日刊スポーツ

西田有志は右足首の捻挫 中垣内監督「1日でも早く復帰できるように」

西田有志は右足首の捻挫 中垣内監督「1日でも早く復帰できるように」

西田有志(2021年5月1日撮影)

<バレーボール男子代表紅白試合:日本代表紅0-3日本代表白>◇9日◇第2日◇群馬・高崎アリーナ

中垣内祐一監督が紅白試合後の会見で、前日の試合中にけがをした西田有志(21=ジェイテクト)の状態を明かした。

右足首の捻挫と診断された。「(西田は)幸い骨折ではなかった。(昨日は)レントゲンを撮っただけで、復帰時期など詳細は今後の精密検査を経てから」と説明した。

8日の紅白試合で西田は、紅組のメンバーとして先発出場。第1セット序盤ブロックした直後に味方選手と接触し、そのままコート脇に倒れ込んだ。スタッフらに抱えられて大竹と途中交代した。中垣内監督は「彼が1日でも早く復帰できるようにサポートしたい」と話した。

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相良4人×金谷3人=有終のVolleyball 両校今大会限りで休部

県大会出場を目指す相良・金谷の選手たち

静岡県高校総体女子バレーボール中部地区予選が、今日8日に開幕する。合同チームの相良・金谷は、メンバー7人で“最後”の戦いに挑む。4人の相良は部員不足、3人の金谷は2024年度に控える学校再編の影響で、既に部員募集を停止。今大会を区切りに休部する。水野新菜(にいな)主将(相良3年)は「受け継がれてきたものが自分たちの代で終わる。特別な思いはある。目標を達成して終わりたい」と、チームの思いを代弁した。

昨年8月、2校での活動が始まった。「県大会」に照準を定め、週4日は合同練習を設けた。積極的にコミュニケーションを図り、連係面を向上。加えて毎日のように約2キロの走り込みも行うなど、体力と技術面では基礎と基本の強化に励んだ。昨年11月の春高、今年3月の新人戦と、地区予選初戦で敗退したチームは少しずつ進化。今月1~3日には富士市立などと強化試合を行い、31セット中30セットで勝った。

白岩みのり(金谷3年)は「勝つ喜びを知って、改めてバレーが楽しいと思えた。練習はつらかったけど、このメンバーだから乗り越えられた」。指揮を執る相良の秋野孝夫監督(71)も「チームになった。やってくれると思う」と、自信を持ってコートに送り出す。

上位11校が県切符を得る今大会、8日の1回戦では榛原と対戦。先月の組み合わせ決定直前の練習試合では、1セットも落とさずに勝利した相手だ。それでも、水野主将は「何が起こるかわからない。気を引き締めていきたい」と言った。7人の合同チームにとっても、約9カ月間の集大成。一戦必勝で有終の美を飾る。【前田和哉】

実戦形式の練習に励む相良・金谷の選手たち。中央が白岩、奥が水野主将

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東レ、退団の落合一貴と梅野聡を「青白戦」で送り出す 落合は教職の道へ

サーブする東レの落合

バレーボールVリーグ男子1部の東レは5日、紅白戦にあたる通称「青白戦」を三島市内で行った。4月30日開幕予定の第69回黒鷲旗全日本男女選抜大会(大阪市)が、新型コロナウイルスの影響で中止。同大会を最後に退団が決まっていた、アウトサイドヒッター落合一貴(27)とセッター梅野聡(31)の花道を飾るため、試合が行われた。

2016年入団の落合は今季限りで現役を引退。今後は中学校の保健体育科教諭を目指す。2年前から中学生のクラブチームを指導。この経験が教員を志すきっかけになった。育成年代の選手たちに基本の大切さを伝えていく。「基礎をおろそかにしていたら、自分はもっと早く引退していた。技術の習得に加えて、楽しくバレーができる環境を整えたい」と望んだ。

梅野は2度目の東レ退団となった。前回は17年にスウェーデンリーグへ移籍。1年で復帰し、コーチ兼任でプレーを続けてきた。今後は東京オリンピックに出場する女子日本代表のアシスタントコーチを務めるが、その後は現役続行を希望。「必要とされれば、どこへでも行く。後悔しない選択を続けて、納得のいくまでプレーしたい」と力を込めた。

2人は第2セット以降、青組でプレー。梅野のトスを落合がアタックして得点するなど、最後の勇姿を披露した。試合の映像は東レの公式ユーチューブチャンネルで配信されている。【古地真隆】

得点後に仲間と喜ぶ東レの梅野(右から3人目)

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リガーレ仙台・佐藤あり紗選手兼監督 モチベーションは楽天試合観戦

佐藤は笑顔で「Lポーズ」(撮影・相沢孔志)

<とっておきメモ>

16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)バレーボール女子日本代表の佐藤あり紗(31)が、Vリーグ2部(V2)のリガーレ仙台(宮城)で選手兼監督を務めている。東日本大震災から10年の今季は、10月開幕のV2リーグに初参戦する。東北福祉大卒業まで宮城で競技に打ち込み、V・プレミアリーグと五輪を経験した指揮官が、コート内外で奮闘している。

    ◇    ◇    ◇  

佐藤はバレーボール以外のスポーツにも興味がある。宮城は楽天、J1仙台、B2仙台などのプロスポーツチームが拠点を置き、試合を見に「よく行きます」と笑みを浮かべた。

特に楽天は大学4年時の11年からのファンで、日立入団後はシーズン終了に伴う帰省を利用し、観戦に訪れていた。19年6月には長年夢見ていた始球式に挑戦。投球時はマウンドの高さとホームまでの距離の長さに驚き「打者は(広島)長野さんで、当たるわけないのに当てちゃダメだと変なプレッシャーで、すごく緊張しました」。結果はワンバウンドで捕手のミットに収まり「リベンジさせてもらえたらうれしいなと思いますね」と再び笑った。

