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コンピ分析


⇒コンピ指数とは/コンピ指数の使い方

◆コンピ分析『天皇賞・秋』

ポイント(1)馬連、馬単の軸は指数1位か2位!

過去5年、指数1位か2位のどちらかが連対している。
(左から年、着順=連対した指数1、2位)

19年 1着=1位
20年 1着=1位
21年 2着=1位
22年 1着=1位
23年 1着=1位

過去10年でも・・・。
14年 2着=2位
15年 1着=1位
16年 1着=1位
17年 1着=1位
18年 1着=2位

 ⇒今年も馬連、馬単の軸は指数1、2位でいきたい。ただし1、2位のワン・ツーは95年以降で2回しかなく、直近は00年の2位テイエムオペラオー→1位メイショウドトウまで遡る。1位=2位の馬連、馬単は万が一の保険程度でいいだろう。


ポイント(2)リンクにかけろ!

過去5年、ローズSと天皇賞・秋の1~3着馬の指数順位がリンクしている。
(1段目:年 2段目:ローズSの1→2→3着馬の指数順位 3段目:天皇賞・秋の1→2→3着馬の指数順位 「」の順位がリンク)

19年
ロ 「1位」→6位→2位
天 「1位」→3位→5位

20年
ロ 「2位」→13位→14位
天 1位→4位→「2位」

21年
ロ 「3位」→9位→「1位」
天 「3位」→「1位」→2位

22年
ロ 「1位」→3位→「6位」
天 「1位」→「6位」→2位

23年
ロ 8位→「1位」→7位
天 「1位」→6位→4位

24年
ロ 2位→10位→13位
天 ?

 ⇒今年の候補は「2位」「10位」「13位」です。ちなみに11年から13年連続でリンク継続中。



ポイント(3)安心して外国人騎手を買うには?

外国人騎手が指数2位以内だったら、馬券になっている。
馬券になった指数2位以内の外国人騎手(左から年、指数と騎手名=着順)

19年 1位ルメール=1着
20年 1位ルメール=1着
21年 2位ルメール=3着
22年 1位ルメール=1着
23年 1位ルメール=1着

過去10年では指数3位以内の外国人騎手が馬券になっている。
14年 1位ルメール=3着
15年 3位以内の外国人騎手なし
16年 1位ムーア=1着
17年 3位Mデムーロ=2着
18年 2位ルメール=1着

 ⇒これをみてわかるのは、とにかくルメール騎手は“買い”ってことですね。過去10年、ルメール騎手が指数2位以内なら【5・0・2・0】と馬券圏パーフェクト。今年はどうでしょうかね。



ポイント(4)3位の指数にご注目!

95年以降、指数3位が60台以外だったら、1位か2位、または両方が連対している。
(左から年、3位の指数、着順=連対した1、2位)

97年58 1着=2位、2着=1位
01年74 2着=1位
08年70 1着=1位
18年59 1着=2位
21年73 2着=1位

 ⇒3位の指数にご注目。70台、50台だったら、1位か2位、または両方を連対候補としたいですね。



ポイント(5)秋天のコンピあるある、1個だけあります

10年以降、馬名頭末「サ行」かつ、指数6位以内の馬が馬券になりがち。
(1段目:年、該当馬の数 2段目以下:着順=該当した条件で馬券に絡んだ馬 「」内は事象、コンピ順位)

10年 3頭
2着=ペルー「サ」 5位

11年 1頭
3着=ペルー「サ」 6位

12年 該当馬なし

13年 2頭
1着=「ジ」ャスタウェイ 4位
2着=「ジ」ェンティルドンナ 1位

14年 2頭
1着=「ス」ピルバーグ 4位
2着=「ジ」ェンティルドンナ 2位

15年 2頭 馬券絡みせず

16年 3頭
1着=モーリ「ス」 1位
3着=「ス」テファノ「ス」 5位

17年 4頭
2着=「サ」トノクラウン 3位

18年 2頭
2着=「サ」ングレーザー 5位

19年 2頭 馬券絡みせず

20年 1頭
3着=クロノジェネシ「ス」 2位
21年 該当馬なし

22年 5頭
1着=イクイノック「ス」 1位
2着=パンサラッ「サ」 6位

23年 5頭
1着=イクイノック「ス」 1位
2着=「ジ」ャスティンパレ「ス」 6位
3着=プログノーシ「ス」 4位

 ⇒1個だけあった天皇賞・秋のコンピあるある。昨年は1~3着すべて馬券絡み。今年も馬名頭末が「サ行」で、指数6位以内の馬がいたら狙ってみたい。



◆コンピ分析『スワンS』

ポイント(1)2つのゾーンをチェックしたい

指数2~4位、9~11位のゾーンから馬券になる馬が出現している。
(左から年、着順=馬券になった指数2~4位、9~11位)

