<京成杯:追い切り>

クラシック候補が集結する京成杯(G3、芝2000メートル、17日=中山)の追い切りが13日、東西トレセンで行われた。美浦ではグラティアス(牡3、加藤征)がウッドコースで抜群の動きを見せた。無敗でG1を制したレシステンシアの半弟が重賞タイトルをつかみ、クラシック路線へ名乗りを上げる。

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連勝で重賞制覇へ。グラティアスが美浦ウッドで上々の動きを披露した。ロレンツォ(新馬)を2馬身追走。抜群の行きっぷりで並びかけ、直線では馬なりのままきっちり半馬身先着した。加藤征師が「先週しっかりやって息も出来ていたので、今週はあまりいじらずに。前走と同じかそれ以上の状態ですね。何も言うことがない」と言うように、文句なしの仕上がりだ。

半姉レシステンシアは、新馬戦→ファンタジーS→阪神JFとデビュー3連勝でG1の大舞台を制し、桜花賞2着。グラティアスも姉に匹敵する素質を秘める。デビュー戦は逃げて上がり最速タイ。最後は2着馬を突き放して、単勝1・9倍の断然人気に応えた。加藤征師は「前走は好スタートから、馬がその気になっていたので出たなりの競馬。手応えはよく見えなかったけど、物見ばかりしていたとジョッキーが言っていた」と話す。新馬戦は強さを見せつける完勝でも、成長の余地を十分に残しての勝利だった。当然重賞のここでも期待は高まる。

勝ってクラシック戦線に名乗りを上げる。「精神状態が高ぶることもなく、素直で従順。自分を見失わないところが強み。2戦目でしっかりと結果を出して、クラシック戦線へ行きたい」。厩舎初のクラシック制覇へ。先週のフェアリーSをファインルージュで制したルメール騎手を配し、夢が広がる一戦になりそうだ。【三嶋毬里衣】

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