今年3月に開業した宮田厩舎が、5日日曜福島の芝1800メートル2歳新馬戦にエピファネイア産駒スペシャルドラマ(牡)を送り出す。

先週6月27日の東京芝1800メートルを除外された。宮田敬介師(39)は「東京の広いコースを使いたかったけど、結果的に馬場が悪かった。跳びが大きいので馬場がきれいな方がいい。1週間テンションも上がらずに過ごせた。除外の影響はないですね」とプラスに捉えた。1日の美浦ウッドでの追い切りはレースでも手綱を取る石橋騎手を背に、併走馬を2馬身追走して馬なりのまま併入した。時計は5ハロン66秒4-12秒9。不良馬場の中で、しっかりとした脚さばきで駆け抜けた。同レースにはドゥラメンテ産駒の評判馬スワーヴエルメ(牡、堀)、高いポテンシャルを秘めるディープインパクト産駒タウゼントシェーン(牝、矢作)などが出走。注目の一戦になる。

先週6月28日に函館でディープエコロジー(牝、父クリーンエコロジー)がデビュー戦を飾り、厩舎に初めての新馬勝ちをもたらした。来週の12日福島の芝2000メートルには、キズナ産駒のグランスエーニョ(牡)が出走を予定している。2日には戸崎騎手を鞍上に1週前追い切りを行った。師は「手足がすごく長く、2000メートルぐらいが合っている。(戸崎)ジョッキーの話では躍動感があっていい、とのこと」と話した。

在厩している他の2歳馬には父ディープインパクト、母ナイトマジックの良血グレートマジシャン(牡)がいる。6月11日に入厩後はゲートの駐立で立ち上がるなどしたため、ゲート内で縛って納得させた。今後はゲート試験合格後、1度放牧に出す方針だ。

若きトレーナーは開業から4カ月で7勝と、順調に勝利を積み重ねている。現2歳は20頭近く管理する予定。またグレートマジシャンの馬主サンデーレーシングが募集した1歳馬は、師のもとへ4頭が入厩する予定で、いずれも満口となった。来年もPOGファンとしては注目の厩舎だ。【極ウマPOG取材班】

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】