今週日曜は阪神競馬場で3歳牝馬によるクラシック第1弾・桜花賞(G1、芝1600メートル、10日)が行われる。

桜花賞で好配をもたらすのは短距離馬だ。17年に8番人気で勝利したレーヌミノルは1200メートルの小倉2歳Sを勝ち、1400メートルのフィリーズレビュー2着から桜に参戦。16年に6番人気3着のアットザシーサイドも前走がフィリーズR2着だった。近年の馬場の高速化から、桜花賞では今まで以上にスピードが要求される。穴なら短距離志向の馬が面白い。

今年はナムラクレア(長谷川)に注目だ。昨夏の小倉2歳Sでは2着に2馬身差をつける完勝。勝ち時計1分7秒9も優秀だった。長谷川師が「脚力、速力は素晴らしいですね。スプリント戦に対応するだけのものがある」と言うように、スピード能力は世代トップクラスだ。

前走フィリーズRでも2着に好走し、桜と同舞台だった2走前の阪神JFでは、新馬戦3着以来のマイル戦ながら勝ち馬から0秒5差の5着。G1メンバーが相手でもやれることを示している。

体調面も万全だ。Cウッドでの1週前追いでは6ハロン80秒1-11秒2の好時計。ヴァトレニ(古馬3勝クラス)を一気に突き放して3馬身先着した。師は「非常に動きが良かったし順調。今までで一番の状態じゃないですかね」と仕上がりに自信をのぞかせる。

もし波乱の桜なら、ナムラクレアが激走しているに違いない。

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