田中将が8年ぶりに復帰したチームは現在首位で日本一奪回に期待が高まる。「ケガなく頑張ってほしいです。私は野球を見に行くことをモチベーションに頑張ることができているので本当に感謝しています。今はリガーレ仙台に所属していて(誰かの)モチベーションになったり、応援されるような存在になれたらいいなと思います」。応援するチームが頑張る姿に元気をもらいながら成長していく。【相沢孔志】

サイン色紙を手にする佐藤

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リガーレ仙台・佐藤あり紗選手兼監督「意志あるプレーを見てもらいたい」

佐藤は、笑顔で「Lポーズ」(撮影・相沢孔志)

生まれ育った杜(もり)の都・仙台、宮城に恩返しする。

16年リオデジャネイロ五輪バレーボール女子日本代表の佐藤あり紗(31)が、Vリーグ2部(V2)のリガーレ仙台(宮城)で選手兼監督を務めている。東日本大震災から10年の今季は、10月開幕のV2リーグに初参戦する。東北福祉大卒業まで宮城で競技に打ち込み、V・プレミアリーグと五輪を経験した指揮官が、コート内外で奮闘している。【取材・構成=相沢孔志】

    ◇    ◇    ◇

創部1年目から在籍する佐藤がクラブを先導する。昨年10月、日本バレーボールリーグ機構の理事会でS3ライセンスが交付され、今季21-22年シーズンからV2参戦が承認された。「チームができてからVリーグ参入を目指してやっていたので、参入できることはすごくうれしい」。リーグのカテゴリーはV1~3。交付されたライセンスではV3での戦いとなるが、チーム数の減少でV3は開催されないため、特例でV2参戦が認められた。

積み上げてきたものをチームに還元していく。12年、東北福祉大から日立に入団。守備の要を担うリベロとして、翌13年には仙台で日本代表デビュー。「いろんな方が当日券を買ってくれて。『試合を見たよ』と、街を歩いていても声をかけてもらったり、反響はすごかったです」。16年にはリオ五輪代表に選出され、5位入賞に貢献。V・プレミアリーグの15-16、16-17年と2季連続でベストリベロ賞を受賞。日本を代表するリベロに成長した。17-18年を最後に日立を退団。同年8月、リガーレ仙台入団が決まった。

佐藤 いつか仙台でバレーをするというのは私の中ではありました。バレーボール教室や私が競技を通して学んだことを伝えることで、誰かの何かのきっかけになってもらえたらと思っていました。タイミングよくチームもでき、運が良かったというのも恵まれていたと思います。

発足会見に出席した選手は3人。以降はトライアウトなどで19年春には12人となり“チーム”に。創設1年足らずで同年8月の全日本6人制クラブカップ女子選手権で初出場初優勝を果たした。だが、同年9月に船崎恵視監督の退任が発表され、選手兼監督に。

佐藤 最初は監督っぽくしないといけないのかなという葛藤がありました。でも、私も選手をしているし選手の延長で良いのかなと思って。リベロでも指示や気づいたことを言っていたのでより細かく1人1人見るように心がけています。

昨年12月はV1全12チームなどが出場する皇后杯ファイナルラウンドにクラブ推薦で初出場。選手の多くは在籍2年目までのフレッシュな構成だったが、1回戦の福岡大をフルセットの末に突破。2回戦はV1岡山シーガルズにストレート負けも、収穫が多かった。

佐藤 (V1相手に)1人1人が1点を取りにいく姿勢が見られた。試合前までは1戦1戦が経験と思っていたんですけども、V1のチームにも勝とうという意志が強い選手が多かったので大きく見方が変わりました。それからはVリーグの目標は「優勝」という思いになりました。

チームには今春、大卒3選手が加入。東北出身や学生時代などに東北でプレー経験がある選手は12人中9人いる。佐藤は東日本大震災発生当時、東北福祉大3年で東海大(神奈川)での合宿に参加していた。練習試合は中止となり、約1週間を施設内で過ごした。その後、選手らは各自解散となったが、佐藤ら宮城出身の選手は同施設内で3週間を過ごした。仙台帰省後は知人の家で泥掃除をし、バレーボール部は岩手・陸前高田市で4日間ボランティア活動を行った。

仙台に戻って3年。母校の活躍にも刺激を受けている。高校は全国優勝経験がある古川学園(宮城)。さらに同大は昨年の全日本大学選手権で8強入り。3学年下には、4月の米男子ゴルフツアー・マスターズで日本勢初優勝を成し遂げた松山英樹(29=LEXUS)がいる。

佐藤 (震災から)3週間後に仙台へ帰ることができたのは、ゴルフ部が海外合宿をしていて、一緒にバスで帰らせてもらったんです。そこで初めて松山選手を見て。大学生のその時に見たのが最初で最後だったんですけど。一緒にバスに乗ったんだというのはちょっと自慢にしています(笑い)

現在は講演活動やママさんバレーボール教室、トークショーなどで自身の経験を伝えている。

佐藤 選手以外でやっている活動を続けていくことが目標にしていることなので継続してやっていきたい。いろんな状況もあるので選手はあと何年やれるかわからない。選手であろうと監督であろうと、今まで経験させてもらったことを言葉やプレーで伝えて、その人の何かのきっかけやポイントになってもらえたらいいなと思います。

チームは6月に富山県で行われるV・サマーリーグで今年最初の公式戦に臨み、国体予選、皇后杯予選などを消化して、10月開幕のリーグ戦に挑む。

佐藤 チーム自体が県内や他県でも知ってもらえていないので、まずはリガーレ仙台をいろんな人に知ってもらえるように。リガーレ仙台のバレーは、見ている人が思うカラーで良いのかなと。1点1点の取り方は毎回違うので。選手の一瞬の判断や意志あるプレーを見てもらいたいなと思います。

