日刊スポーツ

サンウルブズが1試合限定“復活”「とてもうれしい」日本代表ジョセフHC

サンウルブズが1試合限定“復活”「とてもうれしい」日本代表ジョセフHC

ジェイミー・ジョセフHC(2019年10月20日撮影)

日本ラグビー協会は6日、日本代表が6月12日に静岡・エコパスタジアムで特別編成チーム「サンウルブズ」と対戦することを発表した。

サンウルブズは、世界最高峰のスーパーラグビーの日本チームで昨年解散した。今回は、6月26日に全英&アイルランド代表ライオンズ戦を控える日本代表のために、強化試合として1試合限定で“復活”する。大久保直弥氏がヘッドコーチ(HC、45=ヤマハ発動機)を務め、チーム編成などは今月中旬以降に発表予定。

コロナ禍の影響で約1年半ぶりの実戦となる、日本代表のジェイミー・ジョセフHC(51)は「代表活動再開後初めてとなる試合をW杯の開催地だった静岡で、サンウルブズと戦えることをとてもうれしく思っています。非常に見どころの多い1戦となることは間違いありません。選手たちにご注目の上、応援よろしくお願い致します」などとコメントした。

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NTTドコモ・ペレナラ「誰もが知るトッププレーヤー」元同僚リードを警戒

NTTドコモSHのペレナラ(2021年4月25日撮影)

ラグビー・トップリーグ(TL)のNTTドコモは6日、プレーオフのトーナメント準々決勝、8日のトヨタ自動車戦(えがお健康スタジアム)のメンバーを発表し、大阪市内で公開練習を行った。

ここまでチームをリードしてきたニュージーランド代表69キャップのSH、TJ・ペレナラ(29)は、練習中もチームメートと積極的にコミュニケーションをとり、トヨタ戦に向けてチームの雰囲気をつくる。

トヨタ戦のキーポイントとして「規律をしっかりすること。トヨタはフォワードがすごく強いチームなので、ラインアウトなどのペナルティーを与えない。そのためには規律を守ることを大事にしていきたい」と語った。

トヨタのNO8、キアラン・リード(35)に対しては「誰もが知るトッププレーヤー。いい影響を与える選手なので警戒したい」と言い、オールブラックスの元チームメートに対しても強く意識する。

また、大好きだと公言しているカレー店「CoCo壱番屋」が熊本にも3店舗あると聞き、「よるごはんで たべます」と流ちょうな日本語で答え、練習場を去った。

最高成績をベスト4に塗り替えるために、ペレナラはいざ熊本に向かう。【三宅ひとみ】

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姫野和樹がSRアオテアロアの新人賞 「力の証明」へ、まだ通過点

姫野和樹(2019年4月4日撮影)

ラグビーの19年W杯日本代表でニュージーランド(NZ)のハイランダーズに期限付き移籍しているNO8姫野和樹(26=トヨタ自動車)が、スーパーラグビー(SR)アオテアロアの新人賞に輝いた。

4日、リーグ公式サイトで発表され「日本代表17キャップのFW第3列で、国際的に新人とはいえないが、NZのチームとの契約は1年目。新人とみなされている」とコメントが添えられた。

NZの5チームで争われてきたSRアオテアロア。姫野は3月26日のハリケーンズ戦でデビューを飾り、4月2日のクルセーダーズ戦で初先発した。同16日のブルーズ戦では初トライを決め、ボール争奪戦では代名詞「ジャッカル」も随所に見せていた。チームは3勝5敗で4位となったが、王国で存在感が光った。

日本でトップリーグを戦うトヨタ自動車を離れ、選んだ武者修行。姫野はかねてその意味を語ってきた。

「力の証明です。日本人としての力の証明、そして自分の力の証明。そういうところが一番得たいものだと思っています。今後、ラグビーを日本になくてはならないものにするためにも、海外で日本人が『これだけやれる』と証明できれば、もっともっと日本人の誇り、ラグビー人口(増加)にもつながる、子どもたちが夢をより持てることにつながる。現役選手にも自信をNZから発信したい。それが自分がやりたいこと、得たいことだと思います」

5月14日からはオーストラリアのSR勢との交流大会「SRトランス・タスマン」が予定されている。初戦は同日、本拠地のNZ・ダニーディンでレッズ(オーストラリア)を迎え撃つ。新人賞も通過点とし、姫野は「力の証明」を目指す。

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ラグビー桑水流裕策が現役引退表明「とても充実した幸せな競技人生」

リオデジャネイロ五輪出場権を獲得した男子7人制ラグビー日本代表の桑水流裕策主将は、カップを手にガッツポーズ(2015年11月9日撮影)

ラグビーで16年リオデジャネイロ五輪7人制日本代表主将を務めたコカ・コーラのフランカー桑水流裕策(35)が3日、現役引退を表明した。

自身のインスタグラムを更新し「このたび、ラグビー選手としてのキャリアを終えることにしました。たくさんの方々に支えられて、とても充実した、幸せな競技人生でした。感謝の気持ちでいっぱいです」などとつづった。

15人制の日本代表キャップも持つ桑水流は、東京五輪を目指して7人制の代表活動にも参加。だが、五輪は20年春に1年延期が決まり、15人制に専念していた。21年4月30日には所属するコカ・コーラが、同年限りでの廃部を発表。22年1月開幕予定となっている、新リーグの参入申請取り下げも受理されていた。

桑水流は「ミスター・セブンズ」として日本をけん引し、リオ五輪では王国ニュージーランドを撃破。4位入賞を飾るなど、数々の功績を残してきた。インスタグラムには「今後については未定ですが、より良いスポーツ環境を整える事に、自分なりにどう貢献できるかを模索中です。今後とも変わらぬご支援を頂けると幸いです」と記し、新たな道へ進んでいく。

