桜花賞トライアル・フィリーズレビュー(G2、芝1400メートル、13日=阪神、1~3着馬に優先出走権)で、佐々木晶三師(66)が自ら管理したキズナ産駒のアネゴハダで重賞50勝目を狙う。
今週は中山牝馬Sにも同産駒シャムロックヒル(牝5)がスタンバイ。「特別すぎるくらい特別な馬」と語る13年ダービー馬キズナの産駒での重賞挑戦に「うれしいよね。自分の厩舎で管理した馬が種馬になって、その子どもで重賞に出せるというのは。調教師冥利(みょうり)に尽きるよな」と感謝する。
小倉2歳S3着の実績もあるアネゴハダは、前走の1勝クラスで芝初勝利。「キズナと似て、一瞬の切れはすごいと思うよ。父譲りの根性もある。オンとオフの切り替えができるのも似てるね」とイメージを重ねる。同馬はJRA通算600勝も師にプレゼントしており「縁はあるから、勝ってくれたら記録にも記憶にも残る馬になるね」と期待を込めて送り出す。【奥田隼人】