チーム名の「リガーレ」はラテン語で「結ぶ」「つなぐ」の意味。大黒柱を中心に、チーム一丸でリガーレ仙台を全国に発信していく。

◆佐藤あり紗(さとう・ありさ)1989年(平元)7月18日生まれ、仙台市出身。西多賀小-富沢中-古川学園-東北福祉大。12年、日立リヴァーレ入団。13年、全日本代表初選出。16年はリオ五輪代表として5位。18年5月に日立を退団、同年8月、リガーレ仙台入団。19年9月から選手兼監督。ポジションはリベロ。165センチ。

レシーブする佐藤
サイン色紙を手にする佐藤

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ヴォレアス初昇格逃す PV会場では「来季こそ1部」/Vリーグ入れ替え戦

大分三好対ヴォレアス北海道 北海道の昇格が消滅し、札幌市内のパブリックビューイング会場に集まったファンも意気消沈する(撮影・永野高輔)

<Vリーグ男子入れ替え戦:ヴォレアス北海道3-2大分三好ヴァイセアドラー>◇第2戦◇5日◇三重県営サンアリーナ

男子2部2位ヴォレアス北海道は、第2戦を3-2で勝利し1勝1敗としたが、1戦目をストレート勝ちしている1部10位大分三好ヴァイセアドラーに及ばず、V1昇格を逃した。

旭川と札幌の2会場でパブリックビューイングが行われた。旭川会場に90人、札幌会場には30人と、計120人が駆けつけ、ヴォレアス北海道を応援した。札幌会場に訪れた橘綾乃さん(18)と長尾水紀さん(18)は「悔しいけど最終セットを取って力があることを示してくれた。来季こそ1部に上がってほしい」と声をそろえた。

大分三好対ヴォレアス北海道 右サイドから強烈なスパイクを放つ北海道の古田(左)(C)V.LEAGUE

ヴォレアス北海道V1昇格逃す「非常に残念」監督/Vリーグ入れ替え戦

大分三好ヴァイセアドラー対ヴォレアス北海道 2セット連続で奪取した瞬間、盛り上がる札幌市内のパブリックビューイング会場(撮影・永野高輔)

<Vリーグ男子入れ替え戦:ヴォレアス北海道3-2大分三好ヴァイセアドラー>◇第2戦◇5日◇三重県営サンアリーナ

男子2部2位ヴォレアス北海道は、第2戦を3-2で勝利し1勝1敗としたが、1戦目をストレート勝ちしている1部10位大分三好ヴァイセアドラーに及ばず、V1昇格を逃した。

北海道は3-2勝利で2ポイント。大分三好は4日の3-0勝利の3ポイントに、5日の2-3敗戦の1ポイントを加算し4ポイントとなり1部残留となった。

あと1歩だった。第1戦を0-3で落とすも、第2戦をストレート勝ちし、合計スコア11点差以上つければ逆転可能だった。第1セット25-20、第2セットは25-14と圧倒。2セット合計で16点差をつけ、心理的にも優位な状態で第3セットに入ったが、大分三好の得点源ストックトン(28)の強烈なスパイクを止めきれず、19-25で落とし、昇格が消滅した。

北海道のエド・クライン監督(39)は「結果は非常に残念。しかし、最後まで戦いきったことに関しては満足している。足りないところは分かったので、しっかりと修正していきたい」。元日本代表の越川優(36)は「初めてV2でやってみて、V1との違いを肌で感じることができた。こういった形で終わったが、すべての経験が自分の経験値としてプラスとなった。大きな意味のある1年だった」とコメントした。

昨季はコロナ禍で入れ替え戦が中止。今季はコロナの影響で開催が4月から5月に変更となった。当初予定していたV1チームとの練習試合は、日程調整がつかなくなり中止。ぶっつけ本番でV1勢と組み合うも2戦目には、しっかり分析し、相手を追い込んだ。越川、古田史郎主将(33)の強打や、佐々木博秋(26)の技巧的スパイクなどで翻弄(ほんろう)し、第2戦は3-2とV1チームから1勝を挙げ、力の差が少ないことは証明したが、何かが足りなかった。

現地で試合を見守った降旗雄平GM(36)は「悔しい。そのひと言に尽きる。でもこれで終わりじゃない」。あきらめずにチームが掲げる1部への「超戦」を続けていく。

大分三好対ヴォレアス北海道 北海道の昇格が消滅し、札幌市内のパブリックビューイング会場に集まったファンも意気消沈する(撮影・永野高輔)

大分三好がストレート勝ち コロナで試合延期も万全 Vリーグ入れ替え戦

大分三好ヴァイセアドラー対ヴォレアス北海道 強烈なスパイクを放つ北海道の古田(右)(C)V.LEAGUE

<Vリーグ男子1、2部入れ替え戦V・チャレンジマッチ:大分三好ヴァイセアドラー3-0ヴォレアス北海道>◇第1戦◇4日◇三重県営サンアリーナ

1部最下位(10位)大分三好ヴァイセアドラーが、2部2位のヴォレアス北海道をストレートで下し、1勝を挙げた。大分三好は第1セット25-22、第2セットを25-20で取ると、第3セットは一時、リードを許すも終盤に逆転し、25-23で競り勝った。

当初は4月3、4日(千葉・船橋)開催予定も、大分三好のチーム関係者が新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたことが1日に判明し中止。特例措置により、有観客を無観客にし、会場も変え代替日程での開催となった。175センチの得点源で、バックアタック5本を含む14本のアタックを決め勝利に貢献した大分三好の山田滉太(23)は「ヴォレアス北海道さんには迷惑をかけてしまった。こうやって試合をやらせてもらうことになり、何とかしっかりパフォーマンスができるように準備をしてきた。まずは自分の役割を果たせて良かった」と話した。

