<追い斬り激論:NHKマイルC>

3歳最強マイラーを決めるNHKマイルC(G1、芝1600メートル、8日=東京)の追い切りが4日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」では、ベテラン岡本光男記者が前哨戦のアーリントンCを快勝したダノンスコーピオン(牡、安田隆)をプッシュ。対する大阪本紙・太田尚樹記者は休み明け初戦のセリフォス(牡、中内田)を推奨した。対照的なローテで参戦する2頭の争いはいかに-。

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岡本 NHKマイルCは毎年、難しい。

太田 そうですね。1番人気馬は5連敗中で、その間、2桁人気馬が2頭も連対。荒れるG1ですね。

岡本 でも、今年のダノンスコーピオンは人気するだろうけど、馬券に絡むと思う。前走のアーリントンCがかなり強かった。直線に向いた時は前が詰まっていて厳しいかなと思ったけど、ラスト1ハロンの手前で外に出されてからの伸びが強烈。ゴール寸前でタイセイディバインを差し切った。

太田 確かに強かったです。ただ、2走前の共同通信杯(7着)で、まったくいいところがなかったのは気になります。同じ東京コースなので。

岡本 安田隆師は「あの時は状態が良くなかった。度外視してもらっていい」と言っている。確かに、あの時は併走で簡単に遅れたり、全然良くなかった。コースうんぬんより状態面が敗因みたいやね。

太田 この中間はどうですか。

岡本 中2週だからびっしりとは追われていないけど、動きはいいね。最終追いは馬なりで坂路4ハロン54秒2-12秒5。馬場が重いなか、見るからに動きは素軽かった。安田隆師は「アーリントンCの時よりさらに良くなっている」と満足していた。そもそも坂路ですごく速いラップを出しながら、まっすぐ上がってくる馬で、このようなタイプは能力が高い。

太田 僕はセリフォスが良く見えました。微調整程度でCウッド5ハロン69秒4-11秒5。躍動感のある走りで、追えばまだまだ伸びそうでした。先週水曜(4月27日)には同6ハロン81秒7で、ラスト10秒8は同日の最速タイ。初めてまたがった福永騎手も「とてもいい馬でレベルが高い。動きの質も良かった。ダイワメジャー(産駒)らしからぬ軽さがあった」と好感触でした。

岡本 確かに中内田厩舎は休み明けにも強いけど、前走から中139日で年明け初戦というのはどうなんやろか。今までは14年ミッキーアイルの中70日が最長間隔勝利。それの倍やからね。

太田 問題ないでしょう。中内田師は「少し疲れが出て、しんどいところを見せていたので、じっくり時間をとった」と理由を説明した上で「体を良く見せている」と評価していました。肩から胸前の筋肉の張りがすばらしく、仕上がりに不安は感じません。今はぶっつけ本番がトレンドになりつつありますし、調教師の間でも「今は昔に比べて時計も速く、1レースごとのダメージが大きいからフレッシュな方がいい」と聞きます。

岡本 話しているうちに「2強対決かな」と思えてきた。

太田 今年は(穴党の)奥田やマイクの出番はなさそうですね(笑い)。

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