見ると「難しいんだよ~、田中希実ちゃんの写真を撮るのは。速すぎて」と語り、「リモートバイクでも着いていくのがやっと」と冗談交じりに解説した。残り200メートルでも失速することなく駆け抜ける姿には「こんなに速い人は見たことない。かっこいい! たくましくなったなぁ」と絶賛した。

宮城が最終区で逆転し、29年ぶり2度目の優勝を飾ると「うわぁ、いいですねぇ」としみじみ。広島が31年ぶりのメダル獲得となる3位に入ると「すごいですねぇ! 表彰台、おめでとう」と感嘆した。さらに「どこ優勝してもいいな」「地元のために頑張る姿はいいですね」と選手たちをたたえた。

この解説にX(旧ツイッター)では「自然体で最高でした」「ゆるい解説聞きながらの観戦楽しかったね」「明るい解説も楽しかった」などのコメントが相次いだ。小林とのタッグも好評で「コンビとてもよかった」「温かくて楽しかった」などの投稿も続いた。

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【女子駅伝】ドルーリー朱瑛里「来年はもっとレベルアップした姿を」一般区間で激走5位も悔しさ

全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着◇9区間42・195キロ◇晴れ、気温5・5度、湿度61%、南向きの風1メートル(午後0時半スタート時)

東京五輪女子1500メートル8位で兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、最高の走りでパリ五輪イヤーをスタートした。今年初戦に臨み、2区(4キロ)で衝撃の19人抜きで15年以来9年ぶりに区間賞。20位でたすきを受けて1位に浮上する離れ業だった。昨年17人抜きを披露した岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)も同じ2区で8人抜きの区間5位と好走。憧れの田中と走って五輪への憧れを口にした。宮城が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たした。

   ◇   ◇   ◇   

憧れの背中を追いかけた。ドルーリーは、20位兵庫の田中と、19秒差の27位でたすきを受けた。ダイナミックなフォームで前を追って8人抜き。大学生、実業団もいる中で高校生トップとなる区間5位の12分47秒。区間賞の田中とは36秒差と高1として十分な走りだった。それでも「中盤に少しタイムが落ちてしまった」と悔しさをにじませた。

田中との“初対決”は、順位の差もあって姿をみられなかった。「田中さんは4キロをイーブンぐらいでいっていた。私もそのくらいのスタミナが必要ですし、それをキープするためのスピードも重要になると思います」。憧れの存在から刺激を受けた様子。その上で、「五輪にはやっぱり憧れがあります」と口にした。これからもその背中を追い続ける覚悟。「来年はもっとレベルアップした姿を見せられるように、この冬しっかりと練習したい」と成長を誓った。【永田淳】

◆昨年大会のドルーリーVTR 津山・鶴山中3年で岡山代表に選出されて、全国的な駅伝デビューとなった。中学生区間の3区(3キロ)に登場。38位でたすきを受けると、17人を抜いて21位に浮上。従来の記録を8秒更新する、区間新9分2秒をマークした。17人抜きは同区間歴代1位のごぼう抜きで注目を浴びた。

全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
岡山3区黒田(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー(撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

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【女子駅伝】ドルーリー朱瑛里、五島莉乃激走に「感動しました」地震発生2週間での開催にも感謝

全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

岡山のドルーリー朱瑛里(16=津山)が今大会で印象に残った場面として、石川代表の五島莉乃(26=資生堂)が1区区間賞を獲得したシーンを挙げた。

ドルーリーは2区(4キロ)で12分47秒をマークし、高校生トップの区間5位と好走。レース後の10分間の取材で大会を終えた感想を問われると、今月1日に発生した能登半島地震にふれ「震災があった中、この大会にもすごくたくさんの関係者が準備してくださった」と感謝した。

その上で「1区で石川県の選手が1位でタスキを渡しているところには感動しました」と五島の力走を回想。「いろいろな県の選手から刺激を受けた大会でした」と振り返った。

石川・金沢市出身の五島は1区(6キロ)序盤から先頭へ。18分49秒をマークし、レース後は「沿道からたくさんの方が『石川頑張れ!』と声をかけてくださって、走りながら胸がいっぱいでした。皆さんたくさんの応援、ありがとうございました」と涙を浮かべていた。

全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
岡山3区黒田(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
一斉にスタートする石川の五島莉乃(中央)ら1区の選手たち(撮影・藤尾明華)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
区間賞を獲得した左から石川1区の五島、兵庫2区の田中、静岡3区の遠藤(撮影・上田博志)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中。左端は石川の五島(撮影・上山淳一)

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【女子駅伝】ドルーリー朱瑛里「五輪はやっぱり憧れ」田中希実の激走に「私もスタミナが必要」

岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

岡山のドルーリー朱瑛里(16=津山)は、2区(4キロ)を12分47秒の区間5位と力走した。

大学生や実業団選手も出走した中、高校生トップのタイムをマークしたが「調子も良かったんですけど、レースでは力を出し切れませんでした。1人1人を追いかけて、走りの流れに乗っていけばと思ったが、後半がいまいちでした」と悔しさを募らせた。

同区間では、かねて「憧れ」と語ってきた兵庫の田中希実(24=ニューバランス)も出走。19人抜きで12分11秒をマークし、区間賞を獲得した。「田中さんは今回の走りを見ても、4キロをイーブンくらいでいっていた。私もそのくらいのスタミナが必要ですし、それをキープするためのスピードももっともっと必要になると思う」。日本の女子中長距離界をけん引する8歳先輩の姿を、自分自身と重ね合わせた。

「五輪はやっぱり憧れがあります」とドルーリー。将来に思いをはせつつ、「もっとレベルアップした姿を見せられるよう、この冬しっかりと練習して、また良い結果を残せるように頑張りたいです」と引き締まった表情で意気込んだ。

2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)
2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)
2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)
2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)
開会式に臨む選手たち(撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

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【女子駅伝】田中希実がドルーリー朱瑛里へ温かなメッセージ「楽しいと思いながら、長く続けて」

全国都道府県対抗女子駅伝で兵庫2区の田中(右)は3区の藤田にたすきをつなぐ(撮影・上山淳一)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、8歳後輩のドルーリー朱瑛里(16=津山高)へ温かなメッセージを送った。

田中は2区(4・0キロ)で12分11秒をマークし、区間賞を獲得。驚異の19人抜きの激走を見せた。

同区間では岡山のドルーリーも出走。高校生トップとなる12分47秒で区間5位と好走した。田中はレース後のダウン中にドルーリーと言葉を交わしたという。

「何度か兵庫県までレースに応援に来てくれていたこともあって、そのお礼を(伝えました)。私と一緒に山本有真選手と牛(佳慧)選手もいたんですけど、3人ともに憧れていて、『私も追いかけたいです』という言葉ももらって、逆にシニア3人とも元気をもらいました」