◆桑水流裕策(くわずる・ゆうさく)1985年(昭60)10月23日、鹿児島県生まれ。鹿児島工でラグビーを始め、3年時に花園出場。福岡大2年時に7人制日本代表に初選出。リオ五輪では主将を務めた。高校、大学時代はロック、現在はフランカーもこなす。188センチ、107キロ。

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ラグビー近鉄14選手とスタッフ7人退団 豪代表ゲニア、クーパー残留予定

有水剛志ヘッドコーチ(2017年8月1日撮影)

ラグビー、トップチャレンジリーグ(トップリーグ2部相当)の近鉄は2日、すでに現役引退を表明している元日本代表SO正面健司(38)やロックのマイケル・ストーバーク(29)ら14選手、有水剛志ヘッドコーチ(47)らスタッフ7人の退団を発表した。

関係者によるとオーストラリア代表110キャップのSHウィル・ゲニア(33)、同70キャップのSOクエイド・クーパー(33)は来季も残留予定。22年1月からは新リーグが開幕予定となっており、活動規模の縮小ではないという。

今季はトップチャレンジリーグ2位通過を飾り、トップリーグのプレーオフトーナメントでは1回戦を突破。4月25日の2回戦でパナソニックに7-54で敗れ、今季日程を終えていた。

退団する14選手は以下の通り。

◆プロップ 長江有祐、石井智亮

◆フッカー 高島卓久馬、中村彰

◆ロック 山口浩平、マイケル・ストーバーク

◆ロック・フランカー ミロ・デビッド

◆フランカー 萩原寿哉

◆SH ライアン・ローレンス、住吉藍好

◆CTB タウモエペアウ・シリベヌシィ、パスカル・ダン

◆SO・FB 正面健司

◆FB アンドリース・クッツェー

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クレルモン松島フル出場、先制トライで勝利導く

ラグビーのフランス1部リーグ、クレルモンのFB松島幸太朗は1日、フランスのクレルモンフェランで行われたブリーブ戦にフル出場し、前半7分に先制トライを挙げた。チームは37-27で勝った。

試合は当初4月17日に予定されていた第21節のカードで、ブリーブに複数の新型コロナウイルスの陽性者が出たため延期されていた。(共同)

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TLリコー感染22人 9日サントリー戦中止 準決勝進出チームは7日判断

日本ラグビー協会は1日、トップリーグ(TL)プレーオフトーナメント準々決勝のサントリー-リコー戦(9日、大分・昭和電工ドーム)の開催中止を発表した。

この日までにリコーから22人の新型コロナウイルス感染者が確認され、キックオフ予定時間の48時間前までに、試合登録に必要な選手23人がそろわないことが確定したため。代替試合は設けず、TL規約に基づき開催中止を決定した。

準決勝進出チームは、TL規約に基づき、キックオフ48時間前となる7日午後2時に判断する。

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姫野4戦連続先発もハイランダーズ敗れ4位

スーパーラグビー(SR)でハイランダーズ(ニュージーランド)のNO8姫野和樹(26)は4月30日、ニュージーランドのウェリントンで行われたハリケーンズ戦に4試合連続で先発し、後半9分までプレーした。

チームは22-41で敗れ、SR5チームによる国内大会を3勝5敗の4位で終えた。大会は5月8日に上位2チームによる決勝で優勝チームが決まり、14日からはSRのニュージーランドとオーストラリア勢による交流大会が開幕する。

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日本ラグビー協会森会長「正直とても寂しい」コカ・コーラ活動終了

日本ラグビーフットボール協会の森重隆会長(2020年1月17日撮影)

日本ラグビー協会の森重隆会長(69)が30日、自らの故郷でもある福岡市を拠点にするコカ・コーラの活動終了にコメントを寄せた。

発表されたコメント全文は以下の通り。

コカ・コーラレッドスパークスは、長きにわたりジャパンラグビーの発展と日本代表強化に寄与されてきたラグビーチームであり、多くのラグビーファンに愛され続けてきました。このたびの発表を受け、まずは関係者の皆様の長年にわたる多大なご尽力に心より感謝し、敬意を表します。

地元・福岡で親しまれている人気チームの活動終了のお知らせに、正直とても寂しい気持ちでおりますが、時代とともに変化する社会状況をしっかりと受け止め、日本ラグビーの発展に向けた環境整備により一層の努力をしてまいります。

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コカ・コーラのラグビー部21年末で活動終了 新リーグへの参入取り下げ

ラグビー・トップチャレンジリーグ(TCL)のコカ・コーラレッドスパークス(本拠・福岡市)を運営するコカ・コーラボトラーズジャパン(本社東京都港区)は30日、ラグビー部の活動を21年末で終了すると決定し、ジャパンラグビートップリーグに対して退会、および、22年1月の開幕を予定している新リーグへの参入申請取り下げが受理されたと発表した。

1966年に日米コカ・コーラとして創設され、元日本代表監督の向井昭吾氏(59)が04年に監督就任。14-15年シーズン後に1度はゼネラルマネジャー兼総監督を退任したが、19年から監督復帰を果たし、部長兼監督として率いていた。

チームは北九州コカ・コーラ、コカ・コーラウエストジャパンと名称を変えて、05年にトップリーグ(TL)昇格。14年から現チーム名となった。

今季はTL2部相当のTCL3位。プレーオフトーナメントは17日の1回戦でTLの三菱重工相模原ダイナボアーズに17-24で敗れ、今季の全日程を終えていた。

かつては早大主将だったNO8豊田将万らが所属。現在は16年リオデジャネイロ五輪7人制日本代表のフランカー桑水流裕策や、19年W杯(ワールドカップ)日本大会の日本代表CTBウィリアム・トゥポウらが在籍している。

九州を中心に愛されたコカ・コーラの姿が、新リーグでは見られなくなった。

発表声明は以下の通り(原文まま)

