日刊スポーツ

「人を裏切るような人間ではない」森保監督浅野拓磨に言及 代表招集も示唆

「人を裏切るような人間ではない」森保監督浅野拓磨に言及 代表招集も示唆

森保一監督(2021年3月25日撮影)

日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が4日、オンラインで取材に対応し、セルビア1部パルチザンとの契約解除してクラブとの対立が起きているFW浅野拓磨(26)について言及した。

浅野は契約解除となったいきさつについて、自身のブログで「度重なる給与の未払い、不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった」と説明している。これに対してパルチザンは「根拠のない退団であり、契約違反。国際サッカー連盟に訴える」と提訴をにおわせる声明を出している。

森保監督は広島を指揮した13年から16年まで、浅野を指導した間柄にある。今回起きている問題については「契約のことに関してはコメントできる立場にない」としつつ、人物像もよく知る指揮官は「人を裏切ったり、チームを裏切ったりするような人間ではない。今までのつきあいで、そういうことはありえないと思っている。この問題が早く解決してくれるといいなと思う」と、浅野に対する思いを語った。

5月末からは代表活動も始まる。「可能であれば選考のテーブルに乗せて話していきたい」と、招集する可能性についても言及した。

浅野拓磨(2021年3月30日撮影)

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森保監督、6月の代表戦招集は柔軟な対応で「クラブと調整し個別対応が必要」

日本代表の森保一監督

日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が4日、オンラインで取材に対応した。

今月28日に行われる予定のW杯アジア2次予選ミャンマー戦を皮切りに、6月にはU-24日本代表が2試合、A代表が4試合を控えている。ミャンマー戦は1度延期されたこともあって、国際Aマッチ期間外に開催される変則スケジュール。選手の招集に影響が出ることも考えられる。森保監督は、近い日程で試合があるJリーグの選手の招集はできない見通しであるとし、海外組でチーム編成をする上でも「日程的に難しい選手がいる。所属クラブでプレーオフがあった場合は招集できなくなる可能性がある。何人かの選手でシミュレーションしている」と柔軟な対応を求められていることを示唆した。

また6月は海外組の選手にとってはオフ期間となり、所属クラブからは選手に休養を与えてほしいという声もあるという。A代表は6月だけでも4試合と、長丁場で試合数も多い。指揮官は「休みはクラブと調整し、個別対応していくことが必要。全員が横一列に休むことはできないので。いつシーズンが終わったか、いつから始まるかなども把握しながら」と、選手によってはすべての試合をこなさずに、早めに離脱させてオフを取らせる可能性にも触れた。

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森保監督、5月W杯予選ミャンマー戦は「海外組が中心になると思っている」

森保一監督(2021年3月25日撮影)

日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が27日、オンラインで取材に対応した。

今後は5月28日にA代表がW杯アジア2次予選ミャンマー戦を行い、6月の国際Aマッチ期間ではA代表がセルビア代表との国際親善試合など4試合、U-24日本代表が2試合を予定している。

ミャンマー戦は国際Aマッチ期間から外れており、翌日にJリーグの試合も組み込まれている状況。指揮官は「国内組の招集はできないと思っている。海外組が中心になると思っている」と、昨年10月と11月に行った欧州遠征と同様に海外組だけの編成になる可能性を示唆した。

6月に入ると、3月と同様に2つの代表が平行して活動する。A代表は国内組も含めて招集が可能になるため、ミャンマー戦とは別にチーム編成を行う考えだ。「ミャンマー戦で1グループ、そのあとにA代表と五輪に分かれる。3グループの活動になる」と説明した。

7月に東京五輪が迫っていることから、五輪世代の選手は3月に続き、原則U-24日本代表に集める方針。「選考も含めて、五輪に向けていい準備をしたい」と話した。

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森保監督VSストイコビッチ監督、6・11セルビアとJ優勝監督“再戦”

森保監督とストイコビッチ監督の比較

森保ジャパンが6月11日にピクシーこと、ドラガン・ストイコビッチ監督率いるセルビアと国内で対戦することが26日、分かった。両国協会で合意しており、日本政府による、2週間の隔離を免除する特別な来日許可を待つのみとなっている。90年代にJリーグで対戦した2人の、代表監督としての“再戦”にも注目。正式決定すれば、欧州勢との日本での対戦は16年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦以来、5年ぶりとなる。日本協会は欧州の代表チームと、6月に2試合の強化試合を予定している。

ピクシーとポイチの対決が実現する。すでに両国協会では合意。新型コロナウイルス感染拡大の第4波で、日本政府による、特別な来日許可が下りず、現在は承認待ちの状況だという。3月に就任したストイコビッチ監督は、約10日前に地元のテレビ局とのインタビューで「次の代表の試合は日本でのキリン(チャレンジ)カップだ。確か、6月7日と11日だと思う。FIFAが決めたマッチデーでの試合となる」と話している。この時点では、まだ交渉はまとまっていなかったが、選手として8年間、監督として6年間過ごした日本への愛着が強すぎてか、“オフサイド気味”の発言も飛び出すほど、来日を心待ちにしているようだ。

日本は6月3日にも欧州の別の国と対戦する予定で、欧州選手権の予選敗退国を中心に交渉している。欧州はネーションズリーグなどが始まったこともあり、日本で欧州勢との対戦は、5年ぶりとなる。

両監督はともに、Jリーグの優勝監督。指導者としてすでに12、13年に4度対戦し、森保監督が1勝3分け。当時森保監督率いる広島はリーグ2連覇を成し遂げている。選手としては11度対戦し、ストイコビッチ氏の6勝5敗だ。今回、代表監督としては初対戦になる。