ドルーリーは前回大会で3区区間賞を樹立。田中も小野南中3年時だった15年大会で8区区間賞を獲得しており、境遇が重なる点もある。「私が中学生の時に区間賞を取った時はドルーリーさんほど注目されなかったが、メディアの取り上げ方でしんどい気持ちがあると思う。ただ、だからこそ伸び伸びと陸上を楽しいと思いながら、長く続けてほしいです」と8つ年下の後輩を思いやった。

全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
力走する2区の田中希実(撮影・上山淳一)
表彰式を終え、笑顔で言葉を交わす田中(中央)(撮影・藤尾明華)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中希実。左端は石川の五島莉乃(撮影・上山淳一)
岡山3区黒田(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)

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【女子駅伝】19人抜き2区区間賞の田中希実「都道府県は向いてないと思ってた」/主な一問一答

第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

昨夏の世界選手権5000メートル8位入賞の兵庫田中希実(24)が、2区(4・0キロ)で驚異の19人抜きの激走を見せた。

20位でタスキを受けると、3キロ手前で首位へ。従来の区間記録にあと4秒に迫る12分11秒で区間賞を獲得し、兵庫の7位入賞に貢献した。全国都道府県対抗駅伝では、小野南中3年時だった15年大会以来の区間賞となった。

主な一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-レースを振り返って

「区間賞を意識はしていたが、都道府県駅伝は空回ってしまうことが多い。あまりタイムや順位を気にしすぎず、もらったところでどういう走りができるかを意識していました」

-どのような走りを意識しましたか

「あの位置だったら先頭を狙えない位置ではないと思ったので。順位は後ろのほうではあったんですけど、(1区の永長が)集団の中で粘ってくれたので、抜いていきやすかったです。そのおかげで私もタイムが出たと思います」

-19人抜きとなりました

「駅伝のごぼう抜きが好きじゃないというか、もらった位置によって変わることなのでこだわりはなかったんですけど。でも初めて、いっぱい抜くという経験ができて楽しかったです」

-中学生以来の区間賞となりました

「それがすごく感慨深い感じです。自分は都道府県は向いてないと思っていたので、今回もダメだったら本当にダメと思っていました(笑い)。今回でちゃんと区間賞を取ることができたのは、来年以降に吹っ切れるきっかけになりました」

-同じ2区を走ったドルーリー朱瑛里選手(岡山)とは話をしましたか

「レース前は話せなかったんですけど、サブトラックでダウン中に会って、そこでゆっくり話すことはできました。何度か兵庫県までレースに応援に来てくれていたこともあって、そのお礼を。私と一緒に山本有真選手とか、牛(佳慧)選手もいたんですけど、3人ともに憧れていて、『私も追いかけたいです』という言葉ももらって、逆にシニア3人とも元気をもらいました」

-ドルーリー選手は注目が集まりますが、先輩としてメッセージはありますか

「私が中学生の時に区間賞を取った時はドルーリーさんほど注目されなかったので。すごくメディアの取り上げ方でしんどい気持ちがあると思います。ただ、だからこそ、伸び伸びと陸上を楽しいと思いながら、長く続けてほしいです」

2区を走る兵庫・田中希実(撮影・上田博志)
大会を前に、記念撮影する兵庫県チームの田中希実(後列左から2人目)ら(撮影・上山淳一)
大会を前に、記念撮影する兵庫県チームの田中希実(後列左から4人目)ら(撮影・上山淳一)
大会を前に、記念撮影する兵庫県チームの田中希実(中央)ら(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中希実。左端は石川の五島莉乃(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
表彰式を終え、笑顔で言葉を交わす田中(中央)(撮影・藤尾明華)
全国都道府県対抗女子駅伝で兵庫2区の田中(右)は3区の藤田にたすきをつなぐ(撮影・上山淳一)
力走する2区の田中希実(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
2区を走る兵庫・田中希実(撮影・上田博志)
第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)
開会式に臨む選手たち(撮影・上山淳一)
開会式に臨む兵庫県チームの田中希実(中央)(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

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【女子駅伝】パリ五輪マラソン代表の鈴木優花、7人抜き快走「後輩がキラキラした目で迎えて」

鈴木優花(2023年10月15日撮影)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

今夏のパリオリンピック(五輪)女子マラソン代表の鈴木優花(24=第一生命グループ)が7人抜きの快走をみせた。

アンカー区間の9区(10キロ)で出走し、区間10位となる32分41秒(速報値)をマーク。チーム順位を32位に押し上げ、「調子が上がらない中でのレースだったが、追い込むことができた。後輩たちがすごくキラキラした目で迎えてくれたので、私もこのチームのために頑張りたいと思った」とうなずいた。

鈴木は秋田・大曲高から大東文化大へ進学し、22年4月に第一生命グループへ入社。昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で女子1位となり、パリ五輪代表に内定した。夏に控える大一番へ「まずはスピードを磨いていきたい。ここで感じた応援やたくさんの支えがあって走らせていただいているありがたい気持ちを、パリ五輪につなげていきたい」と見据えた。

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【女子駅伝】マラソン日本歴代2位新谷仁美、アンカー区間で6人抜き 区間5位で東京は12位

12位でゴールテープを切る東京アンカーの新谷仁美(撮影・藤尾明華)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

女子マラソン日本歴代2位で東京代表の新谷仁美(積水化学)が6人抜きの快走をみせた。9区で(10キロ)を32分19秒(速報値)をマークし、区間5位となった。

4年ぶりにアンカー区間を務めた。18位でタスキを受けると、淡々とペースを刻んだ。赤色に染めた髪の毛で都大路を駆けた。チームは12位(2時間19分42秒)だった。

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【女子駅伝】宮城、29年ぶり2度目の優勝!最終9区逆転の小海遥「絶対に優勝できる」と力走

優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海遙(撮影・藤尾明華)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

宮城代表がアンカー区間で逆転し、29年ぶり2度目の優勝を飾った。2時間16分30秒(速報値)で1995年以来の頂点に立った。

最終9区で小海遥(第一生命グループ)が首位の兵庫と9秒差でタスキを受けると、徐々に前との差を詰めた。6・3キロ地点で追い抜くと、そのまま差を広げた。

小海は「優勝を目指していたので、絶対に優勝できるところでいこうと思っていた。優勝できるところを探りながら走っていました」と振り返った。

1区の細川あおい(仙台育英)が9位でスタートを切ると、2区で5位へ浮上。その後も上位でレースを進め、4区の佐々木梨七(積水化学)、6区の橘山莉乃(仙台育英)がともに区間2位と好走した。

8区では男乕(おのとら)結衣(五城)が区間賞の力走。首位との差を一気に縮めた。アンカー小海も「こんなに詰めてきてくれると思わなかったので、自分も頑張らないといけないと思った」と力に変えた。

兵庫は2区で田中希実(ニューバランス)が19人抜きの激走で区間賞を獲得し、首位でタスキをつないだが、最終区で逆転を許した。岡山のドルーリー朱瑛里(16=津山高)は12分47秒で2区区間5位と好走。サッカー日本代表MF久保建英といとこの関係にあたる大阪の久保凛(東大阪大敬愛)は7区で区間6位だった。