当社ラグビー部「コカ・コーラレッドスパークス」は1966年の創部以来、これまで地域と共に日本のラグビー文化の発展に努めてまいりました。2006年には日本ラグビーフットボール協会が主催するジャパンラグビートップリーグへの昇格を果たし、長らく国内のトップクラブとして活躍してきました。

事業環境の急速な変化の中、当社は中長期的な事業環境の変化に備えて成長基盤の確立を進めており、改革の取り組みを前倒しで実行しています。飲料ビジネスの維持・成長を原則とし、特化するため、あらゆる取り組みの見直しを図っております。

今般発表された新リーグへの参入に向け、体制を再度検討した結果、誠に残念ですが新リーグ参入を見送り、当社ラグビー部の活動を、本年末をもって終了することを決定いたしました。

当社ラグビー部員の今後については、適切なキャリアサポートを提供してまいります。また、地域社会や、ラグビー文化のさらなる発展に引き続き貢献してまいります。

これまで当社ラグビー部に対して、ご支援・ご声援を賜りましたすべてのみなさまに心より感謝申し上げます。

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引退のラグビー五郎丸は雨にも風にも負けず、趣味の釣りで見せた強い精神力

PGを狙う五郎丸歩(2015年10月11日撮影)

24日のラグビー・トップリーグのプレーオフでヤマハ発動機が敗退したため、現役引退が決まった元日本代表FB五郎丸歩(35)。釣り好きで知られ、昨年12月の会見では「静岡の海岸でヒラメが釣れた時はうれしかった」と話していた。

梅雨の昨年7月上旬、浜名湖のボートルアー(疑似餌)釣りで、テレビ番組の収録に臨んだ。降雨で2回ほど延期され、この時がラストチャンス。雨と風が残る中、決行された。「来たからには、やります」と意欲的だったという。指南役を務めた釣り案内人の柳舘慶治氏(36=FDガイドサービス)が、収録時の様子を話した。

本降りの雨。潮色は泥濁りで、7月とは思えない肌寒さだった。釣りを知る人ならサオを出さない状況。「なのに『ラグビーは冬のスポーツだから』と余裕そうでした」。休憩で戻った船宿店内では、はだしで歩き回る豪快さも披露した。出船前に掲げた目標は、クロダイを2匹釣ること。初体験の釣り方だったのか、最初はルアーで底を取るのに苦戦していた。アドバイスに耳を傾け、すぐに修正したという。

五郎丸の釣果は本命クロダイ25センチ、他にはキビレ(キチヌ)35センチ2匹、シーバス(スズキ)とマゴチの40センチを各1匹。本命は1匹に終わり、終盤ではこの日最大と思われる魚を途中で外して悔しがった。一方で、ルアーで釣る新鮮さを素直に喜んだ。柳舘氏は「あの条件下でよく釣ったと思います。メンタルがすごく強い方ですね」と脱帽した。【倉橋徹也】

◆五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)1986年(昭61)3月1日、福岡市生まれ。3歳でラグビーを始め、小学4~6年はサッカーでも活躍。佐賀工高では3年連続で花園出場、早大では大学選手権を3度制した。15年W杯後は海外挑戦し、スーパーラグビーのレッズなどに所属。愛称はゴロウ。家族は妻と2男。185センチ、100キロ。血液型B。

五郎丸に釣り指南した柳舘氏。右の写真の前列中央が五郎丸

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ラグビー日本代表候補にNEC中嶋大希と近鉄マシレワの追加を発表

セミシ・マシレワ(左)(2018年3月24日)

日本ラグビー協会は28日、21年度の日本代表候補選手にSH中嶋大希(NEC)とWTBセミシ・マシレワ(近鉄)の2人を追加すると発表した。

これで代表候補は計54人となり、今季トップリーグ終了後の5月末に、大分合宿などに参加する35人程度のメンバーを発表する。日本代表は6月26日にイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドを代表する選手を集めて4年に1度編成される「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」とテストマッチを予定している。

東海大時代の中嶋大希(右)(2016年11月27日)

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アサヒビールが23年ラグビーW杯の公式ビールに、五郎丸「ぐいっと」

アサヒビール株式会社が27日にオンラインで記者会見を開き、ワールドラグビー(WR)と契約を締結し、23年W杯フランス大会の「ワールドワイド・パートナー」に決定したと発表した。ビールをはじめとしたアルコール飲料やアルコールテイスト飲料カテゴリーにおける世界で唯一のパートナーで、会場では看板商品の「スーパードライ」が販売される。

アジアの企業がWRの最高位パートナーになるのは初。登壇した塩沢賢一社長は、19年日本大会での盛り上がりや、ビール消費量の多さに驚いたことが名乗りを上げた理由とし、「ビールがこれほど消費されるというのも、日本人が気が付かされた。何らかの気持ちで関わりたいと。フランスでやれば、日本に跳ね返ってくる。大変大きな価値があると考えております」と述べた。

会見には現役を引退したばかりの元日本代表FB五郎丸歩もゲスト出演した。「たいへん心強い。世界のラグビーに貢献していただけることをうれしく、感謝したい。日本代表が19年は自国、次はフランス大会で、少しさみしくなるのかなと思ったところで、アサヒビールさん。日本代表も大変心強く思っているんじゃないかなと思います。ぜひ優勝して、みんなでアサヒビールさんで盛り上がってほしい」と喜んだ。

トークショーでは23年大会の展望も行った。強豪のイングランド、アルゼンチンと同組になった1次リーグ組み合わせに「非常に感慨深い。いまのイングランドの監督は(15年大会の日本の監督だった)エディ・ジョーンズさん。そことまず戦えるのはうれしいこと。敬意を払い、全力で臨んでほしい」「アルゼンチンはサッカーのイメージですが、近年力をつけています。優勝してもおかしくない」「今回もイングランド、アルゼンチンに勝って驚かせてほしい」と期待した。