北海道は、3月7日の2部富士通戦で右足首を負傷した元日本代表の古田史郎主将(33)が復調し先発。アタックで両チーム最多の18得点を挙げるなど奮闘も、初戦を落とした。エド・クライン監督(39)は「V1で戦ってきた大分三好はハイレベルでサーブレシーブからの攻撃を含めアタックを止めることができなかった。明日はもっとサーブで攻め、相手のサーブレシーブからの攻撃を止める必要がある。あきらめず3-0で勝てる準備をしていく」とコメントした。

5日の2戦目で大分三好が勝てば1部残留。北海道が勝ち1勝1敗で並んだ場合は、ポイントの高いチーム(3-0、3-1は3点、3-2勝利は2点で相手に1点入る)、ポイントも並んだ場合はセット率の高いチーム、セット率も同率の場合は、得点率の高いチームを上位とする。すべて同率の場合は1部チーム(大分三好)を勝利とする。

バレー男子代表、石川祐希の合流は「15日から」中垣内監督

日本対中国 第4セット、交代する西田(右)とタッチを交わす中垣内監督(撮影・狩俣裕三)

<バレーボール男子代表国際親善試合:日本3-1中国>◇2日◇東京・有明アリーナ

男子日本代表の中垣内祐一監督(53)は試合後の会見で、新主将の石川祐希(25=ミラノ)の代表合流について「石川は(4月)30日に帰国しましたので、自主隔離で14日間終えて合流するのは15日から」と語った。

石川は所属するミラノで4月25日(日本時間26日)に今季最終戦を終えた。国際親善試合2連戦と紅白戦(8日、9日@高崎アリーナ)のメンバーに名を連ねていなかった。石川は柳田将洋(28=サントリー)から引き継ぎ、今季から代表の主将を務めている。

一方で前主将の柳田は「コンディション不良」(中垣内監督)で国際親善試合のメンバーから外れたが、紅白試合の出場選手18人の中には名を連ねた。

石川祐希(19年9月25日撮影)

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バレー男子代表が中国代表に2連勝、「高さ」克服し西田ら若い力で

日本対中国 第3セット、スパイクを決める西田(撮影・狩俣裕三)

<バレーボール男子代表国際親善試合:日本3-1中国>◇2日◇東京・有明アリーナ

男子日本代表は前日に続き、中国代表を下して2連勝を飾った。オポジットの西田有志(21=ジェイテクト)や高橋藍(19=日体大)がスピード感のある多彩な攻撃で相手の高さを克服し、3-1で勝利を収めた。

2メートル級の選手が多数メンバーに名を連ねる中国は、欧州強豪国とひけを取らない高さを誇る。前日の試合では「万里の長城」を思わせる高いブロックに、日本もつかまるシーンが目立った。

だが、この日は違った。被ブロックが少なくなり、スピードと多彩な攻撃で攻め立てるシーンが増えた。西田や高橋の強打で1、2セットを連取。3セット目こそ相手に序盤からリードを許して奪われたが、最終セットは奪い返し、前日に続き勝利した。

合流が遅れている主将の石川祐希(25=ミラノ)、コンディション不良でメンバー外となった柳田将洋(28=サントリー)が不在の中、西田に続き高橋、大塚、高梨ら若い力が大きくアピールした。新戦力も台頭し、今月末からイタリア・リミニで行われるネーションズリーグに向けて弾みをつけた。

日本対中国 第4セット、日の丸を背に豪快なスパイクを決める高橋藍(撮影・狩俣裕三)
日本対中国 試合後、記念撮影する日本代表の選手たち(撮影・狩俣裕三)

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中田久美ジャパン「課題見えた」世界1位“万里の長城”中国の高さに屈す

日本対中国 第2セット、ポイントを奪い喜ぶ日本(撮影・滝沢徹郎)

<バレーボール女子代表国際親善試合:日本0-3中国>◇1日◇東京・有明アリーナ

日本女子代表は、16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)覇者の中国代表を前に0-3とストレート負けを喫した。

「万里の長城」を思わせる中国の圧倒的な高さは、日本の想像を上回った。海外勢を想定して男性パートナーを練習相手にした日本代表は第1セット、第2セットと被ブロックが目立ち、スパイカー陣がつかまった。オポジットの長岡は「中国を実際に相手にすると、スピード感だったり、手の出方が違った」と振り返るように、世界ランキング1位に序盤は圧倒された。

それでも第3セットは一時5点リードして優位に展開。その後は徐々に点差を詰められてデュースに持ち込まれ敗れたが、中田監督は「最後のセットなんかは勝ちきりたかったところもあるが、世界ランク1位の中国とやることで通用すること、通用しないことが明確になった」。

今月後半のネーションズリーグに向けて指揮官は「高い攻撃力のあるチームに対してどう点を取っていくのかは今後の課題が見えた」。前回五輪王者との真剣勝負で得た収穫を、本大会に向けた残りの強化期間で詰めていく。

日本対中国 第2セット、タイムアウトで選手に話す中田監督(中央)(撮影・滝沢徹郎)

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男子日本代表が中国との熱戦制す、16得点高橋藍「らしいプレーできた」

日本対中国 第4セット、スパイクを放つ高橋藍(奥)(撮影・滝沢徹郎)

<バレーボール男子代表国際親善試合:日本3-2中国>◇1日◇東京・有明アリーナ

男子日本代表は格下の中国相手にフルセットにもつれる熱戦を制した。この日代表デビューした高橋藍(19=日体大)は、西田有志(21=ジェイテクト)に次ぐチーム2位の16得点を挙げて逆転勝利に貢献。約1年半ぶりの国際親善試合開催に花を添える活躍で、代表入りへ大きくアピールした。

第4セット終盤にサービスエースを含む3連続得点を挙げ、25-18。チーム最年少の19歳の顔にも笑みがこぼれた。続く最終セットも連取し、チームは逆転勝利。高橋は「最初は少し堅さがあったけど、途中からスパイクが決まりだして自分らしいプレーができた」と振り返った。