優勝し、胴上げされる宮城の佐藤監督(撮影・藤尾明華
優勝し、胴上げされる宮城の佐藤広樹監督(撮影・藤尾明華)
優勝し、笑顔でジャンプする宮城の選手たち(撮影・藤尾明華)
優勝し、笑顔を見せる宮城の選手たち(撮影・藤尾明華)
優勝し、笑顔を見せる宮城の選手たち(撮影・藤尾明華)

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【都道府県対抗女子駅伝】田中希実は19人抜き区間賞 宮城が29年ぶり2度目のV/詳細

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42.195キロ)◇47チーム

宮城代表がアンカー区間で逆転し、29年ぶり2度目の優勝を2時間16分30秒で飾った。

最終9区で小海遥(第一生命グループ)が首位の兵庫と9秒差でタスキを受けると、徐々にトップとの差を詰めた。6・3キロ地点で追い抜くと、そのまま差を広げた。

兵庫は2区で田中希実(ニューバランス)が19人抜きの激走で区間賞を獲得し、首位でタスキをつないだが、最終区で逆転を許した。岡山のドルーリー朱瑛里(16=津山高)は12分47秒で2区で区間5位と好走。サッカー日本代表MF久保建英といとこの関係にあたる大阪の久保凛(東大阪大敬愛)は7区で区間6位だった。

優勝し、笑顔でジャンプする宮城の選手たち(撮影・藤尾明華)

優勝し、胴上げされる宮城の佐藤広樹監督(撮影・藤尾明華)

■■ 最終順位 ■■

(1)宮 城 2時間16分30秒

(2)京 都 +20秒

(3)広 島 +53秒

(4)千 葉 +55秒

(5)神奈川 +1分04秒

(6)大 阪 +1分04秒

(7)兵 庫 +1分25秒

(8)福 岡 +2分15秒

 ↑ここまで入賞↑

(9)群 馬 +2分23秒

(10)鹿児島 +2分32秒

(11)長 野 +2分52秒

(12)東 京 +3分12秒

(13)熊 本 +3分17秒

(14)岡 山 +3分33秒

(15)埼 玉 +3分39秒

(16)徳 島 +3分43秒

(17)静 岡 +3分59秒

(18)福 島 +4分16秒

(19)愛 知 +4分25秒

(20)長 崎 +4分54秒

(21)高 知 +5分12秒

(22)愛 媛 +5分20秒

(23)茨 城 +5分40秒

(24)岩 手 +5分44秒

(25)滋 賀 +5分46秒

(26)宮 崎 +5分58秒

(27)大 分 +6分21秒

(28)栃 木 +6分22秒

(29)新 潟 +7分24秒

(30)和歌山 +7分34秒

(31)青 森 +7分38秒

(32)秋 田 +7分44秒

(33)山 口 +8分11秒

(34)山 形 +8分12秒

(35)福 井 +8分14秒

(36)岐 阜 +8分42秒

(37)鳥 取 +9分02秒

(38)三 重 +9分24秒

(39)佐 賀 +9分31秒

(40)北海道 +9分33秒

(41)奈 良 +9分57秒

(42)島 根 +10分10秒

(43)石 川 +11分25秒

(44)山 梨 +12分28秒

(45)富 山 +13分06秒

(46)沖 縄 +13分46秒

(47)香 川 +14分08秒

優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海遙(撮影・藤尾明華)

優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海遙(撮影・藤尾明華)

優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海(撮影・藤尾明華)

優勝のゴールし笑顔を見せる宮城アンカーの小海遙(撮影・藤尾明華)

2位でゴールテープを切る京都アンカーの川村楓(撮影・藤尾明華)

区間賞

  県名・選手タイム
1区石川・五島莉乃18分49秒 
2区兵庫・田中希実12分11秒 
3区静岡・遠藤蒼依09分16秒 
4区福島・鈴木 葵12分51秒 
5区千葉・山崎りさ12分45秒※
兵庫・池野絵莉12分52秒※
6区岡山・谷本観月13分06秒 
7区京都・太田咲雪12分31秒 
8区宮城・男乕結衣09分41秒 
9区京都・川村 楓31分41秒 

※は区間新

「未来くん賞」と「区間賞」を受賞した宮城の男乕結衣(撮影・上山淳一)

区間賞の表彰を受ける兵庫の田中。左端は石川の五島(撮影・上山淳一)

区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)

区間賞の表彰を受ける静岡の遠藤。左は兵庫の田中(撮影・上山淳一)

◆レース経過  ※タイムは速報値

1区 6キロ (たけびしスタジアム京都~衣笠校前)

クイーンズ駅伝1区区間賞の石川・五島莉乃、全国高校女子駅伝1区区間賞の大分・奥本菜瑠海らが走る

◆スタート 天候は晴れ、気温7度、湿度61%、東南の風1メートル。午後0時30分に号砲、47チームが一斉にスタートした。大分・奥本菜瑠海が首位で競技場を出る

一斉にスタートする選手たち(撮影・藤尾明華)

一斉にスタートする石川の五島莉乃(中央)ら1区の選手たち(撮影・藤尾明華)

一斉にスタートする選手たち(撮影・藤尾明華)

◆0・8キロ 石川が大分を抜き首位浮上

◆1キロ 3分07秒。石川、大分、鳥取の3チームが抜け出す

◆1・5キロ 石川・五島莉乃が抜け出し単独首位に

◆2・3キロ 石川・五島が快走、後続の大分、鳥取に8秒ほどの差

◆中間点 石川・五島が9分15秒で通過。18秒差で鳥取、大分が追う。後方の4位集団は首位と25秒差

◆4キロ 鳥取、大分が集団に吸収される

◆5キロ 残り1キロ。石川・五島が快走。2位集団は千葉がけん引

◆第1中継所 石川がトップでタスキリレー。35秒差で千葉、36秒差で熊本がタスキをつなぐ。兵庫・田中希実は20位から、岡山・ドルーリー朱瑛里27位から前を追う

(1)石 川 18分49秒

(2)千 葉 +35秒

(3)熊 本 +36秒

(4)大 阪 +37秒

(5)愛 媛 +38秒

2区 4キロ (衣笠校前~烏丸鞍馬口)

1000、1500、3000、5000メートルで日本記録を持っている兵庫・田中希実と17人抜きで前回3区区間賞の岡山・ドルーリー朱瑛里が初対決。前回6区区間賞の神奈川・近藤希美らも走るエース区間

◆1キロ 首位の石川を千葉、熊本が追う

◆2キロ 兵庫・田中希実が15人抜きで5位浮上。岡山・ドルーリー朱瑛里は20位ほどに浮上

◆2・5キロ 兵庫・田中希実が19人抜きで首位浮上!