「いまから国内リーグ、日本代表戦も注目して、自分の人生に乗せて一緒に歩むのが楽しめることかな。あとは現地に行けない方が、23年はコロナも収まっていると思いますので、フラストレーションをビアガーデンで飲みながら盛り上げてほしい」。自身は現役を引退した立場で迎える大会になる。「試合が始まると同時に、のど越したまらないビールをぐいっと。それをやりたいですね。現役を引退しましたし、心置きなく飲んで楽しみたい」と笑顔をみせた。

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「花園は近鉄の城」強豪相手に前半互角の戦い、目標「トップ8」視界に

後半に突き放されパナソニックに敗れた近鉄の選手らはファンにあいさつ(撮影・和賀正仁)

<ラグビー・トップリーグ:パナソニック54-7近鉄>◇25日◇プレーオフトーナメント2回戦◇大阪・花園ラグビー場◇観衆3989人

40分間守り抜いた「城」は、残りの40分で崩れた。

トップチャレンジリーグ(トップリーグ2部相当)から進んできた、近鉄の戦いが終わった。

「城を守る。花園は近鉄の城。『FWがしっかりと守りきらないといけない』という気持ちがあった」

ゲーム主将を務めたロックのマイケル・ストーバーク(29)は、そう言った。

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた、緊急事態宣言の発出初日だった。

無観客か、有観客か-。

前日24日、急きょ無観客とすることでの混乱を避けるため、トップリーグは国や関係自治体への相談を経て、有観客開催を決めた。

「選手も、スタッフもギリギリまで有観客でできるのかを気にしながら、協会のアナウンスを待っていた。5000人上限の中で3900人の方々に来ていただいた。後半途中までは我々のスタイルが出せた」

有水剛志ヘッドコーチ(HC、47)は感謝を込め、次に悔しさをにじませた。

「最後はああいった形になり、ファンの皆様には申し訳なかったと思います」

今季、防御時の合言葉に「キャッスル(城)」を採用した。大阪のシンボルである大阪城をイメージし、練習から苦しい時間帯に「キャッスル!」と声をかけあった。この日は前半16分、WTBジョシュア・ノーラ(24)が先制トライ。19年W杯日本代表プロップ稲垣啓太(30)やWTB福岡堅樹(28)らを擁し、優勝候補に挙げられるパナソニックと互角に渡り合った。

前半を終えて7-7。堅い防御を続け、近鉄の城である花園は守られていた。

だが、後半に入ると風向きが一変した。

4分、SH佐原慧大(25)が自陣ゴール前でキック。そこに相手の19年W杯イングランド代表ロック、ジョージ・クルーズ(31)の長い手が伸びてきた。チャージを受けると、ボールが転がり、NO8ジャック・コーネルセン(26)に勝ち越しトライを献上。「城」の一角が崩れると、後半開始16分で18点を失った。有水HCは顔をしかめた。

「たらればになるが、リードして後半を迎えたかった。ラスト10分までもつれたゲームにして逃げ切る。あるいは(近鉄が)取りきって逆転するイメージをしていた。後半、自分たちが先にスコアできなかった」

創部92年。東大阪の地に根付き、勢いに乗ると止まらないラグビーで愛されてきた。この日指揮を執ったパナソニックの相馬朋和チームコーディネーターからも「昔から近鉄は勢いを持って攻めてくる。予想通り、激しく、エナジーを持ってきた」とたたえられた。

一方、常に国内トップレベルの質を維持し、落ち着きを放ち、相手の隙を的確に突くパナソニックとの差は、後半40分間に表れた。1月に天理大の全国大学選手権初優勝に貢献し、新天地の近鉄でフル出場したCTBシオサイア・フィフィタ(22)は「後半ミスがたくさんあり、コミュニケーションを取れていないところもあった。もっと練習して成長したい」と誓った。

22年1月には、新リーグが開幕する。ストーバークは率直な感想を口にした。

「目標の『トップ8』を達成できず、さびしい。トップレベルに勝つためには、情熱だけでなく、スキルも伴ったラグビーをしないといけない」

続けて現在地を示した。

「タイトな戦いを40分間できた。後半の40分間は保てず、そこで負けた。セットプレー、攻撃、防御…。それぞれの分野で厳しい選択をして、80分間ラグビーできるようになれば、将来『トップ8』の目標は無理なものではない。『近鉄の未来は明るい』という気持ちもあります」

さらに強固な「城」を築き、再び戻ってくる。【松本航】

後半に突き放されパナソニックに敗れた近鉄の選手ら(撮影・和賀正仁)

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ラグビー・キヤノン快勝8強、沢木監督「試合重ねるたび成長」

NTTコミュニケーションズ対キヤノン 前半、爆発力ある動きでNTTコミュニケーションズのロックのブリッツ(右)を圧倒するキヤノンNO8マフィ(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:キヤノン43-13NTTコミュニケーションズ>◇25日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

キヤノン(白組5位)がNTTコミュニケーションズ(紅組4位)に43-13で快勝し、8強進出を決めた。下馬評では接戦が予想されたが、終わってみれば計6トライの圧勝だった。

前半は一進一退の攻防が続いたが、後半は「キヤノンらしい」ボールを動かすラグビーを展開。SO田村優主将(32)を起点とした素早い連続攻撃で相手のミスを誘い得点を重ねた。後半途中に出場した36歳のSH田中も緩急を生かしたパスを巧みに使い分け、今季途中にNTTコムから移籍したNO8マフィも力強いタックルとボール奪取で“古巣”撃破に貢献した。

チームは開幕3連敗から4連勝と調子は右肩上がり。沢木監督は「試合を重ねる度に成長できている」と評価した。昨年6月に就任した指揮官は、勝つ文化を築くためにもプレーの「一貫性」をテーマに掲げて取り組んできた。選手から「試合よりもハードな練習」と声が漏れるほどの猛練習と、意思疎通でチームの成熟度を高めてきた。