欧州強豪国に匹敵する2メートル級の選手が多数いる中国の高さを前に、序盤は苦戦を強いられた。1枚ブロックでも阻まれるシーンが見られ、「初の国際試合で高さ慣れしていなかった」。

中盤にかけては修正力の高さを見せた。スパイクについては「どの高さで打てばいいと調整できた」、一方で得意のサーブレシーブは「高さがあり食い込まれるシーンがあったので、1歩下がった」。5セット全てで出場を果たし、指揮官の期待に応えた。

京都・東山3年時にエースとして春高バレー初優勝に導いた。日体大では1年時から主力に名を連ねた。シニア代表に招集されてからも安定したレシーブ力と速い攻撃参加など持ち味を発揮している。

小学校の卒業文集で書いた東京五輪出場の夢が現実に近づくが、「(代表入りは)今は通過点。メダルを取ることが目標」。19歳はさらに先を見据えている。【平山連】

日本対中国 第4セット、ポイントを奪いさけぶ高橋藍(奥)(撮影・滝沢徹郎)

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女子バレー岩坂名奈が現役引退を決めた理由 「恩師」中田久美監督への感謝

引退セレモニーを終えて笑みを浮かべる左から久光の座安、岩坂、小島(SAGA久光スプリングス株式会社提供)

バレーボール女子日本代表前主将のミドルブロッカー岩坂名奈(30=久光)が29日、引退会見で今季限りで現役を退く理由を語った。

「(今季は)コンディションが上がらず勝負に食い込めなかった。チームに貢献ができないことが多くなり、区切りにしようと決めました」と話した。晴れ晴れした表情で「心残りはありません。達成感の方が強いです」と周囲への感謝を惜しまなかった。

大分・東九州龍谷卒業後12年間にわたりプレーした久光、「恩師」として慕う女子日本代の中田久美監督、チームメートやファンへ。それぞれへの感謝を口にして、岩坂は「中1からバレーボールを始めて、生活の一部。いろんな方々に恵まれてここまで来れました」と振り返った。

17年から19年まで女子代表の主将を経験した。中田監督から抜てきされたが、岩坂自身は「エースでも絶対的存在でもない。どちらかという常に周りを気にしていました」。慣れない役職に重圧を抱きながらも、「キャプテンの経験が今後の人生に生かされると思う」と力強く語った。

今夏の東京オリンピック(五輪)を目指す代表候補には久光から3選手(オポジットの長岡望悠、アウトサイドヒッターの石井優希と井上愛里沙)が名を連ねる。そんな選手たちへ、岩坂は「応援したい気持ちでいっぱいです」と語った。 自身の今後については未定としながらも、「12年間お世話になったので、何かしらのお手伝いをしていきたい」と抱負。去る者としての言葉も忘れず「変化はリスクもありますが、来季からまた新しい久光を作り上げてほしい」とエールを送った

このほか16年リオデジャネイロ五輪日本代表のリベロ座安琴希、セッター小島絢野の2選手も現役引退会見を行った。【平山連】

女子日本代表チーム練習中、円陣の中央で声をかける岩坂名奈主将(19年4月24日撮影)
バレーボール女子日本代表合宿の練習で笑顔を見せる岩坂名奈(18年4月17日撮影)
バレーボール女子日本代表合宿で練習する岩坂名奈(18年4月17日撮影)

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女子バレー元代表の座安琴希、岩坂名奈らが6月引退

座安琴希(16年5月20日撮影)

Vリーグ女子1部の久光は26日、16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)代表の座安琴希、元日本代表の岩坂名奈らが6月30日付で引退すると発表した。

座安はリベロとして活躍した11、15年W杯代表で、リオ五輪ではレシーバーとして代表入り。ミドルブロッカーの岩坂は11、19年W杯、18年世界選手権代表。17~19年に代表の主将を務めた。セッターの小島絢野も現役を退く。

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Vリーグのヴィクトリーナ姫路がチアリーダーズ募集 6月オーディションへ

ヴィクトリーナ姫路チアリーダーズのディレクターに就任した須長順子さん(シーアップス・エンターテインメント提供)

バレーボール女子Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路が、新たな挑戦を始める。

26日、姫路市内からオンラインで記者会見を行い、専属チアリーダーズの第1期生を募集すると発表した。ディレクターには、米アメリカンフットボールNFLで2年連続チアリーダーファイナリストとなった須長順子(Jubi)さんが就任した。

橋本明球団社長は「須長さんには立ち上げの経験もある」。男子バスケットボール「Bリーグ」のアルバルク東京ディレクターとしての経験値にも期待を寄せた。専属チアリーダーズ希望者に向けては「たくさんの方に応援していただくと、選手はいつも以上に力が出る。笑顔がすてきな、元気な方にたくさん来ていただきたい」と呼びかけた。

3月で法人設立から5年となり、真鍋政義球団オーナーは「(20-21年シーズンで導入した)スコートユニホームでかなり注目された。より一層、挑戦していきたい。応援で地域を1つにしていきたい」と力強い。須長さんは週1回、東京から姫路へ指導に訪れる。

新型コロナウイルスの影響で流動的だが、第1回のオーディションは6月6日を予定。最低10人、数年間で20人程度の専属チアリーダーを想定しており、将来的にはキッズ向けの教室まで発展させていく考えだ。

この日の会見では、姫路市内の商業施設「テラッソ姫路」内に「シーアップスカフェ&スポーツバー」をオープンさせることも発表された。5月中に内装も仕上がり、新型コロナウイルスの感染拡大状況を見ながらオープンの時期を決める。

プロテインなどを使ったアスリート用の裏メニューも用意するといい、橋本球団社長は「若年層の方々にもスポーツへの関心や、チームへの興味を持ってほしい。今回の店でチャレンジしたい」と力を込めた。

