ジャパンC(G1、芝2400メートル、27日=東京)の外国馬共同会見が24日、行われた。バイエルン大賞覇者テュネス(牡3、P・シールゲン)とコンビを組むバウルジャン・ムルザバエフ(30)の一問一答は以下の通り。
-今朝はテュネスに騎乗してダートコースで運動を行った。感触は
ムルザバエフ騎手 みなさん、こんにちは。本日はこのような場にお招きいただき、本当にありがとうございます。日本に来ることができてうれしく思います。今朝のテュネスの調子はすべて良好です。馬は気分が良さそうですし、体調面のコンディションもとても良く、満足しています。
-騎手自身、今回のジャパンCが初来日。日本の競馬の印象は
ムルザバエフ ジャパンCは世界でも有数の大レースだと思っています。実際に日本へ来ることができたのは初めてです。日本の競馬は素晴らしい環境であると思っています。
-テュネスで挑むジャパンCの手応えは
ムルザバエフ もちろん、参加するレースはすべて勝ちたいと思っています。テュネスは非常に素質のいい馬だと思っています。これまでもいい結果が出ているし、強いパフォーマンスだった。日本の馬も強いけど、私の馬も勝算はあると思っています。テュネスに初めて乗ったのは2歳の時でしたが、その時からいい馬だなという感触がありました。
◆バウルジャン・ムルザバエフ 1992年9月17日、カザフスタン・アルマトイ生まれ。家族が競走馬を所有していたことから競馬に興味を持ち、07年にカザフスタンで見習い騎手免許を取得。その後、チェコに拠点を移すと、3年連続でリーディングジョッキーに輝き、16年にドイツへ移籍。アンドレアス・ヴェーラー厩舎の専属騎手となった18年にリーディング6位に躍進し、19年から3年連続リーディングでドイツを代表する騎手に成長した。21年からはシールゲン厩舎の主戦騎手。今年は7月の独ダービーをサンマルコで制し、待望のG1初勝利を挙げたほか、テュネスのバイエルン大賞など、11月15日現在、ドイツで重賞7勝を含む439戦96勝。リーディング首位を独走しており、4シーズン連続のリーディングを目前にしている。今回が日本初騎乗。