5月8日の準々決勝(熊谷)は、リーグ戦で0-47と完封されたパナソニックと対戦する。過去最高6位のチームが自分たちのラグビーを信じ、優勝候補との大一番を迎える。【峯岸佑樹】

○…緊急事態宣言が発令された4都府県では、トヨタ自動車-日野(秩父宮)など3試合が有観客で実施された。周知期間が短く混乱を避けるための対応で、会場では「大声を出しての応援はやめてください」とアナウンスが流れるなど注意喚起が呼び掛けられた。5月8、9日の準々決勝は4都府県以外の会場のため、有観客で実施する方針。

観客を入れ行われたトップリーグ、NTTコミュニケーションズ対キヤノン(撮影・中島郁夫)
NTTコミュニケーションズ対キヤノン 試合に勝利しスタンドに一礼するキヤノン選手たち。手を挙げているのはSO田村(撮影・中島郁夫)

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“世界的名手”NTTコム・レイドロー、強風対策講じキック成功

NTTコミュニケーションズ対キヤノン 後半、キックでピンチをかわすNTTコミュニケーションズSHレイドロー(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:キヤノン43-13NTTコミュニケーションズ>◇25日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

元スコットランド代表で「キックの世界的名手」ことNTTコミュニケーションズのSHグレイグ・レイドロー(35)が、強風対策を講じてキックを成功させた。

途中交代した後半31分までに1ゴール2PGを決めた。会場に吹く強風を考慮し、キックする際にNO8のギルがボールを抑えて右足を振り抜いた。

レイドローは愛用のキックティーを20年以上使用している。13歳頃に20ポンド(約3000円)で購入し、キック集中できるとして修理しながら使い続けている。キックティーは樹脂で作られているものが多い。規定は特になく、色や形はさまざまだ。

試合は30点差で完敗。レイドローとハーフ団を組んだSO前田土芽(どが、24)は、「勝つ準備を全員でやってきたがボールを継続できず、SOとしてのゲームメークもできなかった。シーズンが早く終わってしまった」と落胆した。

観客を入れ行われたトップリーグ、NTTコミュニケーションズ対キヤノン(撮影・中島郁夫)

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NTTコム前田「ゲームメークできなかった」試合後に涙、負け糧に成長誓う

NTTコム前田土芽(2021年3月6日撮影)

<ラグビー・トップリーグ:キヤノン43-13NTTコミュニケーションズ>◇25日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

NTTコミュニケーションズのSO前田土芽(どが、24)は、この日の負けを糧に成長することを誓った。司令塔として80分間フル出場し、後半11分にはチーム唯一のトライを挙げたが30点差で完敗。試合終了後には涙が止まらなかった。

6月の全英&アイルランド代表ライオンズ戦に向けた日本代表候補に選出された24歳の大器は「勝つ準備を全員でやってきたがボールを継続できず、SOとしてのゲームメークもできなかった」と猛省した。

対面で戦ったキヤノンのSOは、19年ワールドカップ(W杯)日本代表の田村優(32)。経験豊富なベテランから「キックや落ち着いたゲームメークは見習わないといけない。SOとして成長するためにも良い勉強になった」と刺激を受けた様子だった。

今季のチーム活動は、一区切りとなった。23年フランスW杯の代表入りを目指す前田の次なる戦いは、1カ月後に迫っている。52人の日本代表候補は、大分合宿などを経て35人前後に絞り込まれる。

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キヤノン・マフィ古巣相手に体張り8強 NTTコム金主将と涙ながらに抱擁

NTTコム時代のアマナキ・レレイ・マフィ(2020年1月18日撮影)

<ラグビー・トップリーグ:キヤノン43-13NTTコミュニケーションズ>◇25日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

キヤノン(ホワイトカンファレンス5位)が、NTTコミュニケーションズ(レッドカンファレンス4位)に快勝し、8強進出を決めた。

今季途中でNTTコムからキヤノンに移籍した19年ワールドカップ(W杯)日本代表のNO8アマナキ・レレイ・マフィ(31)は、古巣相手に攻守において体を張り、勝利に貢献。試合後には、NTTコムのフランカー金主将と涙しながら抱擁し、健闘をたたえ合った。

試合後、金主将はそのシーンについて「特に話はしていないが、互いに感情がこみ上げてきて、ああいった感じになった」と説明した。

試合は、キヤノンがWTBマレーの2トライを含む6トライで快勝した。

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キヤノンが8強進出 田村「主将が頼りないので、みんながサポート」

NTTコミュニケーションズ対キヤノン 試合に勝利しスタンドに一礼するキヤノン選手たち。手を挙げているのはSO田村(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:キヤノン43-13NTTコミュニケーションズ>◇25日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

キヤノン(ホワイトカンファレンス5位)が、NTTコミュニケーションズ(レッドカンファレンス4位)に勝利し、8強進出を決めた。

キヤノンは前半5分、左展開からロックのファンダイクが先制トライ。7-6で迎えた同23分には、SO田村→NO8マフィと高速パスでつなぎ、WTBマレーのトライで追加点を奪った。その後は一進一退の攻防が続いたが、前半終了間際にCTBクリエルが、相手防御スペースの隙を突いてトライ。点差を13点に広げた。

19-6で迎えた後半4分には田村がPGを成功。同15分には敵陣ゴール前での連続攻撃で、こぼれ球を拾ったフランカー、カークがトライを決めて得点を重ねた。36歳のベテランSH田中も途中出場し、膠着(こうちゃく)状態のゲームをコントロール。同33分にはWTBマレーが、この日2本目となるダメ押しトライで勝負を決めた。

試合後、沢木監督は「前半はペースをつかめずにいたが、選手が我慢して対応してくれた。試合を重ねるたびに成長できてる」。主将の田村は「自分たちのゲームプランを信じて戦えた。主将が頼りないので、みんながサポートしてくれている」と自虐的に振り返り、次戦に向けて気を引き締めた。