姫路は直近のシーズンで12チーム中10位。上位進出へのチーム強化と並行し、地域やファンとのつながりも強めていく。【松本航】

ヴィクトリーナ姫路チアリーダーズのディレクターに就任した須長順子さん(シーアップス・エンターテインメント提供)

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バレー代表石川祐希、中国戦2戦を欠場 中垣内監督「臨機応変に対応を」

バレーボール男子日本代表エース石川祐希(2019年6月6日撮影)

バレーボール男子日本代表の中垣内祐一監督が26日のオンライン会見で、25日(日本時間26日)最終戦に臨んだ石川祐希(25=ミラノ)は合流が遅れ、来月1、2日の中国との国際親善試合(東京・有明アリーナ)には出場しないことを明かした。

今季から主将を担う25歳について、指揮官は「コート内外でさらにリーダーシップを発揮してほしい」と期待を寄せた。

男子代表は今夏の東京オリンピック(五輪)を控え、主将を柳田将洋(28=サントリー)から石川へバトンタッチ。24年パリ五輪も見据えた対応とし、中垣内監督は「キャプテンがなくなったからといって、柳田に対してもこれまで同様に力強いサーブとスパイクで貢献してほしい。石川に関してはさらに存在感を発揮してほしい」と話した。

代表メンバー12人はネーションズリーグ(5月28日~6月23日、イタリア・リミニ)終了後に選考するとしている。選考基準について中垣内監督は「チームにとって点数につながる良いプレーができるか。それに加えて、我々の戦術に即してプレーできるか。チームのために自分の役割が全うできるか。人間性がどうかも関わってくる」と指摘。

今季のテーマは「臨機応変」。中垣内監督は「コロナ禍でさまざまな制約、急なスケジュールの変化などイレギュラーな対応が迫られるが、臨機応変に柔軟な対応をしたい」と語った。

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バレー代表西田有志「相手を崩せるサーブが必ず必要になる」磨いた技が鍵

西田有志(右)(2019年6月9日撮影)

バレーボール男子日本代表の西田有志(21=ジェイテクト)が26日、オンライン取材で来月1日、2日の中国との国際親善試合に向けた抱負を語った。

主将の石川祐希(25=ミラノ)が欠場することになり、得点源として懸かる期待が増す。2019年のW杯以来となる国際試合に向けて「1つのピースとしてチームの力になり、(ファンへ)成長している姿を見せたい」と述べた。

今季のVリーグでは833得点を挙げ、日本人最多の得点記録を更新。飛躍著しい21歳の顔には、自信がみなぎっている。持ち味のサーブは時速127キロに到達。東京オリンピック(五輪)でも磨いてきた技が鍵になるとし、「相手を崩せるサーブが必ず必要になる」。力強さだけではなく、精度も上げながら強化をしていく。

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男子バレー中国代表との国際親善試合は無観客開催 5・1、2

有明アリーナ(2021年1月10日)

日本バレーボール協会の嶋岡健治会長は26日、男子代表の始動会見に出席し、緊急事態宣言の影響で中国代表との国際親善試合(来月1日、2日、東京・有明アリーナ)を無観客で行うことについて経緯を説明した。

緊急事態宣言発令に伴う要請に従い、同協会は23日に無観客開催を発表。既に販売していたチケットについて、返金に応じるとしている。嶋岡会長は「関係部署でギリギリまで大会の開催可否を議論し、無観客でもなんとか国際試合を消化できる大会にしたい。お客様の安全対策を鑑みて無観客で行うとしました」と話した。

群馬・高崎アリーナでの男子日本代表の紅白試合(来月8、9日)については、予定通り有観客で実施する方向で進めているとした。

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ミラノが5位決定戦進出 石川祐希は出場せず

5位決定戦決勝に進んだ石川所属のミラノ(所属事務所提供)

<バレーボールイタリア1部リーグセリエAプレーオフ:ミラノ3-1ベローナ>◇22日(日本時間23日)◇5位決定戦準決勝

バレーボール男子代表の石川祐希が(25)所属するミラノがベローナを3-1で下し、5位決定戦決勝へ進出した。

今季初優勝したCEVチャレンジカップ出場権の獲得まで、あと1勝に迫った。石川は出場しなかった。

次戦は今季最終戦。25日(日本時間26日)にホームでモデナを迎え撃つ。

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Vリーグ嶋岡健治会長退任を承認、日本協会会長職に専念し東京五輪へ注力

嶋岡健治会長(2019年5月10日撮影)

日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は21日に理事会を開き、嶋岡健治会長が今月末で退任することを承認した。兼任していた日本協会会長の職に専念し、3カ月余りに迫った東京五輪へ最大限力を注ぐためという。「今のポジションでは時間的に不足の部分が出て、じくじたる思いがあった」と話し、今季のリーグ戦終了という区切りを迎え決断した。後任には副会長の国分裕之氏が就く。

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バレーボール黒鷲旗全日本男女選抜大会が中止 感染リスクなど総合的に判断

日本バレーボール協会は21日、今月30日から大阪市内で開催予定だった黒鷲旗全日本男女選抜大会(30~5月5日)を中止すると発表した。新型コロナウイルスの影響で、昨年に続き2年連続で開催見合わせとなった。

大会が開催される大阪府で緊急事態宣言が発出される見込みとなったことを受け、同協会は共催する毎日新聞社と協議の結果、中止を決断した。

同協会は「観戦されるお客さま、参加チーム、関係者の他都道府県からの移動制限が生じること、会場内での感染リスクなどから総合的に判断いたしました。観戦を楽しみにしてくださっていた皆さまには、深くおわび申し上げます」などとコメントした。

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黒後愛「バレーする姿で誰かを勇気づけたり元気を」競泳池江璃花子から刺激

真剣な表情を浮かべながら練習に臨む黒後(日本バレーボール協会提供)

