<共同通信杯>◇11日=東京◇G3◇芝1800メートル◇3歳◇出走10頭

見事な主役交代劇だ。戸崎圭太騎手(43)騎乗の4番人気ジャスティンミラノ(牡、友道)が無敗の2歳王者を下した。2番手からジャンタルマンタルを封じ込めて、新馬戦に続く連勝。勝ち時計は1分48秒0。

今後は皐月賞(G1、芝2000メートル、4月14日=中山)に直行する。14年連続のJRA重賞制覇となった友道厩舎から、今年もクラシック候補が出た。

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どこまで行っても差が詰まらなかった。ジャスティンミラノにジャンタルマンタルが追いすがる。まだ、新馬を勝ったばかりの1勝馬。2番手から上がり勝負で脚を使い続けた。流れが向いたとは言わせない、上がり3ハロン32秒6。戸崎騎手は「乗りやすくて、強い勝ち方ができたと思います。追ってからも味のある馬でした」と絶賛した。

かつて触れた、過去の名馬の感触がよみがえる。2歳王者に1馬身半差の完勝だ。友道師は「調教を見ていてもこの時期のマカヒキ、ワグネリアン、ドウデュースと遜色はない」と、自身が管理した過去のダービー馬を重ねた。この日はゲートで出負け気味。位置を上げる際に流れも緩くて掛かり気味になったが、すぐさま落ち着いた。4日のゆりかもめ賞と共同通信杯をてんびんにかけた今回の参戦。G1馬がいようとも、素質で経験を凌駕(りょうが)した。

世代の頂点へ視界が開けた。次戦は皐月賞。友道師は「調教の動きからして良くなっていたので楽しみにしていたけど、メンバーも強くて心配半分でもあった。こちらが思っているよりも強かった。距離も問題ないし、広いコースもいいと思う」と、“その先”までもを見つめていた。【松田直樹】

◆ジャスティンミラノ ▽父 キズナ▽母 マーゴットディド(エクシードアンドエクセル)▽牡3▽馬主 三木正浩▽調教師 友道康夫(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 2戦2勝▽総獲得賞金 4855万7000円▽馬名の由来 冠名+イタリアの地名。

◆共同通信杯のキズナ産駒成績 今年出走したジャスティンミラノとフォスターボンドの2頭が初出走で、ジャスティンミラノが初勝利。JRA重賞は10日のクイーンC(クイーンズウォーク)に続き2日連続制覇。通算24勝目。

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