5~6月には22年ワールドカップカタール大会のアジア2次予選3試合が日本で集中開催される。そして、9月には同最終予選が始まる。その間、強化のための国際親善試合は組めない。日本は現在、2次予選5連勝中で残る2戦は消化試合になる可能性が高いため、2次予選の合間に欧州勢との強化試合2試合の強行を決めている。アジアの中で、日本以外の強豪国にはまだ、その余裕はない。2次予選ここまでの“貯金”が、欧州勢との対戦という“投資”で、さらに大きな“利益”を生み出すことになるのか-。正式発表のタイミングと、その成果に注目が集まる。

◆ポイチ対ピクシー 現役時代にJ1リーグ戦で11度対戦し、ストイコビッチ6勝、森保5勝。両者が初めてピッチで顔を合わせたのはストイコビッチの名古屋でのデビュー戦だった94年8月10日の広島戦。2人はともに先発し、前半6分に森保がFKをヒールキックで流して先制点をアシスト。一方のストイコビッチは前半18分に2枚目の警告で退場。森保はフル出場し、試合は広島が4-0で勝った。Jリーグの監督としては12、13年に計4度対戦し、森保監督の広島がストイコビッチ監督の名古屋に1-1、2-1、1-1、1-1と1勝3分け。

日本とセルビアの国際Aマッチ成績

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日本はフランス、メキシコなどと同組/東京五輪男女サッカー組み合わせ一覧

岩渕真奈(左)久保建英

東京オリンピック(五輪)の男女サッカー競技の組み合わせ抽せんが21日にスイス・チューリヒで行われ、開催国でA組が決まっていた男子日本代表はメキシコ、南アフリカ、フランスと同組に入った。

2大会ぶりの出場で、初優勝を目指すなでしこジャパン(女子日本代表)は、英国、カナダ、チリと同組になった

◆男子

A組

日本(7大会連続11度目)

南アフリカ(2大会連続3度目)

メキシコ(3大会連続6度目)

フランス(6大会ぶり13度目)

B組

ニュージーランド(2大会ぶり13度目)

韓国(9大会連続11回目)

ホンジュラス(4大会連続5度目)

ルーマニア(14大会ぶり4度目)

C組

エジプト(2大会ぶり12度目)

スペイン(2大会ぶり11度目)

アルゼンチン(2大会連続9度目)

オーストラリア(3大会ぶり8度目)

D組

ブラジル(4大会連続14度目)

ドイツ(2大会連続10度目)

コートジボワール(3大会ぶり2度目)

サウジアラビア(6大会ぶり3度目)

◆女子

E組

日本(2大会ぶり5度目)

カナダ(4大会連続4度目)

英国(2大会ぶり2度目)

チリ(初出場)

F組

中国(2大会連続6度目)

ブラジル(7大会連続7度目)

ザンビア(初出場)

オランダ(初出場)

G組

スウェーデン(7大会連続7度目)

米国(7大会連続7度目)

オーストラリア(2大会連続4度目)

ニュージーランド(4大会連続4度目)

※国名は順不同

<◆抽せん方法> 1次リーグ(L)は4つのポットから1カ国ずつ選び、4チーム×4組で行われる。男子の場合、同じポットに入った王国ブラジル、強豪アルゼンチン、宿敵韓国とは同組にならないことが確定。1次Lでは同じ大陸連盟の国同士が同じ組に入ることも原則として避けられる。そのためポット4ではフランスまたはルーマニアが同組になる。するとポット2の欧州2カ国は同組に入らないため、メキシコかホンジュラスが同組に入る。ポット3はいずれの国とも同組の可能性がある。このように現時点である程度同組になる国は絞られてくるが、比較的、1次Lを突破しやすいポット分けになったと言える。

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森保監督「どこと戦っても勝利しポイントを」21日に五輪組み合わせ抽選

日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が20日、オンラインで取材対応した。

U-24日本代表は21日に東京オリンピック(五輪)の組み合わせ抽選が行われる。すでにポット分けまで終了し、開催国の日本はブラジル、アルゼンチン、韓国と同じポット1でA組に入ることが決まっている。

森保監督は「ポット分けでホッとできることはない」と話し「五輪に出てくるのは強豪国ばかり。どこと戦っても勝利し、ポイントを取れるようにしたい」と気を引き締めた。

6月にも日本代表が活動する国際Aマッチ期間があり、U-24日本代表が2試合、A代表が4試合を予定している。ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を控えるA代表は、アジアサッカー連盟(AFC)が5月28日に開催するとしているミャンマー戦の結果次第で最終予選進出が決まる。

7月に五輪を控えるU-24日本代表は現時点で2試合を予定しているが、指揮官は「(2次予選の)突破が決まれば、五輪に向けての準備も(A代表の)活動に盛り込んでいけたら」と、状況に応じてU-24日本代表の強化の場を増やすことも選択肢に持ちながらに活動する考えを示した。【岡崎悠利】

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森保監督「我慢強く成長のために進んでくれている」久保建英の信頼変わらず

森保一監督(2021年3月25日撮影)

日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が20日にオンラインで取材対応し、MF久保建英(19=ヘタフェ)について言及し、変わらない信頼を語った。

久保は直近のリーグ戦では所属元であるレアル・マドリードとの試合で出番なしに終わった。3月のU-24日本代表ではアルゼンチン代表との2試合で抜群の存在感を放ったが、クラブでは出場時間を確保できない状況が続いている。森保監督は「試合に出られることが1番」としつつも「そうじゃない局面でも我慢強く、成長のために進んでくれている」と話した。

ロングボールを多用する守備的な戦術で引き分け狙いとも取れる戦い方をするヘタフェのボルダラス監督には、久保を起用しないことに対して批判の声もある。森保監督は「それ(起用)は監督が決めること。選手本人も、自分が選んでヘタフェにいっている」と、同じ監督としての立場から冷静に話した。

