<小倉記念>◇14日=小倉◇G3◇芝2000メートル◇3歳上◇出走15頭

2番人気マリアエレーナ(牝4、吉田)が重賞初制覇を果たした。好位のインでレースを運び、4角から豪快に加速。直線に入っても勢いは衰えることなく、5馬身差の圧勝を飾った。

鞍上・松山弘平騎手(32)は小倉記念連覇となった。

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最終コーナー、馬群の中から芦毛の牝馬が抜け出した。1馬身、2馬身・・・。みるみると後続を突き放して5馬身差。マリアエレーナは激しい2着争いを尻目に、悠々と勝利をつかんだ。

鞍上の松山騎手は昨年のモズナガレボシに続く連覇。巧みなエスコートが光った。好スタートを切ると、ロスなくスムーズに、内ラチ沿いにポジションを取った。「(馬場の)最内がきれいだなと思っていたので、そこを取りたかった。いい形でいいポジションを取れて、自分のイメージ通りの競馬ができました」。理想的なレース運びだった。

3走前の愛知杯、前走のマーメイドSと牝馬限定の重賞で連続2着。今回は重賞勝ちのある牡馬も相手だったが、難なく蹴散らした。最たる成長は精神面。松山騎手は「スタートがどんどん速くなっていて、レースが上手になっている」と進境を実感。福島助手も「精神面がしっかりしてきた。競馬が上手に、スムーズにできるようになってきましたね。思い通りの競馬です」と評価した。

小倉競馬場は昼すぎにひと雨あり、より一層蒸し暑さが際立っていたが、それを忘れさせるほどの快勝。鞍上は「本当に強かったです。暑さが吹き飛ぶくらいの競馬でした。これからが楽しみです」と涼しげに、今後を見据えた。待望の初タイトルで大きくステップアップ。非凡なレースセンスを身につけたマリアエレーナが、実りの秋を熱くする。【下村琴葉】

◆マリアエレーナ ▽父 クロフネ▽母 テンダリーヴォイス(ディープインパクト)▽牝4▽馬主 金子真人ホールディングス(株)▽調教師 吉田直弘(栗東)▽生産者 日高大洋牧場(北海道日高町)▽戦績 15戦5勝▽総収得賞金 1億4413万1000円▽馬名の由来 メキシコのワルツ調の曲名

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