バレーボール女子日本代表が19日、東京オリンピック(五輪)シーズン開幕前の記者会見をオンラインで開き、黒後愛(22=東レ)は、競泳女子で白血病から復帰し東京五輪代表に内定した池江璃花子から刺激を受けたことを明かした。

同じ若い世代のアスリートがもたらした明るいニュースに「バレーをする姿で誰かを勇気づけたり元気を与えたりするのが、何よりもうれしい。そういうプレーをしなくちゃいけない」と気を引き締めた。来月1日には世界ランキング1位の中国と東京・有明アリーナで戦う。

池江璃花子(2021年4月10日撮影)

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バレー黒後愛、池江璃花子から刺激「好きだからこそやり続けているのかな」

真剣な表情を浮かべながら練習に臨む黒後愛(左)と石川真佑=2021年4月18日(提供:日本バレーボール協会)

バレーボール女子日本代表が19日、東京オリンピック(五輪)シーズン開幕前の記者会見をオンラインで開き、黒後愛(22=東レ)は、競泳女子で白血病から復帰し東京五輪代表に内定した池江璃花子から刺激を受けたことを明かした。

同じ若い世代のアスリートがもたらした明るいニュースに「水泳が好きだからこそどんな状況でもやり続けているのかな。自分もバレーボールが好きな気持ちは大切にしていきたい」と誓い、「バレーをする姿で誰かを勇気付けたり元気を与えたりするのが、何よりもうれしい。そういうプレーをしなくちゃいけない」と気を引き締めた。

所属先では今季キャプテンを担い、コート内外で存在感を発揮。一皮むけた若手に対し、中田監督も「日本のバレーは拾ってつないで、最後は黒後、古賀に託す」と期待を寄せる。

来月1日には世界ランキング1位の中国と東京・有明アリーナで戦う。目標に掲げるメダル獲得に向け、黒後は「相手の高いブロックに対して最後の1点をどう取るか考えています」。自らの課題と向き合う表情には、充実の色が見えた。【平山連】

日本選手権女子100メートルバタフライで優勝、五輪出場も内定し涙する池江璃花子(2021年4月4日)

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バレ-女子代表5・1中国戦でセッター籾井ら若手の力試し 中田監督が会見

練習の様子を眺めるバレーボール女子日本代表の中田久美監督(提供:日本バレーボール協会)

バレーボール女子日本代表の中田久美監督が19日、東京オリンピック(五輪)の本格始動に合わせてオンライン会見に臨んだ。新型コロナウイルスの影響で五輪が1年延期となり強化策の見直しを迫られたが、黒後、石川、籾井、山田といった若手が台頭。来月1日に五輪本番会場の東京・有明アリーナで行われる世界ランキング1位の中国を相手にどこまで通用するか。「現時点での力を試したい」と決意を見せた。

2019年のW杯以来となる約1年7カ月ぶりの国際試合に向けて、中田監督が決意を見せた。代表選手18人は3月1日から東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で国内合宿に臨み、海外勢を想定して男子選手と実戦練習を重ねてきた。世界ランク1位の中国を相手に「ベンチワークを含めてオリンピックへのシュミレーションをしていく」と決意を見せた。

中国と対戦後に国内合宿を挟み、5月25日からは公式国際試合「ネーションズリーグ」(イタリア・リミニ)に挑む。16チームによる総当たり戦で予選ラウンドを戦い、上位4チームが決勝ラウンドに進む。

実戦機会が乏しい代表にとって一戦一戦が大事になる。中田監督は「選手たちには最終的には12人しか連れて行くことができないので、しっかりとパフォーマンスをしてほしいと言っている」。選考で重視する点については「東京オリンピックでメダルを取るために必要なのは、自ら考えてチャレンジする選手が最低条件ではないか」と話した。

日本のコンビバレーの重要な鍵となるセッターには、関、田代、初選出の籾井が選ばれている。Vリーグ女子JTを2冠に導いた20歳の籾井について、中田監督は「同じセッターとして非常に面白いし、頼もしい視点がある。トス回し一つにしても、深いところまで考えている。初めての代表で多少遠慮しているけど、それを取り除いたときに籾井の力が発揮される」と期待した。【平山連】

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バレー代表主将の荒木絵里香「限界突破」集大成東京五輪で娘の期待応える

4大会連続五輪出場を目指して練習に打ち込むバレーボール女子日本代表主将の荒木絵里香=2021年4月18日(提供:日本バレーボール協会)

オリンピック(五輪)4大会連続出場を目指すバレーボール女子代表主将でミドルブロッカーの荒木絵里香(36=トヨタ車体)が、開幕まで3カ月余りに迫った東京五輪に向けて限界に挑む覚悟を見せた。19日にオンライン取材に応じた荒木は、今季の目標を「限界突破」と掲げた。キャプテンとしてだけではなく攻守の要として、ベテランの意地を見せる。

4度目となる五輪の舞台は、一言では言い表すことができない。荒木は「そこに向かう過程に意味がある」ときっぱり言う。19年W杯以降国際試合から遠ざかっているが、海外チームと試合ができないことはどこも同じ。「イレギュラーな状況でどう戦うのかは難しいと思うけど、しっかり自分たちも対応していきたい」と前を向く。

今季のVリーグは11位と振るわなかったが、自身は3年ぶり8回目となるブロック賞を獲得。サーブと共に五輪延期決定後に技術に磨きをかけてきた。

来月1日の中国戦は、今の世界トップに自分たちのプレーがどれだけ通用するか図れる絶好の機会と捉える。「世界1位の中国とどう戦い、どう勝つか、常に世界のトップへのチームと戦うことを意識して取り組んでいます」と話す。

小学2年生になった長女和香ちゃんをはじめ、家族のサポートに感謝を惜しまない。娘にどんな姿を見せたいかと問われ、「本気で目標に向かって挑戦する自分の姿から、何かを受け取ってもらえたら」。集大成と位置付ける東京五輪の舞台で期待に応える活躍を見せようと、ママはきょうもコートに向かう。【平山連】