森保監督は3月にはA代表を指揮したため、久保らと直接会話する機会はなかったという。コーチスタッフから詳細な報告を受けているといい「19年11月にコロンビアと対戦したときと比べて、力を発揮できているし、チームがスムーズにいくために率先して周囲とコミュニケーションをとってくれていたと聞いている」とした。またプレー面でも「(クラブで)試合に出たり出なかったりというのはあるが、技術的にも戦術的にも生かせるものが多くなっていると報告を受けている」と話し、着実に成長を遂げていることを口にした。【岡崎悠利】

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日本サッカー協会が謝罪 代表活動後のコロナ検査ルール怠った選手1人

日本協会が16日、代表活動後に定められたコロナ検査ルールを怠った選手がいることを発表し、謝罪した。日本協会は3月にA代表2試合、U-24代表2試合、4月になでしこ2試合の計6試合の国際試合を行った。コロナ禍で強化試合を実施するため、政府各所やスポーツ庁などとの調整の中で「解散3日後、14日後、リーグ戦に向けて決められた日」のコロナ検査実施を条件に、政府から国際試合開催の特別許可を得ていた。

日本協会は、各クラブにその趣旨を説明し、検査の徹底を通達した。しかしクラブによってリーグ戦開催日が異なることなどから、検査日が異なるなどの問題で、1クラブが検査日を間違えていた。義務づけられた「解散3日目の検査」を勘違いし、所属代表選手の1人が3日目検査を実施しなかった。

日本協会関係者によると「その選手は代表戦前日、解散した日、解散2日後、同4日後に検査を受けた。6日間で4度検査を受けたが、勘違いもあって肝心な3日後の検査を行わなかった。クラブによってマストの検査日をより具体的に通達すればよかったと反省しています」と話した。

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なでしこ4月の活動終え 格下相手の試合も「ユーティリティー性確認」意義

なでしこジャパン高倉監督(2020年3月2日撮影)

東京オリンピック(五輪)での金メダルを目標に掲げるサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は13日、千葉県内での合宿を打ち上げて、4月の活動を終えた。

約1年ぶりの国際親善試合で、FIFAランク10位のなでしこジャパンは、同47位のパラグアイ、59位のパナマに、7-0と快勝した。格下相手のマッチメークを疑問視する声もあったが、「ユーティリティー性の確認」という点では、意義のある活動となったともいえる。

東京五輪の登録メンバーは18人。ワールドカップ(W杯)の23人と比較すると、かなり少ない。金メダルまでの道のりを考えると、1次リーグから準決勝まで、中2日の5連戦を18人で勝ち抜かなければならない(準決勝から決勝までは中3日)。

このとき重要になってくるのが、選手個々のユーティリティー性だ。夏場の連戦では、コンディションを下げる選手や、ケガで離脱する選手が複数出てもおかしくない。同じポジションの選手が、2人同時にいなくなる可能性もある。そうなったとき、本職ではないポジションをこなせる選手の存在が、勝利のカギとなる。高倉監督も今回の活動前、「GK含めて全員が攻守にわたり力を求められる中、ポジションをつけなくてもいいと思っているくらい」と、その重要性を発信していた。

パラグアイ戦では、これまでボランチでの出場が多かったMF杉田妃和(24=INAC神戸)がサイドハーフで、反対にサイドハーフでの出場が多かったMF中島依美(30=INAC神戸)がボランチで出場した。

MF北村菜々美(21=日テレ)は、デビュー戦となったパラグアイ戦に右サイドハーフで先発し、3日後のパナマ戦には左サイドバックで先発した。

DF宝田沙織(21=スピリット)は、所属クラブで昨年FWから最終ラインに転向。19年の女子W杯フランス大会ではFW登録だったが、今回は2試合ともセンターバックで出場した。

合宿中には、左サイドバックのDF鮫島彩(33=大宮)がセンターバックでプレーしたこともあった。

格下相手にボールを握る展開が長かったことで、新しいポジションでいかに持ち味を発揮できるか、確認する時間は十分にあった。9日間の活動を終えた指揮官は「少しポジションをいじっている選手は、おおよそ満足のいくパフォーマンスをしてくれたと思っている」と、新たな役割に挑んだ選手へ及第点を与えた。

今回の合宿は、新たなポジションを試すことによる、メンバー選考の意味合いが大きかった。五輪メンバー発表までには、5月に合宿が、6月に国際親善試合2試合が予定されている。高倉監督は、24日に開幕するWEリーグのプレシーズンマッチに足を運び、選手個々の最新の情報を収集していくという。

「ここからは、いかにコンディションが上がってくるか、核があってどういう味付けをしていくか、に入っていく。調子が上がってくる選手が大事になる。そのあたりも組み込みながら、選んでいく作業になると思う」。金メダルに向けたなでしこジャパンのチーム作りは、最終段階に突入しつつある。

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森保監督「感激して泣きました」 松山マスターズ制覇に刺激

森保一監督(21年3月30日撮影)

日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が、日本スポーツ界の快挙に涙した。13日にオンラインで取材対応。ゴルフの松山英樹(29)のマスターズ制覇を、朝のニュースで知り「感激して泣きました。妻と拍手を送りました」と明かした。

競技は違えど、スポーツで頂点を目指す立場は同じだ。森保監督自身も18年W杯ロシア大会でコーチとしてベルギーとの死闘を経験するなど、世界を相手に勝つことの難しさは身をもって知る。「日本人アスリートが世界で勝つというのは快挙。やれば必ずできるという、勇気をもらいました」と話した。

日本サッカー協会(JFA)は長期ビジョンとして、2050年W杯での優勝を掲げている。大目標のもと、森保ジャパンは22年W杯カタール大会での8強進出を目指す。指揮官は「今も世界の強豪と同じ目線で戦い、追いつけ追い越せとやっている」と言葉に力を込めた。歴史を変えた松山の姿を刺激に、まずは6月にW杯アジア最終予選進出を確実に決める。【岡崎悠利】

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香川真司、心震えた松山マスターズ制覇で考えさせられた選手の使命とは?

