<ダービー>◇29日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

武豊騎手が騎乗した3番人気ドウデュース(牡、友道)が第89代ダービー馬の称号を手にした。

(株)キーファーズは念願のダービー初制覇となった。松島正昭代表の所有馬は今年の3歳馬が馬主となって6世代目。武豊騎手に心酔し、これまで可能な限り手綱を任せてきた。ドウデュースが世代の頂に立ち、その視線はすでにトリコロールがはためくフランスに向いている。松島オーナーは「すごいドラマ。大ファンですから。信じていました。4コーナーの真ん中くらいで勝ったと思いました。(凱旋門賞に)行きます! やっとスタートラインに立てました。絶対に行きます」と秋の凱旋門賞参戦を明言した。

ノーザンファーム生産馬は昨年のシャフリヤールに続く、通算11度目のダービー優勝となった。吉田勝己代表は「毎回そうだけど、びっくりしちゃいますね。今年はレースが終わるまでどの馬が勝つか分からないな、と思って見ていました。すごい。そのひと言ですよ。若い頃からバランスのいい、ハーツクライ産駒らしい胸の深い馬でした。素晴らしいです」と話した。母ダストアンドダイヤモンズは16年米キーンランドのノーベンバーセールで同代表が100万ドルで落札した馬。世界中に網を張り続ける投資が今回も実を結んだ。同馬は現在、シルバーステートの子を受胎中。

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