準々決勝は5月8日に埼玉・熊谷でパナソニックと近鉄の勝者と対戦する。

NTTコミュニケーションズ対キヤノン 後半、突進するキヤノン三友(上)(撮影・中島郁夫)

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五郎丸歩 スタンドで競技生活に幕下ろす 後日記者会見の予定

クボタ対ヤマハ発動機 スタンドからグラウンドを見つめる五郎丸(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:クボタ46-12ヤマハ発動機>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

15年ラグビーワールドカップ(W杯)などで活躍し、今季限りでの現役引退を表明していたFBの五郎丸歩(35)が24日、競技生活に幕を下ろした。所属するヤマハ発動機(白組6位)がこの日、東京・江戸川区陸上競技場で行われたトップリーグ(TL)のプレーオフトーナメント2回戦でクボタ(紅組3位)に12-46で敗戦。一発勝負のため、チームの敗北に伴いラスト試合となった。

五郎丸は10日のパナソニック戦で右脚肉離れを起こした影響で、スタンドのチーム席で試合を見守った。終了後にはグラウンドに下りて、涙する仲間らに握手や抱擁を交わし健闘をたたえた。

ピッチに立つことなく現役引退を迎えた日本ラグビー界のスターは「長い間ラグビーをやってきて、1つの終わりを迎えた。悔しさをグラウンドで晴らせないが、(人生の)セカンドステージの大きなモチベーションとして頑張っていきたい」と語った。後日、記者会見を行う予定。

◆五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)1986年(昭61)3月1日、福岡市生まれ。3歳でラグビーを始め、小学4~6年はサッカーでも活躍。佐賀工高では3年連続で花園出場、早大では大学選手権を3度制した。15年W杯後は海外挑戦し、スーパーラグビーのレッズなどに所属。愛称はゴロウ。家族は妻と2男。185センチ、100キロ。血液型B。

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、チームメートと惜別の握手をかわすヤマハ発動機五郎丸(左)(撮影・中島郁夫)
五郎丸トップリーグ年度別成績
トップリーグ歴代通算得点

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五郎丸におわび ヤマハ敗れ堀川監督、唇かんで「本当に申し訳ない」

クボタ対ヤマハ発動機 試合前、スタンドからグラウンドを見詰めるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:クボタ46-12ヤマハ発動機>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

ヤマハ発動機の堀川隆延監督(47)は、競技生活に幕を下ろした五郎丸歩(35)におわびの言葉を伝えた。

24日、東京・江戸川区陸上競技場で行われたトップリーグ(TL)のプレーオフトーナメント2回戦でクボタ(紅組3位)に12-46で敗戦。一発勝負のため、チームの敗北に伴いラスト試合となった。

五郎丸は、右脚肉離れのリハビリ期間にもかかわらず、前日23日の全体練習にも参加して仲間を鼓舞したという。指揮官は「最後の最後まで五郎丸らしく、チームのために体を張り続けてくれた。今日の結果は本当に申し訳ない…」と唇をかんだ。

五郎丸とは同じ早大出身で、ヤマハ発動機入団時も監督だった。これまでを振り返り、最も感動したのは2010年。リーマン・ショック後、チーム縮小の波が押し寄せた際の行動や試合への取り組みだった。多数の選手がチームを去る中、五郎丸は素早く残留を表明。同9月のリーグ初戦NEC戦(29○14)では、ペナルティーゴール(PG)8本を決めた。勝利にこだわる姿勢を背中で示し「五郎丸のPGで勝った試合。一番思い出深い」。

15年W杯では日本代表入りし、ゴールキック時の独特なポーズで時の人となった。日本中の誰しもがポーズをまねた。そのW杯直前のキャンプを見て、代表から外れる気がした。パフォーマンスが上がっていなかった。その読みは良い意味で外れた。「監督のエディー・ジョーンズから代表チームでの必要性を訴えかけられたようです」と明かした。

日本代表を経験し、人として成長もみせた。背中で示すタイプと公言も、実は面倒見が良いという。チームを1つにするため「率先して後輩らを酒席にうまく誘ってましたね」。

引退については1年前から話し合いを重ねた。「まだ(プレー)できるのでは」と何度か進言。将来的なことも話し合い、ブレない男の意志に沿った。「日本にラグビーを知らしめてくれて、ありがとう」。指揮官は感謝の言葉を贈った。【倉橋徹也】

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、サム・グリーン(中央)と惜別のハグをするヤマハ発動機五郎丸。左はWTBシオネ・トゥイプロトゥ(撮影・中島郁夫)

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ヤマハ堀川監督 五郎丸に「今日の結果は本当に申し訳ない」

クボタ対ヤマハ発動機 試合前、スタンドからグラウンドを見詰めるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:クボタ46-12ヤマハ発動機>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

15年ラグビーワールドカップ(W杯)などで活躍し、今季限りでの現役引退を表明していたFBの五郎丸歩(35)が24日、競技生活に幕を下ろした。

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ヤマハ発動機の堀川隆延監督(47)は五郎丸におわびの言葉を伝えた。右脚肉離れのリハビリ期間にもかかわらず、前日23日の全体練習にも参加して仲間を鼓舞したという。指揮官は「最後の最後まで五郎丸らしく、チームのために体を張り続けてくれた。今日の結果は本当に申し訳ない…」と唇をかんだ。

五郎丸とは同じ早大出身で、ヤマハ発動機入団時も監督だった。これまでを振り返り、最も感動したのは2010年。リーマン・ショック後、チーム縮小の波が押し寄せた際の行動や試合への取り組み。多数の選手がチームを去る中、五郎丸は素早く残留を表明。同9月のリーグ初戦NEC戦(29○14)では、ペナルティーゴール(PG)8本を決めた。勝利にこだわる姿勢を背中で示し「五郎丸のPGで勝った。一番思い出深い」。