香川真司(19年5月30日撮影)

ギリシャ1部PAOKでプレーするMF香川真司(32)が13日までにオンラインで取材対応し、ゴルフでマスターズを日本人初制覇した松山英樹(29=LEXUS)から受けた刺激を語った。当日は試合を終えて帰宅し「ちょうど(プレーを)していた」とテレビで歴史的瞬間を生観戦。見届けたあとは興奮して翌日午前3時ごろまで眠れなかったといい「アジア人がとったことのない優勝。2位とは天地の差。本当にすごい」と祝福した。

異国の地で戦い、国を代表する面では香川も数多くの重圧を背負い、経験してきた。だからこそ「日本人として誇りに感じた」と、言葉に力を込めた。同時に「選手の使命はピッチで結果を残すことだとシンプルに考えさせられた瞬間だった」。自身は代表復帰、そして22年ワールドカップ(W杯)カタール大会を目指し、ギリシャの地から再起を図る。松山の勇姿を刺激に変え、ここからふたたび力を証明する。

▽書籍発売 香川真司の自叙伝「心が震えるか、否か。」(幻冬舎)が、7日から発売されている。自身のサッカー人生についてのもの。小学生時代やC大阪時代をはじめ、ブンデスリーガのドルトムントでの覚醒、プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッド時代の経験についてもつづられている。日本代表として18年W杯ロシア大会にも出場するなど長く日本サッカー界をけん引してきた男の道のりが詰まっている。

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森保監督は本田圭佑2戦チェック「チャンスメークし攻撃の起点なっていた」

本田圭佑(2019年11月24日撮影=PIKO)

日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が13日にオンラインで取材対応し、アゼルバイジャン1部ネフチでプレーするMF本田圭佑(34)について言及した。

本田は4日のスムガイト戦でデビューすると、10日のガバラ戦ではフル出場。森保監督は2試合とも映像でチェックしたといい「得点はできなかったが、ボールがよく集まっていたし、チャンスメークもして、攻撃の起点になっていた」と評価した。

7月開幕の東京五輪で、3枠のオーバーエージ(OA)で出場を目指すとしている本田。指揮官はOAに求める資質として「絶対的な戦力になること、背中で見せて言葉で伝えて成長を促すことができる選手」と話した。

現段階でOA枠はFW大迫勇也(ブレーメン)とDF吉田麻也(サンプドリア)が当確となっており、3枠目にはDF遠藤航(シュツットガルト)とMF柴崎岳(レガネス)が候補に挙がっている。

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森保監督「感激して泣きました」東京五輪へゴルフ松山快挙に勇気もらう

森保一監督(2021年3月25日撮影)

日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が13日、オンラインで取材対応した。

東京五輪の男子サッカー競技の開幕まで、明日14日で残り100日となる。森保監督は「特別なにか変わるということはなく、これまでのように最善の準備する、一瞬一瞬を大事にしながら目標に向かって進みたい」と話した。

新型コロナウイルスの脅威がいまだ収束せず、東京五輪の開催について国民からは冷ややかな反応も少なくない。指揮官は「(開催については)決定機関が決めたことに従うだけ」とし「生きるか死ぬかという大変な問題を抱えている方も、命をなくされてしまった方もいる」と、ネガティブな声への理解を示した。そのうえで開催された際には「(目標の)金メダル獲得までは6試合ある。その中で夢や希望を持ってもらい、元気や励ましのメッセージを感じてもらえるような、活動があってよかったと思われる試合をしたい」と語った。

また11日(日本時間12日)にゴルフで日本人初のマスターズ制覇を果たした松山英樹(29)についても言及。テレビのニュースで結果を知り「感激して泣きました」と明かした。競技は違えど、スポーツで世界の頂点を目指す立場は同じ。「日本人アスリートが世界の舞台で勝つというのは快挙。やれば必ずできるという、勇気をもらいました」と話した。

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中村憲剛“代表コーチ”デビュー「サッカーIQ高い人、言語化うまい」監督

笑顔でプレーに拍手をおくる、JFAロールモデルコーチの中村憲剛氏

U-17日本代表候補合宿(12日~15日、千葉)初日の12日、JFAロールモデルコーチに就任した中村憲剛氏(40)が“代表コーチ”としてデビューした。

現在C級ライセンスを保有しているという中村氏。練習ではリフティングゲームなどで積極的に選手と交流し、ミーティングにも参加した。

森山佳郎監督(53)は「日本を代表する指導者になる資質をもっている方」と、コーチとしての中村氏の可能性に言及した。初練習での様子は「どんどん声を掛け、ポゼッションも的確にコーチングしていた」と評価。「サッカーIQの高い人だからこそ、言語化するのもうまい。コーチ業を地道に積み上げて力を付けてもらえば、僕らも安心して道を譲ることができる」と、指導者としての今後の活躍に期待を寄せた。

合宿に参加したFW福田師王(17=神村学園)は、「上に行くほどファーストタッチが大事とおっしゃっている」と、中村からアドバイスを受けたことを明かした。

8日にプロ契約を結んだMF橋本陸斗(16=東京V)は「憲剛さんからは『止める、蹴る』を学んだり、日本代表での経験などいろんな話を聞きたい」と、4日間の合宿で中村氏からたくさんのことを吸収するつもりだ。