◆第2中継所 兵庫・田中希実がトップで中学生にタスキリレー、田中は19人抜きも09年小林祐梨子の区間記録に4秒届かなかった。14秒差で千葉、16秒差で熊本がタスキをつないだ。岡山・ドルーリー朱瑛里は8人抜きで19位

2区を走る兵庫・田中希実(撮影・上田博志)

第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)

庫3区藤田莉沙(手前右)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)

庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)

庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)

2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)

2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)

2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)

2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)

岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)

力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

(1)兵 庫 31分59秒

(2)千 葉 +14秒

(3)熊 本 +16秒

(4)宮 崎 +23秒

(5)宮 城 +25秒

3区 3キロ (烏丸鞍馬口~丸太町河原町) ※中学生区間

◆1キロ 兵庫が快走、2位千葉に20秒差をつける

◆2キロ 兵庫が安定した走り、静岡が追い上げてきた

◆第3中継所 兵庫がトップでタスキリレー。8秒差で静岡、22秒差で神奈川がタスキをつなぐ

(1)兵 庫 41分42秒

(2)静 岡 +08秒

(3)神奈川 +22秒

(4)千 葉 +26秒

(5)群 馬 +33秒

4区 4キロ (丸太町河原町~北白川山田町)

全国高校女子駅伝で1区2位の京都・山本釉未が走る

◆1・2キロ 静岡が兵庫を抜き首位浮上

◆2・2キロ 静岡と2位兵庫の差が2秒ほどに広がる。3位神奈川と千葉が必死に前を追う

◆2・7キロ 兵庫が静岡を抜き返し首位

◆3キロ 兵庫がスパート静岡を引き離す

◆第4中継所 兵庫がトップでタスキリレー。静岡、神奈川、千葉がほとんど差なくタスキをつないだ

(1)兵 庫 55分02秒

(2)静 岡 +07秒

(3)神奈川 +10秒

(4)千 葉 +10秒

(5)宮 城 +20秒

5区 4.1075キロ (北白川山田町~国立京都国際会館前)

◆1キロ 首位の兵庫を4位から抜け出した千葉が追う

◆2・2キロ 宮城が4位に浮上

◆3キロ 千葉が兵庫に追い付く

◆3・7キロ 兵庫、千葉がスパート

◆第5中継所 兵庫が区間新の走り、トップでタスキリレー。3秒差の千葉も区間新の走りでタスキをつないだ。40秒ほどの差で広島、宮城、神奈川が続いた

(1)兵 庫 1時間07分54秒

(2)千 葉 +03秒

(3)広 島 +43秒

(4)宮 城 +44秒

(5)神奈川 +44秒

6区 4.0875キロ (国立京都国際会館前~北白川別当町)

◆1・5キロ 兵庫が首位快走、千葉との差を広げる

◆3キロ 3位集団の宮城と神奈川が並んで前を追う

◆第6中継所 兵庫がトップでタスキリレー。19秒差で千葉がタスキをつないだ。大阪が5位に上げてきた

(1)兵 庫 1時間21分10秒

(2)千 葉 +19秒

(3)宮 城 +40秒

(4)神奈川 +41秒

(5)大 阪 +52秒

7区 4キロ (北白川別当町~丸太町寺町)

サッカー日本代表MF久保建英のいとこで、高校総体女子800メートルVの大阪・久保凜が登場

◆2キロ 首位兵庫と2位千葉の差は21秒ほどと少し広がる

◆3キロ 首位兵庫と2位千葉の差がさらに広がる

◆第7中継所 兵庫が安定した走り、トップで中学生にタスキリレー。24秒差で千葉がタスキをつないだ

(1)兵 庫 1時間33分55秒

(2)千 葉 +24秒

(3)宮 城 +47秒

(4)神奈川 +50秒

(5)大 阪 +56秒

8区 3キロ (丸太町寺町~烏丸紫明) ※中学生区間

◆1・5キロ 千葉がペースを上げ兵庫を追う。宮城が単独3位、大阪、京都が4位集団

◆2・1キロ 宮城が千葉を抜き2位浮上

◆2・7キロ 首位兵庫と宮城の差が8秒ほどに

◆第8中継所 兵庫がトップでタスキリレー。9秒差で宮城がタスキをつないだ。大阪、神奈川、千葉が並んでアンカーにつなぐ。東京は18位で新谷仁美に秋田は39位で鈴木優花にタスキを託した

(1)兵 庫 1時間44分14秒

(2)宮 城 +09秒

(3)神奈川 +35秒

(4)千 葉 +35秒

(5)大 阪 +35秒

9区 10キロ (烏丸紫明~たけびしスタジアム京都)

MGC優勝でパリ五輪内定の秋田・鈴木優花、10000メートル日本記録保持者でマラソン日本女子歴代2位の東京・新谷仁美、前回1区区間賞の宮城・小海遥らがアンカー勝負

◆1キロ 兵庫・太田琴菜を宮城・小海遥が追う

◆2・8キロ 宮城・小海が兵庫・太田に追い付く

◆3・5キロ 京都が大阪を抜き5位浮上

◆4キロ 京都・川村楓が千葉、神奈川を抜いて3位浮上

◆4・8キロ 兵庫・太田と3位の京都・川村の差は10秒ほどに

◆中間点 首位兵庫、1秒差で宮城、6秒差で京都、7秒差で千葉、11秒差で神奈川が続く

◆5・2キロ 宮城が兵庫を抜き首位浮上

◆5・7キロ 京都が兵庫を抜き2位浮上

◆7・7キロ 首位宮城と2位京都の差は6秒ほど

◆8キロ 3位千葉、4位に広島、神奈川。大阪はやや遅れる

◆9キロ 残り1キロ。宮城・小海がスピードアップ、2位京都との差は10秒ほどに

◆フィニッシュ 宮城・小海がトップで競技場に帰ってきた。宮城が2時間16分30秒で29年ぶりの頂点。2位に京都、最後に逆転した広島が3位、4位千葉、5位神奈川。

(1)宮 城 2時間16分30秒

(2)京 都 +20秒

(3)広 島 +53秒

(4)千 葉 +55秒

(5)神奈川 +1分04秒

■見どころ 昨年、驚異の17人抜きで注目を集めた、岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)は2区(4キロ)にエントリー。1000、1500、3000、5000メートルで日本記録を持っている兵庫代表の田中希実(ニューバランス)と“初対決”に注目が集まる。サッカー日本代表MF久保建英のいとこで、高校総体女子800メートルを制した久保凜(東大阪大敬愛)は、大阪7区で出場。昨年1月のヒューストンマラソン(米国)で日本女子歴代2位の2時間19分24秒を記録した新谷仁美(東京=積水化学)、MGCで1位となりパリ五輪内定を決めた鈴木優花(秋田=第一生命G)は9区でエントリーしている。

開会式に臨む選手たち(撮影・上山淳一)

大会を前に、記念撮影する兵庫県チームの田中希実(後列左から2人目)ら(撮影・上山淳一)

