今年のJRA最後のG1となった28日のホープフルSを鼻差で制したドゥラエレーデ(牡、池添学)は、29日の午前1時前に中山競馬場から栗東トレセンへ帰厩した。一夜明けた同日朝は激闘の疲れこそ残すものの、馬房で普段と変わらない様子を見せていた。
小島厩務員は「カイバもきれいに食べて元気そうでした。でも顔を見たら、ぼーっとしているので、疲れてはいるなと」と話した。
ビッグタイトルをつかんだ瞬間を、同厩務員はバスの中で見守った。「負けたかなと思ったけど、帰ってきたら先生たちが『おめでとう』と言ってくれたので。あの瞬間だけ(鼻が前へ)出ていたのでよかったですね」と頬を緩ませた。