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中止となっていたVリーグ入れ替え戦、無観客で開催

日本バレーボール機構(Vリーグ機構)は19日、4月3、4日(千葉・船橋)の開催が中止となっていた、男子1部最下位(10位)大分三好ヴァイセアドラーと2部2位ヴォレアス北海道が対戦する1、2部入れ替え戦「V・チャレンジマッチ」を、5月4、5日に三重県営サンアリーナ(三重・伊勢市)で、無観客開催すると発表した。4日は午後4時、5日は午後1時開始となる。

1日に、大分三好ヴァイセアドラーのチーム関係者が、新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたことが判明し中止。今回、特例措置により、代替日程での開催が決まった。ヴォレアス北海道の古田史郎主将(33)はクラブを通じ「僕たちはもちろん、対戦相手の大分三好の関係者、サポーターのみなさまも不安な思いで日々を過ごしていたと思います。このような情勢の中で入れ替え戦開催が決まったことが、明るい話題になることを望みます」とコメントした。

4月の時点では有観客開催を予定していたため、チケットはVリーグ機構で、5月18日まで払い戻し手続きを受け付ける(詳細は同リーグ公式サイトへ)。不可抗力により再び開催不可となった場合は、9月末までを目途に再度日程を調整し、代替開催を検討する。

勝利数が多いチームが上位。勝利数が並んだ場合はポイントの高いチーム、ポイントも並んだ場合はセット率の高いチーム、セット率も同率の場合は、得点率の高いチームを上位とする。すべて同率の場合は1部チームを勝利とする。

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石川祐希12得点MVP、ミラノ準決勝進出 バレーセリエAプレーオフ

ヴィーボ・ヴァレンティアにストレート勝ちを収め石川祐希所属のミラノ(所属事務所提供)

<バレーボールイタリア1部リーグセリエAプレーオフ:ミラノ3-0ヴィーボ・ヴァレンティア>◇18日(日本時間19日)◇5位決定戦第7戦

バレーボール男子代表の石川祐希が(25)所属するミラノがヴォーボ・ヴァレンティアと対戦し、ストレート勝ちを収めた。首位ピアチェンツァに勝ち点で並んだが、勝ちセット数で及ばず2位で準決勝進出。スターティングメンバーに名を連ね12得点を挙げた石川はアタック決定率69%の活躍で、今季5試合目となるMVPに選出された。

予選最終戦を会心の勝利を収めたことについて、石川は「前回の負け(ヴェローナ戦)からしっかり修正して、勝ち切ることができた」。自身のパフォーマンスにも満足し「次の試合につながる試合になったと思っています」と振り返った。

次戦は準決勝。22日(日本時間23日)にホームでヴェローナと戦う。「次はしっかり勝ち切って、決勝に進めるように臨んでいきたいと思います」と意気込みを見せた。

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バレー柳田将洋「しっかりと代表メンバーに生き残る」五輪ユニ姿で決意

代表ユニホームを着た柳田(撮影・平山連)

バレーボール男子日本代表の柳田将洋(28=サントリー)、西田有志(21=ジェイテクト)、高橋藍(19=日体大2年)が14日に都内で行われたアシックスのイベントに出席し、東京オリンピック(五輪)開幕まで100日を迎えた心境を明かした。この日代表ユニホームに身を包んだ3人は、日の丸を付けて戦う重みを実感。来月に行われる中国との国際親善試合(1、2日)に向けて気持ちを引き締めていた。

海外挑戦を経て4年ぶりにVリーグに復帰した柳田は、サントリーの14年ぶりのリーグ優勝に貢献。「思い描いたステップを踏めている」と振り返り、順調にコンディションを上げている。本年度は石川に主将を引き継いだ。今後課題に挙げるサーブレシーブではさらなるレベルアップを図ると述べて「しっかりと代表メンバーに生き残る。そこにフォーカスしていく」と決意を見せた。

西田は今季のVリーグで日本人最多の833点をマーク。攻撃専門のオポジットとして高い存在感を放てた要因について、「トスがどういう風にほしいとか、うまくコミュニケーションが取れた」。昨季以上に全ての面で成長を遂げたと実感を込めた。五輪開幕まで100日を迎えたことに「誰も代表に確定しているわけではないので、コンディションをしっかり整えて1日1日をしっかり過ごしていきたい」と話した。

最年少19歳で代表候補入りした高橋は「気持ちが引き締まった」。小学校の卒業文集で綴った東京五輪に出たいとの目標。「持てる力を出し切って夢の舞台に立ちたい」と意欲を見せた。【平山連】

代表ユニホームを着た左から高橋藍、柳田将洋、西田有志(撮影・平山連)

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東レ落合一貴と梅野聡コーチ兼選手が退団 Vリーグ

バレーボールVリーグ男子1部の東レは13日、アウトサイドヒッターの落合一貴(27)と、セッターの梅野聡コーチ兼選手(31)が、30日開幕の黒鷲旗全日本男女選抜大会(大阪市)を最後に退団すると発表した。退団後について、落合は未定。梅野は他チームでの現役続行を希望している。

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石川祐希は出場せず ミラノが勝利、準決勝進出が確定 セリエAプレーオフ

5位決定戦準決勝進出を決めた石川所属のミラノ(所属事務所提供)

<バレーボール:イタリア1部リーグ:セリエAプレーオフ:ミラノ3-0ラヴェンナ>◇12日(日本時間13日)◇5位決定戦第5戦

男子日本代表の石川祐希(25)が所属するミラノが、ラヴェンナに3-0とストレート勝ちを収めた。5位決定戦5連勝とし、準決勝進出が確定した。石川は出場しなかった。

次戦は15日(日本時間16日)にホームでヴェローナと対戦する。

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