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【都道府県対抗女子駅伝】個人成績一覧 注目2区は田中希実が区間賞、ドルーリー朱瑛里5位

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42.195キロ)◇47チーム

全国都道府県対抗女子駅伝は宮城代表がアンカー区間で逆転し、29年ぶり2度目の優勝を飾った。

出場47チーム、全9区間の個人成績は以下の通り。(タイムは速報値。※は区間新記録)

1区 6キロ (たけびしスタジアム京都~衣笠校前)

順位選手チームタイム
1五島莉乃石川18分49秒
2田浦英理歌千葉19分24秒
3酒井美玖熊本19分25秒
4大森菜月大阪19分26秒
5中村優希愛媛19分27秒
6牛佳慧静岡19分28秒
7樺沢和佳奈群馬19分29秒
8下田平渚宮崎19分31秒
9細川あおい宮城19分32秒
10森智香子長崎19分34秒
11三原梓京都19分34秒
12西谷沙綾徳島19分36秒
13飛田凜香滋賀19分37秒
14信櫻空神奈川19分37秒
15名和夏乃子長野19分38秒
16兼友良夏広島19分39秒
17田村紀薫茨城19分43秒
18山田桃愛埼玉19分46秒
19野田真理耶福岡19分48秒
20永長里緒兵庫19分48秒
21真也加ジェルーシャ有里鳥取19分49秒
22西川真由奈良19分49秒
23奥本菜瑠海大分19分50秒
24柳樂あずみ富山19分53秒
25湯田和未福島19分56秒
26橋本和叶新潟20分01秒
27西村美月岡山20分07秒
28穗岐山芽衣高知20分09秒
29瀬木彩花岐阜20分11秒
30瀬戸口凜鹿児島20分12秒
31對馬千紘青森20分12秒
32宮崎彩湖和歌山20分19秒
33鈴木樺連岩手20分19秒
34松本実咲福井20分21秒
35坂本奈穂北海道20分29秒
36加藤美咲島根20分37秒
37藤田正由加秋田20分38秒
38大久保菜々佐賀20分40秒
39山田未唯栃木20分40秒
40加藤綾華三重20分41秒
41長澤日桜里山形20分45秒
42石松空山口21分01秒
43木村友香東京21分03秒
44飯島理子山梨21分15秒
45藤田あい愛知21分19秒
46大西由菜香川21分36秒
47親川杏花沖縄21分36秒

一斉にスタートする石川の五島莉乃(中央)ら1区の選手たち(撮影・藤尾明華)

2区 4キロ (衣笠校前~烏丸鞍馬口)

順位選手チームタイム
1田中希実兵庫12分11秒
2山本有真愛知12分35秒
3小暮真緒埼玉12分41秒
4保坂晴子東京12分43秒
5ドルーリー朱瑛里岡山12分47秒
6村上美優千葉12分49秒
6竹原さくら広島12分49秒
8林田美咲熊本12分50秒
9田﨑優理宮崎12分51秒
9近藤希美神奈川12分51秒
11壁谷衿奈宮城12分52秒
12蔦野萌々香長崎12分57秒
13村松灯京都13分00秒
14窪田舞長野13分01秒
14野口紗喜音鹿児島13分01秒
14髙橋優菜岩手13分01秒
17松岡美来愛媛13分05秒
18兼子心晴静岡13分06秒
19金森詩絵菜福岡13分08秒
20片貝洋美群馬13分10秒
20杉山明沙滋賀13分10秒
20村山愛美沙新潟13分10秒
23戎井那奈徳島13分12秒
24柏倉四季山形13分13秒
25白木ひなの高知13分15秒
26中島紗弥大阪13分16秒
27松本瑠莉栃木13分22秒
28平尾暁絵福島13分24秒
29松本明莉大分13分25秒
30今絵里南青森13分26秒
31神田青葉山口13分28秒
32佐々木芽衣茨城13分30秒
33折田優希和歌山13分34秒
34宇納杏莉岐阜13分35秒
34前田穂乃香佐賀13分35秒
36伊藤愛夏秋田13分36秒
37宮川陽福井13分39秒
38吉田彩心北海道13分40秒
38澤井風月三重13分40秒
40古賀華実山梨13分43秒
41猿見田裕香石川13分50秒
42本田琴弓島根13分52秒
43江洲桃沖縄13分54秒
43杉村実優香川13分54秒
45日影柚月富山13分55秒
46矢吹美宙鳥取14分20秒
47橋本優菜奈良14分58秒

第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)

2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)

3区 3キロ (烏丸鞍馬口~丸太町河原町)※中学生区間

順位選手チームタイム
1遠藤蒼依静岡9分16秒
2立石里央菜徳島9分34秒
3井上穂奏神奈川9分36秒
3藤澤心々群馬9分36秒
3福本真生滋賀9分36秒
6尾﨑一樺奈良9分39秒
7井上佳奈山形9分40秒
8藤田莉沙兵庫9分43秒
8瀬戸口恋空鹿児島9分43秒
10川上南海長野9分44秒
11長島彩音栃木9分45秒
12藤井柑奈広島9分48秒
13長森結愛富山9分49秒
14近藤楓香愛媛9分50秒
15村井和果大阪9分51秒
16菊池恵愛岩手9分52秒
17丹野星愛福島9分53秒
18林楓夏宮城9分54秒
19石川未遥千葉9分55秒
20田中優奈新潟9分56秒
20達川世奈山口9分56秒
22黒田六花岡山9分57秒
23齊藤優空埼玉10分00秒
24木下彩英京都10分02秒
24一兜咲子東京10分02秒
26渡邉真瑚愛知10分07秒
27松山悠南熊本10分10秒
27菅陽万里茨城10分10秒
27野原理世岐阜10分10秒
30瀬戸山実桜宮崎10分12秒
30宮本さくら長崎10分12秒
32今井玲那石川10分13秒
33天内星来青森10分14秒
34大﨑美希山梨10分15秒
35山本美伶福岡10分16秒
36穗岐山実結高知10分17秒
37長谷川莉都三重10分18秒
38大塚結衣福井10分21秒
39石田萌愛菜秋田10分22秒
40利光愛理大分10分23秒
41緒方みのり佐賀10分31秒
42宇都宮桃奈北海道10分33秒
43風爐田美月鳥取10分40秒
44城間千空沖縄10分44秒
45長濵乃彩和歌山10分51秒
46小林由依香川10分52秒
47大濵歩花島根10分56秒

4区 4キロ (丸太町河原町~北白川山田町)