15年W杯では日本代表入りし、ゴールキック時の独特なポーズで時の人となった。日本中の誰しもがポーズをまねた。そのW杯直前のキャンプを見て代表から外れる気がした。パフォーマンスが上がっていなかった。読みは良い意味で外れた。「監督のエディー・ジョーンズから代表チームでの必要性を訴えかけられたようです」と明かした。代表を経験し、人として成長も見せた。背中で示すタイプと公言も、実は面倒見が良い。チームを1つにするため「率先して後輩らを酒席にうまく誘っていた」。

引退については1年前から話し合いを重ねた。「まだ(プレー)できるのでは」と何度か進言。将来的なことも話し合い、ブレない男の意志に沿った。「日本にラグビーを知らしめてくれて、ありがとう」。指揮官は感謝の言葉を贈った。【倉橋徹也】

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、声援に手を振り応えるヤマハ発動機五郎丸(左)(撮影・中島郁夫)

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日本ラグビー協会 25日TL2回戦実施 緊急事態宣言でも混乱回避へ

日本ラグビー協会は24日、4都府県へ緊急事態宣言が発令される25日のトップリーグプレーオフトーナメント2回戦に関し、観客を入れ開催すると発表。周知期間が短く、混乱を避けるため。

25日に4都府県で行われるのはトヨタ自動車-日野など3試合。5月8、9日の準々決勝は4都府県以外の会場のため、観客を入れ実施する方針。

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クレルモン松島幸太朗がFBで先発出場も後半途中に交代 リヨンに惜敗

<ラグビートップ14:リヨン41-30クレルモン>◇24日◇リヨン

クレルモンは、リヨンに惜敗した。

前半を7-17で折り返し、後半は一進一退の攻防を繰り返した。反則により2人少ない数的不利な場面もあったが、後半18分にSHパラがPGを決めて23-20と逆転。その後はシーソーゲームの展開になったが、終了間際、相手にダメ押しトライを許して敗れた。

日本代表の松島幸太朗(28)はFBで先発出場したが、ボールに触れる機会が少なく後半途中に交代した。

クレルモンは12勝8敗1分けで暫定4位、リヨンは12勝9敗1分けで同5位。

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神戸製鋼・山中が8強入りに貢献「自分たちのラグビーが出せた」

三菱重工相模原対神戸製鋼 前半、神戸製鋼山中がトライを決める(撮影・滝沢美穂子

<ラグビー・トップリーグ:神戸製鋼50-17三菱重工相模原>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇大阪・花園ラグビー場

19年W杯日本代表の神戸製鋼FB山中亮平(32)が、8強入りに貢献した。

7-0の前半14分、貴重なトライを挙げて主導権を獲得。前半は17-10と苦しんだが、チームは計8トライで次戦に駒を進めた。

「負けたら終わりのトーナメント。前半、少し相手のペースになるところがあったけれど、後半修正できて、自分たちのラグビーが出せたところもあった。良かったかなと思います」

この日、別会場ではヤマハ発動機が敗れ、早大や日本代表の先輩にあたるFB五郎丸歩(35)の現役最終戦となった。早大入学時、最上級生にいたのが五郎丸。山中は当時の五郎丸の気配りに感謝の思いを持つ。

「『自分の好きなようにプレーしていい』と言われたのは、1年生の自分として気が楽になりました。『ミスをしても自分たちがカバーする。思い切ってプレーしろ』と言ってもらった。のびのびとプレーできた。すごく感謝しています」

15年W杯イングランド大会は直前で日本代表から落選。19年日本大会で初出場を飾り、21年度の日本代表候補にも名を連ねた。五郎丸と同じFBで世界と戦う、山中の思いは一貫している。

「神戸の役割をしっかりやり切ることに、フォーカスしている。『日本代表に入るために』というより『チームのために』役割をしっかりする。しっかりといいゲームをすれば、日本代表に入れる。そういうところにこだわっていきたい」

一発勝負のトーナメント。準々決勝は5月9日、静岡・エコパスタジアムでクボタと対戦する。見つめるのは、目先の戦いだ。【松本航】

三菱重工相模原対神戸製鋼 前半、神戸製鋼ナエアタルイがトライを決める(撮影・滝沢美穂子)

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クボタ立川主将、ラスト試合の五郎丸に「グラウンドで戦いたかった」

クボタ対ヤマハ発動機 試合前、スタンドからグラウンドを見詰めるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:クボタ46-12ヤマハ発動機>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

クボタ(レッドカンファレンス3位)は、ヤマハ発動機(ホワイトカンファレンス6位)に快勝した。

クボタは前半3分に先制トライを奪われたが、その後は冷静に防御を修正。3トライの猛攻などで徐々に点差を広げた。

24-7で迎えた後半13分には、SOフォーリー(31)からパスを受けた19年W杯日本代表のフランカー、ラブスカフニ(32)が突進してインゴールにボールを押し込んだ。ラブスカフニは同34分、37分にもトライを決め、“ハットトリック”を達成。34点差で大勝した。

今季限りで現役引退を表明していた元日本代表FB五郎丸歩(35=ヤマハ発動機)のラスト試合となった。五郎丸はリーグ戦最終第7節(10日、熊谷)のパナソニック戦で肉離れを起こし、この日はメンバー外でチーム関係者席から試合を見守った。試合後には仲間らと握手や抱擁を交わすなどして競技人生を終えた。

15年W杯イングランド大会などで日本代表として戦ってきたクボタのCTB立川理道主将(31)は試合後の会見で、五郎丸と「グラウンドで戦いたかった」と本音を漏らした。ピッチでの再会は実現できなかったが「最後に直接会えたので、僕としては良かった。最後、この試合ができたことは何かの縁でありうれしい。(五郎丸の)思いも背負って戦いたい」と5月9日の準々決勝に向け、気持ちを引き締めた。

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、サム・グリーン(中央)と惜別のハグをするヤマハ発動機五郎丸。左はWTBシオネ・トゥイプロトゥ(撮影・中島郁夫)