選手とリフティングゲームをする、JFAロールモデルコーチの中村憲剛氏。後ろは森山佳郎監督

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なでしこ田中美南、五輪は「18人での総力戦。最後に出た選手が試合救う」

パナマ戦から一夜明けて練習するFW田中美南

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のFW田中美南(26=レーバークーゼン)が、7-0で勝利したパナマ戦から一夜明けた12日、オンライン取材に応じた。

東京オリンピック(五輪)本番と同じ中2日の試合間隔で、パラグアイ戦、パナマ戦と2試合を戦った。田中は「相手と力の差もあり、出場時間も短かったので、2試合目もコンディションよく臨めた」と話したが、「五輪で一瞬も気の抜けない試合が続くと、筋力的に相当きつくなると思う」と、強度の異なる相手との対戦では疲労度が異なると予想。「18人での総力戦になる。最後の何分かで出た選手が試合を救うなど、先発でも途中出場でも、重要さは18人みんな変わらないと思う。いい準備を心掛けたい」と、本番に向けて自身が果たす役割のイメージを深めた。

この日はなでしこジャパンの練習前、ゴルフの松山英樹(29)が日本人で初めてマスターズを制した。田中は「部屋でニュースを見ました」と話し、「ゴルフは正直あまり分からないけど、(報道から)快挙なんだろうなと思うし、めちゃめちゃいい気分だと思う。松山さんも相当努力されたと思うので、自分たちも五輪で金メダルを取って、そういう場に行けるように頑張りたい」と刺激に変えた。

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高倉監督「青写真は少しずつ出来上がっている」メンバー選考は前進

なでしこジャパン対パナマ 前半、ゴールを決め、喜ぶMF長谷川(右)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:パナマ0-7なでしこジャパン>◇11日◇国立

高倉麻子監督(42)は8日の試合から先発5人を入れ替えた。2戦とも先発したのはDF清水、宝田、MF北村、中島、FW岩渕、菅沢の6人。北村以外はポジションも同じだった。指揮官は「6人は核になる選手か。5人を変えたのはいろんなことを試すためか」との問いに、「両方の意味。両方とも使った選手はそこのポジションで期待している」と、6人が現時点で五輪メンバー18人の構想に入っていることを示唆した。

長谷川の合流が遅れたほか、主将DF熊谷を呼べず、FW籾木はケガ明け、MF三浦は別メニュー調整だったなど、考慮する点は多々ある。それでも指揮官は「青写真は少しずつ出来上がっている」と、メンバー選考は前進したようだ。

なでしこジャパン対パナマ 後半、3点目となるゴールを決め、MF長谷川(左端)に祝福されるFW菅沢(撮影・菅敏)

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ミラノ帰り長谷川唯、日本人的思考で選手との連係もバッチリ

なでしこジャパン対パナマ 後半、同僚と話すMF長谷川(撮影・菅敏)

<国際親善試合:日本7-0パナマ>◇11日◇国立

東京五輪決勝の舞台で、女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)のMF長谷川唯(24=ACミラン)が、圧巻のプレーで攻撃をけん引した。7-0と快勝したパナマ代表(同59位)戦。得意のドリブルやスルーパスで何度もチャンスを作り、ループシュートで得点も決めた。チーム事情で合流が遅れ、8日のパラグアイ戦には出場できなかったが、目に見える違いを見せつけた。

    ◇    ◇    ◇

ミラノ帰りのファンタジスタが、なでしこジャパンの攻撃を変えた。長谷川は自在にポジションをとりながら、遊び心あるプレーで好機を生み、何より観客を魅了した。前半32分には、近距離からの絶妙なループシュートを決めた。数字の上では1ゴールだが「ドリブルからのスルーパスなど、得意なプレーが出せて良かった」と5得点に絡み、90分間で自らの価値を証明してみせた。

1試合のためにイタリアから戻ってきた。クラブ事情で帰国が遅れ、チームに合流したのは10日の前日練習からだった。それでも長くプレーしてきた選手との連携に問題はなく、長谷川は「日本人的な考え方の部分で(周りと)合うなと、海外に行ってあらためて思えた」。ハットトリックのFW菅沢も「(長谷川は)FWにボールが入ったときの距離感がよかった。ワンタッチでつないだり、タメを作ってくれて、前に関わる人数が増えた」と振り返った。

新型コロナが再流行しているミラノでは、自宅から練習場とスーパーを往復する毎日。言葉の壁にぶつかったり、日本では奨励される自主練習を制限されたりと苦労もあるが、体格の異なる相手と試合を重ねて「向こうはフィジカルコンタクトが多い。今日はそういう場面は少なかったけど、これからに生かしたい」と、世界の強豪と戦うイメージを深めている。

7月21日の五輪サッカー女子初戦まであと12日で100日。決勝戦が行われる国立でプレーした長谷川は、「こういう良いスタジアムでできるのは貴重な時間だった。決勝まで行けたらこの舞台でまた試合ができる」と、金メダルという目標を再確認した。【杉山理紗】

◆長谷川唯(はせがわ・ゆい)1997年(平9)1月29日、埼玉県戸田市生まれ。中学1年時に日テレ・メニーナに加入。14年U-17W杯コスタリカ大会優勝。13年に日テレ・ベレーザでトップチームデビュー、17年3月のアルガルベ杯でA代表デビュー。19年女子W杯フランス大会代表。今年1月にACミランへ移籍。157センチ、47キロ。

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なでしこ杉田妃和が代表初ゴールで圧勝に貢献、チーム7点目ミドルシュート

なでしこジャパン対パナマ 後半、ゴールを決めて喜ぶMF杉田(右)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:日本7-0パナマ>◇11日◇国立サッカー

