クラシック戦線に集まれモーリスの森!? 日曜中山メインの3歳重賞、京成杯(G3、芝2000メートル、17日)にはタイソウ(牡、西園)テンバガー(牡、藤岡)と2頭のモーリス産駒が出走する。10日の日刊スポーツ賞シンザン記念でワンツーを決め、重賞を初制覇した新種牡馬の勢いに乗れるか。1戦1勝タイソウはまだ底を見せていない厩舎の期待馬だ。

タイソウがデビュー2戦目で重賞初制覇に挑む。先週のシンザン記念では同じモーリス産駒のピクシーナイトが勝利。2着ルークズネストとワンツーを決めた。タイソウの西園師も「強かったもんね。その勢いに乗っていきたい」と笑顔だった。

マイル以下の距離で活躍する印象のモーリス産駒にあって、タイソウは「デビュー前から2000メートルで、と思っていた。性格もおだやかだから」とタイプは異なるよう。距離適性はともかく、ポテンシャルの高さはピクシーナイトと同様に重賞を狙えるレベルにある。

昨年12月阪神での新馬戦(芝2000メートル)が圧倒的だった。道中2番手を追走し、直線では楽に抜け出し3馬身差の快勝。師も「2着馬(マイプレシャス)も先週勝ち上がったし、レベルの高い一戦だったと思う。それを肩ムチ一発で勝ったからね。強い競馬だった」と高評価していた。

父モーリスだけでなく、厩舎の先輩G1馬をもイメージさせる器だ。師は「サダムパテックに性格も脚の長い体つきも似ている。パテック以来のトキメキを感じている。何の不安もないし、早くレースを見たい」と実戦を待ち望む。12年マイルCSを制したサダムパテックは3歳時にクラシック3冠に皆勤したほど早くから能力を発揮した。“後継馬”は「輸送も問題ないと思うし、1回使ったことでグッと気合も入った。いい意味で戦闘態勢に入っている」と申し分ない状態で東上する。

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