<小倉1R>◇16日=小倉◇2歳未勝利◇芝1200メートル◇出走16頭

開幕週の小倉で日本レコードが飛び出した。7番人気のアイルランド産馬フリード(牝、西園、父ノーネイネヴァー)が1分7秒5で逃げ切り、2戦目で勝ち上がりを決めた。主張してハナを切り、前半3ハロンを32秒9で飛ばすと、後半も34秒6でまとめて2馬身差をつけた。

19年ぶりのレコード更新だ。従来の2歳JRAレコードは01年のG3フェアリーS(現在は1600メートル)でサーガノヴェルが記録した1分7秒8。コースレコードも同タイムで、13年7月にホウライアキコが新馬戦でマークしていた。それらを0秒3も上回る驚異的な数字だ。

川田騎手は「返し馬からこういう競馬ができそうな雰囲気でしたし、そういう組み立てをしました。それで最後までしっかり走ってくれました。まだ幼いので、これから良くなりそうです」と、さらなる伸びしろを見込んだ。次走は未定。西園師は「自信満々だった。期待通り。レコードを0秒3も更新したし、フェニックス賞(前日に行われて勝ち時計1分7秒9)よりも速いからね」と満面の笑みだった。

アイルランドで生まれ、昨年9月の米キーンランドセプテンバーセールでは45万ドル(約4950万円)で落札された。オーナーは岡田繁幸氏。父ノーネイネヴァーは13年にフランスの芝1200メートルのG1モルニ賞を制している。

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