「なでしこジャパン」のMF杉田妃和(ひな、24=藤枝順心高出、INAC神戸)が、代表20試合目の出場で初ゴールを挙げた。11日、東京・国立競技場で行われた国際親善試合・パナマ戦の後半14分に途中出場。その2分後、ゴール正面から左足を振り抜き、ミドルシュートを右隅に突き刺した。これがチーム7点目になり、7-0の圧勝に貢献した。

なでしこジャパン対パナマ 後半、ゴールを決めて喜ぶMF杉田(撮影・菅敏)

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なでしこ大勝も高倉監督「五輪に出るようなチームと」強豪国との対戦求める

パナマに勝利し選手をタッチで迎える高倉監督(中央)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:日本7-0パナマ>◇11日◇国立

サッカー女子「なでしこジャパン」は、8日のパラグアイ戦に続いて7-0と大勝した。

高倉麻子監督(42)は「7点取って勝ったのは前回同様よかったが、停滞する時間もあり、細かいところで判断ミスもあった。精度の低さも目立ったので、まだ上げないといけない」と、大差が付いた試合から課題を持ち帰った。

FIFAランク10位の日本に対して、パラグアイは47位、パナマは59位と、格下相手との対戦となった。指揮官は「厳しい状況の中で、合宿、マッチメークの努力はしている。試合ができたことをプラスに取りたい」と話したが、「もう少しFIFAランクが上のところと試合もしてないといけない。交渉を続けながら、五輪に出るようなチームと出来るようにやっていきたい」と、6月の国際親善試合では強豪国と対戦したい意向を明かした。

なでしこジャパン対パナマ 前半、ゴールを決め、喜ぶMF長谷川(中央)(撮影・菅敏)

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なでしこ快勝 長谷川唯、五輪で「決勝まで行けたらこの舞台でまたできる」

なでしこジャパン対パナマ 前半、ゴールを決め、喜ぶMF長谷川(右)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:日本7-0パナマ>◇11日◇国立

サッカー女子のなでしこジャパンは、FW菅沢のハットトリックなどでパナマに快勝した。

前日練習から合流したACミランMF長谷川唯(24)は、左サイドハーフで先発。前半32分に相手GKのクリアボールを拾うと、左足で絶妙なループシュートを決めた。

「GKが目の前にいたのと、ゴールに戻る選手が3人~4人見えた。コースが見えなかったというか、上しか空いていないと思った。ゴールにパスをする感覚でシュートを打った」と技ありの一発。

得点はこの1点にとどまったが、スルーパスで複数得点に絡むなど存在感を放ち、「ゴール含め、得意なプレーが出せて良かった」と手応えを得た。

試合では、FW岩渕と菅沢の2トップに近い位置でプレーすることを意識したという。「前半は(距離感が)遠い部分があったので、もっといいコンビネーションを出せた部分はあったと思う。修正するところはたくさんある」と、13日までの合宿で追求したい課題を挙げた。

国立競技場では初めての試合となった。東京五輪の女子決勝が行われるスタジアムでプレーし、長谷川は「こういういいスタジアムでできるのは貴重な時間。決勝まで行けたらこの舞台でまたできる。いろんな人が見に来てくれると思うので、いい結果、いい内容、次も見たいと思ってもらえるプレーをしたい」と話した。

なでしこジャパン対パナマ 後半、シュートを放つMF長谷川(撮影・菅敏)

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なでしこ清水梨紗が代表初ゴール「みんなが寄ってきてくれてうれしかった」

なでしこジャパン対パナマ 前半、ゴールを決め喜ぶDF清水(中央)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:日本7-0パナマ>◇11日◇国立

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のDF清水梨紗(24=日テレ)が、うれしい代表初ゴールを決めた。

得点シーンは1-0の前半16分。中央でボールを持ったFW菅沢優衣香の右側サイドを上がってパスを受けると、トラップで食いついてきたDF1人をうまくかわし、右足でライナー性のシュートを蹴りこんだ。「ちょっとポジションを中めにとっていて、(パスが)来そうだなと思って走ったら(菅沢)優衣香さんがいいボールをくれた。きめられてよかった」と振り返った。また「(ゴールが)入った後はみんなが寄ってきてくれて、素直にうれしかった」と笑顔も浮かべた。

パラグアイ戦に続く7発大勝。格下との2試合だったが「相手に合わせずに前から取りにいったり90分ハードワークすることを考えた。相手の強度が上がったら難しいこともあるかもしれないが、(自分たちの)強度を下げないことを意識していた」と語った。

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菅沢ハット!なでしこ7発快勝!長谷川も芸術的ループ&得点機演出で存在感

なでしこジャパン対パナマ 前半、この試合2点目となるゴールを決めガッツポーズを見せるFW菅沢(中央)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:パナマ0-7なでしこジャパン>◇11日◇国立

なでしこジャパン(女子日本代表)が、8日のパラグアイ戦に続き、7発で快勝した。

同戦からスタメンを5人入れ替えた一戦。FW菅沢が、ハットトリックの活躍でアピールに成功。合流が遅れたMF長谷川も、前半32分に、芸術的なループシュートを決めるだけでなく、幾度も得点機を演出し、存在感を示した。

なでしこジャパン対パナマ 前半、ドリブルするなでしこジャパンMF長谷川(撮影・菅敏)

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なでしこFW菅沢優衣香がハット「国立で意味のある得点」五輪代表アピール

なでしこジャパン対パナマ 前半、先制のゴールを決めるFW菅沢(右端)(撮影・菅敏)

<国際親善試合:日本7-0パナマ>◇11日◇国立

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のFW菅沢優衣香(30=浦和)が、代表で自身2度目のハットトリックを記録した。

14年9月18日のアジア大会ヨルダン戦以来のハットトリック。「すごく久々だし、なかなかないので、また、国立でというところも意味のある得点かなと思っている」と、東京五輪の決勝戦が行われるスタジアムでのゴールラッシュに笑顔を見せた。

