アサマノイタズラでG1初挑戦初制覇を狙う嶋田純次騎手(28=手塚)には、果たしたい約束がある。4年前、当時49歳だった父・康一さんががんで亡くなった。「G1勝つわ」。最期に鞍上は父に言った。「父と約束したので、頑張らないといけないですね。母も兄もG1に乗れることを喜んでくれています。ずっと乗っていた馬で初めてのG1へいける。本当にうれしいし感謝しかないです。結果を残したい」と力を込めた。
JRA・G1初騎乗初勝利なら、グレード制導入後の84年以降では3人目の快挙となる。デビュー11年目で訪れたチャンスをものにし、勝利を届ける。