<ダービー>◇28日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

オーストラリア出身の名手ダミアン・レーン騎手(29)が、タスティエーラ(牡、堀)で勝ち、4度目のダービー騎乗で初制覇を果たした。無敗の皐月賞馬ソールオリエンスを首差しのぎ、勝ちタイムは2分25秒2。

<ダービーアラカルト>

☆助っ人V 短期免許での制覇は03年M・デムーロ騎手(ネオユニヴァース)以来20年ぶり2人目。レーン騎手は4度目の騎乗での勝利で、これまでは同じ堀厩舎の20年サリオスの2着が最高だった。JRA・G1は22年セリフォス(マイルCS)以来で5勝目。重賞は22年ステイヤーズS(シルヴァーソニック)以来で13勝目。

☆父の雪辱 サトノクラウン産駒はG1初制覇。ダービー初出走で初制覇。重賞は弥生賞ディープインパクト記念以来で2勝目。自身は15年のダービーで僚馬ドゥラメンテの3着に敗れていた。新種牡馬産駒の勝利は09年ロジユニヴァース(父ネオユニヴァース)以来14年ぶりで、グレード制導入の84年以降8頭目。

☆馬主 キャロットファームは17年レイデオロ以来6年ぶり2勝目。JRA・G1は22年ジャパンC(ヴェラアズール)以来で32勝目。重賞は青葉賞(スキルヴィング)以来で今年4勝目、通算133勝目。

☆東京デビュー 17年レイデオロ以来17頭目で、京都デビューに並び最多。

☆関東馬 17年レイデオロ以来で通算成績は関東馬46勝、関西馬44勝。

☆単勝4番人気 21年シャフリヤール以来、通算6勝目。

☆売得金 ダービーの売得金は283億8674万5400円で前年比97・4%と減少した。東京競馬場の28日の入場人員は7万1868人(前年比115・2%)で、同日の売得金は444億4679万1000円(同102・9%)だった。

☆名門厩舎 堀厩舎は15年ドゥラメンテ以来8年ぶりのダービー2勝目。JRA・G1は22年フェブラリーS(カフェファラオ)以来15勝目。重賞は弥生賞ディープインパクト記念以来で68勝目。

☆関東馬のダービー1~3着 90年の1着アイネスフウジン、2着メジロライアン、3着ホワイトストーン以来33年ぶり23例目。

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