順位選手チームタイム
1鈴木葵福島12分51秒
2鷲見梓沙千葉13分04秒
2佐々木梨七宮城13分04秒
2西出優月大阪13分04秒
5増渕祐香東京13分07秒
6西山未奈美神奈川13分08秒
6古川結美鹿児島13分08秒
8松下菜摘岡山13分11秒
8武田胡春福岡13分11秒
10棚池穂乃香滋賀13分13秒
11山本釉未京都13分14秒
12酒井想徳島13分17秒
13齋藤みう静岡13分19秒
13石川桜子愛知13分19秒
15石松愛朱加兵庫13分20秒
16尾方唯莉熊本13分22秒
17松田杏奈高知13分23秒
18江口美咲広島13分24秒
18安部実伽子大分13分24秒
20座間栞埼玉13分26秒
20北原芽依長崎13分26秒
22小井戸涼茨城13分27秒
23土田佳奈新潟13分30秒
24政田愛梨鳥取13分36秒
25村上愛華長野13分38秒
26松井晶愛媛13分40秒
27垣内瑞希三重13分43秒
28清水りの群馬13分45秒
28菅原心菜宮崎13分45秒
28髙木咲良佐賀13分45秒
31兼重志帆山口13分46秒
31小松蒼秋田13分46秒
33中野芽衣北海道13分48秒
34粕谷雫栃木13分50秒
34岡村帆帆子奈良13分50秒
36角舘音緒岩手13分59秒
37田中愛友里青森14分00秒
37堀結葉福井14分00秒
39本間香山形14分01秒
40大川菜々美和歌山14分02秒
41弓木咲來香川14分03秒
42佐渡山真雅沖縄14分05秒
43示野悠奈石川14分24秒
44杉浦さくら岐阜14分25秒
45川越愛実山梨14分33秒
46石田萌笑島根14分34秒
47柴田美冴富山14分54秒

5区 4.1075キロ (北白川山田町~国立京都国際会館前)

順位選手チームタイム
1山﨑りさ千葉12分45秒※
2池野絵莉兵庫12分52秒※
3森安桃風広島12分57秒
4塚本夕藍大阪13分05秒
5芦田和佳京都13分09秒
6長岡みさき宮城13分16秒
6福山若奈埼玉13分16秒
8古木愛莉熊本13分19秒
8臼井瑠花東京13分19秒
10下森美咲福岡13分22秒
11田畑陽菜長野13分24秒
12勝呂遥香神奈川13分26秒
12黒神璃菜鹿児島13分26秒
14火山華愛知13分28秒
14山本明日香和歌山13分28秒
16谷渕結夏高知13分30秒
17山田桃子福島13分33秒
18竜田そら徳島13分35秒
19大村英美長崎13分37秒
20益塚稀北海道13分38秒
21上柳凜宮崎13分39秒
22山田愛群馬13分40秒
23二羽杏美香川13分42秒
24日隈彩美大分13分44秒
25小松めい山形13分49秒
26鈴木凜皇茨城13分54秒
26藤原唯奈栃木13分54秒
28平藤楠菜岩手13分55秒
28中村愛莉福井13分55秒
28加藤萌岐阜13分55秒
31沖村美夏愛媛13分56秒
32森山紗仁美島根13分57秒
33南條愛歩岡山14分01秒
34藤田友里恵山口14分02秒
35伊波澪沖縄14分03秒
36對馬万歩青森14分05秒
37大谷芽以静岡14分09秒
37岡本藍里奈良14分09秒
37古澤由奈佐賀14分09秒
40清水杏夏新潟14分11秒
41山中彩愛滋賀14分13秒
42新山愛乃秋田14分18秒
43土屋愛佳山梨14分27秒
44新開月渚三重14分31秒
45辻本ひまり石川14分34秒
45宮垣葵鳥取14分34秒
47原舞子富山14分49秒

5区でトップを争う千葉・山崎りさ(右)と兵庫・池野絵莉。ともに区間新記録を出した(代表撮影)

6区 4.0875キロ (国立京都国際会館前~北白川別当町)

順位選手チームタイム
1谷本観月岡山13分06秒
2橘山莉乃宮城13分12秒
3金子陽向神奈川13分13秒
4杉永美空兵庫13分16秒
5白川朝陽大阪13分20秒
5澤田結弥静岡13分20秒
7池田悠音京都13分21秒
8岩崎麻知子福島13分25秒
8鈴木美海東京13分25秒
10山田依茉広島13分30秒
10長濱心咲埼玉13分30秒
12髙瀬詩織長崎13分31秒
13今西紗世千葉13分32秒
14吉村唯岐阜13分35秒
15真柴愛里長野13分36秒
15小倉陽菜鹿児島13分36秒
15杉森由萌群馬13分36秒
15中美姫咲青森13分36秒
19野村通子愛知13分38秒
20寺木みのり新潟13分40秒
21松谷里緒徳島13分41秒
21御﨑舞福岡13分41秒
21片山乙葉宮崎13分41秒
21山口あずさ栃木13分41秒
25久保瑚都和歌山13分48秒
26平方杏奈熊本13分50秒
27安喜梨花高知13分54秒
27山本望結北海道13分54秒
29白木美樹岩手13分58秒
30佐藤鳳羽福井14分00秒
30鈴木彩花秋田14分00秒
32渡邊歩花奈良14分05秒
33萩原こころ大分14分10秒
34前野美優香川14分13秒
35荒木結心山形14分14秒
36大原瑚子滋賀14分16秒
36神奈川心菜茨城14分16秒
38橋口純怜佐賀14分17秒
39磯﨑あゆみ山口14分18秒
40須山沙奈三重14分28秒
40嘉藤杏島根14分28秒
42上岡紗代愛媛14分37秒
43風爐田夏希鳥取14分39秒
44中島想山梨14分40秒
44仲村奈穂沖縄14分40秒
46中島喜愛石川14分52秒
47佐渡結月富山15分59秒

7区 4キロ (北白川別当町~丸太町寺町)

順位選手チームタイム
1太田咲雪京都12分31秒
2宮原なな佳福岡12分37秒
3塩﨑彩理兵庫12分45秒
4前田彩花愛知12分47秒
5高橋美月広島12分48秒
6久保凛大阪12分49秒
7石川舞桜千葉12分50秒
8力丸楓宮城12分52秒
9古田島彩神奈川12分54秒
10位田明優東京13分04秒
10水川月香彩岩手13分04秒
12中村柚音長野13分07秒
13野﨑美羽埼玉13分08秒
14山口綾佐賀13分09秒
15樋口美桜岡山13分14秒
16橋本奈津和歌山13分15秒
17鈴木結莉乃静岡13分16秒
17立花來星々青森13分16秒
17清水凜福井13分16秒
20堂園心花鹿児島13分19秒
21深澤雫月栃木13分21秒
22西松美樹高知13分22秒
23佐藤美空福島13分24秒
23木村真桜茨城13分24秒
25山本祐希愛媛13分25秒
26清水愛実群馬13分27秒
27山田優花新潟13分28秒
28藤戸華大分13分31秒
28篠田心晴岐阜13分31秒
30糸瀬陽菜長崎13分34秒
31嶋田晴日熊本13分36秒
32伊藤芽衣山形13分42秒
32富岡一咲山口13分42秒
34丸山琴音北海道13分44秒
35渡部鈴夏島根13分46秒
36小川真生三重13分47秒
36具志堅佑奈沖縄13分47秒
38峯下優華徳島13分52秒
39梅本温加奈良13分54秒
40林千遥鳥取13分57秒
41村田楓心石川14分06秒
41西本佑菜山梨14分06秒
43中村咲愛秋田14分07秒
44石川美沙希宮崎14分08秒
45森谷心美滋賀14分10秒
46石谷亜由香川14分14秒
47高倉亜子富山14分40秒