19年 2着=2位、3着=4位
20年 2着=3位、3着=2位
21年 3着=3位
22年 1着=4位、2着=11位、3着=9位
23年 1着=10位、2着=3位

過去10年でも・・・。
14年 2着=3位、3着=2位
15年 3着=4位
16年 1着=3位、2着=9位
17年 2着=10位、3着=2位
18年 1着=2位

 ⇒昨年は9~11位のゾーンから10位ウイングレイテストが1着に! 今年も指数2~4位、9~11位をうまく馬券に取り入れたい。


ポイント(2)指数60台が馬券になる法則

指数60台が2頭以上いれば、そのなかから馬券になる馬が出現している。
(左から年、指数60台の頭数、着順=馬券になった60台)

19、20年1頭
21年3頭 3着=61
22年5頭 1着=62
23年1頭

過去10年でも・・・。
14年2頭 2着=61
15年3頭 3着=60
16、17年1頭
18年2頭 1着=64

 ⇒60台が2頭以上いれば使える法則。ちなみに11年以降で馬券になっています。


ポイント(3)指数2位が馬券圏外だった翌年のオカルト

95年以降、指数2位が馬券圏外だった翌年は、指数55以下の馬が馬券になりがち。
指数2位が馬券圏外だった翌年(左から年、馬券になった55以下の指数=着順)

96年 55=3着
97年 50=3着
98年 55=1着、50=2着、46=3着
99年 51=3着
01年 55=3着
03年 50=3着、43=1着
04年 44=1着
06年 50=1着、49=2着
08年 52=3着
09年 52=1着、41=2着
11年 41=3着
13年 53=2着、51=1着、49=3着
14年 55以下が馬券にならず
16年 53=3着、51=2着
17年 48=2着
22年 51=3着、49=2着
23年 53=3着、50=1着
24年 ?

 ⇒過去17回中、16回は指数55以下が馬券になっているというこのオカルト。昨年は指数2位のアヴェラーレが7着と馬券圏外だったので、オカルトを信じれば、今年も指数55以下の馬が馬券になるはずです。


ポイント(4)京都のスワンSはイチかバチか!

14年以降、京都のスワンSは1枠か8枠の馬、または両方が馬券絡みしている。
(左から年、着順=1、8枠で馬券になった馬、コンピ順位と指数)

14年 2着=8枠サンライズメジャー 3位61
15年 2着=8枠フィエロ 1位83
16年 2着=1枠サトノルパン 9位51
17年 3着=1枠レッツゴードンキ 2位72
18年 2着=8枠モズアスコット 1位90
19年 1着=8枠ダイアトニック 1位76
20年 2着=8枠ステルヴィオ 3位61、3着=1枠アドマイヤマーズ 2位71
23年 3着=8枠ロータスランド 7位53

 ⇒3年ぶりに京都で開催された昨年は8枠のロータスランドが3着に。今年も1、8枠の馬には注意したい。


ポイント(5)4位60台、5位50台なら連対馬は・・・

95年以降、4位60台、5位50台なら、1~4位から連対馬が出現している。
(左から年、4位、5位の指数、着順=連対した1~4位)

95年62、56 1着=1位
02年61、57 1着=4位
03年61、58 2着=4位
05年60、58 2着=1位
07年60、59 1着=3位
10年60、56 1着=1位
11年60、58 1着=1位、2着=2位
12年61、54 1着=3位
14年60、57 1着=1位、2着=3位
15年60、58 2着=1位
21年60、59 1着=1位

 ⇒4位と5位の指数にご注目。4位60台、5位50台だったら、1~4位から連対馬が出現。馬連、馬単を買う方はここから軸馬を選びたい。



【コンピ分析・細井厚志】