<京都記念>◇11日=京都◇G2◇芝2200メートル◇4歳上◇出走12頭

あとはG1だけ! ただ1頭だけ最重量58キロを背負ったプラダリア(牡5、池添)が、貫禄VでG2・3勝目を挙げた。中団前方から押し切る堂々の勝利。

次戦を3月31日阪神の大阪杯(G1、芝2000メートル)に定め、5度目のG1挑戦で念願の頂点を目指す。池添謙一騎手(44)と池添学調教師(43)は4度目の兄弟JRA重賞制覇となった。

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馬上から振り下ろした兄の右手が、弟の右手に受け止められた。歓喜のハイタッチだ。池添ブラザーズに導かれたプラダリアが、土の舞う荒れた芝で躍動した。

中団前方から外を回り、内から追う4歳馬ベラジオオペラとの一騎打ち。迫られても抜かせない。相手より1キロ重い58キロを背負ってもうひと伸び。4分の3馬身差でねじ伏せた。池添騎手は「3、4角でいつでも動けるポジションをとれた。最後もしぶとく脚を使ってくれた」とねぎらった。

14着大敗から1カ月半で一変を果たした。有馬記念では渾身(こんしん)の仕上げが結果として裏目に出た。池添師は「攻めすぎてカリカリしていた。今回は減った体をしっかり戻してパドックでもリラックスしていた」と勝因を挙げた。

兄弟の目はそろって頂点を見据える。G2・3勝目となったが、G1は過去4度の挑戦でダービーの5着が最高だ。謙一騎手は「G1の壁にはね返されてきたけど、この感じならもう1回臨んでいけると思う」と視線を上げた。

次戦は大阪杯。学師も「まだ兄貴が乗れるか分からないけど、兄弟でG1制覇のチャンスがきたと思う」と声を弾ませた。桜咲く仁川で今度こそ、人馬とも念願の大輪を咲かせる。【太田尚樹】

◆プラダリア ▽父 ディープインパクト▽母 シャッセロール(クロフネ)▽牡5▽馬主 名古屋友豊(株)▽調教師 池添学(栗東)▽生産者 オリエント牧場(北海道新冠町)▽戦績 15戦4勝▽総獲得賞金 2億5802万6000円▽主な勝ち鞍 22年青葉賞、23年京都大賞典(以上G2)▽馬名の由来 草原(ポルトガル語)

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