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今季引退の五郎丸擁するヤマハ発動機がプレーオフで敗退「申し訳ない」監督

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、チームメートと惜別の握手をかわすヤマハ発動機五郎丸(左)(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:クボタ46-12ヤマハ発動機>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

今季限りで現役引退を発表してる元日本代表FB五郎丸歩(35)擁するヤマハ発動機(ホワイトカンファレンス6位)は、クボタ(レッドカンファレンス3位)に敗れた。プレーオフは一発勝負のため、ヤマハ発動機は今季最終戦となった。

五郎丸はこの日、メンバー外で観客席隣のチーム関係者席から試合を見守った。今季はリーグ戦7試合で4試合に出場。先発したリーグ最終第7節のパナソニック戦(10日、熊谷)で体調不良を訴え、前半35分で交代した。

試合後の記者会見で堀川隆延監督は、メンバー外となった五郎丸に関して、10日のパナソニック戦で肉離れの診断を受けていたことを明かした。本来であれば、現在もリハビリ期間だが「最後までファイトしたい」との本人の意向もあり、23日の全体練習にも参加した。指揮官は「最後の最後まで五郎丸らしくチームのために体を張り続けてくれた。今日の結果は本当に申し訳ない」と唇をかんだ。

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、チームメートと惜別の握手をかわすヤマハ発動機五郎丸(右)(撮影・中島郁夫)
クボタ対ヤマハ発動機 試合前、ファンサービスでサムアップポーズするヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)
クボタ対ヤマハ発動機 試合後、声援に手を振り応えるヤマハ発動機五郎丸(左)(撮影・中島郁夫)
クボタ対ヤマハ発動機 スタンドで観戦する日本ラグビーフットボール協会清宮克幸副会長(左)と五輪組織委員会森喜朗前会長(右)(撮影・中島郁夫)
クボタ対ヤマハ発動機 試合前、スタンドからグラウンドを見詰めるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)

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負けて引退に五郎丸悔しさ「思いグラウンドで晴らせない」後日改めて会見

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、声援に手を振り応えるヤマハ発動機五郎丸(左)(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:クボタ46-12ヤマハ発動機>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

今季限りでの現役引退を表明していたラグビートップリーグ・ヤマハ発動機の元日本代表FB五郎丸歩(35)が24日、チームのプレーオフトーナメント2回戦敗退(12●46クボタ)を受けて、オンラインでコメントした。「今日で1つの終わりを迎え、非常に悔しい思いですが、その思いを次にグラウンドで晴らすことはできません」。試合に出られなかった悔しさをにじませた。

その気持ちを次のステージでのモチベーションにしていくという。1分強のコメントの最後に「長い間お世話になりました」と頭を下げた。気持ちを整理して、後日改めて記者会見の場を設ける意向を示した。

クボタ対ヤマハ発動機 試合後、チームメートと惜別の握手をかわすヤマハ発動機五郎丸(左)(撮影・中島郁夫)
クボタ対ヤマハ発動機 試合前、ファンサービスでサムアップポーズするヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)

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ヤマハ敗れ引退表明の五郎丸はピッチに立つことなく競技人生終える

クボタ対ヤマハ発動機 試合前、スタンドからグラウンドを見つめるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・トップリーグ:クボタ46-12ヤマハ発動機>◇24日◇プレーオフトーナメント2回戦◇東京・江戸川区陸上競技場

今季限りで現役引退を発表してる元日本代表FB五郎丸歩(35)擁するヤマハ発動機(ホワイトカンファレンス6位)は、クボタ(レッドカンファレンス3位)に敗れた。プレーオフは一発勝負のため、ヤマハ発動機は今季最終戦となった。

五郎丸はこの日、メンバー外で観客席隣のチーム関係者席から試合を見守った。今季はリーグ戦7試合で4試合に出場。先発したリーグ最終第7節のパナソニック戦(10日、熊谷)で体調不良を訴え、前半35分で交代した。数々の記録を残した日本ラグビー界のスーパースターは、ピッチに立つことなく競技人生に幕を下ろした。

◆五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)1986年(昭61)3月1日、福岡市生まれ。3歳でラグビーを始め、小学4~6年はサッカーでも活躍。佐賀工高では3年連続で花園出場、早大では大学選手権を3度制した。15年W杯後は海外挑戦し、スーパーラグビーのレッズなどに所属。趣味は釣りで船舶免許を持つ。好物はイワシ料理。愛称はゴロウ。家族は妻と2男。185センチ、100キロ。血液型B。

○…15年W杯日本代表31人は30代が大半となり、五郎丸を含めて7人以上が現役引退した。19年W杯でも活躍し、今月6日に順大医学部に入学したWTB福岡堅樹(28=パナソニック)も今季限りで現役引退を表明。五郎丸と同学年のプロップ畠山健介とWTB山田章仁は海外リーグに挑戦している。

クボタ対ヤマハ発動機 試合前、ファンサービスでサムアップポーズするヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)
クボタ対ヤマハ発動機 試合前、スタンドからグラウンドを見つめるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)
江戸川陸上競技場 クボタ対ヤマハ発動機 試合前、グラウンドを見つめるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)
江戸川陸上競技場 クボタ対ヤマハ発動機 試合前、グラウンドを見つめるヤマハ発動機五郎丸(撮影・中島郁夫)
クボタ対ヤマハ発動機 日本ラグビーフットボール協会清宮克幸副会長(右端)にあいさつするヤマハ発動機五郎丸歩(左端)(撮影・中島郁夫)
ヤマハ発動機FBの五郎丸歩(2018年1月13日撮影)

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ラグビーのトップリーグ(TL)は23日、プレーオフトーナメント準決勝(5月15~16日、大阪・花園ラグビー場)と決勝(23日、東京・秩父宮ラグビー場)のチケット販売取り扱いを停止すると発表した。準決勝、決勝は第58回日本選手権を兼ねている。

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