前半8分にこぼれ球に反応して先制点、同42分にはMF長谷川唯のスルーパスに合わせてチーム4点目。さらに後半11分にはMF岩渕真奈の左クロスを頭で合わせた。「ヘッドでのチャンスを決められてなかった。いいクロスを決められた」と、納得の表情を浮かべた。

東京五輪に向けても猛アピールに成功。「自国でできるのはすごく、生きているなかであるかないか。五輪に出たこともないので、まずはメンバーに入れるようにアピールしながら、コンディションを上げていけたら」と、代表入りを目指して意気込んだ。

なでしこジャパン対パナマ 前半、この試合2点目となるゴールを決めガッツポーズを見せるFW菅沢(中央)(撮影・菅敏)
なでしこジャパン対パナマ 後半、3点目となるゴールを決めるFW菅沢(撮影・菅敏)
なでしこジャパン対パナマ 後半、3点目となるゴールを決め、MF長谷川(左端)に祝福されるFW菅沢(撮影・菅敏)

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長谷川唯、北村菜々美ら なでしこパナマ戦スタメン

MF長谷川(21年4月撮影)

<国際親善試合:パナマ-日本>◇11日◇国立

なでしこジャパン(女子日本代表)のパナマ戦のスタメンが発表された。

<GK>

18 山下杏也加(25=INAC神戸)

<DF>

2 清水梨紗(24=日テレ)

4 高橋はな(21=浦和)

22 宝田沙織(21=スピリット)

<MF>

7 中島依美(30=INAC神戸)

14 長谷川唯(24=ACミラン)

20 林穂之香(22=AIK)

23 北村菜々美(21=日テレ)

<FW>

8 岩渕真奈(28=アストンビラ)

9 菅沢優衣香(30=浦和)

10 籾木結花(25=レイン)

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東京五輪生き残りサバイバル 進化したミラン長谷川唯/なでしこ見どころ

パナマ戦を翌日に控え、公開練習で調整するなでしこジャパンのMF長谷川(中央)。左から2人目は高倉監督(撮影・菅敏)

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)は11日、国際親善試合でパナマ代表(同59位)と対戦する。

注目は、前日練習からチームに合流したMF長谷川唯(24=ACミラン)。8日のパラグアイ戦ではチャンスを多く作りながらも、決定機を逃す場面が多かったなでしこジャパンの攻撃に、どんな変化を加えられるのか。

今年1月に日テレからACミランへ移籍。この2カ月での進化を、日本のファンに見せる舞台でもある。長谷川は「フィジカルの強い相手、自分より体格の良い選手と試合をする機会が増えた。スピードで置いていかれることは多くないが、当たりの強さを感じている。国際親善試合でも技術だけじゃなくて、当たりの強さを生かしたい。楽しんでもらえるプレーをしたいと思っているけど、強さも見せていきたい」と、セリエAで身につけた「強さ」を見どころに挙げた。

また、パラグアイ戦で出番のなかった初招集組にも期待がかかる。GKスタンボー華(22=大宮)は、175センチとチーム最長身。昨季なでしこリーグを制覇した浦和のMF水谷有希(24)と塩越柚歩(23)も、出場機会を得てアピールしたいところだ。

東京五輪のメンバーは、男子の代表と同じ18人。メンバー発表前の国際親善試合は、パナマ戦を入れて残り3試合しかない。生き残りをかけたサバイバルという点でも、重要な一戦になる。

パナマ戦を翌日に控え、公開練習で調整するなでしこジャパンのMF長谷川。左はMF林(撮影・菅敏)

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なでしこ長谷川「久しぶりの日本人とのプレーは楽しい」自ら希望して参加

パナマ戦を翌日に控え、公開練習で調整するなでしこジャパンのMF長谷川(中央)。左から2人目は高倉監督(撮影・菅敏)

サッカー女子のなでしこジャパンは11日、東京五輪の女子決勝が行われる国立競技場で、同パナマ代表と国際親善試合を行う。

エースMF長谷川唯(24=ACミラン)はチーム事情で遅れて帰国し、10日の前日練習から合流。「久しぶりの日本人とのプレーは、しっくり来るもの、楽しいものがある」と笑顔で汗を流した。13日までわずか4日間の活動となるが「コロナ禍で特に海外組は集まるのが難しく、合わせる機会がないのは痛い部分、少しでも合わせる時間が欲しく、参加したい気持ちが強かった」と、自ら希望して参加したことを明かした。

前日練習は国立で実施した。高倉監督は「ある選手に聞いたら、今までで一番の芝のきれいさだと言っていた。チーム全員でかなり盛り上がり、ここに戻ってきたいと強く思った」と、東京五輪での金メダルへの思いを一層深めたようだ。

パナマ戦を翌日に控え、公開練習で調整するなでしこジャパンのMF長谷川。左はMF林(撮影・菅敏)
パナマ戦を翌日に控え、公開練習で選手に指示を出す高倉監督(撮影・菅敏)

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なでしこ高倉監督、五輪決勝会場でパナマ戦「ここに戻ってきたいなと」

パナマ戦を翌日に控え、公開練習で選手に指示を出す高倉監督(撮影・菅敏)

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)は11日、東京オリンピック(五輪)の女子決勝が行われる国立競技場で、同パナマ代表(FIFAランク59位)と対戦する。

男子や年代別を含めた「日本代表」が国立競技場を使用するのは初。10日の前日練習で、チームは初めて国立のピッチを踏んだ。

高倉麻子監督(52)は「五輪決勝の会場で新しくできたスタジアムなので、チーム全員でかなり盛り上がった。ここに戻ってきたいなと強く思った」と、3カ月後に迫る東京五輪での金メダル獲得へ、思いを一層強くしたようだ。