レース後、健闘をたたえ合うサッカー日本代表久保建英のいとこ久保凜(右)と遠藤蒼依(撮影・上田博志)

8区 3キロ (丸太町寺町~烏丸紫明)※中学生区間

順位選手チームタイム
1男乕結衣宮城9分41秒
2稲井円花群馬9分57秒
3田谷玲大阪9分58秒
4石原万結岡山10分01秒
5村松帆乃美神奈川10分04秒
5橘のん鹿児島10分04秒
7三宅凜広島10分05秒
8塩﨑瑞希愛媛10分13秒
9河本咲恵山口10分16秒
10河合柚奈静岡10分17秒
11山本留衣京都10分18秒
12朝日小都子兵庫10分19秒
13北原風花長野10分22秒
14滝本茉心岩手10分23秒
14阿南ちはる大分10分23秒
16中村梨央奈福岡10分25秒
16西村美羽菜徳島10分25秒
16井川真央奈良10分25秒
19馬場虹羽愛知10分26秒
20宮下祥子高知10分27秒
20黒川志帆富山10分27秒
22藤田琉里滋賀10分28秒
23伊藤夏樹千葉10分30秒
24小野寺佳音福島10分31秒
25本間栞山形10分33秒
26山口ゆず熊本10分37秒
27永井そら埼玉10分39秒
28根本心海東京10分40秒
29長澤杏山梨10分42秒
30田中千晶岐阜10分43秒
31仁田美利優茨城10分44秒
31金原埜乃栃木10分44秒
31久保柑奈北海道10分44秒
34大森日花里宮崎10分46秒
34熊谷結翔秋田10分46秒
36鵜飼そよか鳥取10分48秒
37村山紗和新潟10分50秒
37塚原瑞樹香川10分50秒
39長谷川結都三重10分51秒
40山田希美佐賀10分52秒
41坂本鶴月和歌山10分53秒
42寺田小雪福井10分59秒
43中村沙耶石川11分00秒
44安永佳世長崎11分07秒
44樋口絢心島根11分07秒
46竹内倖菜青森11分08秒
47佐取明奈沖縄11分27秒

9区 10キロ (烏丸紫明~たけびしスタジアム京都)

順位選手チームタイム
1川村楓京都31分41秒
2小海遥宮城32分07秒
3筒井咲帆群馬32分13秒
4菅田雅香福岡32分17秒
5新谷仁美東京32分19秒
6谷本七星広島32分23秒
7市田美咲鹿児島32分33秒
8上杉真穂千葉32分36秒
9矢田みくに熊本32分38秒
10鈴木優花秋田32分41秒
11出水田眞紀神奈川32分45秒
11中野円花大阪32分45秒
13和田有菜長野32分52秒
14川内理江徳島33分01秒
15長島奈南茨城33分02秒
16堀尾和帆鳥取33分09秒
17逸見亜優愛知33分16秒
18加藤小雪島根33分23秒
19尾崎光高知33分25秒
20光恒悠里長崎33分26秒
21北川星瑠滋賀33分33秒
22栗原唯栃木33分35秒
23豊田由希愛媛33分37秒
24立迫志穂岡山33分39秒
25太田琴菜兵庫33分41秒
26髙橋朱穂埼玉33分43秒
26佐々木菜月岩手33分43秒
28石井寿美福島33分49秒
29鈴木杏奈和歌山33分54秒
30原田紗希宮崎33分55秒
30岩出玲亜三重33分55秒
32市原梨花大分34分01秒
33西澤果穂青森34分11秒
34西永菜津山口34分12秒
35酒井心希福井34分13秒
36依田来巳静岡34分18秒
37阿部有香里山形34分45秒
38山口遥佐賀35分03秒
39富田奈乃香岐阜35分07秒
40花野桃子新潟35分08秒
41福居紗希富山35分10秒
42飯野摩耶山梨35分17秒
43菅野杏華北海道35分33秒
44大井千鶴奈良35分38秒
45安里真梨子沖縄36分00秒
46澤井柚葉石川36分07秒
47香川莉々香川37分14秒

優勝のゴールテープを切る宮城アンカーの小海遙(撮影・藤尾明華)

12位でゴールテープを切る東京アンカーの新谷仁美(撮影・藤尾明華)

全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
力走する2区の田中希実(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で兵庫2区の田中(右)は3区の藤田にたすきをつなぐ(撮影・上山淳一)
表彰式を終え、笑顔で言葉を交わす田中(中央)(撮影・藤尾明華)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中。左端は石川の五島(撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前右)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
区間賞を獲得した左から石川1区の五島、兵庫2区の田中、静岡3区の遠藤(撮影・上田博志)
2区で19人抜きをしてトップに立つ兵庫・田中(代表撮影)

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【動くグラフ】都道府県対抗女子駅伝の順位変動

一斉にスタートする石川の五島莉乃(中央)ら1区の選手たち(撮影・藤尾明華)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42.195キロ)◇47チーム

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【女子駅伝】久保凛は12分49秒で区間6位 サッカー日本代表MF久保建英いとこ

レース後、健闘をたたえ合うサッカー日本代表久保建英のいとこ、遠藤蒼依(左)と久保凛(撮影・上田博志)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42.195キロ)◇47チーム

昨年の全国総体女子800メートルを1年生で制した久保凛(東大阪大敬愛1年)が、7区(4キロ)で12分49秒(速報値)をマークし、区間6位となった。目標としていた「12分40秒切り」にはわずかに届かなかったが、堂々たる走りでチームに貢献した。

前回大会は出身地の和歌山から出場し、3区(3キロ)でドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高1年)に次ぐ区間2位となっていた。

ただし、大阪府内の高校に進学した今年は、大阪から出場。

レース前には、前回優勝チームの一員となることに「ちょっと緊張はしています」と顔をこわばらせながらも「今の自分の全力を出し切って、次の区間の人に1秒でも早くつなげるように。大阪チームの優勝に貢献できる走りがしたい」と意気込んでいた。

これまで800メートルをメインに走ってきたが、距離については「近畿の高校の駅伝で6キロ走ってるので大丈夫」と自信はあった。

くしくもこの日は、いとこのサッカー日本代表MF久保建英も、アジアカップ(アジア杯)カタール大会初戦の日。次世代の陸上界をけん引する16歳は、大阪を背負って都大路を駆け抜けた。

久保建英(2024年1月撮影)
一斉にスタートする選手たち(撮影・藤尾明華)
一斉にスタートする選手たち(撮影・藤尾明華)

