牝馬クラシック第1弾・桜花賞(G1、芝1600メートル)がきょう10日、阪神競馬場で発走する。

1週間の栗東滞在で関東馬クロスマジェスティがたくましさを増した。最低気温5度と冷え込んだ土曜は、夜明け前の角馬場で周回を重ねた。先週日曜に美浦から移動してきたが“わが家”のような落ち着き。ふっくらした馬体が好調を物語り、胸前の筋肉の盛り上がりが目を引く。横山助手は「肉づきのいい馬。体つきはいい意味で変わりない。美浦にいる時とほとんど同じ。カリカリすることなくカイバも食べている。(栗東滞在が)いい方向に出た」と目を細める。

ひとりぼっちでも動じなかった。がらんとした出張馬房に入厩馬は自身1頭のみ。初日こそ鳴いてさみしがるそぶりも見せたが、すぐに慣れたという。「3歳牝馬なのに肝が据わっている。こっちでいい体験ができた。状態はいいので、この馬の競馬ができれば」。こうなれば当日輸送で滞在のメリットを生かせる。準備は万事整った。

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】