また指揮官は「ロッカーでも選手が盛り上がっていた。ある選手に聞いたら、今までで一番の芝のきれいさだと言っていた」と、環境の良さにも言及した。

パナマ戦は8日のパラグアイ戦(7-0で勝利)から中2日と、東京五輪と同じ試合間隔で迎える。高倉監督は選手起用について、「フレッシュな力も入れながら」とパラグアイ戦からのメンバー変更を示唆したが、同時に「五輪に向かってのチーム作りなので、骨格は保ちながら…と考えているが、みんなすごく調子がいいので、使ってみたい選手が増えているのは確か」と、うれしい悩みを抱えている様子だ。

その上で「90分という限られた時間の中で、見てみたい組み合わせ、途中から機能するか見たい選手、そのポジションでどれぐらい役割をこなすことができるか見たい選手など、多くある。交代も6人いるので、うまく使いながら、チーム全体の底上げをしたい」と、18人の五輪メンバーに求める“ユーティリティー性”なども含めて、絞り込みを進めたい意向を明かした。

パナマ戦を翌日に控え、公開練習で高倉監督(左から2人目)の話を聞くMF林(右から2人目)(撮影・菅敏)

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なでしこと対戦のパナマ代表監督「強豪である日本に対して全力で戦いたい」

パナマ代表を率いるキンタナ監督

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)は11日、同パナマ代表(同59位)と国立競技場で対戦する。

パナマ代表のイグナシオ・キンタナ監督(32)は、「パナマから(国内組は)14時間かけて移動した。長距離移動であろうと、パンデミック禍であろうと、日本と対戦できるチャンスを絶対に逃したくなかった」と、なでしこジャパンとの対戦に並々ならぬ意欲を持って来日したことを明かした。

パナマ女子代表はW杯や五輪への出場実績はないが、19年女子W杯フランス大会予選では、初めて大陸間プレーオフまで勝ち進んだ。一方の男子は18年ロシア大会でW杯初出場を果たしており、昨年11月には日本代表がオーストリア遠征で対戦(日本が1-0で勝利)している。

来日メンバー20人中12人が米国やスペインなどでプレーする海外組で、キンタナ監督は「ベストメンバー」と明かした。なでしこジャパンの分析も既に済ませており、「岩渕選手をはじめとした個々のプレーのチェックはしてきたし、8日のパラグアイ戦も見た。チームプレーが非常に優れている点に驚いた。強豪である日本代表に対して全力で戦いたい」と意気込みを語った。

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なでしこデビュー北村菜々美「もっと積極的に裏を狙えたかな」

日本対パラグアイ 前半、パスを出す北村(撮影・横山健太)

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は9日、7-0で勝利したパラグアイ戦(ユアスタ)から一夜明けて、パナマ戦(11日、国立)に向けて調整を行った。

パラグアイ戦に先発してなでしこジャパンデビューを果たしたMF北村菜々美(21=日テレ)は「思ったより緊張せずボールを足元に収められたのはよかったけど、映像を見返したら、もっと積極的に裏を狙えたかな」と、うれしい初戦を振り返った。

左サイドバック(SB)が本職だが、右サイドハーフ(SH)で先発した。18人と限られたメンバーで臨む東京五輪に向けて、高倉監督は選手らに複数のポジションを経験させ、可能性を見極めている。

北村は「左と右では感覚もボールの持ち方も違うので、少しやりづらかった」と正直な感想を述べたが、「五輪では、1つのポジションに固定されていたら(メンバー入りが)難しいと思う。左も右も、前(SH)も後ろ(SB)もできたほうがいい。昨日右サイドで起用してもらったのは、そういう部分ではうれしかった」と話した。

パナマ戦は、東京五輪の女子決勝が行われる国立競技場での開催となる。北村は「本番前に同じ会場でできるのはすごくいいこと。会場の雰囲気も、そのときに感じられると思う。グラウンドの感じも確かめられたら」と心待ちにした。

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なでしこ18歳木下桃香ら3選手デビュー 21歳北村先発、28歳浜田後半

後半、ドリブルする木下(撮影・横山健太)

<国際親善試合:日本7-0パラグアイ>◇8日◇ユアスタ

なでしこジャパンの1年1カ月ぶりの対外試合で、18歳のMF木下桃香(日テレ)ら3選手がデビューした。

木下は後半40分から出場。後半ロスタイムにはMF籾木のゴールをアシストした。「デビューして、東京五輪やなでしこジャパンにこれからも選ばれていきたい思いが強くなった。もう1試合(11日のパナマ戦)国立であるので、少しでも出て、みなさんの心に残るプレー、面白いプレーをしたい」と、五輪メンバー入りへの思いを強めた。

高倉監督も「彼女の戦術眼や技術の高さで、ワンプレーでゴールにつなげられるパスやシュートがある。まだまだできることはあると思う」と、さらなる伸びしろに期待を寄せた。

28歳のFW浜田遥(マイナビ仙台)は後半21分からピッチに立った。相手守備陣の裏を取る動きで前線をかき乱し、ゴールこそなかったものの、持ち味をアピールした。

MF北村菜々美(21=日テレ)は、デビュー戦で先発出場。本職はサイドバックで、五輪メンバーに求められる「複数のポジションをこなせること」を証明した。

この日出番のなかったGKスタンボー華(22=大宮)、MF塩越柚歩(23=浦和)、MF水谷有希(24=浦和)は、11日のパナマ戦でのプレーに期待がかかる。【杉山理紗】

後半シュートを放つ浜田(撮影・横山健太)
日本対パラグアイ 前半、パスを出す北村(撮影・横山健太)

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