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【女子駅伝】千葉の山崎りさ8秒短縮「何が何でもチームに貢献する思いで」5区で区間新2人

一斉にスタートする選手たち(撮影・藤尾明華)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

千葉の5区(4・1075キロ)山崎りさ(21=日体大)が区間新記録をマークした。12分45秒(速報値)で走り、これまでの95年に五十嵐妙子(宮城)の出した12分53秒を上回った。

兵庫の池野絵莉(かいり、16=須磨学園高)と先頭争いを続けた山崎は「自分の区間で先頭に立って、何が何でも千葉県チームに貢献する思いで走りました」と振り返った。

首位でタスキをつないだ池野も12分52秒で区間2位ながら区間新の走りを見せた。

一斉にスタートする選手たち(撮影・藤尾明華)

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【女子駅伝】1区区間賞・石川出身の五島莉乃が涙「石川頑張れ…胸いっぱい」2位に35秒差激走

一斉にスタートする石川の五島莉乃(中央)ら1区の選手たち(撮影・藤尾明華)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

昨夏の世界選手権1万メートル代表で石川の五島莉乃(26=資生堂)が1区(6・0キロ)で区間賞を獲得した。18分49秒で2位の千葉に35秒差をつけた。

スタート地点のたけびしスタジアムから一般道へ出ると、一気に先頭へ出た。最初の1キロを3分11秒で入り、中間点でも区間記録を上回るペースで通過。その後もぐんぐん後続を突き放した。

五島は石川・金沢出身。故郷は今月1日に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた中、地元を勢いづける力走を披露した。「沿道からたくさんの方が『石川頑張れ!』と声をかけてくださって、走りながら胸がいっぱいでした。皆さんたくさんの応援、ありがとうございました」と涙。「石川県の皆さんに少しでも私たちの走りが届いているとうれしいです」と瞳を潤ませた。

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【女子駅伝】田中希実が区間賞…ドルーリー朱瑛里は高校生トップの区間5位 山本有真は区間2位

2区を走る兵庫・田中希実(撮影・上田博志)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

昨夏の世界選手権5000メートル8位入賞で兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が2区(4・0キロ)で驚異の19人抜きの激走を見せた。09年に同県の先輩にあたる小林祐梨子がマークした区間記録には4秒届かなかったが、歴代2位の好タイムをマークした。

同世界選手権5000メートル代表で愛知の山本有真(23=積水化学)は12分35秒で区間2位と力走した。

岡山のドルーリー朱瑛里(16=津山高)は12分47秒で区間5位。大学生や社会人選手も出走した中、高校生では区間最上位となるタイムをマークした。

◆2区(4・0キロ)の区間順位上位

〈1位〉田中希実(兵庫) 12分11秒

〈2位〉山本有真(愛知) 12分35秒

〈3位〉小暮真緒(埼玉) 12分41秒

〈4位〉保坂晴子(東京) 12分43秒

〈5位〉ドルーリー朱瑛里(岡山) 12分47秒

2区を走る岡山・ドルーリー朱瑛里(撮影・上田博志)
岡山3区黒田(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で2区を走る岡山・ドルーリー(撮影・上田博志)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里(撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
力走する岡山2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)
岡山3区黒田六花(手前)にたすきをつなぐ2区のドルーリー朱瑛里((撮影・上山淳一)

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【女子駅伝】田中希実19人抜きも区間記録更新逃す「やっぱり小林祐梨子さんは偉大だな」

第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

昨夏の世界選手権5000メートルで8位入賞した兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、注目の2区(4キロ)で19人抜きを演じた。

20位でタスキを受け、約2・5キロ地点で首位まで順位を上げる好走を披露。27回大会で08年北京五輪5000メートル代表の小林祐梨子が記録した区間記録(12分7秒)にはわずかに届かなかったが、「今の自分の全力を出し切っても届かなかったので、やっぱり(小林)祐梨子さんは偉大だなと思った」と振り返った。

テレビ中継の解説を務める小林氏は、この田中のコメントを受け「恐縮です。全ての記録はあっさり抜かれたが、唯一置いといてくれたのかな。(田中選手は)記録ではなく常に速くなりたいと思っている。だから伸びていく」と絶賛した。

2区を走る兵庫・田中希実(撮影・上田博志)
2008年 北京五輪陸上女子5000メートル1次予選第1組 先頭集団についていく小林祐梨子
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
力走する2区の田中希実(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で兵庫2区の田中(右)は3区の藤田にたすきをつなぐ(撮影・上山淳一)
表彰式を終え、笑顔で言葉を交わす田中(中央)(撮影・藤尾明華)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中。左端は石川の五島(撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前右)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
区間賞を獲得した左から石川1区の五島、兵庫2区の田中、静岡3区の遠藤(撮影・上田博志)
2区で19人抜きをしてトップに立つ兵庫・田中(代表撮影)

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【女子駅伝】田中希実19人抜き爆走「速すぎて笑えた」、インタビューも「佇まいが侍」と注目

庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)

<陸上:第42回全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)>◇14日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間42・195キロ)◇47チーム

昨夏の世界選手権5000メートル8位入賞の田中希実(24=兵庫)が2区(4・0キロ)で驚異の19人抜きの激走を見せた。

20位でタスキを受けると、3キロ手前で首位へ。12分11秒で区間賞を獲得し「1区の子(永長里緒)も頑張ってくれた。その力を受け、自分のところでトップに立ちたいと走りました」とうなずいた。

この爆走にはX(旧ツイッター)でファンも興奮。「異次元のスピード」「速すぎて笑えた」「20位→1位に躍り出る田中希実選手の爆走すごかった」などのコメントが相次いだ。さらに驚異的な走りをみせながらも、直後のインタビューで淡々と振り返る様子にも話題が集まり「かっこいい」「日本の陸上選手の中で一番佇まいが侍」などの投稿も見られた。

全国都道府県対抗女子駅伝で兵庫2区の田中(右)は3区の藤田にたすきをつなぐ(撮影・上山淳一)
2区を走る兵庫・田中希実(撮影・上田博志)
第2中継所の烏丸鞍馬口で兵庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実(撮影・上山淳一)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
全国都道府県対抗女子駅伝で快走する兵庫2区の田中(撮影・上田博志)
力走する2区の田中希実(撮影・上山淳一)
表彰式を終え、笑顔で言葉を交わす田中(中央)(撮影・藤尾明華)
区間賞の表彰で兵庫の田中希実(右)は石川の五島莉乃(左)と笑顔で話す(撮影・上山淳一)
区間賞の表彰を受ける兵庫の田中。左端は石川の五島(撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前右)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
庫3区藤田莉沙(手前)にたすきをつなぐ2区の田中希実((撮影・上山淳一)
区間賞を獲得した左から石川1区の五島、兵庫2区の田中、静岡3区の遠藤(撮影・上田博志)
2区で19人抜きをしてトップに立つ兵庫・田中(代表撮影)

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